JP2001099138A - 導電性ローラ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

導電性ローラ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

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JP2001099138A JP2000211212A JP2000211212A JP2001099138A JP 2001099138 A JP2001099138 A JP 2001099138A JP 2000211212 A JP2000211212 A JP 2000211212A JP 2000211212 A JP2000211212 A JP 2000211212A JP 2001099138 A JP2001099138 A JP 2001099138A
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電剤のしみ出しや抵抗の環境変動を防止
し、長期にわたって高品質の画像を安定して供給できる
導電性ローラ、それを有するプロセスカートリッジおよ
び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 導電性支持体、該支持体上の導電性弾性
層及び該弾性層上の抵抗層を有する導電性ローラにおい
て、該弾性層が、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、
エピクロルヒドリンゴムおよびクロロプレンゴムからな
る群より選択される少なくとも一種のゴム、アルキル鎖
中にエーテル結合を有するフタル酸エステル誘導体、過
塩素酸の第4級アンモニウム塩化合物および脂肪油を含
有し、該アルキル鎖中にエーテル結合を有するフタル酸
エステル誘導体、過塩素酸の第4級アンモニウム塩化合
物および脂肪油の含有量の合計が、該ゴム100質量部
に対して0.1〜20質量部であることを特徴とする導
電性ローラ、該導電性ローラを有するプロセスカートリ
ッジおよび画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性ローラ、そ
れを用いたプロセスカートリッジおよび画像形成装置に
関する。詳しくは本発明は、電圧を印加されることによ
って被帯電体である電子写真感光体表面を所定の電位に
帯電する帯電部材としての導電性ローラ、それを用いた
プロセスカートリッジおよび画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置の電子写真感光体を
帯電する接触帯電部材には、導電性支持体(芯金)上に
導電性弾性層を有し、該導電性弾性層上に抵抗層が被覆
されている帯電ローラが用いられていた。帯電方式とし
ては、芯金に直流電圧に交流電圧を重畳して印加するA
C+DC帯電方式が主に採用されている。この場合、帯
電の均一性を得るために重畳する交流電圧は、印加され
る直流電圧印加時の帯電開始電圧の2倍以上のピーク間
電圧Vppをもつものが使用されている。また、近年、
接触帯電部材に直流電圧のみを印加するDC帯電方式も
実用化されている。
【0003】接触帯電部材としては、従来、次のような
構成の帯電ローラが用いられている。導電性支持体(芯
金)の上に被帯電体である電子写真感光体との均一な当
接部分を形成するために必要な導電性弾性層と、さらに
その上に抵抗調整、耐摩耗性および感光体との貼り付き
防止性向上などの目的に応じて、抵抗層を設けた構成の
ものが使用されている。また、抵抗調整や弾性層からの
低分子成分のしみ出し防止など必要に応じて、導電性弾
性層と抵抗層との間に中間層を設けた構成をとる場合も
ある。
【0004】導電性支持体(芯金)としては、鉄やステ
ンレスなどの金属棒が用いられている。
【0005】導電性弾性層は、エチレンプロピレンゴム
(EPDM)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴ
ム(IR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ニト
リルブタジエンゴム(NBR)およびシリコーンゴムな
どのゴムに抵抗調整のために導電性カーボンブラックな
どの導電性無機粒子が分散された構成になっている。
【0006】また、抵抗層は、ポリアミド樹脂およびポ
リウレタン樹脂などの樹脂に抵抗調整のために、導電性
カーボンブラック、導電性酸化チタンおよび導電性酸化
スズなどの導電性無機粒子が分散された構成になってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、導電性
弾性層中の上記導電性粒子の分散性の良否が帯電部材の
帯電均一性に影響を与えることが少なくなかった。例え
ば、ゴム中の導電性カーボンブラックの分散不良が帯電
部材の抵抗ムラとして現れ、その結果、ハーフトーン画
像やベタ白画像上に帯電部材周期の濃度ムラや黒ポチが
発生することがあった。とりわけ直流電圧のみを印加す
るDC帯電方式の場合は、その分散ムラの影響がより顕
著であった。
【0008】そのため、カーボンなどの導電性無機粒子
の代わりに、アルカリ金属の過塩素酸塩、長鎖アルキル
スルホン酸塩およびテトラアルキル4級アンモニウム塩
などのイオン導電剤の使用が試みられている。
【0009】しかしながら、これら従来のイオン導電剤
を用いた場合には、導電剤の分散性は改良されるが、抵
抗値の環境変動が大きくなった。例えば、低湿環境では
帯電部材の抵抗値が高くなり、高湿環境では抵抗値が低
くなる傾向が見られた。また、従来のイオン導電剤を使
用した場合には、経時でイオン導電剤が導電性弾性層中
からしみ出し(ブリードアウト)、それによって帯電部
材の抵抗値が変化することがあった。また、導電性弾性
層からしみ出したイオン導電剤が抵抗層の表面まで移行
して、帯電部材が接触する電子写真感光体表面に割れを
発生させたり、感光体との貼り付きを発生させたりする
問題があった。また、抵抗層表面に移行したイオン導電
剤によって、帯電部材の表面に現像剤が付着しやすくな
り、画像上に帯電部材周期の濃度ムラが発生することが
あった。
【0010】さらに、イオン導電剤としてアルカリ金属
の過塩素酸塩を用いた導電性弾性層を有する帯電部材を
使用して、DC帯電方式で画像を出力した場合、低温低
湿環境下で、ハーフトーン画像上に微小な斑点状あるい
は微小な横黒スジあるいは横白スジが発生することが多
かった。
【0011】そこで、本発明は、上記の課題を解決し、
長期にわたって高品質の画像を安定して供給できる導電
性ローラ、それを用いたプロセスカートリッジおよび画
像形成装置を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、導
電性支持体、該支持体上の導電性弾性層及び該弾性層上
の抵抗層を有する導電性ローラにおいて、該弾性層が、
アクリロニトリル・ブタジエンゴム、エピクロルヒドリ
ンゴムおよびクロロプレンゴムからなる群より選択され
る少なくとも一種のゴム、アルキル鎖中にエーテル結合
を有するフタル酸エステル誘導体、過塩素酸の第4級ア
ンモニウム塩化合物および脂肪油を含有し、該アルキル
鎖中にエーテル結合を有するフタル酸エステル誘導体、
過塩素酸の第4級アンモニウム塩化合物および脂肪油の
含有量の合計が、該ゴム100質量部に対して0.1〜
20質量部であることを特徴とする導電性ローラであ
る。
【0013】また、本発明は、電子写真感光体および該
電子写真感光体に帯電部材として接触配置された前記の
導電性ローラを一体に支持し、画像形成装置本体に着脱
自在であることを特徴とするプロセスカートリッジであ
る。
【0014】また、本発明は、電子写真感光体および該
電子写真感光体に帯電部材として接触配置された前記の
導電性ローラ、露光手段、現像手段および転写手段を有
することを特徴とする画像形成装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の導電性ローラは、複写機
およびプリンターなどの帯電、現像、転写およびクリー
ニング用などに用いられるものである。
【0016】以下、本発明を図面にもとづいて詳細に説
明する。
【0017】図1は本発明による画像形成装置の構成を
示す概略図である。
【0018】図中、2は被帯電体としての回転ドラム型
の電子写真感光体(以下感光ドラムと記す)であり、矢
印の時計方向に周速度(プロセススピード)をもって回
転駆動され、アルミニウムおよびステンレスなどの導電
性ドラム支持体および該支持体の外周面に形成した感光
層から構成される。
【0019】1は接触帯電部材としての本発明の導電性
ローラであり、本例は感光ドラム2表面に感光ドラム母
線方向に略平行にして所定の押圧力で当接させて配設し
たローラ体(帯電ローラ)で、感光ドラム2の回転に従
動回転する。あるいは帯電部材1を機構手段を用いて駆
動回転させても構わない。
【0020】3は帯電部材2に対する電圧印加電源であ
り、この電源から帯電部材1の芯金1aに所定の電圧を
印加することで、回転する感光ドラム2の外周表面が所
定の極性、電位に帯電される。帯電部材1に対する印加
電圧として、AC+DC帯電方式の場合、電子写真感光
体表面電位Vdに相当する直流電圧に帯電開始電圧Vt
hの2倍以上のピーク間電圧をもつ交流電圧との重畳電
圧を帯電部材に印加することが好ましい。また、本発明
の導電性ローラは非常に優れた導電均一性を有するの
で、帯電が不均一になり易いDC帯電方式に特に好まし
く適用される。
【0021】帯電部材1により所定の表面電位に均一に
一次帯電処理された感光ドラム2表面に対して、不図示
のレーザースキャナ(露光手段)による目的画像情報の
レーザービーム走査露光光4、現像手段5によるトナー
現像、形成されたトナー像の転写手段6による転写材
(例えば紙)7に対する転写が順次に実行され、トナー
像転写を受けて感光ドラム2表面から分離された転写材
7が不図示の定着手段へ導入されて画像形成物(プリン
ト)として出力される。トナー像転写後の感光ドラム1
表面はクリーニング手段8で転写残りのトナーの付着汚
損物の除去がなされて清浄面化され、繰り返し作像に供
される。
【0022】本発明においては、クリーニングブレード
やクリーニングローラ、廃トナー容器などの独立したク
リーニング手段を具備せず、転写残りの現像剤(トナ
ー)を現像手段5で静電気的に回収する、いわゆる「ク
リーナーレスシステム」にも適用できる。図4にクリー
ナーレスシステムの画像形成装置の一実施例を示した。
図中の番号はいずれも図1と同様のものを示している。
【0023】また、本発明においては、感光ドラム2お
よび帯電部材1、さらに必要に応じて現像手段5および
クリーニング手段8を一体に支持し、レールなどの案内
手段10により画像形成装置本体に着脱自在なプロセス
カートリッジ9としてもよい。
【0024】図2および3に、本発明の帯電性ローラの
層構成の例を示す。本発明の導電性ローラ1は、導電性
支持体上1a上に少なくとも導電性弾性層1bと、該導
電性弾性層上の抵抗層1cから構成される。また、抵抗
調整や導電性弾性層1bからの可塑剤や軟化油のしみ出
し防止の目的で、導電性弾性層1bと抵抗層1cの間に
中間層1dを設けても構わない。
【0025】導電性支持体(芯金)1aとしては、鉄、
銅、ニッケル、ステンレスおよび真鍮などの金属丸棒を
そのまま用いてもよいし、表面の防錆や耐摩耗性を目的
として化学ニッケルメッキやクロムメッキなどの表面処
理を施してもさしつかえない。ただし表面処理をする場
合は、導電性を損なわないことが重要である。
【0026】導電性ローラの導電性弾性層1bは導電性
ローラと電子写真感光体との接触部分を均一にするため
に弾性材料を用いて形成される。
【0027】弾性材料はゴムであり、本発明において
は、アルキル鎖中にエーテル結合を有するフタル酸エス
テル誘導体過塩素酸の第4級アンモニウム塩化合物およ
び脂肪油との相溶性の点から、少なくともアクリロニト
リル・ブタジエンゴム(NBR)、エピクロルヒドリン
ゴム(CO(エピクロルヒドリン単独重合体)、ECO
(エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド共重合
体)、GECO(エピクロルヒドリン−エチレンオキサ
イド−アリルグリシジルエーテル三元共重合体)、GC
O(エピクロルヒドリン−アリルグリシジルエーテル共
重合体)およびクロロプレンゴム(CR)の極性ゴムの
中から選択される。これらの中では、抵抗を制御しやす
いという点でエピクロルヒドリンゴムであることが好ま
しい。NBRを使用する場合は、相溶性の点から、アク
リロニトリル部分(AN)量がゴム全質量に対し、25
質量%以上のものが好ましく、特には25〜45質量%
のものが好ましい。結合アクリロニトリル量が20質量
%以下の、いわゆる「低ニトリルNBR」では相溶性が
悪く、上記添加剤がしみ出しやすくなる。同様にエチレ
ン・プロピレンゴムやブタジエンゴムなどの非極性ゴム
では相溶性が悪く、表面へのしみ出しの原因となりう
る。
【0028】本発明においては、これらのゴムの他に他
のゴムを含有してもよいが、アクリロニトリル・ブタジ
エンゴム・エピクロルヒドリンゴムおよびクロロプレン
ゴムがゴム全質量に対し、70質量%以上であることが
好ましく、特には90質量%以上であることが好まし
い。
【0029】本発明において用いられるアルキル鎖中に
エーテル結合を有するフタル酸エステルは下記式(1)
で示されることが好ましい。
【0030】
【外3】 (Phはフェニル基、R1 は炭素数2〜4のアルキレン
基、nは1〜3の整数、R2 は炭素数4〜18の直鎖も
しくは分岐のアルキル基もしくはエーテル結合を有する
アルキル基、mは2〜4の整数を示す。)
【0031】具体的には、フタル酸ジブトキシエチル、
フタル酸ジブトキシブチル、フタル酸ジヘプチロキシエ
チル、フタル酸ジヘプチロキシブチル、フタル酸ジヘプ
チロキシエトキシエチル、フタル酸ジヘプチロキシエト
キシエトキシエチル、フタル酸ジ2−エチルヘキシロキ
シエチル、フタル酸ジ2−エチルヘキシロキシエトキシ
エチル、フタル酸ジ2−エチルヘキシロキシエトキシエ
トキシエチル、フタル酸ジオクチロキシエチル、フタル
酸ジオクチロキシエトキシエチル、フタル酸ジオクチロ
キシエトキシエトキシエチル、フタル酸ジノニロキシエ
チル、フタル酸ジノニロキシエトキシエチル、フタル酸
ジノニロキシエトキシエトキシエチル、フタル酸ジイソ
ノニロキシエチル、フタル酸ジイソノニロキシエトキシ
エチル、フタル酸ジイソノニロキシエトキシエトキシエ
チル、フタル酸ジデシロキシエチル、フタル酸ジドデシ
ロキシエチル、フタル酸ジテトラデシロキシエチル、フ
タル酸ジヘキサデシロキシエチルおよびフタル酸ジオク
タデシロキシエチルなどが挙げられる。
【0032】また、本発明に用いられる過塩素酸の第4
級アンモニウム塩化合物は下記式(2)で示されること
が好ましい。
【0033】
【外4】 (R3 、R4 およびR5 は、各々独立に炭素原子数1〜
18のアルキル基、Bは炭素原子数2〜4のアルキレン
基、pは1〜4の整数を示す。)
【0034】具体的には、過塩素酸ジメチル・オクチル
・ヒドロキシエチルアンモニウム、過塩素酸ジメチル・
デシル・ヒドロキシエチルアンモニウム、過塩素酸ジメ
チル・ドデシル・ヒドロキシエチルアンモニウム、過塩
素酸ジメチル・テトラデシル・ヒドロキシエチルアンモ
ニウム、過塩素酸ジメチル・ヘキサデシル・ヒドロキシ
エチルアンモニウム、過塩素酸ジメチル・オクタデシル
・ヒドロキシエチルアンモニウム、過塩素酸トリメチル
・ヒドロキシエチルアンモニウム、過塩素酸ジメチル・
オクチル・ヒドロキシエチル(1〜3)オキシエチレン
アンモニウム、過塩素酸ジメチル・デシル・ヒドロキシ
エチル(1〜3)オキシエチレンアンモニウム、過塩素
酸ジメチル・ドデシル・ヒドロキシエチル(1〜3)オ
キシエチレンアンモニウムおよび過塩素酸トリメチル・
ヒドロキシエチル(1〜3)オキシエチレンアンモニウ
ムなどが例示される。
【0035】本発明においては、導電性弾性層に添加さ
れる添加剤のうち、過塩素酸の第4級アンモニウム塩化
合物は導電性弾性層に導電性を付与するものであり、ア
ルキル鎖中にエーテル結合を有するフタル酸エステル誘
導体は該第4級アンモニウム塩化合物のゴムへの相溶性
および分散安定性の向上に寄与するものと考えられる。
【0036】フタル酸エステル誘導体とアンモニウム塩
化合物の混合比は、フタル酸エステル誘導体100質量
部に対して、アンモニウム塩化合物が10〜200質量
部であることが好ましく、特には50〜150質量部で
あることが好ましい。アンモニウム塩化合物が10質量
部に満たないと適当な導電性を付与しにくく、アンモニ
ウム塩化合物が200質量部を超えるとアンモニウム塩
が弾性層表面にしみ出し(ブリードアウト)しやすくな
る。
【0037】フタル酸エステル誘導体、アンモニウム塩
化合物および脂肪油は、ゴムに別々に添加することもで
きるが、ゴムに対する相溶性をより高め、分散性をより
均一にするために、本発明においては、両者をあらかじ
め混合した溶液として使用する。本発明においては、相
溶性および分散安定性をより高めるために、このとき溶
媒として脂肪油を用いる。
【0038】かかる脂肪油とは常温で液体の油脂であ
り、大豆油、綿実油、ヒマシ油、落下生油、アマニ油、
ナタネ油およびこれらの変性体などが挙げられる。これ
らの中では、エポキシ化大豆油であることが本発明の効
果がより顕著に生じるという点で好ましい。エポキシ化
大豆油とは大豆油の末端をエポキシ基に変性したもので
ある。
【0039】本発明における脂肪油の使用量は、フタル
酸エステル誘導体およびアンモニウム塩化合物100質
量部に対し、1〜100質量部であることが好ましく、
特には5〜50質量部であることが好ましい。脂肪油が
1質量部に満たないと本発明の顕著な効果が得られにく
く、100質量部を超えるとローラ表面に粘着性が出や
すくなる。
【0040】また、前記これら3種の添加剤(前記フタ
ル酸エステル誘導体、アンモニウム塩化合物および脂肪
油)の添加量としては、ゴム100質量部に対して、
0.1〜20質量部であり、好ましくは0.5〜15質
量部である。添加剤が0.1質量部より少ないと導電剤
として機能しない。また、添加剤が20質量部を超えて
もそれ以上に抵抗値は下がらずに、ゴムの機械的強度が
低下する。
【0041】導電性弾性層1bの抵抗値は、体積固有抵
抗率(以下、体積抵抗率と略記する)が1×1010Ωc
m以下であることが好ましく、特には1×107 〜1×
10 9 Ωcmであることが好ましい。体積抵抗率が1×
1010Ωcmを超えると、導電性弾性層中で印加電圧が
降下して、必要な放電電流が得られず、電子写真感光体
の帯電性が悪化しやすい。
【0042】導電性弾性層1bは次のような方法で形成
することができる。上記ゴム中に添加剤を混合し、二本
ロール、加圧ニーダーおよびバンバリーミキサーなどの
混練機を用いて混練、分散して導電性ゴムコンパウンド
を作製する。次いで導電性支持体(芯金)上に導電性ゴ
ムコンパウンドを射出成形、押出成形、トランスファー
成形および圧縮成形などの成形法を用いて被覆した後、
加熱して加硫する。さらに加硫後に、研磨、研削および
サンドブラストなどの方法で、導電性弾性層の寸法や表
面形状を調整する。導電性弾性層の形態としては、ソリ
ッド体(無発泡体)あるいは発泡体のいずれを使用して
も構わない。
【0043】また、本発明においては、導電性弾性層の
切断時伸び(JIS−K6251)は700%以下であ
ることが好ましい。切断時伸びが700%を超えると、
表面の研磨加工性が悪化し、導電性弾性層の表面粗さR
z(十点平均粗さ、JIS−B0601)を10μm以
下に調整することが難しくなる。Rzが10μmを超え
ると表面粗さを均一に調整することが難しくなる。
【0044】また、本発明においては、導電性弾性層1
bの硬度は、電子写真感光体とより均一かつ安定な接触
部分を形成するために、加硫ゴム硬さ試験方法(JIS
−K6253)に規定された国際ゴム硬度(IRHD)
が、60°以下であることが好ましく、特には35〜6
0°であることが好ましい。国際ゴム硬度が60°を超
えると、電子写真感光体と導電性ローラの接触部分にお
いて、長手方向に接触ムラを生じやすくなる。
【0045】また、導電性弾性層1bの厚みは、同様に
感光体とより均一な接触部分をつねに安定して形成する
ために、1mm以上であることが好ましく、2〜7mm
であることが好ましい。また、より均一な接触部分を形
成する目的で、ローラ中央部の外径が端部に比べて太
い、いわゆる「クラウン」を設けてもよい。
【0046】抵抗層1cは導電性ローラの抵抗調整、電
子写真感光体2表面への貼り付きや感光体汚染を防止す
るために形成される。抵抗層1cは、柔軟性および耐摩
耗性の点からウレタン樹脂、フッ素樹脂、ポリビニルブ
チラール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂
およびシリコーン樹脂などの合成樹脂、あるいはポリア
ミド系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性
エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、
ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーおよびポリスチ
レン系熱可塑性エラストマーなどの熱可塑性エラストマ
ーを結着剤樹脂に用い、抵抗調整として導電性無機粒子
を分散して用いることができる。特にウレタン樹脂を主
体としたものが好ましい。
【0047】ウレタン樹脂としては、特に柔軟性、耐摩
耗性、耐加水分解性および非粘着性に優れたカプロラク
トン系ポリエステルウレタン樹脂、カプロラクトン変性
アクリルウレタン樹脂およびポリカーボネート系ウレタ
ン樹脂を用いることがより好ましい。
【0048】抵抗層1cに用いる導電性無機粒子として
は、導電性カーボンブラック、導電性カーボングラファ
イト、あるいは導電性酸化チタン、導電性酸化スズ、導
電性酸化亜鉛、導電性硫酸バリウム、導電性チタン酸バ
リウムおよび導電性チタン酸カリウムなどの導電性酸化
物が挙げられる。
【0049】抵抗層の体積抵抗率は、1×107 〜1×
1012Ωcmであることが好ましく、特には1×108
〜1×1011Ωcmであることが好ましい。体積抵抗率
が1×107 Ωcmより低い場合には、感光ドラムにピ
ンホールや傷などの表面欠陥が存在すると、接触帯電域
全面に渡って帯電電荷が乗らなくなる「電荷抜け」が生
じやすい。電荷抜けが生じると出力画像はその電荷抜け
部に対応する画像部が、正規現像の場合は白抜けし、反
転現像の場合は黒抜けし、品位低下する。また、体積抵
抗率が1×1012Ωcmを超えると、印加電圧が降下し
て適正な放電電流が得られず、感光ドラムの帯電性が悪
化しやすくなる。しかも微小な横黒スジが発生しやすく
なる。
【0050】また抵抗層の体積抵抗率は弾性層の体積抵
抗率の1〜104 倍であることが好ましく、特には10
2 〜103 であることが好ましい。1倍未満、すなわち
弾性層の体積抵抗率よりも抵抗層の体積抵抗率が小さい
と、感光体の欠陥部分に電流がリークしやすくなり、1
4 倍を超えると帯電が不均一になりやすくなる。
【0051】抵抗層1cは例えば次のように作製され
る。まずポリオールを溶剤に溶解した溶液中に導電剤を
加え、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロール
ミル、ホモジナイザー、ペイントシェーカー、羽型攪拌
機および高圧衝突分散機などの塗料分散機を用いて導電
剤を分散する。この導電剤分散液に所定量のポリイソシ
アネート化合物を添加し攪拌する。次いでこの混合液を
浸漬コーティング法、スプレーコーティング法、ロール
コーティング法およびカーテンコーティング法などの塗
工方法で、導電性弾性層上に形成する。さらに熱風循環
乾燥機、赤外線乾燥炉などを用いて溶剤を除去し、導電
性弾性層上に乾燥被膜として抵抗層を形成する。
【0052】抵抗層1cの膜厚は2〜1000μmであ
ることが好ましく、特には5〜100μmであることが
好ましい。膜厚が1μm以下の場合は、耐電圧性が低下
しやすくなる。また、膜厚が1000μmを超えると、
溶剤を揮発させるのに時間がかかり、生産性が悪くなり
やすい。
【0053】また、導電性弾性層1bと抵抗層1cの間
に、抵抗調整や導電性弾性層からの可塑剤や添加剤など
のしみ出し防止を目的として、中間層1dを設けてもよ
い。中間層は、上記ゴム樹脂を用いることができる。中
間層に抵抗調整として、導電性弾性層に用いる添加剤を
添加することもできる。
【0054】
【実施例】以下、本発明を実施例をもとにさらに詳しく
説明する。
【0055】実施例1 〈帯電部材の作製〉 添加剤の調整 以下の原料を均一に溶解して添加剤1とした。
【0056】 添加剤1 ・フタル酸ジブトキシエチル 100質量部 ・過塩素酸ジメチル・オクチル・ヒドロキシエチルアンモニウム 100質量部 ・エポキシ化大豆油 20質量部
【0057】帯電部材の導電性弾性層の作製 以下の原料を20℃に温調した加圧ニーダーで15分間
混練した。 ・エピクロルヒドリン・エチレンオキサイド・アリルグリシジルエーテル三元共 重合体(GECO) 100質量部 ・酸化亜鉛 5質量部 ・炭酸カルシウム 25質量部 ・エステル系可塑剤 15質量部 ・ステアリン酸 1質量部 ・硫黄 1質量部 ・添加剤1 変量
【0058】さらに上記混練物を50℃に温調した2本
ロールを用い、加硫促進剤(ベンゾチアジルジスルフィ
ド)2質量部および加硫促進剤(テトラチウラムモノス
ルフィド)0.5質量部を加えて、5分間混練して導電
性コンパウンドを作製した。
【0059】次いで、外径φ6mm、長さ258mmの
ステンレス棒を導電性支持体(芯金)とし、この外周に
前記導電性コンパウンドを押出成形法により成形し、1
70℃、15分間加熱加硫した。さらに回転砥石を用い
た乾式研磨により、厚み3mm、面長232mmの導電
性弾性層を有する弾性ローラを作製した(導電性弾性層
外径φ12mm)。
【0060】弾性層用導電性コンパウンドの体積抵抗率
の測定方法 弾性層の体積抵抗率、すなわち加硫後の導電性コンパウ
ンドの体積固有抵抗率は、上記加硫条件で加硫すること
によって厚み2mmの加硫シートを作製して測定した。
体積抵抗率は抵抗率測定機(商品名ハイレスタUPなら
びにJ−Box、三菱化学(株)製)を用い、低温低湿
環境(温度15℃、相対湿度10%)、常温常湿環境
(温度23℃、相対湿度55%)および高温高湿環境
(温度32℃、相対湿度80%)で測定した。(測定条
件:印加電圧10V、1分値)体積抵抗率の環境変動倍
率を以下の式で求めた。
【0061】体積抵抗率環境変動(倍)=(低温低湿環
境下の体積抵抗率)÷(高温高湿下の体積抵抗率)
【0062】また、上記導電性弾性層用導電性コンパウ
ンドの切断時伸びEb(%)および乾式研磨後の導電性
弾性層の表面粗さRz(十点平均粗さ)を測定した。
【0063】弾性層用導電性コンパウンドの切断時伸び
および弾性層の表面粗さの測定 各導電性コンパウンドを上記加硫条件で加硫することに
よって厚み2mmの加硫シートを作製しJIS−K62
51にしたがって、テンシロン万能試験機RTC−12
50A(株)エー・アンド・ディ製)を用いて、導電性
コンパウンドの切断時伸びEb(%)を測定した。
【0064】また、回転砥石による乾式研磨後の導電性
弾性層の表面粗さRz(十点平均粗さ)は、触針式表面
粗さ計((株)小坂研究所製、商品名サーフコーダーS
E−3300)で測定した。
【0065】さらに、上記導電性コンパウンドの硬度を
測定した。
【0066】弾性層用導電性コンパウンドの硬度の測定
方法 導電性コンパウンドの硬度はJIS K−6253「加
硫ゴムの硬さ試験方法」にしたがい、国際ゴム硬度をI
RHDポケット硬さ計((株)高分子計器製)を使用し
て測定した。測定は各導電性コンパウンドを上記加硫条
件で加硫することによって作製した厚み2mmの加硫シ
ートを3枚重ねて行った。
【0067】導電性弾性層中の添加剤1の添加量ごとの
結果を表1に示す。
【0068】
【表1】
【0069】帯電部材の抵抗層の作製 抵抗層の材料として以下の材料を使用した。 ・ポリカプロラクトン系ポリオール溶液(固形分20質量%、溶剤メチルエチル ケトン/トルエン) 100質量部 ・導電性酸化スズ 20質量部
【0070】この混合溶液をガラスビーズ(平均粒子径
φ1mm)を分散メディアとして、竪型サンドミルを用
いて4時間分散した。ビーズを分離した分散液にトリレ
ンジイソシアネート(TDI)10質量部を加え、抵抗
層用塗料を調整した。
【0071】前記弾性ローラの導電性弾性層の表面上に
抵抗層用塗料を浸漬コートした後、熱風循環乾燥機中で
温度120℃、2時間乾燥した。乾燥後の抵抗層の厚み
は20μmであった。
【0072】抵抗層材料の体積抵抗は、抵抗層用塗料を
アルミニウム箔(厚み100μm)上にバーコータでコ
ーティングしたサンプル(厚み20μm)を用いて測定
した。体積抵抗率は抵抗率測定機(商品名ハイレスタU
P、J−Box、三菱化学(株)製)を使用し、温度2
3℃、相対湿度55%環境下で測定した。抵抗層材料の
体積抵抗率は1.0×1010Ωcm(印加電圧10V、
1分値)であった。
【0073】このようにして得られたローラを実施例1
の帯電部材(帯電ローラ1、外径φ約12mm)とし
た。
【0074】帯電ローラ1の電気抵抗値を温度23℃、
相対湿度55%および温度15℃、相対湿度10%の環
境下で測定した。抵抗は、幅10mm、厚み50μmの
アルミニウム箔を帯電ローラ1全周に巻き付けて、アル
ミニウム箔表面と芯金との間にDC−250Vを印加し
て、10秒後の値を測定した。
【0075】画像評価方法 前記帯電ローラをレーザビームプリンタ(商品名LBP
−1660用、キヤノン製)に使用するプロセスカート
リッジ(商品名EP−52カートリッジ、キヤノン製)
に装着した。さらにこのプリンタに一次帯電用直流電源
として外部高圧電源を接続して使用した。画像評価は温
度15℃、相対湿度10%環境下で行った。感光体の暗
部電位が−600Vになるように外部高圧電源より一次
帯電バイアスを印加し(一次帯電バイアス値、DC−1
300V前後)、A4横ハーフトーン画像(1ドット・
2スペース、1200dpi)を出力して、目視にて実
施した。画像のレベルは次のように分類した。 ・画像欠陥が全く発生しないもの :A ・微小な横黒スジまたは横白スジが1〜5個発生するもの :B ・微小な横黒スジまたは横白スジが6〜20個発生するもの :C ・微小な横黒スジまたは横白スジ状の画像欠陥が21個以上発生するもの:D
【0076】耐久画像評価方法 上記プロセスカートリッジを使用し、低温低湿環境(温
度15℃、相対湿度10%)下で、文字画像(A4、画
像比率5%)を10000枚出力して画像耐久試験を行
った。画像出力後にA4、横ハーフトーン画像(120
0dpi、1ドット2スペース)を10枚出力して、画
像評価を行った。
【0077】耐久後の画像ランク ○:均一な画像が得られた。(濃度ムラ無し) △:画像上にごくわずかに帯電ローラピッチ(38mm
ピッチ)の濃度ムラが発生 ×:画像上に帯電ローラピッチ(38mmピッチ)の濃
度ムラが発生。
【0078】感光体との貼り付きおよび感光体汚染性評
価方法 上記プロセスカートリッジに帯電部材を組み込み、温度
40℃、相対湿度95%環境下に30日間放置して、帯
電部材と感光体との貼り付きおよび感光体表面の汚染性
の有無を評価した。貼り付きは感光体から帯電部材を取
り外したとき状態を調べた。また、感光体の汚染性は当
接部表面を光学顕微鏡で観察して調べた。結果を表2に
示す。
【0079】
【表2】
【0080】実施例2 下記の原料を20℃に温調した加圧ニーダーで10分間
混練した。 ・エピクロルヒドリン・エチレンオキサイド共重合体(ECO)100質量部 ・酸化マグネシウム 5質量部 ・炭酸カルシウム 25質量部 ・エステル系可塑剤 20質量部 ・ステアリン酸 1質量部 ・老化防止剤 1質量部 ・添加剤1 変量
【0081】さらに上記混練物を50℃に温調した2本
ロールを用い、硫黄1質量部、加硫促進剤(エチレンチ
オウレア)2質量部を加えて、5分間混練して導電性コ
ンパウンドを作製した。実施例1と同様の方法で導電性
弾性ローラを作製した。
【0082】実施例1と同様にして、導電性弾性層中の
添加剤1の添加量ごとの体積抵抗率、Eb(%)、Rz
および硬度を測定した。結果を表3に示す。
【0083】
【表3】
【0084】さらに、この導電性弾性ローラの上に下記
配合の材料を抵抗層として実施例1と同様にして被覆
し、実施例2の帯電部材を作製した(抵抗層厚み12μ
m)。
【0085】 実施例2の抵抗層材料 ・ε−カプロラクロン変性水酸基含有メタクリル酸エステル(固形分30質量% 、溶剤酢酸ブチル) 100質量部 ・導電性酸化スズ 25質量部 ・ヘキサンメチレンジイソシアネート(HDI) 5質量部
【0086】実施例2の帯電部材を実施例1と同様にし
て評価した。結果を表4に示す。
【0087】
【表4】
【0088】実施例3 下記の原料を20℃に温調した加圧ニーダーで10分間
混練した。 ・エピクロルヒドリン重合体(CO) 100質量部 ・酸化マグネシウム 5質量部 ・炭酸カルシウム 25質量部 ・エステル系可塑剤 20質量部 ・ステアリン酸 1質量部 ・老化防止剤 1質量部 ・添加剤1 変量
【0089】さらに上記混練物を50℃に温調した2本
ロールを用い、硫黄1質量部、加硫促進剤(エチレンチ
オウレア)2質量部を加えて、5分間混練して導電性コ
ンパウンドを作製し、実施例1と同様の方法で導電性弾
性ローラを作製した。
【0090】実施例1と同様にして、導電性弾性層中の
添加剤1の添加量ごとの体積抵抗率、Eb(%)、Rz
および硬度を測定した。結果を表5に示す。
【0091】
【表5】
【0092】さらに、この導電性弾性ローラの上に下記
配合の材料を抵抗層として実施例1と同様にして被覆
し、実施例3の帯電部材を作製した(抵抗層厚み15μ
m)。
【0093】 実施例3の抵抗層材料 ・ポリカーボネート系ポリオール溶液(固形分20質量%、溶剤酢酸ブチル/シ クロヘキサノン) 100質量部 ・導電性酸化チタン 22質量部 ・ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI) 10質量部
【0094】実施例3の帯電部材を実施例1と同様にし
て評価した。結果を表6に示す。
【0095】
【表6】
【0096】実施例4 以下の原料を均一に溶解して添加剤2とした。
【0097】 添加剤2 ・フタル酸ジブトキシエチル 100質量部 ・過塩素酸ジメチル・オクチル・ヒドロキシエチルオキシエチレンアンモニウム 150質量部 ・エポキシ化大豆油 20質量部 下記の原料を20℃に温調した加圧ニーダーで10分間混練した。 ・NBR(AN量30質量%) 100質量部 ・酸化亜鉛 5質量部 ・炭酸カルシウム 20質量部 ・含水ケイ酸 5質量部 ・エステル系可塑剤 20質量部 ・ステアリン酸 1質量部 ・老化防止剤 1質量部 ・硫黄 0.5質量部 ・添加剤2 変量
【0098】さらに上記混練物を50℃に温調した2本
ロールを用い、加硫促進剤(ベンゾチアジルジスルフィ
ド)1質量部および加硫促進剤(テトラチウラムモノス
ルフィド)0.5質量部を加えて、5分間混練して導電
性コンパウンドを作製した。
【0099】次いで、実施例1と同様の方法で導電性弾
性ローラを作製した。
【0100】実施例1と同様にして、導電性弾性層中の
添加剤2の添加量ごとの体積抵抗率、Eb(%)、Rz
および硬度を測定した。結果を表7に示す。
【0101】
【表7】
【0102】さらに、この導電性弾性ローラの上に実施
例2と同様にして抵抗層を被覆して、実施例4に帯電部
材を作製した(抵抗層厚み10μm)。
【0103】実施例4の帯電部材を実施例1と同様にし
て評価した。結果を表8に示す。
【0104】
【表8】
【0105】実施例5 以下の原料を均一に溶解して添加剤3とした。
【0106】 添加剤3 ・フタル酸ジ2−エチルヘキシロキシエトキシエチル 100質量部 ・過塩素酸ジメチル・デシル・ヒドロキシエチルアンモニウム100質量部 ・エポキシ化大豆油 20質量部 下記の原料を20℃に温調した加圧ニーダーで10分間混練した。 ・ポリクロロプレン 100質量部 ・酸化亜鉛 5質量部 ・酸化マグネシウム 5質量部 ・含水ケイ酸 10質量部 ・ナフテン系プロセス油 20質量部 ・ステアリン酸 1質量部 ・老化防止剤 1質量部 ・硫黄 0.5質量部 ・添加剤3 変量
【0107】さらに上記混練物を50℃に温調した2本
ロールを用い、加硫促進剤(エチレンチオウレア)1質
量部を加えて、5分間混練して導電性コンパウンドを作
製した。
【0108】次いで、実施例1と同様の方法で導電性弾
性ローラを作製した。
【0109】実施例1と同様にして導電性弾性層中の添
加剤3の添加量ごとの体積抵抗率、Eb(%)、Rzお
よび硬度を測定した。結果を表9に示す。
【0110】
【表9】
【0111】さらに、帯電ローラとして適正な抵抗範囲
にある導電性弾性ローラの上に下記配合の材料を抵抗層
として実施例1と同様にして被覆し、実施例5の帯電部
材を作製した(抵抗層厚み12μm)。
【0112】 実施例5の抵抗層材料 ・水酸基含有系メタクリル酸エステル共重合体溶液 (固形分20質量%、溶剤トルエン/メチルエチルケトン) 100質量部 ・導電性酸化チタン 30質量部 ・イソホロンジイソシアネート(IPDI) 12質量部
【0113】実施例5の帯電部材を実施例1と同様にし
て評価した。結果を10に示す。
【0114】
【表10】
【0115】実施例1〜実施例5に示したように、本発
明の導電性ローラは、低分子量成分のしみ出しが少な
く、抵抗値の環境変動も小さい。さらに、本発明の導電
性ローラを帯電部材に用いると非常に優れた帯電均一性
が得られる。
【0116】低分子量成分のしみ出しが少なく、抵抗値
の環境変動が小さい理由は、導電剤であるアンモニウム
塩化合物とゴムとの相溶性が極めて優れており、しかも
導電剤自身の水分の捕捉能力が高いためと考えられる。
【0117】また、帯電均一性に優れる理由としては、
他の導電剤に比べてゴム中により均一に分散しているた
めであると考えられる。
【0118】比較例1 以下の原料を20℃に温調した加圧ニーダーで15分間
混練した。
【0119】 ・エピクロルヒドリン・エチレンオキサイド・アリルグリシジルエーテル三元共 重合体(GECO) 100質量部 ・酸化亜鉛 5質量部 ・炭酸カルシウム 25質量部 ・エステル系可塑剤 15質量部 ・ステアリン酸 1質量部 ・硫黄 1質量部 ・トリメチル・ドデシル・アンモニウムブロマイド 変量
【0120】さらに上記混練物を50℃に温調した2本
ロールを用い、加硫促進剤(ベンゾチアジルジスルフィ
ド)2質量部および加硫促進剤(テトラチウラムモノス
ルフィド)0.5質量部を加えて、5分間混練して導電
性コンパウンドを作製した。さらに、実施例1と同様の
方法で比較例1の導電性弾性ローラを作製した。
【0121】実施例1と同様にして、導電剤のトリメチ
ル・ドデシル・アンモニウムブロマイドの添加量ごとの
体積抵抗率、Eb(%)、Rzおよび硬度を測定した。
結果を表11に示す。
【0122】
【表11】
【0123】さらに、この導電性弾性ローラの上に実施
例1と同様にして抵抗層を被覆して、比較例1の帯電部
材を作製した(抵抗層厚み12μm)。
【0124】比較例1の帯電部材を実施例1と同様にし
て評価した。結果を表12に示す。
【0125】
【表12】
【0126】比較例2 以下の原料を20℃に温調した加圧ニーダーで15分間
混練した。
【0127】 ・エピクロルヒドリン・エチレンオキサイド・アリルグリシジルエーテル三元共 重合体 100質量部 ・酸化亜鉛 5質量部 ・炭酸カルシウム 25質量部 ・エステル系可塑剤 15質量部 ・ステアリン酸 1質量部 ・硫黄 1質量部 ・過塩素酸リチウム 変量
【0128】さらに上記混練物を50℃に温調した2本
ロールを用い、加硫促進剤(ベンゾチアジルジスルフィ
ド)2質量部および加硫促進剤(テトラチウラムモノス
ルフィド)0.5質量部を加えて、5分間混練して導電
性コンパウンドを作製し、実施例1と同様の方法で比較
例2の導電性弾性ローラを作製した。
【0129】実施例1と同様にして導電剤の過塩素酸リ
チウムの添加量ごとの体積抵抗率、Eb(%)、Rzお
よび硬度を測定した。結果を表13に示す。
【0130】
【表13】
【0131】さらに、この導電性弾性ローラの上に実施
例1と同様にして抵抗層を被覆して、比較例2の帯電部
材を作製した(抵抗層厚み10μm)。
【0132】比較例2の帯電部材を実施例1と同様にし
て評価した。結果を表14に示す。
【0133】
【表14】
【0134】比較例3 以下の原料を20℃に温調した加圧ニーダーで15分間
混練した。
【0135】 ・エピクロルヒドリン・エチレンオキサイド・アリルグリシジルエーテル三元共 重合体(GECO) 100質量部 ・酸化亜鉛 5質量部 ・炭酸カルシウム 25質量部 ・エステル系可塑剤 15質量部 ・ステアリン酸 1質量部 ・硫黄 1質量部 ・ドデシル硫酸ナトリウム 変量
【0136】さらに上記混練物を50℃に温調した2本
ロールを用い、加硫促進剤(ベンゾチアジルジスルフィ
ド)2質量部および加硫促進剤(テトラチウラムモノス
ルフィド)0.5質量部を加えて、5分間混練して導電
性コンパウンドを作製し、実施例1と同様の方法で比較
例3の導電性弾性ローラを作製した。
【0137】実施例1と同様にして導電剤のドデシル硫
酸ナトリウムの添加量ごとの体積抵抗率、Eb(%)、
Rzおよび硬度を測定した。結果を表15に示す。
【0138】
【表15】
【0139】さらに、この導電性弾性ローラの上に実施
例1と同様にして抵抗層を被覆して、比較例3の帯電部
材を作製した(抵抗層厚み10μm)。
【0140】比較例3の帯電部材を実施例1と同様にし
て評価した。結果を表16に示す。
【0141】
【表16】
【0142】比較例4 以下の原料を20℃に温調した加圧ニーダーで15分間
混練した。
【0143】 ・エピクロルヒドリン・エチレンオキサイド・アリルグリシジルエーテル三元共 重合体(GECO) 100質量部 ・酸化亜鉛 5質量部 ・炭酸カルシウム 25質量部 ・エステル系可塑剤 15質量部 ・ステアリン酸 1質量部 ・硫黄 1質量部 ・過塩素酸ジメチル・オクチル・ヒドロキシエチルアンモニウム 変量
【0144】さらに上記混練物を50℃に温調した2本
ロールを用い、加硫促進剤(ベンゾチアジルジスルフィ
ド)2質量部および加硫促進剤(テトラチラウムモノス
ルフィド)0.5質量部を加えて、5分間混練して導電
性コンパウンドを作製し、実施例1と同様の方法で比較
例4の導電性弾性ローラを作製した。
【0145】実施例1と同様にして導電剤のトリメチル
・オクタデシルアンモニウムパークロレートの添加量ご
との体積抵抗率Eb(%)、Rzおよび硬度を測定し
た。結果を表17に示す。
【0146】
【表17】
【0147】さらに、この導電性ローラ上に実施例1と
同様にして抵抗層を被覆して、比較例4の帯電部材を作
成した(抵抗層厚み12μm)。
【0148】比較例4の帯電部材を実施例1と同様にし
て評価した。結果を表18に示す。
【0149】
【表18】
【0150】比較例5 以下の原料を40℃に温調した2本ロールで15分間混
練して、導電性コンパウンドを作製した。
【0151】 ・アクリル酸エチル・2−クロルエチルビニルエーテル共重合体 100質量部 ・炭酸カルシウム 30質量部 ・エステル系可塑剤 10質量部 ・ステアリン酸 1質量部 ・ステアリン酸ナトリウム 3質量部 ・ステアリン酸カリウム 0.5質量部 ・ジラウリルチオジプロピオネート 2質量部 ・硫黄 1質量部 ・添加剤1 変量
【0152】この導電性コンパウンドを用い、実施例1
と同様の方法で比較例5の導電性弾性ローラを作製し
た。
【0153】実施例1と同様にして添加剤1の添加量ご
との体積抵抗率、Eb(%)、Rzおよび硬度を測定し
た。結果を表19に示す。
【0154】
【表19】
【0155】さらに、この導電性ローラの上に実施例1
と同様にして抵抗層を被覆して、比較例5の帯電部材を
作成した(抵抗層厚み12μm)。
【0156】比較例5の帯電部材を実施例1と同様にし
て評価した。結果を表20に示す。
【0157】
【表20】
【0158】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来のイ
オン導電剤で問題になっていた導電剤のしみ出し(ブリ
ードアウト)や抵抗の環境変動を防止することができ、
結果として長期にわたって高品質の画像を安定して供給
できる導電性ローラ、それを有するプロセスカートリッ
ジおよび画像形成装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロセスカートリッジを具備する画像
形成装置の構成例を示す概略図である。
【図2】本発明の導電性ローラの構成例を示す図であ
る。
【図3】本発明の導電性ローラの別の構成例を示す図で
ある。
【図4】本発明のプロセスカートリッジを具備する画像
形成装置の別の構成例を示す概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 11/00 C08L 11/00 71/03 71/03 G03G 15/02 101 G03G 15/02 101

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体、該支持体上の導電性弾性
    層及び該弾性層上の抵抗層を有する導電性ローラにおい
    て、 該弾性層が、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、エピ
    クロルヒドリンゴムおよびクロロプレンゴムからなる群
    より選択される少なくとも一種のゴム、アルキル鎖中に
    エーテル結合を有するフタル酸エステル誘導体、過塩素
    酸の第4級アンモニウム塩化合物および脂肪油を含有
    し、 該アルキル鎖中にエーテル結合を有するフタル酸エステ
    ル誘導体、過塩素酸の第4級アンモニウム塩化合物およ
    び脂肪油の含有量の合計が、該ゴム100質量部に対し
    て0.1〜20質量部であることを特徴とする導電性ロ
    ーラ。
  2. 【請求項2】 アクリロニトリル・ブタジエンゴム、エ
    ピクロルヒドリンゴムおよびクロロプレンゴムからなる
    群より選択される少なくとも一種のゴムの含有率が、弾
    性層が含有するゴム全質量に対し70質量%以上である
    請求項1記載の導電性ローラ。
  3. 【請求項3】 ゴムがエピクロルヒドリンゴムである請
    求項1または2記載の導電性ローラ。
  4. 【請求項4】 アルキル鎖中にエーテル結合を有するフ
    タル酸エステル誘導体が下記式(1)で示される請求項
    1乃至3のいずれかに記載の導電性ローラ。 【外1】 (Phはフェニル基、R1 は炭素数2〜4のアルキレン
    基、nは1〜3の整数、R2 は炭素数4〜18の直鎖も
    しくは分岐のアルキル基もしくはエーテル結合を有する
    アルキル基、mは2〜4の整数を示す。)
  5. 【請求項5】 過塩素酸の第4級アンモニウム塩化合物
    が下記式(2)で示される請求項1乃至4のいずれかに
    記載の導電性ローラ。 【外2】 (R3 、R4 およびR5 は、各々独立に炭素原子数1〜
    18のアルキル基、Bは炭素原子数2〜4のアルキレン
    基、pは1〜4の整数を示す。)
  6. 【請求項6】 第4級アンモニウム塩化合物の含有量が
    フタル酸エステル誘導体100質量部に対して10〜2
    00質量部である請求項1乃至5のいずれかに記載の導
    電性ローラ。
  7. 【請求項7】 脂肪油がエポキシ化大豆油である請求項
    1乃至6のいずれかに記載の導電性ローラ。
  8. 【請求項8】 脂肪油の含有量がフタル酸エステル誘導
    体およびアンモニウム塩化合物100質量部に対し1〜
    100質量部である請求項1乃至7のいずれかに記載の
    導電性ローラ。
  9. 【請求項9】 弾性層が1×1010Ωcm以下の体積抵
    抗率を有する請求項1乃至8のいずれかに記載の導電性
    ローラ。
  10. 【請求項10】 弾性層が700%以下の切断時伸びを
    有する請求項1乃至9のいずれかに記載の導電性ロー
    ラ。
  11. 【請求項11】 弾性層が60°以下の国際ゴム硬度を
    有する請求項1乃至10のいずれかに記載の導電性ロー
    ラ。
  12. 【請求項12】 弾性層が1mm以上の厚さを有する請
    求項1乃至11のいずれかに記載の導電性ローラ。
  13. 【請求項13】 抵抗層が1×107 〜1×1012Ωc
    mの体積抵抗率を有する請求項1乃至12のいずれかに
    記載の導電性ローラ。
  14. 【請求項14】 抵抗層が2〜1000μmの厚さを有
    する請求項1乃至13のいずれかに記載の導電性ロー
    ラ。
  15. 【請求項15】 抵抗層がウレタン樹脂を含有する請求
    項1乃至14のいずれかに記載の導電性ローラ。
  16. 【請求項16】 導電性ローラが帯電部材である請求項
    1乃至15のいずれかに記載の導電性ローラ。
  17. 【請求項17】 電子写真感光体および該電子写真感光
    体に接触配置された帯電部材としての請求項1乃至15
    のいずれかに記載の導電性ローラを一体に支持し、画像
    形成装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセ
    スカートリッジ。
  18. 【請求項18】 電子写真感光体、該電子写真感光体に
    接触配置された帯電部材としての請求項1乃至15のい
    ずれかに記載の導電性ローラ、露光手段、現像手段およ
    び転写手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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