JPH0752257B2 - 眼球手術用顕微鏡 - Google Patents

眼球手術用顕微鏡

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JPH0752257B2
JPH0752257B2 JP63195891A JP19589188A JPH0752257B2 JP H0752257 B2 JPH0752257 B2 JP H0752257B2 JP 63195891 A JP63195891 A JP 63195891A JP 19589188 A JP19589188 A JP 19589188A JP H0752257 B2 JPH0752257 B2 JP H0752257B2
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JP
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microscope
illumination light
light
illumination
eyeball
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JP63195891A
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義文 宇田川
國臣 阿部
Original Assignee
株式会社甲南カメラ研究所
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、眼球手術用顕微鏡における視野照明にかゝ
り、特に照明光の点滅、照明光の照射範囲の限定などの
制御操作を執刀医が手許で行えるようにしたものであ
る。
<従来の技術> 離れて位置する光源からの照明光を、ライトガイドによ
って顕微鏡内に導入し、この顕微鏡の対物レンズを通し
て眼球に照射するよう構成した装置が知られている。
この種の顕微鏡において、眼球の中心を求めるための固
視標を投射できるように、照明光の光路中にピンホール
を挿脱するよう構成した装置は、特願昭61−273704号に
示されている。
また、この種の顕微鏡において、アダプタを取付けるこ
とによって、被手術者が眩しくないように、照明光の中
心部分を遮断することも最近行われている。
<発明が解決しようとする課題> 眼球手術に際しては、例えば第6図に示すように、顕微
鏡の側方にスリットライトを附設し、眼球表面に直線状
のスリット像を投映して、水晶体等の混濁を調べたり、
像の湾曲の状況から眼球の歪みを調べたりすることが行
われている。これは、顕微鏡内から視野照明を消灯して
実施するが、そのための照明光の点滅は、離れた位置に
ある光源の電源スイッチを操作しなければならない不便
がある。
また、被手術者が眩しくないためのアダプタの着脱は、
操作が面倒で、外したアダプタの置き場所に困る。
顕微鏡内に、照明光明滅用のシャッターや、眩しさを防
ぐアダプターや、固視標用のピンホール等の挿脱機構を
設けることが一応考えられるが、顕微鏡内の限られた空
間に多くの機構を収容するのは無理である。これに加
え、上述のシャッターやアダプタは被手術者の眼球の表
層部分に対して共軛焦点位置に置き、上述のピンホール
は被手術者の網膜に対して共軛焦点位置に置かねばなら
ぬので、これらを限られた空間に収容するのは一層困難
である。
従って、仮に上述の諸機構を顕微鏡内に収容したとして
も、その構造が複雑になって、極めて操作性の悪いもの
となる。
この発明は、つまみの操作だけで、視野照明光の明滅、
固視標の投射、及び照明光の中心部分の遮断を選択でき
る単一の簡単な機構を実現しようとするものである。
<課題を解決するための手段> この発明の顕微鏡も、従来のものと同様に、離れて位置
する光源からの照明光を、ライドガイドによって顕微鏡
内へ導入し、そこから顕微鏡対物レンズを通して眼球に
照射するよう構成されている。
この発明の特徴として、顕微鏡内において、遮光性可撓
材料よりなる移動幕が、上記照明光の光路を2箇所で横
切って、移動可能に設けられている。この2箇所は、被
手術者の眼球の表層部分に対して共軛焦点になる第1の
位置と、被手術者の網膜に対して共軛焦点になる第2の
位置である。
上記の移動幕には、上記第1または第2の位置におい
て、上記照明光を完全に遮断する全閉部と、上記照明光
のほぼ全体を通過させる全開部と、上記照明光の中心部
だけを通過させるピンホール部と、上記照明光の中心部
分を遮断しながらその周囲に向かう照明光の少なくとも
一部分だけを通過させる部分照明部が設けられている。
この移動幕は、外部に設けたつまみの操作によって、そ
の各部を自由に選択して照明光路上に置くことができ
る。
<作 用> 照明光路上の第1及び第2の位置の双方で、移動幕が光
路外に退去した状態または全開部が選択された状態にあ
るときは、顕微鏡視野全体が照明される。
照明光路上の第1及び第2の位置の何れか一方または双
方で、全閉部が選択されているときは、顕微鏡視野は全
く照明されない。従って、スリット光による水晶体の混
濁状況の検査や眼球の歪の検査を実施することができ
る。
照明光路上の第1の位置で部分照明部が選択され、第2
の位置で全開部が選択されているときは、顕微鏡視野の
中心部が照明されず、その周囲の少なくとも一部分が照
明される。従って、被手術者に眩しさを感じさせずに手
術を実施することができる。
照明光路上の第1の位置で移動幕が光路外へ退去するか
全開部が選択された状態にあり、第2の位置でピンホー
ル部が選択されているときは、眼球へ固視標が送られ
る。被手術者に、これを見つめさせることにより眼球表
面の中心点を知ることができる。
この発明においては、上述の各状態を1個の移動幕の位
置だけで選択できるので、その構造が簡単で、顕微鏡内
の限られた空間内に設けることが可能になる。そして、
その選択は顕微鏡の外部に設けた1個のつまみの操作だ
けで行うことができるので、操作性が極めて良好であ
る。
<実施例> 第1図及び第2図において、1は顕微鏡外箱で、下端に
は大口径の対物レンズ2が設けられ、内部は仕切板3、
4、5によって3段に仕切られている。最下段の仕切板
3には、中央部に補助レンズ6を有する照明窓7が存在
し、その両側に観察窓8、8が穿設されている。仕切板
3の上方で、外箱1に受口9が設けられ、これにライト
ガイド10の先端のチップ11が挿入されている。
仕切板3の上方には、誘導枠12が支持されており、この
誘導枠12は、チップ11の先端面に対面する入射窓13と、
照明窓7に合致する射出窓14とを有し、かつ上下壁及び
前後壁の内面に沿って、移動幕15を移動可能に支持す
る。ここで、入射窓13は被手術者の眼球の表層面に対し
て共軛焦点位置にあり、射出窓14は被手術者の網膜に対
して共軛焦点位置にある。また、その両側壁間には、入
射窓13から入射した照明光を射出窓14へ向けて反射する
反射鏡16が支持されている。反射鏡16の裏側では、ゴム
製の駆動ローラ17が移動幕15に接触し、その回転軸18
は、誘導枠側壁及び外箱1を貫通して外界に延び、つま
み19を有している。
移動幕15は、可撓製の金属薄帯などで形成され、第4図
(a)に示すように、部分照明部21と、ピンホール部22
と、全閉部23と、全開部24とを有し、部分照明部21には
左半円弧形及び右半円弧形の透孔25及び26が、ピンホー
ル部22には中央にピンホール27が設けられており、全閉
部23には透孔類が一切設けられていない。全開部24は、
実線図示の例では移動幕15が存在しない形になっている
が、点線図示のように移動幕を延長するかエンドレスに
形成するかして、大きな窓28を設けてもよい。
仕切板3の観察窓8、8の上方では、仕切板4に補助レ
ンズ31、31が支持され、これら補助レンズ31、31の上方
では、仕切板5にプリズム32が支持されている。プリズ
ム32に対面し、外箱1の肩部分には双眼接眼部33、33が
設けられている。
外箱1の下部周囲に形成した環状凹溝35には、第6図に
示すように取付金具36によってスリットライト37が取付
けられる。スリットライト37の尾端には、ライトガイド
38の先端のチップ39が挿入されている。ライトガイド38
は、既述のライトガイド10と分岐器45で合体して、1本
のライトガイド40となる。ライトガイド40の先端のチッ
プ41は光源箱42の受口43に挿入され、その先端面は箱42
内で光源44に対面している。
なお、移動幕15の部分照明部21における孔の形状として
は、第4図に示したような半円弧形以外に、例えば第5
図に示すような、連結部46、46を隔てて円形に向い合っ
た半円弧形透孔47、47と、連結部46、46に直角方向の連
結部48、48を隔てて向い合った半円弧形透孔49、49な
ど、様々な形が考えられる。
上述の装置において、移動幕15を第1図中で最も左側に
置くと、第4図(a)に示すように透孔26が誘導枠12の
入射窓13に重なる。すると、透孔26の像が補助レンズ6
及び対物レンズ2によって眼球に投映され、眼球を照明
する。この照明部位は、第1図において右側から顕微鏡
を覗く執刀医にとって手前半部であり、瞳孔は照明され
ないために被手術者は眩しくない。
次に、つまみ19の操作によって、移動幕15を第1図中で
若干右へ移動させると、第4図(b)のように透孔25が
入射窓13に重なる。すると、眼球の先方半部が照明さ
れ、やはり被手術者は眩しくない。
移動幕15を第4図(c)のように更に右へ移すと、誘導
枠12の入射窓13及び射出窓14が共に開放状態になる結
果、顕微鏡視野の全体が照明される。
移動幕15を更に移動して第4図(d)の位置へ移すと、
誘導枠12の射出窓14が完全に閉塞され、眼球へ向う照明
光は、光源44の電源スイッチを切らなくても遮断され
る。この状態は、スリットライト37により直線像を眼球
表面に投映して、角膜や水晶体の混濁を調べたり、その
歪みから眼球の歪みを調べたりする際に利用する。
移動幕15を第4図(e)のように最も右側へ移すと、ピ
ンホール27が射出窓14の中央に来る。すると、眼球に向
けて細い光ビームが固視標として投射され、眼球表面に
光点が映出かれる。被手術者に、この光ビームを見つめ
させると、眼球の中心が光点投映位置に重なるので、こ
れにより眼球の中心点を知ることができる。
なお、第4図(d)に示す全閉時以外は、スリットライ
ト37のスリット幅調節機構を操作して、スリット幅を
零、即ち閉塞状態にしておく。
<発明の効果> 以上のように、この発明によるときは、顕微鏡内から視
野を照明する光線を、つまみの操作だけで、全閉状態と
全開状態に切換え得るばかりでなく、固視標投射や、被
手術者に眩しさを感じさせない部分照明を選択すること
ができるので、光源の点滅のためのスイッチ操作や部分
照明のためのアダプタの着脱操作が不要になって、優れ
た操作性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の一部縦断側面図、第2図は
同実施例の縦断背面図、第3図は同実施例における仕切
板3の平面図、第4図は同実施例における誘導枠12の窓
13、14と移動幕15との位置関係の説明図、第5図は移動
幕の透孔の異なる形状の例を示す拡大図、第6図はスリ
ットライトを取付けた上記実施例の側面図である。 10……ライトガイド、12……誘導枠、13……入射窓、14
……射出窓、15……移動幕、21……部分照明部、22……
ピンホール部、23……全閉部、24……全開部、40……ラ
イトガイド、44……光源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】離れて位置する光源からの照明光を、ライ
    トガイドによって顕微鏡内に導入し、この顕微鏡の対物
    レンズを通して眼球に照射するよう構成した手術用顕微
    鏡において、上記顕微鏡内に遮光性可撓材料よりなる移
    動幕を上記照明光の光路を2箇所で横切って移動可能に
    設けると共に、上記照明光路上の上記2個所のうちの少
    なくとも1箇所において、上記照明光を完全に遮断する
    全閉部と、上記照明光の略全体を通過させる全開部と、
    上記照明光の一部を通過させるピンホール部と、上記顕
    微鏡視野の中心へ向かう照明光を遮断しながらその周囲
    に向かう照明光の少なくとも一部分を通過させる部分照
    明部とを上記移動幕に設けてなる眼球手術用顕微鏡。
JP63195891A 1988-08-04 1988-08-04 眼球手術用顕微鏡 Expired - Lifetime JPH0752257B2 (ja)

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