JPH09153528A - プローブカードデバイス - Google Patents

プローブカードデバイス

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JPH09153528A
JPH09153528A JP7312198A JP31219895A JPH09153528A JP H09153528 A JPH09153528 A JP H09153528A JP 7312198 A JP7312198 A JP 7312198A JP 31219895 A JP31219895 A JP 31219895A JP H09153528 A JPH09153528 A JP H09153528A
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JP
Japan
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probe card
contact
pressing
electrode pads
probe
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Application number
JP7312198A
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English (en)
Inventor
Junichi Hagiwara
順一 萩原
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Publication date
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Priority to TW085108413A priority patent/TW300954B/zh
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Priority to KR1019960028181A priority patent/KR100282737B1/ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】広い面積にわたって被検査体の電極パッドに接
触バンプをコンタクトさせる場合でも、全ての接触バン
プを電極パッドに確実に接触させることができるプロー
ブカードデバイスを提供することにある。 【解決手段】可撓性および絶縁性を有する膜に複数の電
極パッド52に対応するように、前記複数の電極パッド
に接触させるための接触バンプ群15aを有するプロー
ブカード15と、前記プローブカード5の裏面を半導体
ウェハに向けて押圧するための押圧機構14とを具備
し、前記押圧機構14は、前記プローブカードの裏面に
設けられた押え部材35と、この押え部材35に設けら
れ前記プローブカードの裏面に対面するエラストマ37
と、このエラストマ37の表面に凹条溝38を形成する
ことにより区画された前記接触バンプ群15aに対応す
る独立した押圧エリア39とから構成したことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体デバイス
のような被検査体の電気的特性を検査するプローブ装置
に用いられるプローブカードデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造においては、半導
体ウェハ上に精密写真転写技術等を用いて多数の半導体
デバイスが形成され、この後各デバイス毎に切断され
る。このような半導体デバイスの製造工程では、従来か
らプローブ装置を用いて、半完成品の半導体デバイスの
電気的特性の測定を半導体ウェハの状態で行い、この試
験の結果、良品と判定されたもののみをパッケージング
等の後工程に送ることによって生産性の向上を計ってい
る。
【0003】この種のプローブ装置は、X−Y−Z−θ
方向に移動可能に構成された、被検査体としての半導体
ウェハを載置するための載置台を備えている。載置台の
上方には、半導体ウェハに形成された半導体チップの電
極パッドに対応した多数のプローブ針を備えたプローブ
カードが配置される。そして、載置台上に半導体ウェハ
を載置し、載置台の位置を調節することにより半導体ウ
ェハの電極パッドにプローブ針を接触させ、このプロー
ブ針を介してテスタにより電気的特性の測定を行う。
【0004】近時、半導体デバイスが益々微細化し、回
路の集積度が高くなってきており、電極パッドのサイズ
が微細化し、その間隔も極狭くなってきている。例え
ば、半導体デバイスの各電極パッドは、一辺が60〜1
00μm角であり、各電極パッド列の相互間ピッチ距離
は100〜200μmである。従って、プローブカード
の限られたスペースに数百本と一層多数のプローブ針が
必要となるが、このようなことは技術的に困難であり、
限界に近付きつつある。
【0005】そこで、特開平2−126159号公報お
よび特開平2−163664号公報に示されるように、
所定のパターン配線を有する膜部材に複数の電極バンプ
を設けた、いわゆるメンブレンタイプのプローブカード
が提案されている。
【0006】これらのうち特開平2−126159号公
報に記載されているプローブ装置は、多数の電極バンプ
を有し、かつ環状移動枠に張付けられた膜部材を有す
る。膜部材の周縁部は支持体で支持されると共に、支持
体と環状移動枠との間に板ばねが架設される。また、膜
部材の裏面にはクッション材が貼付けられ、このクッシ
ョンによりウェハの電極パッドの高低差が吸収される。
そして、検査時には、板ばねの弾力に抗して、膜部材が
環状移動枠と一体的に垂直方向に移動し、その電極バン
プが半導体ウェハの電極パッドに弾力的に接触する。
【0007】一方、特開平2−163664号公報に記
載されているプローブ装置は、揺動可能な回転板が膜の
裏面側に設けられている以外は、上記特開平2−126
159号公報に記載のプローブ装置と概ね同様に構成さ
れている。この装置では、検査時に半導体ウェハと膜部
材とが平行状態にない場合、回転板が回転することによ
り膜部材が半導体ウェハと徐々に平行になり、弾力的に
接触する。
【0008】ところで、このようなメンブレンタイプの
プローブカードを用いたプローブ装置において、カード
の寸法を大きくして多数のチップの電極パッドを一括し
てコンタクトし、試験効率を向上させることが考慮され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のプローブ装置では、1チップの範囲では
電極バンプを対応する接触パッドに確実に接触させるこ
とができるものの、一度に多数の半導体チップの電極パ
ッドを一括してコンタクトしようとすると、コンタクト
させるべき面積が広すぎて、半導体ウェハの平行度の問
題により、全ての接触バンプを電極パッドに確実に接触
させること、および全ての接触バンプの接触点に対して
均等圧力を加えることが困難となる。
【0010】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、半導体ウェハ上の複
数の半導体チップの電極パッドを一括してコンタクトす
る場合のように、広い面積に亘って電極パッドに接触バ
ンプをコンタクトさせる場合でも、全ての接触バンプを
電極パッドに確実に接触させること、および全ての接触
バンプの接触点に対して略均等に圧力を加えることがで
きるプローブカードデバイスを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、請求項1は、複数の電極パッドを有する
被検査体の電極パッドに接触バンプを接触させて前記被
検査体の電気特性を検査するためのプローブカードデバ
イスにおいて、可撓性および絶縁性を有する膜に前記被
検査体の複数の電極パッドに対応するように、前記複数
の電極パッドに接触させるための接触バンプ群を有する
プローブカードと、前記プローブカードの裏面を前記被
検査体に向けて押圧するための押圧機構とを具備し、前
記押圧機構は、前記プローブカードの裏面に設けられた
押え部材と、この押え部材に設けられ前記プローブカー
ドの裏面に対面する弾性シートと、この弾性シートの表
面に切込みを形成することにより区画された前記接触バ
ンプ群に対応する独立した押圧エリアとから構成したこ
とを特徴とする。
【0012】請求項2は、前記押圧機構は、前記プロー
ブカードの張力を調整するための張力調整手段を有する
ことを特徴とする。請求項3は、前記押え部材は、ボー
ルを中心として揺動自在に支持されていることを特徴と
する。
【0013】請求項4は、前記弾性シートは、シリコン
ゴムからなり、前記被検査体の表面プロファイルに応じ
て変形可能であり、プロービング時の押圧力によって前
記被検査体の表面プロファイルに対応して変形すること
を特徴とする。
【0014】請求項5は、前記押圧エリアを形成する切
込みは、前記プローブカードの接触バンプ群を囲むよう
に形成された断面V字状の凹条溝であることを特徴とす
る。この発明においては、プローブカードの裏面を前記
被検査体に向けて押圧するための押圧機構が、プローブ
カードの裏面に設けられた弾性シートの表面に切込みを
形成することにより区画された押圧エリアが形成され、
この押圧エリアが前記接触バンプ群に対応して独立して
弾性変形するために、被検査体の表面プロファイルに対
応して変形し、広い面積の被検査体であっても電極パッ
ドに接触バンプをコンタクトさせる場合でも、被検査体
の電極パッドと接触バンプとを確実に接触することがで
き、全ての接触バンプの接触点に対して略均等に圧力を
加えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はプローブカードデバイス
の縦断正面図で、図2はプローブカードデバイスが適用
されるプローブ装置を示す概略的構成図である。
【0016】図2に基づいてプローブ装置の概略的構成
を説明すると、プローブ装置1は筐体1aを有し、その
内部の略中央にはメインステージ2が設けられている。
このメインステージ2には、被検査体としての半導体ウ
ェハ50を載置固定するための載置台3が取り付けられ
ている。この載置台3は、その下方に設けられた移動機
構4によりX,Y,Z方向への移動およびθ回転移動が
可能となっている。
【0017】前記載置台3の上方には、この発明のプロ
ーブカードデバイス5が前記半導体ウェハ50に対向す
るようにして、プローブ装置1のヘッドプレート1bに
取り付けられている。このプローブカードデバイス5は
半導体ウェハ50のプロービングを行うためのものであ
り、その詳細な構造については後述する。
【0018】図示はしていないが、プローブ装置1の中
央手前側にはアライメントユニットが設けられている。
このアライメントユニットには、アライメント用の画像
認識装置としてカメラなどが設けられており、アライメ
ントをとる場合には、前記載置台3がカメラの下方位置
にまで移動される。
【0019】また、前記プローブ装置1の図面右側部分
には半導体ウェハ50を搬入または搬出するためのオー
トローダ6が配置されている。前記オートローダ6には
多数の半導体ウェハ50を互いに垂直方向に所定間隔を
有して収容したウェハカセット7がカセット載置台8上
に交換可能に配置されている。このウェハカセット7と
前記載置台3との間には水平面内で移動可能なローダス
テージ9と、図示しないY方向駆動機構とZ方向昇降機
構とにより駆動可能なハンドリングアーム10とが設け
られている。
【0020】また、前記プローブ装置1の図面左側部分
にはプローブカード交換機11が設けられている。この
プローブカード交換機11には複数種類のプローブカー
ドが収容されており、必要に応じてプローブカードの交
換動作が行われる。
【0021】プローブカードデバイス5の上方には、後
述する押圧機構14およびテストヘッド12がそれぞれ
着脱自在に配置され、テストヘッド12にはテスタ13
が接続されている。押圧機構14は、テストヘッド12
およびプローブカードデバイス5間を電気的に接続し、
テスタ13は、処置の電源電圧や検査パルス信号を半導
体ウェハ50のチップに印加し、チップ側からの出力信
号を取り込んでチップの良否を判定するようになってい
る。
【0022】半導体ウェハ50を前記プローブカードデ
バイス5を用いて検査するときには、この半導体ウェハ
50が前記ローダステージ9により前記載置台3の近く
にまで搬送され、前記ハンドリングアーム10により前
記載置台3上に載置され、図示しないチャックにより固
定される。そして、その状態でプローブカードデバイス
5によりプロービングが行われる。検査終了後は、前記
半導体ウェハ50はハンドリングアーム10により前記
ローダステージ9上に再び移動され、そのローダステー
ジ9によりウェハカセット7にまで搬送される。
【0023】プローブ装置1の上部に配置されたテスタ
13の上部には、必要に応じて、顕微鏡やテレビカメラ
のような監視装置を設置することが可能である。また、
このプローブカードデバイス5の監視の他の実施方法と
して、被検査体としての半導体ウェハ50を載置した載
置台3に上向きのカメラを設けて位置合わせすることも
できる。
【0024】次に、プローブカードデバイス5について
説明する。プローブカードデバイス5は、図1に示すよ
うに、メンブレンタイプのプローブカード15と、プロ
ーブカード15を支持する支持体16と、プローブカー
ド15を被検査体である半導体ウェハ50に対して押圧
する押圧機構14と、プリント配線板18とを備えてい
る。
【0025】さらに、プローブカード15は、ポリイミ
ド樹脂、シリコーン樹脂等の可撓性および絶縁性を有す
る膜に対して銅、銅合金などからなる配線を形成した樹
脂シートを積層したフレキシブルプリント回路によって
形成されており、下面には半導体ウェハ50に形成され
た複数の半導体チップ51…に設けられた電極パッド5
2…の数および配置に対応して接触バンプ群15aが形
成されている。
【0026】プリント配線板18は、プローブ装置1の
載置台3に対向する位置に形成された孔に嵌め込まれる
ように設けられ、ヘッドプレート1bに固定される。こ
のプリント配線板18は、硬質の樹脂基板と、その表面
に形成された配線とを有しており、この配線によりプロ
ーブカード15と半導体ウェハ50の電極パッド52と
が電気的に接続される。
【0027】一方、支持体16は、プリント配線板18
に形成された開口部18aに嵌め込まれ、支持体16は
ボルト18bによってプリント配線板18に固定されて
いる。支持体16の上面中央部には上段20aと下段2
0bの2段の段差を有する凹部20が形成されており、
この凹部20の底部には開口部20cが設けられてい
る。
【0028】支持体16の下段20bには下部支持部材
21が支持され、この上部には中間支持部材22が載置
されている。さらに、中間支持部材22の上部には上段
20aに支持された状態で上部支持部材23が設けられ
ている。下部支持部材21と中間支持部材22との間お
よび中間支持部材22と上部支持部材23との間にはそ
れぞれ上方へ円弧状に膨出する方向に付勢された板ばね
24,25の外周縁部が介在されている。
【0029】そして、上部支持部材23の周縁部をボル
ト26によって支持体16に締付け固定することによ
り、下部支持部材21および中間支持部材22を同時に
支持体16に固定している。
【0030】さらに、下部支持部材21の中央部には小
径の開口孔21aが穿設され、この開口孔21aに対向
する上部支持部材23の中央部には大径の開口孔23a
が設けられている。そして、開口孔21aと23aには
垂直方向にプローブカード張力調整手段としての調整ね
じ28が貫通した状態に支持されている。
【0031】調整ねじ28の外周面には雄ねじ部29が
刻設され、上端面にはドライバー等の工具が係止される
凹溝30が形成されている。さらに、前記下位の板ばね
24の下面には調整ねじ28の雄ねじ部29に螺合され
る雌ねじ部を有する下部リング31が設けられている。
【0032】また、上位と下位の板ばね24,25間に
は調整ねじ28の雄ねじ部29に螺合される雌ねじ部を
有する中間リング32が設けられている。さらに、上位
の板ばね25の上面には調整ねじ28の雄ねじ部29に
螺合される雌ねじ部を有する上部リング33が設けられ
ている。したがって、調整ねじ28は2枚の板ばね2
4,25によって支持体16に対して垂直にしかも弾性
的に支持されている。
【0033】この調整ねじ28の下端部は下部支持部材
21より下方へ突出しており、この先端部には例えばセ
ラミックやルビー等の耐摩耗性に優れた高い硬度のボー
ル34が一部を突出した状態に埋設され、このボール3
4を中心として揺動自在に押え部材35が支持されてい
る。
【0034】押え部材35は、図3および図4に示すよ
うに、アルミニウムプレート36を基板として固着され
たシリコンゴム等のクッション材からなる弾性シートと
しての矩形状のエラストマ37によって形成されてい
る。エラストマ37の表面、つまりプローブカード15
の裏面に対面する側には切込みとしての例えば断面がV
字状の凹条溝38が形成されている。この凹条溝38は
格子状であり、この凹条溝38によって囲まれ矩形状に
区画された押圧エリア39が設けられている。
【0035】これら押圧エリア39は前記プローブカー
ド15の各接触バンプ群15aに対応するようになって
いる。すなわち、1枚のエラストマ37は凹条溝38に
よって複数の押圧エリア39に区画されており、個々に
独立してクッション作用をなすことに特徴がある。凹条
溝38の深さはエラストマ37の肉厚を貫通する深さま
たはそれに近い深さであり、凹条溝38を断面をV字状
とすることにより、押圧エリア39が断面台形状とな
り、周囲が圧縮されたときの弾性変形の逃げ部となり、
効果的である。
【0036】さらに、エラストマ37の表面の押圧エリ
ア39にはテフロンシート40が設けられ、エラストマ
37がクッション材として作用すると共に、テフロンシ
ート40で滑らせることにより、各方位の張力が安定す
るとともに、載置台3にある半導体ウェハの50の電極
パッドに対してプローブカード15の接触バンプ群15
aがボール34を中心として揺動自在に相互に面を合わ
せられるようになっている。なお、テフロンシート40
に代って押圧エリア39の表面にテフロンコーティング
してもよい。
【0037】次に、このように構成されたプローブ装置
の作用について説明する。まず、ウェハカセット7の内
部の半導体ウェハ50をハンドリングアーム10によっ
て把持してメインステージ2の載置台3に載置する。そ
の際に、プローブカード15は、調整ねじ28を調節す
ることによりその張力が調整されて所定の平面度に調節
されている。また、調整ねじ28を調節することにより
接触バンプ15aの押し付け荷重が調節されている。そ
して、半導体ウェハ50を載置台3に設けられたチャッ
ク(図示せず)により固定し、その後、移動機構4によ
り載置台3を移動させ、載置台3を上昇させ、半導体チ
ップ51の電極パッド52とプローブカード15の接触
バンプ群15aとを接触させことにより、プローブカー
ド15と半導体ウェハ50との平面方向の位置合わせを
行う。
【0038】この場合、1枚の半導体ウェハ50には例
えば64個の半導体チップ51が形成されており、プロ
ーブカード15には半導体ウェハ50の複数の半導体チ
ップ51と対応するように設けられているため、移動機
構4により接触バンプ群15aと、それと対応する複数
の半導体チップ51との位置決めを行う。
【0039】そして、半導体ウェハ50に形成された複
数の半導体チップ51の電極パッド52に対して接触バ
ンプ群15aの各バンプを電極パッド52を接触させる
と、プローブカード15の裏面側に設けられたエラスト
マ37からなる押圧エリア39が接触バンプ群15aの
全面に亘って弾性的に付勢力を与える。
【0040】このようにプローブカード15が裏面側か
ら付勢力が与えらることにより、プローブカード15が
半導体ウェハ50の表面プロファイルに対応して変形す
るので、プローブカード15が半導体ウェハ50の表面
プロファイルに追従した状態で押圧力が付与される。し
かも、エラストマ37の押圧エリア39とプローブカー
ド15との間に介在されたテフロンシート40が横方向
への滑りを良くし、しかもエラストマ37に形成された
凹条溝38によって個々の押圧エリア39が独立して弾
性変形する。
【0041】したがって、半導体ウェハ50上の複数の
半導体チップ51の各電極パッド52を一括してコンタ
クトする場合のような広い面積におけるコンタクトをと
る場合でも、半導体ウェハ50の電極パッド52と接触
バンプ群15aの各バンプとを確実に接触することがで
きる。
【0042】また、押圧機構24の調整ねじ28の先端
部にボール34が設けられ、このボール34を中心とし
て押え部材35が揺動自在に支持されているために、プ
ローブカード15と半導体ウェハ50との間に傾きが存
在する場合でも、容易に追従することができる。
【0043】さらに、プローブカード15の裏面側にエ
ラストマ37を設けることにより、半導体ウェハ50の
電極パッド52とプローブカード15の接触バンプ15
aとの接触時の衝撃を緩衝することができ、電極パッド
52および接触バンプ15aの損傷を防止でき、プロー
ブカード15の耐久性を向上できる。
【0044】なお、前記実施形態によれば、エラストマ
37に格子状の凹条溝38を設けて押圧エリア39を形
成したが、図5に示すように、プローブカード15の接
触バンプ群15aが1列に枠状に配置されている場合、
エラストマ37に枠状の凹条溝41,42を設け、枠状
の接触バンプ群15aに対応して枠状の押圧エリア43
を形成してもよい。
【0045】また、エラストマ37に形成した凹条溝3
8は断面V字状に限定されず、図6に示すように、エラ
ストマ37に断面コ字状の凹条溝44を設け、この凹条
溝44によって押圧エリア45を囲むようにしてもよ
い。さらに、被検査体としては半導体ウェハに限らず、
例えば液晶表示基板であってもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1によれば、プローブカードの裏面に対面する弾性シー
トの表面に切込みを形成することにより区画された押圧
エリアを形成し、この押圧エリアをプローブカードの接
触バンプ群に対応することにより、プローブカードが被
検査体の表面プロファイルに対応して変形するので、プ
ローブカードが被検査体の表面プロファイルに追従した
状態で押圧力が付与される。したがって、半導体ウェハ
上の複数の半導体チップの電極パッドを一括してコンタ
クトする場合のように、広い面積にわたって電極パッド
に接触バンプをコンタクトさせる場合でも、全ての接触
バンプを電極パッドに確実に接触させることができ、か
つ全ての接触バンプの接触点に対して略均等に圧力を加
えることができるという効果がある。
【0047】請求項2によれば、前記請求項1の効果に
加え、プローブカードの張力を張力調整手段によって任
意に調整できるという効果がある。請求項3によれば、
前記請求項1の効果に加え、押圧部材が、ボールを中心
として揺動自在に支持されているため、被検査体とプロ
ーブカードとに傾きがあっても、均等に接触させること
ができるという効果がある。
【0048】請求項4,5は、請求項1の効果に加え、
弾性シートがシリコンゴムであり、そのシリコンゴムに
切込みを形成することにより、切込みに囲まれた押圧エ
リアが個々に独立して変形し、全ての接触バンプを電極
パッドに確実に接触させることができ、正確な電気的特
性を測定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すプローブ装置を示
す概略構成図。
【図2】同実施形態のプローブカードデバイスを示す縦
断側面図。
【図3】同実施形態の押え部材の斜視図。
【図4】同実施形態の押え部材の縦断側面図。
【図5】この発明の他の実施形態の押え部材の下面図。
【図6】この発明の他の実施形態の押え部材の縦断側面
図。
【符号の説明】
1……プローブ装置 14…押圧機構 15…プローブカード 15a…接触バンプ群 28…調整ねじ 34…ボール 35…押え部材 37…エラストマ 38…凹条溝 39…押圧エリア 50…半導体ウェハ 52…電極パッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電極パッドを有する被検査体の電
    極パッドに接触バンプを接触させて前記被検査体の電気
    特性を検査するためのプローブカードデバイスにおい
    て、 可撓性および絶縁性を有する膜に前記被検査体の複数の
    電極パッドに対応するように、前記複数の電極パッドに
    接触させるための接触バンプ群を有するプローブカード
    と、 前記プローブカードの裏面を前記被検査体に向けて押圧
    するための押圧機構とを具備し、 前記押圧機構は、前記プローブカードの裏面に設けられ
    た押え部材と、この押え部材に設けられ前記プローブカ
    ードの裏面に対面する弾性シートと、この弾性シートの
    表面に切込みを形成することにより区画された前記接触
    バンプ群に対応する独立した押圧エリアとから構成した
    ことを特徴とするプローブカードデバイス。
  2. 【請求項2】 前記押圧機構は、前記プローブカードの
    張力を調整するための張力調整手段を有することを特徴
    とする請求項1に記載のプローブカードデバイス。
  3. 【請求項3】 前記押え部材は、ボールを中心として揺
    動自在に支持されていることを特徴とする請求項1記載
    のプローブカードデバイス。
  4. 【請求項4】 前記弾性シートは、シリコンゴムからな
    り、前記被検査体の表面プロファイルに応じて変形可能
    であり、プロービング時の押圧力によって前記被検査体
    の表面プロファイルに対応して変形することを特徴とす
    る請求項1記載のプローブカードデバイス。
  5. 【請求項5】 前記押圧エリアを形成する切込みは、前
    記プローブカードの接触バンプ群を囲むように形成され
    た断面V字状の凹条溝であることを特徴とする請求項1
    記載のプローブカードデバイス。
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