JPH076875Y2 - 椅子型便器 - Google Patents

椅子型便器

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JPH076875Y2
JPH076875Y2 JP1990072338U JP7233890U JPH076875Y2 JP H076875 Y2 JPH076875 Y2 JP H076875Y2 JP 1990072338 U JP1990072338 U JP 1990072338U JP 7233890 U JP7233890 U JP 7233890U JP H076875 Y2 JPH076875 Y2 JP H076875Y2
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JP
Japan
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leg
chair
toilet bowl
attached
pair
Prior art date
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JP1990072338U
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English (en)
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JPH0431596U (ja
Inventor
賢俊 石井
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Combi Corp
Original Assignee
Combi Corp
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Publication date
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  • Non-Flushing Toilets (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は椅子型の便器、特に身体の動きが不自由な人の
使用に供する椅子型の便器に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
症状の進んだ病人や身体障害者のような一人で身体を動
かすことが不自由な人、特に一人で便所まで行くことが
困難な人や和式便器のようにしゃがんだ姿勢で***を行
うことが困難な人でも、違和感がなく***を行うために
便座に座って排便を行いたいという希望を強くもってお
り、このような要望に対応するものとして椅子型の簡易
便器が考案されている。
上記する椅子型の便器としては、例えば実公昭56−2135
8号公報、51−43879号公報或いは実公昭54−44684号公
報等に記載されたものが知られているが、これら公知の
椅子型便器の場合には、単にその構造が椅子型に構成さ
れているというだけであり身体に障害を有する人が使用
するための特別な構造が付加されていないために以下に
記載するような使用上の不都合を有することが指摘され
ていた。即ち (1)椅子の両側に肘掛けが固定されているために使用
者は必ず椅子の前面まで回ってから座る必要があり、ベ
ッドから椅子の座面に直接座ることが出来ない。
(2)身体障害の程度(症状)には色々なものがあり、
場合によっては肘掛けを取り外したり、或いは肘掛けの
高さを変更すること等が必要な症状の人もいるが、前記
する公知の椅子型便器の場合には肘掛けが固定されてお
り、しかもこれら肘掛けの高さが一定に保たれているた
めに使用者の身体障害の程度に合わせた使用方法を講ず
ることができないという使用上の不便がある。
(3)椅子(座部)に取付けられている便器、便槽(バ
ケツ)等が外部から見えるように露出された構造である
ために、外観上も不体裁であって椅子型便器の設置場所
を選ぶ必要があり、便器を兼用する椅子として家具的な
使用方法を講ずることができない。
〔考案の目的〕
本考案は上述した従来技術が有する欠点を解消すること
を目的とするものであり、便器を構成する座床部の高さ
や肘掛け部の高さを自由に変更することができるように
構成し、また、必要に応じて肘掛け部を取り外すことが
できるように構成することによって使用者の身体の障害
の程度に適切に応じた使用方法を講ずることができるよ
うに構成した椅子型の便器を提供することを目的として
いる。
また、本考案の他の目的は左右の肘掛け扞が脚扞に対し
て独立して取付けられており、これらの肘掛け扞が独立
して高さの調節や取外しを行うことができるように構成
した椅子型の便器を提供せんとするものである。
更にまた、本考案の他の目的は、外観が美麗に処理され
ており、便器として使用しない場合には家具として使用
することができるように構成した椅子型の便器を提供せ
んとするものである。
〔考案の要点〕 本考案は、側面形状がほぼh字状を呈するように形成し
た一対の脚扞の上端に背当て板を差し渡すように取付け
た椅子本体と、前記する一対の脚扞にそれぞれ肘掛け扞
を着脱自在かつ高さの調節を自在として取付けて構成
し、また、前記する一対の脚扞の間には、上面に便座及
び座板を開閉自在に取付けた便器筐体を着脱自在かつ高
さの調節を自在とするように取付け、この便器筐体には
バケツ状の便器を着脱自在に取付けてなる椅子型便器の
構造を考案の要点としている。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
本考案の椅子型便器は、一対の脚扞1,1と、一対の肘掛
け扞2,2及び便器筐体3の組合せによって構成してい
る。
一対の脚扞1,1は適宜の厚さ及び幅をもった板材を用い
て構成するものであり、背丈を高く形成した後脚扞11の
高さ方向における中間部に、L字状に形成した前脚扞12
の後端部を一体化させることによって全体の側面形状が
ほぼh字状を呈するように形成している。
また、一対の後脚扞11,11の上端部には背当て板4を差
し渡して固定している。(第5図参照) 一対の肘掛け扞2,2は、直立して取付ける支柱21とその
上端に水平に取付けた肘掛け板22とによって側面形状が
ほぼ逆L字状ないし変形したT字状に形成するものであ
り、肘掛け板22の基端部は後脚扞11に対して着脱自在に
軸着し、支柱21の下端部は前脚扞12に対して着脱自在に
軸着している。
13…13は肘掛け扞2,2を軸着するために数段に設けた取
付け孔であり、取付け孔13を多段に形成することによっ
て肘掛け板22の基端部と支柱21の取付け位置の高さを自
由に調整できるようにしている。
5,5は肘掛け扞2,2を軸着するための係止ネジである。
便器筐体3は左右の側板31,31と前板32とによって筐状
体の囲壁を形成するとともにその上面に便器の取付け用
枠板33を取付けることによって筐状体を形成している。
前記する便器筐体3は係止ネジ6…6により脚扞1に螺
着するように構成するものであり、係止ネジ6…6の係
止位置を変更することによってその高さを変更できるよ
うに構成している。
14…14は便器筐体3を螺着するために数段に設けた取付
け孔であり、取付け孔14…14を多段に形成することによ
って便器筐体3の高さを自由に調整できるように構成し
ている。
筐状体の上面には便座35と座板34とが起伏自在に取付け
られている。
前記する便座35と座板34はその基端部が蝶板36,36を介
して便器の取付け用枠板33に蝶着されており、これによ
ってその自由な起伏が保証されている。
37は便利の取付け用枠板33の前縁中央部に形成した凹窪
部であり、この部分を指先を差し込むことによって座板
34を起立させるための操作を行い易くしている。
38はバケツ状に形成された便器であり、その上端部を便
器の取付け用枠板33に着脱自在に係止している。
〔考案の使用〕
上記のように構成した本考案の椅子型便器は以下のよう
に使用する。
(1)着座姿勢を正常に保つことのできる人が使用する
場合 この場合には第2図に例示するように座板34を起立させ
た後、恰も椅子に座るのと同様の着座姿勢をとりながら
使用をすることができる。
(2)着座姿勢を正常に保つことができない人が使用す
る場合 着座姿勢が正常に保てない人とは、身体の一部にマヒ症
状があるために、着座をした場合にも正しい着座姿勢を
保てず左右何れかの方向に身体が傾いた状態になる人を
意味するものである。
このような症状の人は第6図(c)に例示するようにマ
ヒ症状がある側に傾斜して着座をする傾向があるので、
マヒ症状がある側の肘掛け扞2の高さを反対側の肘掛け
扞2の高さより高くすることによって正常な着座姿勢を
保たせることができる。(第6図(b)参照) (3)使用者がニジリ動きによって着座する場合 このような使用方法を講ずる場合とは第6図(e)に例
示するような場合であり、この場合にはベッドに面する
側の肘掛け扞2の存在は着座の邪魔になる。
従って、この場合にはベッドに面する側の肘掛け扞2を
取り外し、かつ便器筐体3の高さをベッドの高さと同一
とするように調節すれば使用者がニジリ移動をしながら
一人で着座をし使用をすることができる。
(4)介護者の援助によって着座する場合 病人が自分の意志で着座をすることができず、介護者の
援助が必要な場合には肘掛け扞2,2の存在は着座の邪魔
になる。
従って、このような場合には肘掛け扞2,2全部を取外す
ことによって介護者の援助操作が容易になり病人を容易
に着座させることができるようになる。
なお、この場合には便器筐体3の高さはベッドの高さと
同じ高さとなるように調節しておくことが肝要である。
(第6図(d)参照) 〔考案の効果〕 上記のように構成した本考案の効果を述べれば以下の通
りである。
(1)便器筐体3の取付け高さを自由に調節することが
できるので、使用者が必要とする最適な座高(着座姿
勢)を選択することができるという優れた利点がある。
(2)肘掛け扞2,2を脚扞1に対して着脱自在かつ高さ
の調節が自在に行なえるように取付けたので、使用者が
ベッドからニジリ動きによって着座をしたい場合にはベ
ッドに面する側に肘掛け扞2を取り外すことによってそ
の使用目的に応ずることが可能となり、また、介護者の
援助によって着座をする必要のある場合には両方の肘掛
け扞2,2を取り外すことによって介護者の援助操作を容
易に行わせることができる利点がある。
(3)一対の肘掛け扞2,2はそれぞれが独立して着脱自
在かつ高さ調節が自在となるように構成されているの
で、正常な着座姿勢を維持することができず、着座姿勢
が傾斜した状態となる人が使用する場合には第6図
(b)に例示するように傾斜する側の肘掛け扞2の高さ
を高くすることによって正常な着座姿勢を保たせること
ができるという利点がある。
(4)椅子に座った人がスムーズに起立するためには第
6図(f)に例示するように、使用者の頭部位置がつま
先の前位置に出ることが望ましい。
本考案は便器筐体3の前壁面が下に向かって内側に傾斜
した構造としているので、これらの要望に完全に合致さ
せることができ身体の不自由な人でも極めて容易に起立
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の斜視図、第2図は座板を起立させ便座
部分が使用できる状態とした場合を示す斜視図、第3図
は便座部分も起立させ便器が取り外せる状態を示した斜
視図、第4図は第1図の縦断側面図、第5図は分解斜視
図、第6図(a)は便器筐体の取付け高さの変更例を示
す側面図、第6図(b)は左右の肘掛け扞の高さを変更
した状態を示す正面図、第6図(c)は身体の半身にマ
ヒ症状を持った人が着座した場合を示す正面図、第6図
(d)は介護者の援助によって着座している場合を示す
概略的説明図、第6図(e)は一方の肘掛け扞を取り外
した使用方法を示す概略的説明図、第6図(f)は椅子
から起立する場合の身体の好ましい状態を示す側面図で
ある。 1…脚扞、2…肘掛け扞、3…便器筐体、11…後脚扞、
12…前脚扞、13,14…取付け孔、5,6…係止ネジ、21…支
柱、22…肘掛け板、31…側板、32…前板、33…便器の取
付け用枠板、34…座板、35…便座、36…蝶板、38…便器

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面形状がほぼh字状を呈するように形成
    した一対の脚扞1,1を構成する後脚扞11,11の上端に背当
    て板4を差し渡すように取付けた椅子本体と、前記する
    一対の脚扞1,1に肘掛け扞2,2をぞれぞれ着脱自在かつ高
    さの調節を自在として取付けて構成し、また、前記する
    一対の脚扞の間には、上面に便座及び座板を開閉自在に
    取付けた便器筐体3を着脱自在かつ高さの調節を自在と
    するように取付けてなる椅子型便器。
  2. 【請求項2】一対の脚扞1,1に取付けられている一対の
    肘掛け扞2,2が、脚扞1,1に対してそれぞれ独立して着脱
    自在かつ高さ調節自在に取付けられているものである実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の椅子型便器。
  3. 【請求項3】肘掛け扞2が、支柱21と、この支柱21の上
    端に水平に取付けた肘掛け板22とによって構成されてい
    るものである実用新案登録請求の範囲第2項記載の椅子
    型便器。
  4. 【請求項4】一対の脚扞1,1を構成する後脚扞11の上端
    には肘掛け板22の基端部を取付けるための取付け孔13…
    13が多段に形成され、かつ、前脚扞12には支柱21の基端
    部を取付けるための取付け孔13…13が多段に形成されて
    いるものである実用新案登録請求の範囲第1項記載の椅
    子型便器。
  5. 【請求項5】後脚扞11の中間部及び前脚扞12の上端部に
    は、便器筐体3の側面を取り付けるための取付け孔14…
    14が多段に形成されているものである実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の椅子型便器。
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JPH0431596U JPH0431596U (ja) 1992-03-13
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JP4164322B2 (ja) * 2002-09-09 2008-10-15 アロン化成株式会社 シャワーユニット付簡易便器の背もたれ支持機構

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