JPH08101563A - 帯電部材 - Google Patents

帯電部材

Info

Publication number
JPH08101563A
JPH08101563A JP6237938A JP23793894A JPH08101563A JP H08101563 A JPH08101563 A JP H08101563A JP 6237938 A JP6237938 A JP 6237938A JP 23793894 A JP23793894 A JP 23793894A JP H08101563 A JPH08101563 A JP H08101563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic layer
charging member
charging
polyisocyanate
surface layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6237938A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Nojima
一男 野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6237938A priority Critical patent/JPH08101563A/ja
Publication of JPH08101563A publication Critical patent/JPH08101563A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導電性弾性層の表面にトナーなどが付着す
るのを抑制することによって,帯電部材の耐久性を向上
させる。 【構成】 導電性支持体101上にエピクロルヒドリン
ゴムを主体とする半導電性弾性層102を形成した帯電
部材において,前記半導電性弾性層102上に,ポリエ
ステルポリオールとポリイソシアネートとの高分子を主
体とする樹脂からなる表面層103を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,電子写真装置に使用さ
れる帯電部材に関し,より詳細には,電子写真装置にお
ける一次帯電および転写帯電に用いられる帯電部材に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来,電子写真プロセスにおける帯電プ
ロセスは,金属ワイヤーに高電圧(直流6〜8KV)を
印加して発生するコロナにより帯電を行っているコロナ
放電方式が,広く利用されていた。ところが,このコロ
ナ放電方式ではコロナ発生時にオゾンや窒素酸化物など
のコロナ生成物により,感光体表面を変質させ,画像ぼ
けや劣化を進行させたり,ワイヤーの汚れが画像品質に
悪影響をおよぼすという不都合があった。
【0003】これに対して帯電部材に感光体ドラムを接
触させながら電圧を印加して,感光体表面を帯電させる
接触帯電方式が実用化されている。この帯電方式は,電
源の低電圧化とオゾンなどの発生が少ないという利点を
有しているが,帯電の均一性に関してはコロナ放電方式
と比較してかなり劣っている。
【0004】この帯電の均一性を改善するために,例え
ば,特開昭63−149668号公報に開示されている
『接触帯電方式』にあっては,直流電圧印加時における
帯電開始電圧(Vth)の2倍以上のピーク間電圧をもつ
交流電圧を重畳させることにより,帯電の均一性がかな
り改善できることを開示している。
【0005】また,例えば,特開昭58−194061
号公報に開示されている『ローラ帯電装置』にあって
は,導電性弾性層からなる帯電ローラ表面に近接して,
クリーニング素子を設けること,および導電性弾性体の
表面に,非粘着性被膜を被覆することにより,帯電の均
一性がかなり改善できることを開示している。
【0006】ところが,特開昭63−149668号公
報では,直流電圧印加時における帯電開始電圧(Vth)
の2倍以上のピーク間電圧である高圧の交流電圧を重畳
させるため,直流電源とは別に交流電源が必要となり,
装置自体のコストアップを招く。さらには,交流電流を
多量に消費することにより,オゾン発生量が多くなり,
その結果,帯電部材や感光体の劣化を招くという不具合
が発生する。
【0007】また,特開昭58−194061号公報で
は,非粘着性被膜を被服した表面層は,被膜の非粘着性
や膜強度などが十分に行えない。被膜の非粘着性や膜強
度などにより,表面層にトナーなどの付着が多く,これ
が帯電ローラの耐久性を悪くする原因となるという不具
合が発生する。
【0008】従来の帯電部材にて,帯電部材が直流電圧
印加のみの場合,帯電むらを発生するのは,帯電部材の
弾性層が合成ゴムにカーボンブラックを分散したときで
ある。すなわち,従来の帯電部材の帯電むらは,カーボ
ンブラック/合成ゴムの分散不良による,導電性層の電
気的不均一によるものである。しかし,カーボンブラッ
ク/合成ゴムを半導電性の極性ゴム(たとえばエピクロ
ルヒドリンゴム)に置き換えられることにより,帯電部
材の帯電むらは解消できる。
【0009】ここで,前記極性ゴムについて説明する。
極性ゴム(または有極性ゴム)は,ポリマ中に極性基を
有するゴムを総称し,例えば,エピクロルヒドリンゴ
ム,ニトリルゴム,ウレタンゴム,クロロプレンゴム,
アクリルゴムなどは,−CL,−CN,−NH,および
−COOなどの極性基を含んでいる。なおこれに対し,
天然ゴム,スチレン−ブタジエンゴム,およびブチルゴ
ムなどの極性基を含まないゴムを非極性ゴムという。
【0010】さらに,帯電部材が直流電圧印加のみの場
合,帯電部材の耐電圧が問題となるが,弾性層にエピク
ロルヒドリンを使用することにより,従来のカーボンブ
ラック/合成ゴム系の導電性弾性層に比べて,耐電圧が
著しく向上する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
エピクロルヒドリンゴムを半導電性弾性層に使用した帯
電部材によれば,帯電部材を長期間使用すると,帯電部
材表面に,トナーおよび紙粉などが付着あるいは固着し
てしまう。その結果,帯電部材の電気抵抗値が上昇し,
帯電性能が低下するという問題点があった。すなわち,
クリーニングをすり抜けて,そのまま感光体上に留まっ
た残留トナー粒子が感光体と接触している帯電部材の表
面に付着し,悪影響をおよぼすという問題点があった。
【0012】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,半導電性弾性層の表面にトナーなどが付着するのを
抑制することによって,帯電部材の耐久性を向上させる
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る帯電部材は,導電性支持体上にエ
ピクロルヒドリンゴムを主体とする半導電性弾性層を形
成した帯電部材において,前記半導電性弾性層上に,ポ
リエステルポリオールとポリイソシアネートとの高分子
を主体とする樹脂からなる表面層を設けたものである。
【0014】また,請求項2に係る帯電部材は,導電性
支持体上にエピクロルヒドリンゴムを主体とする半導電
性弾性層を形成した帯電部材において,前記半導電性弾
性層上に,フッ素ポリオールとポリイソシアネートとの
高分子を主体とする樹脂からなる表面層を設けたもので
ある。
【0015】また,請求項3に係る帯電部材は,導電性
支持体上にエピクロルヒドリンゴムを主体とする半導電
性弾性層を形成した帯電部材において,前記半導電性弾
性層上に,ポリブタジエンポリオールとポリイソシアネ
ートとの高分子を主体とする樹脂からなる表面層を設け
たものである。
【0016】また,請求項4に係る帯電部材は,導電性
支持体上にエピクロルヒドリンゴムを主体とする半導電
性弾性層を形成した帯電部材において,前記半導電性弾
性層上に,シリコーン変性ポリオールとポリイソシアネ
ートとの高分子を主体とする樹脂からなる表面層を設け
たものである。
【0017】また,請求項5に係る帯電部材は,前記表
面層を形成している樹脂のポリオールとポリイソシアネ
ートのNCO/OHモル比が,1.0/1.0〜1.8
/1.0であるものである。
【0018】
【作用】本発明に係る帯電部材(請求項1)は,半導電
性弾性層上に,ポリエステルポリオールとポリイソシア
ネートとの高分子を主体とする樹脂からなる表面層を設
けることにより,該表面層によって,被帯電体である感
光体ドラム等の像担持体面の残留トナーなどの付着を抑
制する。
【0019】また,本発明に係る帯電部材(請求項2)
は,半導電性弾性層上に,フッ素ポリオールとポリイソ
シアネートとの高分子を主体とする樹脂からなる表面層
を設けることにより,該表面層によって,被帯電体であ
る感光体ドラム等の像担持体面の残留トナーなどの付着
を抑制する。
【0020】また,本発明に係る帯電部材(請求項3)
は,半導電性弾性層上に,ポリブタジエンポリオールと
ポリイソシアネートとの高分子を主体とする樹脂からな
る表面層を設けることにより,該表面層によって,被帯
電体である感光体ドラム等の像担持体面の残留トナーな
どの付着を抑制する。
【0021】また,本発明に係る帯電部材(請求項4)
は,半導電性弾性層上に,シリコーン変性ポリオールと
ポリイソシアネートとの高分子を主体とする樹脂からな
る表面層を設けることにより,該表面層によって,被帯
電体である感光体ドラム等の像担持体面の残留トナーな
どの付着を抑制する。
【0022】また,本発明に係る帯電部材(請求項5)
は,前記表面層を形成している樹脂のポリオールとポリ
イソシアネートのNCO/OHモル比が,1.0/1.
0〜1.8/1.0であることにより,帯電部材表面の
非粘着性が向上する。
【0023】
【実施例】以下,本発明の帯電部材について, 本発明の帯電部材の形状 本発明の帯電部材を適用した帯電装置の構成例 実施例1〜実施例12 の順に図面を参照して詳細に説明する。
【0024】本発明の帯電部材の形状 先ず,本発明の帯電部材の形状例について説明する。本
発明の帯電部材は,図1に示すようなローラ形状のもの
で,芯金の形状をなす導電性支持体101,およびその
周囲に設けられた半導電性弾性層102,また,半導電
性弾性層102の外周面上に形成された表面層103で
構成されている。
【0025】また,図2に示すように,平板の形状をな
す導電性支持体101に,半導電性弾性層102の外表
面上に形成された表面層103で構成されたものでも良
いが,均一帯電の点ではローラ形状が好ましい。
【0026】さらに,本発明の帯電部材は,図3に示す
ような一対の平行な軸の形状をなす導電性支持体101
に,エンドレスベルト状の半導電性弾性層102が設け
られた構成でも良い。また,半導電性弾性層102の外
周面上に,表面層103が形成された構成されたもので
も良い。
【0027】エンドレスベルト状の半導電性弾性層10
2は,エピクロルヒドリンゴムで,また表面層103
は,ポリオールと比較的過剰のポリイソシアネートとに
よる硬化膜で構成されている。なお,半導電性弾性層1
02および表面層103の他に,各層間の接着性を向上
させる接着層などの層を設けても良い。接着層として
は,例えば,ローラ形状の場合では,導電性支持体10
1を,カーボンブラックなどの導電性物質を配合した合
成ゴムなどの導電性プライマで処理しても良い。
【0028】上記導電性支持体101としては,鉄,ス
テンレス,アルミなどの金属や,カーボンブラック分散
樹脂,金属粒子分散樹脂などの導電性樹脂を用いること
ができ,その形状としては前述したように棒状,板状な
どが用いられる。
【0029】半導電性弾性層102は,その体積抵抗を
107 〜1010Ω・cmの範囲にすると良好な結果が得
られる。したがって,その材料としては,極性ゴムであ
るエピクロルヒドリンゴム,ニトリルゴム,ウレタンゴ
ム,クロロプレンゴム,アクリルゴムなどを用いること
ができるが,中でも比較的ゴム自体の電気抵抗が低いこ
と,さらには環境安定性にすぐれているなどの点より,
エピクロルヒドリンゴムが好ましい。
【0030】また,エピクロルヒドリンゴムは,エピク
ロルヒドリンゴム単独重合体(略号:CO),エピクロ
ルヒドリンとエチレンオキサイドとの共重合体(略号:
ECO),エピクロルヒドリンとアリルグリシジルエー
テルとの共重合体(略号:GCO),エピクロルヒドリ
ンとエチレンオキサイドとアリルグリシジエーテルとの
三元共重合体(略号:GECO)があるが,中でも電気
抵抗が比較的低いこと,環境安定性などの点よりGEC
O,ECOが好ましい。
【0031】上記半導電性弾性層102の層厚は,0.
5〜10mmの範囲にすると良好な結果が得られる。例
えば,半導電性弾性層102の体積抵抗が107 Ω・c
mより低く,層厚が0.5mmより薄くなると,感光体
を絶縁破壊したり,帯電が不安定になったり,画像むら
が発生したりする他に,感光体にピンホールがあると,
その部分に電流が集中してリークが生じやすくなり,そ
の結果,画像に横すじが現れたりするようになる。
【0032】また,例えば,半導電性弾性層102の体
積抵抗が1010Ω・cmより高く,層厚が10mmより
厚くなると,帯電がしにくくなり,より高い電圧の印加
が必要となり帯電効率が低下するようになる。この半導
電性弾性層102の外周面上に,表面層103が厚さ
0.5〜10μmの非粘着性の被膜として形成されてい
る。これは帯電部材表面へのトナーなどの付着を防止し
て,長期間にわたって良好な帯電特性を維持させるため
である。
【0033】ポリエステルポリオール,フッ素ポリオー
ル,ポリブタジエンポリオール,シリコーン変性ポリオ
ールなどのポリオールと比較的過剰のポリイソシアネー
トと(ただし,NCO/OHモル比が1.0/1.0〜
1.8/1.0)で硬化反応させた高硬度で可とう性を
有する被膜(本発明の表面層103)が,トナーなどに
対する非粘着性にすぐれ,しかも耐久性,耐環境性にも
すぐれている特性を示す。
【0034】また,この被膜(本発明の表面層103)
は,電気抵抗が1011〜1012Ω・cmと比較的高いこ
とから,帯電部材の導電性支持体に印加する直流電圧が
効率よく作用させるために,表面層の厚さを0.5〜1
0μmの範囲にすることが好ましい。
【0035】表面層103に用いられるポリエステルポ
リオールは,多価カルボン酸と多価アルコールと縮合反
応により得られ,分子内にエステル結合と水酸基を有す
るポリマでポリイソシアネートとのウレタン架橋により
形成される被膜はすぐれた非粘着性と可とう性を有して
いる。
【0036】フッ素ポリオールは耐環境性と非粘着性の
よいフルオロオレフィンと複数のアルキルビニルエーテ
ルが規則的に共重合している。共重合しているアルキル
ビニルエーテルはすぐれた可とう性の機能を有してい
る。
【0037】ポリブタジエンポリオールはブタジエン共
重合体で,末端にOH基を含有する液状のホモまたはコ
ポリマーで,コポリマーとしてはスチレン,アクリロニ
トリルの2種類があるが,可とう性の点よりホモポリマ
が好ましい。
【0038】この種のポリオールは,非極性のポリオレ
フィン系骨格が主であるため,これから合成されるポリ
ウレタンは耐加水分解がよく,換言すれば,耐環境性が
良い。シリコーン変性ポリオールは,化1に示すよう
に,ポリエーテルポリオールのシリコーン変性体で,す
ぐれた非粘着性,耐環境性,可とう性を有している。
【0039】
【化1】
【0040】ポリオールと共に用いられるポリイソシア
ネートは,ヘキサメチレンジイソシアネート,トリレン
ジイソシアネート,ジフェニルメタンジイソシアネー
ト,ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートなど
のイソシアネート化合物やブロックイソシアネート化合
物が用いられる。
【0041】本発明の帯電部材を適用した帯電装置の
構成例 次に,図4を参照して,上記帯電部材を用いた本発明の
帯電装置の構成について説明する。この帯電装置は,ド
ラム状の電子写真感光体407の周面上に帯電部材40
1,像露光装置(図示せず),現像装置403,転写帯
電装置404,クリーニング装置405,および前露光
装置(図示せず)が配置されている。なお,図におい
て,402は像露光装置から出射された露光光,406
は前露光装置の前露光光,408は紙などの被転写部材
を示す。
【0042】例えば,OPCなどの電子写真感光体40
7上に接触配置されている帯電部材401に外部より電
圧(例えば,直流−1500V)を印加し,電子写真感
光体407の表面を帯電させ,像露光装置によって,原
稿上の画像を感光体に像露光して,静電潜像を形成す
る。
【0043】次に,現像装置403の中の現像剤を感光
体に付着させることにより,感光体上の静電潜像を現像
し,さらに感光体上の現像剤を転写帯電装置404によ
って,紙などの被転写部材408に転写し,クリーニン
グ装置405によって転写時に紙に転写されずに感光体
上に残った現像剤を回収する。また,感光体に残留電荷
が残るような場合には,一次帯電を行う前に,前露光装
置によって感光体に残留電荷を除電したほうが良い。
【0044】本発明の帯電部材を転写帯電に用いる場
合,例えば,図5に示すような電子写真装置に適用する
ことができる。この装置では,電子写真感光体407の
周面上に,帯電コロナ帯電器501,像露光装置(図示
せず),現像装置403,転写帯電用部材502,クリ
ーニング装置405,前露光装置(図示せず)が配置さ
れている。なお,図において,402は像露光装置から
出射された露光光,406は前露光装置の前露光光,4
08は紙などの被転写部材を示す。
【0045】例えば,OPCなどの電子写真感光体40
7上に接触配置されている転写帯電用部材502に電圧
(例えば,直流−500〜−1000V)を印加し,電
子写真感光体上の現像剤を紙などの被転写部材に転写す
ることができる。
【0046】さらに,本発明の帯電部材401に係る半
導電性弾性層102は,電極を支持するために用いられ
るため,難燃性であることが好ましく,特に,UL−4
78(情報処理および事務用機器に対する規格)におい
て,UL−94(機器の部品用プラスチック材料の燃焼
性試験)の94HB以上の難燃性を有していることが好
ましい。
【0047】実施例1〜実施例12 以下,本発明の帯電部材について,〔実施例1〕,〔実
施例2〕,〔実施例3〕,〔実施例4〕,〔実施例
5〕,〔実施例6〕,〔実施例7〕,〔実施例8〕,
〔実施例9〕,〔実施例10〕,〔実施例11〕,〔実
施例12〕の順に図面を参照して説明する。
【0048】〔実施例1〕実施例1では,帯電部材を以
下の方法で作成する。先ず,導電性支持体101とし
て,φ8mmのステンレス芯金を用いる。次に,半導電
性弾性層102を以下の配合物で作成する。
【0049】 GECO系エピクロルヒドリンゴム (エピクロマCG:ダイソー製) 100重畳部 炭酸カルシウム (ホワイトンSO:白石カルシウム製) 15重畳部 テトラメチルチウラムジスルフィド (ノクセラーTT:大内新興化学製) 1重畳部 イオウ (サルファックスPMC:鶴見化学製) 0.25重畳部 三酸化アンチモン (アトックスS:日本精鉱製) 7重畳部 水酸化アルミニウム (ハイジライトH42S:昭和電工製) 25重畳部 塩素化パラフィン (エンパラK−65:味の素製) 15重畳部
【0050】上記配合物を,二本ロールで十分に混練し
た後,φ8mmのステンレス芯金上に,金型成型法(加
硫:150℃×15分間,二次加硫:155℃×7時
間)で,外径φ14mmのローラ状帯電部材の半導電性
弾性層102を設けた。この弾性ローラの体積抵抗は5
×107 Ω・cm,ローラゴム硬度は38度(Jis
A)であった。
【0051】弾性ローラの体積抵抗の測定は,ローラを
20℃,60%環境中に16時間放置した後,10mm
幅の銅箔テープ(No.1245:3M製)をローラ円
周に巻きつけて電極とし,芯金と電極との間に直流10
00Vを印加し,その1分後の電流値を計測し,芯金と
電極間の抵抗値を測定した。
【0052】またローラのゴム硬度は,JisK630
1に記載の硬度計JisAを用い,ローラの中心軸方向
に対して垂直に加圧して測定した。
【0053】次に,表面層103を,上記ローラの半導
電性弾性層102上に形成する方法を説明する。まず,
表面層処理液の調整を次のように行った。
【0054】 ポリエステルポリオール (ユーラックC−230U〔OH価:49mgKOH/g〕:広野化学製) 100重畳部 ポリイソシアネート (ユーラックPU−614〔NCO含有率:12.5%〕:広野化学製) 33重畳部 また,上記と共にトルエン12重畳部,酢酸エチル6重
畳部,酢酸ブチル6重畳部,エチルセロソルブアセテー
ト6重畳部を添加,混合した。この溶液のNCO/OH
モル比は1.1/1.0である。
【0055】次に,ロール表面の処理を次のように行っ
た。前記溶液に前記方法で製造した弾性ローラを50秒
間浸漬した後,100℃×8時間で表面層103を硬化
させる。表面層103の膜厚は2.3〜4.0μm,表
面層形成後の体積抵抗は8×107 Ω・cmであった。
表面層103の膜厚測定は,ローラ表面近傍の断面を,
走査電子顕微鏡(JSM−35C:日本電子製)で観察
して行った。
【0056】以上のように作られた帯電ローラを,正規
現像方式の複写機FT5500(リコー製)の一次コロ
ナ帯電器の代わりに取りつけ,感光体(OPC)ドラム
表面に接触させて従動回転するようにした。
【0057】一次帯電電圧として,直流電圧1.4KV
を印加し,20±1℃,40〜45%の環境中で,連続
稼働させて,初期,5000枚,10000枚での感光
体の暗電位の電位測定,および帯電ローラ表面の汚染状
態,画像品質などについて測定し検討した。その結果を
表1に示す。
【0058】なお,表1において帯電ローラ表面のトナ
ーなどの汚染状態を,次の基準で評価した。 ◎ 僅かにトナーなどが付着しているが,布などでロー
ラ表面の付着物を簡単に拭きとることができる。 ○ 拭きとりで僅かにトナーなどがローラ表面に残存し
ている。 △ 完全に拭きとりができず,ローラ表面にトナーなど
の薄い膜が残る。 × トナーなどが強くローラ表面に固着している。
【0059】
【表1】
【0060】〔実施例2,3,比較例1,2〕実施例
2,3,および比較例1,2では,ポリイソシアネート
(ユーラックPU−614)の添加量を表1に示すよう
に各々かえて,NCO/OHモル比を振った以外は実施
例1と同様とした。
【0061】表面層103の膜厚および表面層形成後の
体積抵抗値を表1に示し,また,実施例1と同様に検討
して,その結果を表1に示す。
【0062】以上の結果のように,ポリエステルポリオ
ール/ポリイソシアネート系において,NCO/OHモ
ル比が1.1/1.0〜1.8/1.0の範囲では,ト
ナーなどに対する非粘着性,帯電特性が初期状態を維持
し,耐久性にも問題がない。
【0063】しかし,NCO/OHモル比が0.9/
1.0になるとトナー付着が発生しやすくなり,またN
CO/OH=2.0/1.0となると非粘着性では問題
がないものの,可とう性が低下してクラックが発生し,
そのクラックにトナーが入り込むことによる異常画像
(横すじむら)が発生した。
【0064】〔実施例4〕実施例4では,帯電部材を以
下の方法で作成する。先ず,表面処理液の調整を次のよ
うに行った。
【0065】 フッ素ポリオール (ルミフロンLF−601C主剤〔OH価:25mgKOH/g〕:旭硝子製) 100重畳部 ポリイソシアネート (ルミフロンLF−601C硬化剤〔NCO含有率:9.5%〕:旭硝子製) 20重畳部 また,上記と共に,トルエン110重畳部,キシレン1
10重畳部を添加,混合した。この溶液のNCO/OH
モル比は1.0/1.0である。
【0066】次に,ローラ表面の処理を次のように行っ
た。前記溶液に実施例1で製造した弾性ローラを60秒
間浸漬した後,100℃×3時間で表面層を硬化させ
た。表面層の膜厚は3.0〜3.8μm,表面層形成後
の体積抵抗は9×107 Ω・cmであった。この帯電ロ
ーラを実施例1と同様にして検討して,その結果を表2
に示す。
【0067】
【表2】
【0068】〔実施例5,比較例3,比較例4〕実施例
5,および比較例3,4では,ポリイソシアネート(ル
ミフロンLF−601C硬化剤)の添加量を表2の示す
ように各々かえて,NCO/OHモル比を振った以外は
実施例4と同様にした。表面層の膜厚および表面層形成
後の体積抵抗を表2に示す。また,実施例1と同様に検
討して,その結果を表2に示す。
【0069】以上の結果のように,フッ素ポリオール/
ポリイソシアネート系において,NCO/OHモル比が
1.0/1.0〜1.7/1.0の範囲では,トナーな
どに対する非粘着性,帯電特性が初期状態を維持し,耐
久性にも問題がない。
【0070】しかし,NCO/OHモル比が0.9/
1.0になるとトナー付着が発生しやすくなり,また
1.9/1.0となると非粘着性では問題がないもの
の,表面層の可とう性が低下してクラックが発生し,そ
のクラックにトナーが入り込むことによる異常画像(横
すじむら)が発生した。
【0071】〔実施例6〕実施例6では,帯電部材を以
下の方法で作成する。先ず,表面処理液の調整を次のよ
うに行った。
【0072】 ポリブタジエンオール (POLY BD,R−45HT〔OH価:46.6mgKOH/g〕:出光石 油化学製) 100重畳部 ポリイソシアネート (コロネートHL〔NCO含有率:12.8%〕:日本ポリウレタン製) 27.5重畳部 また,上記と共に,キシレン20重畳部を添加・混合し
た。この溶液のNCO/OHモル比は1.0/1.0で
ある。
【0073】次にローラ表面の処理を次のように行っ
た。前記溶液に実施例1で製造された弾性ローラを60
秒間浸漬した後,120℃×2時間で表面層を硬化させ
た。表面層の膜厚は3.0〜3.5μm,表面層形成後
の体積抵抗は1×108 Ω・cmであった。この帯電ロ
ーラを実施例1と同様にして検討して,その結果を表3
に示す。
【0074】
【表3】
【0075】〔実施例7,8,比較例5,6〕実施例
7,8,および比較例5,6では,ポリイソシアネート
(コロネートHL)の添加量を表3に示すように各々か
えて,NCO/OHモル比を振った以外は実施例6と同
様とした。表面層の膜厚,および表面層形成後の体積抵
抗を表3に示す。
【0076】以上の結果のようにポリブタジエンポリオ
ール/ポリイソシアネート系において,NCO/OHモ
ル比が1.0/1.0〜1.8/1.0の範囲では,ト
ナーなどに対する非粘着性,帯電特性が初期状態をほぼ
維持し,耐久性にも問題がない。
【0077】しかし,NCO/OHモル比が0.8/
1.0になるとトナー付着が発生しやすくなり,1.9
/1.0では表面層の可とう性が低下し弾性層の弾性に
追随しにくくなり,表面層にしわが発生することによる
横すじむらが発生した。
【0078】〔実施例9〕実施例9では,帯電部材を以
下の方法で作成する。先ず,表面層処理液の調整を次の
ように行った。
【0079】 シリコーン変性ポリオール (SF8428〔OH価:400mgKOH/g〕:東レ・ダウコーニングシリ コーン製) 100重畳部 ポリイソシアネート (ミリオネートMR−100〔NCO含有率30%〕:日本ポリウレタン製) 100重畳部 また,上記と共に,酢酸エチル400重畳部を添加・混
合した。この溶液のNCO/OHモル比は1.0/1.
0である。
【0080】次にローラ表面処理は次のように行った。
前記溶液に実施例1で製造された弾性ローラを60秒間
浸漬した後,120℃×4時間で表面層を硬化させた。
表面層の膜厚は3.1〜3.8μm,表面層形成後の体
積抵抗は3×108 Ω・cmであった。この帯電ローラ
を実施例1と同様にして検討して,その結果を表4に示
す。
【0081】
【表4】
【0082】〔実施例10,比較例7,8〕実施例1
0,および比較例7,8では,ポリイソシアネート(ミ
リオネートMR−100)の添加量を表示4に示すよう
に各々かえて,NCO/OHモル比を振った以外は実施
例9と同様とした。表面層の膜厚,および表面層形成後
の体積抵抗を表4に示す。また,実施例1と同様に検討
して,その結果を表4に示す。
【0083】以上の結果のようにシリコーン変性ポリオ
ール/ポリイソシアネート系において,NCO/OHモ
ル比が1.0/1.0〜1.8/1.0の範囲では,ト
ナーなどに対する非粘着性,帯電特性が初期状態を維持
し,耐久性にも問題がない。
【0084】しかし,NCO/OHモル比が0.8/
1.0になるとトナー付着が発生しやすくなり,1.9
/1.0となると非粘着性には問題がないものの,表面
層の可とう性が低下し,横すじ状のクラックが発生しや
すくなる。
【0085】〔実施例11〕実施例11では,帯電部材
を以下の方法で作成する。先ず,導電性支持体101と
して,φ8mmのステンレス芯金を用いる。次に,半導
電性弾性層102を以下の配合物で作成する。
【0086】 GECO系エピクロルヒドリンゴム (エピクロマCG:ダイソー製) 100重畳部 アゾジカルボンアミド (セルマイクC:三協化成製) 1.5重畳部 テトラメチルチウラムジスルフィド (ノクセラーTT:大内新興化学製) 1重畳部 イオウ (サルファックスPMC:鶴見化学製) 0.3重畳部 三酸化アンチモン (アトックスS:日本精鉱製) 7重畳部 水酸化アルミ (ハイジライトH42S:昭和電工製) 25重畳部 塩素化パラフィン (エンパラK−65:味の素製) 15重畳部 ステアリン酸スズ (共同薬品製) 2重畳部
【0087】上記配合物を二本ロールで十分に混練した
後,φ8mmのステンレス芯金上に,金型成型法(加
硫:150℃×45分間,二次加硫:155℃×20
分)で外径φ20mmのローラ状の発泡転写帯電部材の
半導電性弾性層102を設けた。
【0088】この弾性ローラの平均気泡径は,50〜1
00μmの単泡であり,ローラ抵抗は3×106 Ω,ロ
ーラゴム硬度は30度(JisC)であった。なお,上
記配合から発泡剤(アゾジカルボンアミド:セルマイク
C)を除いたソリッドゴムでの体積抵抗は6×107 Ω
・cmであった。
【0089】次に,この半導電性発泡弾性層上に表面層
を次の方式で形成した。表面層処理液は,実施例4で用
いたものと同様のものを用いた。また,ローラ表面の処
理も実施例4と同様に行った。
【0090】以上のように作られた転写ローラを,正現
像方式の複写機FT5500(リコー製)の転写コロナ
帯電器の代わりに取りつけ,転写帯電電圧は直流−55
0Vを印加し,連続稼働させ,初期,5000枚,10
000枚での,転写ローラ表面のトナーなどによる汚染
状態,画像品質などについて測定し検討した。その結果
を表5に示す。
【0091】
【表5】
【0092】〔実施例12,比較例9,10〕実施例1
2,および比較例9,10では,ポリイソシアネート
(ルミフロンLF−601C硬化剤)の添加量を表5に
示すように各々かえて,NCO/OHモル比を振った以
外は実施例11と同様にし,検討した。その結果を表5
に示す。
【0093】以上の結果のようにフッ素ポオール/ポリ
イソシアネート系において,NCO/OHモル比が1.
0/1.0〜1.7/1.0の範囲ではトナーなどに対
する非粘着性が十分に維持でき,耐久性でも問題がな
い。
【0094】しかし,NCO/OHモル比が0.9/
1.0になるとトナー付着が発生しやすくなり,それに
伴いローラ抵抗も上昇し転写むらが発生するようにな
る。また,1.9/1.0では表面層の可とう性が低下
し,ローラ表面の発泡セルが部分的に破壊し,転写むら
が発生するようになる。
【0095】前述したように実施例1〜実施例12およ
び比較例1〜10から明らかなように,本発明の帯電部
材を直流電圧印加を用いることにより,帯電部材表面の
非粘着性を向上させ,帯電ローラ,転写ローラ表面のト
ナー付着を抑えることができる。すなわち,長期間にわ
たって安定な帯電特性を得ることによって,良好な出力
画像品質を維持することができる。
【0096】また,帯電部材表面の非粘着性を向上させ
るために,適正なNCO/OHモル比を確保することに
よって長期間にわたって良好な出力画像品質を維持する
ことができる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の帯電部材
(請求項1)は,導電性支持体上にエピクロルヒドリン
ゴムを主体とする半導電性弾性層を形成した帯電部材に
おいて,前記半導電性弾性層上に,ポリエステルポリオ
ールとポリイソシアネートとの高分子を主体とする樹脂
からなる表面層を設けたため,半導電性弾性層の表面に
トナーなどが付着するのを抑制することができ,帯電部
材の耐久性を向上させることができる。また,長期間に
わたって,安定,良好な均一帯電特性と出力画像品質を
維持することができる。
【0098】また,本発明の帯電部材(請求項2)は,
導電性支持体上にエピクロルヒドリンゴムを主体とする
半導電性弾性層を形成した帯電部材において,前記半導
電性弾性層上に,フッ素ポリオールとポリイソシアネー
トとの高分子を主体とする樹脂からなる表面層を設けた
ため,半導電性弾性層の表面にトナーなどが付着するの
を抑制することができ,帯電部材の耐久性を向上させる
ことができる。また,長期間にわたって,安定,良好な
均一帯電特性と出力画像品質を維持することができる。
【0099】また,本発明の帯電部材(請求項3)は,
導電性支持体上にエピクロルヒドリンゴムを主体とする
半導電性弾性層を形成した帯電部材において,前記半導
電性弾性層上に,ポリブタジエンポリオールとポリイソ
シアネートとの高分子を主体とする樹脂からなる表面層
を設けたため,半導電性弾性層の表面にトナーなどが付
着するのを抑制することができ,帯電部材の耐久性を向
上させることができる。また,長期間にわたって,安
定,良好な均一帯電特性と出力画像品質を維持すること
ができる。
【0100】また,本発明の帯電部材(請求項4)は,
導電性支持体上にエピクロルヒドリンゴムを主体とする
半導電性弾性層を形成した帯電部材において,前記半導
電性弾性層上に,シリコーン変性ポリオールとポリイソ
シアネートとの高分子を主体とする樹脂からなる表面層
を設けたため,半導電性弾性層の表面にトナーなどが付
着するのを抑制することができ,帯電部材の耐久性を向
上させることができる。また,長期間にわたって,安
定,良好な均一帯電特性と出力画像品質を維持すること
ができる。
【0101】また,本発明の帯電部材(請求項5)は,
前記表面層を形成している樹脂のポリオールとポリイソ
シアネートのNCO/OHモル比が,1.0/1.0〜
1.8/1.0であるため,帯電部材表面の非粘着性が
向上する。また,適正なNCO/OHモル比を確保する
ことによって長期間にわたって良好な出力画像品質を維
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯電部材(ローラ形状)の構成例を示
す説明図である。
【図2】本発明の帯電部材(平板形状)の構成例を示す
説明図である。
【図3】本発明の帯電部材(ベルト状)の構成例を示す
説明図である。
【図4】本発明の帯電部材を適用した電子写真装置の構
成例を示す説明図である。
【図5】本発明の帯電部材を適用した電子写真装置の構
成例を示す説明図である。
【符号の説明】
101 導電性支持体 102 半導電性弾性層 103 表面層 401 帯電部材 403 現像装置 404 転写帯電装置 405 クリーニング装置 407 電子写真感光体 408 被転写部材 501 帯電コロナ帯電器 502 転写帯電用部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上にエピクロルヒドリンゴ
    ムを主体とする半導電性弾性層を形成した帯電部材にお
    いて,前記半導電性弾性層上に,ポリエステルポリオー
    ルとポリイソシアネートとの高分子を主体とする樹脂か
    らなる表面層を設けたことを特徴とする帯電部材。
  2. 【請求項2】 導電性支持体上にエピクロルヒドリンゴ
    ムを主体とする半導電性弾性層を形成した帯電部材にお
    いて,前記半導電性弾性層上に,フッ素ポリオールとポ
    リイソシアネートとの高分子を主体とする樹脂からなる
    表面層を設けたことを特徴とする帯電部材。
  3. 【請求項3】 導電性支持体上にエピクロルヒドリンゴ
    ムを主体とする半導電性弾性層を形成した帯電部材にお
    いて,前記半導電性弾性層上に,ポリブタジエンポリオ
    ールとポリイソシアネートとの高分子を主体とする樹脂
    からなる表面層を設けたことを特徴とする帯電部材。
  4. 【請求項4】 導電性支持体上にエピクロルヒドリンゴ
    ムを主体とする半導電性弾性層を形成した帯電部材にお
    いて,前記半導電性弾性層上に,シリコーン変性ポリオ
    ールとポリイソシアネートとの高分子を主体とする樹脂
    からなる表面層を設けたことを特徴とする帯電部材。
  5. 【請求項5】 前記表面層を形成している樹脂のポリオ
    ールとポリイソシアネートのNCO/OHモル比は,
    1.0/1.0〜1.8/1.0であることを特徴とす
    る請求項1,2,3または4記載の帯電部材。
JP6237938A 1994-09-30 1994-09-30 帯電部材 Pending JPH08101563A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6237938A JPH08101563A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 帯電部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6237938A JPH08101563A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 帯電部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08101563A true JPH08101563A (ja) 1996-04-16

Family

ID=17022689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6237938A Pending JPH08101563A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 帯電部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08101563A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001348443A (ja) * 2000-04-03 2001-12-18 Hokushin Ind Inc ゴム弾性部材及びその製造方法
JP2016110125A (ja) * 2014-11-28 2016-06-20 キヤノン株式会社 電子写真用部材および画像形成装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02310566A (ja) * 1989-05-26 1990-12-26 Canon Inc 電子写真用弾性部材
JPH0616301A (ja) * 1992-06-29 1994-01-25 Bridgestone Corp 複写機用ローラーの表面被覆方法
JPH06248174A (ja) * 1993-02-25 1994-09-06 Hokushin Ind Inc 高分子組成物およびその組成物からなる層を有するロ ール

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02310566A (ja) * 1989-05-26 1990-12-26 Canon Inc 電子写真用弾性部材
JPH0616301A (ja) * 1992-06-29 1994-01-25 Bridgestone Corp 複写機用ローラーの表面被覆方法
JPH06248174A (ja) * 1993-02-25 1994-09-06 Hokushin Ind Inc 高分子組成物およびその組成物からなる層を有するロ ール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001348443A (ja) * 2000-04-03 2001-12-18 Hokushin Ind Inc ゴム弾性部材及びその製造方法
JP2016110125A (ja) * 2014-11-28 2016-06-20 キヤノン株式会社 電子写真用部材および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2021075532A1 (ja) 導電性部材、プロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置
JPWO2002046308A1 (ja) 半導電性樹脂組成物および半導電性部材
US5761581A (en) Image forming apparatus charging member formed of sequential overlying layers of elastic material
JP5025983B2 (ja) 現像ローラおよびそれを備えた画像形成装置
JP2001099138A (ja) 導電性ローラ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2001173638A (ja) 電子写真用ローラ
JPH08101563A (ja) 帯電部材
JPH1045953A (ja) 導電性ロール
JP4208765B2 (ja) 現像ローラ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3412932B2 (ja) 帯電部材およびそれを用いた帯電装置
JP3281699B2 (ja) 帯電ローラ
JP2005316081A (ja) 電子写真装置用導電ローラ、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP3333069B2 (ja) 帯電部材
JP4194533B2 (ja) 現像ローラ及びそれを用いた画像形成装置
JPH11160959A (ja) 帯電部材、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH09325576A (ja) 帯電部材およびそれを用いた帯電装置
JP3052749B2 (ja) 現像剤担持部材及びこれを用いた電子写真装置
JP3159601B2 (ja) 接触帯電部材およびそれを有する電子写真装置
JPH08101562A (ja) 帯電部材
JP3139653B2 (ja) 接触帯電装置
JPH10148997A (ja) 帯電ローラ
JPH09204089A (ja) 帯電部材及びそれを用いた帯電装置
JP3984835B2 (ja) 接触式帯電部材及び接触式帯電装置
JP2002229305A (ja) 帯電ローラおよびそれを用いた帯電装置
JPH10260568A (ja) 帯電用部材