JPH0794560A - プローブ装置 - Google Patents

プローブ装置

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JPH0794560A
JPH0794560A JP23786193A JP23786193A JPH0794560A JP H0794560 A JPH0794560 A JP H0794560A JP 23786193 A JP23786193 A JP 23786193A JP 23786193 A JP23786193 A JP 23786193A JP H0794560 A JPH0794560 A JP H0794560A
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Kunio Sano
國夫 佐野
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Tokyo Electron Yamanashi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被検査体の接触パッドに多少の凹凸が存在して
も、両者がフィットして接触パッドと接触子とが確実に
接触して電気的に導通状態となるため、精度の高い測定
を行うことができるプローブ装置を提供することにあ
る。 【構成】半導体ウエハ12を載置する載置台13を有し
た装置本体10に半導体ウエハ12に対向するプリント
基板42を設け、このプリント基板42の配線層に両端
部が電気的に接続され、中間部に半導体ウエハ12の電
極パッドに接触する接触子53を配置した接触子配置領
域52を備えた可撓性を有するプローブカード21を設
ける。このプローブカード21の接触子配置領域52の
裏面側に、半導体ウエハ12の接触パッドと接触子53
とが接触したとき、その接触部に接触圧を付与するため
の膨張・収縮自在な流体チャンバ54を設け、半導体ウ
エハ12の接触パッドと接触子53とが接触したとき、
その接触部に接触圧を付与するようにしたことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体デバイスのよ
うな被検査体の電気的特性を測定するプローブ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、半導体デバイスは、半導体
ウエハ上に精密写真転写技術等を用いて多数形成され、
この後、各半導体デバイス毎にウエハは切断される。こ
のような半導体デバイスの製造工程では、従来からプロ
ーブ装置を用いて、半完成品の半導体デバイスの電気的
な特性の試験判定を、半導体ウエハの状態で行い、この
試験測定の結果良品と判定されたもののみをパッケージ
ング等の後工程に送り、生産性の向上を図ることが行わ
れている。
【0003】前記プローブ装置は、X−Y−Z−θ方向
に移動可能に構成された被検査体載置台としての載置台
を備えており、この載置台上には、被検査体としての半
導体ウエハの電極パッドに対応した多数のプローブ針を
備えたプローブカードが固定される。そして、載置台上
に半導体ウエハを設置し、載置台を駆動して半導体ウエ
ハの電極パッドにプローブ針を接触させ、このプローブ
針を介してテスタにより試験測定を行うよう構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、半導
体デバイスが益々微細化し、回路の集積度が高くなって
きており、電極パッドのサイズが微細化し、その間隔も
極狭くなってきている。例えば、半導体デバイスの各電
極パッドは、一辺が60μm〜100μm角であり、各
電極パッド列の相互間ピッチ距離は100μm〜200
μmである。したがって、前述のように、プローブカー
ドの限られたスペースに、例えば数百本と多数本のプロ
ーブ針を配置することが技術的に困難で、限界に近付き
つつある。
【0005】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、半導体デバイスの微
細化に伴って電極パッドのサイズが微細化し、その間隔
も高密度化されてきていても、その電極パッドに対応し
てプローブカードに接触子を配置することができ、電極
パッドに対して接触子を確実に位置決めして接触させる
ことができ、半導体デバイスの電気的特性の測定が高精
度に行うことができるプローブ装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、請求項1は、被検査体を載置する載置台
を有した装置本体と、この装置本体に設けられ前記載置
台に載置された被検査体に対向するプリント基板と、こ
のプリント基板の配線層に両端部が電気的に接続され、
中間部に前記被検査体の電極パッドに接触する接触子を
配置した接触子配置領域を備えた可撓性を有するプロー
ブカードと、このプローブカードの接触子配置領域の裏
面側に設けられると共に流体供給源に接続され、前記被
検査体の接触パッドと接触子とが接触したとき、その接
触部に接触圧を付与するための膨張・収縮自在な流体チ
ャンバと、この流体チャンバの圧力を検出し流体供給量
を制御して流体チャンバの内圧を制御する制御装置とを
具備したことにある。
【0007】
【作用】プローブカードの接触子配置領域の裏面側に流
体チャンバを設け、この流体チャンバの内圧を制御する
ことにより、被検査体の接触パッドと接触子とが接触し
たとき、その接触部に弾性的に接触圧を付与することが
でき、被検査体の接触パッドに多少の凹凸が存在して
も、両者がフィットして接触パッドと接触子とが接触し
て電気的に導通状態となる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1および図2はプローブカードの取付け構
造を示す縦断正面図、図3はプローブ装置全体の構成
図、図4は載置台の斜視図である。
【0009】図3において、符号10はプローブ装置本
体を示し、ほぼ中央にはメインステージ11が設けられ
ている。このメインステージ11には、被検査体として
の半導体ウエハ12の、後述する載置台13が取り付け
られている。このメインステージ11は水平面内におい
てX方向ならびにY方向に載置台13と共に移動可能に
なっている。この載置台13の上方には後述するプロー
ブ機構14が設けられている。図示していないが、装置
本体10の中央手前側にはアラインメントユニットが設
けられている。このユニットには、アラインメント用の
画像認識装置としてのカメラが設けられている。アライ
ンメントのために、載置台13はこのカメラの下方にま
で移動される。
【0010】装置本体10の右側にはオートローダ15
が、また左側にはプローブカード交換機16が夫々設け
られている。オートローダ15には多数の半導体ウエハ
12を互いに垂直方向に所定間隔を有して収容したウエ
ハカセット17がカセット載置台18上に交換可能に配
置されている。このウエハカセット17と前記載置台1
3との間には水平面内で移動可能なローダステージ19
と、図示しないY方向駆動機構とZ方向昇降機構とによ
り駆動可能なウエハハンドリングアーム20とが設けら
れている。半導体ウエハ12をプローブ検査するときに
は、ウエハはローダステージ19により載置台13近く
に搬送され、ハンドリングアーム20により載置台13
上に移される。検査後は、ウエハはハンドリングアーム
20によりローダステージ19上に移され、ローダステ
ージ19によりウエハカセット17に搬送される。
【0011】プローブカード交換機16には後述する複
数種類のプローブカード21がカードホルダ22に対し
て支持され、垂直方向に所定間隔を有して複数個収容さ
れている。
【0012】前記載置台13を、図4を参照してさらに
詳しく説明する。この載置台13は、X方向に延在され
る2本のレールに沿ってX方向に移動可能なXステージ
31aと、このXステージ31a上をY方向に延在され
る2本のレールに沿ってY方向に移動可能なYステージ
31bとを備えている。このX,Yステージ31a,3
1bは、パルスモータなどを含む慣用の駆動機構によっ
て水平面内をX方向とY方向とに駆動される。Yステー
ジ31b上に搭載されたチャック32は、慣用の昇降機
構によって上下方向(Z方向)に駆動されると共に、そ
の中心を通りZ軸に平行な中心線の周りに慣用の回転機
構によって回転されるようになっている。
【0013】Yステージ31bの側面には昇降機構34
が固定されている。この昇降機構34には上下方向に昇
降自在な移動カメラ33が保持されている。この移動カ
メラ33は、高倍率部33aと低倍率部33bとから構
成されている。
【0014】チャック32の側面には、その径方向に水
平に突出する小片35が固定されている。この小片35
は、導電性薄膜、例えばITO(indium tin oxide)薄
膜あるいはクロムを用いて描かれた十字マークの中心に
よって定義されるターゲット35aが表面に形成された
短冊状の透明板からなる。これはカメラ33により検出
する際の基準点として機能する。また、十字状の薄膜の
周辺には、これを覆うように導電性透明薄膜、例えばI
TOの薄膜が配設される。導電性透明薄膜は、静電容量
センサによるZ方向の位置検出を可能とするために配設
されている。
【0015】ターゲット35aが形成された小片35
は、チャック32の回転により移動カメラ33の高倍率
部の光軸上に移動し、かつここから退避できるようにな
っている。また、小片35はチャック32に着脱自在に
取付けるように構成することも可能である。
【0016】また、この発明の要部であるプローブ機構
14は、図1、図2に示すように構成されている。すな
わち、装置本体10の上部にはメインステージ11に対
向してエポキシ系のプリント基板42が固定されてい
る。このプリント基板42の下面には硬質の合成樹脂材
料または金属材料からなる支持ブロック49が固定ねじ
または接着剤によってプリント基板42に対して固定さ
れている。この支持ブロック49は肉厚の矩形枠状に形
成され、中央部の空間部50が形成されていると共に、
下面に係合段部51が形成されている。そして、前記支
持ブロック49に対して前記プローブカード21が支持
された状態で、プリンク基板42に対して着脱可能に取
付けられている。
【0017】すなわち、プローブカード21は、可撓性
を有する矩形状の絶縁板状体からなる基板21aにフレ
キシブルプリント回路(FPC)21bを組み合わせた
ものであり、基板21aの長手方向の両端部にはコネク
タ21cが設けられている。このコネクタ21cにはフ
レキシブルプリント回路21bと電気的に接続された複
数のコネクタピン(図示しない)が設けられ、前記プリ
ント基板42と電気的に接続されるようになっている。
【0018】さらに、基板21aの長手方向の中間部に
は接触子配置領域52が設けられ、この接触子配置領域
52には前記半導体ウエハ12の1つのチップに対応し
て同サイズで、同チップの電極パッドと同ピッチに配置
された多数の接触子53が基板21aの下面から突出し
た状態に設けられている。
【0019】また、前記支持ブロック49の空間部50
には流体チャンバ54が収納されている。この流体チャ
ンバ54は内部に気体または液体を封入した可撓性を有
する袋体によって形成されている。この流体チャンバ5
4の下面には剛性を有する平板状の接触板55が設けら
れている。この接触板55は金属板または硬質合成樹脂
等の剛性を有するベース56とこの下面に設けられた2
層のエラストマ57とからなり、この接触板55が前記
プローブカード21に形成された接触子配置領域52の
裏面に接合している。
【0020】接触板55を含む流体チャンバ54の周囲
には横方向の膨張を規制するためのガイド部材58が囲
繞して設けられ、この下端部には接触板55の周縁部と
当接して流体チャンバ54の下降ストロークを規制する
ストッパ58aが一体に設けられている。そして、流体
チャンバ54に所定量以上の流体が供給されて加圧され
たとき、膨張してその上面がプリント基板42の下面
に、下面が接触板55を介してプローブカード21の裏
面に圧接するようになっており、流体が排出された内部
が減圧されると、収縮して接触板55がプローブカード
21の裏面と離間するようになっている。
【0021】さらに、流体チャンバ54には圧力センサ
59が設けられていると共に、流体供給源(図示しな
い)と接続する流体流入口60および流体流出口61が
設けられている。この流体流入口60および流体流出口
61にはそれぞれ電磁バルブ60a,61aが設けられ
ている。そして、この電磁バルブ60a,61aは圧力
センサ59の圧力検出信号に基づいて制御装置62によ
り開閉制御され、流体チャンバ57の圧力がコントロー
ルされるようになっている。
【0022】例えば、前記制御装置62には圧力センサ
59の圧力検出信号を受信するCPU63およびこのC
PU63からの出力信号によって電磁バルブ60a,6
1aの開閉および開度調整する流量コントローラ64,
65が設けられている。
【0023】このように構成されたプローブカード21
は、基板21aの両端部のコネクタ21cを前記支持ブ
ロック49の下面の係合段部51に嵌合し、支持ブロッ
ク49に対して固定ねじまたは真空吸着等によって位置
決め固定される。同時に、基板21aの長手方向の両端
部のコネクタはプリント基板42とプローブカード21
とが電気的に接続される。
【0024】したがって、プリント基板42に対してプ
ローブカード21が電気的および機械的に接続状態とな
る。なお、図3において、66はプリント基板42の上
部に設けられたコンタクトリングであり、上下に突出す
る導電性ピン67が配置され、プリント基板42と電気
的に接続されており、このコンタクトリング66にはテ
ストヘッド68が載置されている。このテストヘッド6
8はテスタ69に接続されている。そして、テスタ69
は所定の電源電圧や検査パルス信号を半導体ウエハ12
のチップに印加し、チップ側からの出力信号を取り込ん
でチップの良否を判定するようになっている。
【0025】次に、前述のように構成されたプローブ装
置の作用について説明する。まず、ウエハカセット17
の内部の半導体ウエハ12をハンドリングアーム20に
よって把持してメインステージ11の載置台13に受け
渡す。載置台13にはチャック32が設けられ、半導体
ウエハ12をチャッキングした後、公知の手段によって
チャック32をX、Y、θ方向の位置調整し、プローブ
カード21と半導体ウエハ12との平面方向の位置合わ
せを行う。
【0026】この場合、1枚の半導体ウエハ12には例
えば64個の半導体チップが形成されており、プローブ
カード21には1個の半導体チップに対応する接触子配
置領域52が設けられているため、チャック32をX、
Y、θ方向の位置調整し、プローブカード21の接触子
配置領域52と半導体ウエハ12の半導体チップとを位
置決めする。
【0027】一方、プローブカード21の裏面側に設け
られた流体チャンバ54が減圧状態にあっては、図2
(a)に示すように、流体チャンバ54が収縮して接触
板55がプローブカード21の裏面から離間した状態に
あるが、流体チャンバ54に所定量の流体が供給される
と、図2(b)に示すように、膨張してプローブカード
21を接触板55を介して裏面側から弾性的に押圧し、
プローブカード21の接触子配置領域52が下方へ突出
した状態となる。
【0028】次に、載置台13をZ方向、つまり上昇さ
せると、半導体ウエハ12の半導体チップに形成された
電極パッドがプローブカード21の接触子配置領域52
に設けられた接触子53に接触する。すなわち、載置台
13の上昇によって半導体ウエハ12の電極パッドがプ
ローブカード21の接触子53と弾性的に圧接状態とな
り、半導体ウエハ12の各電極パッドは接触子53を介
してプローブカード21に電気的に接続される。
【0029】したがって、半導体ウエハ12はプローブ
カード21からテストヘッド68を介してテスタ69に
電気的に導通状態となり、テストヘッド68は所定の電
圧や検査信号を半導体ウエハ12の半導体チップに与
え、半導体チップ側からの出力信号を取り込んでチップ
の良否を判定する。
【0030】このようにプローブカード21の接触子配
置領域52の裏面側を接触板55を介して流体チャンバ
54によって押圧することにより、接触子配置領域52
と半導体ウエハ12との平行度を保つことができる。さ
らに、プローブカード21が可撓性を有し、その接触子
配置領域52の裏面側から流体チャンバ54によって接
触子配置領域52にバックアップを付与することによ
り、半導体ウエハ12の接触パッドと接触子53とが接
触したとき、その接触部に弾性的に接触圧を付与するこ
とができる。この結果、半導体ウエハ12の接触パッド
に多少の凹凸が存在しても、両者がフィットして接触パ
ッドと接触子53とが確実に接触して電気的に導通状態
となるため、精度の高い測定を行うことができる。
【0031】また、流体チャンバ54の内部圧力は圧力
センサ59によって常時検出され、CPU63に検出信
号を送信している。したがって、内部圧力が低下した場
合、CPU63から流量コントローラ64に開弁指令信
号を出力し、流量コントローラ64によって電磁バルブ
60aを開弁制御することにより、流体チャンバ54に
流体を供給して内部圧力を上昇させることができる。
【0032】また、周囲温度の上昇等の何等かの影響に
よって流体チャンバ54の内部圧力が上昇した場合、圧
力センサ59がこれを検出し、CPU63に検出信号を
送信することにより、CPU63から流量コントローラ
65に開弁指令信号を出力し、流量コントローラ65に
よって電磁バルブ61aを開弁制御することにより、流
体チャンバ54の流体を排出して内部圧力を低下させる
ことができる。
【0033】さらに、接触板55を含む流体チャンバ5
4はガイド部材58によって囲繞され、その下端部にス
トッパ58aが設けられているため、接触板55がスト
ッパ58aに当接した時点で電磁バルブ60a,61a
を閉弁することにより、流体チャンバ54の内圧を一定
に保つことができ、またストッパ58aによって流体チ
ャンバ54の下降ストロークを規制することができるた
め、プローブカード21を過剰に押圧して破損させるこ
とを未然に防止できる。
【0034】なお、前記一実施例においては、プローブ
カード21に、半導体ウエハ12に設けられた例えば6
4個の半導体チップのうち、1個の半導体チップに対応
する1個の測定チップを接触子配置領域52に設け、チ
ャック32をX、Y、θ方向の位置調整し、プローブカ
ード21の測定チップと半導体ウエハ12の半導体チッ
プとを位置決めするようにしたが、プローブカード21
に1枚の半導体ウエハ12に形成された例えば64個の
半導体チップに対応する64個の測定チップを接触子配
置領域52に設け、64個の半導体チップを同時に、ま
たは1個もしくは複数個ずつ逐次測定するようにしても
よい。
【0035】このようにプローブカード21に測定チッ
プを設けるには、図5(a)に示すように、半導体チッ
プと同一サイズの測定チップパターン70を設け、この
測定チップパターン70の四辺に半導体ウエハ12の電
極パッドに対応してバンプ71を設け、これらバンプ7
1に電力線や信号線としての配線72を接続する必要が
ある。ところで、プローブカード21に複数の測定チッ
プを設ける、マルチ測定プローブカードとして例えば、
4マルチの場合には図5(b)に示すパターンとなり、
8マルチの場合には図5(c)に示すパターンとなる。
【0036】したがって、4マルチの場合も、8マルチ
の場合も、パターンの外周縁部に位置するバンプ71か
ら配線72を放射状に引き出すことはスペース的に問題
とならないが、4マルチの場合は、測定チップパターン
71相互が隣り合う隣接ライン73の部分はバンプ7
1,71間に1本の配線72を必要とし、8マルチの場
合は、測定チップパターン71相互が隣り合う隣接ライ
ン73の部分はバンプ71,71間に3本の配線72を
必要となる。
【0037】しかし、半導体ウエハ12の半導体チップ
の高密度化に伴って電極パッドが密集しており、それに
伴って測定チップパターン70のバンプ71相互間の間
隙も極狭くなってきている。高密度の測定チップパター
ン70においては、図5(d)で示すように、バンプ7
1の一辺の長さLは、例えば100μm前後の正方形で
あり、バンプ71相互間の間隙Gは50〜70μm前後
である。一方、配線72はパターンで形成されるが、そ
の幅Wは16μm前後の極細いものであるが、それでも
バンプ71相互間の50〜70μmの間隙Gに通すには
2本が限度であり、3本は不可能である。しかも、配線
72には電力線と信号線があり、電力線は電流量が大き
くなると、太く(断面積を大きく)する必要があり、ま
た、信号線は細くてもよいが、信号線の両側にはそれよ
り太いグランドラインを通すことが望まれるなどの種々
の問題があり、マルチパターンの設計、製造に限度があ
った。
【0038】そこで、この発明においては、図5(e)
に示すようにプローブカード21に複数の測定チップパ
ターン73を千鳥状に連続的に配置したことにある。こ
のように測定チップパターン73を千鳥状に連続的に配
置することによって、図5(b)(c)に示すような隣
接ライン73が存在しない。しかも、測定チップパター
ン73相互間には測定チップパターン73と同一サイズ
の配線スペース74が形成される。したがって、各測定
チップパターン73の外周縁部に設けられたバンプ71
から配線72を放射状に引き出すことができ、バンプ7
1相互間の狭い間隙に配線72を通す必要がなく、配線
が容易となる。この結果、電力線は、太く(断面積を大
きく)して電流量を大きくすることができ、また、信号
線の両側にそれより太いグランドラインを通すことがで
きることになる。したがって、マルチパターンのプロー
ブカードの設計、製造が容易化を図ることができ、コス
トダウンを図ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、可撓性を有するプローブカードに接触子を設けるこ
とにより、半導体デバイスの微細化に伴って電極パッド
のサイズが微細化し、その間隔も高密度化されてきてい
ても、その電極パッドに対応してプローブカードに接触
子を配置することができる。
【0040】さらに、可撓性を有するプローブカードの
裏面側から流体チャンバによって接触子配置領域にバッ
クアップを付与することにより、被検査体の接触パッド
と接触子とが接触したとき、その接触部に弾性的に接触
圧を付与することができる。この結果、被検査体の接触
パッドに多少の凹凸が存在しても、両者がフィットして
接触パッドと接触子とが確実に接触して電気的に導通状
態となるため、精度の高い測定を行うことができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示すプローブ装置の
要部の縦断正面図。
【図2】同実施例のプローブ装置の作用説明図。
【図3】同実施例のプローブ装置の全体の概略的構成
図。
【図4】同実施例の載置台の斜視図。
【図5】この発明の変形例を示す測定チップパターンの
説明図。
【符号の説明】
10…装置本体、12…半導体ウエハ(被検査体)、1
3…載置台、21…プローブカード、44…プリント基
板、52…接触子配置領域、53…接触子、54…流体
チャンバ、62…制御装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査体を載置する載置台を有した装置
    本体と、 この装置本体に設けられ前記載置台に載置された被検査
    体に対向するプリント基板と、 このプリント基板の配線層に両端部が電気的に接続さ
    れ、中間部に前記被検査体の電極パッドに接触する接触
    子を配置した接触子配置領域を備えた可撓性を有するプ
    ローブカードと、 このプローブカードの接触子配置領域の裏面側に設けら
    れると共に流体供給源に接続され、前記被検査体の接触
    パッドと接触子とが接触したとき、その接触部に接触圧
    を付与するための膨張・収縮自在な流体チャンバと、 この流体チャンバの圧力を検出し流体供給量を制御して
    流体チャンバの内圧を制御する制御装置と、 を具備したことを特徴とするプローブ装置。
  2. 【請求項2】 流体チャンバは、上下方向に膨張・収縮
    可能にガイド部材によって案内され、このガイド部材に
    は流体チャンバの下降ストロークを規制するストッパが
    設けられていることを特徴とする請求項1記載のプロー
    ブ装置。
  3. 【請求項3】 流体チャンバは、その下面に剛性を有す
    る接触板を有しており、この接触板を介してプローブカ
    ードの接触子配置領域の裏面側を押圧していることを特
    徴とする請求項1または2記載のプローブ装置。
JP23786193A 1993-09-24 1993-09-24 プローブ装置 Expired - Fee Related JP2963828B2 (ja)

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