JPH0740295U - 車輛用開閉蓋のヒンジ装置 - Google Patents

車輛用開閉蓋のヒンジ装置

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JPH0740295U
JPH0740295U JP7510693U JP7510693U JPH0740295U JP H0740295 U JPH0740295 U JP H0740295U JP 7510693 U JP7510693 U JP 7510693U JP 7510693 U JP7510693 U JP 7510693U JP H0740295 U JPH0740295 U JP H0740295U
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hinge
engaging
instrument panel
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Application number
JP7510693U
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English (en)
Inventor
昌治 本間
行正 大原
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基部、蓋部及びヒンジ部を合成樹脂で一体成
形して製作されたインストルメントパネルパッドのヒン
ジ部に作用する力を蓋部に形成したリブ及び係合部で受
けることによって軽減させて該ヒンジ部の耐久性を大幅
に向上させ、かつインストルメントパネルパッドの組付
け性を向上させる。 【構成】 基部、蓋部及びヒンジ部とを合成樹脂により
一体成形すると共に、蓋部に基部に当接するリブ及び係
合凹部を、基部に該係合凹部に係合する係合突起部を設
け、蓋部閉鎖時にリブと基部とを当接させ、また係合突
起部を係合凹部に係合させて蓋部に作用する力を該リブ
及び係合突起部と係合凹部とで受けてヒンジ部に作用す
る力を軽減させる構成を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車輛用開閉蓋のヒンジ装置に係り、特に基部、蓋部及びヒンジ部を 合成樹脂で一体成形して製作すると共に蓋部に作用する力がヒンジ部に作用しな いようにして該ヒンジ部の耐久性を大幅に向上させ、かつ組付け性に優れた車輛 用開閉蓋のヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輛の運転席に設けられた速度計、タコメータ、表示装置及びその電子制御装 置等の各種装置は、保護及び外観上の観点からカバーによって覆われているが、 定期的な点検を必要とする部品はカバーの一部に設けられた開閉自在のインスト ルメントパネルパッド部の1箇所に集中して配置され、該インストルメントパネ ルパッドを開放して点検を容易に行うことができるようになっている。
【0003】 図8において、従来のインストルメントパネルパッド1は、制御用のリレー2 等が搭載された電子基板3、ベントダクト4等の部品を覆うようにしてインスト ルメントパネル5の一部に設けられた、合成樹脂で成形されたカバーであり、基 部1aと蓋部1bとがヒンジ部1cによって連結されて一体成形されて製作され ている。
【0004】 基部1aには、ピン1dが設けられており、該ピン1dをインストルメントパ ネル5に設けられたリテーナ5aに係合させて固定し、ヒンジ部1cで折り曲げ た後、蓋部1bの一端をタッピングスクリュー6でインストルメントパネル5に 締め付けて組み付けられている。
【0005】 インストルメントパネル5及びインストルメントパネルパッド1の上面は、頻 繁に品物が載せられる場所であるが、該従来のインストルメントパネルパッド1 によると、基部1aと蓋部1bとは単にヒンジ部1cのみによって連結された構 成となっているので、品物を載せると該品物のすべての荷重がヒンジ部1cに負 荷として作用し、該ヒンジ部1cには大きな応力が発生して該ヒンジ部を損傷さ せ、又は破壊してしまうおそれがあった。
【0006】 インストルメントパネルパッド1上に品物が載っていなくとも車輛の走行に伴 なう振動により常に矢印A又はB方向及び矢印C方向の荷重がヒンジ部1cに作 用しており、該ヒンジ部1cの耐久性を確保する上で好ましくなかった。
【0007】 また電子制御装置等の定期点検のため、或いはオプション部品取付け等のため にインストルメントパネルパッド1を開放するには、その都度工具を用いてタッ ピングスクリュー6を取り外さなければならず、作業性がよくないという欠点が あった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は,上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その 目的とするところは、基部、蓋部及びヒンジ部とを合成樹脂により一体成形する と共に蓋部を閉鎖した時、基部に当接するリブを蓋部に設けることにより、該蓋 部に上方から作用する力を基部で受けることができるようにすることであり、ま たこれによってヒンジ部に上方から作用する力を軽減させてヒンジ部の損傷を防 止し、耐久性を大幅に向上させることである。
【0009】 また他の目的は、基部に形成された係合突起部を蓋部に形成された係合凹部に 係合させて蓋部を閉鎖することにより、車輛の走行などによる該蓋部を開放する 方向に作用する力を受けることできるようにすることであり、またこれによって ヒンジ部に作用する下方からの力を軽減させてヒンジ部の損傷を防止することで ある。
【0010】 更に他の目的は、上記構成によりインストルメントパネルパッドの組付け後の 剛性を向上させることである。
【0011】 また他の目的は、蓋部の開放端にフック部を合成樹脂で一体成形し、インスト ルメントパネルの穴に係合させるように構成することにより、蓋部の開閉を工具 を用いることなく容易に行うことができるようにすることであり、またこれによ って点検作業を効率よく行うことができるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
要するに本考案(請求項1)は、係合突起部が形成されると共に車体に固定さ れる基部と、閉鎖したとき該基部に当接して上方からの力を前記基部で受けるよ うに構成されたリブ及び前記係合突起部と係合して下方からの力を受けるように 構成された係合凹部が設けられた蓋部と、前記基部と前記蓋部とを折曲げ自在に 連結するヒンジ部とからなり、前記基部、前記蓋部及び前記ヒンジ部とが合成樹 脂により一体成形されてなることを特徴とするものである。
【0013】
【実施例】
以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明する。図1から図7において、本 考案に係る車輛用開閉蓋のヒンジ装置の一例たるインストルメントパネルパッド 10は、基部10aと、蓋部10bと、ヒンジ部10cとを備えている。
【0014】 インストルメントパネルパッド10は、インストルメントパネル11に取り付 けられて該インストルメントパネル11に設けられた整備用の穴11aを閉鎖し 、インストルメントパネル11の下方に配設された制御用のリレー12等が搭載 された電子基板13、ベントダクト14等の点検を要する部品を覆うためのもの であって、点検時に容易に開閉できるようになっており、基部10a、蓋部10 b及び該基部10aと蓋部10bとを連結するヒンジ部10cとからなり、ポリ プロピレン樹脂等の合成樹脂によって一体成形されて製作されている。
【0015】 基部10aは、インストルメントパネルパッド10をインストルメントパネル 11に固定するためのものであって、図示の実施例においては3箇所にピン15 が固定されており、該ピン15に対応してインストルメントパネル11に設けら れたリテーナ16の係合穴16aに係合してインストルメントパネル11に取り 付けられるように構成されている。
【0016】 基部10aの両端には、外方に山形の突起部が形成された係合突起部10dが 形成され、また該係合突起部10dを連結する如く根元部に突堤10eが形成さ れている。
【0017】 蓋部10bは、閉鎖されたときインストルメントパネル11の整備用の穴11 aを閉鎖するためのものであって、係合突起部10dに対向して該係合突起部1 0dと係合する角穴10fが形成された係合凹部10gが設けられ、更に蓋部1 0bが閉鎖されたとき基部10aに当接する複数のリブ10hが形成されている 。
【0018】 蓋部10bの開放端には、フック部10iが形成されており、インストルメン トパネル11に設けられた係合穴11bに係合して組み立てられており、該フッ ク部10iを押圧することによりフック部10iと係合穴11bとの係合を解除 することにより工具を用いることなく容易にインストルメントパネルパッド10 を開放できるようになっている。
【0019】 ヒンジ部10cは、基部10aと蓋部10bとを連結するためのものであって 、可撓性を持つように該ヒンジ部10cの厚さは、基部10a及び蓋部10bよ りもかなり薄くされて基部10aと蓋部10bと共に一体成形されている。
【0020】 インストルメントパネルパッド10は、ヒンジ部10cが開いた状態で基部1 0a、蓋部10bと共に合成樹脂により一体成形して製作され、リテーナ15を 矢印D方向に係合穴16aに挿入して係合させた後、ヒンジ部10cを矢印F方 向に折り曲げてフック部10iを係合穴11bに係合させて組み立てられている 。
【0021】 組立上がり状態では、インストルメントパネルパッド10の裏面においてリブ 10hが基部10a及び突堤10eに当接し(図5)、更に係合突起部10dが 係合凹部10gの角穴10fに係合した状態となっている(図4)。
【0022】 本考案は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図 3から図5において、通常蓋部10bは、ヒンジ部10cで折り曲げられフック 部10iが係合穴11bに係合した状態となっている。
【0023】 その時リブ10hは基部10a及び突堤10eに当接し、更に係合突起部10 dは係合凹部10gの角穴10fに係合しているので、品物18がインストルメ ントパネルパッド10に積載されたとき矢印H方向に作用する荷重は、基部10 a及び突堤10eに当接するリブ10hによって受けられ、ヒンジ部10cに何 らの力も及ぼさず該ヒンジ部10cを損傷するおそれもない。
【0024】 また車輛の走行による振動が図4において上下方向に作用するが、下方に作用 する力は上記したリブ10hにより、また上方に作用する力は係合凹部10gに 係合する係合突起部10dによって受けられているので、ヒンジ部10cに何ら の力も作用することなく蓋部10bはしっかりとインストルメントパネル11に 保持されている。
【0025】 定期点検等のための蓋部10bを開放するには、図7において、フック部10 iを押圧して係合穴11bとの係合を解除し、蓋部10bを矢印G方向に回動さ せるだけで工具を用いることなく容易に開放することができる。
【0026】 また上記した蓋部10bの開放状態からピン15をリテーナ16の係合穴16 aから矢印E方向に引き抜いて離脱させることによって、工具を用いることなく 蓋部10bをインストルメントパネル11から離脱させて大きな整備用の穴11 aを露出させることができ該整備用の穴11aから整備を容易に行うこともでき る。
【0027】 なお、上記実施例においては、車輛用開閉蓋のヒンジ装置はインストルメント パネルパッドとして説明したが、車輛用開閉蓋のヒンジ装置はインストルメント パネルパッドに限定されるものではなく、ヒンジ装置によって開閉する開閉蓋で あれば車輛のどの部分に使用されるものであってもよい。
【0028】
【考案の効果】
本考案は、上記のように基部、蓋部及びヒンジ部とを合成樹脂により一体成形 すると共に蓋部を閉鎖した時、基部に当接するリブを蓋部に設けたので、該蓋部 に上方から作用する力を基部で受けることができる効果があり、またこの結果ヒ ンジ部に上方から作用する力を軽減させてヒンジ部の損傷を防止し、耐久性を大 幅に向上させることができる効果がある。
【0029】 また基部に形成された係合突起部を蓋部に形成された係合凹部に係合させて蓋 部を閉鎖するようにしたので、車輛の走行などによる該蓋部を開放する方向に作 用する力を受けることでき、またこの結果ヒンジ部に作用する下方からの力を軽 減させてヒンジ部の損傷を防止できる効果がある。
【0030】 更には、上記構成によりインストルメントパネルパッドの組付け後の剛性を向 上させることができる効果がある。
【0031】 また蓋部の開放端にフック部を合成樹脂で一体成形し、インストルメントパネ ルの穴に係合させるように構成したので、蓋部の開閉を工具を用いることなく容 易に行うことができ、またこの結果点検作業を効率よく行うことができる効果が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図7は本考案の実施例に係り、図1は
車輛用開閉蓋のヒンジ装置の全体斜視図である。
【図2】図1のII−II矢視拡大縦断面図である。
【図3】車輛用開閉蓋のヒンジ装置の裏面要部拡大斜視
図である。
【図4】車輛用開閉蓋のヒンジ装置の閉鎖状態を示す縦
断面図である。
【図5】車輛用開閉蓋のヒンジ装置に品物が積載された
状態を示す縦断面図である。
【図6】係合突起部が係合凹部に係合する状態を示す図
4のVI−VI矢視縦断面図である。
【図7】車輛用開閉蓋のヒンジ装置の開放状態を示す縦
断面図である。
【図8】従来例に係る車輛用開閉蓋のヒンジ装置の縦断
面図である。
【符号の説明】
10 車輛用開閉蓋のヒンジ装置の一例たるインスト
ルメントパネルパッド 10a 基部 10b 蓋部 10c ヒンジ部 10d 係合突起部 10g 係合凹部 10h リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係合突起部が形成されると共に車体に固
    定される基部と、閉鎖したとき該基部に当接して上方か
    らの力を前記基部で受けるように構成されたリブ及び前
    記係合突起部と係合して下方からの力を受けるように構
    成された係合凹部が設けられた蓋部と、前記基部と前記
    蓋部とを折曲げ自在に連結するヒンジ部とからなり、前
    記基部、前記蓋部及び前記ヒンジ部とが合成樹脂により
    一体成形されてなることを特徴とする車輛用開閉蓋のヒ
    ンジ装置。
JP7510693U 1993-12-28 1993-12-28 車輛用開閉蓋のヒンジ装置 Pending JPH0740295U (ja)

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JP (1) JPH0740295U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09112948A (ja) * 1995-10-19 1997-05-02 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置の室内ユニットおよびその部品
JP2012202154A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd 開閉部材のヒンジ構造

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