JP3109297B2 - 車体前部構造 - Google Patents

車体前部構造

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JP3109297B2 JP04318851A JP31885192A JP3109297B2 JP 3109297 B2 JP3109297 B2 JP 3109297B2 JP 04318851 A JP04318851 A JP 04318851A JP 31885192 A JP31885192 A JP 31885192A JP 3109297 B2 JP3109297 B2 JP 3109297B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車体前部構造に係り、特
にダッシュパネルとフロントサイドメンバとの結合部に
おける車体前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ダッシュパネルとフロントサ
イドメンバとの結合部の強度を向上させる車体前部構造
が知られており、その一例が実開平1−145884号
に示されている。
【0003】図3に示される如く、この車体前部構造に
おいては、フロントサイドメンバ70の後端部70Aに
対応したダッシュパネルロア72の車幅方向両端部近傍
に車体前後方向への凹凸部74が形成されており、凹凸
部74の車体前後方向に延びた側面74Aに、フロント
サイドメンバ70の後端部70Aに形成されたフランジ
70Bがスッポット溶接されている。
【0004】従って、この車体前部構造では、凹凸部7
4の形成によりダッシュパネルロア72自体の曲げ剛性
が強化されるばかりでなく、凹凸部74の車体前後方向
に延びた側面74Aに、フロントサイドメンバ70のフ
ランジ70Bをスッポット溶接したことにより、ダッシ
ュパネルロア72の車幅方向両端部近傍の部位とフロン
トサイドメンバ70との結合部76の曲げ剛性が強化さ
れる。このため、サスペンションからの水平外力の入力
によるダッシュパネルロア72の変形量が小さくなり、
低周波域の振動伝達量を低減できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
体前部構造では、ダッシュパネルロア72の車幅方向両
端部近傍の部位とフロントサイドメンバ70との結合部
76の曲げ剛性が強化されるため、高周波域では、かえ
って振動伝達量が増大し車内音レベルが高くなるという
不具合がある。
【0006】本発明は係る事実を考慮し、ダッシュパネ
ルへの低周波域の振動伝達量とともに高周波域の振動伝
達量も低減し、車内音レベルを低下させることができる
車体前部構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、ダッシュパネルとフロントサイドメンバとの結合部
における車体前部構造において、前記フロントサイドメ
ンバの前記ダッシュパネルとの結合部の近傍に、略車体
上下方向に延び、且つ車体前後方向に連続形成された複
数の縦ビードと、前記ダッシュパネルにおける少なくと
も前記縦ビードに対応した上下範囲内に車体上下方向
に所定の間隔で略車幅方向に沿って形成され、車幅方向
両端部が前記フロントサイドメンバの取付部に達する複
数の横ビードと、 を有することを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明の車体前部構造では、
フロントサイドメンバのダッシュパネルとの結合部の近
傍に、略車体上下方向に延び、且つ車体前後方向に連続
形成された複数の縦ビードを設けたことで、フロントサ
イドメンバに生じる水平方向の曲げ振動をこの縦ビード
で吸収することができ、フロントサイドメンバからダッ
シュパネルへの高周波域の振動伝達量低減することが
できる。また、ダッシュパネルにおける少なくとも前記
縦ビードに対応した上下範囲内に車体上下方向に所定
の間隔で略車幅方向に沿って形成され、車幅方向両端部
がフロントサイドメンバの取付部に達する複数の横ビー
ドを設けたことでダッシュパネル自体の曲げ剛性が強化
され、サスペンションからの水平外力の入力によるダッ
シュパネルの変形量が小さくなり、低周波域の振動伝達
量を低減できる。このため車内音レベルを低下させるこ
とができる。
【0009】
【実施例】本発明の車体前部構造の一実施例について図
1及び図2に従って説明する。なお、図中矢印FRは車
体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢印INは
車幅内側方向を示す。
【0010】図1に示される如く、自動車の車体10の
前部10Aにはエンジンルーム11が形成されており、
このエンジンルーム11の車幅方向外側下部には、車体
前後方向へ延びるフロントサイドメンバ12が配設され
ている。また、エンジンルーム11と車室との間にはダ
ッシュパネル13が配設されている。
【0011】図2に示される如く、フロントサイドメン
バ12は、フロントサイドメンバ12の車幅方向外側部
を構成するフロントサイドメンバアウタ14と、フロン
トサイドメンバ12の車幅方向内側部を構成するフロン
トサイドメンバインナ16とで構成されている。フロン
トサイドメンバインナ16の前部16Aの車体前後方向
から見た断面形状は、開口部を車幅方向外側へ向けたコ
字状とされており、上面部16Bは下面部16Cに対し
て若干車幅方向外側へ延設されている。また、フロント
サイドメンバインナ16の下面部16Cの車幅方向外側
端部は、車体上下方向下側へ屈曲されフランジ16Dと
されている。
【0012】フロントサイドメンバアウタ14は板状と
されており、フロントサイドメンバアウタ14の前部1
4Aでは、上端縁部が車幅方向外側へ屈曲されフランジ
14Bとされており、このフランジ14Bはフロントサ
イドメンバインナ16の上面部16Bの車幅方向外側端
部の車体上下方向下側面に溶着されている。また、フロ
ントサイドメンバインナ16の上面部16Bの車幅方向
外側端部の車体上下方向上側面には、フロントフェンダ
エプロン18の車幅方向内側縁部18Aが溶着されてい
る。このフロントフェンダエプロン18の後端縁部18
Bには、スプリングサポート20の前端縁部20Aが溶
着されており、スプリングサポート20の上部外側に
は、フロントエプロンカウルサイドアッパメンバ22が
溶着されている。
【0013】一方、フロントサイドメンバアウタ14の
下端縁部14Cは、フロントサイドメンバインナ16の
フランジ16Dの車幅方向外側面に溶着されている。
【0014】フロントサイドメンバインナ16の前部1
6Aに続く後部16Eの断面形状は、前部16Aと同様
に開口部を車幅方向外側へ向けた断面コ字状とされてお
り、上面部16Bの車幅方向外側端部は車体上下方向上
側へ屈曲されフランジ16Gとされている。また、フロ
ントサイドメンバインナ16の下面部16Cの車幅方向
外側端部にはフランジ16Dが形成されている。
【0015】フロントサイドメンバアウタ14の前部1
4Aに続く後部14Dは、上端縁部に、略上方へ向けて
フランジ14Eが形成されており、このフランジ14E
がフロントサイドメンバインナ16のフランジ16Gの
車幅方向外側面に溶着されている。また、フランジ14
Eの車幅方向外側面には、スプリングサポート20の下
端縁部20Bが溶着されている。また、フロントサイド
メンバアウタ14の下端縁部14Fが、フロントサイド
メンバインナ16のフランジ16Dの車幅方向外側面に
溶着されている。
【0016】フロントサイドメンバインナ16の後端下
部は、ダッシュパネル13に沿って下側後方へ延設され
延設部16Hとされており、延設部16Hの側壁部16
Jの上端縁部は、車幅方向内側へ屈曲されフランジ16
Kとされている。また、延設部16Hの下面部16Mの
車幅方向外側縁部は、下方へ屈曲されフランジ16Nと
されている。
【0017】フロントサイドメンバインナ16の後端上
部では、側壁部16Pの後端部が車幅方向内側へ屈曲さ
れ結合部としてのフランジ16Qとされており、上面部
16Bの後端部が車体上下方向上側へ屈曲されフランジ
16Rとされている。
【0018】また、側壁部16Pの後端部近傍には、略
車体上下方向に延びる複数本の縦ビード30が形成され
ている。これらの縦ビード30は車体前後方向へ所定の
間隔で形成されており、車体上方から見た断面形状は頂
部30Aが車幅方向内側へ突出した三角形状とされてい
る。
【0019】フロントサイドメンバアウタ14の後部1
4Dの後端下部は、ダッシュパネル13に沿って下側後
方へ延設され延設部14Gとされている。この延設部1
4Gの上端部には、車幅方向外側へ向けてフランジ14
Hが形成されている。また、延設部14Gの下端縁部1
4Jはフロントサイドメンバインナ16のフランジ16
Nに溶着されている。
【0020】フロントサイドメンバアウタ14の後端上
部では、側壁部14Kの後端部が車幅方向外側へ屈曲さ
れ結合部としてのフランジ14Lとされている。また、
側壁部14Kの後端部近傍には、略車体上下方向に延び
る複数本の縦ビード32が形成されている。これらの縦
ビード32は車体前後方向へ所定の間隔で形成されてお
り、車体上方から見た断面形状は頂部32Aが車幅方向
外側へ突出した三角形状とされている。
【0021】図1に示される如く、フロントサイドメン
バアウタ14のフランジ14H、フランジ14L及び、
フロントサイドメンバインナ16のフランジ16K、フ
ランジ16Q、フランジ16Rはそれぞれダッシュパネ
ル13に溶着されている。ダッシュパネル13のフロン
トサイドメンバ取付部13A、即ち、ダッシュパネル1
3のフランジ14L、フランジ16Q、フランジ16R
との結合部には、略車幅方向に延びる複数本の横ビード
34が形成されており、これらの横ビード34は車体上
下方向へ連続的に形成されている。また、横ビード34
の車幅から見た断面形状は頂部34Aが車体前後方向前
側へ突出した台形状とされており、これらの頂部34A
にフランジ14L、フランジ16Q、フランジ16Rが
溶着されている。
【0022】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例の車体前部構造では、ダッシュパネル13のフロント
サイドメンバ12との取付部となる部位に、略車幅方向
に延びる横ビード34を設けたことでダッシュパネル1
3自体の曲げ剛性が強化され、サスペンションからの水
平外力の入力によるダッシュパネル13の変形量が小さ
くなり、ダッシュパネル13への低周波域の振動伝達量
を低減できる。
【0023】さらに、本実施例の車体前部構造では、フ
ロントサイドメンバインナ16のダッシュパネル13と
の結合部となる部位の近傍に略車体上下方向に延びる縦
ビード30を設けるとともに、フロントサイドメンバア
ウタ14のダッシュパネル13との結合部となる部位の
近傍に略車体上下方向に延びる縦ビード32を設けたこ
とで、フロントサイドメンバ12に生じる水平方向の曲
げ振動をこれらの縦ビード30、縦ビード32で吸収す
ることができ、ダッシュパネル13への高周波域の振動
伝達量も低減することができる。このため車内音レベル
を低下させることができる。
【0024】また、本実施例の車体前部構造では、ダッ
シュパネル13自体の曲げ剛性が強化され、且つフロン
トサイドメンバ12の後端部近傍が圧縮変形し易いた
め、フロントサイドメンバ12に前方から荷重が作用し
た場合に、車室が変形し難くなる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る車体前部構造は、ダッシュ
パネルとフロントサイドメンバとの結合部における車体
前部構造において、フロントサイドメンバのダッシュパ
ネルとの結合部の近傍に、略車体上下方向に延び、且つ
車体前後方向に連続形成された複数の縦ビードと、ダッ
シュパネルにおける少なくとも縦ビードに対応した上下
範囲内に車体上下方向に所定の間隔で略車幅方向に沿
って形成され、車幅方向両端部がフロントサイドメンバ
の取付部に達する複数の横ビードと、を有する構成とし
たので、ダッシュパネルへの低周波域の振動伝達量とと
もに高周波域の振動伝達量も低減し、車内音レベルを低
下させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車体前部構造を示す車
体前方斜め内側から見た斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る車体前部構造を示す車
体後方斜め内側から見た分解斜視図である。
【図3】従来例に係る車体前部構造を示す車体前方斜め
内側から見た斜視図である。
【符号の説明】
10 車体 10A 前部 12 フロントサイドメンバ 13 ダッシュパネル 13A フロントサイドメンバ取付部 14 フロントサイドメンバアウタ 14L フランジ(結合部) 16 フロントサイドメンバインナ 16Q フランジ(結合部) 30 縦ビード 32 縦ビード 34 横ビード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダッシュパネルとフロントサイドメンバ
    との結合部における車体前部構造において、 前記フロントサイドメンバの前記ダッシュパネルとの結
    合部の近傍に、略車体上下方向に延び、且つ車体前後方
    向に連続形成された複数の縦ビードと、 前記ダッシュパネルにおける少なくとも前記縦ビードに
    対応した上下範囲内に車体上下方向に所定の間隔で
    車幅方向に沿って形成され、車幅方向両端部が前記フロ
    ントサイドメンバの取付部に達する複数の横ビードと、 を有する ことを特徴とする車体前部構造。
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