JPH0793892A - 半導体メモリオーディオ記録再生装置 - Google Patents

半導体メモリオーディオ記録再生装置

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JPH0793892A
JPH0793892A JP5234993A JP23499393A JPH0793892A JP H0793892 A JPH0793892 A JP H0793892A JP 5234993 A JP5234993 A JP 5234993A JP 23499393 A JP23499393 A JP 23499393A JP H0793892 A JPH0793892 A JP H0793892A
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JP
Japan
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semiconductor memory
data
band
scale factor
recording
Prior art date
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JP5234993A
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English (en)
Inventor
Yukari Ono
由香里 小野
Kazuhiro Sugiyama
和宏 杉山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定長フレームで符号化されたデータが記録
された記録媒体から半導体メモリにデータ転送する際
に、記録時間を長くでき、また、転送したいデータが途
中で途切れることなく記録できる半導体メモリレコーダ
を得ること。 【構成】 固定長フレームの符号化データ中のスケール
ファクタを利用して、人間の聴感上劣化の少ないように
ビット削減を行うビット削減回路3を設け、可変長フレ
ームで記録するとともに、階層符号化手段41を設け、
半導体メモリ8が満杯になると既に書き込んだデータの
優先順位の低い階層ブロックのメモリエリアから順に上
書きするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリを記録媒
体としたオーディオ記録再生装置(以下、「オーディオ
レコーダ」という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、小型のオーディオレコーダとして
は、MD、DCCが挙げられる。これらの装置は、小型
化を図るために高能率符号化により圧縮したデータが記
録されている。しかし、複雑なメカニカルな部分や電磁
変換部分を含むため、ランダムアクセスが困難であり、
固定長フレームで符号化されたデータで記録再生が行わ
れている。
【0003】MD、DCC等に用いられている符号化方
式は、時間−周波数変換あるいはサブバンド分割により
周波数次元でいくつかの帯域に分割し、各帯域ごとに聴
覚特性に基づく適応ビット割当を行い、割り当てられた
ビット数で量子化を行う際にいくつかのデータごとにそ
の中の最大値で正規化を行っており、ビット割当情報と
正規化のスケールファクタと量子化データが固定フレー
ムの符号にフォーマッティングされている。
【0004】日本音響学会誌49巻4号(1993)に
掲載の文献“ディジタル・コンパクト・カセット(DC
C)の開発に携わって”に示されたDCCの符号化法を
基に符号化器の一例を示す。図12は従来のDCC等の
ディジタルテープレコーダの符号化器部を中心としたブ
ロック回路図である。図において、51はオーディオ信
号をディジタル信号に変換するA/D変換器、52は入
力されたディジタルオーディオデータをサブバンド分割
するサブバンド分割手段、53は複数のサブバンドデー
タの最大値により正規化を行う正規化回路、54は入力
されたオーディオ信号の特性に基づいて所定の音質を得
るように各サブバンドデータに割り当てるビット数を定
めるビット割当回路、55は正規化回路53により正規
化されたサブバンドデータをビット割当回路54にて定
められたビット数で量子化する量子化回路、56はビッ
ト割当情報と正規化のスケールファクタと割り当てられ
たビット数で量子化された量子化データをフォーマッテ
ィングするフォーマッティング回路、57は磁気ヘッ
ド、58は磁気テープである。
【0005】次に動作について説明する。入力されたオ
ーディオ信号は、A/D変換器51にてディジタル信号
に変換され、サブバンド分割手段52にて384サンプ
ルのディジタルデータを1フレームとして32のサブバ
ンドに分割し、各サブバンドごとに連続する12のサブ
バンドサンプルを1ブロックとし、正規化回路53にて
その中で最大値を6ビットで表した値に1を足したもの
をスケールファクタとして正規化する。
【0006】一方、ビット割当回路54にてオーディオ
信号の特性に基づいて各サブバンドに割り当てるビット
数を一定長になるように定め、このビット割当数を4ビ
ットのビット割当情報とする。このビット割当情報に基
づいて量子化回路55にて正規化されたサブバンドデー
タが量子化される。そして、フォーマッティング回路5
6にて32個のビット割当情報と各サブバンドごとのス
ケールファクタと割り当てられたビット数で量子化され
た各サブバンドサンプルの量子化データが固定長フレー
ムの符号にフォーマットされ、磁気ヘッド57を介して
記録媒体である磁気テープ58に記録される。
【0007】一方、近年の半導体技術の進歩は目覚まし
く、半導体メモリの大容量化が著しく進んでいる。これ
に伴い、半導体メモリのオーディオ記録や画像記録とい
ったAV分野への応用が種々考えられて来ている。半導
体メモリの音声(オーディオ)記録への応用例は、留守
番電話、各種おもちゃ、また駅のアナウンスマシーン
等、まだ記録時間は短いが種々の製品に使用されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のオーディオレコ
ーダは、オーディオ信号を一定の情報量のまま記録する
ように構成されているので、高能率符号化によりオーデ
ィオ信号を圧縮して記録する場合にも一定の符号化レー
トに圧縮し固定長フレームに符号化されるのは前述のと
おりである。
【0009】ところが、オーディオ信号を所定の音質で
圧縮する場合、各フレームの情報量は異なる。例えば、
無音部分はほとんど情報量がなく、アタック音等の急激
な変化を生じる部分では情報量が多くなる。よって、固
定長フレームの符号化方式においては、情報量の少ない
フレームには必要以上のビットが割り当てられるといっ
た無駄のある符号化がなされている。
【0010】一方、半導体メモリを記録媒体とするオー
ディオレコーダは、半導体メモリが高速アクセス可能な
ためメモリにアクセスするアドレスを制御することによ
り可変長フレームでの記録再生が可能である。このよう
に固定長フレームで符号化され記録されている媒体から
半導体メモリのような可変長フレームで記録可能な媒体
にデータ転送する場合には、必ずしも固定長フレームの
まま転送する必要はなく、そのまま転送した場合には余
分なビットまで記録することになり高価な半導体メモリ
を無駄に使用してしまう。
【0011】また、記録時間は半導体メモリの容量で決
定されてしまうので、転送できるデータの量が限られて
しまう、あるいは転送途中でメモリがなくなってしまう
といった問題点があった。
【0012】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、固定長フレームで符号化された記
録媒体から半導体メモリにデータ転送する際に、余分な
ビットを削減することにより効率よく半導体メモリに記
録できる(記録時間を長くできる)半導体メモリオーデ
ィオレコーダを得ることを目的とする。
【0013】また、所定の容量の半導体メモリには特に
記録時間を設けないでも(勿論目安としての記録時間は
あるが)、転送したいデータが途中で途切れることな
く、記録できる半導体メモリオーディオレコーダを得る
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る半
導体メモリオーディオレコーダは、固定長フレームで符
号化され記録された記録媒体から半導体メモリにデータ
転送する際に、固定長フレームの符号化データからスケ
ールファクタを抽出する手段と、スケールファクタから
許容ノイズレベル(聴覚特性によりマスクされ聞こえな
いレベル)を算出する手段と、この許容ノイズレベルと
スケールファクタの差に応じて各帯域の成分に割り当て
るビット数を算出する手段と、ビット割当に基づきビッ
ト割当情報とスケールファクタと割り当てられたビット
数の量子化データを可変長フレームでフォーマットする
手段を備えたものである。
【0015】請求項2の発明に係る半導体メモリオーデ
ィオレコーダは、固定長フレームで符号化され記録され
た記録媒体から半導体メモリにデータ転送する際に、固
定長フレームの符号化データからスケールファクタを抽
出する手段と、スケールファクタの大きさに比例して各
帯域の成分に割り当てるビット数を算出する手段と、ビ
ット割当に基づきビット割当情報とスケールファクタと
割り当てられたビット数の量子化データを可変長フレー
ムでフォーマットする手段を備えたものである。
【0016】請求項3の発明に係る半導体メモリオーデ
ィオレコーダは、固定長フレームで符号化され記録され
た記録媒体から半導体メモリにデータ転送する際に、転
送したいデータの種類を選択する手段と、選択されたソ
ースに応じて転送する品質を決定する手段と、定まった
品質に従って記録する符号化帯域を制限する手段と、制
限された帯域内のデータのみに対しビット割当に基づき
ビット割当情報とスケールファクタと割り当てられたビ
ット数の量子化データを可変長フレームでフォーマット
する手段を備えたものである。
【0017】請求項4の発明に係る半導体メモリオーデ
ィオレコーダは、固定長フレームで符号化され記録され
た記録媒体から半導体メモリにデータ転送する際に、転
送したいデータの種類を選択する手段と、選択されたソ
ースに応じて転送する品質を決定する手段と、定まった
品質に従って記録する符号化帯域を制限する手段と、固
定長フレームで符号化され記録された媒体から半導体メ
モリにデータ転送する際に、固定長フレームの符号化デ
ータからスケールファクタを抽出する手段と、スケール
ファクタから許容ノイズレベル(聴覚特性によりマスク
され聞こえないレベル)を算出する手段と、この許容ノ
イズレベルとスケールファクタの差に応じて各帯域の成
分に割り当てるビット数を算出する手段と、制限された
帯域内のデータのみに対しビット割当に基づきビット割
当情報とスケールファクタと割り当てられたビット数の
量子化データを可変長フレームでフォーマットする手段
を備えたものである。
【0018】請求項5の発明に係る半導体メモリオーデ
ィオレコーダは、固定長フレームで符号化され記録され
た記録媒体から半導体メモリにデータ転送する際に、転
送したいデータの種類を選択する手段と、選択されたソ
ースに応じて転送する品質を決定する手段と、定まった
品質に従って記録する符号化帯域を制限する手段と、固
定長フレームで符号化され記録された媒体から半導体メ
モリにデータ転送する際に、固定長フレームの符号化デ
ータからスケールファクタを抽出する手段と、スケール
ファクタの大きさに比例して各帯域の成分に割り当てる
ビット数を算出する手段と、制限された帯域内のデータ
のみに対しビット割当に基づきビット割当情報とスケー
ルファクタと割り当てられたビット数の量子化データを
可変長フレームでフォーマットする手段を備えたもので
ある。
【0019】請求項6の発明に係るる半導体メモリオー
ディオレコーダは、固定長フレームで符号化され記録さ
れた記録媒体から半導体メモリにデータ転送する際に、
転送したい全アイテムを入力する手段と、これら全アイ
テムの総時間数を算出する手段と、半導体メモリの容量
と記録したいアイテムの総時間数から半導体メモリに記
録する際の符号化レートを算出する手段と、固定長フレ
ームの符号化データからスケールファクタを抽出し、ス
ケールファクタを利用して聴覚特性に基づき各帯域の成
分に割り当てるビット数を削減する手段と、ビット割当
の総計により平均割当ビットレートを算出する手段と、
最終的な平均割当ビットレートが記録したいアイテムの
時間から得られた符号化レートに一致するように各符号
化フレームの割当帯域をコントロールする手段と、各階
層の割当帯域情報に基づき割当帯域内のビット割当情報
とスケールファクタと割り当てられたビット数の量子化
データを可変長フレームでフォーマットする手段を備え
たものである。
【0020】請求項7の発明に係る半導体メモリオーデ
ィオレコーダは、固定長フレームで符号化され記録され
た記録媒体から半導体メモリにデータ転送する際に、固
定長フレームの符号化データからスケールファクタを抽
出し、スケールファクタを利用して聴覚特性に基づき各
帯域の成分に割り当てるビット数を削減する手段と、各
帯域の成分を複数個ずつ複数の階層ブロックに分割して
符号化する階層符号化手段と、各階層ブロックを半導体
メモリ上に分割して記録するように階層符号化フォーマ
ッティングする手段を備え、半導体メモリ上のエリアを
分けて各階層を記録し、半導体メモリが満杯になると既
に半導体メモリに書き込まれている符号のうち、優先順
位の低い階層ブロックのデータが書き込まれたメモリエ
リアから順に上書きするように書き込みアドレスをコン
トロールする手段を備えたものである。
【0021】
【作用】請求項1の発明の半導体メモリオーディオレコ
ーダにおけるビット削減手段(スケールファクタ抽出手
段及び、許容ノイズレベル算出手段及び、ビット割当算
出手段)は、固定長フレームで符号化され記録された媒
体から半導体メモリにデータ転送する際に、固定長フレ
ームの符号化データからスケールファクタを利用して聴
覚特性により人間の耳に聞こえる信号成分に対してのみ
ビット割当を行うことにより余分なビットを削減するの
で、音質をほぼ損なうことなく可変長フレームで符号化
し半導体メモリに書き込みを行い、記録時間を伸ばすこ
とを可能としている。
【0022】請求項2の発明の半導体メモリオーディオ
レコーダにおけるビット削減手段(スケールファクタ抽
出手段及び、ビット割当算出手段)は、固定長フレーム
で符号化され記録された媒体から半導体メモリにデータ
転送する際に、固定長フレームの符号化データからスケ
ールファクタのレベルに応じてビット割当を行うことに
より余分なビットを削減するので、音質をほぼ損なうこ
となく可変長フレームで符号化し半導体メモリに書き込
みを行い、記録時間を伸ばすことを可能としている。
【0023】請求項3の発明の半導体メモリオーディオ
レコーダにおける品質決定手段はソース選択手段により
選択したソースに応じて各ソースに適した品質を定め、
符号化帯域制限手段では定まった品質に従って記録する
符号化帯域を制限しフォーマッティング手段にて割当帯
域内のデータのみを可変長フレームで符号化し半導体メ
モリに書き込むのでボイスのように低品質でも構わない
ソースを記録する場合に記録時間を伸ばすことを可能と
している。
【0024】請求項4の発明の半導体メモリオーディオ
レコーダにおける品質決定手段はソース選択手段により
選択したソースに応じて各ソースに適した品質を定め、
符号化帯域制限手段では定まった品質に従って記録する
符号化帯域を制限すると同時に、ビット削減手段(スケ
ールファクタ抽出手段及び、許容ノイズレベル算出手段
及び、ビット割当算出手段)は、固定長フレームで符号
化され記録された媒体から半導体メモリにデータ転送す
る際に、固定長フレームの符号化データからスケールフ
ァクタを利用して聴覚特性により人間の耳に聞こえる信
号成分に対してのみビット割当を行うことにより余分な
ビットを削減し、フォーマッティング手段にて割当帯域
内のデータのみを可変長フレームで符号化し半導体メモ
リに書き込むのでボイスのように低品質でも構わないソ
ースを記録する場合に記録時間を伸ばすことを可能とし
ている。
【0025】請求項5の発明の半導体メモリオーディオ
レコーダにおける品質決定手段はソース選択手段により
選択したソースに応じて各ソースに適した品質を定め、
符号化帯域制限手段では定まった品質に従って記録する
符号化帯域を制限すると同時に、ビット削減手段(スケ
ールファクタ抽出手段及び、ビット割当算出手段)は、
固定長フレームで符号化され記録された媒体から半導体
メモリにデータ転送する際に、固定長フレームの符号化
データからスケールファクタのレベルに応じてビット割
当を行うことにより余分なビットを削減し、フォーマッ
ティング手段にて割当帯域内のデータのみを可変長フレ
ームで符号化し半導体メモリに書き込むのでボイスのよ
うに低品質でも構わないソースを記録する場合に記録時
間を伸ばすことを可能としている。
【0026】請求項6の発明の半導体メモリオーディオ
レコーダにおける記録時間算出手段は、記録アイテム入
力手段により入力された全アイテムの総時間数を算出
し、符号化レート算出手段では、半導体メモリの容量と
総記録時間から半導体メモリに転送する際の符号化レー
トを算出し、ビット削減手段はスケールファクタを利用
して固定長フレームで符号化されたデータから聴覚特性
により人間に聞こえる信号成分のみにビット割当を行い
余分なビットを削減し、割当帯域コントロール手段は、
ビット割当の総計により平均割当ビットレート算出手段
により算出される最終的な平均割当ビットレートが記録
したいアイテムの総時間から得られた符号化レートに一
致するように各符号化フレームの割当帯域をコントロー
ルし、フォーマッティング手段においてその割当帯域ま
でのビット割当情報とスケールファクタと割り当てられ
たビット数の量子化データを可変長フレームでフォーマ
ットし、半導体メモリに書き込むことにより転送したい
アイテムに合わせて記録時間を可変とすることを可能と
している。
【0027】請求項7の発明の半導体メモリオーディオ
レコーダにおけるビット削減手段はスケールファクタを
利用して固定長フレームで符号化されたデータから聴覚
特性により人間に聞こえる信号成分のみにビット割当を
行い余分なビットを削減し、階層符号化手段は、各帯域
の成分帯域方向に複数の階層ブロックに分割し、フォー
マッティング手段において各階層ブロックを半導体メモ
リ上に分割して記録するように階層符号化フォーマッテ
ィングし、半導体メモリ上のエリアを分けて各階層を記
録しており、また、書き込みアドレスコントロール手段
では、半導体メモリが満杯になると既に半導体メモリに
書き込まれている符号のうち、優先順位の低い階層ブロ
ックのデータが書き込まれたメモリエリアから順に上書
きするように書き込みアドレスをコントロールしている
ので、記録時間が長くなると音質は劣化するが、記録時
間を長くすることを可能としている。
【0028】
【実施例】
実施例1.以下、本発明を図に基づいて説明する。図1
は本発明の実施例1による半導体メモリオーディオレコ
ーダのブロック回路図である。図において1は固定長フ
レームで圧縮記録されたディジタルオーディオ再生装
置、2はディジタルオーディオ再生装置1より出力され
る固定長フレームで符号化された1フレーム分のディジ
タルデータを一時蓄えるバッファ、3は固定長フレーム
で符号化された1フレームのデータから、聴覚特性を利
用して人間に聞こえる信号成分のみにビット割当を行う
ことによりビットの削減を行うビット削減回路で、フレ
ームバッファにストックされた1フレームの符号化デー
タからスケールファクタを読み出すスケールファクタ抽
出回路4と、スケールファクタのレベルに基づき許容ノ
イズレベルを算出する許容ノイズレベル算出回路5と、
スケールファクタのレベルと許容ノイズレベル算出回路
5で算出された許容ノイズレベルの差で示される可聴成
分に応じた割当ビット数を算出するビット割当算出回路
6で構成される。7はビット割当算出回路6にて算出さ
れたビット割当情報とスケールファクタと割り当てられ
たビット数分の量子化データを可変長フレームでフォー
マッティングするフォーマッティング回路、8はビット
削減された可変長フレームの符号化データを記録するメ
モリである。
【0029】次に実施例1の動作について説明する。デ
ィジタルオーディオ再生装置1の記録媒体に記録されて
いる固定長フレームで高能率符号化されたディジタルオ
ーディオデータは、1フレームずつフレームバッファ2
に転送され、一時蓄えられる。ビット削減回路3では以
下に示す方法により人間に聞こえる信号成分のみにビッ
ト割当を行うことによりビットの削減を行う。
【0030】まず、スケールファクタ抽出回路4にてフ
レームバッファ2に蓄えられた固定長フレームの符号化
データからスケールファクタを読み出し、次にこのスケ
ールファクタを各帯域の信号レベルとする。ここでスケ
ールファクタは、各帯域内の最大値をとっているため各
帯域の信号レベル代表値とみなすことができる。
【0031】次に許容ノイズレベル算出回路5にて、人
間の聴覚特性を考慮した聴感上劣化の少ない圧縮を行う
ため、マスキング効果、最小可聴限特性等を用いて許容
ノイズレベルを算出する。ここでマスキング効果とは、
ある周波数帯域の音がマスクされる効果であり、最小可
聴限とは、人間の聞こえる最小レベルの音である。
【0032】図6に各帯域のスケールファクタのレベル
に対してマスキング効果、最小可聴限による許容ノイズ
レベルが算出される例を示す。図6において横軸は周波
数、縦軸はレベルを示し、S1〜S10は10個の周波
数帯域に分割された場合の各周波数帯域のエネルギ(ス
ケールファクタのレベル)を示す。各帯域のエネルギか
ら左右に伸びた斜線はその帯域の音によりマスキングさ
れる領域を示す。また、破線の特性曲線は最小可聴限を
示す。各周波数帯域の許容ノイズレベルは、他の周波数
帯域からのマスキングレベルと最小可聴限のうち最大レ
ベルのものが選ばれる。
【0033】図7は半導体メモリオーディオレコーダの
ビット削減回路3における各帯域の許容ノイズレベルと
エネルギの様子を示した図であり、図において、横軸は
周波数特性、縦軸はレベルを示す。図6の例において選
ばれた帯域の許容ノイズレベルを、図7中に横線で示
す。許容ノイズレベル算出回路5で算出された許容ノイ
ズレベルとスケールファクタは、ビット割当算出回路6
に入力される。ビット割当算出回路6では、スケールフ
ァクタを各帯域の信号レベルとみなす。
【0034】図8は半導体メモリオーディオレコーダの
ビット削減回路3における可聴成分の抽出と情報量算出
の様子を示す図で、図8(a)は横軸に周波数、縦軸に
レベルをとってスケールファクタレベルと許容ノイズレ
ベル算出回路5にて算出された許容ノイズレベルを示し
た図で、スケールファクタと許容ノイズレベルの差が可
聴成分である。図8(b)は横軸は各周波数帯域S1〜
S10、縦軸はレベルで各周波数帯域のスケールファク
タのレベルと許容ノイズレベルを示したもので、斜線部
分が各帯域成分の可聴成分である。図8(c)は横軸に
各周波数帯域、縦軸にビット数をとって各帯域成分に割
り当てられたビット数を示した図である。
【0035】許容ノイズレベル算出回路5は、図8に示
すように、許容ノイズレベルを超える帯域の音(許容ノ
イズレベル以下の音は聞こえない)に対し、各帯域のス
ケールファクタのレベルと許容ノイズレベルの差に応じ
たビット数を6dbあたり1ビット割り当てることによ
り算出し、ビット割当情報を出力する。このように割り
当てられたビット数は、記録したいオーディオ信号の情
報量に基づくものであり、1フレームの符号に割り当て
られるビット数は可変である。
【0036】以上のようにしてビット割当された1フレ
ームの符号化データは、フォーマッティング回路7にて
ビット割当情報とスケールファクタと割り当てられたビ
ット数の量子化データが可変長フレームの符号にフォー
マッティングされ、半導体メモリ8に転送記録される。
【0037】以上のように、固定長フレームで符号化さ
れて記録されているディジタルオーディオ再生装置1の
記録媒体から半導体メモリオーディオレコーダにデータ
転送を行う際に、スケールファクタを利用して人間に聞
こえる信号成分にのみビット割当を行うことによってビ
ット削減を行い、可変長フレームで半導体メモリ8に記
録しているので、信号の品質をほとんどおとすことなく
半導体メモリオーディオレコーダの記録時間を伸ばすこ
とができる。
【0038】実施例2.図2は本発明の実施例2による
半導体メモリオーディオレコーダのブロック回路図であ
る。図において、図1と同一符号はそれぞれ同一構成部
分を示しており、11は固定長フレームで符号化された
1フレームのデータからスケールファクタを利用して信
号のもつエネルギに比例してビット割当を行うことによ
り必要以上に多くのビットが割り当てられている符号化
フレームのビットの削減を行うビット削減回路で、フレ
ームバッファ2に一時蓄えられた符号化データからスケ
ールファクタを読み出すスケールファクタ抽出回路12
と、スケールファクタのレベルに応じたビット割当を行
い、さらに算出されたビット割当数と固定長フレームで
符号化されている量子化データに割り当てられているビ
ット数を比較し、算出したビット割当数の方が少ない場
合には算出したビット割当数を新しいビット割当とする
ビット割当決定回路13で構成されている。14はビッ
ト割当決定回路13にて決められたビット割当情報とス
ケールファクタと割り当てられたビット数分の量子化デ
ータを可変長フレームでフォーマッティングするフォー
マッティング回路である。
【0039】次に実施例2の動作について説明する。デ
ィジタルオーディオ再生装置1の記録媒体に記録されて
いる固定長フレームで高能率符号化されたディジタルオ
ーディオデータは、1フレームずつフレームバッファ2
に転送され、一時蓄えられる。ビット削減回路11で
は、以下に示す方法により必要以上に多くのビットが割
り当てられている符号化フレームのビットの削減を行
う。まず、スケールファクタ抽出回路12にてフレーム
バッファ2に蓄えられた固定長フレームの符号化データ
からスケールファクタを読み出し、次にこのスケールフ
ァクタを各帯域の信号レベルとみなしてこのレベルに比
例したビット割当を行う。ここでスケールファクタは、
各帯域内の最大値をとっているため、各帯域の信号レベ
ル代表値とみなすことができる。スケールファクタは、
例えば複数のサブバンドサンプルの最大値を6ビットで
符号化して伝送しているため、このスケールファクタか
らサブバンドサンプルの最大値が得られ、この最大値を
2進数表示するのに要するビット数をそのサブバンドへ
のビット割当とする。このようにビット割当を定めるこ
とにより信号レベルに応じて各サンプルを表現するのに
必要な最大のビット数が与えられることとなる。
【0040】次に、ここで算出された最大必要ビット数
と固定長フレームで符号化の際に割り当てられたビット
割当を比較し、固定長フレーム時のビット割当が最大必
要ビット数を超える場合には最大必要ビット数を半導体
メモリ8に転送する際のビット割当とする。これによ
り、固定長フレームで符号化されたときに余分に割り当
てられていたビットの削減を行うことが可能となる。フ
ォーマッティング回路14では、ビット割当算出回路1
3にて定められたビット割当情報とスケールファクタと
割り当てられたビット数の量子化データが可変長フレー
ムの符号にフォーマッティングされ、半導体メモリ8に
転送記録される。
【0041】以上のような手法により、比較的比較的簡
単な回路で固定長フレームでの符号化の際に必要以上に
割り当てられていたビットを削減し、半導体メモリレコ
ーダの記録時間を伸ばすことができる。
【0042】実施例3.図3は本発明の実施例3による
半導体メモリオーディオテープレコーダのブロック回路
図で、図1と同一符号はそれぞれ同一構成部分を示して
おり、21は固定長フレームで符号化された1フレーム
のデータ中のスケールファクタを利用して聴覚特性によ
り人間に聞こえる信号成分にのみにビット割当を行うこ
とによりビットの削減を行うビット削減回路、22はデ
ィジタルオーディオ再生装置1より転送したいソースの
種類を選択するソース選択手段、23は選択されたソー
スの種類に応じて半導体メモリ8への記録データの品質
を決定する品質決定手段、24は決定されたデータの品
質に合わせて記録するデータの帯域を制限する帯域制限
手段、25は帯域制限手段24により制限された帯域ま
でのビット割当情報とスケールファクタと割り当てられ
たビット数分の量子化データを可変長フレームでフォー
マッティングするフォーマッティング回路である。
【0043】次に実施例3の動作について説明する。デ
ィジタルオーディオ再生装置1の記録媒体に記録されて
いる固定長フレームで高能率符号化されたディジタルオ
ーディオデータは、1フレームずつフレームバッファ2
に転送され、一時蓄えられる。ビット削減回路21では
実施例1及び、実施例2で示したような方法により人間
に聞こえる信号成分のみにビット割当を行うことにより
ビットの削減を行い、各帯域に対するビット割当を定め
る。
【0044】一方、ソース選択手段22にてディジタル
オーディオ再生装置1から半導体メモリ8に転送したい
アイテムのソースの種類を選択する。選択項目として
は、音楽、語学、会話等が挙げられる。ここで選択され
たソースの種類に応じて、品質決定手段23にてメモリ
へ記録するデータの品質が決定される。ここでの品質
は、再生音の再生帯域とする。次に帯域制限手段24に
て決定品質を達成するのに必要な帯域に制限する。例え
ば、44.1kHzの原音を32サブバンドに分割して
符号化されている場合に半導体メモリ8への記録品質を
10kHzとするには1サブバンドあたり約690Hz
となるので制限帯域は15サブバンドとなる。
【0045】フォーマッティング回路25では、帯域制
限手段24により与えられた帯域までのビット割当情
報、スケールファクタ、割り当てられたビット数の量子
化データが可変長フレームの符号にフォーマッティング
されて、半導体メモリ8に転送記録される。帯域制限時
の可変長フレーム符号のフォーマットとしては、ビット
割当情報を0とするか、または、制限帯域を記録し、ビ
ット割当情報を制限してもよい。例えば、制限帯域が1
5サブバンドである場合には、16サブバンド以上のビ
ット割当を0とするか、または、最初に制限帯域15を
記録し、ビット割当情報を15サブバンド分のみ記録す
る。
【0046】以上のように、固定長フレームで符号化さ
れて記録されているディジタルオーディオ再生装置1の
記録媒体から半導体メモリレコーダにデータ転送を行う
際に、転送アイテムのソースの種類を選択してソースに
合わせた品質で記録することにより低品質でよいアイテ
ムを転送する場合、記録時間を伸ばすことが可能とな
る。
【0047】実施例4.図4は本発明の実施例4による
半導体メモリオーディオテープレコーダのブロック回路
図で、図1と同一符号はそれぞれ同一構成部分を示して
おり、31は半導体メモリレコーダに転送を行いたいア
イテムを入力する記録アイテム入力手段、32は記録ア
イテム入力手段より入力されたアイテムの記録時間をデ
ィジタルオーディオ再生装置1のTOC部分に読み取り
にいき、全アイテムの総合記録時間を算出する記録時間
算出回路、33は総合記録時間と半導体メモリ8の容量
から符号化レートを算出する符号化レート算出回路、3
4は半導体メモリ8に書き込まれた符号化データの平均
割当ビットレートが符号化レート算出回路33により算
出された符号化レートに一致するように、符号化帯域を
コントロールする割当帯域コントロール回路、35はビ
ット削減回路3により得られた各帯域へのビット割当の
うち割当帯域コントロール回路34より得られる割当帯
域までのビット割当数を合計することにより、平均割当
ビットレートを算出する平均割当ビットレート算出回
路、36は割当帯域コントロール回路34により定めら
れた割当帯域までのビット割当情報と、スケールファク
タと、割り当てられたビット数分の量子化データを可変
長フレームでフォーマッティングするフォーマッティン
グ回路である。
【0048】次に実施例4の動作について説明する。デ
ィジタルオーディオ再生装置1の記録媒体に記録されて
いる固定長フレームで高能率符号化されたディジタルオ
ーディオデータは、1フレームずつフレームバッファ2
に転送され、一時蓄えられる。ビット削減回路3では実
施例1で示したような方法により人間に聞こえる信号成
分のみにビット割当を行うことによりビットの削減を行
い、各帯域に対するビット割当を定める。
【0049】一方、記録アイテム入力手段31にてディ
ジタルオーディオ再生装置1から半導体レコーダに転送
をしたい複数のアイテムを入力する。ここで、アイテム
の入力方法としては、例えば、アルバムであれば曲番等
の入力が考えられる。記録時間算出回路32では、入力
された複数のアイテムの記録時間をディジタルオーディ
オ再生装置1のTOC情報の部分より読みだし、全アイ
テムの総合記録時間を算出する。符号化レート算出手段
33では、前記総合記録時間で半導体メモリ8の容量を
割り算することにより符号化レートを算出する。
【0050】割当帯域コントロール回路34では、可変
長フレームで半導体メモリ8に記録される符号の平均ビ
ットレートが最終的に符号化レートに一致するように平
均割当ビットレート算出回路35より得られる平均割当
ビットレートと符号化レートを比較し、平均割当ビット
レートの方が符号化レートより大きい場合には割当帯域
を減らして平均割当ビットレートを下げるように、小さ
い場合には割当帯域を増やして平均割当ビットレートを
上げるように割当帯域のコントロールを行っている。
【0051】平均割当ビットレート算出回路35では、
割当帯域コントロール回路34で定められた割当帯域ま
でビット削減回路3より得られる各帯域の割当ビットが
加算され、平均割当ビットレートが算出される。フォー
マッティング回路36では、割当帯域コントロール回路
34で定められた帯域までのビット割当情報、スケール
ファクタ、割り当てられたビット数の量子化データが可
変長フレームの符号にフォーマッティングされて、半導
体メモリ8に転送されて記録される。
【0052】以上のように、固定長フレームで符号化さ
れて記録されている記録媒体から半導体メモリレコーダ
にデータ転送を行う際に記録したいアイテムの総記録時
間に合わせて符号化レートをコントロールすることによ
り転送したい容量に合わせて記録時間を可変とすること
が可能となる。
【0053】実施例5.本実施例5では、階層符号化を
用いている。階層符号化では、優先順位をk1>k2>
・・・>kn−1>knとし、最も優先順位の低い階層
ブロックknから順に欠如していっても、オーディオ品
質は劣化するものの正常なオーディオ信号の復号が可能
となる。この階層符号化された各階層ブロックを半導体
メモリ上に分離して記録し、さらに半導体メモリが満杯
になると半導体メモリの記録状態を調べ、既に書き込ま
れた低階層ブロックに上書きすることによりフレキシブ
ルに記録時間を伸ばすことが可能となる。
【0054】図5は本発明の実施例5による半導体メモ
リオーディオテープレコーダのブロック回路図で、図1
と同一符号はそれぞれ同一構成部分を示しており、41
は符号化データを複数の階層に分割する階層符号化手
段、42は分割された階層のデータを半導体メモリ8上
に分割して記録できるように各階層に割り当てられた帯
域、ビット割当、スケールファクタ、ビット割当数分の
量子化データを分割して階層符号化用に階層符号化フォ
ーマッティングする階層符号化フォーマッティング手
段、43は半導体メモリ8に符号化データを書き込むア
ドレスを与える書き込みアドレス発生手段、44は階層
符号化を実現するために半導体メモリ8の残容量を検出
し、満杯であれば、メモリ上の既に書き込まれたデータ
のうち上記階層符号化手段41により符号化された優先
順位の低い符号ブロックが書き込まれたメモリエリアか
ら順に、時間的に連続したオーディオ信号を上書きする
ように書き込みアドレスを制御する書き込みアドレスコ
ントロール手段である。
【0055】図9は階層符号化の概念図、図10は階層
レベルを示す周波数特性図である。まず図9において、
入力された原オーディオ信号から信号の分類を行う、つ
まり人間の聴覚特性である最小可聴限により元々聞こえ
ない信号と、マスキング効果により聞こえなくなった信
号、さらに聞こえる信号の3つに大別する。次に、この
中から聞こえる信号のみを選択し、図10に示す周波数
特性に従って、さらに4つの階層レベルに分割すること
を示している。すなわち、図10において、横軸は周波
数、縦軸はレベルで、マスキングレベルを超える可聴成
分を情報量が等しくなるように階層1から階層4に周波
数方向で4分割し、さらに全体の情報量は所望のビット
レートを満たすものとする。
【0056】図11は半導体メモリ8上のメモリマップ
を示す。階層符号化のレベルの識別コードを記録する制
御データエリア、オーディオ信号を記録するオーディオ
エリア(階層1〜階層4)からなる。また、図11中の
(1)から(4)は、オーディオ信号の半導体メモリ8
への記録状態を時間経過に応じて示したものである。つ
まり(1)は階層レベル4で符号化したオーディオ信号
がメモリ満杯にまで記録された状態、(2)は(1)の
状況を経過し、さらに連続してオーディオ信号を記録し
た場合で、階層4の記録エリアに階層レベル3で符号化
したオーディオ信号を上書きした状態、(3)は(2)
の状況を経過し、さらに連続してオーディオ信号を記録
した場合で、階層3の記録エリアに階層レベル2で符号
化したオーディオ信号を上書きした状態を、最後に
(4)は(3)の状況を経過し、さらに連続してオーデ
ィオ信号を記録した場合で、階層2の記録エリアに階層
レベル1で符号化したオーディオ信号を上書きした状態
(メモリ上の全ての信号が階層レベル1になる)を示し
ている。
【0057】次に実施例5の動作について説明する。デ
ィジタルオーディオ再生装置1の記録媒体に記録されて
いる固定長フレームで高能率符号化されたディジタルオ
ーディオデータは、1フレームずつフレームバッファ2
に転送され、一時蓄えられる。ビット削減回路3では、
実施例1で示したような方法により人間に聞こえる信号
成分のみにビット割当を行うことによりビットの削減を
行い、各帯域に対するビット割当を定める。
【0058】次に階層符号化手段41において、符号化
データを複数の階層ブロックに分割する。ビット削減回
路3より得られたビット割当は、図9に示す聴覚特性上
人間に聞こえる信号にあたる。この聞こえる信号を、例
えば4つの階層に分割し、信号の重用度の高い階層から
順に階層レベル1〜4(マル1〜マル4)とする。階層
レベル1〜4の信号がすべて揃ったときに最も高品質の
再生音が得られ、優先順位の低い階層レベル4から順に
無くなっていくとオーディオ品質は下がっていくが再生
音は得られる。
【0059】このような階層分割の方法はいろいろ考え
られるが次に一例を示す。図10に示す例は、聞こえる
信号を各階層の情報量が等しくなるように周波数方向に
4分割しているものである。階層符号化フォーマッティ
ング手段42では、各階層ブロックのデータを半導体メ
モリ8上に分割して記録できるように各階層に割り当て
られた帯域、ビット割当、スケールファクタ、割当ビッ
ト数の量子化データを各階層ごとに分割して可変長フレ
ーム符号に階層符号化フォーマッティングしている。こ
の階層符号化データが、半導体メモリ8に転送され次の
ように記録される。
【0060】半導体メモリ8に送られた階層化されたオ
ーディオ信号は書き込みアドレスコントロール手段44
により、まず階層レベル4で半導体メモリ8に各階層毎
に分類して記録していく。半導体メモリ8が満杯にな
り、記録メモリが無くなると、次に階層レベル4で書き
込まれていたメモリエリアに、連続した階層レベル3の
オーディオ信号で上書きしていく。このとき可変長フレ
ームで符号化されるため、半導体メモリ8は各フレーム
の情報量に応じて記憶できるようにコントロールされ
る。
【0061】この状態をメモリマップ上で表現したのが
図11である。上記の説明は図11中の(1)→(2)
の記録状態を示したものである。階層符号化手段41内
の階層レベル識別コード発生器は、図11(1)の状態
のときは最大階層レベル4ということで識別コード“1
1”を、また図11(2)の状態のときは最大階層レベ
ル3ということで識別コード“10”を記録する。同様
に図11(2)→(3)→(4)と記録状態が進むと同
時に階層レベルも3→2→1となり、記録すべき識別コ
ードも“10”→“01”→“00”となる。この場
合、記録時間は最終的には半導体メモリ8上が階層レベ
ル1のみのオーディオ信号になった場合が最大であり、
各階層レベル1〜4の情報量が同じとすれば、図11
(1)の状態よりも、記録されたオーディオ品質は劣化
するものの記録時間は4倍になる。
【0062】以上のように、固定長フレームで符号化さ
れて記録されているディジタルオーディオ再生装置1の
記録媒体から半導体メモリ8にデータ転送を行う際に階
層符号化を用いているため、記録メモリが満杯になって
も優先順位の低い階層ブロックから順に新たなオーディ
オ信号を上書きさせることができるので、記録時間が長
くなれば、音質は劣化するものの記録時間をフレキシブ
ルに伸ばすことが可能となる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、固定長
フレームで符号化されて記録されている記録媒体から半
導体メモリにデータ転送を行う際に、聴覚特性に基づい
て人間に聞こえる信号成分の情報量に合わせて可変長フ
レームで符号化する、あるいは、比較的簡単な回路で信
号レベルに対し必要以上に割り当てられているビットの
削減を行い可変長フレームで符号化して転送することに
より、記録時間を伸ばせる効果がある。
【0064】また、記録したいソースの種類に合わせて
符号化品質を選択すること、あるいは記録したいソース
の種類に合わせて符号化品質を選択し、聴覚特性に基づ
いて人間に聞こえる信号成分の情報量に合わせて可変長
フレームで符号化する、あるいは、比較的簡単な回路で
信号レベルに対し必要以上に割り当てられているビット
の削減することにより、低品質でよいソースを転送する
場合の記録時間を伸ばせる効果がある。
【0065】また、記録したいアイテムの総記録時間に
合わせて符号化レートをコントロールすることにより、
記録したい内容量に合わせて記録時間を可変にできる効
果がある。
【0066】さらに、階層符号化を用いたことと記録媒
体としての半導体メモリのランダムアクセス性を駆使す
ることにより、半導体メモリの容量にとらわれないで記
録時間をフレキシブルに伸ばすことが可能な半導体メモ
リオーディオレコーダが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による半導体メモリオーディ
オレコーダのブロック回路図である。
【図2】本発明の実施例2による半導体メモリオーディ
オレコーダのブロック回路図である。
【図3】本発明の実施例3による半導体メモリオーディ
オレコーダのブロック回路図である。
【図4】本発明の実施例4による半導体メモリオーディ
オレコーダのブロック回路図である。
【図5】本発明の実施例5による半導体メモリオーディ
オレコーダのブロック回路図である。
【図6】本発明の各実施例による半導体メモリオーディ
オレコーダのビット削減回路におけるマスキング効果と
最小可聴限を用いた許容ノイズレベルの算出の様子を示
した図である。
【図7】本発明の各実施例による半導体メモリオーディ
オレコーダのビット削減回路における各帯域の許容ノイ
ズレベルとエネルギの様子を示した図である。
【図8】本発明の各実施例による半導体メモリオーディ
オレコーダのビット削減回路における可聴成分の抽出と
情報量算出の様子を示す図である。
【図9】本発明の実施例5による半導体メモリオーディ
オレコーダの階層符号化の概念図である。
【図10】実施例5による半導体メモリオーディオレコ
ーダの階層符号化の階層レベルを示す周波数特性図であ
る。
【図11】実施例5による半導体メモリオーディオレコ
ーダの半導体メモリのメモリマップである。
【図12】従来の符号化器のブロック回路図である。
【符号の説明】
1 ディジタルオーディオ再生装置 2 フレームバッファ 3 ビット削減回路 4 スケールファクタ抽出回路 5 許容ノイズレベル算出回路 6 ビット割当算出回路 7 フォーマッティング回路 8 半導体メモリ 11 ビット削減回路 12 スケールファクタ抽出回路 13 ビット割当算出回路 14 フォーマッティング回路 21 ビット削減回路 22 ソース選択手段 23 品質決定手段 24 帯域制限手段 25 フォーマッティング回路 31 記録アイテム入力手段 32 記録時間算出回路 33 符号化レート算出回路 34 割当帯域コントロール回路 35 平均割当ビットレート算出回路 36 フォーマッティング回路 41 階層符号化手段 42 階層化フォーマッティング手段 43 書き込みアドレス発生手段 44 書き込みアドレスコントロール手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】次に動作について説明する。入力されたオ
ーディオ信号は、A/D変換器51にてディジタル信号
に変換され、サブバンド分割手段52にて384サンプ
ルのディジタルデータを1フレームとして32のサブバ
ンドに分割され、各サブバンドごとに連続する12のサ
ブバンドサンプル1ブロックとされる。さらに正規化
回路53にてブロック中の最大値を6ビットで表した値
に1を足したものをスケールファクタとして正規化され
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】一方、ビット割当回路54にて各フレーム
長を一定長としながらオーディオ信号の特性に基づいて
各サブバンドに割り当てるビット数を適応的に定め
、このビット割当数4ビットのビット割当情報と
れる。このビット割当情報に基づいて量子化回路55に
て正規化されたサブバンドデータが量子化される。そし
て、フォーマッティング回路56にて32個のビット割
当情報と各サブバンドごとのスケールファクタと割り当
てられたビット数で量子化された各サブバンドサンプル
の量子化データが固定長フレームの符号にフォーマット
され、磁気ヘッド57を介して記録媒体である磁気テー
プ58に記録される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項4の発明に係る半導体メモリオーデ
ィオレコーダは、固定長フレームで符号化され記録され
た記録媒体から半導体メモリにデータ転送する際に、転
送したいデータの種類を選択する手段と、選択されたソ
ースに応じて転送する品質を決定する手段と、定まった
品質に従って記録する符号化帯域を制限する手段と、固
定長フレームの符号化データからスケールファクタを抽
出する手段と、スケールファクタから許容ノイズレベル
(聴覚特性によりマスクされ聞こえないレベル)を算出
する手段と、この許容ノイズレベルとスケールファクタ
の差に応じて各帯域の成分に割り当てるビット数を算出
する手段と、制限された帯域内のデータのみに対しビッ
ト割当に基づきビット割当情報とスケールファクタと割
り当てられたビット数の量子化データを可変長フレーム
でフォーマットする手段を備えたものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項5の発明に係る半導体メモリオーデ
ィオレコーダは、固定長フレームで符号化され記録され
た記録媒体から半導体メモリにデータ転送する際に、転
送したいデータの種類を選択する手段と、選択されたソ
ースに応じて転送する品質を決定する手段と、定まった
品質に従って記録する符号化帯域を制限する手段と、固
定長フレームの符号化データからスケールファクタを抽
出する手段と、スケールファクタの大きさに比例して各
帯域の成分に割り当てるビット数を算出する手段と、制
限された帯域内のデータのみに対しビット割当に基づき
ビット割当情報とスケールファクタと割り当てられたビ
ット数の量子化データを可変長フレームでフォーマット
する手段を備えたものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】請求項7の発明の半導体メモリオーディオ
レコーダにおけるビット削減手段はスケールファクタを
利用して固定長フレームで符号化されたデータから聴覚
特性により人間に聞こえる信号成分のみにビット割当を
行い余分なビットを削減し、階層符号化手段は、各帯域
の成分帯域方向に複数の階層ブロックに分割し、フォ
ーマッティング手段において各階層ブロックを半導体メ
モリ上に分割して記録するように階層符号化フォーマッ
ティングし、半導体メモリ上のエリアを分けて各階層を
記録しており、また、書き込みアドレスコントロール手
段では、半導体メモリが満杯になると既に半導体メモリ
に書き込まれている符号のうち、優先順位の低い階層ブ
ロックのデータが書き込まれたメモリエリアから順に上
書きするように書き込みアドレスをコントロールしてい
るので、記録時間が長くなると音質は劣化するが、記録
時間を長くすることを可能としている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】以上のような手法により、比較的簡単な回
路で固定長フレームでの符号化の際に必要以上に割り当
てられていたビットを削減し、半導体メモリレコーダの
記録時間を伸ばすことができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号をディジタル信号に符号
    化し、半導体メモリに記録する半導体メモリオーディオ
    記録再生装置において、周波数領域で帯域分割し、各帯
    域ごとにスケールファクタを用いて正規化を行ったデー
    タを固定フレームで符号化して記録している記録媒体か
    ら、半導体メモリ上にデータ転送を行う際に、固定長フ
    レームの符号化データからスケールファクタを抽出する
    手段と、スケールファクタから許容ノイズレベルを算出
    する手段と、許容ノイズレベルとスケールファクタの差
    に応じて各帯域の成分に割り当てるビット数を算出する
    手段と、ビット割当に基づきビット割当情報とスケール
    ファクタと割り当てられたビット数の量子化データを可
    変長フレームでフォーマットする手段を有し、可変長フ
    レームで半導体メモリに記録することを特徴とする半導
    体メモリオーディオ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 オーディオ信号をディジタル信号に符号
    化し、半導体メモリに記録する半導体メモリオーディオ
    記録再生装置において、周波数領域で帯域分割し、各帯
    域ごとにスケールファクタを用いて正規化を行ったデー
    タを固定フレームで符号化して記録している記録媒体か
    ら、半導体メモリ上にデータ転送を行う際に、固定長フ
    レームの符号化データからスケールファクタを抽出する
    手段と、スケールファクタの大きさに比例して各帯域の
    成分に割り当てるビット数を算出する手段と、ビット割
    当に基づきビット割当情報とスケールファクタと割り当
    てられたビット数の量子化データを可変長フレームでフ
    ォーマットする手段を有し、可変長フレームで半導体メ
    モリに記録することを特徴とする半導体メモリオーディ
    オ記録再生装置。
  3. 【請求項3】 オーディオ信号をディジタル信号に符号
    化し、半導体メモリに記録する半導体メモリオーディオ
    記録再生装置において、周波数領域で帯域分割し、各帯
    域ごとにスケールファクタを用いて正規化を行ったデー
    タを固定フレームで符号化して記録している記録媒体か
    ら、半導体メモリ上にデータ転送を行う際に、転送した
    いデータの種類を選択する手段と、選択されたソースに
    応じて転送する品質を決定する手段と、定まった品質に
    従って記録する符号化帯域を制限する手段と、制限され
    た帯域内のデータのみに対しビット割当に基づきビット
    割当情報とスケールファクタと割り当てられたビット数
    の量子化データを可変長フレームでフォーマットする手
    段を有し、ソースに応じた帯域のデータのみを可変長フ
    レームで半導体メモリに記録することを特徴とする半導
    体メモリオーディオ記録再生装置。
  4. 【請求項4】 オーディオ信号をディジタル信号に符号
    化し、半導体メモリに記録する半導体メモリオーディオ
    記録再生装置において、周波数領域で帯域分割し、各帯
    域ごとにスケールファクタを用いて正規化を行ったデー
    タを固定フレームで符号化して記録している記録媒体か
    ら、半導体メモリ上にデータ転送を行う際に、転送した
    いデータの種類を選択する手段と、選択されたソースに
    応じて転送する品質を決定する手段と、定まった品質に
    従って記録する符号化帯域を制限する手段及び、固定長
    フレームの符号化データからスケールファクタを抽出す
    る手段と、スケールファクタから許容ノイズレベルを算
    出する手段と、許容ノイズレベルとスケールファクタの
    差に応じて各帯域の成分に割り当てるビット数を算出す
    る手段と、制限された帯域内のデータのみに対しビット
    割当に基づきビット割当情報とスケールファクタと割り
    当てられたビット数の量子化データを可変長フレームで
    フォーマットする手段を有し、ソースに応じた帯域のデ
    ータのみを可変長フレームで半導体メモリに記録するこ
    とを特徴とする半導体メモリオーディオ記録再生装置。
  5. 【請求項5】 オーディオ信号をディジタル信号に符号
    化し、半導体メモリに記録する半導体メモリオーディオ
    記録再生装置において、周波数領域で帯域分割し、各帯
    域ごとにスケールファクタを用いて正規化を行ったデー
    タを固定フレームで符号化して記録している記録媒体か
    ら、半導体メモリ上にデータ転送を行う際に、転送した
    いデータの種類を選択する手段と、選択されたソースに
    応じて転送する品質を決定する手段と、定まった品質に
    従って記録する符号化帯域を制限する手段及び、固定長
    フレームの符号化データからスケールファクタを抽出す
    る手段と、スケールファクタの大きさに比例して各帯域
    の成分に割り当てるビット数を算出する手段と、制限さ
    れた帯域内のデータのみに対しビット割当に基づきビッ
    ト割当情報とスケールファクタと割り当てられたビット
    数の量子化データを可変長フレームでフォーマットする
    手段を有し、ソースに応じた帯域のデータのみを可変長
    フレームで半導体メモリに記録することを特徴とする半
    導体メモリオーディオ記録再生装置。
  6. 【請求項6】 オーディオ信号をディジタル信号に符号
    化し、半導体メモリに記録する半導体メモリオーディオ
    記録再生装置において、周波数領域で帯域分割し、各帯
    域ごとにスケールファクタを用いて正規化を行ったデー
    タを固定フレームで符号化して記録している記録媒体か
    ら、半導体メモリ上にデータ転送を行う際に、転送した
    い全アイテムを入力する手段と、これら全アイテムの総
    時間数を算出する手段と、半導体メモリの容量と記録し
    たいアイテムの総時間数から半導体メモリに記録する際
    の符号化レートを算出する手段と、固定長フレームの符
    号化データからスケールファクタを抽出し、ビット割当
    の総計により平均割当ビットレートを算出する手段と、
    最終的な平均割当ビットレートが記録したいアイテムの
    時間から得られた符号化レートに一致するように各符号
    化フレームの割当帯域をコントロールする手段と、各フ
    レームの割当帯域情報に基づき割当帯域内のビット割当
    情報とスケールファクタと量子化データを可変長フレー
    ムでフォーマットする手段を有し、転送したいアイテム
    の容量により符号化レートを可変とすることを特徴とす
    る半導体メモリオーディオ記録再生装置。
  7. 【請求項7】 オーディオ信号をディジタル信号に符号
    化し、半導体メモリに記録する半導体メモリオーディオ
    記録再生装置において、周波数領域で帯域分割し、各帯
    域ごとにスケールファクタを用いて正規化を行ったデー
    タを固定フレームで符号化して記録している記録媒体か
    ら、半導体メモリ上にデータ転送を行う際に、複数の階
    層ブロックに分割して符号化する階層符号化手段と、各
    階層ブロックを半導体メモリ上に分割して記録するよう
    に階層符号化フォーマッティングする手段及び、書き込
    みアドレスをコントロールする手段を有し、半導体メモ
    リ上のエリアを分けて各階層を記録し、半導体メモリが
    満杯になると既に半導体メモリに書き込まれている符号
    のうち、優先順位の低い階層ブロックのデータが書き込
    まれたメモリエリアから順に上書きすることを特徴とす
    る半導体メモリオーディオ記録再生装置。
JP5234993A 1993-09-21 1993-09-21 半導体メモリオーディオ記録再生装置 Pending JPH0793892A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100332294B1 (ko) * 1998-02-17 2002-04-12 모리시타 요이찌 영상 및/또는 음성기록장치 및 방법
KR100521937B1 (ko) * 2000-02-11 2005-10-13 엘지전자 주식회사 재기록 가능 기록매체에의 오디오 데이터 기록방법
US7322066B2 (en) 2003-07-16 2008-01-29 Church & Dwight Co., Inc. Electric toothbrushes having movable, intermittently movable, and fixed bristles
CN112631524A (zh) * 2020-12-29 2021-04-09 杭州海康汽车软件有限公司 一种存储介质分配方法、装置及电子设备

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