JPH0769001B2 - 伝動ベルト - Google Patents

伝動ベルト

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JPH0769001B2
JPH0769001B2 JP32682287A JP32682287A JPH0769001B2 JP H0769001 B2 JPH0769001 B2 JP H0769001B2 JP 32682287 A JP32682287 A JP 32682287A JP 32682287 A JP32682287 A JP 32682287A JP H0769001 B2 JPH0769001 B2 JP H0769001B2
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JP
Japan
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pins
transmission belt
press
pin
chain
Prior art date
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JP32682287A
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English (en)
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JPH01169149A (ja
Inventor
佳寿 安保
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、伝動ベルトに関するものである。
(ロ)従来の技術 従来の伝動ベルトとしては、例えば特開昭59−200838号
公報に示されるものがある。これに示される伝動ベルト
は、複数のリンクプレートをピンによって順次連結した
無端状のチェーンと、チェーンに取付けられる多数の荷
重ブロックとから構成されている。チェーンは荷重ブロ
ックに設けられた窓部を貫通しており、チェーンのピン
によって荷重ブロックが所定位置に保持されるようにし
てある。ピンとしては円弧状の対向面で互いに揺動可能
な一対のロッカーピン及びジョイントピンが用いられて
いる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような従来の伝動ベルトには、伝
動の際の騒音が大きいという問題点がある。すなわち、
ロッカーピン及びジョイントピンはすべての同一の曲率
半径の対向面を有しており、この対向面で揺動するため
伝動ベルトの周速が一定周期で変動する。このため、伝
動ベルトがプーリに巻き付いて回転する際の騒音は所定
の周波数でレベルが高くなる。
このような問題点を解決するために、ロッカーピン及び
ジョイントピンの曲率半径を2種類以上とし、伝動ベル
トがプーリに巻き付く際の伝動ベルトの周速の変化の周
期性を減少させる方法がある。これにより所定周波数の
騒音ピークレベルを低下することができる。しかしなが
ら、この場合、曲率半径の異なる複数のジョイントピン
が用いられるため、これに対応して外側リンクプレート
は複数種類必要となる。すなわち、チェーンは外側リン
クプレートの圧入用穴にジョイントピンを圧入し、これ
をかしめることにより組立てられており、ジョイントピ
ンの対向面の曲率半径が複数設定されていると、これに
対応した種類の外側リンクプレートを設定する必要があ
る。このため、複数種類の外側リンクプレートを製造
し、しかもこれを組立の際に所定どおりの組み合わせと
なるように管理する必要がある。このため、生産性が悪
いという問題点がある。本発明は、このような問題点を
解決することを目的としている。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、外側リンクプレートとしてすべてのジョイン
トピンが圧入可能な1種類のものを用いることにより、
上記問題点を解決する。すなわち、本発明による伝動ベ
ルトは、断面円弧状の対向面で互いに接触して揺動可能
なロッカーピン及びジョイントピンによって複数のリン
クプレートを順次連結することにより無端状としたチェ
ーンと、チェーンに組み付けられるテーパ面付きの複数
の荷重ブロックと、から構成され、ロッカーピン及びジ
ョイントピンとして対向面の曲率半径が相違する2種類
以上のものが用いられており、チェーンを構成するリン
クプレートのうちの外側リンクプレートがジョイントピ
ンを圧入するための圧入用穴を有する伝動ベルトを対象
としたものであり、上記外側リンクプレートとして、曲
率半径の異なるジョイントピンのすべてに対して圧入状
態で結合可能な形状及び寸法の圧入用穴を有する1種類
のものが用いられていることを要旨としている。
(ホ)作用 ロッカーピン及びジョイントピンとして、曲率半径の異
なる2種類以上のものが設定されているため、伝動ベル
トがプーリに巻き付く際の伝動ベルトの周速の変化の周
期性が減少する。このように複数種類のジョイントピン
が設定されているが、外側リンクプレートは曲率半径の
異なるジョイントピンのすべてに対して圧入状態で結合
可能なものとしてある。従って、1種類の外側リンクプ
レートによってチェーンを構成することができる。これ
により生産性が大幅に向上する。
(ヘ)実施例 第2〜5図に本発明の実施例の伝動ベルト50を示す。こ
の伝動ベルト50は、複数のリンクプレート10から成る2
本のチェーン13を有しており、これに多数の荷重ブロッ
ク14が組付けられている。2本のチェーン13はそれぞれ
荷重ブロック14の両側からこれのチェーン挿入部に挿入
されている(第5図参照)。チェーン13は第6及び7図
に示すようにリンクプレート10a及び10bを連結用ピン12
a、12b、12c・・・・によって連結したものである。連
結用ピン12aはロッカーピン12a1及びジョイントピン12a
2から構成されており、ロッカーピン12a1及びジョイン
トピン12a2は互いに断面円弧状の対向面で揺動可能とし
てある。対向面の曲率半径は共にr1としてある。連結用
ピン12bも基本的には連結用ピン12aと同様の構成である
が、ロッカーピン12b1及びジョイントピン12b2の対向面
の曲率半径をr2としてある。同様に連結用ピン12cはロ
ッカーピン12c1及びジョイントピン12c2に曲率半径をr3
としてある。このように3種類の曲率半径をr1、r2及び
r3を有するロッカーピン及びジョイントピンが順不同に
配置されている。なお、チェーン13のリンクプレート10
a及び10bとしては、第6図に示すように、2種類設定さ
れている。すなわち、中央部の内側リンクプレート10a
と、チェーン13の最外側に配置される外側リンクプレー
ト10bとである。内側リンクプレート10aはロッカーピン
及びジョイントピンの両方を受け入れる基本形状円形の
ピン穴(ただし、ロッカーピンを所定の位置関係で規制
するための非円形部を有している)を有している。一
方、外側リンクプレート10bはジョイントピンの断面形
状に対応した略半円形のピン穴を有している。すなわ
ち、外側リンクプレート10bのピン穴11は、第1図に示
すように、半径r0の円弧状部11aと、これの反対側の直
線部11bと、これらを連結する基準円の円弧部分11c及び
11dとから構成されている。r0は前述のr1、r2及びr3
りも大きい値としてあり、また第1図中の寸法t0は第8
〜10図に示すジョイントピン12a2、12b2及び12c2の対応
する寸法t1、t2及びt3よりも小さくしてある。チェーン
13の外側リンクプレート10bとしてはすべてこの1種類
のものが使用される。上述のように外側リンクプレート
10bのピン穴11の寸法及び形状を設定してあるので、チ
ェーン13の組立ての際には3種類のジョイントピン12
a2、12b2及び12c2のいずれのものであってもピン穴11に
挿入すると両者は圧入状態となる。
このような伝動ベルト50は第11図に示すように、2つの
プーリ52及び54に巻き掛けられて使用される。プーリ52
及び54はそれぞれ固定円すい部材52a及び54aと、可動円
すい部材52b及び54bとを有しており、これにより互いに
対面する円すい面32及び34と、円すい面32′及び34′と
を形成している。荷重ブロック14は左右両端部にプーリ
の円すい面32及び34、及び円すい面32′及び34′とそれ
ぞれ接触するテーパ面14aを有している。
上述のように、この伝動ベルト50では、3種類のロッカ
ーピン及びジョイントピンの曲率半径r1、r2及びr3が相
違しているため、所定の周波数成分の騒音ピークレベル
が低下する。また、チェーン13の外側リンクプレート10
bは一種類のものであり、これに対して3種類のジョイ
ントピン12a2、12b2及び12c2がそれぞれ圧入されるの
で、3種類のジョイントピン12a2、12b2及び12c2に対し
てそれぞれ専用の外側リンクプレートを製造する場合と
比較して、外側リンクプレートの製造自体が簡単化さ
れ、また組立の際、外側リンクプレートとジョイントピ
ンとの組み合わせを考慮する必要がないので組立作業性
も向上する。
(ト)発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、1種類の外
側リンクプレートに異なる曲率半径を有するジョイント
ピンを圧入可能としたので、外側リンクプレートの製造
が簡略化され、また組立作業も選択的組み合わせが不要
となるので大幅に効率化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による外側リンクプレートを示す図、第
2図は本発明の実施例の伝動ベルトを示す図、第3図は
第2図のIII−III線に沿う断面図、第4図は第3図に示
す伝動ベルトの正面図、第5図は第3図のV−V線に沿
う断面図、第6図はチェーンの平面図、第7図は第6図
に示すチェーンの側面図、第8、9、10図はそれぞれ種
類の異なるジョイントピンの断面図、第11図は伝動ベル
トをプーリィに巻き掛けた状態を示す図である。 10……リンクプレート、11……ピン穴、12a1,12b1,12
c1……ロッカーピン、12a2,12b2,12c2……ジョイント
ピン、13……チェーン、14……荷重ブロック。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面円弧状の対向面で互いに接触して揺動
    可能なロッカーピン及びジョイントピンによって複数の
    リンクプレートを順次連結することにより無端状とした
    チェーンと、チェーンに組み付けられるテーパ面付きの
    複数の荷重ブロックと、から構成され、ロッカーピン及
    びジョイントピンとして対向面の曲率半径が相違する2
    種類以上のものが用いられており、チェーンを構成する
    リンクプレートのうちの外側リンクプレートはジョイン
    トピンを圧入するための圧入用穴を有する伝動ベルトに
    おいて、 上記外側リンクプレートとして、曲率半径の異なるジョ
    イントピンのすべてに対して圧入状態で結合可能な形状
    及び寸法の圧入用穴を有する1種類のものが用いられて
    いることを特徴とする伝動ベルト。
JP32682287A 1987-12-25 1987-12-25 伝動ベルト Expired - Lifetime JPH0769001B2 (ja)

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JPH01169149A JPH01169149A (ja) 1989-07-04
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JPH01169149A (ja) 1989-07-04

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