JP2002317803A - パネルに対する部材の取付構造 - Google Patents

パネルに対する部材の取付構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状部を有する部材をパネルに取り付けた場
合、パネルに力が加わっても、こすれ音または剥離音な
どの異音が生じないようにする。 【解決手段】 部材20の板状部21の周辺部に沿って
形成した細長い当接面22がパネル10の表面に押圧さ
れるように板状部の中央部をパネルに取り付け、パネル
の表面に食い込む多数の突起23,23Aを当接面に形
成する。パネルには抜き勾配を有する内側壁面15aが
周辺部に沿って形成された凹部15を形成し、板状部周
辺の当接面は凹部の内側壁面の表面に押圧される外側面
とし、多数の突起は細長い形状で板状部の外側面にその
長手方向と直交する方向に形成することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネルに対する部
材の取付構造、特に板状部を有する部材をパネルに取り
付けた際に異音が発生するのを防止する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアトリムなどのパネルには、
例えば図1に示すように、木目模様などを施した細長い
化粧板部2を有するオーナメント部材1を取り付けるこ
とがあり、そのA−A断面は例えば図7に示す通りであ
った。ドアトリム10は剛性のある基材11の表面を表
面層12aと裏面層12bからなる柔軟な表皮12によ
り覆ったもので、オーナメント部材1を取り付ける部分
には細長い凹部15が形成されている。オーナメント部
材1は化粧板部2とその裏面から突出して形成した複数
の細長い取付突起4よりなり、化粧板部2の両側の長手
方向に沿って形成した外側面3を凹部15の各内側壁面
15aに当接させ、凹部15の底面15bに設けた穴1
9を通してドアトリム10の裏側に突出させた取付突起
4の先端部に菊ワッシャ29を係止して抜け止めするこ
とにより、ドアトリム10に取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような取付構造で
は、ドアトリム10と化粧板部2は、凹部15の内側壁
面15aと化粧板部2の外側面3との間の当接面におい
て互いに押圧されているのでそれらの間には摩擦力が作
用し、また状況によっては当接面において互いに張り付
くこともある。一方、自動車の振動あるいは直接加わる
外力などによりドアトリム10が曲がったり捻れたりす
ると、ドアトリム10と化粧板部2の間の当接面には、
この両部材10,2を相対的に移動させようとする力が
生じ、この力は特に当接面の長手方向において大きな値
となる。そしてこの力がある限度を超えれば、この両部
材10,2はこの当接面において相対的に移動してこす
れ音または剥離音などの異音を生じるという問題があ
る。このような問題は、凹部15内に細長い化粧板部2
を取り付けた場合に限らず、平坦なパネルの表面に化粧
板部2などの板状部材の周辺部に沿って形成した細長い
当接面が押圧されるように取り付けた場合にも、また板
状部材が細長い形状でない場合にも生じる。
【0004】これに対し従来は、図8に示すように、内
側壁面15aと当接する化粧板部2の外側面3に不織布
テープ5を貼付して、当接面におけるドアトリム10と
化粧板部2の相対移動を柔軟な不織布テープ5により吸
収し、あるいは化粧板部2の外側面3に摩擦係数を低下
させる異音防止剤を塗布してドアトリム10と化粧板部
2の相対移動を妨げないようにして、これらの異音を防
止していた。しかしながら不織布テープ5の貼付は化粧
板部2の外側面3という幅が狭く細長い部分に行うので
作業性が悪く、また場合によっては不織布テープ5が車
室内側となるドアトリム10の表面にはみ出して外観を
損なうおそれがある。また異音防止剤は効果の持続性が
必ずしも充分でない。さらに何れの場合にも、不織布テ
ープ5や異音防止剤を要するのでコストアップになると
いう問題がある。本発明はこのような各問題を解決する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、本発明によ
るパネルに対する部材の取付構造は、板状部を有する部
材をパネルに取り付けるに際して、板状部の周辺部に沿
って形成した細長い当接面がパネルの表面に押圧される
ように同板状部の中央部を取付部材によりパネルに取り
付けるパネルに対する部材の取付構造において、当接面
に多数の突起を形成したことを特徴とするものである。
【0006】前項の発明のパネルに対する部材の取付構
造は、突起の断面形状を先端が尖った三角形状とするこ
とが好ましい。
【0007】前2項の発明のパネルに対する部材の取付
構造は、パネルを剛性のある基材とその表面を覆う柔軟
な表皮よりなるものとするのがよい。
【0008】前各項の発明のパネルに対する部材の取付
構造は、パネルには抜き勾配を有する内側壁面が周辺部
に沿って形成された凹部を形成し、板状部の当接面は内
側壁面の抜き勾配と対応する傾斜角を有し同内側壁面の
表面に押圧される外側面とし、取付部材は板状部の中央
部を凹部の底部に取り付けるものとし、また多数の突起
は細長い形状で板状部の外側面にその長手方向と直交す
る方向に形成することが好ましい。
【0009】前項の発明のパネルに対する部材の取付構
造は、凹部の底面側から見た場合、突起が部材の輪郭内
に位置するように配置することが好ましい。
【0010】前各項の発明のパネルに対する部材の取付
構造は、板状部は細長い形状であることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図4により、本発明による
パネルに対する部材の取付構造の実施の形態につき説明
する。この実施の形態は、本発明を、自動車のドアトリ
ム(パネル)10に対するオーナメント部材(部材)2
0の取り付けに適用したものである。
【0012】図1および図2に示すように、ドアトリム
10には、表面に木目模様などを施した横方向に細長い
化粧板部(板状部)21を有するオーナメント部材20
が取り付けられている。ドアトリム10は、剛性のある
基材11の表面に柔軟な表皮12を接着するなどして覆
ったもので、化粧板部21を取り付ける部分には表皮1
2により覆われた横方向に細長い凹部15が形成されて
いる。この実施の形態の基材11は、木材のチップまた
は木材を解繊して繊維状にしたものに結合剤としてフェ
ノール樹脂などの熱硬化性樹脂を添加混合し多孔性とな
るようにホットプレス成形したもの、あるいはケナフな
どの草木類を解繊して繊維状にしたものに結合剤として
ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を添加したものであ
るが、合成樹脂により成形されたものでもよい。また表
皮12は、柔軟で緻密な薄い熱可塑性樹脂の表面層12
aの裏面に弾性に富んだシート状の合成樹脂発泡体より
なる裏面層12bをラミネート接着したものであるが、
柔軟で緻密な熱可塑性樹脂シートのみからなるものでも
よい。
【0013】凹部15はほゞ一定の深さで、周辺部に沿
って内側壁面15aが形成され、この実施の形態では凹
部15は細長い形状であるので、凹部15の両側に形成
された内側壁面15aは互いに対向しており、それぞれ
抜き勾配を有している。各内側壁面15aの底面15b
側には長手方向に沿って複数の同じ高さのリブ16が形
成されており、また凹部15の底面15bの幅方向中央
部には、パネル10を貫通する複数の穴19が長手方向
に沿って所定のピッチで形成されている。
【0014】オーナメント部材20は、化粧板部21と
その裏側の幅方向中央部から直角に突出する複数の細長
い取付突起25を合成樹脂により一体成形したものであ
り、取付突起25は凹部15に形成した穴19と同じピ
ッチで長手方向に並んで形成されている。化粧板部21
の周辺部にはほゞ一定断面形状のフランジ21aが形成
され、このフランジ21aの外側が凹部15の内側壁面
15aの抜き勾配と対応する傾斜角を有する化粧板部2
1の外側面22を形成し、この外側面22は内側壁面1
5aの表面に当接可能である。この外側面22には、図
3および図4に示すように、外側面22の長手方向と直
交する方向に延びる細長い形状の多数の突起23が千鳥
掛けに整列されてオーナメント部材20と一体的に形成
されている。各突起23は上端縁23aが尖った三角形
断面形状であり、凹部15の底面15b側から見た場
合、オーナメント部材20の輪郭内に位置するように配
置されており、かつオーナメント部材20の型抜きが可
能なようにアンダカットがない形状となっている。
【0015】このオーナメント部材20は、図2に示す
ように、各取付突起25の先端部を凹部15の底部に形
成した各穴19に挿入し、化粧板部21両側のフランジ
21aの先端が各リブ16に当接するまで押し込んで各
化粧板部21の外側面22を凹部15の各内側壁面15
aに押圧し、各突起23を表皮12に食い込ませる。そ
して菊ワッシャ(取付部材)29を、その複数の内向き
突起29aが取付突起25の先端部に係止されるように
して、基材11の裏面に当接するまで押し込んで抜け止
めすることにより、オーナメント部材20はドアトリム
10に取り付けられる。
【0016】このようにオーナメント部材20がドアト
リム10に取り付けられた状態では、オーナメント部材
20の外側面22に形成された多数の突起23は、ドア
トリム10の表面の表皮12に食い込むので、ドアトリ
ム10とオーナメント部材20を相対的に移動させよう
とする力に対する抵抗力は大きくなる。従ってドアトリ
ム10に加わる外力により曲げやねじれが生じても、ド
アトリム10とオーナメント部材20がお互いの当接面
において相対的に移動してこすれ音や剥離音などの異音
を生じることはなくなる。また不織布テープのような別
部材の貼り付けや異音防止剤の塗布が不要となるので、
部品点数や作業の手間を減らして製造コストを低下させ
ることができる。
【0017】上述した実施の形態では、突起23の断面
形状を先端が尖った三角形状とし、また突起23を設け
た外側面22と当接するドアトリム10の表面に柔軟な
表皮12を設けたので、ドアトリム10の表面に対する
外側面22の表面の多数の突起23の食い込みが確実に
行われる。従って異音を防止する効果は向上する。
【0018】また上述した実施の形態では、ドアトリム
10に抜き勾配を有する内側壁面15aが形成された凹
部15を形成し、この内側壁面15aと当接するオーナ
メント部材20の外側面22に形成した多数の突起23
を外側面22の長手方向と直交する方向、すなわち化粧
板部21の取付方向と一致する細長い形状としたので、
ドアトリム10にオーナメント部材20を取り付ける際
に各突起23は抵抗となることは少なくしかも凹部15
の内側壁面15aに対するオーナメント部材20の外側
面22の押圧力は大となる。従って、ドアトリム10に
加わる外力により曲げやねじれが生じた際に、化粧板部
21の外側面22の長手方向に生じるパネル10と部材
20を相対的に移動させる力に対する抵抗力は一層大き
くなる。これにより取り付けやすくしかも異音防止効果
は一層大きくなるという効果が得られる。
【0019】上述した実施の形態では、化粧板部21の
外側面22を凹部15の内側壁面15aの抜き勾配と対
応する傾斜角を有するものとして、この外側面22に形
成される突起23を凹部15の底面15b側から見た場
合板状部21の輪郭内に位置するように配置してある。
これによりオーナメント部材20の取り付けの際に突起
23によりパネル10に形成した凹部15の表面に形成
される溝が板状部21より外側に露出することがないの
で外観が損なわれることはない。
【0020】なお、ドアトリム10に曲げやねじれなど
による歪みが生じた場合、ドアトリム10とオーナメン
ト部材20を相対的に移動させようとする力は、オーナ
メント部材20との間の相対的移動量が大きい部分にお
いて大きくなり、このような大きい相対的移動量は、上
述した実施の形態のような細長いオーナメント部材20
の両端部付近の長手方向に沿って生じる。しかしながら
上述した実施の形態では、ドアトリム10との間の当接
面となるオーナメント部材20の外側面22に形成され
る多数の突起23は、オーナメント部材20の長手方向
と直交する方向に延びており、オーナメント部材20の
長手方向における相対的移動に対する抵抗力が大きいの
で、上述したようにその方向に大きい力が生じてもドア
トリム10とオーナメント部材20が相対的に移動する
ことは防止され、こすれ音や剥離音などの異音を生じる
ことはなくなる。すなわち上述した実施の形態のよう
に、細長い形状のオーナメント部材20の外側面22に
その長手方向と直交する方向に延びる多数の突起23を
形成した場合に、本発明は特に大きい効果を発揮する。
しかしながら本発明はこれに限られるものではなく、例
えば円形など細長形状でない部材をパネルに取り付ける
場合にも適用することができ、こすれ音や剥離音などの
異音を防止する効果が得られる。
【0021】上述した実施の形態の突起23は、化粧板
部21の外側面22の横幅の1/3程度の長さで外側面
22の長手方向と直交する方向に延びるものを千鳥掛け
に配置したのに対し、図5および図6に示す変形例の突
起23Aは、化粧板部21の外側面22の横幅より多少
短い長さで外側面22の長手方向と直交する方向に延び
るものを平行に配置している点が相違しているだけであ
る。このようにすることにより、突起全体の長さは突起
23Aの方が突起23よりも長くなるので、ドアトリム
10に加わる外力により曲げやねじれが生じた際に、化
粧板部21の外側面22の長手方向に生じるパネル10
と部材20を相対的に移動させる力に対する抵抗力は、
突起23Aの方が大きくなる。
【0022】上述した各実施の形態では、化粧板部21
の外側面22が凹部15の内側壁面15aに当接された
オーナメント部材20をドアトリム10に取り付けるの
に、化粧板部21と一体成形した取付突起25と菊ワッ
シャ(取付部材)29を使用しているが、取付突起25
の先端部に雄ねじを形成し、取付部材29として菊ワッ
シャの代わりにナットをねじ込んで取り付けてもよい。
あるいは取付部材29としてボルトを使用し、これを基
材11に形成した穴19から挿入して化粧板部21に形
成した雌ねじにねじ込むなどして取り付けてもよい。
【0023】また上述した各実施の形態では、オーナメ
ント部材20は化粧板部21の外側面22が凹部15の
内側壁面15aに当接されるようにしてドアトリム10
に取り付けているが、本発明はこれに限らず、凹部のな
い平坦なパネルに板状部を有する部材を取り付けるに際
して、板状部の周辺部に沿って形成した細長い当接面が
パネルの表面に押圧されるように板状部の中央部をパネ
ルに取り付け、板状部の当接面に多数の突起を形成する
ようにして実施することもできる。この場合も板状部の
当接面に形成された多数の突起はパネルの表面に食い込
むので、パネルと板状部を相対的に移動させようとする
力に対する抵抗力は大きくなり、パネルに加わる外力に
より曲げやねじれが生じても、パネルと板状部がそれら
の間の当接面において相対的に移動してこすれ音や剥離
音などの異音を生じることはない。
【0024】
【発明の効果】上述のように、本発明のパネルに対する
部材の取付構造によれば、パネルの表面に押圧される当
接面に形成された多数の突起がパネルの表面に食い込む
ので、パネルと部材を相対的に移動させる力に対する抵
抗力は大きくなる。従ってパネルに加わる外力により曲
げやねじれが生じても、パネルと部材が相対的に移動し
てこすれ音や剥離音などの異音を生じることはなくな
る。また別部材の貼り付けや塗布の必要がないので、部
品点数や作業の手間を減らして製造コストを低下させる
ことができる。
【0025】前項の発明のパネルに対する部材の取付構
造において、突起の断面形状を先端が尖った三角形状と
したものによれば、パネルの表面に対する当接面の表面
の多数の突起の食い込みが確実に行われるので、異音を
防止する効果は向上する。
【0026】前2項の発明のパネルに対する部材の取付
構造において、パネルを剛性のある基材とその表面を覆
う柔軟な表皮よりなるものとしたものによっても、パネ
ルの表面に対する当接面の表面の多数の突起の食い込み
が確実に行われるので、異音を防止する効果は向上す
る。
【0027】前各項の発明のパネルに対する部材の取付
構造において、パネルには抜き勾配を有する内側壁面が
形成された凹部を形成し、板状部の当接面は内側壁面の
抜き勾配と対応する傾斜角を有し同内側壁面の表面に押
圧される外側面とし、取付部材は板状部の中央部を凹部
の底部に取り付けるものとし、多数の突起は細長い形状
で板状部の外側面にその長手方向と直交する方向に形成
したものによれば、パネルに部材を取り付ける際に各突
起は抵抗となることは少なくしかも凹部の内側壁面に対
する部材の外側面の押圧力は大となり、パネルに加わる
外力により曲げやねじれが生じた際に、板状部の外側面
の長手方向に生じるパネルと部材を相対的に移動させる
力に対する抵抗力は一層大きくなる。従って取り付けや
すくしかも異音防止効果は一層大きくなる。
【0028】前項の発明のパネルに対する部材の取付構
造において、突起を凹部の底面側から見た場合板状部の
輪郭内に位置するようにしたものによれば、部材の取り
付けの際に突起によりパネルに形成した凹部の表面に形
成される溝が板状部より外側に露出することがないので
外観が損なわれることはない。
【0029】前各項の発明のパネルに対する部材の取付
構造において、板状部を細長い形状としたものによれ
ば、板状部が細長いものはこすれ音や剥離音などの異音
を生じやすいので、本発明は大きい効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるパネルに対する部材の取付構造
の一実施形態によりオーナメント部材を取り付けたドア
トリムの正面図である。
【図2】 図1のA−A線に沿った拡大断面図である。
【図3】 図1および図2においてパネルに取り付けら
れる部材の板状部の周辺部を示す部分拡大断面図であ
る。
【図4】 図3のB視図である。
【図5】 本発明の板状部の変形例を示す図3に相当す
る部分拡大断面図である。
【図6】 図5に示す変形例の図4に相当する図面であ
る。
【図7】 従来技術によるパネルに対する部材の取付構
造の一例を示す図2に相当する断面図である。
【図8】 従来技術による異音防止構造の一例を示す部
分拡大断面図である。
【符号の説明】
10…パネル(ドアトリム)、11…基材、12…表
皮、15,15a…凹部、20…部材(オーナメント部
材)、21…板状部(化粧板部)、22…当接面(外側
面)、23,23A…突起、29…取付部材(菊ワッシ
ャ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 浩之 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内 Fターム(参考) 3D023 BA01 BB08 BD03 BE05 3J001 FA03 GB01 HA02 HA08 JC03 KA05 KA07 KA19 KA22 KB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状部を有する部材をパネルに取り付け
    るに際して、前記板状部の周辺部に沿って形成した細長
    い当接面が前記パネルの表面に押圧されるように同板状
    部の中央部を取付部材により前記パネルに取り付けるパ
    ネルに対する部材の取付構造において、前記当接面に多
    数の突起を形成したことを特徴とするパネルに対する部
    材の取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパネルに対する部材の
    取付構造において、前記突起の断面形状を先端が尖った
    三角形状としたことを特徴とするパネルに対する部材の
    取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のパネル
    に対する部材の取付構造において、前記パネルは剛性の
    ある基材とその表面を覆う柔軟な表皮よりなるものであ
    ることを特徴とするパネルに対する部材の取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載
    のパネルに対する部材の取付構造において、前記パネル
    には抜き勾配を有する内側壁面が周辺部に沿って形成さ
    れた凹部を形成し、前記板状部の前記当接面は前記内側
    壁面の抜き勾配と対応する傾斜角を有し同内側壁面の表
    面に押圧される外側面とし、前記取付部材は前記板状部
    の中央部を前記凹部の底部に取り付けるものとし、前記
    多数の突起は細長い形状で前記板状部の外側面にその長
    手方向と直交する方向に形成したことを特徴とするパネ
    ルに対する部材の取付構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のパネルに対する部材の
    取付構造において、前記凹部の底面側から見た場合前記
    突起が前記部材の輪郭内に位置するように配置したこと
    を特徴とするパネルに対する部材の取付構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載
    のパネルに対する部材の取付構造において、前記板状部
    は細長い形状であることを特徴とするパネルに対する部
    材の取付構造。
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