JPH0798374B2 - 粘着ラベルの製造方法および装置 - Google Patents

粘着ラベルの製造方法および装置

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JPH0798374B2
JPH0798374B2 JP62323029A JP32302987A JPH0798374B2 JP H0798374 B2 JPH0798374 B2 JP H0798374B2 JP 62323029 A JP62323029 A JP 62323029A JP 32302987 A JP32302987 A JP 32302987A JP H0798374 B2 JPH0798374 B2 JP H0798374B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はラベルの製造方法及び装置に関するものであ
る。特に、本発明は剥離材料上に支持された連続する粘
着ラベルの製造に関するものである。
梱包分野においては、種々の形の容器に貼付するため
の、予め印刷された高品質のラベルについて極めて大き
な需要がある。容器の高速梱包及びラベル付けを促進す
るため、容器に貼付するラベルは扱い易く、意図する容
器上に移動し易い形式で入手し得るものであることが一
般に要求されている。ある便宜な配置においては、ラベ
ルはリールに巻回された剥離材料のウエブ上に連続して
支持されている粘着ラベルである。
剥離紙からラベル付けされる容器にラベルを移すため
の、剥離用紙上に支持された粘着ラベルのリールを製造
することは当業者にとって既知である。
かかるラベルを製造するための一方法は、英国特許第14
20933号明細書に開示されている。この特許は、粘着ラ
ベルの連続的なリールの製造方法が開示されており、こ
れによると、ラベルは仕上げサイズに切断された一枚一
枚の平らなシートとして製造、積層され、次いで、この
一枚一枚のラベルはこの積層物から連続的にドラムの外
面に供給され、かつ真空手段によりドラム上に保持され
る。この際、ラベルはアプリケータに供給されてこれに
より個々に裏側が感圧接着剤組成物で被覆される。この
接着剤はドラム外面の大部分に沿って延在する加熱空気
室をラベルが通過することで乾燥され、かつラベルは裏
側に被覆された上記接着剤により連続的に剥離紙のウエ
ブに供給され、次いでこの剥離紙は上述のドラムから除
去され、しかる後巻回される。
しかしながらこの方法は、隣接したラベル間に一定の間
隙の存する粘着ラベルの連続リールを製造することが困
難であるという欠点を有する。一般に、連続してラベル
付けを行う方法においては、容器へのラベルの貼付を容
易にするため、一定の間隙を有することが好ましいが、
これが困難である理由は、回転するドラムの外面に正確
にそれぞれの連続するラベルを設置し、その後、移動し
ている剥離紙のウエブにドラムから正確にラベルを移し
て剥離紙上の隣接するラベル間に一定の間隙を設けるこ
とは容易にできることではないからである。更に、剥離
紙上にラベルを正確に並べることも困難である。なぜな
ら、積み重ねられたラベルの山から剥離紙にラベルを移
す場合にも上述した困難に直面するからである。これに
より若干のラベルが剥離紙のリール上で他のラベルに対
し不整列となる場合もある。その後、ラベルがリールか
ら容器に貼付される場合において、剥離紙のリール上で
不整列となっている任意ラベルは必然的に不確かな状態
で移され、これにより、ラベルが貼付される容器上で不
整列となる。このようにラベル付けされた製品は需要者
にとって魅力のないものとなり、受け入れ難いものとな
る。
この方法の他の欠点は、感圧接着剤のラベルの裏面を被
覆し、接着剤を乾燥させ、ラベルを剥離紙の連続ウエブ
に接着剤を被覆した側で貼付した後において、剥離紙上
のラベルの周辺に頻繁に余剰の接着剤が見られることで
ある。この剥離紙をリールに巻回する際に、この余剰の
接着剤は剥離紙の隣接層の背面に付着し、その後のリー
ルの開放及びラベル付けする容器へのラベルの貼付を妨
害し得ることになる。
欧州特許明細書第0098092号には、支持ウエブにラベル
を付着させた後であって、ラベルをリールに巻回する前
に、除去される支持ウエブに対し供給されたラベルの周
辺部分を整えることにより、上述の欠点を解消せんとす
るラベルの製造方法及び装置が開示されている。ところ
が、上述の明細書に開示された方法及び装置によりかか
る欠点は解消されるが、ラベルを中間支持ウエブに付着
させることが必要となる。このような支持ウエブを必要
とすることは、粘着ラベルの製造費を増大させることに
なる。
本発明の目的は、上述した２つの参考明細書に開示され
たような、個々のラベルを付着させるたのめ支持ウエブ
を必要としないラベルの製造方法および装置を提供する
ことにある。
従って、本発明は、一続きの剥離材料上に連続する粘着
ラベルを製造するにあたり、 （ａ） 一続きの剥離材料表面に感圧接着剤層を供給す
る工程と、 （ｂ） 連続する個々のラベルを該感圧接着剤層に供給
してラベルが剥離材料に付着するようにする工程と、 （ｃ） 各ラベルと感圧接着剤層とを貫いて剥離材料上
まて切断して、必要とする粘着ラベルを形成する工程
と、 （ｄ） 該供給ラベルの廃棄部分と、粘着ラベルを囲む
感圧接着剤の廃棄部分とを剥離材料から除去する工程と
から成る連続する粘着ラベルの製造方法に関するもので
ある。
また、本発明は一続きの剥離材料上に連続する粘着ラベ
ルを製造するための装置において、一続きの剥離材料表
面に感圧接着剤層を供給するための手段と、連続する個
々のラベルを感圧接着剤層に供給して該ラベルが剥離材
料に付着するようにするための手段と、各ラベルと感圧
接着剤層とを貫いて剥離材料上まで切断して、必要とす
る粘着ラベルを形成するための切断機と、粘着ラベルを
囲む供給ラベルの廃棄部分と感圧接着剤の廃棄部分とを
剥離材料から除去するための手段とを具えた連続する粘
着ラベル製造装置に関するものである。
以下図面により本発明を詳細に説明する。
第１図において、紙またはプラスチックよりなるケイ素
化された剥離材料２のウエブをこのリール４から接着剤
被覆ヘッド６の下部に送り出す。この際、剥離材料２の
上部表面がケイ素化されている。被覆ヘッド６により剥
離材料２の上部表面に感圧接着剤層８を供給し、この層
により剥離材料２の上部表面全体を被覆する。感圧接着
剤は熱溶融形感圧接着剤または溶媒主成分形感圧接着剤
とすることができる。熱溶融形感圧接着剤は冷却するこ
とにより硬化し、すなわち厚くかつ堅固にすることがで
き、また溶媒主成分形感圧接着剤はこれから溶媒を蒸発
させることにより硬化する。図示する配置において、装
置は熱溶融形感圧接着剤を使用するのに適したものであ
り、剥離材料２の被覆されたウエブを、冷却個所10に通
し、この冷却個所内で冷却、例えば冷風に当てることに
より、熱溶融形感圧接着剤を「硬化」させる。「硬化」
した接着剤は、まだ粘着性を有している。次いで、得ら
れた被覆ウエブをその後の使用のためリール12に巻回す
る。図示する配置において、剥離材料２の下部表面もま
たケイ素化して、リールの隣接し合う部分が感圧接着剤
により永久的に接着されることがなく、かつリール12が
その後に確実に解放することができるようにする。他の
配置においては、剥離材料２の低部表面はケイ素化しな
いままとし、剥離紙のウエブを感圧接着剤上に配置し、
これと共にリール12に同心的に巻回して同様の目的を達
成する。しかる後、後者のリールを解放する場合には、
剥離紙のウエブを感圧接着剤被覆剥離材料２から分離
し、廃棄する。
第２図に、本発明の第一好適例における第１図の装置に
より被覆された剥離材料上に支持された粘着ラベルを製
造するための装置を示す。感圧接着剤８の塗布層を有す
る剥離材料２をこのリール12から取り出す。この際、一
緒に巻回されていた任意剥離紙も同時に開放し、これに
ついては廃棄する。感圧接着剤被覆剥離材料２をローラ
14上を通過させ、この際感圧接着剤層８はローラ14から
最も離れた最上部にくるようにする。連続するラベル16
を剥離材料２の移動ウエブの感圧接着剤被覆上部表面に
供給して、ラベル16の下部が未だ粘着性を有する感圧接
着剤により剥離材料２に付着するようにする。ラベル16
はラベル供給装置により供給するが、この装置自体は、
例えば欧州特許明細書第0098092号および英国特許明細
書第2164915号に開示されており、既知である。代表的
には、ラベル16はその上部表面が平版印刷されている
（Lithographicall printed）シートである。第３図
に、ラベル16が、剥離材料２を被覆する感圧接着剤層８
の上に一列に配置されている様子を示す。ラベル16の寸
法およびこれらの相対的間隔は所要に応じて変えること
ができる。
次いで、剥離材料上のラベル16のアセンブリを積層材料
供給個所18に通し、ここで、片面が感圧接着剤で被覆さ
れている積層材料20をこれのリール22からローラ24に送
り出す。一般には、粘着積層材料を一続きの剥離材料
（図示せず）上に支持し、剥離裏材料／剥離裏材料の複
合ウエブをリール22から送り出すので、該剥離裏材料を
積層材料20の粘着表面から剥離する。積層材料20は透明
な粘着プラスチック材料、例えばポリエステル、低密度
ポリエチレンまたはポリプロピレンの層であるのが好ま
しく、この層厚は代表的には約12ミクロンである。感圧
接着剤で被覆された積層材料20の面をローラ24から離れ
ている側とし、もう一方の面をローラ24に対向して配置
させる。ローラ24は、該ローラにより積層材料20の感圧
接着剤表面がラベル16と剥離材料２のアセンブリ上部表
面に対して押し進められて、積層材料20がこれらに付着
するような配置とする。
次いで、得られた複合アセンブリを上部打抜きローラ28
と下部受けローラ30とを具えた打抜き個所26に通す。か
かるアセンブリは打抜きローラ28と受けローラ30との間
を通過させる。打抜きローラ28は、積層材料20、付着ラ
ベル16および感圧接着剤層８を貫いて剥離材料２上まで
切断するように適合させ、各付着ラベル16から、これと
同一寸法および同一形状（coextensive）の積層材料20
で被覆されかつ剥離材料２上に支持された所要の形状お
よび寸法を有する粘着ラベル32が中央部で打ち抜かれる
ようにする。このようにして、打抜き機28は剥離材料上
に支持された連続する粘着ラベル32を切断する。得られ
た打抜きラベル32のアセンブリを第４図に示す。各打抜
きラベル32はラベル周辺の廃棄部分34と、積層材料のウ
エブの廃棄残部36とに囲まれている。
次いで、得られたアセンブリを廃棄部分除去部に通し、
ここで、廃棄部分34および該廃棄部分34が積層材料20の
粘着表面により付着している廃棄残部36とかなら成る廃
棄材料を、一対の対向ローラ38,40の間を複合ウエブを
通過させることにより剥離材料２から取り除き、これに
より剥離材料２上に連続する粘着ラベル32を残す。各粘
着ラベル32は積層材料20/ラベル16/感圧接着剤層８の３
種の層の積層体から成る。第５図に、剥離材料２の上に
支持された連続する粘着ラベル32を示す。廃棄材料は剥
離材料２から上方に引き離されることになる。廃棄積層
材料20を剥離材料２から分離する際、積層材料20の感圧
接着剤被覆面により隣接感圧接着剤層８が剥離材料２か
ら引き離されることになるが、これは感圧接着剤層８が
剥離材料２に対するよりも積層材料20の感圧接着剤被覆
面に対しより大きな接着力を有するからである。同様
に、同じ理由で、周辺ラベル廃棄部分34は剥離材料２か
ら隣接感圧接着剤層８を引き離す。従って、剥離材料２
上の粘着ラベル32は感圧接着剤層８により囲まれなくな
るが、これは、粘着ラベル32を囲む該層８の部分が廃棄
部分除去工程において剥離材料２から取り除かれるから
である。廃棄部分は積層材料20の廃棄残部36と、周辺ラ
ベル廃棄部分34と、これらに隣接する感圧接着剤層８の
当該部分とから成る。この廃棄部分をリール42に巻回し
て、しかる後に廃棄する。連続的に粘着ラベル32を上部
表面に有する剥離材料２もリール44に巻回し、その後こ
のリール44は、ラベル付けすべき製品に粘着ラベル32を
自動的に貼付する自動ラベル付け装置に設置することが
できる。
上記方法により、高品質でかつ平版印刷された粘着ラベ
ルを効率的にかつコスト的に有効な方法で製造すること
ができる。これは、個々の印刷ラベルを粘着支持ウエブ
に付着させる必要性がなくなるからである。更に、好適
なる粘着ラベルは、印刷ラベルを損傷または汚損から保
護し、また粘着ラベルの外観をも高める透明なプラスチ
ック積層材料の上部層を有する。
本発明の他の好適例を第６図および第７図に示す。この
好適例においては、積層材料20の代わりに、例えば紙ま
たはプラスチックの一対の細長いストリップ46,48を使
用し、このストリップを感圧接着剤層８により、連続し
て付着されているラベル16の長手方向の両側において剥
離材料２に付着させる。ストリップ46,48をローラ24に
より加圧して感圧接着剤層８と接合させて、各ストリッ
プ46,48が剥離材料２の各長手方向縁部に沿って延在す
るようにする。次いで、複合アセンブリを上記好適例と
同様にして打抜きローラ28により打抜き、剥離裏材料２
上に存する打抜きラベルの得られたアセンブリを第６図
に示す。各打抜きラベル50は周辺ラベル廃棄部分52によ
って囲まれており、これらは感圧接着剤層８により剥離
材料２に付着している。また、この感圧接着剤層８は２
本のストリップ46,48を剥離材料２に付着させている。
層８に使用する感圧接着剤は、打抜き工程後、該層が引
裂抵抗を有する強力な凝集性（coherent）フィルムを形
成するようなものを選定し、かつ処理、例えば冷却す
る。複合打抜きウエブを一対のローラ38,40の間を通過
させる際に、打抜きラベル50を囲むストリップ46,48、
周辺ラベル廃棄部分52および感圧接着剤層８の当該部分
より成る廃棄部分を剥離材料２から引き離し、リールに
巻回する。剥離材料上に存する連続する打抜きラベル50
は、リールに巻回した後に自動ラベル付け機に導入す
る。ストリップ46,48は感圧接着剤層８の廃棄部分に関
する支持体として作用し、また周辺ラベル廃棄部分52は
感圧接着剤層８の廃棄部分により支持される。ストリッ
プ46,48は廃棄部の引裂強度を高め、剥離材料２から該
廃棄部を引き離し、リールに巻回し得るようにする。ま
た、ストリップ46,48の使用は、剥離材料２から取り除
かれる感圧接着剤フィルムを補強し、強力なものとす
る。
本発明のこの好適例では、先に述べた好適例における如
き積層材料で被覆されていない印刷された粘着ラベルを
効率良く製造することができる。かかるラベルは、特別
なラベル付けの用途に所望される。
第８図に、本発明におけるラベル製造装置の他の好適例
を示す。この装置は、第２図に示す装置と次の点を除い
て同様のものである。すなわち、積層材料供給個所18、
特には第２図に示すローラ24が不要となる点、第２図に
示す一対の対向ローラ38,40の上部ローラ38も不要とな
る点、真空箱54として以下に述べる吸引装置を打抜き個
所26の下流において複合ウエブ上方に配置する点であ
る。この装置では、リール12における感圧接着剤層８で
被覆された剥離材料２をローラ14上に通す。この個所
で、個々の平版印刷ラベル16を可動ウエブに連続的に供
給し、該ラベルが感圧接着剤層８により剥離材料２に剥
離自在に付着するようにする。次いで、得られた複合ア
センブリを打抜きローラ28と受けローラ30とから成る打
抜き個所26に通す。この打抜きローラ28により、供給さ
れたラベル16の夫々から粘着ラベル56が打ち抜かれる。
各打抜きラベル56は剥離材料上の周辺廃棄ラベル部分と
廃棄感圧接着剤に囲まれている。次いで、打ち抜かれた
アセンブリを真空箱54の下部に通し、ここで廃棄感圧接
着剤とこれに伴う周辺廃棄ラベル部分を吸い取り、剥離
材料８上の連続する打抜き粘着ラベル56は残す。得られ
た剥離材料上の連続ラベル56をローラ40上を通し、リー
ル58に巻回し、しかる後、自動ラベル付け機においてラ
ベルを製品または容器に貼付する。この好適例では、余
剰の感圧接着剤の除去を確実ならしめる積層材料または
ストリップを必要とせず、効率的でかつコスト的に有効
な粘着ラベルの製造方法を提供する。
第９図に、本発明のラベル製造装置の更に他の好適例を
示す。第９図の装置は、第８図の真空箱54の代わりにシ
リコーン被覆ロール60を使用し、これをローラ40に対向
させて取り付けた点を除いては第８図の装置と同様のも
のである。打抜きローラ28の作用により打抜き工程にお
いて生じる廃棄部分は、シリコーン被覆ロール60に対し
上方に引かれ、連続する粘着ラベル62を支持する剥離材
料２から引き離され、その後これをリール64に巻回す
る。ロール60はシリコーン被覆されているので、感圧接
着剤はロール60に強力に付着することはなく、ロール60
から容易に引き離すことができる。尚、第６図および第
７図に示す好適例においては、感圧接着剤層８は、剥離
材料２から連続的に引き離されリールに巻回することが
できるように、引裂抵抗を有する強力な凝集性フィルム
形態でなければならなかった。打抜き工程において生じ
る周辺ラベル廃棄部分66は、廃棄感圧接着剤68により剥
離材料２から運び去り、リール70に巻回して、剥離材料
２の上に連続的に粘着ラベル62を残す。これをその後リ
ール64に巻回する。この装置の変更例としては、シリコ
ーン被覆ロール60も真空ロールとし、これによりロール
表面に直面する廃棄材料を吸い取る。これは剥離材料２
から廃棄物を除去することを目的とする。
第10図に、第９図に示す装置の適用例を示すが、この装
置においては、廃棄感圧接着剤68と周辺廃棄ラベル部分
66とが剥離材料２から取り除かれる領域に空気を吹き付
けるために送風器72を配置してある。空気ブラストは剥
離材料２からの廃棄感圧接着剤68の剥離を助け、これに
より廃棄感圧接着剤68が緊張下に置かれた際に引裂かれ
る可能性を低減する。
第11図に、本発明のラベル製造装置の更に他の好適例を
示す。この好適例においては、紙または他の材料のウエ
ブを使用して剥離材料２から廃棄感圧接着剤を取り除
く。感圧接着剤層８と共に剥離材料２をこれのリール12
から、連結するラベル16が供給されてくるローラ14上を
通して打抜き個所26に供給し、ここで、受けローラ30に
より受け止められている打抜きローラ28により、連続す
るラベル16から連続する粘着ラベル74を上述のようにし
て切断する。次いで、打ち抜かれたアセンブリを紙ウエ
ブ供給個所76に移送する。紙ウエブ供給個所76におい
て、紙ウエブ用リール80から紙ウエブ78をローラ82によ
り剥離材料２上の打抜きラベル74のアセンブリ上に供給
する。紙ウエブ78により、打抜きラベル、周辺ラベル廃
棄部分84およびラベル16で被覆されてない感圧接着剤層
８の部分を被覆する。次いで、複合アセンブリを対向す
る一対のローラ38,40に通し、ここで紙ウエブ76を剥離
材料から引き離し、リール86に巻回する。打抜きラベル
74を囲む感圧接着剤８は剥離材料２に対するよりも紙ウ
エブ78に対しより強力に付着するので、紙ウエブ78によ
り剥離材料２から廃棄感圧接着剤８が引き離されること
になる。更に、感圧接着剤８は凝集性フィルムを形成す
るように調製し処理して、廃棄感圧接着剤８が剥離材料
２から引き離される際に、周辺ラベル廃棄部分84、およ
びこれに伴う打抜き粘着ラベル74を囲む感圧接着剤８を
も紙ウエブ78と一緒に剥離材料２から引き離されること
になる。このようにして、連続する打抜き粘着ラベル76
を剥離材料上に残し、しかる後、これをリール88に巻回
する。
この好適例の他の配置においては、紙ウエブ78を打抜き
工程前で供給するが、この配置においては打抜き機によ
り紙ウエブ78から、打抜きラベル74に形状および寸法が
対応する多数の個々の紙片が切り取られる。これは、打
抜き機28によりラベル74を打抜くためには紙ウエブ74も
一緒に打ち抜かなければならないからである。従って、
この配置においては、リール86に巻回される廃棄ウエブ
と共に個々の紙片をも取り除く必要があるので、前者の
配置よりも不便である。
かかる好適例は、余剰の感圧接着剤を除去するために使
用する紙ウエブが極めて安価であり得るという利点を有
し、従って、高品質の平版印刷粘着ラベルをリール形態
で連続的に効率良くかつコスト的に有効に製造する方法
を与える。
本発明の更に他の好適例を第12図に示す。第12図は第１
図と同様のものであり、ケイ素化した剥離材料90のウエ
ブをこれのリール92から接着剤被覆ヘッド94の下部に供
給する。接着剤被覆ヘッド94は、感圧接着剤96の連続区
画が剥離材料90の上部表面に供給されるように適合させ
る。剥離材料90および感圧接着剤96は上述した各図に示
す方法で用いたものと同様のものである。供給された感
圧接着剤96の各区画を有する剥離材料90を冷却個所98に
通し、ここで感圧接着剤を上述のごとく「硬化」させ、
次いでリール100に巻回する。リール100は第2,8,9,10ま
たは11図に示す装置のいずれにおいてもリール12の代わ
りに使用することができ、この際、これら装置の夫々を
各ラベル16が感圧接着剤96の各区画に供給されるように
する。区画96は、ラベル16がそのすべての背面で剥離材
料と十分に付着し、各ラベル16が感圧接着剤の廃棄部分
に確実に囲まれるようにするためにラベル16よりも大き
くする。このような配置のものは、第１図に示す配置の
ものに比べ感圧接着剤の量が少なくて済むという利点が
ある。
第13図に、本発明の他のラベル製造装置を示す。好まし
くは透明なポリエステルである粘着プラスチック材料の
ウエブ102を剥離裏材料104上に支持する。ウエブ102と
剥離裏材料104とを一緒にして供給リール106からローラ
108に供給し、ここで剥離材料104を粘着プラスチック材
料のウエブ102から分離し、巻き取りリール110に巻回す
る。次いで、粘着プラスチック材料のウエブ102を、ウ
エブ供給個所114を形成する一対のニップローラ112の間
に通す。
ラベル供給個所114において、平版印刷シート116を図示
せぬ手段により連続的にニップローラ112に供給し、こ
のニップローラ112により、連続する平版印刷シート116
を粘着プラスチック材料のウエブ102の粘着面上に供給
する。各平版印刷シート116の平版印刷された前面をプ
ラスチック材料のウエブ102の粘着面に付着させる。こ
の平版印刷シート116は、ウエブ102の長さ方向に沿って
隣接関係で連続的に供給する。しかし、所要に応じて、
隣接する印刷シート116間に間隙を設けることもでき
る。
次いで、連続する印刷シート116を上部表面に有するプ
ラスチック材料のウエブ102を剥離材料供給個所118に移
送する。上述のようにして感圧接着剤層112で被覆した
剥離材料120をこれのリール124から送り出す。リール12
4は第２図に示すリールと同様のものである。剥離材料
供給個所118において、ローラ126を剥離材料120の裏面
に対して設け、これにより、粘着プラスチック材料のウ
エブ102上に支持された連続する印刷シート116に対し感
圧接着剤層122を押し付ける。このようにして、連続す
る個々の印刷シート116を感圧接着剤層122に供給して、
印刷シートが剥離材料120に付着されるようにする。
次いで、得られた複合ウエブアセンブリを打抜き個所12
8に通す。この打抜き個所128は打抜きローラ130と受け
ローラ132とを具えており、これらの間に上記複合ウエ
ブアセンブリを通す。この打抜きローラ130は、粘着プ
ラスチック材料のウエブ102により形成されている複合
材料ウエブアセンブリの当該ウエブ側に取り付け、また
受けローラ132は、剥離材料により形成されている該複
合材料ウエブアセンブリの当該剥離材料側に取り付け
る。打抜きローラ130は、粘着プラスチック材料のウエ
ブ102、供給された印刷シート116および感圧接着層122
を貫いて剥離材料120の所まで打抜き（但し、剥離材料
は打ち抜かない）、剥離材料120上に間隙を設けて連続
的に支持されたラベルを形成する。特に、打抜きローラ
130は、各供給された印刷シート116の中央部を粘着プラ
スチック材料102の感圧接着剤層122の関連する部分と一
緒に打ち抜く。次いで、打ち抜かれたラベル104の外側
にある粘着プラスチック材料102部分138と、印刷シート
116の廃棄部分140と、感圧接着剤層122の廃棄部分142と
から成る廃棄ウエブ残部136を取り除き、巻取りロール1
46に巻回する。このようにして、打抜かれた粘着ラベル
134を囲む供給印刷シートの廃棄部分140と、感圧接着剤
の廃棄部分142とを剥離材料120から取り除く。
次いで、連続する粘着ラベル134を上部表面に有する剥
離材料120をリール146に巻回する。
これまで本発明を剥離材料への平版印刷シートの貼付に
ついて述べてきたが、本発明はラベル16の他のタイプを
剥離材料に付着させるために使用することもできる。あ
るいはまた、前印刷ラベル16を英国特許明細書第211577
5号および同第2141994号に開示されているように多層ラ
ベルとすることもできる。
更に、所要に応じて、供給ラベル16を相互に合体する個
々のラベルの複数から成るものとすることができ、これ
ら個々のラベルは剥離材料２に対し横方向に離隔させ
る。打抜き工程においては、打抜きローラ28により供給
ラベルが縦に打ち抜かれ、これにより各供給ラベルは複
数の分離した個々のラベルに分かれることになる。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明に使用する、剥離材料への感圧接着剤
の供給装置の断面図、 第２図は、本発明の一好適例の粘着ラベル製造装置の断
面図、 第３図は、第１図に示す感圧接着剤被覆剥離材料と供給
ラベルのアセンブリであって、第２図に示す装置の一部
分において製造されたものの平面図、 第４図は、上部に積層材料が塗布され、しかる後第２図
に示す装置により打ち抜かれたアセンブリの平面図、 第５図は、打抜き工程により生じた廃棄ウエブ残部を第
２図に示す装置により除去して、剥離材料上に支持され
た一連の粘着ラベルを形成させた後の第４図に示すアセ
ンブリの平面図、 第６図は、一対の細長いストリップが上部に貼付され
て、かつ本発明の第２好適例において打抜き機により打
ち抜かれた第３図に示すアセンブリの平面部、 第７図は、打抜き工程により生じた廃棄ウエブ残部が除
去されて、剥離材料上に一連の粘着ラベルを形成させた
後の第６図に示すアセンブリの平面図、 第８図は、本発明の第３好適例の粘着ラベル製造装置の
断面図、 第９図は、本発明の第４好適例の粘着ラベル製造装置の
断面図、 第10図は、本発明の第５好適例の粘着ラベル製造装置の
断面図、 第11図は、本発明の第６好適例の粘着ラベル製造装置の
断面図、 第12図は、本発明に使用する、剥離材料への感圧接着剤
の他の供給装置の断面図、 第13図は、本発明の第７好適例の粘着ラベル製造装置の
断面図である。 ２……剥離材料、６……被覆ヘッド ８……感圧接着剤層、10……冷却個所 16……ラベル、18……積層材料供給個所 26……打抜き個所、36……廃棄残部 38,40……対向ローラ 46,48……ストリップ 54……真空箱 60……シリコーン被覆ロール 72……送風機、76……紙ウエブ供給個所 94……接着剤被覆ヘッド 98……冷却個所、106……供給リール 110……巻き取りリール 112……ニップローラ 114……ラベル供給個所 118……剥離材料供給個所 128……打抜き個所

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】一続きの剥離材料上に連続する粘着ラベル
    を製造するにあたり、 （ａ） 一続きの剥離材料表面に感圧接着剤層を供給す
    る工程と、 （ｂ） 連続する個々のラベルを該感圧接着剤層に供給
    してラベルが剥離材料に付着するようにする工程と、 （ｃ） 各ラベルと感圧接着剤層とを貫いて剥離材料上
    まで切断して、必要とする粘着ラベルを形成する工程
    と、 （ｄ） 該供給ラベルの廃棄部分と、粘着ラベルを囲む
    感圧接着剤の廃棄部分とを剥離材料から除去する工程と
    から成ることを特徴とする粘着ラベルの製造方法。
  2. 【請求項２】工程（ｂ）において形成された剥離材料上
    の連続するラベルに粘着積層材料のウエブを供給し、こ
    れにより該積層材料をこの粘着面によって連続ラベルお
    よび感圧接着剤層上に付着せしめ、また該積層材料を切
    断工程（ｃ）において切断し、これにより各粘着ラベル
    にこれと同一寸法および同一形状の積層材料部分を組み
    込み、工程（ｄ）において、粘着ラベルを囲む積層材料
    部分を剥離材料から引き離し、これにより剥離材料か
    ら、積層材料に付着している感圧接着剤および供給ラベ
    ルの廃棄部分を除去する特許請求の範囲第１項記載の製
    造方法。
  3. 【請求項３】連続する個々のラベルを粘着積層材料のウ
    エブ上に支持し、各ラベルの前面を積層材料の粘着面に
    付着させ、工程（ｃ）において積層材料を切断し、これ
    により各粘着ラベルにこれと同一寸法および同一形状の
    積層材料部分を組み込み、工程（ｄ）において、粘着ラ
    ベルを囲む積層材料部分を剥離材料から引き離し、これ
    により剥離材料から、積層材料に付着している感圧接着
    剤および供給ラベルの上記廃棄部分を除去する特許請求
    の範囲第１項記載の製造方法。
  4. 【請求項４】工程（ｄ）に移行する前に、感圧接着剤
    を、引裂くことなく剥離材料から引き離すことができる
    凝集性フィルム形態とする特許請求の範囲第１項記載の
    製造方法。
  5. 【請求項５】連続するラベルの両側の感圧接着剤層に一
    対の細長いストリップを付着せしめ、工程（ｄ）におい
    て該ストリップを剥離材料から引き離し、これにより剥
    離材料から、該ストリップに付着する供給ラベルおよび
    感圧接着剤の廃棄部分を除去する特許請求の範囲第１項
    記載の製造方法。
  6. 【請求項６】除去工程（ｄ）において、供給ラベルおよ
    び感圧接着剤の上記廃棄部分を吸引装置による吸引作用
    によって剥離材料から除去する特許請求の範囲第１項記
    載の製造方法。
  7. 【請求項７】工程（ｃ）において形成された剥離材料上
    の連続する切断されたラベルに細長いウエブを供給し、
    これにより該細長いウエブを供給ラベルによって被覆さ
    れてない感圧接着剤部分により剥離材料に付着せしめ、
    また除去工程（ｄ）において、該細長いウエブを剥離材
    料から引き離し、これにより剥離材料から、該ウエブに
    付着する感圧接着剤の廃棄部分と供給ラベルの廃棄部分
    とを除去する特許請求の範囲第１項記載の製造方法。
  8. 【請求項８】感圧接着剤層を連続する区画形態で供給
    し、各ラベルを個々の区画に供給し、各区画の寸法を各
    供給ラベルよりも大きくし、これにより各ラベルが感圧
    接着剤の各廃棄部分によって囲まれるようにする特許請
    求の範囲第１〜７項のうちいずれか一項記載の製造方
    法。
  9. 【請求項９】一続きの剥離材料上に連続する粘着ラベル
    を製造するための装置において、一続きの剥離材料表面
    に感圧接着剤層を供給するための手段と、連続する個々
    のラベルを感圧接着剤層に供給して該ラベルが剥離材料
    に付着するようにするための手段と、各ラベルと感圧接
    着剤層とを貫いて剥離材料上で切断して必要とする粘着
    ラベルを形成するための切断機と、粘着ラベルを囲む供
    給ラベルの廃棄部分と感圧接着剤の廃棄部分とを剥離材
    料から除去するための手段とを具えたことを特徴とする
    連続する粘着ラベル製造装置。
  10. 【請求項１０】剥離材料上の連続するラベルに粘着積層
    材料のウエブを供給し、これにより該積層材料をこの粘
    着面によって連続ラベルおよび感圧接着剤層上に付着せ
    しめる手段を具え、切断機により該積層材料を切断し、
    これにより各粘着ラベルにこれと同一寸法および同一形
    状の積層材料部分を組み込み、また上記除去手段が、粘
    着ラベルを囲む積層材料部分を剥離材料から引き離し、
    これにより剥離材料から、積層材料に付着している感圧
    接着剤および供給ラベルの廃棄部分を除去するように配
    置されている特許請求の範囲第９項記載の装置。
  11. 【請求項１１】連続するラベルを粘着積層材料のウエブ
    に付着せしめるための手段を備え、各ラベルの前面を積
    層材料の粘着面に付着させ、また切断機により積層材料
    を切断し、これにより各粘着ラベルにこれと同一寸法お
    よび同一形状の積層材料部分を組み込み、更に上記除去
    手段が、粘着ラベルを囲む積層材料部分を剥離材料から
    引き離し、これにより剥離材料から、積層材料に付着し
    ている感圧接着剤およびラベルの廃棄部分を除去するよ
    うに配置されている特許請求の範囲第９項記載の装置。
  12. 【請求項１２】連続するラベルの両側の感圧接着剤層に
    一対の細長いストリップを付着せしめるための手段を具
    え、該感圧接着剤が引裂くことなく剥離材料から引き離
    すことができる凝集性フィルム形態であり、また上記除
    去手段が、ストリップを剥離材料から引き離し、これに
    より剥離材料から、該ストリップに付着する供給ラベル
    および感圧接着剤の廃棄部分を除去するように配置され
    ている特許請求の範囲第９項記載の装置。
  13. 【請求項１３】除去手段が、供給ラベルおよび感圧接着
    剤の上記廃棄部分を吸引作用によって剥離材料から除去
    するように配置された吸引装置を具えた特許請求の範囲
    第９項記載の装置。
  14. 【請求項１４】感圧接着剤が引き裂くことなく剥離材料
    から引き離すことができる凝集フィルム形態であり、除
    去手段が、感圧接着剤フィルムの廃棄部分とこれと付着
    するラベルの廃棄部分とを剥離材料から引き離すことに
    より該廃棄部分が剥離材料から除去されるように配置さ
    れている特許請求の範囲第９項記載の装置。
  15. 【請求項１５】剥離材料上の連続する切断されたラベル
    に細長いウエブを供給して、該細長いウエブを供給ラベ
    ルによって被覆されてない感圧接着剤部分により剥離材
    料に付着せしめるための手段を具え、また除去手段が、
    該細長いウエブを剥離材料から引き離して該剥離材料か
    ら、該ウエブに付着している感圧接着剤の廃棄部分と供
    給ラベルの廃棄部分を除去するように配置されている特
    許請求の範囲第９項記載の装置。
  16. 【請求項１６】感圧接着剤層供給手段が、感圧接着剤層
    を連続する区画形態で供給するように適合され、またラ
    ベル供給手段が、各ラベルを個々の区画に供給するよう
    に適合されており、各区画の寸法が感圧接着剤の各廃棄
    部分よりも大きくなる特許請求の範囲第９〜15項のうち
    いずれか一項記載の装置。
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