JPH07501389A - クラッチ離脱機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 クラッチ離脱機構 本発明は自動車のクラッチの作動システムと共に使用されるクラッチ離脱装置に 関する。

自動車の１−ランスミソンヨンは、しばしば、クラッチと、歯車箱の駆動を液圧 により作動可能な追従シリンダの作動により遮断することかできるようにクラッ チを介して駆動される人力軸を有する歯車箱とを備えている。この追従シリンダ として環状の追従シリンダか歯車箱の人力軸に共心をなして配置されることが一 般的になってきた。

この共心の追従シリンダはしばしは歯車箱のベルハウジングの領域内の歯車箱ハ ウジングの面に固定されている。寸法上の制限のために、共心の追従シリンダか さらにコンパクトになることか必要になりつつある。

従って、自動車のクラッチ用の環状の液圧追従シリンダであって、間に液圧室を 形成する円筒形の内壁部および外壁部を形成する環状の本体と、液圧室内の液圧 に応答するピストン部材と、離脱用軸受とを備えだ液圧追従シリンダにおいて、 離脱用軸受か液圧流体室ど共心をなすようにピストン部材上に装着されているこ とを特徴とする液圧追従シリンダか提供される。

内壁部か外壁部を越えて軸線方向に延び、かつピストン部祠が二つの壁部の半径 方向に外側の表面上をシールするように滑動可能であることか好ましい。

このピストン部材は該ピストン部材に装着された第１シールにより内壁部に対し てソールすることかでき、かつ外壁部に装着された第２シールにより外壁部に対 してシールすることかできる。

ピストン部材か円筒形の側壁部と、該側壁部の一端部に形成された半径方向に内 方に突出したフランジとを備え、円筒形の側壁部は円筒形の外壁部の半径方向に 外側の表面上に滑動可能に支持され、さらに、内壁部の半径方向に外側の表面を ソールするように該表面と係合する半径方向に内側のフランツを備え、そして環 状の離脱用軸受をピストン部材により形成された流体室と共心をなして配置する ことができることか好ましい。

ピストン部材は、さらに、その上に滑動可能に装着された二次ピストンを含むこ とができ、二次ピストンは直２流体室を形成し、そして環状の離脱用軸受が第２ 流体室と共心をなしている。

環状の離脱用軸受かピストン部材の円筒形の側壁部の外面上に装着されることか 好ましい。

本発明の実施例を次の図について説明する。

第１図はトランスミッション用の歯車箱およびクラッチ組立体を示した略図であ る。

第２図は本発明による第１追従シリンダの縦断面図である。

第３図は本体のみの構造を示した第２追従シリンダの横断面図である。

第４図は本発明のさらに別の実施例の横断面図であり、そして第５図は弁ａｔＲ を示した第４図の一部分の拡大図である。

さて、第１図を参照すると、自動車のトランスミッションは摩擦クラッチ１１と 、歯車箱組立体１２とを含む。歯車箱組立体１２はクラッチ１１により駆動され る入力軸１３と、ベルハウジング１４とを存している。ベルハウジング１４はク ラッチ１１を収容し、使用する場合に内燃機関（図示せず）の面にボルト留めさ れる。

クラッチ１１は歯車箱の入力軸１３と共心をなして配置された環状の液圧クラッ チ追従シリンダ１６により作動せしめられ、使用中にダイアフラムばねのフィン ガ１９の半径方向の内側端部と係合する。この追従シリンダ１６は導管１７によ り追従シリンダ１６と接続されたマスクシリンダ（図示せず）により発生せしめ られた作動流体圧力により作動せしめられる。

さて、第２図を参照すると、歯車箱の人力軸１３と共心をなして配置された作動 状態における環状のクラッチ追従シリンダ１６を例示しである。追従シリンダ１ ６は円筒形の内壁部２２と、該内壁部２２の半径方向に外方に隔置された円筒形 の外壁部２３とを有する環状の本体２１を備えている。内壁部２２は外壁部２３ を越えて軸線方向に延びている。本体２１は二つの部分を備え、外壁部２３を含 む第１部分２６は鋳造アルミニウムまたは成形されたプラスチック材料（例えば 、ガラス繊維入りナイロン６Ｇ）から形成されかつ歯車箱ケーシング１５内に位 置決めするために後面に環状のホス２５を有する半径方向に外方に延びるフラン ジ２４を備えており、そして第２部分２７は円筒形の内壁部２２を含む環状の板 金プレス部材でありかつ歯車箱と隣接した端部において半径方向に外方に延びる フランジ２８を備えている。第２部分２７はフランジ２４を有する第１部分２６ と、フランジ２８をシール３１と接触した状態に保持されるように組み立てられ て、それらの間に流体室５５を形成している。ニー）の部分２６．２７は第２部 分２７の半径方向に外方に突出したリブ３２を第１部分２６の後面上の複数個の 円周方向に隔置された半径方向に内方の突起部３３上に形成されたとぎれた環状 のみぞ３４の中にスェージングすることにより一緒に固定されている。

内部に入口通路３６を有するスピゴット３５かフランジ２４の段階的な直径を有 する入口部分３７内にノール３８および固定リング３９により固定されている。

環状のピストン４１か円筒形の内壁部２２および外壁部２３のそれぞれの半径方 向に外側の表面４２および４３上を滑動可能になっている。ピストン部材４１は 円筒形の側壁部４４と、歯車箱から離れた側壁部４４の端部において半径方向に 内方に突出したフランジ４５とを備えている。ピストン側壁部４４は円筒形の外 壁部２３上を滑動可能であり、その端部と隣接した外壁部２３上に装着されかつ エラストマーリング４７によりピストン側壁部４４の内面に向かって弾性的に偏 位せしめられたプラスチックソールリング４６により外壁部２３に対してシール されている。エラストマーリング４７は円筒形のりテーナキャップ４８により所 定の位置に保持されている。ルテーナキャップ４８の開口した基部は突起部３３ 上に着座している。

ダストシール４９か塵埃またはその池の汚染物かビス）ヘン４】とシリンダ１６ との間に侵入することを阻止している。

フランツ４５は該フランツの半径方向に内側の端縁に装着された軸受リング５１ により内壁部２２の外面４２上を滑動し、そしてＬ形断面を有するプラスチック リテーナリング５３内に保持された隣接した環状のエクス１−マーンール５２に より外面４２に対してソールされている。

ピストン側壁部４■は、二つの円筒形壁部２２および２３の同に形成された環状 の液圧室５５内に収容され力りリテーナリング５３とリテーナキャップ４８の基 部との間に作用する共心のばね５４により、歯車箱から離れる方向に偏位せしめ られている。

環状の軸受６０かその固定軸受レース６５か任意の好適な材料、例えば、接着剤 、締りばめ、または弾性はねクリップによりピストン側壁部４４に固定されるこ とによりピストン側壁部４４に共心をなして固定されている。追従シリンダ■６ か［体止Ｊ状態にあるときに、離脱用軸受６０か流体室５５と共心をなして（す なわち、該流体室の半径方向の外側に）配置され、それによりシリンダ／軸受の 組合せの軸線方向の長さか短縮せしめられる。回転レース６６ははねフィンガＪ ９の内側端部と衝接する中間の環状板６７を担持している。

「休止」状態においては、はねフィンガ１９かピストン部材４１をフランジ２４ ．２８に向かって偏位させている。

使用中、マスクンリングにより発生せしめられた液圧かスビゴッ１−３５および 流入口３７を通って追従シリンダ１６に流入し、そして円周方向に隔置された突 起部３３の間の間隙を通って流体室５５に流入する。ピストン部材４１Ｉ！端末 フランジ２４．２８から離れて軸線方向に移動して、ダイアフラムはねフィンガ １９に離脱荷重を加える。

さて、第３図を参照すると、追従シリンダ１１６は端末フランジ１２８．１２９ のそれぞれを介して一緒に溶接された２個の板金製プレス部ｕ１２２．１２３か ら形成された環状の本体１２＋を有している。入口スピゴット１３５が円筒形の 外壁部１２３の端末フランジ１２４に形成された突出した取付は箇所＋４０に固 定されている。環状のボス＋２５か歯車箱ハウジング１５に位置決めするために 円筒形の内壁部１２２のフランジ！２８の後面に形成されている。

第４図および第５図を参照すると、追従シリンダ２１６は円筒形の外壁部２２３ を含む鋳造アルミニウムまたは成形されたプラスチック製の第１部分２６６と、 円筒形の内壁部２２２を含む板金製の第２部分とを備えた本体２２１を存してい る。二つの部分２２２．２２３はそれぞれの端末フランツ２２４．２２８におい て一緒に連結されている。

ＪＪＪＩ伏の一次ピス１〜ン部材２４１か円筒形の内壁部２２２および外壁部２ ２３の半径方向に外側の表面上をシールする状態で滑動可能である。ピストン部 材２４１は半径方向に外側の円筒形の側壁部２４４と、半径方向に内方に延びる フランジ２４５と、半径方向に内側の円筒形の側壁部２５０とを備えている。ピ ストンの外側の側壁部２４４は外壁部２２３の外面上に装着されたプラスチック 製のシールリング２４６上を滑動可能であり、そして弾性シールリング２４７が リテーナカップ２４８により所定位置に保持されている。リテーナカップ２４８ は外壁部２２３の半径方向に内側の表面」二の環状の肩部２４９上に着座してい る。

ピストンの内側の側壁部２５０は、該側壁部の半径方向に内側の表面上に装着さ れたプラスチック製のシールリング２５１上を、該側壁部２５０と本体２２＋１ 　の円筒形の内壁部２２２との間に作用するエラストマーシール２５２と、シー ルリング２５１を円筒形の内壁部２２２に向かって偏位させる作用をするエラス トマーリング２５３と共に、滑動する。

−次ビストン部材２４＋は本体２２＋の二つの壁部２２２および２２３の間に形 成された液圧室２６０内に配置された環状のはね２５４および環状の従動子２６ ０により歯車箱から離れる方向に偏位せしめられている。環状のばね２５４はダ イアフラムばねフィンガ１８に抗してピストン部材２４１に予荷重を加え、そし てピストンの最初の行程のみのために作用する。ばね２５４はコイルばねまたは ヘレヒールはねとすることができ、リテーナカップ２４８と作用し合う。

二次ビスｌ−ン２７０が二次ピストン２４１上をシールする状態で滑動可能であ り、そしてプラスチック製のリング２７２とビス１〜ン部材２４１の外側の側壁 部２４４をシールするエラストマーシール２７３とを有する半径方向に外側の側 壁部２７１と、二次液圧室２８０を形成するためにプラスチック製のノールリン グ２７５と内側の側壁部２５０をシールするエラストマーシール２４６とを有す る半径方向に内方に突出するフランツ２７４とを備えている。二次液圧室２８０ は弁装置２８２を介して第１液圧室２５０と接続されている。

弁装置２８２は頭部２８３ど、ピストン部材２４１のフランジ２４５のオリフィ ス２８８を貫通するステム２８７とを有するきのこ形に形成されている。弁装置 ２８２の頭部２８３は二次液圧室２８０内に配置され、そして環状のへレヒール はね２８５によりシール２８４に向かって閉さされた状態に偏位せしめられてい る。弁装置２８２のステム２８７はビス１ヘン部材２４１か完全に引込められた 状態にあるときにリテーナカップ２４８と接触して、弁装置２８２を開くことが できる。

環状のクラッチ離脱用軸受６０か二次ビスｌ−ン２７０の外面上に固定され、そ してその回転レースか前述したようにダイアフラムばねのフィンガと衝接する中 間の板６７と連結されている。軸受６０は二次液圧室２８０と共心をなして（す なわち、液圧室２８０の半径方向の外側に）配置され、それによりシリンダ／軸 受の組合せの軸線方向の長さか同様に短縮されている。

車両に最初に取り付けるときに、ピストン部材２４１は第４図に示した位置にプ ラスチック製の送出ストッパ（ｄｅｌｉｖｅｒｙ　５ｔｏｐ）２９０により保持 されている。加圧作動流体か追従シリンダ２１６の中に導入されるときに、作動 流体は二つの室２６０および２８０を満たす。それ以上の流体圧力か二次ビス） ・ン２７０に作用すると、二次ピストン２７０か軸受板６７をダイアフラムばね フィンガ１９と衝接するように移動する。流体圧力にさらされる二次ピストン２ ７０の面積は流体圧力にさらされる二次ピストン２４１の面積の約６０％である 。

その１組流体圧力か増大したときに、ストッパ２９０か破裂するか、またはその 他の方法で除去することかでき、その後、−次ピス［・ン部材２４１か移動して 、ダイアフラムはねフィンガ１９に離脱荷重を作用させることによりクラッチを 作動させる。これにより、弁装置２８２か閉さされて、二次液圧室２８０が遮断 される。流体圧力か放出されたときに、ダイアフラムはねフィンガ１９が二次ピ ストン２７０を押すか、弁装置２８２か閉ざされているので、−次ピストン２４ １か二次ピストン２７０に作用しているダイアフラムばねフィンガ１９内の荷重 によりフランジ２４５かばね従動子２５５と衝接するまで戻され、モしてばね２ ５４により「休止状態」において完全にひっ込められた状態から脱した状態に保 持され、その時点て弁装置２８２かはね２８５により閉ざされた位置に保持され る。

クラッチ板か磨耗したときに、ダイアフラムばねフィンガ１９の端部か歯車箱に 向かって移動して、−次ピストン部材２４１および二次ピストン２７０をフラン ツ２４４および２２８に向かってさらに押し戻して、弁装置２８２をリテーナカ ップ２４８と衝接させて、弁装置２８２を開き、その結果流体を二次液圧室２８ ０から弁装置２８２を通して排出させて、二次液圧室２８０の長さを短縮させる 。

ダイアフラムばねフィンガ１９が二次ピストン２７０」二に荷重を実質的に加え ていないときには、はね２５４かビス１ヘン装置２４１に予荷重を加えて、ビス １ヘン装置２４１をリテーナカップ２４７から離れる方向に移動させ、その結果 弁装置２８２を閉さす。

これは液■室２６０内に液圧か実質的に作用していない平衡状態においてはね２ ５４か弁２８２を閉した状態に維持することを効果的に意味する。

クラッチか完全に磨耗したときに、最終的に、二次ピストン２７０か点線の輪郭 で示すようにフランジ２２４と衝接する。

第２図、第３図および第４図について説明した追従シリンダは欧州特許第０Ｉ４ ６２８３号明細書に記載の型式の予め充填されたクラッチ液圧装置に使用するこ とかできる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．自動車のクラッチ用の環状の液圧追従シリンダ（１６）（１１６）（２１６ ）であって、間に液圧室（５５）（２６０）を形成する円筒形の内壁部（２２） （１２２）（２２２）および外壁部（２３）（１２３）（２２３）を有する環状 の本体（２１）と、液圧室（５５）（２６０）内の液圧に応答するピストン部材 （４１）（２４１）（２７０）と、離脱用軸受（６０）とを備えた液圧追従シリ ンダにおいて、離脱用軸受（６０）が液圧流体室（５５）（２６０）と共心をな すようにピストン部材（４１）（２４１、２７０）上に装着されていることを特 徴とする液圧追従シリンダ。 ２．請求の範囲第１項に記載の追従シリンダにおいて、内壁部（２２）（１２２ ）（２２２）が外壁部（２３）（１２３）（２２３）を越えて軸線方向に延び、 かつピストン部材（４１）（２４１、２７０）が二つの壁部の半径方向に外側の 表面（４２、４３）上をシールするように滑動可能であることを特徴とする追従 シリンダ。 ３．請求の範囲第１項に記載の環状の追従シリンダにおいて、ピストン部材（４ １）（２４１）がピストン部材（４１）（２４１）上に装着された第１シール（ ５１、５２、５３）（２５１、２５２、２５３）により内壁部（２２）（２２２ ）に対してシールされ、かつ外壁部（２３）（２２３）上に装着された第２シー ル（４６）（２４６）により外壁部（２３）（２２３）に対してシールされてい ることを特徴とする環状の追従シリンダ。 ４．請求の範囲第２項または第３項に記載の環状の追従シリンダにおいて、ピス トン部材（４１）（２４１）がその一端部において半径方向に内方に突出したフ ランジ（４５）（２４５）を有する円筒形の側壁部（４４）（２４４）を備え、 円筒形の側壁部（４４）（２４４）が円筒形の外壁部（２３）（１２３）（２２ ３）の半径方向に外側の表面（４３）上に滑動可能に支持され、かつフランジ（ ４５）（２４５）か内壁部（２２）（１２２）（２２２）の半径方向に外側の表 面（４２）をシールするように外側の表面（４２）と係合することを特徴とする 環状の追従シリンダ。 ５．請求の範囲第３項または第４項に記載の環状の追従シリンダにおいて、第１ シール（５２）がプラスチック製のシールカップ（５３）と、シールカップ（５ ３）内に配置されたエラストマーシール（５２）と、内壁部（２２）とすべり接 触するためにピストン部材（４１）に装着されかつシールカップ（５３）内にエ ラストマーシール（５２）を保持するプラスチック製の軸受リング（５１）とを 備えた多部分からなるシールであることを特徴とする環状の追従シリンダ。 ６．請求の範囲第４項または第５項に記載の環状の追従シリンダにおいて、第２ シール（４６）が前記外壁部（２３）の外面（４３）の軸線方向に外側の端部に 配置されたプラスチック製のリングであり、そして前記外壁部（２３）に同様に 装着された弾性装置（４７）によりピストン部材（４１）に向かって偏位せしめ られていることを特徴とする環状の追従シリンダ。 ７．請求の範囲第６項に記載の追従シリンダにおいて、弾性装置（４７）がエラ ストマーリングであることを特徴とする追従シリンダ。 ８．請求の範囲第１項から第７項までのいずれか一項に記載の環状の追従シリン ダにおいて、内壁部（２１）（１２２）（２２２）が外壁部（２３）（１２３） （２２３）とは別個に形成されかつ該外壁部に固定されていることを特徴とする 環状の追従シリンダ。 ９．請求の範囲第８項に記載の環状の追従シリンダにおいて、円筒形の内壁部（ ２２）（１２２）（２２２）および外壁部（２３）（１２３）（２２３）の両方 が各々がその軸線方向に内側の端部において端末フランジ（２４、２８）（１２ ４、１２８）（２２４、２２８）を有する管状構成部分から形成され、前記の２ 個のフランジが一緒にシールされるように保持されて、液圧室（５５）（２６０ ）を形成することを特徴とする環状の追従シリンダ。 １０．請求の範囲第９項に記載の環状の追従シリンダにおいて、円筒形の外壁部 （２３）（２２３）および端末フランジ（２４）（２２４）が成形品または鋳造 品から形成され、かつ円筒形の内壁部（２２）（２２２）が板金プレス部材から 形成され、かつ内壁部（２２）および（２２４）が成形品または鋳造品の一部分 （３４）（２２４）のまわりの端末フランジ（２８）と隣接した内壁部の一部分 （３２）を変形させることにより外壁部に固定されていることを特徴とする環状 の追従シリンダ。 １１．請求の範囲第９項に記載の環状の追従シリンダにおいて、円筒形の外壁部 （１２３）および端末フランジ（１２４）が板金プレス部材として形成され、か つ円筒形の内壁部（１２２）および端末フランジ（１２８）が板金プレス部材と して形成され、これらの２個の円筒形の壁部が２個の端末フランジにより一緒に 固定されていることを特徴とする環状の追従シリンダ。 １２．請求の範囲第１項から第１１項までのいずれか一項に記載の環状の追従シ リンダにおいて、ピストン部材（２４１）が弁装置（２８２）を介して第１液圧 室（２６０）と接続された可変の長さおよび容積の第２流体室（２８０）を形成 する二次ピストン（２７０）を含み、それにより第２流体室（２７０）の長さを クラッチの摩耗を補正するために調節することができることを特徴とする環状の 追従シリンダ。 １３．請求の範囲第１２項に記載の環状の追従シリンダにおいて、ピストン部材 （２４１）がさらに円筒形の外壁部（２２３）の半径方向に外側の表面上に滑動 可能に支持された円筒形の半径方向に外側の側壁部（２４４）と、半径方向に突 出したフランジ（２４５）と、内壁部（２２２）の半径方向に外側の表面をシー ルするように該表面と係合する円筒形の半径方向に内側の壁部（２５０）とを含 み、かつ二次ピストン（２７０）がピストン部材（４１）の円筒形の外側の側壁 部（２４４）と滑動可能に係合する円筒形の外壁部（２７１）と、ピストンの円 筒形の内側の側壁部（２５０）をシールするように該側壁部（２５０）と係合す る半径方向に内方に突出したフランジ（２７４）とを備えている環状の追従シリ ンダ。 １１．請求の範囲第１２項または第１３項に記載の環状の追従シリンダにおいて 、弁装置（２８２）がピストン部材（２４１）が完全にひっ込められた状態にあ るときに開かれ、そしてピストン部材（２４１）がひつ込められた状態から離脱 した「休止」状態に保持されたときに閉ざされ、弁装置がクラッチの摩耗を補正 するために開かれたときに二次ピストン（２７０）をピストン部材（２４１）に 対してひっ込めることを可能にすることを特徴とする環状の追従シリンダ。 １５．請求の範囲第１１項から第１４項までのいずれか一項に記載の環状の追従 シリンダにおいて、流体圧力にさらされる二次ピストン（２７０）の面積が流体 圧力にさらされるピストン部材（２４１）の面積の６０％までであることを特徴 とする環状の追従シリンダ。 １６．請求の範囲第１４項または第１５項に記載の環状の追従シリンダにおいて 、弁装置（２８２）が頭部（２８３）とステム（２８７）とを有するきのこ形弁 （２８２）であり、該ステムがピストン装置（２４１）のフランジ（２４５）の オリフィス（２８８）を通して延び、かつ該頭部が閉ざされた状態においてシー ル（２８４）に向かって偏位せしめられ、該ステムが弁装置を開くために環状本 体（２２１）上の所定位置に衝接可能であることを特徴とする環状の追従シリン ダ。 １７．請求の範囲第１項から第１１項までのいずれか一項に記載の環状の追従シ リンダを含むクラッチ離脱装置において、環状の離脱用軸受（６０）が第１流体 室（５５）に共心をなしてピストン部材（４１）上に装着されていることを特徴 とするクラッチ離脱装置。 １８．請求の範囲第１２項から第１６項までのいずれか一項に記載のクラッチ離 脱装置において、離脱用軸受（６０）が第２流体室（２８０）に共心をなして二 次ピストン（２７０）上に装着されていることを特徴とするクラッチ離脱装置。 １９．実質的に前述しかつ添付図面の第２図または第３図または第４図および第 ５図に示すように構成されかつ配置された自動車のクラッチ用の環状の追従シリ ンダ。