JPH0751726A - コイル保温熱延方法 - Google Patents
コイル保温熱延方法Info
- Publication number
- JPH0751726A JPH0751726A JP19982493A JP19982493A JPH0751726A JP H0751726 A JPH0751726 A JP H0751726A JP 19982493 A JP19982493 A JP 19982493A JP 19982493 A JP19982493 A JP 19982493A JP H0751726 A JPH0751726 A JP H0751726A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bar
- coil
- heating
- rolling
- finish rolling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Metal Rolling (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内質の均一な鋼板の製造に関する。
【構成】 熱間圧延ラインにおいて、粗圧延後、高温の
バーをコイル状に巻き、その後仕上圧延機で製品厚まで
圧延する方法において、コイル状に巻かれたバーのコイ
ル端面の内巻部のコイル端面のみを加熱することを特徴
とする保温方法。
バーをコイル状に巻き、その後仕上圧延機で製品厚まで
圧延する方法において、コイル状に巻かれたバーのコイ
ル端面の内巻部のコイル端面のみを加熱することを特徴
とする保温方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコイル保温熱延方法に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱延ラインは図3(A)に示すよ
うに粗圧延にておよそ30〜50mmの厚みのバーに圧延
され、そのまま仕上圧延にて1.0〜20.0mmの厚み
のストリップに圧延していた。しかし、仕上圧延時間は
1〜2分と長いためバーの温度が先端は1000℃以上
を確保できるが、後端は冷却され、圧延負荷の増大、内
質の変化等の問題を発生させていた。
うに粗圧延にておよそ30〜50mmの厚みのバーに圧延
され、そのまま仕上圧延にて1.0〜20.0mmの厚み
のストリップに圧延していた。しかし、仕上圧延時間は
1〜2分と長いためバーの温度が先端は1000℃以上
を確保できるが、後端は冷却され、圧延負荷の増大、内
質の変化等の問題を発生させていた。
【0003】これを解決する方法として図3(B)に示
すように粗圧延後のバーをコイル状に巻きとり、それを
巻きほどきながら仕上圧延を実施することにより、バー
の冷却防止を図る方法が特公昭51−26317号公報
で開示されている。図4に巻きとり方法の概略を示す。
コイル状に巻きとる設備をコイルボックスと称してい
る。
すように粗圧延後のバーをコイル状に巻きとり、それを
巻きほどきながら仕上圧延を実施することにより、バー
の冷却防止を図る方法が特公昭51−26317号公報
で開示されている。図4に巻きとり方法の概略を示す。
コイル状に巻きとる設備をコイルボックスと称してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年コイル幅方向の内
質の均一化が需要家から要求され、端部の温度確保を
し、幅方向の内質の均一化の努力がなされている。例え
ば仕上圧延の前面に電気式エッジヒーターが設置されて
いる圧延ラインがあるが、非常に大容量(4000〜5
000kW)の電気式エッジヒーターでありながら通常、
速度が速いため十分な温度上昇が確保されていない。本
発明は熱延連続ラインの仕上圧延におけるコイル保温熱
延方法を提供するものである。
質の均一化が需要家から要求され、端部の温度確保を
し、幅方向の内質の均一化の努力がなされている。例え
ば仕上圧延の前面に電気式エッジヒーターが設置されて
いる圧延ラインがあるが、非常に大容量(4000〜5
000kW)の電気式エッジヒーターでありながら通常、
速度が速いため十分な温度上昇が確保されていない。本
発明は熱延連続ラインの仕上圧延におけるコイル保温熱
延方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は次の通り
である。 (1)粗圧延後、高温のバーをコイル状に巻きとり、該
バーコイルを巻きほどきながら仕上圧延する熱延連続ラ
インにおいて、コイル状に巻かれたバーの端面の全面を
保温または加熱することを特徴とするコイル保温熱延方
法。 (2)バーコイルの端面のうち内巻部のみを保温または
加熱することを特徴とする(1)記載のコイル保温熱延
方法。
である。 (1)粗圧延後、高温のバーをコイル状に巻きとり、該
バーコイルを巻きほどきながら仕上圧延する熱延連続ラ
インにおいて、コイル状に巻かれたバーの端面の全面を
保温または加熱することを特徴とするコイル保温熱延方
法。 (2)バーコイルの端面のうち内巻部のみを保温または
加熱することを特徴とする(1)記載のコイル保温熱延
方法。
【0006】
【作用】図2は縦軸が仕上入口を通過するときの温度で
あり、実線が幅方向中央部の温度、破線が幅方向端部よ
り25mmの位置の温度である。図2(A)は従来方法、
図3(A)の仕上入口温度の例であり、図2(B)は従
来方法(B)のコイルボックスを採用した例である。
(A)の場合、中央部の温度は先端から後端にかけて時
間の通過に伴い温度が降下している。(B)の場合コイ
ルボックスの採用の効果により、中央部温度は全長に亘
って温度変動は小さくなっている。但し、(A),
(B)共幅方向端部の温度は時間の経過に伴って温度降
下を起こしている。
あり、実線が幅方向中央部の温度、破線が幅方向端部よ
り25mmの位置の温度である。図2(A)は従来方法、
図3(A)の仕上入口温度の例であり、図2(B)は従
来方法(B)のコイルボックスを採用した例である。
(A)の場合、中央部の温度は先端から後端にかけて時
間の通過に伴い温度が降下している。(B)の場合コイ
ルボックスの採用の効果により、中央部温度は全長に亘
って温度変動は小さくなっている。但し、(A),
(B)共幅方向端部の温度は時間の経過に伴って温度降
下を起こしている。
【0007】図2(B)に示すようにコイルボックスで
は中央部温度はほぼ均一であるが後端部が極端に温度降
下する。また、端部温度は後端部すなわちコイルの内巻
部の温度降下が暫時大きくなっている。本発明はこれを
補償するため図1に示すように内巻部分のみを保温また
は加熱するためのヘッドをコイルに近接させる。この方
法だとコイル全体を加熱する大きな設備に比べて極めて
小規模の加熱装置になる。図において1:バーコイル、
2:クレードルロール、3:加熱装置、4:位置調整装
置である。
は中央部温度はほぼ均一であるが後端部が極端に温度降
下する。また、端部温度は後端部すなわちコイルの内巻
部の温度降下が暫時大きくなっている。本発明はこれを
補償するため図1に示すように内巻部分のみを保温また
は加熱するためのヘッドをコイルに近接させる。この方
法だとコイル全体を加熱する大きな設備に比べて極めて
小規模の加熱装置になる。図において1:バーコイル、
2:クレードルロール、3:加熱装置、4:位置調整装
置である。
【0008】また、加熱容量もコイル端面が同一場所で
回転しているので加熱時間が長くなり、仕上圧延の前面
に設置するのに比較して小容量の加熱装置で十分であ
る。このような装置によって、図2(C)に示すような
温度に改善できる。選択的に温度降下の大きい内巻部の
端部の温度が上昇し、温度均一化が図られている。結果
的に、中央部温度の最後端の温度降下も軽減されてい
る。尚、ここで内巻部とは被圧延材の長さで最後端から
1/2ないし1/3相当部分を意味する。
回転しているので加熱時間が長くなり、仕上圧延の前面
に設置するのに比較して小容量の加熱装置で十分であ
る。このような装置によって、図2(C)に示すような
温度に改善できる。選択的に温度降下の大きい内巻部の
端部の温度が上昇し、温度均一化が図られている。結果
的に、中央部温度の最後端の温度降下も軽減されてい
る。尚、ここで内巻部とは被圧延材の長さで最後端から
1/2ないし1/3相当部分を意味する。
【0009】
【実施例】表1に実施例のバーおよびコイル仕様、圧延
条件および加熱装置概要を示す。図1に示すように、加
熱装置の径は平均的なバーコイルの径の約2/3をカバ
ーする大きさを採用した。加熱設備は、バー幅に従い、
最適な距離に加熱装置3を移動することができる。加熱
にはLPGバーナーが設備が小さくコストも安いので採
用したが、制御の高応答性の面から電気加熱も採用し得
る。
条件および加熱装置概要を示す。図1に示すように、加
熱装置の径は平均的なバーコイルの径の約2/3をカバ
ーする大きさを採用した。加熱設備は、バー幅に従い、
最適な距離に加熱装置3を移動することができる。加熱
にはLPGバーナーが設備が小さくコストも安いので採
用したが、制御の高応答性の面から電気加熱も採用し得
る。
【0010】
【表1】
【0011】
【発明の効果】本発明により、内質が均一化し仕上圧延
のロール肌荒れ等も改善された。
のロール肌荒れ等も改善された。
【図1】本発明の加熱装置の説明図。
【図2】(A),(B),(C)は仕上圧延機入側通過
時のバーの温度の図表。
時のバーの温度の図表。
【図3】(A),(B)は熱間連続ラインの構成の説明
図。
図。
【図4】コイルボックスの説明図。
1 バーコイル 2 クレードルロール 3 加熱装置 4 位置調整装置
Claims (2)
- 【請求項1】 粗圧延後、高温のバーをコイル状に巻き
とり、該バーコイルを巻きほどきながら仕上圧延する熱
延連続ラインにおいて、コイル状に巻かれたバーの端面
の全面を保温または加熱することを特徴とするコイル保
温熱延方法。 - 【請求項2】 バーコイルの端面のうち内巻部のみを保
温または加熱することを特徴とする請求項1記載のコイ
ル保温熱延方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19982493A JPH0751726A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | コイル保温熱延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19982493A JPH0751726A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | コイル保温熱延方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0751726A true JPH0751726A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16414259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19982493A Withdrawn JPH0751726A (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | コイル保温熱延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751726A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09150218A (ja) * | 1995-11-28 | 1997-06-10 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | コイル状巻取体の端面加熱装置 |
JPH09192738A (ja) * | 1996-01-11 | 1997-07-29 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | コイル端面加熱装置 |
JPH09225516A (ja) * | 1996-02-20 | 1997-09-02 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | コイル状巻取体の端面加熱装置 |
JPH09271841A (ja) * | 1996-04-03 | 1997-10-21 | Chugai Ro Co Ltd | 粗圧延コイルの加熱方法およびコイルボックスのコイル加熱装置 |
JPH1018011A (ja) * | 1996-07-02 | 1998-01-20 | Kawasaki Steel Corp | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 |
JPH1080723A (ja) * | 1996-09-06 | 1998-03-31 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | コイル端面加熱装置 |
JPH1080724A (ja) * | 1996-07-19 | 1998-03-31 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | コイルの巻取り・巻戻し装置 |
JP2017144483A (ja) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 株式会社神戸製鋼所 | 冷間圧延方法 |
-
1993
- 1993-08-11 JP JP19982493A patent/JPH0751726A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09150218A (ja) * | 1995-11-28 | 1997-06-10 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | コイル状巻取体の端面加熱装置 |
JPH09192738A (ja) * | 1996-01-11 | 1997-07-29 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | コイル端面加熱装置 |
JPH09225516A (ja) * | 1996-02-20 | 1997-09-02 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | コイル状巻取体の端面加熱装置 |
JPH09271841A (ja) * | 1996-04-03 | 1997-10-21 | Chugai Ro Co Ltd | 粗圧延コイルの加熱方法およびコイルボックスのコイル加熱装置 |
JPH1018011A (ja) * | 1996-07-02 | 1998-01-20 | Kawasaki Steel Corp | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 |
JPH1080724A (ja) * | 1996-07-19 | 1998-03-31 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | コイルの巻取り・巻戻し装置 |
JPH1080723A (ja) * | 1996-09-06 | 1998-03-31 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | コイル端面加熱装置 |
JP2017144483A (ja) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 株式会社神戸製鋼所 | 冷間圧延方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |