JPH0747587Y2 - 自動ドア閉止装置 - Google Patents

自動ドア閉止装置

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JPH0747587Y2
JPH0747587Y2 JP13804589U JP13804589U JPH0747587Y2 JP H0747587 Y2 JPH0747587 Y2 JP H0747587Y2 JP 13804589 U JP13804589 U JP 13804589U JP 13804589 U JP13804589 U JP 13804589U JP H0747587 Y2 JPH0747587 Y2 JP H0747587Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両等のドアが、そのドアロックにおけるラ
ッチと車体側のストライカとが辛うじて係合するハーフ
ラッチ位置まで閉じたとき、それ以後、ラッチを強制的
に回動させることにより、ドアを全閉位置まで確実に閉
じるようにした自動ドア閉止装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば本出願人の実用新案登録出願に係る実願平1−59
120号の願書に添付した明細書及び図面には、車体に設
けられ、かつドアを、閉じる方向及び開く方向に強制的
に移動させるドア移動装置と、ドアに設けられ、かつド
アが予め定めたハーフラッチ位置まで閉じたとき、ドア
ロックのラッチを強制的に回動させることにより、ドア
を全閉位置まで閉じさせるクロージャと、ドアを開く際
に、ドア移動装置の作動に先立って、ドアロックをロッ
ク解除させるロック解除装置と、運転席近傍もしくはド
ア出入口近傍に設けられ、閉扉操作によりドア移動装置
を駆動してドアを閉じる方向に移動させることができ、
また、開扉操作によりロック解除装置をロック解除作動
させた後、ドア移動装置をドアを開く方向に作動させる
操作装置とを備える自動ドア開閉装置が開示されてい
る。
このように、ドア移動装置の他に、クロージャをさらに
設けてあるのは、ドアを閉じる際に、ドアがいわゆる半
ドア状態であるハーフラッチ位置から全閉位置に至るま
での間は、ドアシール等による大きな抵抗力がドアに作
用し、ドア移動装置のみでは、ドアを完全に閉めきるこ
とが難しいからである。
上記クロージャは、ドアロックのラッチが、ストライカ
と辛うじて係合するハーフラッチ位置に達したことを、
適宜の検知手段により検知することによって、ラッチを
強制的に回動させるラッチ回動手段が、モータの正転に
より、原位置から作動位置に向かって回動させられ、ラ
ッチがストライカと完全に係合するフルラッチ位置に達
して、そのことを適宜の検知手段により検知すると、モ
ータの逆転により、ラッチ回動手段が作動位置から原位
置に復帰回動させられ、ラッチ回動手段が原位置に復帰
させられると、そのことを復帰確認スイッチが検知し
て、モータの逆転が停止させられるようになっている。
復帰確認スイッチとしては、ラッチ回動手段が原位置ま
で復帰したとき、それに当接して作動させられるように
したリミットスイッチが用いられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述のような従来の装置においては、万一復帰確認スイ
ッチが故障したり、作動不良となった場合、クロージャ
のモータが停止せず、電流が流れ続け、モータが焼きつ
く等のおそれがある。
本考案は、従来の技術が有するこのような問題点を解決
した自動ドア閉止装置を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の自動ドア閉止装置
は、ドアに設けられ、かつモータの正転により、ラッチ
回動手段が原位置から作動位置まで移動させられること
により、ドアロックのラッチを強制的にフルラッチ方向
に回動させて、ドアを予め定めたハーフラッチ位置から
全閉位置まで閉じ、またモータの逆転により、前記ラッ
チ回動手段を原位置まで復帰させるようにしたクロージ
ャと、ドアロックのラッチが、車体側のストライカと辛
うじて係合するハーフラッチ位置及びストライカと完全
に係合するフルラッチ位置に達したことを検知するラッ
チ位置検知スイッチと、前記クロージャにおけるラッチ
回動手段が原位置に位置しているときに作動する原位置
復帰確認スイッチと、前記クロージャ、ラッチ位置検知
スイッチ、原位置復帰確認スイッチ及び電源に電気的に
接続され、かつ前記ラッチ位置検知スイッチが、ラッチ
がハーフラッチ位置に達したことを検知したときは、前
記クロージャのモータを逆転させ、またラッチがフルラ
ッチ位置に達したことを検知したときは、クロージャの
モータを逆転させ、かつ原位置復帰確認スイッチが作動
したときは、前記モータの逆転を停止させるようにクロ
ージャを制御する制御装置とを備える自動ドア閉止装置
において、前記制御装置に、前記ラッチ位置検知スイッ
チが、ラッチがフルラッチ位置に達したことを検知した
ときから計時して、予め設定した時間が経過することに
より、モータの逆転を停止させるようにしたタイマを設
けたことを特徴としている。
〔作用〕
ラッチ位置検知スイッチが、ラッチがフルラッチ位置に
達したことを検知すると、クロージャのモータが逆転さ
せられ、ラッチ回動手段が作動位置から原位置に向かっ
て移動を開始するとともに、タイマが計時を開始する。
その後、ラッチ回動手段が原位置に復帰させられたと
き、復帰確認スイッチが正常に作動すると、モータの逆
転は停止させられる。
同様のときに、万一復帰確認スイッチが故障等の原因に
より、正常に作動しなかった場合は、タイマの設定時間
の経過後、モータの逆転は停止させられる。
したがって、モータが逆転し続けることはなく、安全で
ある。
〔実施例〕
以下、本考案を、自動車のスライドドアの自動開閉装置
に適用した一実施例を、添付図面に基づいて説明する。
なお、本考案は、ドアを自動的に閉じる装置に関するも
のであるが、この実施例においては、ドアを自動的に開
ける機能をも持たせてある。
第1図において、(11)は自動車の車体、(12)は、適
宜の案内手段(図示略)により、車体(11)の側面より
外側方に若干平行移動した後、車体(11)の側面と平行
に後方に開き、かつその逆方向に閉じるようにしたスラ
イドドア(以下単にドアという)である。
車体(11)のフロア部下面には、ドア(12)を全閉位置
から全開位置まで、及びその逆方向に強制的に開閉移動
させるドア移動装置(A)が設けられている。
このドア移動装置(A)は、ドア(12)の前下部内面に
固着されたブラケット(13)に中間部が止着され、かつ
一部がドア(12)の移動軌跡と平行に往復回走するよう
にしたワイヤ(14)の両端末を、巻取りドラム(15)に
巻着し、この巻取りドラム(15)を、モータ(16)によ
り、減速装置(17)を介して正逆回転させることによ
り、ワイヤ(14)を往復回走させて、ドア(12)を上述
のように開閉させることができるようになっている。
ドア移動装置(A)は、車体(11)に設けられ、かつド
ア(12)が全閉位置まで閉じたとき、ドア(12)の前端
面に当接して開くようにした常閉の全閉スイッチ(18)
と、車体(11)に設けられ、かつドア(12)が全開位置
まで開いたとき、ドア(12)のブラケット(13)の後端
に当接して閉じるようにした常開の全開スイッチ(19)
とを備えている。
ドア(12)は、手動によっても開閉移動できるようにな
っている。すなわち、ドア(12)の開閉移動に追従し
て、ワイヤ(14)が一体となって移動し、それに伴ない
巻取りドラム(15)、及び平歯車列等によって構成さ
れ、かつ可逆回転可能な減速装置(17)を介してモータ
(16)が逆転するように、ドア(12)とモータ(16)と
は、連結されている。
車体(11)には、ドア(12)が、後述するハーフラッチ
位置よりわずかに開いた位置で、かつドア(12)の前端
と車体の間に手を挿入できない程度の予め定めた給電開
始位置を閉じる方向に通過するときだけ、ブラケット
(13)に当接して瞬間的に閉じるようにした給電開始ス
イッチ(20)が設けられている。
(B)は、車体(11)の運転席近傍もしくはドア(12)
により開閉される出入口近傍又はその両方に設けられた
操作装置で、シーソー式の押しボタン(21)を、中立位
置から開扉側及び閉扉側に押すことにより、可動接点を
共通とした開扉操作スイッチ(22)と閉扉操作スイッチ
(23)とを選択的に閉じることができるようになってい
る。
(24)は、電源としてのバッテリである。
(C)は、ドア(12)の前端面と対向する車体(11)の
対向面と、ドア(12)の前端面とに出没自在に設けられ
たそれぞれ1対ずつのコネクタ素子である接触子(25
a)(25b)(26a)(26b)を備え、ドア(12)が上記給
電位置とほぼ同一位置から全閉位置までの間にあると
き、互いに対向する接触子(25a)と(26a)、(25b)
と(26b)同士が接触して、車体(11)からドア(12)
への給電を可能にする給電コネクタである。
この給電コネクタ(C)における車体(11)側の接触子
(25a)(25b)、及び上述した車体(11)側のその他の
電気素子、例えばドア移動装置(A)におけるモータ
(16)、全閉スイッチ(18)、全開スイッチ(19)、操
作装置(B)、給電開始スイッチ(20)、バッテリ(2
4)は、適宜の配線コード(39)(一部図示略)を介し
て、車体側制御装置(40)に接続されている。
ドア(12)内には、ドア(12)が、ドアロック(27)内
におけるラッチ(図示略)と車体(11)側に固着された
ストライカ(図示略)とが辛うじて係合する、いわゆる
半ドア状態であるハーフラッチ位置まで閉じたとき、上
記ラッチを強制的に回動させることにより、ドア(12)
を全閉位置まで閉じさせるようにしたクロージャ(D)
と、ドアロック(27)におけるオープンレバー(28)に
連係され、このオープンレバーを解除方向に回動させる
ことにより、ラッチの拘束を解いて、ドア(12)を開く
ことができるようにするソレノイド駆動−ばね復帰型の
公知のアクチュエータ(E)とが設けられている。
クロージャ(D)は、特願昭63−219632号特許出願の願
書に添付した明細書及び図面に開示されているものと同
一のものであり、その主要な構成について簡単に説明す
ると、このクロージャ(D)は、モータ(29)を正転さ
せることにより、減速器(30)及びその出力軸に固嵌さ
れたピニオン(31)を介して、該ピニオン(31)に噛合
するセクターギヤ(32)を、第1図における反時計方向
に回動させ、このセクターギヤ(32)と連係されたクロ
ーズレバー(34)を所要方向に回動させ、かつこのクロ
ーズレバー(34)の回動により、ドアロック(27)にお
けるラッチより上方に延出する腕部(35)を回動させ
て、ラッチをストライカと完全に噛合するフルラッチ位
置まで回動させ、もって、ドア(12)をハーフラッチ位
置から全閉位置まで強制的に閉じることができるように
なっている。
モータ(29)を逆転させると、セクターギヤ(32)及び
クローズレバー(34)は原位置に復帰回動させられ、ク
ローズレバー(34)は、ラッチの腕部(35)の回動の妨
げとならない位置で停止する。
上記の構成のうち、セクターギヤ(32)、ケーブル(3
3)、クローズレバー(34)により、ラッチ回動手段が
形成されている。
(36)は、ドアロック(27)におけるオープンレバー
(28)が解除方向に回動させられたとき、オープンレバ
ー(28)に当接して作動させられるようにして、ドアロ
ック(27)の適所に設けられ、ドア(12)の閉作動時
に、ラッチが、ストライカと辛うじて係合するハーフラ
ッチ位置、及びストライカと完全に係合するフルラッチ
位置に達したことを検知するラッチ位置検知スイッチで
ある。
すなわち、ドア(12)を閉じる際に、ドア(12)がハー
フラッチ位置に達する直前に、オープンレバー(28)と
一体のポール(図示略)が、二股状のラッチの一方の脚
片の先端に当接して、ポールとオープンレバー(28)と
が解除方向に若干回動させられ、またドア(12)が全閉
位置に達する直前にも、ポールがラッチの他方の脚片の
先端に当接して、ポールとオープンレバー(28)とが解
除方向に若干回動させられる。
ラッチ位置検知スイッチ(36)は、このようなドア(1
2)を閉じる際における第1回目のオープンレバー(2
8)の解除方向の回動を検知することにより、ラッチが
ハーフラッチ位置に達したことを検知し、同じく第2回
目のオープンレバー(28)の解除方向の回動を検知する
ことにより、ラッチがフルラッチ位置に達したことを検
知するようにしたものである。
(38)は、ラッチ回動手段の一部であるセクターギヤ
(32)が原位置に復帰したことを検知する復帰確認スイ
ッチで、セクターギヤ(32)が原位置に停止していると
きは、セクターギヤ(32)に当接して開いており、セク
ターギヤ(32)が原位置から離れることにより、セクタ
ーギヤ(32)から離れて閉じるようになっている。
クロージャ(D)におけるモータ(29)、ラッチ位置検
知スイッチ(36)、復帰確認スイッチ(38)、アクチュ
エータ(E)及び給電コネクタ(C)におけるドア(1
2)側の接触子(26a)(26b)は、適宜の配線コード(3
9)を介して、ドア側制御装置(41)に接続されてい
る。
第2図は、第1図に示す自動ドア開閉装置の制御装置
(43)のうち、クロージャ(D)の制御に関連するもの
のみを抽出して示したブロック図である。
すなわち、ドア移動装置(A)のための制御装置及びア
クチュエータ(E)のための制御装置は図示を省略して
ある。
なお、第2図において、第1図におけるのと同一の符号
をもって示したものは、上述した部材を単に電気的に表
わしただけのものである。
制御装置(43)は、車体側制御装置(40)とドア側制御
装置(41)とからなっている。
車体側制御装置(40)は、給電コネクタ(C)における
車体側の接触子(25a)(25b)にら接続されたクロージ
ャ給電回路(44)と、バッテリ(24)に接続されるとと
もに、クロージャ給電回路(44)及び給電開始スイッチ
(20)に接続された閉扉時給電回路(45)とを備えてい
る。
閉扉時給電回路(45)は、タイマ(T1)を備え、ドア
(12)が給電開始位置まで閉じたときの給電開始スイッ
チ(20)の作動により、その作動のときからタイマ(T
1)における予め設定した時間が経過するまでの間、ク
ロージャ給電回路(44)に給電するようになっている。
クロージャ給電回路(44)は、閉扉時給電回路(45)か
ら給電されたときは、給電コネクタ(C)の接触子(25
a)(25b)に、クロージャ(D)の正常作動用の極性、
例えば接触子(25a)がプラス、接触子(25b)がマイナ
スとなるような極性として給電するように構成されてお
り、具体的には、上掲の実願平1−59120号の願書に添
付した明細書及び図面に開示されているような回路構成
とするのがよい。
ドア側制御装置(41)は、給電コネクタ(C)における
ドア側接触子(26a)(26b)とラッチ位置検知スイッチ
(36)と復帰確認スイッチ(38)とに接続されたクロー
ジャ制御回路(47)と、これとクロージャ(D)のモー
タ(29)とに接続され、モータ(39)に正転させるため
の電流を供給する正転回路(48)と、同じく、モータ
(39)に逆転させるための電流を供給するための電流を
供給する逆転回路(49)とを備えている。
これらの各回路(47)(48)(49)は、具体的には、上
掲の実願平1−59120号の願書に添付した明細書及び図
面に、ドア側制御装置として開示されているのと同様の
回路構成に、後述するタイマ(T2)(T3)を付加したも
のとすることができる。
クロージャ制御回路(47)は、ドア(12)が所要位置ま
で閉じて、給電コネクタ(C)におけるドア側の接触子
(26a)(26b)が車体側の接触子(25a)(25b)と接触
し、かつ給電開始スイッチ(20)が作動させられて、上
述のように、接触子(25a)がプラス、かつ接触子(25
b)がマイナスとなるように給電された後、ドア(12)
がハーフラッチ位置に達して、ラッチ位置検知スイッチ
(36)が第1回目の作動をしたとき、正転回路(48)に
給電して、モータ(29)を正転させ、その後ドア(12)
が全閉位置、すなわちラッチがフルラッチ位置に達し
て、ラッチ位置検知スイッチ(36)が第2回目の作動を
したとき、正転回路(48)への給電を停止するとほぼ同
時に、逆転回路(49)に通電して、モータ(29)を逆転
させ、さらにその後、復帰確認スイッチ(38)が、セク
ターギヤ(32)が原位置に復帰したことを検知したと
き、逆転回路(49)への給電を停止して、モータ(29)
の逆転を停止させる作用をする。
また、クロージャ制御回路(47)には、ラッチ位置検知
スイッチ(36)が第1回目に作動してから、予め設定し
た時間内に、ラッチ位置検知スイッチ(36)が第2回目
の作動をしない場合には、モータ(29)の正転を停止さ
せるようにしたタイマ(T2)、及びラッチ位置検知スイ
ッチ(36)が第2回目に作動してから、予め、設定した
時間内に、復帰確認スイッチ(38)が作動しない場合に
は、モータ(29)の逆転を停止させようにしたタイマ
(T3)を設けてある。
次に、第3図に示すフローチャートを参照して、上記実
施例のうちの、クロージャ(D)関係の作用について説
明する。なお、その他の構成、例えばドア移動装置
(A)及びアクチュエータ(E)の作用については、本
考案に直接関係しないので説明を省略する。
操作装置(B)における閉扉操作スイッチ(23)を操作
して、ドア移動装置(A)により(又は手動により)、
ドア(12)を閉じる方向に移動する(ステップS1)。
その途中で、ドア側の接触子(26a)(26b)が車体側の
接触子(25a)(25b)と接触し、かつドア(12)が給電
開始位置に達して、給電開始スイッチ(20)が作動(O
N)させられると(ステップS2)、タイマ(T1)が作
動、すなわち計時を開始し(ステップS3)、かつドア
(12)への給電が開始される(ステップS4)。
次に、ドア(12)がハーフラッチ位置に達して、ラッチ
位置検知スイッチ(36)が第1回目の作動(ON)をする
と(ステップS5)、タイマ(T3)が作動を開始し(ステ
ップS6)、モータ(29)が正転させられる(ステップS
7)。
すると、クロージャ(D)の作動により、ラッチが強制
的にフルラッチ方向に回動させられ、ドア(12)は強力
な力で全閉位置に向かって移動させられる。
モータ(29)の正転途中で、タイマ(T2)の設定時間内
に、ラッチがフルラッチ位置に達して(またドア(12)
が全閉位置に達して)、ラッチ位置検知スイッチ(36)
が第2回目の作動(ON)をすると(ステップS8)、タイ
マ(T3)が作動を開始し(ステップS9)、モータ(29)
の正転が終ると同時に逆転させられる(ステップS1
0)。
すると、ラッチ回動手段であるセクターギヤ(32)及び
クローズレバー(34)等が原位置に向かって復帰回動さ
せられる。
その後、タイマ(T3)の設定時間内に、セクターギヤ
(32)が原位置に達し、復帰確認スイッチ(38)が作動
(ON)すると(ステップS11)、モータの逆転は正常に
停止させられる(ステップS12)。
その後、タイマ(T3)の設定時間が経過すると、(ステ
ップS13)、ドア(12)への給電が停止させられる(ス
テップS14)。
ステップS8において、ラッチ位置検知スイッチ(36)が
第2回目の作動(ON)をせず、タイマ(T2)の設定時間
が経過すると(ステップS15)、ステップS9に戻って、
タイマ(T3)が作動し、かつモータ(29)が逆転され
(ステップS10)、以下上述したのと同様に作動する。
また、ステップS11において、復帰確認スイッチ(38)
が故障等の何らかの原因で作動しなかった場合は、タイ
マ(T3)の設定時間が経過すると(ステップS16)、モ
ータ(29)の逆転は停止させられる(ステップS17)。
したがって、モータ(29)が逆転し続けることはない。
なお、この実施例においては、タイマ(T3)の他に、車
体側における閉扉時給電回路(45)にタイマ(T1)を設
け、その設定時間が経過することにより、ドア(12)側
への給電を停止して、モータ(29)の回転を停止させる
ようにしているので、二重に安全である。
〔考案の効果〕
以上から明らかなように、本考案によると、万一復帰確
認スイッチが故障したり、何らかの原因で作動しなかっ
た場合には、タイマの設定時間が経過することにより、
クロージャのモータの回転が停止させられるので、モー
タが回転し続けたり、モータが焼けつく等のおそれを防
止でき、安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を適用した自動ドア開閉装置を備える
自動車の要部の概略斜視図、 第2図は、同じく制御装置の電気回路の構成を示すブロ
ック図、 第3図は、同じく作動状態を示すフローチャートであ
る。 (D)クロージャ (11)車体、(12)スライドドア(ドア) (20)給電開始スイッチ、(29)モータ (32)セクターギヤ(ラッチ回動手段) (34)クローズレバー(ラッチ回動手段) (36)ラッチ位置検知スイッチ、(38)復帰確認スイッ
チ (40)車体側制御装置、(41)ドア側制御装置 (43)制御装置、(44)クロージャ給電回路 (45)閉扉時給電回路、(47)クロージャ制御回路 (48)正転回路、(49)逆転回路 (T1)(T2)(T3)タイマ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアに設けられ、かつモータの正転によ
    り、ラッチ回動手段が原位置から作動位置まで移動させ
    られることにより、ドアロックのラッチを強制的にフル
    ラッチ方向に回動させて、ドアを予め定めたハーフラッ
    チ位置から全閉位置まで閉じ、またモータの逆転によ
    り、前記ラッチ回動手段を原位置まで復帰させるように
    したクロージャと、 ドアロックのラッチが、車体側のストライカと辛うじて
    係合するハーフラッチ位置及びストライカと完全に係合
    するフルラッチ位置に達したことを検知するラッチ位置
    検知スイッチと、 前記クロージャにおけるラッチ回動手段が原位置に位置
    しているときに作動する原位置復帰確認スイッチと、 前記クロージャ、ラッチ位置検知スイッチ、原位置復帰
    確認スイッチ及び電源に電気的に接続され、かつ前記ラ
    ッチ位置検知スイッチが、ラッチがハーフラッチ位置に
    達したことを検知したときは、前記クロージャのモータ
    を正転させ、またラッチがフルラッチ位置に達したこと
    を検知したときは、クロージャのモータを逆転させ、か
    つ原位置復帰確認スイッチが作動したときは、前記モー
    タの逆転を停止させるようにクロージャを制御する制御
    装置 とを備える自動ドア閉止装置において、 前記制御装置に、前記ラッチ位置検知スイッチが、ラッ
    チがフルラッチ位置に達したことを検知したときから計
    時して、予め設定した時間が経過することにより、モー
    タの逆転を停止させるようにしたタイマを設けたことを
    特徴とする自動ドア閉止装置。
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JPH0376983U (ja) 1991-08-01

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