JPH078099U - 内装パネル - Google Patents

内装パネル

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JPH078099U
JPH078099U JP3712293U JP3712293U JPH078099U JP H078099 U JPH078099 U JP H078099U JP 3712293 U JP3712293 U JP 3712293U JP 3712293 U JP3712293 U JP 3712293U JP H078099 U JPH078099 U JP H078099U
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秀成 井口
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西川化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネル本体の取付開口部の開口寸法と部品の
外形寸法との寸法公差のばらつきや、パネル本体の取付
開口部に対する部品の位置ずれ等を吸収し、両者間に隙
間をなくして見栄えを良くする。 【構成】 表皮材7の裏面に発泡体からなる基材9が一
体に成形されたトリム本体11の取付開口部15の周縁
にトリム本体11がドアトリム5裏面側へ向けて延出し
た延出部11aを形成する。ベゼル13のベゼル本体1
3bをトリム本体11の取付開口部15に表皮材7側か
ら嵌入して取付開口部15の周縁に形成した延出部11
aにベゼル本体13b外周のフランジ13aを当接させ
た状態でベゼル13をトリム本体11に取り付けた際、
ベゼル本体13b外周のフランジ13aで圧縮される厚
肉のクッション層21を延出部11aの表皮材7と基材
9との間に介在する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車用ドアのドアトリム等の内装パネルの改良に関し、特 に内装パネルのパネル本体に部品を取り付ける場合の取付対策に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車のインストルメントパネルやドアトリム等の内装パネルには 、各種の部品が取り付けられている。例えば、実開昭62−87935号公報に は、部品をインストルメントパネルに形成された取付開口部に嵌入して取り付け るようにしたものが開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の如くして部品をパネル本体に取り付けると、例えばパネル本 体に形成した取付開口部の開口寸法と部品の外形寸法との寸法公差のばらつきに よってパネル本体の取付開口部周縁と部品外周との間に隙間ができ、見栄えが悪 くなるという問題がある。また、部品をパネル本体以外の他部材に位置決めして パネル本体に取り付ける場合には、部品の他部材に対する取付位置がパネル本体 の取付開口部に対し位置ずれしていると、上記の場合と同様にパネル本体の取付 開口部周縁と部品外周との間に隙間ができ、見栄えが悪くなる。
【0004】 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、パ ネル本体の取付開口部周縁の構造を改良することにより、パネル本体の取付開口 部の開口寸法と部品の外形寸法との寸法公差のばらつきや、パネル本体の取付開 口部に対する部品の位置ずれ等を吸収し、パネル本体の取付開口部周縁と部品外 周との間の隙間をなくして見栄えを良くせんとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するため、本考案は、取付開口部を有し、表皮材の裏面に樹 脂製基材が一体に成形されたパネル本体と、部品本体外周にフランジを有し、該 部品本体を上記パネル本体の取付開口部に表皮材側から嵌入して該取付開口部周 縁に上記フランジを当接させた状態でパネル本体に取り付けられる部品とを備え た内装パネルを対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0006】 すなわち、本考案の解決手段は、上記パネル本体の取付開口部の周縁に上記パ ネル本体がパネル裏面側へ向けて延出した延出部を形成する。さらに、上記延出 部の表皮材と基材との間に部品取付け時に上記フランジで圧縮される厚肉のクッ ション層を介在せしめたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記の構成により、本考案の解決手段では、部品取付け時、部品本体がパネル 本体の取付開口部に表皮材側から嵌入されて該取付開口部周縁に形成された延出 部にフランジが当接せしめられ、この状態で部品が上記パネル本体に取り付けら れる。
【0008】 この際、上記延出部の表皮材と基材との間に介在されたクッション層が上記フ ランジで押されて圧縮されることから、例えばパネル本体の取付開口部の開口寸 法と部品の外形寸法との寸法公差のばらつきや、パネル本体の取付開口部に対す る部品の位置ずれ等が生じていても、これらの誤差が上述の如きフランジとパネ ル本体の取付開口部周縁に形成された延出部との圧縮によって効率よく吸収され 、両者の間には隙間が生じず、見栄えが良くなる。
【0009】 また、上記パネル本体の内部にクッション層があると、該クッション層がパネ ル本体成形時に基材を構成する樹脂の成形圧によって押されて表皮材が外部に膨 出し、パネル本体の見栄えが悪くなるが、上記クッション層は、取付開口部周縁 のパネル本体をパネル裏面側へ向けて延出して形成した延出部に設けられている ことから、部品取付け状態で上記延出部が部品によって覆われて外部から見えず 、見栄えを損わない。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1および図3は自動車のドア1を示す。図1および図3において、3はドア インナーパネル、5は該ドアインナーパネル3に対し車室内側に組み付けられる 本考案の実施例に係る内装パネルとしてのドアトリムであって、該ドアトリム5 は、表皮材7の裏面に硬質の発泡体からなる樹脂製基材9が一体に成形されたパ ネル本体としてのトリム本体11を備えてなり、該トリム本体11の上端寄りに は、外周にフランジ13aを有する部品としてのベゼル13を取り付けるための 横長矩形の取付開口部15が形成されている。
【0012】 上記表皮材7は、表面層を構成するソリッド層17と、該ソリッド層17の裏 面に一体に成形された半硬質発泡体からなる半硬質発泡層19とで2層構造に構 成されている。
【0013】 また、本考案の特徴の1つとして、図2にも示すように、上記トリム本体11 の取付開口部周縁には、該取付開口部周縁にトリム本体11(パネル本体)をド アトリム5裏面側へ向けて斜めに延出して形成した延出部11aが設けられてい る。
【0014】 さらに、本考案の今1つの特徴として、上記延出部11aの表皮材7と基材9 との間には、独立気泡でかつ軟質の発泡体からなる厚手の矩形環状のクッション 層21が介在せしめられ、該クッション層21は、トリム本体11成形時に基材 9を構成する樹脂の成形圧としての発泡圧によって表皮材7側に押され、該表皮 材7を外部に膨出させている。
【0015】 一方、上記ベゼル13は、上述の如く部品本体であるベゼル本体13bの一端 側の外周にフランジ13aを有するとともに、他端側の底面にはねじ孔13cが 形成されている。そして、上記ベゼル13は、ベゼル本体13bを上記トリム本 体11の取付開口部15に表皮材7側から嵌入して該取付開口部15の延出部1 1aに上記フランジ13aを当接させた状態で、タッピングスクリュー23を上 記ねじ孔13cに挿入するとともに、上記ドアインナーパネル3に装着されたグ ロメット25の挿入孔25aに捩じ込むことにより、トリム本体11に取り付け られるようになされている。
【0016】 そして、このベゼル13取付け時に上記ベゼル13のフランジ13a外周が上 記膨出した延出部11aに強く押し付けられて当接し、上記クッション層21が フランジ13aで押されて圧縮されるようになされている。
【0017】 なお、図1および図2中、27はウインドガラスをガイドするサッシ、29は 内部に心材31が埋設され、ウインドガラスとドア1との隙間を隠すウェザース トリップ、33はプルハンドル、35はトリム本体11裏側に装着された小物入 れ(図示せず)のリッドである。
【0018】 このように、本実施例では、トリム本体11の取付開口部15の周縁に形成さ れた延出部11aの表皮材7と基材9との間にクッション層21を介在させ、こ の介在されたクッション層21をベゼル13のフランジ13aで圧縮しているこ とから、例えばトリム本体11の取付開口部15の開口寸法とベゼル13のフラ ンジ13aの外形寸法との寸法公差のばらつきや、グロメット25の挿入孔25 a中心とトリム本体11の取付開口部15中心との位置ずれに起因する取付開口 部15に対するベゼル13の位置ずれ等が生じていても、これらの誤差を上述の 如きフランジ13aとトリム本体11の取付開口部15の周縁に形成された延出 部11aとの圧縮状態で効率よく吸収し得、両者間に隙間が生じないようにする ことができ、見栄えを良くすることができる。
【0019】 また、上記実施例では、クッション層21を設けたトリム本体11の延出部1 1aをドアトリム5裏面側に向かって傾斜させて延出して形成していることから 、ベゼル13取付け状態で上記取付開口部15の周縁に形成された延出部11a をベゼル13によって覆い隠し、トリム本体11成形時の基材9を構成する樹脂 の発泡圧でクッション層21が押圧されることによる表皮材7の膨出を外部から 見えないようにすることができ、表皮材7の膨出による外観損失を回避すること ができる。
【0020】 なお、上記実施例では、内装パネルが自動車のドアトリム5である場合を示し たが、これに限らず、例えばインストルメントパネルであってもよく、さらには 自動車以外の内装パネルであってもよい。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、パネル本体の取付開口部の周縁に上記 パネル本体をパネル裏面側へ向けて延出して形成した延出部を設け、しかも上記 延出部の表皮材と基材との間に部品取付け時に部品のフランジで圧縮される厚肉 のクッション層を介在させた。したがって、パネル本体の取付開口部の開口寸法 と部品の外形寸法との寸法公差のばらつきや、パネル本体の取付開口部に対する 部品の位置ずれ等を上記クッション層で効率良く吸収し得、パネル本体の取付開 口部周縁と部品外周との間の隙間をなくすることができて見栄えを良くすること ができる。また、パネル本体の取付開口部周縁を部品で覆い隠し、パネル本体成 形時の成形圧によって表皮材が膨出することによる外観損失をなくすことができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアトリムをドアインナーパネルに組み付けた
状態を示す縦断側面図である。
【図2】トリム本体の縦断側面図である。
【図3】ドアトリム側から見たドアの斜視図である。
【符号の説明】
5 ドアトリム(内装パネル) 7 表皮材 9 基材 11 トリム本体(パネル本体) 11a 延出部 13 ベゼル(部品) 13a フランジ 13b ベゼル本体(部品本体) 15 取付開口部 21 クッション層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付開口部を有し、表皮材の裏面に樹脂
    製基材が一体に成形されたパネル本体と、 部品本体外周にフランジを有し、該部品本体を上記パネ
    ル本体の取付開口部に表皮材側から嵌入して該取付開口
    部周縁に上記フランジを当接させた状態でパネル本体に
    取り付けられる部品とを備えた内装パネルであって、 上記パネル本体の取付開口部は、該取付開口部周縁に上
    記パネル本体をパネル裏面側へ向けて延出して形成した
    延出部を有し、 かつ上記延出部の表皮材と基材との間には、部品取付け
    時に上記フランジで圧縮される厚肉のクッション層が介
    在せしめられていることを特徴とする内装パネル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002317803A (ja) * 2001-04-19 2002-10-31 Araco Corp パネルに対する部材の取付構造
JP2007054239A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Toyota Boshoku Corp 樹脂成形品が取り付けられた車両用シートとその生産方法

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