JPH0753256Y2 - 安全機構付き可動型コネクタ - Google Patents

安全機構付き可動型コネクタ

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JPH0753256Y2
JPH0753256Y2 JP6603590U JP6603590U JPH0753256Y2 JP H0753256 Y2 JPH0753256 Y2 JP H0753256Y2 JP 6603590 U JP6603590 U JP 6603590U JP 6603590 U JP6603590 U JP 6603590U JP H0753256 Y2 JPH0753256 Y2 JP H0753256Y2
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宏 遠藤
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は安全機構付き可動型コネクタ、さらに詳細に
述べると相対的に移動する機器の電気回路を接続した
り、切り離したりするための安全機構付き可動型コネク
タに関する。
[考案の背景] 相対的に移動させることのできる機器の相互間の電気回
路の接続として、たとえば携帯用カーラジオを車体の電
気回路に接続するとか、コピー機械あるいは自動販売機
などの可動部分を固定部分と電気的に接続することが必
要となっている。
さらに、各種産業用機器のロボット化すなわちメカトロ
ニックスとロボットシステムとの開発により、相対的に
移動する機器を電気的に結合することが、一般化してい
る。
こうした要望に答えるための可動型コネクタとしては、
固定側の機器に対して移動させる側の機器の結合に当っ
て、両者のコネクタの製作上、避けることのできない寸
法公差によって、コネクタ相互の接触に大きな影響を与
え、機器間の電気的結合に支障を及ぼすことが少くな
い。
従来における、この種の機器間の電気的結合上の諸問題
を考慮して、この出願の考案者は相対的に移動する機器
の電気接続部分の寸法公差に関係なく、両者を的確に結
合することのできる可動型コネクタ(平成1年特許願第
271483号)を開発した。
前記出願の発明のものは、相対的に移動する機器の電気
的接続において、コネクタの着脱が容易であり、しかも
確実に接続状態を維持することができる可動型コネクタ
として優秀な効果を有するものである。
ところで、前掲特許出願の可動型コネクタは、第一の機
器に取付ける固定枠と、この固定枠に組み込む固定側コ
ネクタと、可動機器に取付ける可動側コネクタとから成
り、可動側コネクタを固定側コネクタに向けて移動させ
ることによって両者を嵌合させるものである。
しかし、この可動型コネクタにおいては、固定枠に組み
込んだ固定側コネクタに可動側コネクタの移動以外の動
作による力が加わっても、固定側コネクタが枠部材に固
定された位置を占めるという不利益がある。
以上の問題点を考慮して、この考案は可動側コネクタ以
外の作動では、固定側コネクタを枠部材の固定位置に移
動させることがない安全機構を設けて成る可動型コネク
タを提供することを目的とする。
[考案の構成] この考案の安全機構付き可動型コネクタの好ましい実施
態様を図面について詳細に説明する。第1図に示すよう
に、この考案の安全機構付き可動型コネクタは、固定側
機器の側壁に固定する合成樹脂製の枠部材10と、この枠
部材10に組み込む固定側コネクタ12と、可動側機器の基
板に取付ける可動側コネクタ14とから成っている。
枠部材10は固定側機器の側壁(図面に示してない)に接
触するフランジ部20を備え、このフランジ部20には機器
に固定する取付け孔22が形成してある。フランジ部20の
一方の面の両端から突出する上下1対のアーム部24がそ
れぞれフランジ部20と一体的に片持ち支持されて伸長し
ている。アーム部24はその材質からして、その長手軸線
について僅かに移動することができる。すなわち“ばね
性”を具備するものとしてある。
アーム部24の先端には、上下対向して突出し前方から後
方に向けてほぼ三角形を形成する突起部26が形成してあ
る。
この突起部26の前方の斜面の基部にはアーム部24の端面
と平行で、突起部26の外側から内側に向けて伸長し、突
起部26の幅Wよりも僅かに狭い切欠き100が形成してあ
る。(第2図および第3図)。
フランジ部20には、また、その両端から伸長する1対の
固定側コネクタ12の案内板28が設けてある。この案内板
28の内面には長手方向にガイド溝30が形成してある。
次に固定側コネクタ12は枠部材10の空所に挿入する部品
で、第4図に示す実施態様ではソケットコネクタとして
示してあり、ソケット本体40を中央とし、その両側には
本体40の側壁と間隔をとって伸長するようにL字形の腕
部材42が本体40と一体に構成してあり、ソケット本体40
の上面には突起部44が形成してある。
ソケット本体40を枠部材10に挿入するのに便利とするた
めに、腕部材42の外側面には、枠部材10の案内板28のガ
イド溝30に嵌合する突出部46が設けてある。また腕部材
42の端部は上下方向に突出する係止部48に形成してあっ
て、ソケット本体12を枠部材10に挿入すると、腕部材42
の突出係止部48が枠部材10のアーム部24の突起部26の前
端の切欠き100につき当ってそれ以上前進することがで
きずに停止する。
第5図に示すように、可動側コネクタ14は、可動側機器
の基板(図面に示してない)に取付けるフランジ部50
と、電気的接触のための導体たとえばピンコンタクト52
の端部を囲繞するケーシング54とから成る一体構造のも
のとしてある。フランジ部50には機器に固定するための
取付け孔56が設けてある。
可動側コネクタ14のケーシング54は、枠部材10に部分的
に挿入されているソケット本体12に可動機器の移動にし
たがって嵌合するとともに、ソケット本体12の腕部材42
の突出係止部48が枠部材10のアーム部24の突起部26の前
端の切欠き100に突き当って掛け止められて、ソケット
本体12をそれ以上枠部材10の方向に前進することのない
状態を解除して、ソケット本体12を枠部材10内に収容す
る。
そのために、ケーシング54の上壁にはソケット本体40の
上面の突起部44の逃げ溝58が形成してあり、またその上
部に板部材60がフランジ部50より伸長させてある。第6
図に示すように、この板部材60の自由端には、ソケット
本体40の上面の突起部44と係合して可動側コネクタ14を
その挿入位置に維持する係止用突起62が形成してある。
また、可動側コネクタ14の挿入方向への移動とともにソ
ケット本体12の腕部材42の突出係止部48と枠部材10のア
ーム部24の突起部26の切欠き100との掛け止め関係を解
除するために、可動側コネクタ14のケーシング54の両側
壁には、枠部材10の上下両アーム部24を外方へ押し広げ
るためのカム状突縁200が形成してある。
このカム状突縁200は、可動側コネクタ14の前進に従っ
て、枠部材10のアーム部24の突起部26の上面内側、すな
わち切欠き100が形成されていない突起部26の上面と接
触し、アーム部24を外方に押し広げて、ソケット本体12
を枠部材10について前進可能にする。
第6図ないし第8図は、以上に詳述したこの考案の安全
機構付き可動型コネクタの各部を嵌合する作動の順序に
ついて説明する。
第6図に示すように、固定側コネクタ12と可動側コネク
タ14とが結合される前において枠部材10に固定側コネク
タ12を組込んでおく。その組込みのためには、枠部材10
の案内板28を外方に僅かに広げることによって、固定側
コネクタ12のソケット本体40のL字状腕部材42の突出部
46を案内板28の内側面のガイド溝30に容易に挿入するこ
とができ、ソケット本体40を枠部材10内に押しこむこと
ができる。その押しこみ位置において、枠部材10の上下
のアーム部24端部に形成してある突起部26の切欠き100
に固定側コネクタ12のL字状腕部材42の突出係止部48の
内端がつき当って、第8図に示す位置を維持する。
以上の状態(第6図)において、可動側コネクタ14を固
定側コネクタ12の方に移動する。すると、先ず可動側コ
ネクタ14が固定側コネクタ12と完全に嵌合し、その板部
材60の係止用突起62が係止突起44と係合した第5図の状
態となる。更に可動側コネクタ14に内方の力を加える
と、固定側コネクタ12のL字状腕部材42の突出係止部48
によって、固定側コネクタ12を収容している枠部材10の
アーム部24が外方に押し広げられるとともに、可動側コ
ネクタ14のケーシング54の両側壁より上下に伸長するカ
ム状突縁200が枠部材10のアーム部24の突起部26をさら
に押し広げて、固定側コネクタ12の突出係止部48と突起
部26の切欠き100との契合を解除する。したがって、固
定側コネクタ12の突出係止部48が枠部材10のアーム部24
の突起部26を越えて、枠部材10内にさらに移動し、突出
係止部48が突起部26に係合して第8図に示す位置に的確
に嵌装できる。
また、可動側コネクタ14を固定側コネクタ12から取りは
ずす時には、可動側コネクタ14を単に引き抜くだけで良
い。
[考案の効果] この考案の安全機構付き可動型コネクタは、以上に詳述
したところから理解できるように、枠部材10に固定側コ
ネクタ12を取りつけた状態で、この固定側コネクタ12に
何等かの理由で枠部材10に向けて前進させる力が加わっ
ても、固定側コネクタ12は枠部材10のアーム部24の突起
部26に設けた切欠き100と固定側コネクタ12の腕部材42
の突出係止部48との契合で、その場に固定されていて、
移動することがなく安全である。
すなわち、可動側コネクタ14が正しく固定側コネクタ12
に嵌合するように移動されることによって、固定側コネ
クタ12の枠部材10に対する固定状態が解除されて、安全
で確実な嵌合がおこなわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の安全機構付き可動型コネクタを構成
する枠部材の斜視図、第2図はそのアーム部に設けた突
起部と切欠きを示す部分断面図、第3図は同じくその正
面図、第4図は固定側コネクタの斜視図、第5図は可動
側コネクタの斜視図、第6図から第8図までは各部の嵌
合を説明する側断面図である。 図中の主な参照数字を列挙すれば、次のとおりである。 10……枠部材 12……固定側コネクタ 14……可動側コネクタ 24……アーム部 26……突起部 28……案内板 30……ガイド溝 40……ソケット本体 42……L字状腕部材 44……(40)上面の突起部 46……(30)に嵌合する突出部 48……突出係止部 52……導体(ピンコンタクト) 54……ケーシング 100……突出部(26)の切欠き 200……ケーシング(54)の両側壁のカム状突縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の機器に固定する枠部材(10)と、前
    記枠部材(10)に組み込む固定側コネクタ(12)と、第
    二の機器に取り付ける可動側コネクタ(14)とから成
    り、前記枠部材(10)を前記第一の機器に取付けるフラ
    ンジ部(20)と、前記フランジ部(20)の両端からそれ
    ぞれ伸長する上下1対の弾性を有するアーム部(24)
    と、前記フランジ部(20)の両端から伸長する案内板
    (28)とから構成し、前記アーム部(24)の自由端に突
    起部(26)を設け、前記案内板(28)の内面にガイド溝
    (30)を設けたことと、前記固定側コネクタ(12)を第
    一の複数個の電気的接続用導体を収容する本体(40)
    と、前記本体(40)の両側に伸長する腕部材(42)とか
    ら構成し、前記腕部材(42)の外側面に前記ガイド溝に
    嵌合する突出部(46)を設け、前記腕部材(42)の自由
    端に上下方向に突出する係止部(48)を設けたことと、
    前記可動側コネクタ(14)を前記第二の機器に取付ける
    フランジ部(50)と、前記第一の導体と電気的に接続す
    るための複数個の第二の導体を収容するケーシング(5
    4)とから構成したことと、前記枠部材(10)のアーム
    部(24)の前記突起部(26)の前方基部に切欠き(10
    0)を設け前記固定側コネクタ(12)の腕部材(42)の
    係止部(48)と契合するようにしたことと、前記可動側
    コネクタ(14)のケーシング(54)の両側壁に上下に伸
    長するカム状突縁(200)を設けたこととから成る安全
    機構付き可動型コネクタ。
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JP3417533B2 (ja) * 1997-07-31 2003-06-16 矢崎総業株式会社 コネクタ接続構造
JP4780754B2 (ja) * 2005-04-20 2011-09-28 株式会社フジクラ コネクタ結合構造

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