JPH07748Y2 - ドラムブレーキ - Google Patents
ドラムブレーキInfo
- Publication number
- JPH07748Y2 JPH07748Y2 JP1990019414U JP1941490U JPH07748Y2 JP H07748 Y2 JPH07748 Y2 JP H07748Y2 JP 1990019414 U JP1990019414 U JP 1990019414U JP 1941490 U JP1941490 U JP 1941490U JP H07748 Y2 JPH07748 Y2 JP H07748Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strut
- recess
- brake
- coil spring
- drum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D51/00—Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like
- F16D51/16—Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like shaped as brake-shoes pivoted on a fixed or nearly-fixed axis
- F16D51/18—Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like shaped as brake-shoes pivoted on a fixed or nearly-fixed axis with two brake-shoes
- F16D51/20—Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like shaped as brake-shoes pivoted on a fixed or nearly-fixed axis with two brake-shoes extending in opposite directions from their pivots
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/02—Braking members; Mounting thereof
- F16D65/04—Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor
- F16D65/08—Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor for internally-engaging brakes
- F16D65/09—Pivots or supporting members therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、自動車等に取付けられるドラムブレーキに関
する。
する。
（従来の技術） ドラムブレーキには、駐車ブレーキの機能を有するもの
がある。
がある。
たとえば、このドラムブレーキの構成の一例としては、
拡開時にブレーキドラムに圧接して制動力を発生する一
対のブレーキシューを拡縮自在に設け、ストラットを、
ブレーキシューのそれぞれのウェブに形成した切り欠き
部に係合させてブレーキシューの間に掛け渡し、一対の
ブレーキシューのいずれか一方に回転自在に支持され、
回転したときにストラットに係合してブレーキシューを
拡開するパーキングレバーを設けるとともに、ストラッ
トと一方のブレーキシューのウェブに形成された切り欠
き部との間にストラットを他方のブレーキシュー側に付
勢するコイルスプリングを設けてなるものがある。
拡開時にブレーキドラムに圧接して制動力を発生する一
対のブレーキシューを拡縮自在に設け、ストラットを、
ブレーキシューのそれぞれのウェブに形成した切り欠き
部に係合させてブレーキシューの間に掛け渡し、一対の
ブレーキシューのいずれか一方に回転自在に支持され、
回転したときにストラットに係合してブレーキシューを
拡開するパーキングレバーを設けるとともに、ストラッ
トと一方のブレーキシューのウェブに形成された切り欠
き部との間にストラットを他方のブレーキシュー側に付
勢するコイルスプリングを設けてなるものがある。
このドラムブレーキでは、パーキングレバーを回転させ
ることにより、それに伴なってストラットが他方のブレ
ーキシューをブレーキドラムに押圧し、その反力により
一方のブレーキシューがブレーキドラムに押圧されて駐
車ブレーキとして働く。また、コイルスプリングは、ス
トラットを一方向へ付勢することにより振動を受けたと
きなどにストラットの長手方向のがたつきを防止してい
る。
ることにより、それに伴なってストラットが他方のブレ
ーキシューをブレーキドラムに押圧し、その反力により
一方のブレーキシューがブレーキドラムに押圧されて駐
車ブレーキとして働く。また、コイルスプリングは、ス
トラットを一方向へ付勢することにより振動を受けたと
きなどにストラットの長手方向のがたつきを防止してい
る。
（考案が解決しようとする課題） しかし、上記従来のドラムブレーキでは次のような問題
点を有していた。
点を有していた。
コイルスプリングは、ストラットを他方のブレーキシュ
ー側へ付勢し、ストラットの長手方向のがたつきは防止
するが、長手方向と交差する方向に対してはストラット
のがたつきを防止することができない。そのため、スト
ラットがウェブに形成された切り欠き部内でがたつく
と、ストラットとウェブの間に介装されているコイルス
プリングがウェブのエッジ（ウェブの表裏面と切り欠き
部との交差する角部で第３図中Ａで示す）に当って傷付
けられ、錆の発生や付勢力の低下を招き、最悪の場合に
は折損させられる等の問題点があった。
ー側へ付勢し、ストラットの長手方向のがたつきは防止
するが、長手方向と交差する方向に対してはストラット
のがたつきを防止することができない。そのため、スト
ラットがウェブに形成された切り欠き部内でがたつく
と、ストラットとウェブの間に介装されているコイルス
プリングがウェブのエッジ（ウェブの表裏面と切り欠き
部との交差する角部で第３図中Ａで示す）に当って傷付
けられ、錆の発生や付勢力の低下を招き、最悪の場合に
は折損させられる等の問題点があった。
本考案は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、ストラットとウェブとの間に介装
されたコイルスプリングの破損を防止したドラムブレー
キを提供することにある。
目的とするところは、ストラットとウェブとの間に介装
されたコイルスプリングの破損を防止したドラムブレー
キを提供することにある。
（課題を解決するための手段） 本考案のドラムブレーキは、拡縮自在に設けられ、拡開
時にブレーキドラムに圧接することにより制動力を発生
させる一対のブレーキシューと、 該ブレーキシューのそれぞれのウェブに形成された切り
欠き部に係合して該ブレーキシュー間に掛け渡されたス
トラットと、 前記一対のブレーキシューのいずれか一方に回転自在に
支持され、回転したときに前記ストラットに係合して前
記ブレーキシューを拡開させるパーキングレバーと、 前記ストラットと一方のブレーキシューのウェブに形成
された切り欠き部との間に介装され、該ストラットを他
方のブレーキシュー側に付勢するコイルスプリングとを
備え、 前記ストラットの先端を二股に形成し、前記一方のブレ
ーキシューのウェブの切り欠き部を、略コ字形で所定深
さの第１凹部と、該第１凹部の底の中央に形成した略コ
字形で所定深さの第２凹部とから構成し、前記第２凹部
の幅を前記ストラットの厚みと略同等に設定して前記ス
トラットの二股の付け根部を該第２凹部の底に係合し、
かつ前記第１凹部の底に前記コイルスプリングを係合さ
せてなることを特徴とする。
時にブレーキドラムに圧接することにより制動力を発生
させる一対のブレーキシューと、 該ブレーキシューのそれぞれのウェブに形成された切り
欠き部に係合して該ブレーキシュー間に掛け渡されたス
トラットと、 前記一対のブレーキシューのいずれか一方に回転自在に
支持され、回転したときに前記ストラットに係合して前
記ブレーキシューを拡開させるパーキングレバーと、 前記ストラットと一方のブレーキシューのウェブに形成
された切り欠き部との間に介装され、該ストラットを他
方のブレーキシュー側に付勢するコイルスプリングとを
備え、 前記ストラットの先端を二股に形成し、前記一方のブレ
ーキシューのウェブの切り欠き部を、略コ字形で所定深
さの第１凹部と、該第１凹部の底の中央に形成した略コ
字形で所定深さの第２凹部とから構成し、前記第２凹部
の幅を前記ストラットの厚みと略同等に設定して前記ス
トラットの二股の付け根部を該第２凹部の底に係合し、
かつ前記第１凹部の底に前記コイルスプリングを係合さ
せてなることを特徴とする。
（作用） 以上の構成とすると、ウェブの切り欠き部を、略コ字形
で所定深さの第１凹部と、該第１凹部の底の中央に形成
した略コ字形で所定深さの第２凹部とから構成し、第２
凹部に、厚みが該第２凹部の幅と略同寸法のストラット
を係合しており、ストラットに長手方向と交差する方向
の力が作用しても、該ストラットの同方向へのがたつき
を極めて小さなものに抑えることができる。このため、
悪路走行時などでのがたつき音の発生が抑えられる。
で所定深さの第１凹部と、該第１凹部の底の中央に形成
した略コ字形で所定深さの第２凹部とから構成し、第２
凹部に、厚みが該第２凹部の幅と略同寸法のストラット
を係合しており、ストラットに長手方向と交差する方向
の力が作用しても、該ストラットの同方向へのがたつき
を極めて小さなものに抑えることができる。このため、
悪路走行時などでのがたつき音の発生が抑えられる。
仮にストラットががたついたとしても、ストラットがそ
の二股の付け根部を第２凹部の底に係合させて該第２凹
部に係合し、かつコイルスプリングが第１凹部の底に係
合していることによりストラットがコイルスプリングに
接触することがないので、コイルスプリングがウェブの
角に当てられず、コイルスプリングの傷付きや折損を防
止できる。
の二股の付け根部を第２凹部の底に係合させて該第２凹
部に係合し、かつコイルスプリングが第１凹部の底に係
合していることによりストラットがコイルスプリングに
接触することがないので、コイルスプリングがウェブの
角に当てられず、コイルスプリングの傷付きや折損を防
止できる。
（実施例） つぎに、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。な
お、本実施例では、ドラムインディスクのデュオサーボ
型パーキング用ドラムブレーキ本考案を適用したもの
で、第１図は、本実施例のドラムブレーキの正面図、第
２図は第１図のＸ部拡大図、第３図は第２図のIII-III
線断面図、第４図は第２図のIV-IV線断面図である。
お、本実施例では、ドラムインディスクのデュオサーボ
型パーキング用ドラムブレーキ本考案を適用したもの
で、第１図は、本実施例のドラムブレーキの正面図、第
２図は第１図のＸ部拡大図、第３図は第２図のIII-III
線断面図、第４図は第２図のIV-IV線断面図である。
車両の非回転部（図示せず）に固定されたバックプレー
ト１には、一対のブレーキシュー2,3が拡開自在に装着
されている。各ブレーキシュー2,3は、外周にライニン
グ材4,5が貼着され、内側にはウェブ2a,3aが張り出した
構成のものである。また、ブレーキシュー2,3の外側に
は、所定の間隙をもって図示しないブレーキドラムが配
置されており、ブレーキドラムは、車両の回転部に固定
されている。
ト１には、一対のブレーキシュー2,3が拡開自在に装着
されている。各ブレーキシュー2,3は、外周にライニン
グ材4,5が貼着され、内側にはウェブ2a,3aが張り出した
構成のものである。また、ブレーキシュー2,3の外側に
は、所定の間隙をもって図示しないブレーキドラムが配
置されており、ブレーキドラムは、車両の回転部に固定
されている。
各ブレーキシュー2,3の一端はアジャスタ６の両端部に
当接し、さらにスプリング７によって弾性的に押し付け
られている。また、各ブレーキシュー2,3の他端は、そ
れぞれアンカピン８との間に介装されているスプリング
9,10により互いに接近する方向に付勢されている。ま
た、各ブレーキシュー2,3は、バックプレート１に立設
されたシューホールドピン11に係合する図示しないシュ
ーホールドスプリングによって、バックプレート１側に
付勢されている。
当接し、さらにスプリング７によって弾性的に押し付け
られている。また、各ブレーキシュー2,3の他端は、そ
れぞれアンカピン８との間に介装されているスプリング
9,10により互いに接近する方向に付勢されている。ま
た、各ブレーキシュー2,3は、バックプレート１に立設
されたシューホールドピン11に係合する図示しないシュ
ーホールドスプリングによって、バックプレート１側に
付勢されている。
各ブレーキシュー2,3のウェブ2a,3aの他端側近傍には、
切り欠き部2b,3bが形成されており、この切り欠き部2b,
3bに、両端に形成された凹部12a,12bを係合させてスト
ラット12がブレーキシュー2,3の間に掛け渡されてい
る。また、他方のブレーキシュー３の他端側近傍には、
パーキングレバー13の一端が回転可能に軸着されてお
り、パーキングレバー13の他端は、ガイド部材14で案内
されるケーブル15を介して図示しない車両室内の駐車ブ
レーキレバーに接続されている。パーキングレバー13と
ガイド部材14の間には、パーキングレバー13を元の位置
に戻すためのコイルスプリング16がケーブル15を挿通さ
せて介装されている。
切り欠き部2b,3bが形成されており、この切り欠き部2b,
3bに、両端に形成された凹部12a,12bを係合させてスト
ラット12がブレーキシュー2,3の間に掛け渡されてい
る。また、他方のブレーキシュー３の他端側近傍には、
パーキングレバー13の一端が回転可能に軸着されてお
り、パーキングレバー13の他端は、ガイド部材14で案内
されるケーブル15を介して図示しない車両室内の駐車ブ
レーキレバーに接続されている。パーキングレバー13と
ガイド部材14の間には、パーキングレバー13を元の位置
に戻すためのコイルスプリング16がケーブル15を挿通さ
せて介装されている。
この構成によれば、駐車ブレーキレバーを引くことによ
り、ケーブル15を介してパーキングレバー13が回転させ
られ、その回転によりストラット12が一方のブレーキシ
ュー２を押圧してブレーキドラムに圧接させるととも
に、その反力により他方のブレーキシュー３をブレーキ
ドラムに圧接させる。これにより、駐車ブレーキとして
働く。
り、ケーブル15を介してパーキングレバー13が回転させ
られ、その回転によりストラット12が一方のブレーキシ
ュー２を押圧してブレーキドラムに圧接させるととも
に、その反力により他方のブレーキシュー３をブレーキ
ドラムに圧接させる。これにより、駐車ブレーキとして
働く。
つづいて、本考案の要部を第２図ないし第４図に基づい
て説明する。
て説明する。
ストラット12に形成されている一方の凹部12aは、２本
の二股に分かれた棒状の部材からなり、一方の部材は先
端側が曲げられている。そして、凹部12aの棒状の部材
の間に一方のブレーキシュー２のウェブ2aに形成されて
いる切り欠き部2bが嵌り込み、さらに、切り欠き部2bと
ストラット12との間にはコイルスプリング16が介装され
ていて、ストラット12を他方のブレーキシュー３側へ付
勢している。
の二股に分かれた棒状の部材からなり、一方の部材は先
端側が曲げられている。そして、凹部12aの棒状の部材
の間に一方のブレーキシュー２のウェブ2aに形成されて
いる切り欠き部2bが嵌り込み、さらに、切り欠き部2bと
ストラット12との間にはコイルスプリング16が介装され
ていて、ストラット12を他方のブレーキシュー３側へ付
勢している。
ウェブ2aに形成されている切り欠き部2bは、略コ字形で
所定深さの第１凹部2dと、該第１凹部2dの底の中央に形
成した略コ字形で所定深さの第２凹部2cとから構成され
ている。第２凹部2cの幅は、前記ストラット12の厚みと
略同等で（僅かに長く）、かつコイルスプリング16の内
径（内幅）R1よりも短く設定されている。第１凹部2dの
幅は、コイルスプリング16の外径（外形寸法）R2よりも
僅かに大きく設定されている。そして、第２凹部2cの底
にストラット12の二股の付け根部を係合させて該第２凹
部2cにストラット12を係合し、かつ前記第１凹部2dの底
に前記コイルスプリング16の端部を係合させている。
所定深さの第１凹部2dと、該第１凹部2dの底の中央に形
成した略コ字形で所定深さの第２凹部2cとから構成され
ている。第２凹部2cの幅は、前記ストラット12の厚みと
略同等で（僅かに長く）、かつコイルスプリング16の内
径（内幅）R1よりも短く設定されている。第１凹部2dの
幅は、コイルスプリング16の外径（外形寸法）R2よりも
僅かに大きく設定されている。そして、第２凹部2cの底
にストラット12の二股の付け根部を係合させて該第２凹
部2cにストラット12を係合し、かつ前記第１凹部2dの底
に前記コイルスプリング16の端部を係合させている。
以上の構成に係る作用を説明する。
ストラット12はコイルスプリング16により他方のブレー
キシュー３側へ付勢されているため、ストラット12が振
動を受けたときにその長手方向のがたつきは防止され
る。また、ストラット12が長手方向と交差する方向にが
たついても、ストラット12が第２凹部2cに係合し、かつ
コイルスプリング16が第１凹部2dの底に係合しているこ
とによりストラット12がコイルスプリング16に接触する
ことがないので、ストラット12のがたつきによりコイル
スプリング16がウェブ2aの角（Ａ）に当てられることが
なく、コイルスプリング16の傷付きや折損が防止され
る。
キシュー３側へ付勢されているため、ストラット12が振
動を受けたときにその長手方向のがたつきは防止され
る。また、ストラット12が長手方向と交差する方向にが
たついても、ストラット12が第２凹部2cに係合し、かつ
コイルスプリング16が第１凹部2dの底に係合しているこ
とによりストラット12がコイルスプリング16に接触する
ことがないので、ストラット12のがたつきによりコイル
スプリング16がウェブ2aの角（Ａ）に当てられることが
なく、コイルスプリング16の傷付きや折損が防止され
る。
なお、本実施例では、ドラムインディスクのデュオサー
ボ型パーキング用ドラムブレーキに本考案を適用したも
のについて説明したが、本考案は、ストラットをコイル
スプリングにより一方のブレーキシューに付勢する形式
のドラムブレーキであればどのようなものにも適用する
ことができる。
ボ型パーキング用ドラムブレーキに本考案を適用したも
のについて説明したが、本考案は、ストラットをコイル
スプリングにより一方のブレーキシューに付勢する形式
のドラムブレーキであればどのようなものにも適用する
ことができる。
（考案の効果） 以上詳細に説明したように本考案は、ウェブの切り欠き
部を、略コ字形で所定深さの第１凹部と、該第１凹部の
底の中央に形成した略コ字形で所定深さの第２凹部とか
ら構成し、第２凹部に、厚みが該第２凹部の幅と略同寸
法のストラットを係合しており、ストラットに長手方向
と交差する方向の力が作用しても、該ストラットの同方
向へのがたつきを極めて小さなものに抑えることができ
て、悪路走行時などでのがたつき音の発生が抑えられ
る。
部を、略コ字形で所定深さの第１凹部と、該第１凹部の
底の中央に形成した略コ字形で所定深さの第２凹部とか
ら構成し、第２凹部に、厚みが該第２凹部の幅と略同寸
法のストラットを係合しており、ストラットに長手方向
と交差する方向の力が作用しても、該ストラットの同方
向へのがたつきを極めて小さなものに抑えることができ
て、悪路走行時などでのがたつき音の発生が抑えられ
る。
仮にストラットががたついたとしても、ストラットがそ
の二股の付け根部を第２凹部の底に係合させて該第２凹
部に係合し、かつコイルスプリングが第１凹部の底に係
合していることによりストラットがコイルスプリングに
接触することがないので、コイルスプリングがウェブの
角に当てられず、コイルスプリングの傷付きや折損を防
止して、コイルスプリングの耐久性が向上し、ドラムブ
レーキの信頼性を高めることができる。
の二股の付け根部を第２凹部の底に係合させて該第２凹
部に係合し、かつコイルスプリングが第１凹部の底に係
合していることによりストラットがコイルスプリングに
接触することがないので、コイルスプリングがウェブの
角に当てられず、コイルスプリングの傷付きや折損を防
止して、コイルスプリングの耐久性が向上し、ドラムブ
レーキの信頼性を高めることができる。
ストラットのがたつき防止を、別個にスプリング部材を
備えずに果たしているので、スプリング部材を別個に備
えない分、全体構成を簡略化できる。
備えずに果たしているので、スプリング部材を別個に備
えない分、全体構成を簡略化できる。
さらに、従来のドラムブレーキに対してウェブに形成し
た切り欠き部の形状のみを変更すればよいためコストが
高くなることもなく、かつ従来のものに容易に適用する
ことができる。
た切り欠き部の形状のみを変更すればよいためコストが
高くなることもなく、かつ従来のものに容易に適用する
ことができる。
第１図は、本考案のドラムブレーキの一実施例の正面
図、 第２図は、第１図のＸ部拡大図、 第３図は、第２図のIII-III線断面図、 第４図は、第２図のIV-IV線断面図である。 2,3……ブレーキシュー 2a,3a……ウェブ 2b,3b……切り欠き部 2c……第２凹部 2d……第１凹部 12……ストラット 13……パーキングレバー 16……コイルスプリング
図、 第２図は、第１図のＸ部拡大図、 第３図は、第２図のIII-III線断面図、 第４図は、第２図のIV-IV線断面図である。 2,3……ブレーキシュー 2a,3a……ウェブ 2b,3b……切り欠き部 2c……第２凹部 2d……第１凹部 12……ストラット 13……パーキングレバー 16……コイルスプリング
Claims (1)
- 【請求項１】拡縮自在に設けられ、拡開時にブレーキド
ラムに圧接することにより制動力を発生させる一対のブ
レーキシューと、 該ブレーキシューのそれぞれのウェブに形成された切り
欠き部に係合して該ブレーキシュー間に掛け渡されたス
トラットと、 前記一対のブレーキシューのいずれか一方に回転自在に
支持され、回転したときに前記ストラットに係合して前
記ブレーキシューを拡開させるパーキングレバーと、 前記ストラットと一方のブレーキシューのウェブに形成
された切り欠き部との間に介装され、該ストラットを他
方のブレーキシュー側に付勢するコイルスプリングとを
備え、 前記ストラットの先端を二股に形成し、前記一方のブレ
ーキシューのウェブの切り欠き部を、略コ字形で所定深
さの第１凹部と、該第１凹部の底の中央に形成した略コ
字形で所定深さの第２凹部とから構成し、前記第２凹部
の幅を前記ストラットの厚みと略同等に設定して前記ス
トラットの二股の付け根部を該第２凹部の底に係合し、
かつ前記第１凹部の底に前記コイルスプリングを係合さ
せてなることを特徴とするドラムブレーキ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990019414U JPH07748Y2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | ドラムブレーキ |
| US07/661,533 US5133430A (en) | 1990-02-27 | 1991-02-27 | Drum brake |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990019414U JPH07748Y2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | ドラムブレーキ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03110225U JPH03110225U (ja) | 1991-11-12 |
| JPH07748Y2 true JPH07748Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=11998598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990019414U Expired - Lifetime JPH07748Y2 (ja) | 1990-02-27 | 1990-02-27 | ドラムブレーキ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5133430A (ja) |
| JP (1) | JPH07748Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5167304A (en) * | 1991-10-15 | 1992-12-01 | Allied-Signal Inc. | Drum brake torsion/compression strut spring |
| JP2007016920A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Hosei Brake Ind Ltd | ドラムブレーキ |
| JP2007056889A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Advics:Kk | ドラムブレーキ用ストラット |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3162273A (en) * | 1960-05-06 | 1964-12-22 | Bendix Corp | Lever actuated and anchored brake |
| US4344512A (en) * | 1980-02-20 | 1982-08-17 | The Bendix Corporation | Duo servo drum brake and parking mechanism therefor |
| JPH066304Y2 (ja) * | 1987-11-02 | 1994-02-16 | 豊生ブレーキ工業株式会社 | ドラムブレーキ |
-
1990
- 1990-02-27 JP JP1990019414U patent/JPH07748Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-02-27 US US07/661,533 patent/US5133430A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03110225U (ja) | 1991-11-12 |
| US5133430A (en) | 1992-07-28 |
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Legal Events
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |