JPH04211730A - 油圧式クラッチレリーズ装置 - Google Patents

油圧式クラッチレリーズ装置

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JPH04211730A
JPH04211730A JP6108191A JP6108191A JPH04211730A JP H04211730 A JPH04211730 A JP H04211730A JP 6108191 A JP6108191 A JP 6108191A JP 6108191 A JP6108191 A JP 6108191A JP H04211730 A JPH04211730 A JP H04211730A
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JP
Japan
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release
pressure
cylinder
check ball
clutch
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Application number
JP6108191A
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English (en)
Inventor
Toshio Matsubara
俊夫 松原
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Priority to GB9110473A priority patent/GB2245329A/en
Publication of JPH04211730A publication Critical patent/JPH04211730A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/08Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
    • F16D25/082Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation
    • F16D25/087Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation the clutch being actuated by the fluid-actuated member via a diaphragm spring or an equivalent array of levers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/08Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
    • F16D25/082Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/12Details not specific to one of the before-mentioned types

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る油圧式クラッチレ
リーズ装置は、手動変速機付自動車のクラッチ機構に組
み込み、変速操作を行なう際に、ダイヤフラムばねの中
心部を押圧するのに利用される。
【0002】
【従来の技術】手動変速機付自動車のクラッチ機構に於
いては、変速操作を行なう為に、エンジンの駆動力が変
速機側の軸に伝達されるのを断つ場合、クラッチペダル
を踏み込む事により摺鉢状に形成されたダイヤフラムば
ねの中央部を押し、このダイヤフラムばねの角度を変化
させて、クラッチ板をフライホイールに押圧する力を解
除し、フライホイールの回転が変速機側の軸に伝わらな
くして、ギヤの切換操作を行なえる様にする。
【0003】変速機のギヤを切り換える操作を終了した
ならば、クラッチペダルから足を離せば、ダイヤフラム
ばねの弾力により、クラッチ板がフライホイールに押し
付けられ、クラッチが接続された状態となって、エンジ
ンの駆動力が車輪に伝達される様になる。
【0004】ところで、上述の様に構成されるクラッチ
機構に組み込まれ、変速操作時にダイヤフラムばねの中
央部を押圧するクラッチレリーズ装置の内、油圧により
クラッチペダルの動きをダイヤフラムばねに伝達する、
油圧式クラッチレリーズ装置は、従来から図8或は図9
〜10に示す様に構成されている。
【0005】先ず、従来構造の第1例を示す図8に於い
て、1はダイヤフラムばね、2はトランスミッションハ
ウジング、3は回転軸で、この回転軸3は、上記トラン
スミッションハウジング2を貫通し、転がり軸受4によ
ってこのトランスミッションハウジング2に、回転自在
に支承されている。
【0006】上記回転軸3の周囲には、一端を上記トラ
ンスミッションハウジング2に結合固定した、円筒状の
固定側スリーブ5を設けており、この固定側スリーブ5
の先端部に、やはり短円筒状の移動側スリーブ6を、軸
方向(図8の左右方向)に亙る変位自在に支持している
【0007】この移動側スリーブ6の外周面に形成した
取付フランジ7にはレリーズ軸受8を、短円筒状のケー
ス9を介して支持している。深溝型の玉軸受である、こ
のレリーズ軸受8の内輪10は、上記ケース9に保持さ
れた外輪11よりも突出させて、その先端面(図8の左
端面)を、前記ダイヤフラムばね1の中央部に突き当て
ている。
【0008】更に、上記移動側スリーブ6の先端部を内
方に折り曲げる事で形成された鍔部12の内周縁は、固
定側スリーブ5の外周面に油密に摺接させて、上記固定
側スリーブ5の外周面と移動側スリーブ6の内周面との
間に、シリンダ空間13を構成して、上記固定側スリー
ブ5と移動側スリーブ6とをレリーズシリンダとして機
能自在としている。
【0009】そして、上記固定側スリーブ5の内側に給
油通路14を設け、この給油通路14の一端を上記シリ
ンダ空間13に、他端を油圧配管を通じて、クラッチペ
ダルの踏み込みに伴なって油圧を発生させるマスターシ
リンダに、それぞれ通じさせている。
【0010】上述の様に構成される、従来の第1例の油
圧式クラッチレリーズ装置により、変速操作を行なう為
、クラッチを切る場合には、クラッチペダルの踏み込み
に伴なって発生した油圧を、給油通路14を通じて、シ
リンダ空間13内に送り込む。
【0011】この結果、移動側スリーブ6が図8で左行
し、この移動側スリーブ6に支持されたレリーズ軸受8
の内輪10の先端面がダイヤフラムばね1の中央部に押
圧され、このダイヤフラムばね1の傾斜角度が変化する
【0012】変速操作の完了に伴なって、クラッチペダ
ルから足を離せば、上記移動側スリーブ6は、ダイヤフ
ラムばね1の弾力によって図8で右行し、クラッチ板が
フライホイールに押し付けられ、クラッチが接続された
状態となって、エンジンの駆動力が車輪に伝達される様
になる。
【0013】固定側スリーブ5の前面(図8の左面)と
移動側スリーブ6の後面(図8の右面)との間には、上
記ダイヤフラムばね1の弾力よりも遥かに小さな弾力を
有する、圧縮ばね24を設け、クラッチペダルから足を
離した場合でも、前記レリーズ軸受8を構成する内輪1
0の先端面をダイヤフラムばね1に、弾性的に押圧して
、上記先端面とダイヤフラムばね1との間で滑りが生じ
ない様にすると共に、クラッチペダルの踏み込みに伴な
い、上記内輪10が直ちにダイヤフラムばね1を押し始
める様にしている。
【0014】一方、図9〜10に示した従来構造の第2
例の場合、レリーズフォーク15により、ダイヤフラム
ばね1の中央部に、レリーズ軸受8を押圧する様にして
いる。
【0015】即ち、図9に示す様に、クラッチペダル1
6の踏み込みに伴なって油圧を発生するマスターシリン
ダ17に、その一端を接続した油圧配管18の他端を、
レリーズシリンダ19に接続している。
【0016】このレリーズシリンダ19は、図10に示
す様に、円筒状のシリンダケース20内にピストン21
を、油密に嵌装する事で構成されている。上記シリンダ
ケース20の一端(図9〜10の右端)には、圧油の給
排口22を設け、この給排口22を通じて、シリンダケ
ース20内に圧油を送り込み自在としている。
【0017】又、上記ピストン21の他端面にはロッド
23の一端を突き当て、このロッド23の他端を、前記
レリーズフォーク15の一端部に突き当てている。この
レリーズフォーク15は、その中間部を枢支されており
、その他端部を前記ダイヤフラムばね1の中央部に対向
させている。
【0018】上述の様に構成される、従来の第2例の油
圧式クラッチレリーズ装置により、変速操作を行なう為
、クラッチを切る場合には、クラッチペダル16を踏み
込む事でマスターシリンダ17に油圧を発生させ、油圧
配管18を通じてこの油圧を、レリーズシリンダ19に
送り込む。
【0019】この結果、上記レリーズシリンダ19のシ
リンダケース20内でピストン21が、図9〜10で左
行して、上記シリンダケース20からロッド23を突き
出し、前記レリーズフォーク15を、図9で時計方向に
揺動させる。この結果、レリーズフォーク15の先端部
がダイヤフラムばね1の中央部を押圧し、このダイヤフ
ラムばね1の傾斜角度を変化させる。
【0020】変速操作の完了に伴なって、クラッチペダ
ルから足を離せば、上記ピストン21は、ダイヤフラム
ばね1の弾力によって図9〜10で右行し、クラッチ板
がフライホイールに押し付けられ、クラッチが接続され
た状態となって、エンジンの駆動力が車輪に伝達される
様になる。
【0021】レリーズシリンダ19の一端部内面とピス
トン21の一端面との間には、やはり上記ダイヤフラム
ばね1の弾力よりも遥かに小さな弾力を有する、圧縮ば
ね25を設け、クラッチペダル16から足を離した場合
でも、前記レリーズ軸受8を構成する内輪10(図8参
照)の先端面をダイヤフラムばね1の中央部に弾性的に
押圧して、上記先端面とダイヤフラムばね1との間で滑
りが生じない様にすると共に、クラッチペダル16の踏
み込みに伴ない、上記内輪10が直ちにダイヤフラムば
ね1を押し始める様にしている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成され作用する、従来の油圧式クラッチレリーズ装置
に於いては、次に述べる様な問題がある。
【0023】即ち、圧縮ばね24により移動側スリーブ
6に加える押圧力(図8に示した第1例の場合)、或は
圧縮ばね25によりピストン21に加える押圧力(図9
〜10に示した第2例の場合)を、初期に於いて適性範
囲に規制しても、クラッチ板の摩耗によりダイヤフラム
ばね1の傾斜角度が変化し、このダイヤフラムばね1の
中央部の位置が変化(図8の右方、図9の左方に移動)
すると、上記圧縮ばね24、25が圧縮される傾向とな
り、これら圧縮ばね24、25によって移動側スリーブ
6やレリーズフォーク15に加わる押圧力が変化(大き
くなって)してしまう。
【0024】従って、クラッチ板が摩耗した場合に於い
ても、圧縮ばね24、25がレリーズ軸受8を押圧する
力が過大にならない様にする為には、圧縮ばね24、2
5の弾力を低めに設定し、クラッチ板が新しく、十分な
厚さがある場合に於ける押圧力を小さくする事が考えら
れる。
【0025】一方、初期に於ける押圧力を小さくすると
、クラッチ板が新しい場合に於いて、レリーズ軸受8を
構成する内輪10の先端面とダイヤフラムばね1との間
で滑りが生じ、当該部分で異音が発生する恐れがある等
、圧縮ばね24、25に適正な弾力を付与する設計が難
しかった。
【0026】本発明の油圧式クラッチレリーズ装置は、
上述の様な不都合を解消するものである。
【0027】
【課題を解決する為の手段】本発明の油圧式クラッチレ
リーズ装置は、前述した従来のクラッチレリーズ装置と
同様に、クラッチペダルと、このクラッチペダルの踏み
込みに伴なって油圧を発生させるマスターシリンダと、
このマスターシリンダに一端を接続した油圧配管と、こ
の油圧配管の他端に接続されたレリーズシリンダと、こ
のレリーズシリンダへの圧油導入に伴なって移動するレ
リーズ軸受とから構成される。
【0028】更に、本発明の油圧式クラッチレリーズ装
置に於いては、上記マスターシリンダとレリーズシリン
ダとの間部分に、上記レリーズシリンダ側の圧力が上記
マスターシリンダ側の圧力よりも低い場合と、上記レリ
ーズシリンダ側の圧力が上記マスターシリンダ側の圧力
よりも一定以上高い場合とにのみ開く、制御弁を設けた
事を特徴としている。
【0029】
【作用】上述の様に構成される本発明の油圧式クラッチ
レリーズ装置により、ダイヤフラムばねの中央部を押圧
し、クラッチ板とフライホイールとを断接させる際の作
用自体は、前述した従来の油圧式クラッチレリーズ装置
の場合と同様である。
【0030】但し、本発明の油圧式クラッチレリーズ装
置の場合、制御弁の作用により、シリンダ空間内には常
に一定の油圧が存在する様になり、この一定の油圧に基
づいて移動側スリーブが、ダイヤフラムばねに押圧され
る。
【0031】この結果、移動側スリーブに支持されたレ
リーズ軸受がダイヤフラムばねに押圧される力が、クラ
ッチ板の摩耗量に関係なく、常に一定となり、レリーズ
軸受とダイヤフラムばねとの間で滑りが生じる事がなく
なる。
【0032】
【実施例】次に、図示の実施例を説明しつつ、本発明を
更に詳しく説明する。
【0033】図1〜5は本発明の第一実施例を示してお
り、図1は全体構成を示す断面図、図2〜5は制御弁の
作動状況を示す、それぞれ図1のA部に相当する拡大断
面図である。
【0034】前述した従来の第1例の油圧式クラッチレ
リーズ装置と同様、転がり軸受4により、トランスミッ
ションハウジング2に回転自在に支持された回転軸3の
周囲には、円筒状の固定側スリーブ5を設け、この固定
側スリーブ5の先端部外周に移動側スリーブ6を、軸方
向に亙る変位自在に支持し、この移動側スリーブ6の外
周面に形成した取付フランジ7に、レリーズ軸受8を支
持している。そして、上記固定側スリーブ5の外周面と
移動側スリーブ6の内周面との間にシリンダ空間13を
設け、上記固定側スリーブ5の内側に設けた給油通路1
4の一端を上記シリンダ空間13に、他端をマスターシ
リンダ17(図9参照)に、それぞれ通じさせている。
【0035】更に、本発明の油圧式クラッチレリーズ装
置に於いては、上記固定側スリーブ5の基端部外周面で
、上記給油通路14の開口部分に制御弁26を設け、こ
の制御弁26を、上記給油通路14と直列に接続してい
る。
【0036】この制御弁26は、上記シリンダ空間13
側の圧力が、上記マスターシリンダ17に通じるポート
27部分の圧力よりも低い場合と、上記シリンダ空間1
3側の圧力が上記ポート27部分の圧力よりも一定以上
高い場合とにのみ開くものである。
【0037】即ち、この制御弁26は、図2に詳示する
様に、固定側スリーブ5の外周面に固定されるハウジン
グ28内に、短円筒状のチェックボールハウジング29
を、軸方向(図1〜2の上下方向)に亙る若干の変位自
在に設ける事で構成されている。このチェックボールハ
ウジング29の外周面と上記ハウジング28の内周面と
の間の油密は、Oリング30により保持されており、且
つ、上記チェックボールハウジング29は、弾性押圧手
段である皿ばね31により、シリンダ空間13側(図1
〜2の下側)に向け、弾性的に押圧されている。
【0038】又、このチェックボールハウジング29内
には、上記シリンダ空間13側に対向させた状態で、弁
座部32を設けており、圧縮ばね34によりチェックボ
ール33を、この弁座部32に向け弾性的に押圧してい
る。即ち、この圧縮ばね34がチェックボール33を押
圧する方向と、前記皿ばね31が前記チェックボールハ
ウジング29を押圧する方向とは、互いに逆方向となる
【0039】更に、上記ハウジング28の内側で、上記
チェックボールハウジング29とポート27との間部分
には、支持環35を固定し、この支持環35の中心部に
、変位阻止手段である、ピン36の基端部を支持してい
る。
【0040】このピン36は、上記皿ばね31の弾力に
抗して上記チェックボールハウジング29が図1〜5の
上方に移動する際、図4に示す様に、その先端部を上記
チェックボール33に突き当てる事で、このチェックボ
ール33の移動を阻止し、このチェックボール33と弁
座部32とを離隔させる機能を有する。
【0041】上述の様に構成される本発明の油圧式クラ
ッチレリーズ装置により、ダイヤフラムばねの内周寄り
部分を押圧し、クラッチ板とフライホイールとを断接さ
せる際の作用は、次の通りである。
【0042】即ち、変速操作を行なう為、クラッチを切
る場合には、クラッチペダルを踏み込む事によりマスタ
ーシリンダ内で発生した油圧を、給油通路14を通じて
シリンダ空間13内に送り込む。この際制御弁26を構
成するチェックボール33は、図3に示す様に、圧縮ば
ね34の弾力に抗して弁座部32から離れ、弁座部32
の内側の通路39を開いて、上記給油通路14を通じて
の、シリンダ空間13内への圧油の送り込みを許容する
【0043】この結果、移動側スリーブ6が図1で左行
し、この移動側スリーブ6に支持されたレリーズ軸受8
の内輪10の先端面が、ダイヤフラムばね1の中央部に
押圧され、このダイヤフラムばね1の傾斜角度が変化し
て、クラッチ板とフライホイールとが離れる。
【0044】変速操作の完了に伴なって、クラッチペダ
ルから足を離せば、上記移動側スリーブ6が、ダイヤフ
ラムばね1の弾力によって図1で右行させられて、クラ
ッチ板がフライホイールに押し付けられ、クラッチが接
続された状態となって、エンジンの駆動力がトランスミ
ッションを介して車輪に伝達される様になる。
【0045】この際、前記ポート27部分の油圧は、ク
ラッチペダルに加えられていた操作力の解除に伴なって
、ダイヤフラムばね1により移動側スリーブ6に加えら
れる力の分だけ、ポート27部分よりも高くなる。
【0046】この結果、制御弁26を構成するチェック
ボールハウジング29が、図4に示す様に、皿ばね31
の弾力に抗して変位するが、チェックボール33はピン
36に突き当たる為、圧縮ばね34の弾力に拘らずチェ
ックボール33は、チェックボールハウジング29が変
位する程は、変位しない。
【0047】この為、図4に示す様に、チェックボール
33が弁座部32から離れ、シリンダ空間13内の圧油
をポート27部分を通じて、マスタシリンダに戻す事が
出来る。
【0048】この結果、シリンダ空間13側の油圧が或
る程度低下すると、前記チェックボールハウジング29
が、皿ばね31の弾力によって戻され、図5に示す様に
、チェックボール33が弁座部32に当接して、シリン
ダ空間13内の圧油が、それ以上マスタシリンダに戻さ
れる事がなくなる。
【0049】即ち、この状態に於いてシリンダ空間13
内には、皿ばね31の弾力に応じた圧力が残留した状態
となる。但し、皿ばね31の弾力は、ダイヤフラムばね
1の弾力に比べて遥かに小さい為、ダイヤフラムばね1
によるクラッチの接続は、確実に行なわれる。
【0050】上述の様に、本発明の油圧式クラッチレリ
ーズ装置の場合、制御弁26の作用により、シリンダ空
間13内には、皿ばね31の弾力に応じて常に一定の油
圧が存在する様になり、この一定の油圧に基づいて移動
側スリーブ6が、ダイヤフラムばね1の中央部分に押圧
される。
【0051】この結果、移動側スリーブ6の外周面の取
付フランジ7に支持されたレリーズ軸受8を、ダイヤフ
ラムばね1に押圧する力が、クラッチ板の摩耗量に関係
なく、常に一定となり、レリーズ軸受8の内輪10の先
端面とダイヤフラムばね1との間で滑りが生じる事がな
くなる。
【0052】次に、図6は本発明の第二実施例を示して
いる。本実施例の場合、油圧配管18を介してマスター
シリンダ17(前記図9参照)と通じたレリーズシリン
ダ19を構成するシリンダケース20の一端部、即ち給
排口22形成側端部に、前記第一実施例に於いて給油通
路14(図1)に設けたのと同様の制御弁26を設けて
いる。
【0053】この様に、シリンダケース20の一端部に
制御弁26を設けた事に伴ない、この制御弁26とピス
トン21との間に存在するシリンダ空間37内には、前
記第一実施例に於けるシリンダ空間13と同様に、上記
制御弁26を構成する皿ばね31(詳しくは図2〜5参
照)の弾力に応じて常に一定の油圧が存在する様になり
、この一定の油圧に基づいて、一端をピストン12に当
接させたロッド23の他端が、ダイヤフラムばね1の中
央部分に押圧される。
【0054】この結果、レリーズフォーク15(図9参
照)の他端部が、レリーズ軸受8をダイヤフラムばね1
に押圧する力が、クラッチ板の摩耗量に関係なく、常に
一定となり、レリーズ軸受8の内輪10の先端面とダイ
ヤフラムばね1との間で滑りが生じる事がなくなる。
【0055】次に、図7は本発明の第三実施例を示して
いる。本実施例の場合、マスターシリンダ17とレリー
ズシリンダ19とを接続する油圧配管18の中間部(図
9のB部)にハウジング38を、この油圧配管18に対
して直列に接続すると共に、このハウジング38内に、
前記第一〜第二実施例の場合と同じ構造を有する制御弁
26を設けている。
【0056】尚、ハウジング38は、図7に於いて右端
開口がマスターシリンダ17に通じ、左端開口がレリー
ズシリンダ19(図9参照)に通じる。その他の構成及
び作用は、上述の第一実施例の場合と同様である。
【0057】尚、制御弁は、図示の実施例の様な一体の
ものでなくても、他にも、互いに逆方向の圧力差に基づ
いて開く1対の逆止弁により構成する事も出来る。即ち
、マスターシリンダ側の圧力がレリーズシリンダ側の圧
力よりも高い場合に開く第一の逆止弁と、レリーズシリ
ンダ側の圧力がマスターシリンダ側の圧力よりも一定以
上高い場合に開く第二の逆止弁とを、互いに並列に組み
合わせる事で、上記制御弁とする事も出来る。
【0058】
【発明の効果】本発明の油圧式クラッチレリーズ装置は
、以上に述べた通り構成され作用するが、クラッチ板の
摩耗量に関係なく、レリーズ軸受を適正な押圧力でダイ
ヤフラムばねに押圧出来る為、常に滑りに基づく異音等
の発生を防止する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の全体構成を示す断面図。
【図2】制御弁の作動状況の第一段階を示す、図1のA
部に相当する拡大断面図。
【図3】同じく第二段階を示す、図2と同様の断面図。
【図4】同じく第三段階を示す、図2と同様の断面図。
【図5】同じく第四段階を示す、図2と同様の断面図。
【図6】本発明の第二実施例を示す、レリーズシリンダ
の断面図。
【図7】本発明の第三実施例を示す、制御弁を内蔵した
ハウジングの断面図。
【図8】従来構造の第1例を示す半部断面図。
【図9】従来構造の第2例を示す略縦断面図。
【図10】従来使用されていたレリーズシリンダの断面
図。
【符合の説明】
1  ダイヤフラムばね 2  トランスミッションハウジング 3  回転軸 4  転がり軸受 5  固定側スリーブ 6  移動側スリーブ 7  取付フランジ 8  レリーズ軸受 9  ケース 10  内輪 11  外輪 12  鍔部 13  シリンダ空間 14  給油通路 15  レリーズフォーク 16  クラッチペダル 17  マスターシリンダ 18  油圧配管 19  レリーズシリンダ 20  シリンダケース 21  ピストン 22  給排口 23  ロッド 24  圧縮ばね 25  圧縮ばね 26  制御弁 27  ポート 28  ハウジング 29  チェックボールハウジング 30  Oリング 31  皿ばね 32  弁座部 33  チェックボール 34  圧縮ばね 35  支持環 36  ピン 37  シリンダ空間 38  ハウジング 39  通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  クラッチペダルと、このクラッチペダ
    ルの踏み込みに伴なって油圧を発生させるマスターシリ
    ンダと、このマスターシリンダに一端を接続した油圧配
    管と、この油圧配管の他端に接続されたレリーズシリン
    ダと、このレリーズシリンダへの圧油導入に伴なって移
    動するレリーズ軸受とから成る油圧式クラッチレリーズ
    装置に於いて、上記マスターシリンダとレリーズシリン
    ダとの間部分に、上記レリーズシリンダ側の圧力が上記
    マスターシリンダ側の圧力よりも低い場合と、上記レリ
    ーズシリンダ側の圧力が上記マスターシリンダ側の圧力
    よりも一定以上高い場合とにのみ開く、制御弁を設けた
    事を特徴とする油圧式クラッチレリーズ装置。
  2. 【請求項2】  レリーズシリンダが、回転軸を囲む状
    態でトランスミッションハウジングに固定された円筒状
    の固定側スリーブの周面と、この固定側スリーブに軸方
    向に亙る変位自在に支持された移動側スリーブの周面と
    により構成されており、レリーズ軸受が上記移動側スリ
    ーブに支持されている、請求項1に記載の油圧式クラッ
    チレリーズ装置。
  3. 【請求項3】  制御弁が、ハウジング内に軸方向に亙
    る若干の変位自在に設けられ、弾性押圧手段によって一
    方向に押圧されたチェックボールハウジングと、このチ
    ェックボールハウジング内の弁座部に向けて、上記弾性
    押圧手段の押圧方向とは逆方向に、弾性的に押圧された
    チェックボールと、上記弾性押圧手段の弾力に抗して上
    記チェックボールハウジングが移動する際、上記チェッ
    クボールの移動を阻止して、このチェックボールと弁座
    部とを離隔させる変位阻止手段とから成る、請求項1〜
    2の何れかに記載の油圧式クラッチレリーズ装置。
JP6108191A 1990-05-15 1991-03-04 油圧式クラッチレリーズ装置 Pending JPH04211730A (ja)

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GB2245329A (en) 1992-01-02

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