JPH0529257U - 小型モータの端子装置 - Google Patents

小型モータの端子装置

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JPH0529257U
JPH0529257U JP7585391U JP7585391U JPH0529257U JP H0529257 U JPH0529257 U JP H0529257U JP 7585391 U JP7585391 U JP 7585391U JP 7585391 U JP7585391 U JP 7585391U JP H0529257 U JPH0529257 U JP H0529257U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は,外部に導電体が露出していない,
構造が簡単で半田付けを行うことなく挿入方式の給電端
子が接続される構造の小型モータの端子装置を提供する
ことを目的としている。 【構成】 ケース蓋を貫通するかたちでブラシ・ベース
が設けられている構造の小型モータにおいて,ケース蓋
に装着されるターミナルを覆うカバーを設けると共に,
当該カバーに突起部と給電端子が挿入される端子挿入孔
とを設け,上記ケース蓋は当該突起部を係止する突起係
止部が設けられてなり,上記ターミナルは上記突起係止
部に配置されるターミナル係合部と上記ブラシ・ベース
に電気的接続がなされるターミナル圧入部とを備えて構
成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,小型モータの端子装置,特に例えばカメラなどに用いられる小型モ ータであって,給電ターミナルがカバーで覆われ,組立てが容易で,給電端子か ら電源供給が確実に行われる構造の小型モータの端子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図14に従来の小型モータの構成を示している。図14において,コミテータ 13と接触するブラシ装置14は,ブラシ・アーム14aとブラシ・ベース14 bとにより構成され,当該ブラシ・ベース14bが合成樹脂からなるケース蓋1 1を貫通するかたちで支持されている。そして,ターミナル12,ブラシ装置1 4および軸受15に支持されたモータ軸16に固定されているコミテータ13を 介してモータ軸16に固定されている回転子17の回転子コア18に巻回されて いる回転子巻線19に供給されることにより,モータケース20の内周面に固定 された永久磁石21により形成されている界磁中に存在する上記回転子17が回 転するように構成された小型モータである。
【0003】 図14図示の如き従来の小型モータにおいては,ケース蓋11から外部に突出 するようにもうけられたターミナル12に,例えば半田付け等の接続手段を用い て,電源供給用リード線が接続されていた。しかしながら,近来,例えばカメラ 等に使用されている小型モータに対する給電方式として,半田付けの必要のない 給電端子,例えばフレキシブル基板等を挿入することにより給電可能な入力手段 の導入が強く望まれるようになってきた。
【0004】 この様な要望に応えるものとして,実用新案登録出願人は先に次の構成の小型 モータの端子装置を提案した(実願平2-112284号)。 図15ないし図19はその一実施例を説明するための説明図であって,図15 はその考案が適用される小型モータにおけるケース蓋側の側面図,図16は図1 5図示矢印Aにおける断面図,図17は図15図示矢印Bにおける断面図を示し ており,図15ないし図17において,図中の符号1はケース蓋,1−1はター ミナル装着溝,1−2はブラシ保持孔,1−3はターミナル押圧部材収容部,1 −4はフレキシブル基板・ストッパ,2はターミナル,2−1はターミナル圧入 部,2−2はターミナル係合部,3はターミナル押圧部材,3−1は基部,3− 2は突起部,3−3はフレキシブル基板挿入孔,3−4は抜け止め用ストッパ, 3−5は溝部,4はフレキシブル基板,5はシャフト受け板,6はカシメ片を表 し,その他の符号は図14に対応している。
【0005】 図15ないし図17において,先の考案におけるケース蓋1は,ターミナル2 を装着するためのターミナル装着溝1−1,ターミナル2の一端に形成されたタ ーミナル圧入部2−1とブラシ・ベース14bとが挿入されてブラシ装置14が 保持されるブラシ保持孔1−2,ターミナル押圧部材3を装着するためのターミ ナル押圧部材収容部1−3,および図19に関連して後述するフレキシブル基板 4が挿入される際に,当該フレキシブル基板4の先端が係止されるフレキシブル 基板・ストッパ1−4(図17図示)をそなえている。また,先の考案における ターミナル2は,図16に図示されている如く,上記ブラシ保持孔1−2に圧入 されてブラシ・ベース14bと圧接するターミナル圧入部2−1を一端にそなえ ると共に,図17に図示されている如く,上記ターミナル押圧部材3が装着され た状態のもとで,当該ターミナル押圧部材3の突起部3−2と弾性的に係合する ターミナル係合部2−2を他端にそなえている。
【0006】 図15ないし図17には,ケース蓋1がモータケース20に組み込まれた状態 すなわちケース蓋1をモータケース20の開口端に圧入した上でカシメ片6によ り固定された状態が示されているが,以下,上記ケース蓋1の組み込み工程を順 次説明する。
【0007】 先ず,図16に図示されている如く,ケース蓋1にモータ軸16のスラスト 受けとなるシャフト受け板5,軸受15,ブラシ装置14を組み込むと共に,タ ーミナル圧入部2−1をブラシ・ベース14bに押圧させたかたちでブラシ保持 孔1−2に圧入させることにより,ターミナル2を上記ターミナル装着溝1−1 に装着する。この場合,まだターミナル押圧部材3が装着されていないので,タ ーミナル2の他端に形成されているターミナル係合部2−2は自由状態であるた め,図17図示状態より水平に近い折り曲げ角度となっている。
【0008】 次いで,ケース蓋1をモータケース20に組み込み,カシメ片6によるカシ メ完了後,上記ターミナル押圧部材3を装着する(カシメ片6によるカシメはタ ーミナル押圧部材3の装着後に行うようにしても良い)。なお,この状態が図1 5ないし図17に図示されているが,モータ軸16に取り付けられているコミテ ータ,回転子コア,回転子巻線や永久磁石等の図示は省略されている。
【0009】 ここで,図18に関連して先の考案における上記ターミナル押圧部材3を説明 する。当該ターミナル押圧部材3は,基部3−1と突起部3−2とから一体に構 成されている。そして,上記基部3−1にはフレキシブル基板挿入孔3−3が設 けられている。また,上記突起部3−2の先端部分には抜け止め用ストッパ3− 4が設けられている。
【0010】 ケース蓋1に形成されているターミナル押圧部材収容部1−3は,上記基部3 −1の内面と両側面,上記突起部3−2の両側面と嵌合する形状を有するよう形 成されている(詳細な図示は省略されている)。従って,当該ターミナル押圧部 材収容部1−3に上記ターミナル押圧部材3を挿入する際,上記抜け止め用スト ッパ3−4が上記ターミナル押圧部材収容部1−3に当接することになるため, 上記突起部3−2の中央部分に溝部3−5を形成して当該突起部3−2が撓むよ うにすることにより,上記ターミナル押圧部材3の挿入が容易に行うことができ るようにしている。
【0011】 上記工程終了後における上記ターミナル係合部2−2の状態を図17に図示 している。即ち,上記工程においてターミナル押圧部材3を装着することによ り,上記ターミナル係合部2−2の先端が上記ターミナル押圧部材3の突起部3 −2に押圧され,当該ターミナル係合部2−2は,上記突起部3−2に対して弾 性的に係合されることになる。
【0012】 図19はフレキシブル基板4が装着された状態を示している。即ち,図17に 図示されている上記工程終了後の状態のもとで,フレキシブル基板挿入孔3− 3にフレキシブル基板4を挿入する。当該フレキシブル基板4は,上記ターミナ ル係合部2−2を押し下げるようにして上記突起部3−2に沿い,先端がフレキ シブル基板・ストッパ1−4に当接するまで挿入される。従って,ターミナル係 合部2−2は,上記フレキシブル基板4に対して一層強く弾性的に係合されるた め,当該フレキシブル基板4とターミナル係合部2−2との電気的な接続を確実 にすると共に,フレキシブル基板4は挿着後に簡単に抜け落ちることはない。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら,先に提案した考案においても,ケース蓋に装着されるターミナ ルのリード部が露出しているため,他のカメラ構成部品等と接触してショートす るおそれがあり,当該ターミナルが露出されていない構造の小型モータが望まれ る。
【0014】 また,雑音防止用等のコンデンサが接続される型式の小型モータにあっては, 当該コンデンサも外部に本体及びその導電部が露出されていない構造のものが望 まれる。
【0015】 本考案は,上記の点に鑑みなされたものであり,ターミナルのリード部及び上 記雑音防止用等のコンデンサの本体を含め小型モータの外部に電気が流れる導電 体が露出していない構造で,かつブラシ・ベースとターミナルとの電気的接続が 確実な,そして挿入方式の給電端子であるフレキシブル基板等の接続を簡単に行 うことのできる小型モータの端子装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために,本考案の小型モータの端子装置は,モータケー スの内周面に界磁形成用の永久磁石を有する固定子と回転子コアに回転子巻線が 巻回されてなる回転子とをそなえ,合成樹脂からなるケース蓋に支持された給電 用のブラシ装置に摺動接触するコミテータを介して上記回転子巻線に電流を供給 するよう構成されると共に,上記ブラシ装置は,ケース蓋を貫通するかたちで支 持されるブラシ・ベースと,当該ブラシ・ベースから延長されて上記コミテータ と接触するブラシ・アームとにより構成され,上記ブラシ・ベースに接続された ターミナルをそなえた小型モータの端子装置において, 上記ターミナルのリード部を覆う合成樹脂材のカバーを設けると共に, 当該カバーは,上記ケース蓋に嵌着される2個の突起部と挿入方式の給電端子 が挿入される端子挿入孔とを備えてなり, 上記ケース蓋は,上記カバーの突起部をそれぞれ係止する突起係止部と上記タ ーミナルのリード部をガイドするターミナル装着溝が設けられてなり, 上記ターミナルは,上記ケース蓋に設けられた突起係止部の一方に配置される ターミナル係合部を備えると共に,上記ブラシ・ベースと電気的接続がなされる ターミナル圧入部を備えてなり, 上記ターミナル装着溝に上記ターミナルを配設した上で,カバーがケース蓋に 嵌着されたとき,上記ターミナル係合部が上記突起部の1つと弾性的に係合され る構造となし, 上記給電端子は,上記端子挿入孔から上記突起部に沿って挿入され,当該突起 部に対するターミナルの係合位置において上記ターミナルと弾性的に係合される こと を特徴としている。
【0017】
【作用】
上記の構成により,導体の露出がなくなり,半田付けをなくすることができる 。
【0018】
【実施例】
図1は本考案が適用される小型モータにおけるケース蓋側の一実施例側面図, 図2は図1の矢印Xにおける断面図,図3は図1の矢印Yにおける断面図を示し ている。
【0019】 上記図1ないし図3及びカバーを取外した図5において,ケース蓋1は図6に 示された形状構造を備え,当該ケース蓋1に取付けられるカバー7は図7ないし 図9に示された形状構造を有し,ターミナル2は図11,図12に示された形状 構造を具備している。
【0020】 図1ないし図3及び図5に用いられている本考案のケース蓋1は,ターミナル 2を装着するためのターミナル装着溝1−1,ターミナル2に形成されたターミ ナル圧入部2−1とブラシ・ベース14bとが挿入されてブラシ装置14が保持 されるブラシ保持孔1−2,カバー7の突起部7−1,7−2と係合し,当該カ バー7をケース蓋1に嵌着固定する幅D1,D2を有する突起係止部1−5,1 −6,チップ・コンデンサ8を収納する収納部1−7,及び当該ケース蓋1をモ ータケース20に圧入組立ての際用いられる組立溝1−8をそれぞれ備えている 。上記突起係止部1−5,1−6は,後述する突起部7−1,7−2の各両側面 と嵌合する形状,すなわち壁面E,Fを具備して形成されている。
【0021】 図1ないし図3及び図5に用いられている本考案のターミナル2は,図2に図 示されている如く,上記ブラシ保持孔1−2に圧入されてブラシ・ベース14b と圧接するターミナル圧入部2−1を幅D3のガイド片2−4,2−5を介して 略半月中央部に有している。そして図3に示されている様に,後に説明するカバ ー7がケース蓋1に取付けられた状態の下で,当該カバー7の突起部7−1と弾 性的に係合するターミナル係合部2−2がターミナル2の略半月の一端に設けら れ,その他端には図10図示の如く,チップ・コンデンサ8の端子を接触保持す る挟持部2−3が設けられている。
【0022】 なお,上記説明のターミナル2は,図5図示のターミナル装着溝1−1に装着 された一方,例えば左側の形状構造を説明したものであり,これと対称形のター ミナルがもう片方の右側のターミナル2として用いられる。
【0023】 図11及び図12図示のターミナル2及び当該ターミナル2と対称形のターミ ナルが図6に示されたケース蓋1のターミナル装着溝1−1に図5図示の如くそ れぞれ装着される。
【0024】 図1ないし図3に用いられている本考案のカバー7は,中央部に穴7−10, 相対向して突起部7−1,7−2,当該突起部7−1,7−2と直角方向にカバ ー片7−6,7−7がそれぞれ設けられ,その材質は合成樹脂材で出来ている。 突起部7−1側にはフレキシブル基板挿入孔7−3が設けられ,突起部7−2側 の裏面には上記チップ・コンデンサ8を収納固定する固定溝7−8が設けられて いる。
【0025】 上記突起部7−2は,ケース蓋1に設けられた突起係止部1−6に嵌着される 幅D2を有し,その先端部分両側面に抜け止め用ストッパ7−4が設けられ,ま たその中央部分に溝部7−5が形成されている。当該溝部7−5が形成されてい ることにより,当該突起部7−2を上記突起係止部1−6の両壁面E,Fと嵌合 する際,当該突起部7−2が撓み,その幅D2が小さくなって容易に突起部7− 2が突起係止部1−6に嵌着され得る構造となっている。
【0026】 反対側の突起部7−1も同様に,その幅がD1で,先端部分両側面に抜け止め 用ストッパ7−4及び中央部分に溝部7−5が形成されている。また当該突起部 7−1の先端部内側には,図4に関連して後述するフレキシブル基板4がフレキ シブル基板挿入孔7−3に挿入された際に,当該フレキシブル基板4の先端が係 止されるフレキシブル基板・ストッパ7−9が形成されている。
【0027】 次に本考案に係る小型モータの組立て工程の一例を説明する。 先ず,ケース蓋1にモータ軸16のスラスト受けとなるシャフト受け板5, 軸受15,ブラシ装置14を組込む。このときブラシ・ベース14bはターミナ ル装着溝1−1の位置に設けられているブラシ保持孔1−2から外部側へ図6に 示されている如く突出した状態となっている。
【0028】 この状態の下でターミナル2のターミナル圧入部2−1を突出したブラシ・ ベース14bに押圧させた形でブラシ保持孔1−2に圧入させ,当該ターミナル 2の他の部分を上記ターミナル装着溝1−1に沿って装着する。
【0029】 ブラシ保持孔1−2から外部側へ突出したブラシ・ベース14bを,図1, 図2及び図5図示の如くターミナル2のガイド片2−4と2−5との間にしてタ ーミナル2側へ折曲げ,ターミナル2をケース蓋1に機械的に固定すると共に, ブラシ・ベース14bとターミナル2との電気的接続を確保している。従って両 者間の接触個所が増し,電気的接続がより強化されたものとなっている。
【0030】 この時のターミナル係合部2−2は突起係止部1−5内に配置されて図5図示 の如く自由状態にあり,図3に示されたカバー7が嵌着された場合に比べ,その 折曲げ角度は水平に近い折曲げ角が保たれている。またチップ・コンデンサ8の 端子を接続保持する2個の挟持部2−3は,ケース蓋1に設けられた収納部1− 7に配置されている。
【0031】 次に,モータケース20の開口端に上記ケース蓋1を圧入するが,その前に ,小型モータにチップ・コンデンサ8を接続する構成の型式のものは,上記収納 部1−7に配設されている挟持部2−3に図5及び図10図示の如くチップ・コ ンデンサ8を圧入するようにする。
【0032】 図7ないし図9に示されているカバー7を図1図示の如くケース蓋に被す。 すなわち,カバー7に設けられた突起部7−1,7−2がケース蓋1の突起係 止部1−5,1−6の各両壁面E,Fに沿って押入れられると,上記説明の如く 各突起部7−1,7−2に設けられている溝部7−5によって当該突起部7−1 ,7−2の先端部がそれぞれ撓み,容易に突起係止部1−5,1−6に突起部7 −1,7−2がそれぞれ挿入されて行く。当該突起部7−1,7−2が所定位置 まで挿入されたとき,撓められていた突起部7−1,7−2の各先端部が元の状 態の幅D1,D2に戻り,各抜け止めストッパ7−4が働いて,カバー7がケー ス蓋1側に嵌着され固定される。
【0033】 この時,カバー片7−6,7−7は図1及び図2図示の如く各ガイド片2−4 と2−5との間及びターミナル装着溝1−1にガイドされている各ターミナル2 のリード部を総べて覆い,フレキシブル基板挿入孔7−3が設けられている側の 突起部7−1は,図3図示の如くターミナル係合部2−2の先端を強制的に折曲 げるように作用し,その結果当該ターミナル係合部2−2は当該突起部7−1に 対して弾性的に係合され,突起部7−2側に設けられている固定溝7−8はチッ プ・コンデンサ8を押圧固定する。
【0034】 図4はフレキシブル基板4が装着された状態を示している。即ち,カバー7が ケース蓋1に嵌着された図3の状態の下で,フレキシブル基板挿入孔7−3にフ レキシブル基板4を挿入する。当該フレキシブル基板4は,上記ターミナル係合 部2−2を押し下げるようにして上記突起部7−1に沿い,先端がフレキシブル 基板・ストッパ7−9に当接するまで挿入される。従ってターミナル係合部2− 2は,上記フレキシブル基板4に対してより一層強く弾性的に係合されるため, 当該ターミナル係合部2−2との電気的な接続を確実にすると共に,フレキシブ ル基板4は常に一定の長さが挿入され,かつ挿着後は簡単に抜け落ちることはな い。
【0035】 以上,図1ないし図12に関連して説明した本考案の一実施例においては,カ バー7の突起部7−1に上記フレキシブル基板4の先端を係止させるためのフレ キシブル基板・ストッパ7−9が設けられているが,当該フレキシブル基板・ス トッパ7−9を用いる方式に替え,図13に示された形状のフレキシブル基板4 を用いることができる。この場合,カバー7の表面に当接する段差部4−3が設 けられており,当該段差部4−3がフレキシブル基板挿入孔3−3の周辺表面と 当接する。従って突起部7−1には上記フレキシブル基板・ストッパ7−9が不 用となる。なお,図13における符号4−1は給電端子部,4−2は絶縁部を表 わしている。
【0036】
【考案の効果】
以上説明した如く,本考案によれば,ターミナル全体及びコンデンサが接続さ れる場合も当該コンデンサの本体及びその端子もすべてカバーで覆われ,また給 電端子と接触するターミナル係合部もモータ内部にあるので,小型モータの外部 に電気が流れる導電体の露出が無くなり,他のカメラ構成部品等と直接接触する 配置を用いることができるようになる。
【0037】 ブラシ・ベースをターミナル側へ折曲げる構造であるので,電気的接触の数が 多くなり,電気的接続が強化されると共に,半田付けを行うことなくターミナル をケース蓋に取付けることができ,組立て作業が向上する。
【0038】 そして,挿入方式の給電端子であるフレキシブル基板等の接続を半田付けを行 わずに確実に給電できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用される小型モータにおけるケース
蓋側の一実施例側面図である。
【図2】図1の矢印Xにおける断面図である。
【図3】図1の矢印Yにおける断面図である。
【図4】フレキシブル基板挿着説明断面図である。
【図5】カバーを取外したケース蓋部分の組立図であ
る。
【図6】ケース蓋の正面図である。
【図7】カバーの平面図である。
【図8】カバーの縦断面図である。
【図9】カバーの左側面図である。
【図10】チップ・コンデンサの挟持説明図である。
【図11】ターミナルの平面図である。
【図12】ターミナルの正面図である。
【図13】本考案に適用されるフレキシブル基板の一実
施例部分正面図である。
【図14】従来の小型モータの構造説明縦断面図であ
る。
【図15】従来の小型モータにおけるケース蓋側の側面
図である。
【図16】図15の矢印Aにおける断面図である。
【図17】図15の矢印Bにおける断面図である。
【図18】図15に使用されているターミナル押圧部材
の斜視図である。
【図19】従来のフレキシブル基板挿着説明断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケース蓋 1−1 ターミナル装着溝 1−2 ブラシ保持孔 1−5,1−6 突起係止部 1−7 収納部 2 ターミナル 2−1 ターミナル圧入部 2−2 ターミナル係合部 2−3 挟持部 4 フレキシブル基板 7 カバー 7−1,7−2 突起部 7−3 フレキシブル基板挿入孔 7−4 抜け止め用ストッパ 7−5 溝部 7−6,7−7 カバー片 7−8 固定溝 7−9 フレキシブル基板・ストッパ 8 チップ・コンデンサ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケースの内周面に界磁形成用の永
    久磁石を有する固定子と回転子コアに回転子巻線が巻回
    されてなる回転子とをそなえ,合成樹脂からなるケース
    蓋に支持された給電用のブラシ装置に摺動接触するコミ
    テータを介して上記回転子巻線に電流を供給するよう構
    成されると共に,上記ブラシ装置は,ケース蓋を貫通す
    るかたちで支持されるブラシ・ベースと,当該ブラシ・
    ベースから延長されて上記コミテータと接触するブラシ
    ・アームとにより構成され,上記ブラシ・ベースに接続
    されたターミナルをそなえた小型モータの端子装置にお
    いて, 上記ターミナルのリード部を覆う合成樹脂材のカバーを
    設けると共に, 当該カバーは,上記ケース蓋に嵌着される2個の突起部
    と挿入方式の給電端子が挿入される端子挿入孔とを備え
    てなり, 上記ケース蓋は,上記カバーの突起部をそれぞれ係止す
    る突起係止部と上記ターミナルのリード部をガイドする
    ターミナル装着溝が設けられてなり, 上記ターミナルは,上記ケース蓋に設けられた突起係止
    部の一方に配置されるターミナル係合部を備えると共
    に,上記ブラシ・ベースと電気的接続がなされるターミ
    ナル圧入部を備えてなり, 上記ターミナル装着溝に上記ターミナルを配設した上
    で,カバーがケース蓋に嵌着されたとき,上記ターミナ
    ル係合部が上記突起部の1つと弾性的に係合される構造
    となし, 上記給電端子は,上記端子挿入孔から上記突起部に沿っ
    て挿入され,当該突起部に対するターミナルの係合位置
    において上記ターミナルと弾性的に係合されることを特
    徴とする小型モータの端子装置。
  2. 【請求項2】 上記ターミナルは上記ブラシ・ベース幅
    より広い間隔で形成された2個のガイド片を備え,上記
    ブラシ・ベースのケース蓋から貫通した部分が上記2個
    のガイド片間に嵌込まれた形態で折曲げられ,ターミナ
    ルがケース蓋に固定されると共に電気的接続が行われる
    構造を特徴とする請求項1記載の小型モータの端子装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ターミナルはコンデンサを挟持する
    挟持部が形成されてなり,かつ上記ケース蓋は当該コン
    デンサを収納する収納部を備えてなることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の小型モータの端子装置。
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JP2019193562A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 ハンオン システムズ 圧縮機の駆動装置及びその組立方法

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JP2019193562A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 ハンオン システムズ 圧縮機の駆動装置及びその組立方法
US11183902B2 (en) 2018-04-26 2021-11-23 Hanon Systems Device for driving a compressor and method for assembling of the device

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