JPS58196974A - 離型紙付シ−ト状やすり片の製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は用時剥して希望する物品の希望する部位に貼着
して使用することができるよう、あらかじめ所定の大き
さ形状に切断され、離型紙上に配設された粘着剤付シー
ト状やすり片の製法に関する。

一般に、任意の物品の任意の部位にやすり面を施すにあ
たっては、紙類、布、布紙複合体などの基材上に接着剤
を塗布し、その上に砥粒を付着させたシート状やすりを
切断し、裏面に粘着剤を塗布して貼着する方法がある。

更に便利彦ものとして前もって所定の大きさに切断した
粘着剤付シート状やすり片を離型紙上に貼布したものも
使用されている。しかしながら、多数のシート状やすり
バを多数の物品に連続的に貼着していくには下記の諸問
題があり、未だ実施されていなかった。

一般に、シートを連続的に貼着するにはラベリングマシ
ンが広く使用されている。これはリボン状離型紹−に貼
着剤付ラベルを貼布したものをロール状に巻回し、これ
を一端から巻出しながら、ベルトコンベア上を送られて
くる被貼着物間近で一枚ずつ剥離して貼付するものであ
る。この方法を応用するためには、先ず離型紙上に所定
の大きさの多数のシート状やすり片を貼付し、整列させ
ることを要する。通常のラベルであれば、離型紙上にラ
ベルの連続印刷されたシートを貼付し、次いで刃物を用
いて所定の形状にラベルのみを打抜き、ラベル以外の部
分を離型紙から剥離して製造している。

しかしながら、この方法をシート状やすり片に応用する
と表面に施した砥粒のために刃先が磨耗し、多数のシー
ト状やすり片を切断することは困難である。また切断刃
に触れた砥粒が破砕し、らるいは接着剤との結合度がゆ
るみ、ぐらつき、これらの砥粒破砕片あるいはぐらつい
た砥粒が軽い刺激で脱落し、商品価値を低下させる欠点
があった。したがってシート状やすりを切断するには裏
面から基材のみを切断している現状である。シー１状や
すり表面の砥粒は互に独立して基材に接着されているた
め、基材が切断されれば全体も切断され、刃先の磨耗を
防ぐことができる。ところがシート状やすり片の連続貼
布にあたっては離型紙を切断してはならないためシート
状やすりを裏面から切断することは本質的に不可能であ
る。

本発明はラベリングマシンを用い、高速でシート状やす
り片を紙箱などの被貼着物に貼着するにあたり、上記問
題を解決するものであって、離型紙上に貼着剤、基材、
接着剤、砥粒等の素材を順次積層し、粘着剤付シート状
やすりを製造していく工程のいずれかで、砥粒を付着す
べき部位を残してマスキング材で覆い、最終的に砥粒層
を設けた後、マスキング材を剥すものであって、離型紙
上を直接マスキング材で覆い、以後粘着剤その他の素材
を積層していった場合はそのま１でよいが、他の場合に
はシート状やすり片の形状に合せ、離型紙を残して刃物
で切断し、シート状やすり片思外の部分を離型紙から剥
離させる方法である。本発明によれば前もって砥粒層を
所定の形状に施すため、切断にあたり、刃物が砥粒と接
触せず、端縁部における砥粒のぐらつきや破砕のない離
型紙付シート状やすり片を製造することができる。

本発明における粘着剤とは離型紙から剥したときにベト
つきを有し、被貼着物にそのまま貼着しうる軟性の接着
性素材であり、一方接着剤とは砥粒をシート状に固定配
列する接着性の素材であって、乾燥又は反応後は充分に
固化し、もはやベトつかない素材である。したがって、
紙、布地、プラスチック等のシートからなる基材を特に
用いなくとも、乾燥後の接着剤の有する硬さにより、公
知のラベリングマシンを用いてそのまま被貼着物に貼着
することが可能である。

砥粒とはアランダム、コランダト等公知の砥粒の他、砥
粒の範嗜に属しないものです漬窃峡樋農表有するガラス
、金属又は貝から等の破砕片も含むものである。

壕だ、マスキング材とは砥粒層を設けるにあたり、所定
部位に砥粒が付着することを防止できると共に、以後の
剥離が容易な累月であって、離型紙と同じく、少くとも
その表面にシリコン系剥離剤が施されているものが望ま
しい。

以下図面を参照し、実施例を挙げて本発明の詳細な説明
する。

第１図は本発明を実施する」μ合の１例を示す模式図で
ｂる。１はエンドレスのベルトコンベアであって図中矢
印方向に回転している。２はベルトコンベア１によって
送られてくる離型紙であり、先ず粘着剤供給装置Ａから
一面に粘着剤７を供給される。３は両面にテフロンコー
トを施されたマスキング相であって、シート状やすり片
４を設けるべき部位に孔５が穿設され、同じくエンドレ
スであってローラ６により駆動され粘着剤７を塗布され
た離型紙２上にほぼ接触してベルトコンベア１と同一速
度で移動する。Ｂはマスキング材６のリング内に設けら
れた接着剤供給装置であって、貼着剤７−ヒに接着剤８
を塗布するが、マスキング材６で覆われた部分には塗布
されない。Ｃは砥粒供給装置であって、接着剤８上に砥
粒９を接着固定する。次いでマスキング月３は粘着剤層
を離れ、粘着剤層Ｚ上には上面に砥粒９が付着した接着
剤８０層が一定間隔を保って配列する。１０は切断刃で
あって矢印方向に下降し、砥粒層の周囲を離型紙２と粘
着剤層７との境界線１１に可及的に近く、かつ砥粒９に
接触しない範囲で切断し、次いで粘着剤７のみの層を剥
せば離型紙付シート状やすり片が得られ、巻回してラベ
リングマシンにより被貼着物に高速で貼着することがで
きる。

第２図は接着剤に砥粒を練込んだ混練物１２を直接粘着
剤層に塗布した場合の切断前の状態を示す断面図である
。この場合、接着剤供給装置βと砥粒供給装置Ｃに代え
て、１個の混練物供給装置で足りる。また、切断刃１０
は離型紙２と粘着剤７との境界線１１捷で切断する。

この他、第３図に示すように離型紙２上に粘着剤７の層
を設け、その上に接着剤８の層を設け、次いでマスキン
グ材６で被覆した後砥粒の層を一定間隔を保って配設す
ることもできる。１だ粘着剤の上に紙等の基材１６を積
層し、次いでマスキング拐６で覆い接着剤８、砥粒９を
施し、マスキング材を剥すと第４図に示すようになる。

この場合、境界線１１のかなり外側を切断すれば砥粒に
刃物が触れないため、刀物の損傷、砥オ・“・のぐらつ
きのおそれがなく、被貼着物の稜線と砥粒面の端縁線が
一致する必要のない場合には望ましい方法である。捷だ
、稜線と一致させる必要かあっても、被貼着物が紙箱の
ような場合には、やすり片貼着後折り曲げれば、基材１
３も同時に折曲げられ、実質的に砥粒層の端縁線と稜線
が一致する。

また、第５図に示すように離型紙２上に直接、マスキン
グ材６を被せ、次いで以後の工程を行えば、マスキング
材３を剥した後、切断する必要がない３゜ 第６図は本発明に係る離型紙付シート状やすりｊｌを用
い、ラベリングマシンを用いてシート状やすり片を被貼
着物に貼着している模式図である。

１４はベルトコンベアにより一定速度で搬送される被貼
着物である。１５は本鷺璽に係る離型紙付シート状やす
り片であって、ロール状に巻回され、−・端から巻出さ
れ、各種ローラを経て、押えローラ１６に至る。１７は
剥離板であって、この剥離板先部は被貼着物に接近し、
かつここにおいて、離型給付／−１−状やすり片１５は
急角度に反転するため／−ト状やすり片４は離型紙２か
ら離れ、押えローラ１６により被貼着物１４に圧着され
る。

シート状やすり片４と分離した離型紙２は巻取ロール１
８に巻取られる。

かくの如く、本発明により、端縁部の砥粒がこぼれ落ち
るおそれのない離型紙付シート状やすりハを容易に製造
することができ、ラベリングマシンによるノート状やす
り片の高速貼着がｉＪ能になった。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は本発明の一工程
を示す模式図、第２図ないし第５図はマスキング材を剥
した後の状態を示す断面図、第６図はラベリングマシン
の模式図である。 図面中、 １はベルトコンベア、２は離型紙、３はマスキング材、
４はシート状やすり片、５Ｃ１孔、７は粘着剤、８は接
着剤、９は砥粒、１０は切断刃、１１は境界線、１２は
混練物、１６は基拐、１４は被貼着物、１５は離型紙付
ノート状やすりＪ′ｌ、１６は押えローラ、１７は剥離
板、１８は巻取ロール、Ａは粘着剤供給装置、Ｂは接着
剤供給装置−１゛、Ｃは砥粒供給装置である。 特許出願人　旭ダウ株式会社 代理人　弁理上　　鈴　　木　　定　　子４

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 離型紙上に粘着剤層を設け、更に接着剤を介して砥粒層
   を設けたシート状やすり片を配列するにあたり、粘着剤
   層を塗布する工程から砥粒層を設ける工程までのいずれ
   かの工程において、ノート状やすり片を配設すべき部位
   を残してマスキング材で覆い、しかる後残余の工程を＆
   、ｒｒ行し、砥粒層を設けた後マスキング材を剥離する
   離型組付ノー・ト状やすり片の製法。