JPH08146784A - 多方向駆動機構およびこれを用いた画像形成機の転写装置 - Google Patents

多方向駆動機構およびこれを用いた画像形成機の転写装置

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JPH08146784A
JPH08146784A JP6309485A JP30948594A JPH08146784A JP H08146784 A JPH08146784 A JP H08146784A JP 6309485 A JP6309485 A JP 6309485A JP 30948594 A JP30948594 A JP 30948594A JP H08146784 A JPH08146784 A JP H08146784A
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JP
Japan
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transfer
plate
transfer belt
roller
operating
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Withdrawn
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JP6309485A
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English (en)
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Michio Uchida
内田  理夫
Ryuji Watariki
龍司 渡木
Akitaka Okazaki
哲卓 岡崎
Yoshio Fujita
恵生 藤田
Yuzuru Nanjo
譲 南條
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Priority to US08/559,604 priority patent/US5669054A/en
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ソレノイドを駆動源とし比較的簡単な構成で
複数の方向に出力することができる多方向駆動機構、お
よび上記多方向駆動機構を用いて転写ベルトユニットの
接離機構およびクリーニングブレードの作動機構を作動
せしめるように構成した画像形成機の転写装置を提供す
る。 【構成】 多方向駆動機構100は、支持軸に回動可能
に支持され入力部と複数の出力部を備えた作動板110
と、該作動板110の入力部112に連結され該作動板
110を所定角度作動せしめるソレノイド120と、該
作動板110に設けられた複数の出力部113〜115
に各々一端が連結された複数の連結部材130,160
とを具備している。また、画像形成機の転写装置は、ベ
ルトユニットを作動する接離機構150と、クリーニン
グ手段を作動する作動機構と、上記多方向駆動機構10
0とを備え、該多方向駆動機構100の複数の連結部材
130,160の各々他端を上記接離機構150または
上記作動機構に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1個のソレノイドを用
いて複数の方向に往復駆動することができる多方向駆動
機構およびこれを用いた画像形成機の転写装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置や静電記録装置等の画像形
成機に装備される転写装置として、駆動ローラと、該駆
動ローラと間隔をおいて配設された從動ローラと、該駆
動ローラと該從動ローラとに張設せしめられた転写ベル
トと、該転写ベルトを挟んで像担持体と対向して配設さ
れた転写ローラとを備えた転写ベルトユニットを像担持
体と対向して配設し、上記転写ローラに高電圧を印加し
て転写ベルトを所定の極性に帯電することにより、像担
持体と転写ベルトの間に供給された転写紙に像担持体の
表面に形成されているトナー像を順次吸引して転写する
ようにした転写方式が例えば特開平4ー345183号
公報に開示されている。このような転写方式の転写装置
においては、転写ベルトの表面に付着したトナーを除去
するために転写ベルトの表面に圧接して配設されたクリ
ーニングブレードを備えている。
【0003】上記のような転写装置においては、転写ベ
ルトを非転写時においても像担持体に押圧していると変
形したり早期に劣化し易いため、また、像担持体と転写
ベルトの間に紙詰まり(ジャム)が発生した場合にジャ
ム処理を容易にするために、非転写時には転写ベルトユ
ニットを像担持体から離隔するように構成されている。
また、クリーニングブレードが非転写時においても転写
ベルトに圧接していると、転写ベルトが永久変形して転
写性能に悪影響を与えることになる。従って、クリーニ
ングブレードは非転写時には非作用位置に作動せしめら
れるように構成することが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、転写ベルトユ
ニットを転写位置と非転写位置に作動する接離機構を駆
動するための駆動機構と、クリーニングブレードを非転
写時に非作用位置に作動す作動機構を駆動するための駆
動機構を装備することは構造が複雑になるとともにコス
トが増大するという問題がある。電動モータを駆動源に
用いる駆動機構においては、歯車機構やカム機構等を用
いることにより一つの駆動源で多方向に出力することが
できる駆動機構を構成できるが、ソレノイドのように往
復作動の駆動源を使用する場合には、比較的簡単な構成
で複数の方向に出力することは難しい。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、その主たる技術的課題は、ソレノイドを駆動源とし
比較的簡単な構成で複数の方向に出力することができる
多方向駆動機構を提供することにある。
【0006】また、本発明は、上記多方向駆動機構を用
いて転写ベルトユニットの接離機構およびクリーニング
ブレードの作動機構を作動せしめるように構成した画像
形成機の転写装置を提供することにある。本発明の他の
技術的課題および特徴については、以下に述べる説明に
より明らかにされる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を達成す
るために、本発明によれば、支持軸に回動可能に支持さ
れ入力部と複数の出力部を備えた作動板と、該作動板の
入力部に連結され該作動板を所定角度作動せしめるソレ
ノイドと、該作動板に設けられた複数の出力部に各々一
端が連結された複数の連結部材とを具備した、ことを特
徴とする多方向駆動機構が提供される。
【0008】また、本発明によれば、駆動ローラと、該
駆動ローラと間隔をおいて配設された從動ローラと、該
駆動ローラと該從動ローラとに張設せしめられ像担持体
と対向して配設された転写ベルトとを有するベルトユニ
ットと、該像担持体と反対側に配設され該転写ベルトの
表面を清掃するクリーニング手段とを備えた画像形成機
の転写装置において、該ベルトユニットを転写位置と非
転写位置に作動する接離機構と、該クリーニング手段を
作用位置と非作用位置に作動する作動機構と、支持軸に
回動可能に支持され入力部と複数の出力部を備えた作動
板と、該作動板の入力部に連結され該作動板を所定角度
作動せしめるソレノイドと、該作動板に設けられた複数
の出力部に各々一端が連結された複数の連結部材とを具
備した多方向駆動機構とを備え、該多方向駆動機構の複
数の連結部材の各々他端を該接離機構または該作動機構
に連結した、ことを特徴とする画像形成機の転写装置が
提供される。
【0009】
【作用】本発明による多方向駆動機構においては、ソレ
ノイドが付勢されると、該ソレノイドに入力部が連結さ
れた作動板は支持軸を中心として所定方向に所定角度作
動せしめられる。作動板が所定方向に作動すると、該作
動板に設けられた複数の出力部に連結された連結部材を
介して複数の方向に同時に出力することができる。
【0010】また、本発明による画像形成機の転写装置
においては、転写時に上記多方向駆動機構を構成するソ
レノイドが付勢されると、該ソレノイドに入力部が連結
された作動板は支持軸を中心として所定方向に所定角度
作動せしめられる。作動板が所定方向に作動すると、該
作動板の出力部の一つに一端が連結された連結部材を介
して接離機構が作動され、ベルトユニットが転写位置に
位置付けられる。一方、作動板の所定方向への作動によ
り、該作動板の出力部における他の一つに一端が連結さ
れた連結部材を介して作動機構が作動せしめられ、クリ
ーニング手段が作用位置に位置付けられる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に従って構成された多方向駆動
機構を装着した画像形成機の転写装置の好適実施例を示
している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0012】図1は本発明による転写装置を装備した画
像形成機の一実施例を示す概略構成図、図2は本発明に
よる転写装置を装備した画像形成機の正面図である。
【0013】図1に示す画像形成機2は、回転自在に装
着された感光体ドラムからなる像担持体3を具備してい
る。該像担持体3の周囲には、その矢印Aに示す回転方
向に見て順次に、帯電用コロナ放電器4、現像装置5、
本発明に従って構成された転写装置6、クリーニングユ
ニット7および除電ランプ8が配設されている。図示の
画像形成機2は、上記像担持体3の上方に配設された照
射ランプ9、第1のミラー10、第2のミラー11、第
3のミラー12、レンズ13、第4のミラー14からな
る光学系を具備している。この光学系は、照射ランプ9
によって図示しない原稿載置透明板上に置かれた原稿に
照射し、その反射光像を第1のミラー10、第2のミラ
ー11、第3のミラー12、レンズ13および第4のミ
ラー14を介して上記像担持体3上に結像するように構
成されている。画像形成機2は、上記転写装置6に転写
紙を供給するための転写紙供給装置15を備えている。
該転写紙供給装置15は、転写紙を収納する転写紙カセ
ット16、転写紙送出ローラ17、給紙ローラ対18、
案内路19、搬送ローラ対20、案内路21、レジスト
ローラ対22を具備している。また、上記転写装置6の
転写紙送出側には定着ローラ対23および排出ローラ対
24が配設されている。このように構成された画像形成
機は、図1において1点鎖線より下側に配置されている
各部材が図2で示すクラムシェルタイプの機体ハウジン
グを構成する下側ハウジング25に配設され、図1にお
いて1点鎖線より上側に配置されている各部材が上側ハ
ウジング26に配設される。なお、上側ハウジング26
は、図2において右側下端が下側ハウジング25に軸2
7によって旋回可能に装着されている。上記転写装置6
は図2において2点鎖線で示すように下側ハウジング2
5の中央部に配設される。また、下側ハウジング25の
前側板には、上記転写紙カセット16を装着するための
開口28が形成されている。
【0014】以上のように構成された画像形成機2は、
像担持体3が矢印A方向に回転駆動せしめられる間に、
帯電用コロナ放電器4が像担持体3上の感光体を特定極
性に実質上均一に帯電し、次いで、照射ランプ9によっ
て図示しない原稿載置透明板上に置かれた原稿に照射
し、その反射光像が第1のミラー10、第2のミラー1
1、第3のミラー12、レンズ13および第4のミラー
14を介して前記像担持体3上に走査露光され、像担持
体3上に静電潜像が形成される。しかる後、像担持体3
上の静電潜像が現像装置5によってトナー像に現像され
る。一方、転写紙供給装置15の転写紙カセット16に
収納された転写紙が転写紙送出ローラ17から送り出さ
れ、給紙ローラ対18、案内路19、搬送ローラ対2
0、案内路21およびレジストローラ対22を通って転
写装置6に搬送される。転写装置6に搬送された転写紙
は、トナー像が形成された像担持体3と転写装置6の後
述する転写ベルトの間を通過することによってトナー像
が転写され、次いで定着ローラ対23により定着され
て、排出ローラ対24から排出される。また、上述のよ
うにして転写工程が終了した像担持体3は、クリーニン
グユニット7によってその感光体表面に付着しているト
ナーが除去され、更に、除電ランプ8によって感光体表
面に除電光が照射され、除電される。
【0015】次に、上記転写装置6について図3乃至図
21を参照して説明する。図3は転写装置を構成する転
写ベルトユニットの斜視図、図4は転写ベルトユニット
の平面図、図5は転写ベルトユニットの一部を破断して
示す正面図、図6は転写ベルトユニットの断面図、図7
は図6におけるX−X線断面図である。図示の転写ベル
トユニット29は、ベルトユニット30と該ベルトユニ
ット30を収納支持するユニットハウジング60とを具
備している。
【0016】上記ベルトユニット30について、主に図
8、図9および図10を参照して説明する。図示のベル
トユニット30は、図8に明確に示されているように支
持フレーム31を具備している。この支持フレーム31
は、基部32と該基部32の前端および後端に各々形成
された端壁33および34とを有しており、これらは合
成樹脂によって一体成形されている。端壁33および3
4には、上方に開放する切欠部331、332、333
および341、342、343が各々形成されている。
この端壁33および34には、後述する各ローラを支持
する合成樹脂によって形成された支持板35および36
がビス37、38(図8には支持板36側のみを示して
いる)によって取り付けられている。この支持板35お
よび36の中央部には、各々前側(図8において左上
側)および後側(図8において右下側)に突出する円筒
状のストッパ351および361が一体成形されてい
る。このストッパ351および361は、上記像担持体
3を回転自在に支持するホルダの下面に当接してベルト
ユニット30と像担持体3との位置関係を規定する機能
を有している。また、支持板35および36は、一部が
下方に突出して形成されており、この突出した下面に載
置板355および365が装着されている(図7参
照)。支持フレーム31の端壁33および34には、後
述する駆動ローラを支持する合成樹脂によって形成され
た支持板39および40が装着されている。該支持板3
9および40は、上記支持板35および36側端部にお
いてピン41(図8には支持板40側のみを示してい
る)によって回動可能に連結されており、ビス42(図
8には支持板36側のみを示している)によって固定さ
れるようになっている。支持板39および40の外側面
には、円盤上の装着部391および401が各々設けら
れており、この装着部391および401には各々その
外周に平行な二面392、392および402、402
が形成されている(図4参照)。
【0017】上記支持板39と40との間には、駆動ロ
ーラ43が配設されている。該駆動ローラ43は、図9
に示すようにアルミ合金からなる中空材によって形成さ
れており、その前端(図9において左端)および後端
(図9において右端)に回転軸431および432が取
り付けられている。前側の回転軸431は、上記支持板
39に配設された軸受44によって回転自在に軸支され
ている。前側の回転軸431には歯車45が装着されて
おり、この歯車45はその側面に形成された係合溝45
1が回転軸431を径方向に貫通して配設されたピン4
52と係合することにより回転軸431と一体的に回転
するように構成されている。また、回転軸431の前端
部には、取付ボルト挿通用の穴461および462を備
えた着脱部材46が回転自在に装着されている。この着
脱部材46には、円錐面を有する案内部463と該案内
部463の外周に連続して形成された嵌合部464とか
らなる位置規制手段465が設けられている。このよう
に構成された着脱部材46の機能については後述する。
後側の回転軸432は、上記支持板40に配設された軸
受441によって回転自在に軸支されている。後側の回
転軸432には位置規制部材47が回転自在に装着され
ており、該位置規制部材47は上記装着部401との間
に配設されたコイルばね475によって図8において右
方に押圧されている。この位置規制部材47は、円錐面
を有する案内部471と該案内部471の外周に連続し
て形成された嵌合部472とフランジ部473とからな
っている。このように構成された位置規制部材47の機
能については後述する。また、後側の回転軸432には
被駆動歯車48が装着されており、この歯車48はその
側面に形成された係合溝481が回転軸432を径方向
に貫通して配設されたピン482と係合することにより
回転軸432と一体的に回転するように構成されてい
る。
【0018】上記支持板35と36との間には、従動ロ
ーラ49、転写ローラ50、テンションローラ51およ
びアースローラ52が配設されている。なお、上記各ロ
ーラの支持板35側支持構造と支持板36側支持構造と
は図示の実施例においては同一構造であるため、支持板
36側支持構造のみを図10に示してある。
【0019】上記従動ローラ49は、アルミ合金からな
る円柱材によって形成され、その両端部は縮径された回
転軸491となっており、該回転軸491が上記支持板
36(35)に装着された軸受53によって回転自在に
軸支されている。
【0020】上記転写ローラ50は、鋼材からなる円柱
材によって形成された回転軸501と該回転軸501の
外周面に導電性の接着剤によって装着されたスポンジ状
のローラ部502とからなっている(図6参照)。ロー
ラ部502は、発泡ウレタン、発泡シリコン等の発泡体
によって形成されたロール部材にカーボン等の導電性物
質を含浸せしめて構成されており、その体積電気抵抗値
が102 〜109 Ωcmに設定されている。なお、上記
ローラ部502を構成するロール部材に導電性物質を含
浸せしめる方法としては、例えば、カーボン等の導電性
物質の粉末を溶かした溶液に発泡ウレタン、発泡シリコ
ン等の発泡体によって形成されたロール部材を漬け、該
ロール部材に導電性物質の粉末を溶かした溶液を浸透せ
しめた後に乾燥する方法を用いることができる。また、
ローラ部502の硬さは、線圧3g/cmで圧縮量が
0.45mm〜2.00mmの範囲に設定されている。
このように、転写ローラ50のローラ部502をその硬
さが線圧3g/cmで圧縮量が0.45mm〜2.00
mmの発泡ウレタン、発泡シリコン等の発泡体等の比較
的柔らかい材料によって構成するのは次の理由からであ
る。即ち、本発明者等の試験によると、転写ローラのロ
ーラ部を硬質ゴム等の比較的硬い材料によって構成する
と、転写ポイントでの圧力が高く、通常の転写紙では問
題はないが、オーバーヘッドプロジェクタ(OHP)用
フィルム等のようにトナーが付着しにくい場合には、線
の中央が像担持体側に残る所謂中抜け現象が発生し易い
ことが判った。そこで、本発明者等は、発砲ウレタンに
よって制作した種々の転写ローラについて試験した。な
お、転写ローラのローラ部の体積電気抵抗値を105 Ω
cm、転写ベルトの体積電気抵抗値を1011Ωcm、転
写ローラの印加電圧を2.5kVとした。試験の結果、
ローラ部の硬さが線圧3g/cmで圧縮量が0.45m
mより硬いとオーバーヘッドプロジェクタ(OHP)用
フィルムへの転写時に所謂中抜け現象が発生し、ローラ
部の硬さを低くすると所謂中抜け現象は発生しなかっ
た。しかしながら、線圧3g/cmで圧縮量が2.00
mmを越えてローラ部の硬さが低くなると、所定の摩擦
力が得られず転写ベルトとの連れ回りが困難となり、ま
た、転写ベルトとローラ部で発生する剪断力によりロー
ラ部の表面が破損することが判った。従って、転写ロー
ラのローラ部の硬さは、線圧3g/cmで圧縮量が0.
0.45mm〜2.00mmの範囲が望ましいことが判
った。転写ローラ50を構成する回転軸501の両端部
は、上記支持板36(35)に装着された軸受54によ
って回転自在に軸支されている。軸受54は、上記円筒
状のストッパ361(351)に対向した位置で上記支
持板36(35)の内面からストッパ361(351)
側に埋め込まれた位置に配設されている。従って、上記
支持板36(35)の内側からトナー粉や埃が軸受54
に侵入し難くなっている。なお、上記転写ローラ50の
回転軸501には、図1に示す電圧印加手段200によ
って所定の電圧が印加されるように構成されている。
【0021】上記テンションローラ51は、上記従動ロ
ーラ49と転写ローラ50との間に配設されてており、
アルミ合金からなる円柱材によって形成され、その両端
部は縮径された回転軸511となっており、該回転軸5
11が上記支持板36(35)に装着された軸受55に
よって回転自在に軸支されている。
【0022】上記アースローラ52は、上記転写ローラ
50と駆動ローラ43との間に配設されており、アルミ
合金からなる円柱材によって形成され、その両端部は縮
径された回転軸521となっており、該回転軸521が
上記支持板36(35)に装着された軸受56によって
回転自在に軸支されている。該アースローラ52は、適
宜のアース手段によってアースされている。なお、アー
スローラ52とテンションローラ51および転写ローラ
50の位置関係は次のように構成されている。即ち、転
写ローラ50はその外周面の上端が、アースローラ52
とテンションローラ51の外周面上端を結ぶ直線より図
において下側に位置するように配設されている。従っ
て、上記各ローラに後述する転写ベルト57が張設され
た状態では、転写ローラ50は転写ベルト57から離隔
している(図6参照)。
【0023】上記のようにして支持板39および40と
支持板35および36に装着された駆動ローラ43、従
動ローラ49、転写ローラ50、テンションローラ51
およびアースローラ52には、無端状の転写ベルト57
が巻き掛けられている。この転写ベルト57は、ポリク
ロロプレン等の半導電性材料によって形成されており、
その体積電気抵抗値が109 〜1012Ωcmに設定され
ている。転写ベルト57を上記各ローラに装着するに際
しては、上記支持板39および40を支持フレーム31
の端壁33および34に固定しているビス42を弛めて
支持板39および40と支持フレーム31の端壁33お
よび34との固定を解除し、支持板39および40をピ
ン41を中心として回動せしめる。このように支持板3
9および40をピン41を支点として旋回することによ
り転写ベルト57を上記各ローラに容易に被嵌すること
ができる。次に、支持板39および40をピン41を支
点として元の位置まで回動してビス42を締めつけるこ
とにより、転写ベルト57に所定の張力を与えて装着す
ることができる。なお、転写ベルト57の幅寸法は、上
記支持板35および39と支持板36および40との間
隔より大きく構成されており、その両端は支持板35お
よび39と支持板36および40の中央部に位置してい
る。従って、転写ベルト57に付着したトナー粉が支持
板35、39および支持板36、40と転写ベルト57
によって形成される空間内に侵入し難くなっている。な
お、転写ベルト57の作動時に転写ベルト57が蛇行す
るのを防止するために、上記支持板39および40の上
面には蛇行防止部材58、58が取り付けられている。
【0024】次に、上記ベルトユニット30を収納支持
するユニットハウジング60について、主として図6、
図7および図11を参照して説明する。図示の実施例に
おけるユニットハウジング60は、図11に示すように
前側壁63と後側壁64と底壁65と左側壁66および
右側壁67とを有し、上方が開放しており、これらは合
成樹脂によって一体形成されている。前側壁63および
後側壁64の左側壁66側上部には、上記ベルトユニッ
ト30の駆動ローラ43を軸支する支持板39および4
0に設けられた装着部391および401を回動可能に
支持する円形支持穴631および641が形成されてい
る。この円形支持穴631および641は、上記装着部
391および401の直径と対応し、各々上方が開放さ
れており、その開放幅は装着部391および401に形
成された平行な二面392、392および402、40
2の二面幅に対応している。従って、上記装着部391
および401の平行な二面392、392および40
2、402を上記円形支持穴631および641の開放
部に対応させて上方から円形支持穴631および641
に挿入嵌合し、該装着部391および401を支点とし
てベルトユニット30を略90°旋回することにより、
ベルトユニット30をユニットハウジング60に装着す
ることができる。また、前側壁63および後側壁64の
右側壁67側端部は各々前側および後側に突出して形成
されており、その上部には上記ベルトユニット30のス
トッパ351および361の移動を許容するための切欠
部632および642が各々形成されている。前側壁6
3の上記切欠部632が形成されている突出部には、底
壁65よりも下方に突出する取付部634が設けられて
おり、この取付部634には図5に示すように楕円形の
位置決め穴635および楕円形の取付ボルト挿通用の穴
636が形成されている。また、前側壁63の図5にお
いて中央部には、後述する摺動レールと対応する位置に
係合穴633が設けられている。上記底壁65には、上
記前側壁63に形成された係合穴633と対応する位置
に前側端部から後側端部に延びる摺動レール654が設
けられている。この摺動レール654は、両側部に下方
に突出するガイド655、656と、該ガイド655、
656間に形成された摺動面657を備えており、該摺
動面657が上記前側壁63に形成された係合穴633
の上端と略同一位置に形成されている。
【0025】上記ユニットハウジング60の左側壁66
側には、図6に示すように廃トナー収容部68が左側壁
66に沿って前後方向に形成されている。この廃トナー
収容部68の下部には、トナー搬送部材69が配設され
ている。トナー搬送部材69は、回転軸691と該回転
軸691に装着された螺旋羽根692とを備えている。
このトナー搬送部材69は、回転軸691の一端部が上
記前側壁63に回転自在に軸支されており、その他端部
は廃トナー収容部69に開口し上記後側壁64から後方
に突出して設けられた案内筒693によって螺旋羽根6
92の一部が回転可能に支持されている(図11参
照)。回転軸691の一端には被駆動歯車70が装着さ
れており、該被駆動歯車70は図5に示すように前側壁
63に軸713によって回転自在に軸支され中間歯車7
1の小歯車711と噛み合っている。なお、中間歯車7
1は上記小歯車711と一体に大歯車712を備えてお
り、該大歯車712が上記駆動ローラ43の回転軸43
1に装着された歯車45と噛み合うように構成されてい
る。また、回転軸691の他端部は上記案内筒693の
先端より突出しており、その先端に上記案内筒693の
外径と略同一の外径を有する閉塞盤694が装着されて
いる。なお、案内筒693には図3に示すように閉塞筒
72が嵌合される。この閉塞筒72はその内端から軸方
向に形成された係合溝721を備えており、該係合溝7
21が上記案内筒693に設けられた突条695と係合
することにより、軸方向には移動できるが回動が規制さ
れている。また、閉塞筒72はその内端にはフランジ7
22を備えており、該フランジ722と上記後側壁64
との間に配設されたコイルばね723によって後方に押
圧されている。
【0026】上記ユニットハウジング60には、上記廃
トナー収容部68に沿って上記ベルトユニット30の転
写ベルト57を清掃するためのクリーニング手段73が
配設されている。図示の実施例におけるクリーニング手
段73は、共通のホルダ74と、クリーニングブレード
75と、紙粉除去部材76を具備している。共通のホル
ダ74は、上記転写ベルト57の幅と略同じ寸法の長さ
を有するチャンネル状部材からなっており、装着部74
1と支持部742を備えている。該ホルダ74の支持部
742には、その中央部に取付部材77が固着されてい
る。取付部材77には、その基部に長手方向に貫通し一
部に開口部772を備えた断面円形の穴771が設けら
れており、また、取付部材77の中央部には被作動レバ
ー773が一体的に形成されている。この取付部材77
を回動可能に支持するための支持軸78(図6参照)が
上記ユニットハウジング60の底壁65に設けられてい
る。該支持軸78は、底壁65から立設して形成された
支持壁79、79と一体成形されており、上記穴771
の直径と対応し且つ外周に上記開口部772の開口幅に
対応する平行な二面が形成されている。取付部材77を
支持軸78に取り付けるには、上記開口部772を上記
支持軸78に形成された平行な二面に対応させて上方か
ら穴771を支持軸78に嵌合し、取付部材77を略9
0°旋回することにより、図6および図11に示すよう
に被作動レバー773が略上方に位置する状態で取付け
られる。クリーニングブレード75はウレタンゴム等に
よって形成され上記転写ベルト57の幅と略同じ寸法の
長さを有しており、上記ホルダ74の装着部741に接
着剤等によって固着されている。このクリーニングブレ
ード75は、転写時にはエッジが転写ベルト57に圧接
されて(図21参照)転写ベルト57に付着しているト
ナーを掻き落とす。紙粉除去部材76はスポンジ等の発
泡材によって構成され上記クリーニングブレード75と
同様に転写ベルト57の幅と略同じ寸法の長さを有して
おり、上記ホルダ74の装着部741に接着剤等によっ
て固着されている。この紙粉除去部材76は、上記クリ
ーニングブレード75より転写ベルト57の作動方向下
流側に配設されて、上記クリーニングブレード75の厚
さより厚く形成されおり、転写時および非転写時のいず
れにおいても一部が転写ベルト57に接触しているよう
に構成されている。紙粉除去部材76は、クリーニング
ブレード75では除去し難い転写ベルト57に付着して
いる紙粉を除去し、また、上記クリーニングブレード7
5が転写ベルト57から離隔した際に接触位置に溜まっ
ていたトナーをならす機能を有している。ユニットハウ
ジング60左側壁66の上端には、上記廃トナー収容部
68の上方を覆うシール板80が装着されている。この
シール板80は、前側壁63から後側壁64にわたって
延びており、上記転写ベルト57と対向する面および上
記クリーニングブレード75と対向する部分にパイルウ
ール、スポンジおよびフェルト等のシール材81が装着
されている。そして、図6に示すように非転写時にクリ
ーニングブレード75のエッジ部がシール材81に接触
するように構成されている。従って、クリーニングブレ
ード75のエッジ部に付着したトナーや紙粉等を非転写
時毎に除去することができる。
【0027】上記ユニットハウジング60には、上記ク
リーニング手段73を作用位置と非作用位置に作動せし
めるとともに、上記ベルトユニット30を転写位置と非
転写位置に作動せしめるための多方向駆動機構100が
配設されている。この多方向駆動機構100は、上記ユ
ニットハウジングの底壁65に立設された支持軸101
に回動可能に支持され作動板110を具備している。こ
の作動板110は、合成樹脂によって形成され、中央部
に上記支持軸101に回動可能に嵌合する支持筒部11
1を備えているとともに、図示の実施例においては外周
部に入力部112と、3個の出力部113、114、1
15を備えている。入力部112には長穴116が設け
られており、該長穴116にソレノイド120のプラン
ジャ121に取り付けられたピン122が嵌合連結され
ている。従って、ソレノイド120が付勢されプランジ
ャ121が吸引されると、作動板110は支持軸101
を中心として矢印E方向に所定角度作動せしめられる。
また、ソレノイド120が除勢されると、内蔵するリタ
ーンスプリングによってプランジャ121が戻されるた
め、作動板110は支持軸101を中心として矢印F方
向に作動せしめられ元の状態となる。作動板110に設
けられた3個の出力部113、114、115は、各々
略90°の角度を置いて形成されている。出力部113
は、上記クリーニング手段73の作動機構を構成する上
記被作動レバー773と連結部材としてのコイルばね1
30によって連結されている。図示の実施例において
は、コイルばね130の一端には輪が形成されており、
この輪と出力部113に形成された穴に挿通するボルト
および該ボルトに螺合するナット等の連結手段140に
よってコイルばね130の一端が作動板110の出力部
113に連結される。コイルばね130の他端にも輪が
形成されており、この輪と上記被作動レバー773に形
成された穴に挿通するボルトおよび該ボルトに螺合する
ナット等の連結手段141によってコイルばね130の
他端が被作動レバー773に連結される。なお、コイル
ばね130の両端連結部は、若干の遊びをもって連結さ
れている。また、コイルばね130は、出力部113の
回動方向に対して略接線方向に配設されている。なお、
図示の実施例において、上記作動板110の出力部11
3と上記被作動レバー773とを連結する連結部材とし
てコイルばね130を用いたのは、転写時に上記クリー
ニングブレード75を作用位置に作動させた状態でコイ
ルばね130に引張り力を与えておき、転写ベルト57
が伸びた場合でもこのコイルばね130の引張り力によ
ってクリーニングブレード75を転写ベルト57に圧接
させるようにするためである。出力部114および11
5は、上記ベルトユニット30の接離機構150および
150と連結部材としての連結稈160および160に
よって各々連結されている。接離機構150は、穴を備
えた円筒状の支持部材152と、該支持部材152の両
端部に立設して形成された支持側部153、154と、
該支持側部153と154に支持軸165によって回動
可能に支持されたローラ156と、支持部材152の中
央部に上記支持側部153および154と略略90°の
角度を置いて立設して形成された非作動レバー部157
とからなっており、これらは合成樹脂によって一体成形
されている。この接離機構150は、上記ユニットハウ
ジングの底壁65に装着されたブラケット170に取り
付けられた支持軸165に支持部材152の穴を嵌合す
ることにより回動可能に支持される。この接離機構15
0および150のローラ156および156は、上記ベ
ルトユニット30の支持板35および36の下面に各々
装着された載置板355および365の下方に対応する
位置に配設されている。上記連結稈160および160
の各々一端には、輪が形成されており、この輪と出力部
114および115に形成された穴に挿通するボルトお
よび該ボルトに螺合するナット等の連結手段142、1
42によって連結稈160および160の一端が作動板
110の出力部114、115に各々連結される。連結
稈160および160の各々他端にも輪が形成されてお
り、この輪と上記接離機構150および150の非作動
レバー部157および157に形成された穴に挿通する
ボルトおよび該ボルトに螺合するナット等の連結手段1
43、143によって連結稈160および160の他端
が上記非作動レバー部157および157に各々連結さ
れる。図示の実施例においては、連結稈160および1
60は、その中間部に屈曲部161および161が各々
形成されている。この連結稈160および160に形成
された屈曲部161および161は、上記作動板110
と上記非作動レバー部157および157との取付け間
隔の製作誤差を吸収するためのものである。なお、連結
稈160および160の両端連結部は、若干の遊びをも
って連結されている。また、連結稈160および160
は、出力部113の回動方向に対して略接線方向に配設
されている。
【0028】次に、上記のように構成された転写ベルト
ユニット29をクラムシェルタイプの下側ハウジング2
5に装着するためのスライダ機構について図12乃至図
21をも参照して説明する。下側ハウジング25は、前
側板85と、該前側板85と間隔を置いて配設された後
側板86と、前側板85と後側板86間に配設された基
板90を具備している。前側板85には、図13に示す
ように転写ベルトユニット29における上記着脱部材4
6の嵌合部464に対応し上方が開放して形成された円
形支持穴851と、上記ユニットハウジング60の前側
壁63に形成された取付部634に対応する矩形状の切
欠部852および後述するスライダの係止部と係合する
穴853が設けられている。後側板86には、図14に
示すように転写ベルトユニット29における上記位置規
制部材47の嵌合部472対応する穴861と、上記閉
塞筒72を挿通可能にするための穴862が設けられて
いる。
【0029】上記下側ハウジング25の基板90上に
は、前側板85と後側板86間に延びるスライダ87が
配設されている。スライダ87は、断面チャンネル状の
鋼材によって構成されており、その幅は上記摺動レール
654のガイド655、656間に形成された摺動面6
57の幅と対応した寸法に形成されており、その上板8
71の上面は上記摺動レール654の摺動面657を載
置するための載置面871aとなっている。スライダ8
7の両側板872、872には、後端部(図12におい
て上側、図16乃至図19において右側)に各々前後方
向に延びる第1の長穴873、873および第2の長穴
874、874が設けられている。後端側に設けられた
第1の長穴873、873は上記載置面871aと平行
な直線状に形成されている。該第1の長穴873、87
3よりも前端側に設けられた第2の長穴874、874
は、上記載置面871aと平行な第1の平行部874a
と、該第1の平行部874aの前端から上方に傾斜する
傾斜部874bと、該傾斜部874bの上端から前端側
に向けて上記載置面871aと平行な第2の平行部87
4cとによって形成されている。両側板872、872
の後端には、上記載置面871aより上方に突出するス
トッパ875、875が各々設けられている。また、両
側板872、872の前端には、上記前側板85に形成
された穴853(図13および図16参照)に嵌合し、
スライダ87を傾斜させた状態で保持する係止凹部87
6aを備えた係止部876が設けられている。上記上板
871の前端には、上記ユニットハウジング60の前側
壁63に形成された係合穴633と係合する係合部87
7が設けられている。この係合部877と上記前側壁6
3に形成された係合穴633とは互いに係合する係合手
段を構成する。このように構成されたスライダ87は、
上記両側板872、872に形成された第1の長穴87
3、873に第1の支持ピン88が挿通され、また、第
2の長穴874、874に第2の支持ピン89が挿通さ
れる。この第1の支持ピン88および第2の支持ピン8
9の両端は、基板90の一部を切り起こして形成された
支持ブラケット901、901および902、902に
各々支持されている。上記スライダ87の両側板87
2、872に形成された第1の長穴873、873およ
び第2の長穴874、874と支持ブラケット901、
901および902、902に各々支持された第1の支
持ピン88および第2の支持ピン89は、スライダ87
を前後方向に移動可能でかつ後端部を支点として上下方
向に揺動可能に支持する支持手段を構成している。上記
第2の支持ピン89と該第2の支持ピン89より後端側
において上記スライダ87の上板871に設けられた係
止部878との間に引っ張りコイルばね92が張設され
ており、該引っ張りコイルばね92の張力によりスライ
ダ87は常に前端側に移動すべく付勢されている。従っ
て、スライダ87は、組み付けられた状態ではその前端
が前側板85に当接している(図12参照)。このと
き、上記第1の支持ピン88がスライダ87の両側板8
72、872に設けられた第1の長穴873、873の
略中間部に位置し、上記第2の支持ピン89が第2の長
穴874、874の傾斜部874bと第2の平行部87
4cと接続部に位置するように構成されている。この状
態から、スライダ87の前端部を上方に持ち上げると、
スライダ87は第1の支持ピン88を中心として回動し
つつ上記第2の支持ピン89が挿通された第2の長穴8
74、874に案内され前端側に移動して、係止部87
6が前側板85に形成された穴853に達すると、図1
6に示すように係止部876が穴853に嵌合し、穴8
53の下縁と係止部876の係止凹部876aが係合し
て、スライダ87はその前端が前側板85の上端より上
側に位置付けられた傾斜下状態で保持される。このと
き、上記第1の長穴873、873の後端が第1の支持
ピン88に位置し、第2の長穴874、874の第1の
平行部874aの後端が上記第2の支持ピン89に位置
付けられる。
【0030】転写ベルトユニット29をクラムシェルタ
イプの下側ハウジング25に装着するためのスライダ機
構は以上のように構成されており、以下、転写ベルトユ
ニット29の装着手順について説明する。まず、スライ
ダ87の前端部を上方に持ち上げ、図16に示すように
係止部876の係止凹部876aを前側板85に形成さ
れた穴853の下縁に係合して傾斜した状態に保持す
る。この状態で、スライダ87の載置面871a上に転
写ベルトユニット29のユニットハウジング60に形成
された摺動レール654の摺動面657を載置し、転写
ベルトユニット29をスライダ87の載置面871aに
沿って移動させて図17に示す位置に達すると、摺動レ
ール654の後端がスライダ87の後端に設けられたス
トッパ875、875に当接する。一方、ユニットハウ
ジング60の前側壁63に形成された係合穴633がス
ライダ87に設けられた係合部877係合して、転写ベ
ルトユニット29とスライダ87とが一体化する。この
とき、転写ベルトユニット29の駆動ローラ43に装着
された被駆動歯車48が後側板86に形成された穴86
1を挿通し、位置規制部材47の案内部471が上記穴
861の上縁部に当接した状態となっている。また、ト
ナー搬送部材69の案内筒693に嵌合された閉塞筒7
2が後側板86に形成された穴862に挿入された状態
となっている。図16の状態から、転写ベルトユニット
29とスライダ87を後方に押すと、上記係止部876
と上記穴853との係合が解除されるため、転写ベルト
ユニット29とスライダ87は第1の支持ピン88を支
点として下方に旋回しつつ上記第2の支持ピン89が挿
通された第2の長穴874、874に案内され、図18
に示すように略水平状態になると前側壁63の取付部6
34の位置に対応する底壁65が前側板85に形成され
た切欠部852の底縁854に当接する。このとき、位
置規制部材47は後側板86に形成された穴861に円
錐面を有する案内部471が案内されて嵌合部472が
嵌合して位置決めされるとともに、フランジ部473が
後側板86に当接する。また、トナー搬送部材69の案
内筒693に嵌合された閉塞筒72は、後側板86の後
方に配設された廃トナーボックス95に設けられた穴9
51に挿入され、フランジ722が後側板86に当接す
る。なお、駆動ローラ43の前端部に装着された着脱部
材46と歯車45の間の小径部が前側板85に形成され
た円形支持穴851にその上方開口部から嵌合される。
図18に示す状態から、転写ベルトユニット29とスラ
イダ87を更に後方に押すと、図19に示すように上記
取付部634が前側板85に当接する。このとき、図1
3に示すように前側板85に設けられた位置決めピン9
6に上記取付部634に形成された位置決め穴635が
嵌合する。また、着脱部材46は位置規制手段465を
構成する案内部463の円錐面に案内されて上記円形支
持穴851内を移動し、嵌合部464が円形支持穴85
1と嵌合して位置規制される。この状態で、図13に示
すように上記取付部634に形成された取付ボルト挿通
用の穴636に取付ボルト971を挿入し前側板85に
形成されたねじ穴に螺合するとともに、着脱部材46に
形成された取付ボルト挿通用の穴461および462に
取付ボルト972および973を挿入し前側板85に形
成されたねじ穴に螺合することにより、転写ベルトユニ
ット29をクラムシェルタイプの下側ハウジング25に
装着固定することができる。一方、転写ベルトユニット
29の後端側においては、図19に示すように駆動ロー
ラ43に装着された被駆動歯車48が後側板86に取り
付けられた短軸98に回転自在に装着され図示しない駆
動装置に伝動連結された伝動歯車99と噛合する。ま
た、トナー搬送部材69の案内筒693に嵌合された閉
塞筒72は、フランジ722が後側板86に当接して移
動しないが、案内筒693は移動するため、その先端部
が閉塞筒72から廃トナーボックス95内に突出してト
ナー搬送部材69によって搬送される廃トナーの排出を
可能にする。以上のようにして下側ハウジング25に装
着された転写ベルトユニット29を部品交換等のために
取り外す場合は、上記装着手順の逆の操作を行うことに
よって容易に取り外すことができる。
【0031】以上のように転写ベルトユニット29をク
ラムシェルタイプの機体ハウジングを構成する下側ハウ
ジング25に装着した状態における像担持体3との位置
関係が図20に示されている。即ち、転写ベルトユニッ
ト29の転写ローラ50が像担持体3の略真下に対向し
て位置付けられ、転写ベルト57と像担持体3との間に
は間隙が設けられている。また、転写ベルト57と転写
ローラ50との間にも1.00mm〜2.00mm程度
の間隙が設けられている。このように、機体ハウジング
を構成する下側ハウジング25に装着された転写ベルト
ユニット29のベルトユニット30は、転写時には、上
記接離機構150、150が作動せしめられることによ
って上記駆動ローラ43を中心として上方に回動せしめ
られて転写位置に位置付けられ、図21に示すように転
写ベルト57が像担持体3の外周面に接触するとともに
転写ローラ50によって押圧される。
【0032】図示の実施例による画像形成機の転写装置
は以上のように構成されており、以下その作用について
説明する。転写ベルトユニット29を下側ハウジング2
5に上記のようにして装着した状態(図20)から画像
形成機が作動すると、上記多方向駆動機構100を構成
するソレノイド120が付勢される。ソレノイド120
が付勢されプランジャ121が吸引されると、作動板1
10は支持軸101を中心として矢印E方向に所定角度
作動せしめられる。作動板110が矢印E方向に作動す
ると、該作動板110の出力部114および115に各
々一端が連結された連結稈160および160が各々作
動板110側に引かれる。連結稈160および160が
作動板110側に引かれることにより、該連結稈160
および160の他端に被作動レバー部157および15
7が連結されている接離機構150および150が各々
支持軸165および165を中心として所定角度回動
し、ローラ156および156を略最高位置に位置付け
られる。従って、該ローラ156および156上に載置
された載置板355、365を装着した上記ベルトユニ
ット30の支持板35と36が上記駆動ローラ43を中
心として上方に回動して押し上げられる。これにより、
図21に示すように転写ベルト57が像担持体3に圧接
せしめられ、更に転写ローラ50が転写ベルト57に圧
接せしめられる。この圧接で転写ローラ50のローラ部
が0.5mm〜1.0mm程度圧縮されることにより、
転写ベルト57を所定の圧接力で像担持体3に均一に接
触させることができる。一方、作動板110に一端が連
結されたコイルばね130も作動板110側に引かれ、
従って、該コイルばね130の他端が連結された被作動
レバー773を備えた取付部材77が支持軸78を中心
として図20において時計方向に回動せしめられる。こ
れにより、取付部材77を取り付けたホルダ74が図2
1で示す作用位置に作動して、該ホルダ74に装着され
たクリーニングブレード75のエッジ部が転写ベルト5
7に圧接せしめられる。また、この状態でホルダ74に
装着されている紙粉除去部材76のクリーニングブレー
ド75側のエッジ部が転写ベルト57に接触せしめられ
る。
【0033】次に、上記図示しない駆動装置に伝動連結
された伝動歯車99を介して被駆動歯車48が回転駆動
されると、該被駆動歯車48を装着した駆動ローラ43
が回転せしめられる。駆動ローラ43が回転すると、転
写ベルト57が矢印B方向に作動せしめられる。また、
駆動ローラ43が回転すると、該駆動ローラ43に装着
された歯車45および中間歯車71を介して被駆動歯車
70が回転せしめられる。被駆動歯車70が回転する
と、該被駆動歯車70を装着したトナー搬送部材69が
回転する。一方、転写ローラ50に電圧印加手段200
(図1参照)によって所定の電圧が印加される。該転写
ローラ50を介して転写ベルト57に所定の極性の電荷
が帯電せしめられる。従って、像担持体3と転写ベルト
57の間に転写紙が供給されると、像担持体3と転写ベ
ルト57とが対向する転写部において転写ベルト57に
帯電した電荷の作用により、像担持体3の表面に形成さ
れているトナー像は転写紙に順次吸引され転写せしめら
れる。トナー像が転写された転写紙は、転写ベルト57
によって搬送され、定着ローラ対23により定着され
て、排出ローラ対24から排出される。なお、転写ベル
ト57の表面に付着されたトナーは、矢印B方向に移動
している際にクリーニングブレード75によって掻き落
とされ、廃トナー収容部68に落下する。廃トナー収容
部68に落下したトナーは、トナー搬送部材69によっ
て後方側に搬送され、案内筒693の先端から廃トナー
ボックス95内に排出される。
【0034】次に、非転写時には、駆動ローラ43が停
止されるとともに、転写ローラ50への電圧印加が遮断
される。そして、ソレノイド120が除勢されると、内
蔵するリターンスプリングによってプランジャ121が
戻され、作動板110は支持軸101を中心として矢印
F方向に作動せしめられ元の状態となる。作動板110
が矢印F方向に作動すると、上記連結稈160および1
60が各々前および後方向に押される。このため、接離
機構160および160が各々支持軸165および16
5を中心として上記転写時とは逆方向に所定角度回動す
る。従って、ベルトユニット30は駆動ローラ43を中
心として下方に旋回して支持板35および36に装着さ
れた載置板355、365がユニットハウジング60の
底壁65に突出形成されたストッパ652および653
に当接して停止し図19に示す非転写位置の状態とな
る。即ち、像担持体3と転写ベルト57および転写ベル
ト57と転写ローラ50とは、夫々離隔せしめられる。
従って、転写ローラ50が転写ベルト57に常時接触し
ていることによって生ずる転写ローラ50の変形を未然
に防止することができる。一方、上記作動板110に一
端が連結されたコイルばね130も各々前および後方向
に押され、従って、該コイルばね130の他端が連結さ
れた被作動レバー773を備えた取付部材77が支持軸
78を中心として図20において反時計方向に回動せし
められる。これにより、取付部材77を取り付けたホル
ダ74が図20で示す非作用位置に作動して、該ホルダ
74に装着されたクリーニングブレード75が転写ベル
ト57から離隔する。従って、クリーニングブレード7
5が転写ベルト57に常時圧接していることによって生
ずる転写ベルト57の変形を未然に防止することができ
る。また、この状態においてもブレードホルダ74に装
着されている紙粉除去部材76は、クリーニングブレー
ド75側と反対側のエッジ部が転写ベルト57に接触せ
しめられる。このように、紙粉除去部材76は常時転写
ベルト57に接触せしめられているので、ベルトユニッ
ト30の離隔時に転写ベルト57のクリーニングブレー
ド75が接触していた位置に溜まって付着していたトナ
ーが転写ベルトの慣性によって停止するまでの間に移動
しても紙粉除去部材76によってならされるため、つぎ
の転写時にトナーが溜まった状態で転写ベルトに付着し
て移動することによる機内への落下を未然に防止するこ
とができる。
【0035】以上、本発明による多方向駆動機構を最も
効果的に機能する画像形成機の転写装置に用いた実施例
について説明したが、本発明は実施例のみに限定される
ものではなく、一つのソレノイドを用いて複数の方向に
出力を作用させる種々の装置に適用することが可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明による多方向駆動機構は、支持軸
に回動可能に支持され入力部と複数の出力部を備えた作
動板と、該作動板の入力部に連結され該作動板を所定角
度作動せしめるソレノイドと、該作動板に設けられた複
数の出力部に各々一端が連結された複数の連結部材とを
具備したので、一つのソレノイドを用いて複数の方向に
出力を作用させることができる構造が簡単で安価な多方
向駆動機構を得ることができる。
【0037】また、本発明による画像形成機の転写装置
は、上記多方向駆動機構を適用し、ベルトユニットを転
写位置と非転写位置に作動する接離機構と、該接離機構
と作動方向が異なるクリーニング手段を作用位置と非作
用位置に作動する作動機構とを作動するようにしたの
で、構造が簡単で安価な画像形成機の転写装置を得るこ
とができる。
【0038】更に、本発明によれば、上記多方向駆動機
構における該作動板の出力部と該クリーニング手段を作
動する該作動機構とを連結する連結部材は、コイルばね
によって構成されているので、転写時に上記クリーニン
グブレードを作用位置に作動させた状態でコイルばねに
は引張り力を与えられるため、転写ベルトが伸びた場合
でもこのコイルばねの引張り力によってクリーニングブ
レードを転写ベルトに圧接させることができ、常にクリ
ーニング機能を維持することができる。
【0039】また、本発明によれば、上記多方向駆動機
構における該作動板の出力部と該ベルトユニットを作動
する上記接離機構とを連結する連結部材は、中間部に屈
曲部を備えた連結稈によって構成されているので、上記
屈曲部によって上記作動板と上記接離機構との取付け間
隔の製作誤差を吸収することができ、上記接離機構を常
に円滑に作動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された多方向駆動機構を適
用した転写装置を装備した画像形成機の一実施例を示す
概略構成図。
【図2】本発明に従って構成された転写装置を装備した
クラムシェルタイプの画像形成機の正面図。
【図3】本発明に従って構成された転写装置を構成する
転写ベルトユニットの斜視図。
【図4】図3に示す転写ベルトユニットの平面図。
【図5】図3に示す転写ベルトユニットの一部を破断し
て示す正面図。
【図6】図3に示す転写ベルトユニットの断面図。
【図7】図6におけるX−X線断面図。
【図8】図3に示す転写ベルトユニットを構成するベル
トユニットの斜視図。
【図9】図8に示すベルトユニットを構成する駆動ロー
ラの断面図。
【図10】図8に示すベルトユニットを構成する各ロー
ラの支持構造を示す断面図。
【図11】図3に示す転写ベルトユニットを構成するユ
ニットハウジングの斜視図。
【図12】図3に示す転写ベルトユニットを装着する機
体ハウジングの装着部を示す平面図。
【図13】図3に示す転写ベルトユニットを機体ハウジ
ングに装着した状態を示す正面図。
【図14】図3に示す転写ベルトユニットを機体ハウジ
ングに装着した状態を示す背面図。
【図15】図3に示す転写ベルトユニットを機体ハウジ
ングに装着するためのスライダの斜視図。
【図16】図15に示すスライダの引き出した状態を示
す側面図。
【図17】図16に示すスライダに転写ベルトユニット
を載置した状態を示す側面図。
【図18】図17に示すスライダに転写ベルトユニット
を載置した状態からスライダおよび転写ベルトユニット
を機体ハウジング内に押し込んだ状態を示す側面図。
【図19】図18に示す状態からスライダおよび転写ベ
ルトユニットを機体ハウジングの所定の装着位置に移動
させた状態を示す側面図。
【図20】機体ハウジングに装着した転写装置の断面
図。
【図21】機体ハウジングに装着した転写装置を転写状
態とした断面図。
【符号の説明】
2:画像形成機 3:像担持体 4:帯電用コロナ放電器 5:現像装置 6:転写装置 7:クリーニングユニット 8:除電ランプ 9:照射ランプ 10:第1のミラー 11:第2のミラー 12:第3のミラー 13:レンズ 14:第4のミラー 15:転写紙供給装置 16:転写紙カセット 17:転写紙送出ローラ 18:給紙ローラ対 19:案内路 20:搬送ローラ対 21:案内路 22:レジストローラ対 23:定着ローラ対 24:排出ローラ対 25:下側ハウジング 26:上側ハウジング 29:転写ベルトユニット 30:ベルトユニット 31:支持フレーム 35:支持板 36:支持板 39:支持板 40:支持板 43:駆動ローラ 46:着脱部材 47:位置規制部材 48:被駆動歯車 49:従動ローラ 50:転写ローラ 51:テンションローラ 52:アースローラ 57:転写ベルト 58:蛇行防止部材 60:ユニットハウジング 63:前側壁 64:後側壁 65:底壁 66:左側壁 67:右側壁 68:廃トナー収容部 74:ホルダ 75:クリーニングブレード 76:紙粉除去部材 80:シール板 81:シール材 85:前側板 86:後側板 87:スライダ 90:基板 88:第1の支持ピン 89:第2の支持ピン 92:引っ張りコイルばね 100:多方向駆動機構 110:作動板 111:支持筒部 112:入力部 113:出力部 114:出力部 115:出力部 120:ソレノイド 130:コイルばね(連結部材) 150:接離機構 160:連結稈(連結部材) 654:摺動レール 873:第1の長穴 874:第2の長穴 876:係止部 877:係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 恵生 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 南條 譲 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持軸に回動可能に支持され入力部と複
    数の出力部を備えた作動板と、該作動板の入力部に連結
    され該作動板を所定角度作動せしめるソレノイドと、該
    作動板に設けられた複数の出力部に各々一端が連結され
    た複数の連結部材とを具備した、 ことを特徴とする多方向駆動機構。
  2. 【請求項2】 駆動ローラと、該駆動ローラと間隔をお
    いて配設された從動ローラと、該駆動ローラと該從動ロ
    ーラとに張設せしめられ像担持体と対向して配設された
    転写ベルトとを有するベルトユニットと、該像担持体と
    反対側に配設され該転写ベルトの表面を清掃するクリー
    ニング手段とを備えた画像形成機の転写装置において、 該ベルトユニットを転写位置と非転写位置に作動する接
    離機構と、該クリーニング手段を作用位置と非作用位置
    に作動する作動機構と、支持軸に回動可能に支持され入
    力部と複数の出力部を備えた作動板と、該作動板の入力
    部に連結され該作動板を所定角度作動せしめるソレノイ
    ドと、該作動板に設けられた複数の出力部に各々一端が
    連結された複数の連結部材とを具備した多方向駆動機構
    とを備え、 該多方向駆動機構の複数の連結部材の各々他端を該接離
    機構または該作動機構に連結した、 ことを特徴とする画像形成機の転写装置。
  3. 【請求項3】 該多方向駆動機構における該作動板の出
    力部と該クリーニング手段を作動する該作動機構とを連
    結する連結部材は、コイルばねによって構成されてい
    る、請求項1記載の画像形成機の転写装置。
  4. 【請求項4】 該多方向駆動機構における該作動板の出
    力部と該ベルトユニットを作動する該接離機構とを連結
    する連結部材は、中間部に屈曲部を備えた連結稈によっ
    て構成されている、請求項2記載の画像形成機の転写装
    置。
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