JPH0754058Y2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents
自動車の前部車体構造Info
- Publication number
- JPH0754058Y2 JPH0754058Y2 JP9806989U JP9806989U JPH0754058Y2 JP H0754058 Y2 JPH0754058 Y2 JP H0754058Y2 JP 9806989 U JP9806989 U JP 9806989U JP 9806989 U JP9806989 U JP 9806989U JP H0754058 Y2 JPH0754058 Y2 JP H0754058Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shroud
- panel
- front side
- heat exchanger
- bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、エンジンルームの側部前方に熱交換器が配
設された自動車の前部車体構造に関する。
設された自動車の前部車体構造に関する。
[従来の技術] 従来より、自動車のエンジンルームの側部前方におい
て、フロントフェンダパネルとフロントサイドフレーム
との間に、例えばエンジンオイルを冷却するオイルクー
ラなどの熱交換器を配設したものは、一般に良く知られ
ている(例えば、実開昭62-177525号公報参照)。
て、フロントフェンダパネルとフロントサイドフレーム
との間に、例えばエンジンオイルを冷却するオイルクー
ラなどの熱交換器を配設したものは、一般に良く知られ
ている(例えば、実開昭62-177525号公報参照)。
[考案が解決しようとする課題] そして、この場合、上記熱交換器をエンジンルーム前端
のシュラウドパネルよりも前方に配置することにより、
熱交換器をエンジンルームの熱気から遮蔽することがで
き、効率の良い熱交換を行わせることができる。
のシュラウドパネルよりも前方に配置することにより、
熱交換器をエンジンルームの熱気から遮蔽することがで
き、効率の良い熱交換を行わせることができる。
ところで、上記シュラウドパネルの前側部分に比較的重
量のある熱交換器を取り付ける場合、車両走行中の振動
などに対して上記熱交換器を安定にして確実に支持する
ためには、上記取付部には高い剛性を付与する必要があ
る。
量のある熱交換器を取り付ける場合、車両走行中の振動
などに対して上記熱交換器を安定にして確実に支持する
ためには、上記取付部には高い剛性を付与する必要があ
る。
そこで、この考案は、熱交換器を上記シュラウドパネル
の前側部分に取り付け、かつ、この取付部の剛性を向上
させることを目的としてなされたものである。
の前側部分に取り付け、かつ、この取付部の剛性を向上
させることを目的としてなされたものである。
[課題を解決するための手段] このため、この考案は、車体前部の外側板を構成するフ
ロントフェンダパネルと、車体前後方向に延びるフロン
トサイドフレームとの間に、熱交換器が配設された自動
車の前部車体構造において、上記熱交換器はエンジンル
ーム前端のシュラウドパネルの前側に取り付けられ、上
記熱交換器を取り付けるための取付ブラケットは、上記
フロントフェンダパネルを支持するフェンダセットブラ
ケットと上記シュラウドパネルと上記フロントサイドフ
レームとに接合されているようにしたものである。
ロントフェンダパネルと、車体前後方向に延びるフロン
トサイドフレームとの間に、熱交換器が配設された自動
車の前部車体構造において、上記熱交換器はエンジンル
ーム前端のシュラウドパネルの前側に取り付けられ、上
記熱交換器を取り付けるための取付ブラケットは、上記
フロントフェンダパネルを支持するフェンダセットブラ
ケットと上記シュラウドパネルと上記フロントサイドフ
レームとに接合されているようにしたものである。
[考案の効果] この考案によれば、上記取付ブラケットをフェンダセッ
トブラケットとシュラウドパネルとフロントサイドフレ
ームとに接合したので、熱交換器が取り付けられるシュ
ラウドパネル前側部分を補強してこの部分の剛性を向上
させ、熱交換器の支持剛性を確保することができる。ま
た、上記熱交換器は、シュラウドパネルよりも前方に配
置されることによりエンジルームの熱気から遮蔽される
ので、効率の良い熱交換を行うことができる。
トブラケットとシュラウドパネルとフロントサイドフレ
ームとに接合したので、熱交換器が取り付けられるシュ
ラウドパネル前側部分を補強してこの部分の剛性を向上
させ、熱交換器の支持剛性を確保することができる。ま
た、上記熱交換器は、シュラウドパネルよりも前方に配
置されることによりエンジルームの熱気から遮蔽される
ので、効率の良い熱交換を行うことができる。
[実施例] 以下、この考案の実施例を、添付図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第3図に示すように、本実施例に係る自動車では、車体
前部のエンジンルーム1内において、エンジンルーム側
壁を構成するホイールエプロン2,2の下部内面に沿って
車体前後方向にそれぞれ延びる左右一対のフロントサイ
ドフレーム4が配設され、該フロントサイドフレーム4,
4の後端側は、エンジンルーム1の後壁を構成するダッ
シュロアパネル3に当て止められるとともに、連結部材
5,5を介して、車室フロアパネル(不図示)の下面に沿
って車体前後方向に延設された左右一対のフロアサイド
フレーム(不図示)の前端部にそれぞれ接合されてい
る。一方、上記左右のフロントサイドフレーム4,4の前
端部どうしは、エンジンルーム1の前端において車幅方
向に延設された前端クロスメンバ6により、互いに連結
されている。
前部のエンジンルーム1内において、エンジンルーム側
壁を構成するホイールエプロン2,2の下部内面に沿って
車体前後方向にそれぞれ延びる左右一対のフロントサイ
ドフレーム4が配設され、該フロントサイドフレーム4,
4の後端側は、エンジンルーム1の後壁を構成するダッ
シュロアパネル3に当て止められるとともに、連結部材
5,5を介して、車室フロアパネル(不図示)の下面に沿
って車体前後方向に延設された左右一対のフロアサイド
フレーム(不図示)の前端部にそれぞれ接合されてい
る。一方、上記左右のフロントサイドフレーム4,4の前
端部どうしは、エンジンルーム1の前端において車幅方
向に延設された前端クロスメンバ6により、互いに連結
されている。
上記ホイールエプロン2,2の一部を構成するタイヤハウ
ス部7,7の前側には、エンジンルーム1の左右側部の前
壁を構成する平板状のシュラウドパネル10,10がそれぞ
れ配設されている。該シュラウドパネル10は、ホイール
エプロン2の前端部において、該ホイールエプロン2の
車幅方向の端部から上記フロントサイドフレーム4の上
部に掛け渡して設けられ、その車体内方端には、フロン
トサイドフレーム4に沿って配置された平板状のシュラ
ウドサイドパネル11が接合されている。一方、上記シュ
ラウドパネル10,10の車体外方端には、車体前部の外側
板を構成するフロントフェンダパネルを取り付けるため
のフェンダセットブラケット9,9がそれぞれ接合されて
いる。
ス部7,7の前側には、エンジンルーム1の左右側部の前
壁を構成する平板状のシュラウドパネル10,10がそれぞ
れ配設されている。該シュラウドパネル10は、ホイール
エプロン2の前端部において、該ホイールエプロン2の
車幅方向の端部から上記フロントサイドフレーム4の上
部に掛け渡して設けられ、その車体内方端には、フロン
トサイドフレーム4に沿って配置された平板状のシュラ
ウドサイドパネル11が接合されている。一方、上記シュ
ラウドパネル10,10の車体外方端には、車体前部の外側
板を構成するフロントフェンダパネルを取り付けるため
のフェンダセットブラケット9,9がそれぞれ接合されて
いる。
また、上記シュラウドパネル10,10及びシュラウドサイ
ドパネル11,11の上端部には、その上端の周縁形状に沿
って略L字状に形成されたシュラウドアッパサイド12,1
2がそれぞれ接合され、この左右のシュラウドアッパサ
イド12の前端部どうしは、前端クロスメンバ6と平行に
配設されたシュラウドアッパメンバ13で相互に連結され
ている。そして、このシュラウドアッパメンバ13と上記
前端クロスメンバ6の左右両端部どうしは平板状のジャ
ンクションプレート14で相互に連結され、該ジャンクシ
ョンプレート14の後面には、フロントサイドフレーム4
の上面とシュラウドサイドパネル11の内側面とシュラウ
ドアッパメンバ13の下面と上記ジャンクションプレート
14の後面とを連結してシュラウド廻りを補強するシュラ
ウドレインフォースメント15が接合されている。
ドパネル11,11の上端部には、その上端の周縁形状に沿
って略L字状に形成されたシュラウドアッパサイド12,1
2がそれぞれ接合され、この左右のシュラウドアッパサ
イド12の前端部どうしは、前端クロスメンバ6と平行に
配設されたシュラウドアッパメンバ13で相互に連結され
ている。そして、このシュラウドアッパメンバ13と上記
前端クロスメンバ6の左右両端部どうしは平板状のジャ
ンクションプレート14で相互に連結され、該ジャンクシ
ョンプレート14の後面には、フロントサイドフレーム4
の上面とシュラウドサイドパネル11の内側面とシュラウ
ドアッパメンバ13の下面と上記ジャンクションプレート
14の後面とを連結してシュラウド廻りを補強するシュラ
ウドレインフォースメント15が接合されている。
尚、本実施例では、より好ましくは、上記左右のシュラ
ウドレインフォースメント15がフロントバンパ(不図
示)のバンパブラケットに兼用され、フロントバンパ
(不図示)は、ジャンクションプレート14,14を介して
上記シュラウドレインフォースメント15,15に対して結
合されるようになっている。
ウドレインフォースメント15がフロントバンパ(不図
示)のバンパブラケットに兼用され、フロントバンパ
(不図示)は、ジャンクションプレート14,14を介して
上記シュラウドレインフォースメント15,15に対して結
合されるようになっている。
また、本実施例では、上記シュラウドパネル10の前側に
おいて、上記フェンダセットブラケット9で支持される
フロントフェンダパネルとフロントサイドフレーム4と
の間に、例えばオイルクーラなどの熱交換器が取り付け
られるようになっている。
おいて、上記フェンダセットブラケット9で支持される
フロントフェンダパネルとフロントサイドフレーム4と
の間に、例えばオイルクーラなどの熱交換器が取り付け
られるようになっている。
すなわち、車体右側部分を例にとって説明すれば、第1
図及び第2図に示すように、上記フロントサイドフレー
ム4とフェンダセットブラケット9との間には、平板状
のブラケット21(オイルクーラブラケット)が配設され
ている。該オイルクーラブラケット21は、車体内方端が
シュラウドサイドパネル11を介してフロントサイドフレ
ーム4に対して接合される一方、車体外方端はフェンダ
セットブラケット9の下端部に接合されており、更に、
上記オイルクーラブラケット21の後端部はシュラウドパ
ネル10の下端部に接合されている。
図及び第2図に示すように、上記フロントサイドフレー
ム4とフェンダセットブラケット9との間には、平板状
のブラケット21(オイルクーラブラケット)が配設され
ている。該オイルクーラブラケット21は、車体内方端が
シュラウドサイドパネル11を介してフロントサイドフレ
ーム4に対して接合される一方、車体外方端はフェンダ
セットブラケット9の下端部に接合されており、更に、
上記オイルクーラブラケット21の後端部はシュラウドパ
ネル10の下端部に接合されている。
そして、エンジンオイルを冷却するオイルクーラ20は、
上記フェンダセットブラケット9の外側に支持されたフ
ロントフェンダパネル8と上記フロントサイドフレーム
4との間に配置されるとともに、上記オイルクーラブラ
ケット21の下面に締結固定されるようになっている。
上記フェンダセットブラケット9の外側に支持されたフ
ロントフェンダパネル8と上記フロントサイドフレーム
4との間に配置されるとともに、上記オイルクーラブラ
ケット21の下面に締結固定されるようになっている。
尚、車体左側部分についても、上記オイルクーラブラケ
ット21と同様の構成及び配置構造を有するブラケット22
が設けられており、該ブラケット22に他の熱交換器など
を取り付けることができるようになっている。
ット21と同様の構成及び配置構造を有するブラケット22
が設けられており、該ブラケット22に他の熱交換器など
を取り付けることができるようになっている。
以上、説明したように、本実施例によれば、上記オイル
クーラブラケット21を、フェンダセットブラケット9と
シュラウドパネル10とフロントサイドフレーム4とに接
合したので、オイルクーラ20が取り付けられるシュラウ
ドパネル10の前側部分を補強してこの部分の剛性を向上
させ、オイルクーラ20の支持剛性を確保することができ
るのである。また、上記オイルクーラ20は、シュラウド
パネル10よりも前方に配置されることによりエンジンル
ーム1の熱気から遮蔽されるので、効率の良い熱交換を
行うことができる。
クーラブラケット21を、フェンダセットブラケット9と
シュラウドパネル10とフロントサイドフレーム4とに接
合したので、オイルクーラ20が取り付けられるシュラウ
ドパネル10の前側部分を補強してこの部分の剛性を向上
させ、オイルクーラ20の支持剛性を確保することができ
るのである。また、上記オイルクーラ20は、シュラウド
パネル10よりも前方に配置されることによりエンジンル
ーム1の熱気から遮蔽されるので、効率の良い熱交換を
行うことができる。
第1図及び第2図は共に本考案の実施例に係るオイルク
ーラブラケットの接合部を説明するためのものでそれぞ
れ第3図のA−A方向及びB−B方向の断面説明図、第
3図は上記実施例に係る自動車のエンジンルームの全体
斜視図である。 1……エンジンルーム、4……フロントサイドフレー
ム、8……フロントフェンダパネル、9……フェンダセ
ットブラケット、10……シュラウドパネル、20……オイ
ルクーラ、21……オイルクーラブラケット。
ーラブラケットの接合部を説明するためのものでそれぞ
れ第3図のA−A方向及びB−B方向の断面説明図、第
3図は上記実施例に係る自動車のエンジンルームの全体
斜視図である。 1……エンジンルーム、4……フロントサイドフレー
ム、8……フロントフェンダパネル、9……フェンダセ
ットブラケット、10……シュラウドパネル、20……オイ
ルクーラ、21……オイルクーラブラケット。
Claims (1)
- 【請求項1】車体前部の外側板を構成するフロントフェ
ンダパネルと、車体前後方向に延びるフロントサイドフ
レームとの間に、熱交換器が配設された自動車の前部車
体構造において、 上記熱交換器はエンジンルーム前端のシュラウドパネル
の前側に取り付けられ、上記熱交換器を取り付けるため
の取付ブラケットは、上記フロントフェンダパネルを支
持するフェンダセットブラケットと上記シュラウドパネ
ルと上記フロントサイドフレームとに接合されているこ
とを特徴とする自動車の前部車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9806989U JPH0754058Y2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 自動車の前部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9806989U JPH0754058Y2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 自動車の前部車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0337082U JPH0337082U (ja) | 1991-04-10 |
JPH0754058Y2 true JPH0754058Y2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=31647186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9806989U Expired - Lifetime JPH0754058Y2 (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | 自動車の前部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754058Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5556479B2 (ja) * | 2010-07-29 | 2014-07-23 | トヨタ自動車株式会社 | 車両前部構造 |
WO2012114824A1 (ja) | 2011-02-23 | 2012-08-30 | 本田技研工業株式会社 | 自動車の車体前部構造 |
-
1989
- 1989-08-23 JP JP9806989U patent/JPH0754058Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0337082U (ja) | 1991-04-10 |
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