JPH082381Y2 - 自動ドア閉止装置 - Google Patents

自動ドア閉止装置

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JPH082381Y2
JPH082381Y2 JP1619590U JP1619590U JPH082381Y2 JP H082381 Y2 JPH082381 Y2 JP H082381Y2 JP 1619590 U JP1619590 U JP 1619590U JP 1619590 U JP1619590 U JP 1619590U JP H082381 Y2 JPH082381 Y2 JP H082381Y2
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純 山岸
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両等のドアが、そのドアロックにおける
ラッチと車体側のストライカとが辛うじて係合するハー
フラッチ位置まで閉じたとき、それ以後、ラッチを強制
的に回動させることにより、ドアを全閉位置まで確実に
閉じるようにした自動ドア閉止装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば本出願人の実用新案登録出願に係る実願平1-59
120号の願書に添付した明細書及び図面には、車体に設
けられ、かつドアを、閉じる方向及び開く方向に強制的
に移動させるドア移動装置と、ドアに設けられ、かつド
アが予め定めたハーフラッチ位置まで閉じたとき、ドア
ロックのラッチを強制的に回動させることにより、ドア
を全閉位置まで閉じさせるクロージャと、ドアを開く際
に、ドア移動装置の作動に先立って、ドアロックをロッ
ク解除させるロック解除装置と、運転席近傍もしくはド
ア出入口近傍に設けられ、閉扉操作によりドア移動装置
を駆動してドアを閉じる方向に移動させることができ、
また、開扉操作によりロック解除装置をロック解除作動
させた後、ドア移動装置をドアを開く方向に作動させる
操作装置とを備える自動ドア開閉装置が開示されてい
る。
このように、ドア移動装置の他に、クロージャをさら
に設けてあるのは、ドアを閉じる際に、ドアがいわゆる
半ドア状態であるハーフラッチ位置から全閉位置に至る
までの間は、ドアシール等による大きな抵抗力がドアに
作用し、ドア移動装置のみでは、ドアを完全に閉めきる
ことが難しいからである。
上記クロージャは、ドアロックのラッチが、ストライ
カと辛うじて係合するハーフラッチ位置に達したこと
を、適宜の検知手段により検知することによって、ラッ
チを強制的に回動させるラッチ回動手段が、モータの正
転により、原位置から作動位置に向かって回動させら
れ、ラッチがストライカと完全に係合するフルラッチ位
置に達して、そのことを適宜の検知手段により検知する
と、モータの逆転により、ラッチ回動手段が作動位置か
ら原位置に復帰回動させられ、ラッチ回動手段が原位置
に復帰させられると、そのことを復帰確認スイッチが検
知して、モータの逆転が停止させられるようになってい
る。
復帰確認スイッチとしては、ラッチ回動手段が原位置
まで復帰したとき、それに当接して作動させられるよう
にしたリミットスイッチが用いられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述のような従来の装置においては、万一復帰確認ス
イッチが故障したり、作動不良となった場合、クロージ
ャのモータが停止せず、電流が流れ続け、モータが焼け
つく等のおそれがある。
本考案は、従来の技術が有するこのような問題点を解
決した自動ドア閉止装置を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の自動ドア閉止装置
は、ドアに設けられ、かつモータの正転により、ラッチ
回動手段が原位置から作動位置まで移動させられること
により、ドアロックのラッチを強制的にフルラッチ方向
に回動させて、ドアを予め定めたハーフラッチ位置から
全閉位置まで閉じ、またモータの逆転により、前記ラッ
チ回動手段を原位置まで復帰させるようにしたクロージ
ャと、ドアロックのラッチが、車体側のストライカと辛
うじて係合するハーフラッチ位置及びストライカと完全
に係合するフルラッチ位置に達したことを検知するラッ
チ位置検知スイッチと、前記クロージャにおけるラッチ
回動手段が原位置に位置しているときに作動する復帰確
認スイッチと、前記クロージャ、ラッチ位置検知スイッ
チ、復帰確認スイッチ及び電源に電気的に接続され、か
つ前記ラッチ位置検知スイッチが、ラッチがハーフラッ
チ位置に達したことを検知したときは、前記クロージャ
のモータを正転させ、またラッチがフルラッチ位置に達
したことを検知したときは、クロージャのモータを逆転
させ、かつ復帰確認スイッチが作動したときは、前記モ
ータの逆転を停止させるようにクロージャを制御する制
御装置とを備える自動ドア閉止装置において、前記制御
装置に、前記ラッチ位置検知スイッチが、ラッチがハー
フラッチ位置に達したことを検知したときから、予め設
定した時間内に、前記復帰確認スイッチが作動しないこ
とにより、前記モータを一定時間逆転させるようにした
確認タイマを設けたことを特徴としている。
〔作用〕
正常作動時には、ラッチ位置検知スイッチが、ラッチ
がハーフラッチ位置に達したことを検知すると、確認タ
イマが計時を開始し、かつそれと同時に、モータが正転
させられ、それによってラッチ回動手段が原位置から作
動位置側に若干移動させられ、復帰確認スイッチは、不
作動状態から即座に作動状態となる。
この場合は、確認タイマの設定時間経過後、モータは
正転を続け、ラッチ回動手段は作動位置に向かって移動
させられ、それによってドアロックのラッチはフルラッ
チ位置に向かって強制的に回動させられる。
ラッチ回動手段が作動位置まで移動し、ラッチがフル
ラッチ位置に達すると、そのことをラッチ位置検知スイ
ッチが検知し、モータは逆転させられ、ラッチ回動手段
は作動位置から原位置に向かって移動させられる。
ラッチ回動手段が原位置まで復帰させられると、復帰
確認スイッチが不作動となり、それによってモータの逆
転は停止させられ、ラッチ回動手段は原位置で停止させ
られる。
復帰確認スイッチが万一故障又は断線等により正常に
作動しない場合には、ラッチ位置検知スイッチが、ラッ
チがハーフラッチ位置に達したことを検知した後、モー
タが正転し、ラッチ回動手段が原位置から作動位置に向
かって移動したとしても、復帰確認スイッチは、確認タ
イマの設定時間に作動状態となることはない。
このような異常時には、確認タイマの設定時間の経過
後、確認タイマの作動により、モータは、予め定めた一
定時間だけ逆転させられ、ラッチ回動手段は、作動途中
から原位置まで強制的に復帰させられる。
〔実施例〕
以下、本考案を、自動車のスライドドアの自動開閉装
置に適用した一実施例を、添付図面に基づいて説明す
る。
なお、本考案は、ドアを自動的に閉じる装置に関する
ものであるが、この実施例においては、ドアを自動的に
開ける機能をも持たせてある。
第1図において、(11)は自動車の車体、(12)は、
適宜の案内手段(図示略)により、車体(11)の側面よ
り外側方に若干平行移動した後、車体(11)の側面と平
行に後方に開き、かつその逆方向に閉じるようにしたス
ライドドア(以下単にドアという)である。
車体(11)のフロア部下面には、ドア(12)を全閉位
置から全開位置まで、及びその逆方向に強制的に開閉移
動させるドア移動装置(A)が設けられている。
このドア移動装置(A)は、ドア(12)の前下部内面
に固着されたブラケット(13)に中間部が止着され、か
つ一部がドア(12)の移動軌跡と平行に往復回走するよ
うにしたワイヤ(14)の両端末を、巻取りドラム(15)
に巻着し、この巻取りドラム(15)を、モータ(16)に
より、減速装置(17)を介して正逆回転させることによ
り、ワイヤ(14)を往復回走させて、ドア(12)を上述
のように開閉させることができるようになっている。
ドア移動装置(A)は、車体(11)に設けられ、かつ
ドア(12)が全閉位置まで閉じたとき、ドア(12)の前
端面に当接して開くようにした常閉の全閉スイッチ(1
8)と、車体(11)に設けられ、かつドア(12)が全開
位置まで開いたとき、ドア(12)のブラケット(13)の
後端に当接して閉じるようにした常開の全開スイッチ
(19)とを備えている。
ドア(12)は、手動によっても開閉移動できるように
なっている。すなわち、ドア(12)の開閉移動に追従し
て、ワイヤ(14)が一体となって移動し、それに伴ない
巻取りドラム(15)、及び平歯車列等によって構成さ
れ、かつ可逆回転可能な減速装置(17)を介してモータ
(16)が逆転するように、ドア(12)とモータ(16)と
は、連結されている。
車体(11)には、ドア(12)が、後述するハーフラッ
チ位置よりわずかに開いた位置で、かつドア(12)の前
端と車体の間に手を挿入できない程度の予め定めた給電
開始位置を閉じる方向に通過するときだけ、ブラケット
(13)に当接して瞬間的に閉じるようにした給電開始ス
イッチ(20)が設けられている。
(B)は、車体(11)の運転席近傍もしくはドア(1
2)により開閉される出入口近傍又はその両方に設けら
れた操作装置で、シーソー式の押しボタン(21)を、中
立位置から開扉側及び閉扉側に押すことにより、可動接
点を共通とした開扉操作スイッチ(22)と閉扉操作スイ
ッチ(23)とを選択的に閉じることができるようになっ
ている。
(24)は、電源としてのバッテリである。
(C)は、ドア(12)の前端面と対向する車体(11)
の対向面と、ドア(12)の前端面とに出没自在に設けら
れたそれぞれ1対ずつのコネクタ素子である接触子(25
a)(25b)(26a)(26b)を備え、ドア(12)が上記給
電位置とほぼ同一位置から全閉位置までの間にあると
き、互いに対向する接触子(25a)と(26a)、(25b)
と(26b)同士が接触して、車体(11)からドア(12)
への給電を可能にする給電コネクタである。
この給電コネクタ(C)における車体(11)側の接触
子(25a)(25b)、及び上述した車体(11)側のその他
の電気素子、例えばドア移動装置(A)におけるモータ
(16)、全閉スイッチ(18)、全開スイッチ(19)、操
作装置(B)、給電開始スイッチ(20)、バッテリ(2
4)は、適宜の配線コード(39)(一部図示略)を介し
て、車体側制御装置(40)に接続されている。
ドア(12)内には、ドア(12)が、ドアロック(27)
内におけるラッチ(図示略)と車体(11)側に固着され
たストライカ(図示略)とが辛うじて係合する、いわゆ
る半ドア状態であるハーフラッチ位置まで閉じたとき、
上記ラッチを強制的に回動させることにより、ドア(1
2)を全閉位置まで閉じさせるようにしたクロージャ
(D)と、ドアロック(27)におけるオープンレバー
(28)に連係され、このオープンレバーを解除方向に回
動させることにより、ラッチの拘束を解いて、ドア(1
2)を開くことができるようにするソレノイド駆動−ば
ね復帰型の公知のアクチュエータ(E)とが設けられて
いる。
クロージャ(D)は、特願昭63-219632号特許出願の
願書に添付した明細書及び図面に開示されているものと
同一のものであり、その主要な構成について簡単に説明
すると、このクロージャ(D)は、モータ(29)を正転
させることにより、減速器(30)及びその出力軸に固嵌
されたピニオン(31)を介して、該ピニオン(31)に噛
合するセクターギヤ(32)を、予め定めた原位置から作
動位置に向けて、第1図における反時計方向に回動さ
せ、このセクターギヤ(32)と連係されたクローズレバ
ー(34)を所要方向に回動させ、かつこのクローズレバ
ー(34)の回動により、ドアロック(27)におけるラッ
チより上方に延出する腕部(35)を回動させて、ラッチ
をストライカと完全に噛合するフルラッチ位置まで回動
させ、もって、ドア(12)をハーフラッチ位置から全閉
位置まで強制的に閉じることができるようになってい
る。
モータ(29)を逆転させると、セクターギヤ(32)及
びクローズレバー(34)は原位置に復帰回動させられ、
クローズレバー(34)は、ラッチの腕部(35)の回動の
妨げとならない位置で停止する。
上記の構成のうち、セクターギヤ(32)、ケーブル
(33)、クローズレバー(34)により、ラッチ回動手段
が形成されている。
(36)は、ドアロック(27)におけるオープンレバー
(28)が解除方向に回動させられたとき、オープンレバ
ー(28)に当接して作動させられるようにして、ドアロ
ック(27)の適所に設けられ、ドア(12)の閉作動時
に、ラッチが、ストライカと辛うじて係合するハーフラ
ッチ位置、及びストライカと完全に係合するフルラッチ
位置に達したことを検知するラッチ位置検知スイッチで
ある。
すなわち、ドア(12)を閉じる際に、ドア(12)がハ
ーフラッチ位置に達する直前に、オープンレバー(28)
と一体のポール(図示略)が、二股状のラッチの一方の
脚片の先端に当接して、ポールとオープンレバー(28)
とが解除方向に若干回動させられ、またドア(12)が全
閉位置に達する直前にも、ポールがラッチの他方の脚片
の先端に当接して、ポールとオープンレバー(28)とが
解除方向に若干回動させられる。
ラッチ位置検知スイッチ(36)は、このようなドア
(12)を閉じる際における第1回目のオープンレバー
(28)の解除方向の回動を検知することにより、ラッチ
がハーフラッチ位置に達したことを検知し、同じく第2
回目のオープンレバー(28)の解除方向の回動を検知す
ることより、ラッチがフルラッチ位置に達したことを検
知するようにしたものである。
(38)は、ラッチ回動手段の一部であるセクターギヤ
(32)が原位置に復帰したことを検知する復帰確認スイ
ッチで、セクターギヤ(32)が原位置に停止していると
きは、セクターギヤ(32)に当接して開いており、セク
ターギヤ(32)が原位置から離れることにより、セクタ
ーギヤ(32)から離れて閉じるようになっている。
クロージャ(D)におけるモータ(29)、ラッチ位置
検知スイッチ(36)、復帰確認スイッチ(38)、アクチ
ュエータ(E)及び給電コネクタ(C)におけるドア
(12)側の接触子(26a)(26b)は、適宜の配線コード
(39)を介して、ドア側制御装置(41)に接続されてい
る。
第2図は、第1図に示す自動ドア開閉装置の制御装置
(43)のうち、クロージャ(D)の制御に関連するもの
のみを抽出して示したブロック図である。
すなわち、ドア移動装置(A)のための制御装置及び
アクチュエータ(E)のための制御装置は図示を省略し
てある。
なお、第2図において、第1図におけるのと同一の符
号をもって示したものは、上述した部材を単に電気的に
表わしただけのものである。
制御装置(43)は、車体側制御装置(40)とドア側制
御装置(41)とからなっている。
車体側制御装置(40)は、給電コネクタ(C)におけ
る車体側の接触子(25a)(25b)に接続されたクロージ
ャ給電回路(44)と、バッテリ(24)に接続されるとと
もに、クロージャ給電回路(44)及び給電開始スイッチ
(20)に接続された閉扉給電回路(45)とを備えてい
る。
閉扉時給電回路(45)は、タイマ(T1)を備え、ドア
(12)が給電開始位置まで閉じたときの給電開始スイッ
チ(20)の作動により、その作動のときからタイマ(T
1)における予め設定した時間が経過するまでの間、ク
ロージャ給電回路(44)に給電するようになっている。
クロージャ給電回路(44)は、閉扉時給電回路(45)
から給電されたときは、給電コネクタ(C)の接触子
(25a)(25b)に、クロージャ(D)の正常作動用の極
性、例えば接触子(25a)がプラス、接触子(25b)がマ
イナスとなるような極性として給電するように構成され
ており、具体的には、上掲の実願平1-59120号の願書に
添付した明細書及び図面に開示されているような回路構
成とするのがよい。
ドア側制御装置(41)は、給電コネクタ(C)におけ
るドア側接触子(26a)(26b)とラッチ位置検知スイッ
チ(36)と復帰確認スイッチ(38)とに接続されたクロ
ージャ制御回路(47)と、これとクロージャ(D)のモ
ータ(29)とに接続され、モータ(39)に正転させるた
めの電流を供給する正転回路(48)と、同じく、モータ
(39)に逆転させるための電流を供給するための電流を
供給する逆転回路(49)とを備えている。
これらの各回路(47)(48)(49)は、具体的には、
上掲の実願平1-59120号の願書に添付した明細書及び図
面に、ドア側制御装置として開示されているのと同様の
回路構成に、後述するタイマ(T2)(T3)、確認タイマ
(T4)、及びタイマ(T5)を付加したものとすることが
できる。
クロージャ制御回路(47)は、ドア(12)が所要位置
まで閉じて、給電コネクタ(C)におけるドア側の接触
子(26a)(26b)が車体側の接触子(25a)(25b)と接
触し、かつ給電開始スイッチ(20)が作動させられて、
上述のように、接触子(25a)がプラス、かつ接触子(2
5b)がマイナスとなるように給電された後、ドア(12)
がハーフラッチ位置に達して、ラッチ位置検知スイッチ
(36)が第1回目の作動をしたとき、正転回路(48)に
給電して、モータ(29)を正転させ、その後ドア(12)
が全閉位置、すなわちラッチがフルラッチ位置に達し
て、ラッチ位置検知スイッチ(36)が第2回目の作動を
したとき、正転回路(48)への給電を停止するとほぼ同
時に、逆転回路(49)に通電して、モータ(29)が逆転
させ、さらにその後、復帰確認スイッチ(38)が、セク
ターギヤ(32)が原位置に復帰したことを検知したと
き、逆転回路(49)への給電を停止して、モータ(29)
の逆転を停止させる作用をする。
このクロージャ制御回路(47)には、ラッチ位置検知
スイッチ(36)が第1回目に作動してから、予め設定し
た時間内に、ラッチ位置検知スイッチ(36)が第2回目
の作動をしない場合には、モータ(29)の正転を停止さ
せるようにしたタイマ(T2)、及びラッチ位置検知スイ
ッチ(36)が第2回目に作動してから、予め、設定した
時間内に、復帰確認スイッチ(38)が作動しない場合に
は、モータ(29)の逆転を停止させるようにしたタイマ
(T3)を設けてある。
また、クロージャ制御回路(47)には、ラッチ位置検
知スイッチ(36)が第1回目に作動してから、予め設定
した時間内に、復帰確認スイッチ(38)が作動しない、
すなわち閉じないときに、タイマ(T5)を作動させ、そ
のタイマ(T5)の設定時間だけ、モータ(29)を逆転さ
せるようにした確認タイマ(T4)を設けてある。
確認タイマ(T4)の設定時間は、正常時に、ラッチ位
置検知スイッチ(36)が第1回目に作動してから、復帰
確認スイッチ(38)が作動させられるまでの時間より長
く、またラッチ位置検知スイッチ(36)が第1回目に作
動してから、第2回目に作動するまでの時間より短い適
宜の時間に定めるのがよい。
また、タイマ(T5)の設定時間は、モータ(29)の逆
転により、クロージャ(D)を原位置から作動位置まで
の途中の位置から、原位置まで確実に復帰させるのに十
分な時間に定めるのがよい。
次に、第3図に示すフローチャートを参照して、上記
実施例のうちの、クロージャ(D)関係の作用について
説明する。なお、その他の構成、例えばドア移動装置
(A)及びアクチュエータ(E)の作用については、本
考案に直接関係しないので説明を省略する。
操作装置(B)における閉扉操作スイッチ(23)を操
作して、ドア移動装置(A)により(又は手動によ
り)、ドア(12)を閉じる方向に移動する(ステップS
1)。
その途中で、ドア側の接触子(26a)(26b)が車体側
の接触子(25a)(25b)と接触し、かつドア(12)が給
電開始位置に達して、給電開始スイッチ(20)が作動
(ON)させられると(ステップS2)、タイマ(T1)が作
動、すなわち計時を開始し(ステップS3)、かつドア
(12)への給電が開始される(ステップS4)。
次に、ドア(12)がハーフラッチ位置に達して、ラッ
チ位置検知スイッチ(36)が第1回目の作動(ON)をす
ると(ステップS5)、タイマ(T2)及び確認タイマ(T
4)が作動を開始し(ステップS6、S7)、モータ(29)
が正転させられる(ステップS8)。
すると、クロージャ(D)の作動により、ラッチが強
制的にフルラッチ方向に回動させられ、ドア(12)は強
力な力で全閉位置に向かって移動させられる。
正常作動時には、クロージャ(D)の作動直後に、セ
クターギヤ(32)は原位置から作動位置に向かって回動
させられ、セクターギヤ(32)が原位置から離れると、
復帰確認スイッチ(38)は作動(ON)させられる(ステ
ップS9)。
この復帰確認スイッチ(38)の作動が、確認タイマ
(T4)の設定時間内に行われた場合は、モータ(29)は
正転を続ける。
モータ(29)の正転途中で、タイマ(T2)の設定時間
内に、ラッチがフルラッチ位置に達した(またドア(1
2)が全閉位置に達して)、ラッチ位置検知スイッチ(3
6)が第2回目の作動(ON)をすると(ステップS10)、
タイマ(T3)が作動を開始し(ステップS11)、モータ
(29)の正転が終ると同時に逆転させられる(ステップ
S12)。
すると、ラッチ回動手段であるセクターギヤ(32)及
びクローズレバー(34)等が原位置に向かって復帰回動
させられる。
その後、タイマ(T3)の設定時間内に、セクターギヤ
(32)が原位置に達し、復帰確認スイッチ(38)が不作
動(OFF)となると(ステップS13)、モータ(29)の逆
転は正常に停止させられる(ステップS14)。
その後、タイマ(T3)の設定時間が経過すると(ステ
ップS15)、ドア(12)への給電が停止させられる(ス
テップS16)。
ステップS9において、万一、復帰確認スイッチ(38)
が故障又は断線等の原因により作動(ON)せず、確認タ
イマ(T4)の設定時間が経過すると(ステップS17)、
タイマ(T5)が作動させられる(ステップS18)ととも
に、モータ(29)が正転を中止して逆転させられ(ステ
ップS19)、タイマ(T5)の設定時間が経過すると(ス
テップS20)、モータ(29)の逆転は停止させられる
(ステップS21)。
これによって、クロージャ(D)は、ラッチをフルラ
ッチ位置まで強制的に移動させることなく、その途中
で、原位置まで復帰させられ、ドアはハーフラッチ位置
のままで停止させられるので、クロージャ(D)に何等
かの故障が生じたことを知ることができ、復帰確認スイ
ッチ(38)が故障したままで使用し続け、モータ(29)
の焼きつき等の二次的な故障が生じるのを未然に防止す
ることができる。
ステップS21により、モータ(29)の逆転が停止させ
られた後、タイマ(T1)の設定時間が経過すると(ステ
ップS15)、ドアへの給電は停止させられる(ステップS
16)。
ステップS10において、ラッチ位置検知スイッチ(3
6)が第2回目の作動(ON)をせず、タイマ(T2)の設
定時間が経過すると(ステップS22)、ステップS11に戻
って、タイマ(T3)が作動し、かつモータ(29)が逆転
され(ステップS12)、以下上述したのと同様に作動す
る。
また、復帰確認スイッチ(38)が、ステップS9におい
ては正常に作動し、その後に、例えばセクターギヤ(3
2)とピニオン(31)との間に異物が挾まる等の事故に
より、ステップS13において不作動(OFF)とならなかっ
た場合には、モータ(29)の逆転開始(ステップS12)
から、タイマ(T3)の設定時間が経過すると(ステップ
S23)、モータ(29)の逆転は停止させられる(ステッ
プS24)。
したがって、モータ(29)が逆転し続けることはな
い。
なお、この実施例においては、確認タイマ(T4)及び
それに関連するタイマ(T5)の他に、ドア(12)への給
電時間を制限するタイマ(T1)、ラッチ位置検知スイッ
チ(36)が作動しなかった場合の安全のためのタイマ
(T2)、及び復帰確認スイッチ(38)が不作動状態に復
帰しなかった場合の安全のためのタイマ(T3)等を設け
ているので、二重、三重に安全である。
〔考案の効果〕
以上から明らかなように、本考案によると、万一復帰
確認スイッチが故障したり、何らかの原因で作動しなか
った場合には、クロージャの作動の初期において、確認
タイマの設定時間が経過するまでの間に、復帰確認スイ
ッチが作動しないことを検知して、クロージャのモータ
を一定時間逆転させ、ラッチ回路手段を原位置まで復帰
させた後、モータを停止させるので、ラッチ回動手段が
作動位置又はそれに近い位置まで回動して停止してしま
い、それ以後ラッチ回動手段が移動不能となり、またラ
ッチがラッチ回動手段により妨げられて、ドアを手動操
作によっても開くことができなくなったり、復帰確認ス
イッチが故障していることに気づかずに使用し続け、モ
ータの焼きつきを生じる等のおそれを防止でき、安全で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を適用した自動ドア開閉装置を備える
自動車の要部の概略斜視図、 第2図は、同じく制御装置の電気回路の構成を示すブロ
ック図、 第3図は、同じく作動状態を示すフローチャートであ
る。 (D)クロージャ (11)車体、(12)スライドドア(ドア) (20)給電開始スイッチ、(29)モータ (32)セクターギヤ(ラッチ回動手段) (34)クローズレバー(ラッチ回動手段) (36)ラッチ位置検知スイッチ、(38)復帰確認スイッ
チ (40)車体側制御装置、(41)ドア側制御装置 (43)制御装置、(44)クロージャ給電回路 (45)閉扉時給電回路、(47)クロージャ制御回路 (48)正転回路、(49)逆転回路 (T1)(T2)(T3)(T5)タイマ、(T4)確認タイマ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアに設けられ、かつモータの正転によ
    り、ラッチ回動手段が原位置から作動位置まで移動させ
    られることにより、ドアロックのラッチを強制的にフル
    ラッチ方向に回動させて、ドアを予め定めたハーフラッ
    チ位置から全閉位置まで閉じ、またモータの逆転によ
    り、前記ラッチ回動手段を原位置まで復帰させるように
    したクロージャと、 ドアロックのラッチが、車体側のストライカと辛うじて
    係合するハーフラッチ位置及びストライカと完全に係合
    するフルラッチ位置に達したことを検知するラッチ位置
    検知スイッチと、 前記クロージャにおけるラッチ回動手段が原位置から離
    れることにより作動し、原位置に復帰することにより不
    作動となる復帰確認スイッチと、 前記クロージャ、ラッチ位置検知スイッチ、復帰確認ス
    イッチ及び電源に電気的に接続され、かつ前記ラッチ位
    置検知スイッチが、ラッチがハーフラッチ位置に達した
    ことを検知したときは、前記クロージャのモータを正転
    させ、またラッチがフルラッチ位置に達したことを検知
    したときは、クロージャのモータを逆転させ、かつその
    後に復帰確認スイッチが不作動となることにより、前記
    モータの逆転を停止させるようにクロージャを制御する
    制御装置 とを備える自動ドア閉止装置において、 前記制御装置に、前記ラッチ位置検知スイッチが、ラッ
    チがハーフラッチ位置に達したことを検知したときか
    ら、予め設定した時間内に、前記復帰確認スイッチが作
    動しないことにより、前記モータを一定時間逆転させる
    ようにした確認タイマを設けたことを特徴とする自動ド
    ア閉止装置。
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