JPH0761306A - 助手席用ニーパネル構造 - Google Patents

助手席用ニーパネル構造

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Publication number
JPH0761306A
JPH0761306A JP5209384A JP20938493A JPH0761306A JP H0761306 A JPH0761306 A JP H0761306A JP 5209384 A JP5209384 A JP 5209384A JP 20938493 A JP20938493 A JP 20938493A JP H0761306 A JPH0761306 A JP H0761306A
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JP
Japan
Prior art keywords
knee
panel
glove box
box door
striker
Prior art date
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Pending
Application number
JP5209384A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Nakagawa
勝也 中川
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0761306A publication Critical patent/JPH0761306A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷重を充分に吸収し、且つ、ニーパネルを製
造する際の歩留りを向上するとともに、ニーパネルによ
る車体重量の増加を小さくする。 【構成】 インストルメントパネル10の助手席側の下
部にはグラブボックスドア12が設けられており、この
グラブボックスドア12には助手席に着座した乗員の膝
部が対向するようになっている。インパネリインフォー
ス26に固定されたアーム28、30にはそれぞれニー
パネル32、34が固定されている。こららのニーパネ
ル32、34は、それぞれ車体上下方向に延びる帯状と
されており、下端部32B、34Bはそれぞれカウルサ
イドインナとインパネブレースとに固定されている。イ
ンパネリインフォース26にはストライカブラケット4
0が固定されており、ストライカ46はグラブボックス
ドア12のラッチ52と係合するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の助手席に着座
した乗員の膝と対向する部位に設けられた助手席用ニー
パネル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の助手席に着座した乗員の
膝と対向する部位に設けられた助手席用ニーパネル構造
の一例としては、実開昭62−23753号公報が知ら
れている。
【0003】図5に示される如く、この助手席用ニーパ
ネル構造では、インストルメントパネル70の下部のグ
ラブボックスドア72の取付部にニーパネル74が設け
られている。図6に示される如く、このニーパネル74
は、インストルメントパネルに形成されたグラブボック
スの取付用開口を囲む枠体とされいる。また、このニー
パネル74は、車体に固定されたインパネリインフォー
ス76にブラケット78を介して支持されており、図5
に示される如く、助手席80に着座した乗員82の膝8
2Aがグラブボックスドア72に当接した際には、荷重
が、ニーパネル74からブラケット78を介してインパ
ネリインフォース80に伝達されるとともにブラケット
78の結合部78Aで荷重を吸収するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この助
手席用ニーパネル構造では、図6に示される如く、ニー
パネル74が枠体とされているため、ニーパネル74を
製造する際の歩留りが低下するとともに、ニーパネル7
4による車体重量の増加が大きいという不具合がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、荷重を充分に
吸収することができ、且つ、ニーパネルを製造する際の
歩留りが向上するとともに、ニーパネルによる車体重量
の増加を小さくすることができる助手席用ニーパネル構
造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る助手席用ニ
ーパネル構造は、略車体上下方向に延設され両端部が車
体に支持されるとともに車幅方向に所定の間隔を開けて
設けられた一対の帯状のニーパネルと、これら一対のニ
ーパネルと裏面の車幅方向両端部近傍が当接するグラブ
ボックスドアと、このグラブボックスドアの裏面の車幅
方向中央部近傍に固定されたロックストライカと、車体
に支持され前記ロックストライカが固定されたストライ
カブラケットと、このストライカブラケットに設けられ
た荷重吸収手段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明に係る助手席用ニーパネル構造では、助
手席に着座した乗員の膝がグラブボックスドアに当接し
た際に生じる荷重は、グラブボックスドアの裏面の車幅
方向両端部近傍と当接する一対のニーパネルを介して車
体に伝達されるとともに、最も大きな荷重が作用するグ
ラブボックスドアの車幅方向中央部付近では、荷重はス
トライカブラケットを介して車体に伝達される。このた
め、ストライカブラケットに設けた荷重吸収手段によっ
て、荷重を有効に吸収することができる。また、従来、
枠体とされていたニーパネルを一対の帯状体としたの
で、ニーパネルを製造する際の歩留りが向上するととも
に、ニーパネルによる車体重量の増加を小さくすること
ができる。
【0008】
【実施例】本発明の助手席用ニーパネル構造の一実施例
について図1〜図4に従って説明する。なお、図中矢印
FRは車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢
印INは車幅内側方向を示す。
【0009】図4に示される如く、インストルメントパ
ネル10の助手席側の下部には、グラブボックスドア1
2が設けられており、このグラブボックスドア12は、
助手席に着座した乗員の膝部に対向するようになってい
る。
【0010】図3に示される如く、インストルメントパ
ネル10の助手席側の下部には、開口部14が形成され
ている。グラブボックスドア12は、開口部14の下部
に車幅方向に沿って配置された軸16に揺動可能に軸支
されており、開口部14を開閉するようになっている。
【0011】グラブボックスドア12は、グラブボック
スドア12の車室内側部を構成するグラブボックスドア
アウタパネル18と、グラブボックスドア12のボック
ス内側部を構成するグラブボックスドアインナパネル2
0と、を備えている。グラブボックスドアインナパネル
20の軸16側の端部20Aには、グラブボックスパネ
ル22の下端部22Aが結合されており、グラブボック
スパネル22はグラブボックスドアインナパネル20と
で、グラブボックス24を形成している。
【0012】図2に示される如く、インパネリインフォ
ース26からは、グラブボックスドア12の車幅方向両
端部12A、12Bの上部へ向けてアーム28、30が
平行に固定されている。
【0013】図1に示される如く、これらのアーム2
8、30の先端部28A、30Aにはそれぞれニーパネ
ル32、34の上端部32A、34Aが固定されてい
る。こららのニーパネル32、34は、それぞれ略車体
上下方向に延びる帯状とされており、車幅方向に所定の
間隔を開けて平行に延設されている。車幅方向外側に位
置するニーパネル32の下端部32Bは、ブラケット3
6を介して図示を省略したカウルサイドインナに固定さ
れている。また、車幅方向内側に位置するニーパネル3
4の下端部34Bは、ブラケット38を介してインパネ
リインフォース26とトンネル部とを連結するインパネ
ブレース(図示省略)に固定されている。
【0014】インパネリインフォース26には、アーム
28とアーム30との略中央部に、ストライカブラケッ
ト40が固定されている。
【0015】図3に示される如く、ストライカブラケッ
ト40は、一方の端部40Aが、インパネリインフォー
ス26にボルト42によって固定されている。ストライ
カブラケット40は、車体後方へ向けて延設されてお
り、後端部40Bが車体後側斜め下方へ向けて屈曲され
ている。この後端部40Bのインストルメントパネル1
0側の面には、インパネインサート10Aから立設され
た位置決め凸部44に当接しており、反対側の面にはス
トライカ46が固定されている。
【0016】図1に示される如く、ストライカ46はU
字状に湾曲されたパイプ材により構成されており、脚部
46Aの先端部がストライカブラケット40に固定され
ている。
【0017】図3に示される如く、ストライカ46の湾
曲部46Bは、グラブボックスドア12の車幅方向中央
部の把手50の裏面に設けたラッチ52と係合し、グラ
ブボックスドア12を閉止状態に保持するようになって
いる。
【0018】また、ストライカブラケット40の両端部
40A、40Bの間には、荷重吸収手段としての屈曲部
40Cが設けられており、グラブボックスドア12から
ストライカ46を介してストライカブラケット40に荷
重が作用した場合には、この荷重をインパネリインフォ
ース26に伝達するとともに、屈曲部40Cに作用する
荷重が所定値以上になると、ストライカブラケット40
は屈曲部40Cで屈曲し、荷重の一部を吸収するように
なっている。
【0019】なお、図3の符号54はエアバッグユニッ
トを示しており、符号56はクーラユニットを示してい
る。
【0020】次に本実施例の作用について説明する。本
実施例の助手席用ニーパネル構造では、助手席に着座し
た乗員の膝がグラブボックスドア12に当接した際に生
じる荷重は、グラブボックスドア12の車幅方向両端部
12A、12Bと対向するグラブボックスドアインナパ
ネル20の車幅方向両端部と当接する一対のニーパネル
32、34とアーム28、30を介してインパネリイン
フォース26に伝達されるとともに、ブラケット36を
介してカウルサイドインナに、また、ブラケット38を
介して、インパネブレースに伝達されるさらに、最も大
きな荷重が作用するグラブボックスドア12の車幅方向
中央部付近では、荷重はラッチ52、ストライカ46及
びストライカブラケット40を介してインパネリインフ
ォース26に伝達される。このため、ストライカブラケ
ット40の両端部40A、40Bの間に設けた屈曲部4
0Cに作用する荷重が所定値以上になると、ストライカ
ブラケット40が屈曲部40Cで屈曲するため、荷重を
有効に吸収することができる。
【0021】また、本実施例の助手席用ニーパネル構造
では、従来、枠体とされていたニーパネル32、34を
一対の帯状の部材としたので、ニーパネル32、34を
製造する際の歩留りが向上するとともに、ニーパネル3
2、34による車体重量の増加を小さくすることができ
る。
【0022】また、乗員の膝からグラブボックスドア1
2に入力される荷重が比較的大きい場合は、グラブボッ
クス下端も車体前方へ移動する。この時、グラブボック
ス前方に位置するクーラユニット56とグラブボックス
24が当接し、クーラユニット56によってグラブボッ
クス下方が支持され車体前方への移動が規制される。更
に荷重が入力され続けられた場合、クーラユニット56
が塑性変形し荷重吸収がなされる。
【0023】なお、本実施例では、ストライカブラケッ
ト40に荷重吸収手段としての屈曲部40Cを形成した
が、屈曲部40Cに代えて、例えば、スリット等の他の
荷重吸収手段を設けても良い。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る助手席用ニーパネル構造で
は、略車体上下方向に延設され両端部が車体に支持され
るとともに車幅方向に所定の間隔を開けて設けられた一
対の帯状のニーパネルと、これら一対のニーパネルと裏
面の車幅方向両端部近傍が当接するグラブボックスドア
と、このグラブボックスドアの裏面の車幅方向中央部近
傍に固定されたロックストライカと、車体に支持されロ
ックストライカが固定されたストライカブラケットと、
このストライカブラケットに設けられた荷重吸収手段
と、を備えた構成としたので、荷重を充分に吸収するこ
とができ、且つ、ニーパネルを製造する際の歩留りが向
上するとともに、ニーパネルによる車体重量の増加を小
さくすることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る助手席用ニーパネル構
造を示す車体後方斜め助手席側から見た斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る助手席用ニーパネル構
造とグラブボックスドアとの位置関係を示す車体後方斜
め助手席側から見た斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係る助手席用ニーパネル構
造の側断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る助手席用ニーパネル構
造が適用された車室を示す車体後方斜め助手席側から見
た斜視図である。
【図5】従来例に係る助手席用ニーパネル構造を示す側
断面図である。
【図6】従来例に係る助手席用ニーパネル構造を示す車
体後方斜め助手席側から見た斜視図である。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル 12 グラブボックスドア 14 開口部 24 グラブボックス 26 インパネリインフォース 32 ニーパネル 34 ニーパネル 40 ストライカブラケット 40C 屈曲部(荷重吸収手段) 46 ストライカ 52 ラッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略車体上下方向に延設され両端部が車体
    に支持されるとともに車幅方向に所定の間隔を開けて設
    けられた一対の帯状のニーパネルと、これら一対のニー
    パネルと裏面の車幅方向両端部近傍が当接するグラブボ
    ックスドアと、このグラブボックスドアの裏面の車幅方
    向中央部近傍に固定されたロックストライカと、車体に
    支持され前記ロックストライカが固定されたストライカ
    ブラケットと、このストライカブラケットに設けられた
    荷重吸収手段と、を備えたことを特徴とする助手席用ニ
    ーパネル構造。
JP5209384A 1993-08-24 1993-08-24 助手席用ニーパネル構造 Pending JPH0761306A (ja)

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JP5209384A JPH0761306A (ja) 1993-08-24 1993-08-24 助手席用ニーパネル構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100802409B1 (ko) * 2006-11-21 2008-02-13 현대자동차주식회사 에바코어 밀림 방지장치
JP2009083747A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Mazda Motor Corp 自動車のインストルメントパネル周辺構造
JP2020059295A (ja) * 2018-10-04 2020-04-16 テイ・エス テック株式会社 サイドエアバッグ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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