JPH0816007A - 加熱装置および画像形成装置 - Google Patents

加熱装置および画像形成装置

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JPH0816007A
JPH0816007A JP16877494A JP16877494A JPH0816007A JP H0816007 A JPH0816007 A JP H0816007A JP 16877494 A JP16877494 A JP 16877494A JP 16877494 A JP16877494 A JP 16877494A JP H0816007 A JPH0816007 A JP H0816007A
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film
conductive member
heating
heating device
image
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Application number
JP16877494A
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English (en)
Inventor
Kenichi Ogawa
賢一 小川
Yasumasa Otsuka
康正 大塚
Yoji Tomoyuki
洋二 友行
Manabu Takano
学 高野
Daizo Fukuzawa
大三 福沢
Tokuyoshi Abe
篤義 阿部
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁誘導加熱方式の加熱装置について、導電
部材に吸収されずに導電部材を貫通したり、磁場発生手
段の励磁コイル端部から長手方向に導電部材に作用せず
にもれた磁束により、装置本体外側や導電部材内側の金
属部材・部品が温められることを防止すること。 【構成】 固定もしくは移動する導電部材4に磁場発生
手段2・3の磁場を作用させて該導電部材に発生する渦
電流による該導電性部材の発熱により被加熱材を加熱す
る電磁誘導加熱方式の加熱装置であり、前記磁場発生手
段2・3の励磁コイル3から生成され、導電部材へ到達
しないないしは導電部材を貫通してしまうもれ磁束を遮
蔽する磁束遮蔽部材8・9を設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁(磁気)誘導加熱
方式の加熱装置、および該加熱装置を像加熱装置として
備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 .従来、例えば画像の加熱定着等のための被記録材の
加熱装置、即ち、複写機・レーザービームプリンター・
ファクシミリ・マイクロフィルムリーダプリンター・画
像表示(ディスプレイ)装置・記録機等の画像形成装置
において、電子写真・静電記録・磁気記録等の適宜の画
像形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等より成る
トナーを用いて被記録材(エレクトロファックスシート
・静電記録シート・転写材シート・印刷紙など)の面に
直接方式もしくは間接(転写)方式で形成した目的の画
像情報に対応した顕画像(未定着のトナー画像)を該画
像を担持している被記録材面に永久固着画像として加熱
定着処理する画像加熱定着装置(像加熱装置)として
は、熱ローラー方式が広く使われてきた。
【0003】この方式は、内部にヒーターを備えた金属
性の定着ローラーと、それに圧接する弾性を持つ加圧ロ
ーラーを基本構成として、この一対のローラーによりで
きる定着ニップ部に被記録材を導入通過させることによ
り、トナー像を加熱・加圧定着させるものである。
【0004】しかし、このような熱ローラー方式では、
定着ローラーの熱容量が大きいため、定着ローラー表面
を定着温度まで上げるのには非常に多くの時間を要して
いた。またこのため、画像出力動作を速やかに実行する
ためには、機械を使用していないときにもローラー表面
をある程度の温度に温調していなければならないという
問題があった。
【0005】即ち、ウォーミングアップに時間がかか
り、又ファーストプリントを速くするためにスタンバイ
状態を設けて常時定着ローラーを加熱状態に置いておく
ことが必要であった。
【0006】.また、フラッシュ加熱方式、オーブン
加熱方式、熱板加熱方式など種々の方式・構成のものが
知られており、実用されている。米国特許第35787
97号明細書に記載されているようにベルト加熱方式も
知られている。
【0007】.最近では、フィルム加熱方式の加熱装
置、即ち固定支持された加熱体(サーマルヒーター)
と、該ヒーターに対向圧接しつつ搬送される耐熱性フィ
ルムと、該フィルムを介して被加熱材をヒーターに密着
させる加圧部材を有し、ヒーターの熱をフィルムを介し
て被加熱材へ付与する構成の装置が利用されるようにな
った。
【0008】本出願人の先の提案に係る例えば特開昭6
3−313182号公報・特開平2−157878号公
報・特開平4−44075号公報・特開平4−2049
80号公報等に開示の方式・装置等がこれに属し、熱伝
導体としての薄肉の耐熱性フィルム(定着フィルム)
と、該フィルムの移動駆動手段と、該フィルムを中にし
てその一方面側に固定支持して配置された加熱体と、他
方面側に該加熱体に対向して配置され該加熱体に対して
該フィルムを介して画像定着すべき被記録材の顕画像担
持面を密着させる加圧部材を有し、該フィルムは少なく
とも画像定着実行時は該フィルムと加圧部材との間に搬
送導入される画像定着すべき被記録材と順方向に同一速
度で走行移動させて該走行移動フィルムを挟んで加熱体
と加圧部材との圧接で形成される定着ニップ部を通過さ
せることにより該被記録材の顕画像担持面を該フィルム
を介して該加熱体で加熱して顕画像に熱エネルギーを付
与して軟化・溶融せしめ、次いで定着点通過後のフィル
ムと被記録材を分離点で離間させることを基本とする装
置である。
【0009】加圧部材は一般的には耐熱性・離型性にす
ぐれたシリコーンゴムやフッ素ゴムのローラー体が多く
利用されている。
【0010】このようなフィルム加熱方式の加熱装置
は、画像を担持した被記録材を加熱して表面性(つや出
しなど)を改質する装置、仮定着処理する装置、あるい
はシート状物を搬送しつつ加熱や乾燥等させる装置など
にも利用できる。
【0011】このようなフィルム加熱方式の加熱装置に
おいては、ヒーターとして低熱容量の加熱体を用いるこ
とができる。そのため従来の接触式加熱方式である熱ロ
ーラー方式やベルト加熱方式に比べて省電力化及びウエ
イトタイム短縮化(クイックスタート)が可能になる。
また、クィックスタートができることにより、非プリン
ト動作時の予熱(スタンバイ時加熱)が必要なくなり、
総合的な意味での省電力化もはかることができる。
【0012】しかし、このようなフィルム加熱方式の加
熱装置にも次のような問題点があった。
【0013】a.耐久性や高速化等のために高剛性の厚
いフィルムを用いた場合、熱伝導が悪くなったり、フィ
ルムの熱容量が大きくなってしまい、急速に加熱可能な
状態を達成できなくなる。即ち厚膜フィルムが熱抵抗と
なってヒーターから被加熱材である被記録材への熱伝達
を損ない、フィルム加熱方式の装置の特長である省エネ
ルギー・クイックスタート性が損なわれる。
【0014】b.しかしフィルムが薄いと、剛性が得ら
れずフィルムの走行制御機構が必要となり、装置が大き
く、複雑な構成となってしまう。
【0015】c.耐熱性を要求されるフィルムは素材が
限定されてしまう。また、樹脂フィルムは断熱性が良い
ため、ヒーターの熱のすべてがフィルム外面へ伝わらず
内部を昇温させるので(フィルム内側での熱蓄積)、フ
ィルム内側に配置される部品についても耐熱性が必要と
され、高価かつ限定された材料を使わざるを得なくな
る。
【0016】.そこで本発明者等はフィルム自体を発
熱させることでフィルムが熱抵抗とならないようにして
熱効率を向上させた電磁誘導加熱方式・フィルム加熱方
式の加熱装置の研究を行なってきた。
【0017】これは磁界発生手段、例えば磁性体である
芯材と励磁コイルを組み合わせることによって発生する
磁場を励磁回路で変化させる。即ちコイルに高周波を加
えてその発生磁場の中を移動する導電部材(誘導磁性
材、磁界吸収導電材)としてのフィルムに磁界が発生消
滅を繰り返すようにしてフィルムの中の導電層に渦電流
を発生させるものである。この渦電流が導電層の電気抵
抗によって熱(ジュール熱)に変換し、結果的に被加熱
材に密着するフィルムのみが発熱する加熱装置であり、
熱効率が優れている。
【0018】即ち、変動する磁界が導体中を横切ると
き、その磁界の変化を妨げる磁界を発生させるようにフ
ィルムの導電層には渦電流が発生する。この渦電流がフ
ィルムの導電層の表皮抵抗により、表皮抵抗に比例した
電力でフィルムの導電層を発熱させる。このようにフィ
ルムの表層近くを直接発熱させるので、フィルム基層の
熱伝導率、熱容量によらず急速に加熱できる利点があ
る。また、フィルムの厚さにも依存しない急速加熱が実
現できる。
【0019】これにより省エネルギー・クイックスター
ト性を損なうことなく、フィルム基層の高剛性の厚膜化
を図り、耐久性・高速化に対処することが可能である。
【0020】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
のような電磁誘導加熱方式の加熱装置も、磁場発生手段
の励磁コイルから生成された磁束のうち、導電層を有す
るフィルム等の導電部材に吸収されずに導電部材を貫通
してもれてしまう磁束や、磁場発生手段の励磁コイル端
部から長手方向に磁束もれが発生してしまい、装置本体
外側や導電部材内側の金属部材・部品をも温めてしまう
可能性があった。
【0021】そこで本発明は電磁誘導加熱方式の装置に
ついてこの問題を解消することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする加熱装置および画像形成装置である。
【0023】(1)固定もしくは移動する導電部材に磁
場発生手段の磁場を作用させて該導電部材に発生する渦
電流による該導電性部材の発熱により被加熱材を加熱す
る電磁誘導加熱方式の加熱装置であり、前記磁場発生手
段の励磁コイルから生成され、導電部材へ到達しないな
いしは導電部材を貫通してしまうもれ磁束を遮蔽する磁
束遮蔽部材を設けたことを特徴とする加熱装置。
【0024】(2)移動する導電部材が回転体もしくは
走行移動する有端部材であることを特徴とする(1)に
記載の加熱装置。
【0025】(3)導電部材が導電層を含む積層部材も
しくはそれ自体導電性の部材であることを特徴とする
(1)または(2)に記載の加熱装置。
【0026】(4)導電部材に被加熱部材を直接もしく
は間接的に密着させる加圧部材を有することを特徴とす
る(1)乃至(3)の何れかに記載の加熱装置。
【0027】(5)加圧部材が回転駆動されるあるいは
従動回転する加圧回転体であることを特徴とする(4)
に記載の加熱装置。
【0028】(6)被加熱材が加熱処理すべき画像を担
持させた被記録材であり、該被記録材に画像を加熱処理
する像加熱装置であることを特徴とする(1)乃至
(5)の何れかに記載の加熱装置。
【0029】(7)前記(1)乃至(6)の何れかに記
載の加熱装置を像加熱装置として備えていることを特徴
とする画像形成装置。
【0030】
【作用】導電部材に吸収されずに導電部材を貫通した
り、磁場発生手段の励磁コイル端部から長手方向に導電
部材に作用せずにもれたもれ磁束を遮蔽(吸収)する磁
束遮蔽部材を設けることで、もれ磁束による装置本体外
側や導電部材内側の金属部材・部品を温めてしまうこと
が防止される。
【0031】
【実施例】
〈実施例1〉(図1〜図5) (1)装置の全体的な概略構成 図1は本発明に従う電磁誘導方式の加熱装置の一例の構
成を示す横断面摸式図であり、本実施例の加熱装置は、
導電部材として導電層を有する回転エンドレスフィルム
を用いた、電磁誘導加熱方式・フィルム加熱方式の画像
加熱定着装置である。図2はニップ部の拡大模型図、図
3は磁場発生手段である芯材(コア)と励磁コイルの途
中部省略の斜視図、図4は装置の要部の斜視図、図5は
装置の要部の縦断面図である。
【0032】1は横断面上向きの略コ字形のフィルム内
面ガイドステーであり、このステー1は液晶ポリマー・
フェノール樹脂等で構成され、内側には磁場発生手段と
しての、芯材(E型コア)2に巻き付けて構成した励磁
コイル3を収納させてある。このステー1は導電部材と
してのフィルム4と接触する部分に摺擦板が貼り付けら
れている。芯材2はフェライト、パーマロイ、鉄心等の
コアである。
【0033】このステー1および芯材2・励磁コイル3
のアセンブリ(電磁誘導加熱構造体)はフィルム4・被
記録材(被加熱材)Pの搬送(移動)方向と交差(直
交)する方向を長手とする横長部材である。
【0034】このアセンブリ1・2・3の外側に導電部
材(加熱部材)としてのエンドレス状(円筒状、シーム
レス)の、導電部材としての、導電層を有する耐熱性フ
ィルム4をルーズに外嵌させてある。
【0035】5は加圧ローラーであり、芯金の周囲にシ
リコーンゴム、フッ素ゴム等を被覆して構成される。こ
の加圧ローラー5は不図示の軸受手段・付勢手段により
所定の押圧力をもってステー1の下面に対してフィルム
4を挟ませて圧接してあり、ステー下面との間にフィル
ム4を挟んで圧接ニップ部(発熱域、定着ニップ部)N
を形成する。
【0036】該加圧ローラー5は駆動手段Mにより矢示
の反時計方向に回転駆動される。この加圧ローラー5の
回転駆動による該ローラーとフィルム外面との摩擦力で
フィルム4に回転力が作用して、該フィルム4がステー
1の下面に密着摺動してステー1の外回りを回転する。
この場合ステー1の下面とフィルム4の内面間にはグリ
ース・オイル等の潤滑剤を塗布することが好ましい。
【0037】導電部材としてのフィルム4は、図2に層
構成模型図を示したように、厚さ10μm〜100μm
のポリイミド・ポリアミドイミド・PEEK・PES・
PPS・PEA・PTFE・FEP等の耐熱性樹脂をエ
ンドレス状フィルムの基層4aとし、その基層4aの外
周上(被加熱材圧接面側)に導電層4bとして、鉄やコ
バルトの層、メッキ処理によって例えばニッケル・銅・
クロム等の金属層を1μm〜100μmの厚みで形成し
ている。更にその導電層4bの自由面に最外層(表面
層)として例えばPFA・PTFE・FEP・シリコン
樹脂等のトナー離型の良好な耐熱性樹脂を混合ないし独
立で被覆して離形層4cを形成した、3層構成のもので
ある。この例ではフィルム基層4aと導電層4bを別々
の層としたがフィルム基層4aそのものを導電層として
もよい。
【0038】励磁コイル3に不図示の励磁回路から電流
が印加されることでフィルム4の導電層4bが電磁誘導
加熱により発熱する。
【0039】6は加圧ローラー5の表面温度を検知する
温度検知素子であるサーミスタで、このサーミスタ6の
検知温度に基づき励磁コイル3へ印加する電流値を制御
する。加圧ローラー5が冷えていてサーミスタ6の検知
温度が低い時は通電のデューティー比を大きく、検知温
度が高い時は通電のデューティー比を小さくする。例え
ば加圧ローラー5が冷えている場合は、全波で通電する
が、暖まってくるに従って徐々にONのタイミングでも
OFFして通電を間引いていくことで加熱量を調整でき
る。このサーミスタ6はステー1のフィルム非摺動面や
芯材2上に設けることも可能である。
【0040】7は過昇温時に励磁コイル3への通電を遮
断する温度ヒューズ、サーモスイッチ等の安全素子であ
る。この安全素子7は動作温度の低いものを用いても通
常は暖まらないので自然切れを生じることがなく、かつ
異常時には動作温度が低いので迅速に通電を止めるので
安全である。
【0041】而して、加圧ローラー5の回転によるフィ
ルム4の回転がなされ、励磁回路から励磁コイル3への
電流印加がなされてフィルム4の導電層4bが発熱した
状態において、圧接ニップ部Nに被加熱体としての被記
録材Pが導入されてフィルム4面に密着して該フィルム
と一緒に圧接ニップ部Nを通過することで、電磁誘導加
熱されたフィルム4の熱が被記録材Pに付与された未定
着トナー像Tが加熱定着T′される。圧接ニップ部Nを
通った被記録材Pはフィルム4の面から分離されて搬送
される。
【0042】8・8、9・9はもれ磁束遮蔽部材であ
る。これについては(3)項で説明する。
【0043】(2)加熱原理 励磁コイル3には不図示の励磁回路から10KHz〜5
00KHzの周波数で交流(交番)電流が印加され、こ
れによって図2・図3の模型図に示すようにコイル3の
周囲に矢印Hで示した磁束が生成消滅をくり返す。この
磁束Hがフィルム4の導電層4bを横切るように芯材2
は構成される。
【0044】変動する磁界が導体中を横切るとき、その
磁界の変化を妨げる磁界を生じるように導体中には渦電
流が発生する。この渦電流を矢印A(図2)で示す。
【0045】この渦電流は表皮効果のためにほとんど導
電層4bのコイル3側の面に集中して流れ、フィルム導
電層4bの表皮抵抗RS に比例した電力で発熱を生じ
る。
【0046】RS は、角周波数ω、透磁率μ、固有抵抗
ρから得られる表皮深さ
【0047】
【外1】 と表せる。
【0048】従って、RS を大きくするか、If を大き
くすれば、電力を増すことができ、発熱量を増すことが
可能となる。
【0049】RS を大きくするには周波数ωを高くする
か、透磁率μの高い材料、固有抵抗ρの高いものを使え
ば良い。
【0050】これからすると、非磁性金属を導電層4b
に用いると加熱しずらいことが推測されるが、導電層4
bの厚さtが表皮深さδより薄い場合には、 RS ≒ρ/t となるので加熱可能となる。
【0051】励磁コイル3に印加する交流電流の周波数
は10〜500kHzが好ましい。10kHz以上にな
ると、導電層4bへの吸収効率が良くなり、500kH
z迄は安価な素子を用いて励磁回路を組むことができ
る。
【0052】更には20kHz以上であれば可聴域をこ
えるため通電時に音がすることがなく、200kHz以
下では励磁回路で生じるロスも少ない。
【0053】表皮厚さは材質、温度、周波数にもよる
が、10KHzから500KHzで、常温〜200℃で
は数μm〜数百μmが一般的である。
【0054】実際に導電層4bの厚みを1μmより小さ
くすると、ほとんどの電磁エネルギーが導電層4bで吸
収しきれないためエネルギー効率が悪くなる。
【0055】また、もれた磁界が他の金属部を加熱する
という問題も生じる。
【0056】一方で100μを越えた導電層4bではフ
ィルム4の剛性が高くなりすぎることと、導電層4b中
の熱伝導によって熱が伝わり、離形層4cが暖まりにく
くなるという問題が生じる。また製造時間・コストもか
さむ。
【0057】従って導電層4bの厚みは1〜100μm
が好ましい。
【0058】また導電層4bの発熱を増すためにはIf
を大きくすれば良く、そのためにはコイル3によって生
成される磁束を強くする、あるいは磁束の変化を大きく
すれば良い。この方法としてコイル3の巻き線数を増す
か、コイル3の芯材2をフェライト、パーマロイといっ
た高透磁率で残留磁束密度の低いものを用いると良い。
【0059】フィルム4の導電層4bの抵抗値が小さす
ぎると、渦電流が発生した際の発熱効率が悪化するた
め、導電層4bの固有体積低効率は20℃環境下で1.
5×10-8Ωm以上が好ましい。
【0060】本実施例ではフィルム4の導電層4bをメ
ッキ処理によって形成したが、真空蒸着・スパッタリン
グ等で形成しても良い。これによりメッキ処理できない
アルミニウムや金属酸化物合金を導電層4bに用いるこ
とができる。但し、メッキ処理が膜厚を得られ易いため
1〜100μmの層厚を得るためにはメッキ処理が好ま
しい。
【0061】例えば高透過率の鉄、コバルト、ニッケル
等の強磁性体を付けると、励磁コイル3によって生成さ
れる電磁エネルギーを吸収し易く、効率よく加熱できか
つ、機外へもれる磁気も少なくなり、周辺装置への影響
も減らせる。また、これらのもので高低効率のものを選
ぶともっと良い。
【0062】また、フィルム4の導電層4bは金属のみ
ならず、低熱伝導電性基材に表面離形層を接着するため
の接着剤中に導電性、高透磁率な粒子、ウィスカーを分
散させて導電層としても良い。
【0063】例えば、マンガン、チタン、クロム、鉄、
銅、コバルト、ニッケル等の粒子やこれらの合金である
フェライトや酸化物の粒子やウィスカーといったものを
カーボン等の導電性粒子と混合し、接着剤中に分散させ
て導電層とすることができる。
【0064】以上説明したように、フィルム4の表層近
くを直接発熱させるので、フィルム基材(基層)4aの
熱伝導率、熱容量によらず、急速に加熱できる利点があ
る。またフィルム4の厚さにも依存しないために、高速
化のためにフィルム4の剛性を向上するためフィルム4
の基材4aを厚くしても迅速に定着温度にまで加熱でき
る。
【0065】更にはフィルム基材4aは低熱伝導性の樹
脂のため断熱性が良く、フィルム内側にあるコイル等の
熱容量の大きなものとは断熱ができるので連続プリント
を行なっても熱のロスが少なく、エネルギー効率が良
い。かつフィルム内のコイル3に熱が伝わらずコイルと
しての性能低下も生じない。
【0066】そして熱効率が向上した分、装置内の昇温
も抑えられて、該加熱装置を画像加熱定着装置として用
いた電子写真装置等の画像形成装置の像形成部への影響
も少なくできる。
【0067】(3)もれ磁束の遮蔽 本実施例のような装置においては、図2の破線示a′の
ように、ニップ部Nの長手両側のニップ部外において弱
い磁束ではあるがフィルム4の導電層4bを貫通したも
れ磁束をみる。また図5の破線示b′のように、励磁コ
イル3の長手両端部の磁束がフィルム4を横切ることな
く円筒状フィルム4の両端部開口からフィルム外に洩れ
逃げる。このようなもれ磁束a′・b′は装置本体外側
や導電部材であるフィルム内側の金属部材・部品に渦電
流を発生させて温めてしまう原因になったり、消費電力
の高効率化が図れない。
【0068】そこで本実施例ではニップ部Nの長手両側
のニップ部外近傍であってフィルム外側にそれぞれフィ
ルム長手にほぼ並行させてもれ磁束遮蔽部材8・8を配
設することでもれ、磁束a′を遮蔽a(実線示)させ
た。この遮蔽部材8・8は、高抵抗で、高透磁率である
ことが好ましく、例えばフェライチやパーマロイなどで
作られることが好ましく、その長さは励磁コイル3の長
さよりも長くし、磁束の発生方向である、コイルに対し
て加圧ローラー側にできるだけ配設するのが良い。
【0069】また、励磁コイル3の長手両端部側であっ
て、導電部材としての円筒状フィルム4の内側にそれぞ
れ円板状の磁束遮蔽部材9・9を配設することで、もれ
磁束b′を遮蔽b(実線示)させた。この遮蔽部材9・
9も、高抵抗で、高透磁率であるであることが好まし
く、例えばフェライチやパーマロイなどで作られること
が好ましい。直径等は特に規制はなく、もれ磁束b′を
遮蔽できれば円形に限らず、楕円形、多角系等の板でも
良い。この遮蔽部材9・9はフィルム4の内空に内包さ
れるのが望ましい。
【0070】遮蔽部材8・8と9・9はどちらか一方だ
けを配設するようにしてもよいし、またこれら以外にも
必要な部所に遮蔽部材を配設する(例えば図1の8′・
8′)こともできる。円筒フィルム4の外側を全体的に
包囲するような形態で遮蔽部材を配設することもでき
る。
【0071】本実施例では、磁場の方向がフィルム4に
垂直に入るように構成していたが、導電層4b中に層面
に平行に磁場を駆けても良い。
【0072】また導電層4bを構成する材料として、キ
ュリー温度が定着に必要な温度のものを使用すると加熱
されてキュリー温度に近づくと比熱が増大し、内部エネ
ルギーに変わるので自己温度制御が可能となる。キュリ
ー温度を越えると自発磁化がなくなり、これによって導
電層4b中に生成される磁界はキュリー温度以下より減
少し、そのため渦電流が減少して発熱を抑制する方向で
働くので自己温度制御が可能となる。このキュリー点と
してはトナーの軟化点に合わせて100℃〜200℃が
好ましい。
【0073】あるいは、キュリー温度付近では励磁コイ
ル3とフィルム4との間での合成インダクタンスが大き
く変化するので、コイル3に高周波を加える励磁回路側
で温度を検出し、温度制御を行なうことも可能である。
【0074】またコイル3の芯材2の材質としてはキュ
リー点の低いものを用いることが好ましい。
【0075】装置の搬送動作が停止して加熱制御が不可
能な所謂暴走状態になった場合に芯材2が昇温し始め
る。この結果、高周波を発生させる回路から見ると励磁
コイル3のインダクタンスが大きくなったように見える
ので、励磁回路が周波数を合わせようとするとどんどん
高周波側へ変化して励磁回路の電力ロスとしてエネルギ
ーが消費され、コイル3に供給されるエネルギーは減
り、暴走は防止される。具体的にキュリー点は100℃
〜250℃で選ぶと良い。
【0076】100℃以下ではトナーの融点より低くフ
ィルム内部が断熱されていても昇温が存在するので暴走
防止が誤作動し易く、250℃以上では暴走防止になら
ない。前述実施例ではフィルム加熱で説明したが低熱伝
導性の芯材とした熱ローラとしても良い。
【0077】ただし、励磁コイルと導電層は近い方が高
い磁束密度が得られるため低熱伝導性基材の薄いフィル
ム加熱方式が好ましい。
【0078】また実施例においてはE型の芯材2を用い
たが、I型、U型の芯材を用いても良い。またこれらを
組み合わせても良く、組み合わせないで寸法、材質を各
々で変えても良い。
【0079】〈実施例2〉(図6) 本実施例においては、磁場発生手段は上下に向かい合わ
せて対向もしくは接触させて配設した、線輪としての界
磁コイルプレート10と、誘導磁性材としての磁性金属
材11からなる電磁誘導加熱構造体(ヒーター)であ
る。この電磁誘導加熱構造体10・11を磁性金属材1
1を下向きに露呈させて、熱硬化性樹脂等より形成され
た剛性・耐熱性を有する横断面略半円樋型のフィルム内
面ガイドステー12下面の略中央部にガイド長手に沿っ
て嵌め込み的に取り付け保持させてある。
【0080】13はエンドレスの耐熱性フィルムであ
り、上記の電磁誘導加熱構造体10・11を含むフィル
ム内面ガイドステー12にルーズに外嵌させてあり、該
フィルム13を加圧ローラー5により電磁誘導加熱構造
体10・11の磁性金属材11の下面に圧接させてあ
る。フィルム13には導電層は具備させていない。
【0081】加圧ローラー5は駆動手段Mにより矢示の
反時計方向に回転駆動され、該加圧ローラー5の回転駆
動による該ローラーとフィルム外面との摩擦力でフィル
ム13に回転力が作用して、該フィルム13が磁性金属
材11の下面に密着して摺動回転する。
【0082】界磁コイルプレート10の磁界コイルから
の発生高周波磁界を磁性金属材11に磁気結合させ、磁
気が及ぼす渦電流損によって磁性金属材11を加熱し、
該磁性金属材11の発熱により該磁性金属材11に密着
移動する耐熱性フィルム13が加熱される。
【0083】而して、フィルム13を挟んで磁性金属材
11と加圧ローラー5とで形成される圧接ニップ部Nの
フィルム13と加圧ローラー5との間に被加熱材として
の画像定着すべき被記録材Pが不図示の画像形成部より
導入されてフィルム13と一緒に圧接ニップ部Nを挟持
搬送されることにより磁性金属材10の熱がフィルム1
3を介して被記録材Pに付与され被記録材P上の未定着
トナー像Tが被記録材P面に加熱定着されるものであ
る。圧接ニップ部Nを通った被記録材Pはフィルム13
の面から分離されて搬送される。
【0084】本例のような装置においても、実施例1と
同様にもれ磁束の遮蔽部材8・8、9・9を配設するこ
とで実施例1と同様の効果がえられる。
【0085】〈実施例3〉(図7) 図7の(a)・(b)・(c)はそれぞれ電磁誘導加熱
方式の加熱装置の他の構成形態例を示したものである。
【0086】(a)のものは電磁誘導加熱構造体1・2
・3のステー1の下面と、駆動ローラー15と、従動ロ
ーラー(テンションローラー)16との、3部材間にエ
ンドレスベルト状の導電部材としてのフィルム4を懸回
張設して駆動ローラー15によりフィルム4を回転駆動
する構成のものである。16はフィルム4を挟んでステ
ー下面に圧接させた加圧ローラーであり、フィルム4の
回転移動に伴ない従動回転する。
【0087】(b)のものは、電磁誘導加熱構造体1・
2・3のステー1の下面と駆動ローラ12の2部材間に
エンドレスベルト状の導電部材としてのフィルム4を懸
回張設して駆動ローラー15により回転駆動する構成の
ものである。
【0088】(c)のものは、導電部材としてのフィル
ム4として、エンドレスベルト状のものではなく、ロー
ル巻きにした長尺の有端フィルムを用い、これを繰り出
し軸17側から電磁誘導加熱構造体1・2・3のステー
下面を経由させて巻き取り軸18側へ所定の速度で走行
させるように構成したものである。
【0089】〈実施例4〉(図8) 本実施例は例えば前述実施例1の電磁誘導加熱方式の加
熱装置を画像加熱定着装置(像加熱装置)35として用
いた画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の画
像形成装置は、電子写真プロセス利用のレーザービーム
プリンターである。
【0090】21は像担持体(第1の像担持体)として
の回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと
記す)である。該感光ドラム21は矢印の時計方向に所
定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動さ
れ、その回転過程で一次帯電器22によりマイナスの所
定の暗電位VD に一様に帯電処理される。
【0091】23はレーザービームスキャナであり、不
図示の画像読取装置・ワードプロセッサ・コンピュータ
等のホスト装置から入力される目的画像情報の時系列電
気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザービー
ムLを出力し、前記のように一次帯電器22でマイナス
に一様帯電された感光ドラム21面が該レーザービーム
で走査露光されることで露光部分は電位絶対値が小さく
なって明電位VL となり回転露光ドラム21面に目的の
画像情報に対応した静電潜像が形成されていく。
【0092】次いでその潜像は現像器24によりマイナ
スに帯電した粉体トナーで反転現像(レーザー露光部V
L にトナーが付着)されて顕像化される。
【0093】現像器24は回転駆動される現像スリーブ
24aを有し、そのスリーブ外周面にマイナスの電荷を
もったトナーの薄層がコートされて感光ドラム21面と
対向し、スリーブ24aにはその絶対値が感光ドラム2
1の暗電位VD よりも小さく、明電位VL よりも大きな
現像バイアス電圧VDCが印加されていることで、スリー
ブ24a上のトナーが感光ドラム21の明電位VL の部
分のみ転移して潜像が顕像化(反転現像)される。
【0094】一方、給紙トレー25上に積載セットされ
ている被記録材(第2の像担持体、転写紙)Pが給紙ロ
ーラー26により1枚宛繰り出し給送され、搬送ガイド
27、レジストローラー対28、転写前ガイド29を経
由して、感光ドラム21とこれに当接させて電源31で
転写バイアスを印加した転写部材としての転写ローラー
30とのニップ部(転写部)32へ、感光ドラム21の
回転と同期どりされた適切タイミングをもって給送され
て該給送被記録材Pの面に感光ドラム21面側のトナー
像が順次に転写されていく。転写部材としての転写ロー
ラー30の抵抗値は108 〜109 Ωm程度のものが適
当である。
【0095】転写部32を通った被記録材Pは感光ドラ
ム21面から分離され、搬送ガイド34で定着装置35
へ導入されて転写トナー像の定着を受け、画像形成物
(プリント)として排紙トレイ36へ出力される。被記
録材分離後の感光ドラム21面はクリーニング装置33
で転写残りトナー等の感光ドラム面残留物の除去を受け
て清浄面化されて繰り返して作像に供される。
【0096】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電磁誘導
加熱方式の加熱装置ないしは像加熱装置(画像加熱定着
装置)について、導電部材に吸収されずに導電部材を貫
通したり、磁場発生手段の励磁コイル端部から長手方向
に導電部材に作用せずにもれたもれ磁束を遮蔽(吸収)
する磁束遮蔽部材を設けることで、もれ磁束による装置
本体外側や導電部材内側の金属部材・部品を温めてしま
うことが防止され、所期の目的がよく達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の電磁誘導方式の加熱装置の横断面
摸式図
【図2】 ニップ部の拡大模型図
【図3】 芯材と励磁コイルの途中部省略の斜視図
【図4】 装置の要部の斜視図
【図5】 装置の要部の縦断面図
【図6】 加熱装置の他の構成例の摸式図(実施例2)
【図7】 (a)・(b)・(c)はそれぞれ加熱装置
の他の構成形態例の略図(実施例3)
【図8】 画像形成装置例の概略構成図(実施例4)
【符号の説明】
1 フィルム内面ガイドステー 2・3 磁場発生手段としての芯材と励磁コイル 4 導電部材としてのフィルム 4a フィルム基層 4b 導電層 4c 離形層 5 加圧ローラー N 圧接ニップ部 P 被加熱材としての被記録材 6 温度検知素子(サーミスタ) 7 安全素子(温度ヒューズ、サーモスイッチ等) 8・9 もれ磁束遮蔽部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 学 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 福沢 大三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 阿部 篤義 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定もしくは移動する導電部材に磁場発
    生手段の磁場を作用させて該導電部材に発生する渦電流
    による該導電性部材の発熱により被加熱材を加熱する電
    磁誘導加熱方式の加熱装置であり、 前記磁場発生手段の励磁コイルから生成され、導電部材
    へ到達しないないしは導電部材を貫通してしまうもれ磁
    束を遮蔽する磁束遮蔽部材を設けたことを特徴とする加
    熱装置。
  2. 【請求項2】 移動する導電部材が回転体もしくは走行
    移動する有端部材であることを特徴とする請求項1に記
    載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 導電部材が導電層を含む積層部材もしく
    はそれ自体導電性の部材であることを特徴とする請求項
    1または同2に記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 導電部材に被加熱部材を直接もしくは間
    接的に密着させる加圧部材を有することを特徴とする請
    求項1乃至同3の何れかに記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】 加圧部材が回転駆動されるあるいは従動
    回転する加圧回転体であることを特徴とする請求項4に
    記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 被加熱材が加熱処理すべき画像を担持さ
    せた被記録材であり、該被記録材に画像を加熱処理する
    像加熱装置であることを特徴とする請求項1乃至同5の
    何れかに記載の加熱装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至同6の何れかに記載の
    加熱装置を像加熱装置として備えていることを特徴とす
    る画像形成装置。
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