JPH0632209U - 自動車用内装部品 - Google Patents

自動車用内装部品

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JPH0632209U
JPH0632209U JP6988192U JP6988192U JPH0632209U JP H0632209 U JPH0632209 U JP H0632209U JP 6988192 U JP6988192 U JP 6988192U JP 6988192 U JP6988192 U JP 6988192U JP H0632209 U JPH0632209 U JP H0632209U
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JP
Japan
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mounting seat
clip
base
clip mounting
core material
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Withdrawn
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JP6988192U
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English (en)
Inventor
文彦 斎藤
收 豊倉
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 芯材表面に真空成形により表皮材を貼着して
構成するとともに、クリップ取付用のエンボス部を芯材
に形成した自動車用内装部品において、エンボス部のエ
ンボス深さを深く設定しても製品表面に窪みが現われな
いようにして、内装部品の造形自由度を向上させること
を目的とする。 【構成】 芯材20の所定箇所に裏面側に膨出するクリ
ップ取付座21を設け、このクリップ取付座21内に盲
蓋50を収容設置するとともに、エンボス空間を蓋する
基盤71の変形を防止する変形防止用突起52を設定す
ることにより、芯材20表面に表皮材30を真空貼着す
る際、基盤51の所望の所期の形状を維持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用ドアトリム等の自動車用内装部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図4,図5に示すように、自動車用ドアトリム1は、所要形状に成形 された芯材2の表面側にクッション性,装飾性を備えた表皮材3を真空成形等に より一体貼着するという構成のものが多く、ドアトリム1を車体パネル4に取付 けるには、図5に示すように、芯材2の所定箇所裏面側に膨出状にエンボス部を 設け、このエンボス部をクリップ取付座5として構成し、このクリップ取付座5 の取付孔5aにクリップ6を装着しておき、このクリップ6を車体パネル4の取 付孔4a内に圧入することにより、ドアトリム1を車体パネル4に取付けるよう にしている。
【0003】 また、芯材2に形成されるクリップ取付座5は、裏面側にエンボスした形状で あり、表皮材3を芯材2に対して真空貼着する際、製品表面に凹部となって現わ れるため、通常、このクリップ取付座5のエンボス空間を塞ぐように鉄板等から なる盲蓋7が設置されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、真空成形により表皮材3が貼着される芯材2にクリップ取付座5 を一体成形する構成のドアトリム1においては、クリップ取付座5の深さ(図5 中aで示す)寸法が10mm程度であり、それ以上深い寸法にクリップ取付座5を 設定するには、芯材2の成形性から、クリップ取付座5の面積も大きく設定しな ければならず、そうした場合、表皮材3の真空貼着時、真空圧に盲蓋7が耐える ことができず、盲蓋7が湾曲し、製品表面に窪みが生じてしまう。
【0005】 したがって、クリップ取付座5を芯材2と一体に設ける場合、クリップ取付座 5の深さに制限をうけることからドアトリム1と車体パネル4との間のクリアラ ンスも同様に制限を受け、製品の造形自由度が大巾に制約をされるという問題点 があった。
【0006】 また、ドアトリム1と車体パネル4との間のクリアランスに関係なく造形自由 度を拡大するためには、別物のクリップ取付座を設定する必要があり、部品点数 、および取付工数を増大するため大幅なコストアップを招来するという不具合が あった。
【0007】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、芯材表面に真空成形により表皮材を被覆貼着する構成の自動車用内装部 品において、芯材に形成されるクリップ取付座のエンボス部深さの寸法を任意に 設定でき、簡易かつ廉価な構成で造形自由度を飛躍的に向上させることができる 自動車用内装部品を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、所要形状に成形された芯材表面に表皮 材が真空成形により圧着されて構成されているとともに、芯材の所定箇所にクリ ップを装着する裏面側に膨出するエンボス状のクリップ取付座が成形されている 自動車用内装部品において、前記クリップ取付座内部に、盲蓋が収容されるとと もに、この盲蓋は、クリップ取付座内のエンボス空間を塞ぐ基盤と、この基盤の 裏面から下方に延び、先端がクリップ取付座内面に当接し、基盤の変形を抑える 変形防止用突起とを一体形成した合成樹脂の射出成形体から構成されていること を特徴とする。
【0009】 加えて、盲蓋の基盤裏面に、クリップのヘッドフランジ部を押圧する当てリブ が一体形成されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】 以上の構成から明らかなように、クリップ取付座内に盲蓋を設置した場合、盲 蓋の基盤がエンボス空間を塞ぐとともに、基盤裏面に設けた変形防止用突起がエ ンボス部内面に当接するため、芯材に表皮材を真空貼着する際、基盤に真空圧が 加わっても、変形防止用突起がストッパーとして機能するため、基盤は変形する ことがない。
【0011】 更に、基盤裏面にクリップのヘッドフランジ部を押圧する当てリブを設定すれ ば、内装部品を車体パネルに取付ける際、内装部品表面に加える押圧力を直接ク リップに伝えることができ、内装部品の取付を能率良く行なうことができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案による自動車用内装部品の実施例について、添付図面を参照しな がら詳細に説明する。
【0013】 図1ないし図3は本考案を自動車用ドアトリムに適用した実施例を示すもので 、図1は自動車用ドアトリムの正面図、図2は同自動車用ドアトリムを車体パネ ルに取付けた状態を示す断面図、図3はクリップ取付座の形状を示す説明図であ る。
【0014】 図1,図2において、自動車用ドアトリム10は、所要形状に成形された芯材 20の表面側に表皮材30が真空成形により被覆貼着されて構成されている。
【0015】 さらに詳しくは、芯材20としては、熱硬化性樹脂を含浸させた繊維マットを ホットプレス成形により所望の曲面形状に成形され、この芯材20は保形性と車 体パネルへの取付剛性を備えている。
【0016】 一方、表皮材30は、クッション性と装飾性を備えており、塩ビシート裏面に ポリエチレンフォーム等の発泡層を裏打ちした複合シートが使用されており、真 空成形により芯材20に貼着されるため非通気性を備えていることが条件となる 。
【0017】 そして、自動車用ドアトリム10を車体パネル40に取付けるには、図2に示 すように、芯材20の所定箇所に車体パネル40側に向くエンボス状のクリップ 取付座21が形成されており、このクリップ取付座21のクリップ着座部22に 設けた取付孔23に予め装着してあるクリップ60を車体パネル40の取付孔4 1内に圧入嵌合させることにより、ドアトリム10を車体パネル40に取付ける ようにしている。
【0018】 ところで、本実施例の特徴は、エンボス状のクリップ取付座21内に設置され る盲蓋50の構成にある。
【0019】 すなわち、この盲蓋50は、合成樹脂の射出成形体からなり、クリップ取付座 21のエンボス空間を塞ぐ基盤51と、この基盤51の裏面から下方に延び、ク リップ取付座21のクリップ着座部22内面に当接する変形防止用突起52と、 基盤51のほぼ中央の裏面に突設し、クリップ50のヘッドフランジ51に当接 する当てリブ53とから構成されている。
【0020】 なお、盲蓋50の基盤51表面には、シール用紙テープ54が貼着されており 、表皮材30の浮き防止と基盤51周縁からのエア漏れを防止するようにしてい る。
【0021】 このように、本実施例によれば、基盤51裏面に変形防止用突起52と当てリ ブ53を形成した盲蓋50をクリップ取付座21内に設置するという構成である ため、芯材20表面に表皮材30を真空貼着する際、クリップ取付座21内に盲 蓋50を収容した状態で真空成形を行なえば、変形防止用突起52の先端がクリ ップ取付座21のクリップ着座部22内面に当接しているため、この変形防止用 突起52がストッパーとして機能し、基盤51に適度の真空圧が作用しても変形 することなく、常に所期の形状を維持でき、ドアトリム10表面に窪みとなって 現われることがない。
【0022】 したがって、従来、クリップ取付座21のエンボス深さは10mm以内に制限さ れていたが、本実施例によれば、クリップ取付座21のエンボス深さを任意に設 定しても、盲蓋50の変形防止機能により表皮材30の真空貼着時、製品表面に 凹部が現われないため、ドアトリム10と車体パネル40とのクリアランスにと らわれることなく、ドアトリム10の造形自由度を飛躍的に向上させることがで きる。
【0023】 さらに、基盤51の裏面に突設形成した当てリブ53はクリップ50のヘッド フランジ部61に当接しているため、例えば、ドアトリム10を車体パネル40 に取付ける際、ドアトリム10表面を押圧すれば、この当てリブ53を介して直 接クリップ50に押圧力として伝達されるため、効率良くドアトリム10を車体 パネル40に取付けることができる。
【0024】 図3は本実施例に使用する盲蓋50の外観を示すもので、本実施例では、変形 防止用突起52としてプレート状のリブにより形成したが、環状リブや円状ボス でもよく、ストッパー機能を備えていればその形状は特に限定するものではない 。
【0025】 また、当てリブ53は所望により廃止してもよく、この当てリブ53は必須の 構成ではない。
【0026】 更に、基盤51は、図面ではフラット形状のものを使用したが、クリップ取付 座70と対応する製品表面が湾曲状に設定されていれば、その曲面形状に合致す るように、湾曲状に設定すればよい。
【0027】 以上、本考案を自動車用ドアトリム10に適用した実施例について説明したが 、リヤコーナートリム等、内装部品一般に適用することができる。
【0028】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案は、以下に記載する格別の作用効果を有する。
【0029】 (1)本考案によれば、盲蓋の基盤に変形防止用突起が形成されているため、芯 材に形成されるエンボス部のエンボス深さを深く設定しても、製品表面に凹部が 現われることがなく、内装部品の外観意匠性を向上させることができるという効 果を有する。
【0030】 (2)本考案によれば、盲蓋の基盤の裏面に変形防止用突起を設けることにより 、芯材に形成されるエンボス部のエンボス深さを任意に設定できるため、内装部 品と車体パネルとのクリアランスに制約を受けることがなく、製品の造形自由度 を飛躍的に向上させることができるという効果を有する。
【0031】 (3)本考案によれば、盲蓋の基盤の裏面にクリップのヘッドフランジ部に当接 する当てリブを設定すれば、内装部品を車体パネルに取付ける際、内装部品の押 圧力を当てリブを介して直接クリップに伝達することができ、内装部品の取付を 効率良く行なうことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した自動車用ドアトリムの正面
図。
【図2】本考案の第1実施例を示すもので、図1中II−
II線断面図。
【図3】本考案の第1実施例に使用する盲蓋を示す外観
図。
【図4】従来の自動車用ドアトリムを示す正面図。
【図5】図4中V −V 線断面図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 20 芯材 21 クリップ取付座 22 クリップ着座部 23 取付孔 30 表皮材 40 車体パネル 41 取付孔 50 盲蓋 51 基盤 52 変形防止用突起 53 当てリブ 54 シール用紙テープ 60 クリップ 61 ヘッドフランジ部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要形状に成形された芯材(20)表面
    に表皮材(30)が真空成形により圧着されて構成され
    ているとともに、芯材(20)の所定箇所にクリップ
    (60)を装着する裏面側に膨出するエンボス状のクリ
    ップ取付座(21)が成形されている自動車用内装部品
    において、 前記クリップ取付座(21)内部に、盲蓋(50)が収
    容されるとともに、この盲蓋(50)は、クリップ取付
    座(21)内のエンボス空間を塞ぐ基盤(51)と、こ
    の基盤(51)の裏面から下方に延び、先端がクリップ
    取付座(21)内面に当接し、基盤(51)の変形を抑
    える変形防止用突起(52)とを一体形成した合成樹脂
    の射出成形体から構成されていることを特徴とする自動
    車用内装部品。
  2. 【請求項2】 盲蓋(50)の基盤(51)裏面に、ク
    リップ(60)のヘッドフランジ部(61)を押圧する
    当てリブ(53)が一体形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の自動車用内装部品。
JP6988192U 1992-10-07 1992-10-07 自動車用内装部品 Withdrawn JPH0632209U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013108539A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Jtekt Corp 鉄道車両用の車軸蓋部材
JP2016172368A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 株式会社豊田自動織機 発泡体付き成形品およびその製造方法
JP2017043118A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 トヨタ紡織株式会社 車両用内装材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013108539A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Jtekt Corp 鉄道車両用の車軸蓋部材
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