JPH07506029A - 衛生ナプキン，パンティー保護具，失禁ガード，おむつ及び同類物の如き吸収性物品に於ける吸収体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ′−ナプキン、パンティー　み　、　禁ガード、おむつ　び石　の如き　０に・ Ｇる 本発明は衛生ナプキン、パンティー保護具、失禁ガード、おむつ及び同様の物品 の如き吸収性物品に於ける吸収体に関する。

荏」ＵＬ死 この種の吸収性物品の多（の異なる設計のものは当技術に於て周知である。この 性質の製品の吸収体は通常一つ又はそれ以上の繊維素フラッフパルプ層からなり 、これは所謂超吸収剤を時として混合しており、この超吸収剤はその自重の数倍 の重量に匹敵する多量の水や体液を吸収可能な重合体である。吸収体はまた他の 成分１例えば液体分散特性又は吸収体かもとの状態を保つ能力及び使用中の変形 に対する抵抗能力を向上させる成分を含んでもよい。

この種の物品に於ける一つの重大な問題は、それらの全吸収客員が完全に利用さ れるずっと前に漏洩し始めることが多いということである。このことは特に、着 用者により排出された体液が吸収性材料に十分急速に浸透することができずに衛 生ナプキン又は失禁ガードの側方から漏洩するからである。

他の問題は、吸収された体液が外力により、例えば着用者が座った時に、押し戻 され着用者の肌に接触するようになることを意味する所謂再湿潤に関する。

使用中に着用者の方に面する物品の面、即ち基端面が出来るだけ乾燥したままで あることが望ましい、このことば、特に衛生ナプキンに於て、達成することは困 難である、なぜなら月経液は高い粘性を有するためナプキンの面材料に固着しや すいからである。

物品を出来るだけ個別的に着用できるように薄い物品がまた所望される。

の　びその　も　・を 本発明の目的は冒頭で定義された種類の吸収性物品であって、大変薄（作られる 一方で本質的に漏洩に耐えられるものを提供することである。またこの物品は高 い面乾燥度及び低い再湿潤傾向を示すはずである。他の目的は、吸収性材料が乾 燥状態で少なくとも２　Ｎ　／　５０　ｍ　ｍに相当する高い引張強度を有し、 その材料をロール形態で取り扱うことが出来る物品を提供することである。

これらの目的は本発明により使用中に着用者に近接するよう意図され、且つ重量 規準で８０−９５％の弾性ファイバー、好ましくは親水性合成ファイバー及び、 ５−２０％の熱作動可能パインディングファイバーとの混合物を含む第１層と、 ４５−９０％の吸収性ファイバー及び、５−１５％の熱作動可能パインディング ファイバーとの混合物からなる第２層とを持つ吸収性物品を提供することにより 達成され、ここでパインディングファイバーは互いに熱接着されており、前記層 のファイバー構造体を共に保持するよう機能し、乾燥状態で少なくとも２　Ｎ　 ／　５０　ｍ　ｍの引張強度を有する積層構造体を形成する。

第２層は超吸収性材料をまた含み、これはファイバーと混合されるか又はファイ バ一層間で一つ又はそれ以上の層の形態で付与されるかどちらがである。或は、 超吸収性材料を組織層間に積層形態で付与できる。

前記態様で二つの吸収層を組合せることにより一定量の液体を急速に取り上げる ことができ、液体を吸収及び分散又は散布する下方層へ容易にその液体を排出で きる第１吸入層を有するという利点が得られる。しかして上部層、即ち吸入層は 排水され、再湿潤傾向を低いレベルに引き下げ且つ高い面乾燥度を提供する。下 部層、即ち液体貯蔵層は液体が本質的に層の全体に広がるよう構成され、効果的 な態様で物品の吸収容量を利用できる。

本発明はまた吸収性材料の製造方法にも関し、この方法に於てはファイバーウェ ブが同様の乾燥成形ファイバーウェブの頂部に乾燥成形されており、そこで一方 のファイバーウェブが８０−９５重量％の弾性ファイバーと５−２０重量％の熱 作動可能パインディングファイバーとの混合物を含み、他方のファイバーウェブ が４５−９０重量％の吸収性ファイバーと５−１５重量％の熱作動可能バインデ ィングファイバーとの混合物を含み、且つ相互重量したファイバーウェブが加熱 されてパインディングファイバーを活性化し前記ファイバーウェブを共に熱結合 し、その後ウェブは圧縮され、乾燥状態で少なくとも２　Ｎ　／　５０　ｍ　ｍ の引張強度を有する積層構造体を形成する。

の　ｔ！日 次に本発明を二つの模範実施例に関して及び添付図に関して更に詳細に述べる。

第１図は本発明の衛生ナプキンの一つの実施例の模式横断面図である。

第２図は第１図で図示された衛生ナプキンを生産する装置の構成を模式的に示し ている。

第３図は本発明の吸収体の他の一つの実施例の模式横断面図である。

−・　の！８ 第１図は本発明の一つの実施例により構成された衛生ナプキンを示す。この衛生 ナプキンは従来、吸収体ｌを含み、この吸収体１は便利には、柔軟な不織材料、 有孔プラスチックフィルム又は同類物からなり且つ使用中に着用者に近接する透 液性頂部シート２と、不透液性底部シート３との間に包被される。これらのシー ト２．３は吸収体１を越えて延びてこれらの突出部分で共に接合される部分を有 する。底部シート３は適当なプラスチック材料、例えばポリエチレンプラスチッ クからなる。当然ながら、頂部及び底部シートは他の周知の材料から本発明の範 囲内で成形してもよい。

吸収体１は二つの層即ち、上部液体吸入層４及び下部液体分散及び貯蔵層５を含 む。吸入層４の機能は一定量の液体をすばやく受け取ることである。その液体は ファイバー構造体に緩く保持されすぐにそこから排出されるよう意図されている 。従って、吸入層４は弾性又は弾力性があり且つ好ましくは非吸収性ファイバー 構造を有し、この構造は８０−９５重皿％の親水性合成ファイバー例えば、厚み ４−９ｄｔ６ｘ及び長さ３−６ｍｍを有するポリエステル、ポリプロピレン、ポ リアクリル、ポリアミドファイバーと、５−２０％のパインディングファイバー との混合物がらなり、このパインディングファイバーは好ましくはパイコンポネ ントファイバー型の熱可塑性樹脂ファイバーで例えばポリプロピレン又はポリエ ステル芯のようなポリオレフィン芯と、例えばその融点が芯材料の融点より低い ポリエチレンケーシングのようなポリオレフィンケーシングとを有する。パイコ ンポネントファイバーは好ましくは厚み２．２−３．３ｄｔｅｘ及びファイバー 長さ３−６ｍｍを有する。吸入層はＣＴＭＰ又は化学硬化繊維素ファイバーの如 き弾性吸収性ファイバーからなってもよく、これは湿潤時に崩れず大きな細孔容 積の開放構造を保持する。これらのファイバーはファイバー構造体の８０−９５ 重量％を構成し、これは５−２０重量％の前記種類のパインディングファイバー をも含む。

材料はパイコンポネントファイバーケーシング材料の融点よりも高いがパイコン ポネントファイバー芯材料の融点及び弾性ファイバーの融点より低い温度に加熱 することにより共に結合される。このように、比較的弱い結合であるが、湿潤時 に材料が膨潤でき所望の液体量を受け取ることを可能ならしめる結合ファイバー 構造体が得られる。

吸入層４の高割合の弾性ファイバーは湿潤時に材料が崩れるのを防ぎ、代わりに ファイバー構造の毛管を開放状態に保つのに有効である。更に、例えば包装機械 か又は使用者の重みで圧縮された後、材料はその嵩と弾性力を保持する。吸入層 ４は８−３０ｃｍ”／ｇの嵩を好ましくは有する。

前述したように、吸入層４は受け取った液体をすばやく下部の貯蔵分散層５に排 出できるよう意図され、この層５は液体を広い面部域にわたり拡散して液体を保 持するよう意図される。しかして、この層は良好な毛管系を有するファイバー構 造を好ましくは有する。この層は例えばバルブ、綿又はビスコース繊維のような 吸収性ファイバーを４５−９０％含み、５−１５％好ましくは８−１０％のパイ ンディングファイバー、適当には吸入層４のパイコンポネントファイバーに相当 する種類のパイコンポネント熱可塑性プラスチックファイバーを含む。この層は 超吸収性材料即ち、その自重の数倍に相当する量の水及び体液を吸収することが 出来る重合体を好ましくは含む。超吸収性材料は層の乾量に基づき計算された５ −３０％に相当する量が存在することが好ましい。

分散層５は吸入層４に対応する態様で、層をパイコンポネントファイバーケーシ ング及びパイコンポネントファイバー芯材料の各融点間温度に加熱することによ り熱結合される。ファイバー構造体の結合は比較的弱く、結合点が専らパインデ ィングファイバー間に配置され、しかして吸収性ファイバーのための及び、存在 するならば超吸収性材料のための自由空間を持つ三次元網状構造を形成する０層 が湿潤した時、超吸収性粒子は膨潤しその結合を破壊することが出来る。このこ とにより吸収性材料の熱結合がしばしば有する吸収容量に対する他の点では普通 のマイナス効果が排除又は少なくとも低減される。構造体の結合は、その製造に 関連してまたその使用前の他の物品取扱過程にも関連して乾燥製品に於て主とし て望ましい。

液体貯蔵分散層５は便利には、衛生ナプキンの縦方向に液体の分散が増加される ように圧縮パターンを備える０例えば、このパターンは、そのより大きい圧縮の ために、周囲吸収性材料よりも細い毛管を有する縦方向に延びたバンド又はスト ライブの形態を有する。それ故に吸収した体液は周囲材料を通るよりもすばやく 圧縮されたバンドに沿って分散される。この態様で層５の縦方向に液体を分散す ることにより所謂再湿潤点から離れて配置される吸収性材料が利用される。

第２図は本発明の吸収性材料の製造方法を示す。乾燥形成方法によれば、第１フ アイバー混合物からなり吸入層４を形成するよう意図されたウェブは第１形成ヘ ツド６で形成される。同様に、第２フアイバー混合物からなり液体分散貯蔵層５ を形成するよう意図されたウェブは第２形成ヘツド７で形成され第１フアイバー 混合物の頂部上に置かれる。超吸収剤は第２フアイバー混合物５の頂部上に、適 当には組織超吸収剤積層体の形態で付与される。この積層体は、例えば、溶融グ ルーの薄い層を組織層上に噴射した後に超吸収剤を組織に静電気的に付与するこ とにより作られる。第２組織層は超吸収剤層の頂部上に置かれる。合成超吸収剤 組織積層体９は容易に取り扱うことができ、例えばリール１０上に巻いてもよい 。あるいは、超吸収剤はファイバー混合物内に計量装置８を介してばらまかれる 。

当然ながら、分散貯蔵層５を形成するファイバー混合物は第１形成ヘツド６でウ ェブに形成され、吸入層４を形成するファイバー混合物は第２形成ヘツド７を介 して液体分散貯蔵層の頂部上でウェブに形成されてもよい。

このようにして組み合わされた層は次いで材料の熱結合が生じるオープン１１を 通り、その後、複合ウェブがカレンダー１２で圧延されて巻取りリール１３上に 巻取られる複合積層横這体は巻取り材料として取り１及われるのに十分な強さ即 ち、２　Ｎ　／　５０　ｍ　ｍに等しいか又はこれより大きい引張強度を持つ。

上述の超吸収性層ｍ積層体９を使用する代わりに、超吸収剤を貯蔵分数層５のフ ァイバーと混合するか又はファイバ一層間で一つ又はそれ以上の層形態で付与し てもよい。

層又は塗膜形態の超吸収剤の付与により、ファイバーと超吸収剤との混合に優る ある利点が得られる。就中、超吸収性層又は超吸収性塗膜は、液体の分数を向上 させ、再湿潤傾向を減らし、物品の結合力を向上し、この結合力は負荷を受けた 液体を保持する吸収体の能力の目安となる。

あるいは、超吸収性材料は貯蔵分散層から完全に除外できる。

第３図は液体貯蔵分散層５が二つの貯蔵分散層５ａ、５ｂにそれぞれ分割される 更なる方法を示す。この場合、超吸収性材料は吸入層４に最も近い貯蔵層５ａに 付与され、一方分散層５ｂは底部シート３に最も近い底部に配置される。

貯蔵層５ａの組成は好ましくは：　４５−７０％の吸収ファイバー、５−１５％ のパインディングファイバー及び５−３０％の超吸収性材料であり、一方分散層 ５ｂは好ましくは次の組成を有する。即ち、８０−９０％の吸収性ファイバー及 び１０−２０％のパインディングファイバーを有する。

このように構成された吸収体は以下の態様で機能する。

液体が瞬間的に吸入層４に吸収されてこれを通り抜け、その後で液体は貯蔵層５ ａに浸透してそこに吸収され、ここで液体が集められ分散層Ｓｂ中に分散される 。貯蔵層５ａの超吸収性材料はこの層の毛管系から液体を排出すると、液体は分 散層５ｂから貯蔵層５ａへ拡散復帰出来る。液体の移動が貯蔵分数層間で両方向 に行われるようにするために、層の毛管現象と厚みとの正しいバランスが必要で ある本発明は図示及び記述された模範実施例に限定されず、また単に衛生ナプキ ンに制限されないことは理解されるであろう。例えば、吸収体は失禁ガード及び おむつの尿を吸収するために（重用できる。

ＦＩＧ、２ 平成６年１０月２５日 園

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. １．衛生ナプキン、パンティー保護具、失禁ガード、おむつ及び同類物の如き吸 収性物品に於ける吸収体であって以下のことを特徴とする即ち、使用中に着用者 に近接するよう意図されており、８０−９５重量％の弾性ファイバーと５−２０ 重量％の熱作動可能パインディンクファイバーとの混合物を含む第１層（４）と 、４５−９０％の吸収性ファイバーと５−１５％、好ましくは８−１０％の熱作 動可能バインディングファイバーとの混合物を含む第２層（５）とを吸収体が含 み、ここでパインディンクファイバーが熱処理により共に結合され且つ前記層（ ４、５）で共にファイバー構造体を保持するよう機能して前記層が乾燥状態で少 なくとも２Ｎ／５０ｍｍの引張強度を有する積層体を形成する。
2. ２．弾性ファイバーが親水性合成ファイバーからなることを特徴とする請求の範 囲第１項記載の吸収体。
3. ３．弾性ファイバーが湿潤安定吸収性ファイバー例えぼＣＴＭＰ又は化学硬化繊 維素ファイバーからなることを特徴とする請求の範囲第１項記載の吸収体。
4. ４．パインディンクファイバーがそのケーシング材料がファイバー芯材料より低 い融点を有するバイコンポネントファイバーからなり；且つ吸収体の熱処理が芯 の融点より低くケーシング材料の融点よりも高い温度で行われることを特徴とす る請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか−項に記載の吸収体。
5. ５．パインディンクファイバー間の結合が非常に弱く、材料が湿潤時に膨潤でき ると共に前記結合を破ることができることを特徴とする請求の範囲第４項記載の 吸収体。
6. ６．第２層（５）が層の乾燥重層に基づき計算された５−３０％の超吸収性材料 を含むことを特徴とする請求の範囲前項の何れか一つに記載の吸収体。
7. ７．超吸収性材料はファイバー層間に配置された少なくとも一つの層に存在する ことを特徴とする請求の範囲第６項記載の吸収体。
8. ８．超吸収性材料が組織層（９）の間に配置されることを特徴とする請求の範囲 第７項記載の吸収体。
9. ９．第２層（５）が吸収体の縦方向に液体の分散が増すように機能する圧縮パタ ーンを呈し、この圧縮パターンが縦方向に延びる例えば圧縮されたバンドの形態 を有することを特徴とする請求の範囲前項の何れか一つに記載の吸収体。
10. １０．第２層（５）が二つの層即ち、貯蔵層（５ａ）及び分散層（５ｂ）に分割 され；且つ貯蔵層（５ａ）が４５−７０％の吸収性ファイバー、５−１５％の熱 作動可能バインディングファイバー及び５−３０％の吸収性材料を含み分散層（ ５ｂ）が８０−９０％の吸収性ファイバー及び１０−２０％の熱作動可能パイン ディンクファイバーを含むことを特徴とする請求の範囲前項の何れか一つに記載 の吸収体。
11. １１．請求の範囲第１項記載の衛生ナプキン、パンティー保証具、失禁ガード、 おむつ及び同様の物品の如き吸収性物品のために意図された吸収性材料のウェブ を製造する方法において、ファイバーウェブを他の同様に乾燥形成されたファイ バーウェブの頂部上に乾燥形成し、一方のファイバーウェブが８０−９５重量％ の弾性ファイバーと５−２０重量％の熱作動可能パインディンクファイバーとの 混合物を含み、他方のファイバーウェブが４５−９０重量％の吸収性ファイバー と５−１５重量％のパインディンクファイバーとの混合物を含み、また相互重畳 したファイバーウェブを加熱してバインディングファイバーを活性化しファイバ ーウェブを熱結合し、次いでウェブは圧縮されて乾燥状態で少なくとも２Ｎ／５ ０ｍｍの引張強度を有する積層構造体を形成することを特徴とする方法。
12. １２．前記乾燥形成ウェブに関連して前記ファイバーウエブの他方の内部又は上 に超吸収性材料を付与することを特徴とする請求の範囲第１０項記載の方法。