JPH0739821A - 宛名読取装置および宛名読取区分機 - Google Patents

宛名読取装置および宛名読取区分機

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JPH0739821A
JPH0739821A JP5187975A JP18797593A JPH0739821A JP H0739821 A JPH0739821 A JP H0739821A JP 5187975 A JP5187975 A JP 5187975A JP 18797593 A JP18797593 A JP 18797593A JP H0739821 A JPH0739821 A JP H0739821A
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JP
Japan
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address
reading
company
mail
name
Prior art date
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JP5187975A
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Kazuyoshi Kaneko
和由 金子
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、大口企業に対する受取人払いの再
区分を行わなくて良く、しかも大口企業に対する区分率
の向上と誤区分率の削減とを図ることができることを目
的とする。 【構成】この発明は、通常の受取人払いと大口企業の受
取人払いとをそれぞれ認識することにより、独立して区
分することが可能となり、大口企業のデータベースとし
て住所と企業名とからなる複合条件を登録することによ
り、従来登録できなかった大口企業もデータベースに登
録できるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、搬送される郵便物か
らその上に記載されている住所等の宛名を読取る宛名読
取装置と、この宛名読取装置により読取った宛名を用い
て区分を行う宛名読取区分機に関する。
【0002】
【従来の技術】郵便区分業務を大別すると、取集めた郵
便物を相手先の郵便局に送るための区分作業である差立
区分業務と、到着した郵便物を配達するための区分業務
である配達区分業務がある。
【0003】従来、差立区分業務については、郵便番号
自動読取区分機により大幅に自動化が図られてきたが、
配達区分業務については自動化が遅れていた。ところが
近年、郵便番号自動読取区分機の機能に加え、郵便物に
記載された町名、丁目、街区符号の漢字などの宛名(住
所)つまり一般郵便物の町名と大量に届く大口企業の大
口企業名(大口名)を直接OCRで読取ることによっ
て、郵便物を配達区レベルまでの区分を自動化(配達区
分業務の自動化)するものが開発されている。
【0004】このような装置では、郵便物の左上の三本
バーを認識して、通常のポケットとは独立している受取
人払区分ポケットへ区分していた。また、大口企業に対
する区分方式は、住所情報のみ、または、大口企業情報
(大口企業名)のみで区分を行っていた。
【0005】しかしながら、上記のような装置では、受
取払区分が独立していたため、大量に届く大口企業の抜
き出しが不可能であった。また、大口企業認識は、住所
認識と大口企業名の認識とが独立していたため、どちら
かの誤読が区分処理の効率の低下につながっていた。
【0006】さらに、同地域に類似する企業が存在する
場合(例、大口企業…○○写真フィルム、類似企業、○
○写真フィルム別館など…)企業名での区分が不可能と
なるケースがある。
【0007】また、大口企業と同じ住所に、他の企業が
存在する場合、住所での区分が不可能となる。さらに、
上記同地域に類似する企業が存在する場合と、大口企業
と同じ住所に、他の企業が存在する場合の両方のケース
が生じた場合、大口企業の区分が全く不可能となる。
【0008】したがって、大口企業に対する受取人払い
の再区分を行わなくてはならず、しかも大口企業に対す
る区分率が悪く誤区分率の削減が図れないという欠点が
あった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
ように、大口企業に対する受取人払いの再区分を行わな
くてはならず、しかも大口企業に対する区分率が悪く誤
区分率の削減が図れないという欠点を除去するもので、
大口企業に対する受取人払いの再区分を行わなくて良
く、しかも大口企業に対する区分率の向上と誤区分率の
削減とを図ることができる宛名読取装置および宛名読取
区分機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の宛名読取装置
は、郵便物からその上に記載されている宛名を読取る読
取手段、住所と、大口企業に対する住所、企業名あるい
は住所と企業名とからなる複合情報とが記憶されている
住所辞書、および上記読取手段により読取った宛名を上
記住所辞書に記憶されている住所、大口企業に対する住
所、企業名あるいは住所と企業名とからなる複合情報で
照合し、その照合結果を出力する住所・大口名認識部か
ら構成されている。
【0011】この発明の宛名読取区分機は、搬送される
郵便物からその上に記載されている宛名を読取り、この
読取った宛名を用いて区分を行うものにおいて、住所
と、大口企業に対する住所、企業名あるいは住所と企業
名とからなる複合情報とが記憶されている住所辞書、上
記読取手段により読取った宛名を上記住所辞書に記憶さ
れている住所、大口企業に対する住所、企業名あるいは
住所と企業名とからなる複合情報で照合し、その照合結
果を出力する住所・大口名認識部、およびこの住所・大
口名認識部により認識された宛名に応じて区分を行う区
分手段から構成されている。
【0012】この発明の宛名読取装置は、郵便物からそ
の上に記載されている宛名を読取る読取手段、上記郵便
物が受取人払いか否かを検知する検知手段、住所と、大
口企業に対する住所、あるいは企業名などが記憶されて
いる住所辞書、上記読取手段により読取った宛名が上記
住所辞書に記憶されている大口企業か否かを判定する判
定手段、および上記検知手段により受取人払いに対する
郵便物を検知した際に、上記判定手段により大口企業が
判定されていた場合、大口企業の受取人払いを示すデー
タを出力し、上記判定手段により大口企業が判定されて
いなかった場合、一般の受取人払いを示すデータを出力
する出力手段から構成されている。
【0013】この発明の宛名読取区分機は、搬送される
郵便物からその上に記載されている宛名を読取り、この
読取った宛名を用いて区分を行うものにおいて、上記郵
便物からその上に記載されている宛名を読取る読取手
段、住所と、大口企業に対する住所、あるいは企業名な
どが記憶されている住所辞書、上記読取手段により読取
った宛名が上記住所辞書に記憶されている大口企業か否
かを判定する判定手段、上記検知手段により受取人払い
に対する郵便物を検知した際に、上記判定手段により大
口企業が判定されていた場合、大口企業の受取人払いを
示すデータを出力し、上記判定手段により大口企業が判
定されていなかった場合、一般の受取人払いを示すデー
タを出力する出力手段、およびこの出力手段により出力
された大口企業の受取人払いか一般の受取人払いかに応
じて区分を行う区分手段から構成されている。
【0014】
【作用】この発明は、上記のような構成において、通常
の受取人払いと大口企業の受取人払いとをそれぞれ認識
することにより、独立して区分することが可能となり、
大口企業のデータベースとして住所と企業名とからなる
複合条件を登録することにより、従来登録できなかった
大口企業もデータベースに登録できるようにしたもので
ある。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図2はこの発明の宛名読取装置を有す
る宛名読取区分機としての郵便物自動区分機を示し、次
のような構成となっている。すなわち、供給部1には一
括かつ立位状態で葉書、封書などの郵便物P…がセット
される。この供給部1の郵便物P…は、取出部2により
最前端の郵便物Pから順次1枚づつ取出し搬送され取込
搬送路3の途中に配置された読取部4によって郵便物P
に付与された郵便番号、住所情報(宛名情報)が読取ら
れる。上記読取部4は郵便物P上の郵便番号、住所情報
を光電変換する光電変換部4a、この光電変換部4aの
出力に応じて文字パタ―ンの認識を行うことにより郵便
番号、住所情報を判別する宛名読取装置を有する判別部
4bとからなる周知のものである。
【0016】つぎに、読取部4を通過した郵便物Pは搬
送路3を介して区分部11に搬送されるようになってい
る。この区分部11は、図示しないゲ―ト機構部によっ
て鉛直方向に複数段設けられた区分搬送路5a、〜5g
に上記郵便番号、住所情報の読取結果等に基づいて選択
的に振分けられるようになっている。
【0017】上記区分搬送路5a、〜5fの下方にはそ
の下面側に沿ってそれぞれ複数のポケット(集積箱)6
…が複数段(A段、〜G段)に配設されており、区分搬
送路5a、〜5gに送り込まれた郵便物Pは上記読取部
4の読取結果に基づいて所定のポケット6内に区分集積
されるようになっている。
【0018】なお、上記搬送路3、5a、…上には、そ
の搬送路上の郵便物Pの搬送を検知する搬送検知器群
(図示しない)が設けられている。上記郵便物Pの表面
には住所情報等が記載されている。上記住所情報は、そ
れぞれ複数行の文字情報によって構成されている。この
ような郵便物Pにおいて、住所情報Aとして読取るべき
「都道府県名」、「区、市名」、「町名」、「番地」な
どの宛名(住所)(六本木1−1−1)や企業名(○○
写真フィルム)が記載されている。
【0019】また、上記供給部1の上部には操作パネル
としてのオペレ―タパネル7が設けられている。図3は
電気回路を示すものである。すなわち、制御部31はメ
モリ32に記憶されている区分指定テ―ブルを用いて、
上記判別部4bから供給される郵便番号、住所情報に対
応する区分指定デ―タを読出し、この読出した区分指定
デ―タ(ポケット6、…のアドレス)に対応するポケッ
ト6、…に上記郵便物Pを搬送せしめるものである。た
とえば、搬送路3の途中の搬送検知器(図示しない)か
らの搬送検知信号に応じて区分ゲ―ト制御信号を出力す
ることにより、ドライバ33を用いて区分ゲ―ト9、…
を制御せしめるようになっている。上記メモリ32に
は、区分指定テ―ブルとして各郵便番号、各住所情報に
対応するポケット6、…のアドレス(区分指定デ―タ)
が記憶されている。
【0020】さらに、上記制御部31はドライバ35に
より上記搬送路3等の搬送機構部36を駆動することに
より、搬送系全体の制御を行うようになっている。次
に、読取部4の光電変換部4aと判別部4bについて、
図1を用いて説明する。
【0021】すなわち、光電変換部4aは、郵便物P上
を光学的に走査して光電変換することによりパタ―ン信
号を得るものであり、たとえば郵便物P上に光を照射す
る光源、およびその反射光を受けて電気信号に変換する
自己走査形のCCDイメ―ジセンサ等によって構成され
る。
【0022】上記光電変換部4aの出力は判別部4bに
供給されるようになっている。この判別部4bは、住所
領域検出部42と文字認識部43に供給されるようにな
っている。この住所領域検出部42は、上記郵便物Pに
記載されている各情報のなかから、領域の形、位置等
で、住所情報が記載されている領域を検出する周知のも
のである。
【0023】上記住所領域検出部42の判断結果、たと
えばその判断した領域の座標値が文字認識部43内の選
択回路51に出力されるようになっている。また、上記
光電変換部4aの出力は文字認識部43内の2値化回路
50に出力されるようになっている。
【0024】上記文字認識部43は、上記光電変換部4
aからの読取信号を2値化する2値化回路20、上記住
所領域検出部42から供給される座標情報に対応する上
記2値化回路20からの2値化信号を選択的に出力する
選択回路51、この選択回路51から供給される住所領
域(郵便番号領域)に対応する住所情報(郵便番号)の
文字を1文字ずつ検出切出しする、つまり住所(郵便番
号)に対応する文字情報を検出切出しする文字検出切出
回路52、この文字検出切出回路52から供給されるつ
まり検出切出された文字情報を正規化し、サンプリング
する正規化回路53、および正規化回路53から供給さ
れる文字情報を、たとえば辞書55内の各文字に対する
基準パタ―ンとのマッチング法などによって文字を認識
する認識回路54によって構成されている。
【0025】上記文字認識部43つまり認識回路54の
出力は住所・大口名認識部44に供給される。上記住所
・大口名認識部44は、上記文字認識部43から供給さ
れる認識文字に対して住所辞書45から読出される住所
や大口名により住所・大口名(六本木1−1−1、○○
写真フィルム)を認識するものである。
【0026】住所辞書45には、データベースとしての
大口企業テーブル45aが設けられている。この大口企
業テーブル45aとしては、たとえば大口企業に対して
複合条件登録法が用いられている。
【0027】たとえば、従来、大口企業に対して住所
「港区六本木1−1−1」あるいは企業名「○○写真フ
ィルム」だけが登録されていたものに対して、この発明
では、図4に示すように、「港区六本木1丁目&○○写
真」と「港区六本木1丁目&フィルム」が複合条件とし
て登録されている。これにより、区分情報に企業名も利
用でき、区分効率の向上を図ることが実現できる。
【0028】この地域に存在する他の間違い易い企業名
の例は、「港区六本木3−4−5○○写真フィルム別
館」、「港区西麻布2−4−4 ○○写真フィルム寮」
となっている。
【0029】また、上記大口企業テーブル45aには、
複合条件登録法(住所と企業名のマッチング)が用いら
れることにより、同住所で他の企業が存在するケース、
たとえば同じビル内に複数の企業がある場合、従来登録
することができなかったが、この発明では、登録するこ
とができる。
【0030】たとえば、大口企業の住所「港区東麻布1
−1−1 ○ビル内」、企業名「東京○○自動車」に対
して同住所内に他の企業「港区東麻布1−1−1 ○ビ
ル内日本○○○○○」あるいは「港区東麻布1−1−1
○ビル」が存在した場合、従来、上記大口企業テーブ
ル45aに登録することができなかったが、この発明の
場合には、図5に示すように、「港区東麻布1丁目&東
京○○」を複合条件として登録することにより、大口企
業を特定させることが可能となり、上記大口企業テーブ
ル45aに登録することができる。
【0031】また、同じビル内に複数の企業があり、そ
れらの企業名が類似している場合(企業名が2文字“○
芝”などだと“○京”を誤読してしまう可能性あり)
を、上記大口企業テーブル45aには企業名だけでの登
録を行わずに、複合条件だけを登録することも可能であ
る。
【0032】上記の例では、複合条件の住所から街区が
除去されているため、少ない文字数で認識を行うことが
できる。上記住所・大口名認識部44からの出力は答編
集部48に供給される。この答編集部48は、上記住所
・大口名認識部44から供給される住所・大口名に対す
る区分指定デ―タつまり後段の区分部11におけるポケ
ット6、…を示すデ―タを出力するものである。
【0033】また、図示しない受取人払い検知手段によ
り郵便物Pの左上にある3本のバーを認識することによ
り、受取人払いが検知されるようになっており、この検
知結果は答編集部48に出力されるようになっている。
【0034】次に、上記のような構成において、住所・
大口名認識部44と答編集部48の動作を、図6に示す
フローチャートを参照しつつ説明する。まず、図示しな
い受取人払い検知手段により受取人払いが検知された場
合、答編集部48は、住所・大口名認識部44から大口
企業が認識されたか否かに応じて、区分先のポケットを
決定する。すなわち、大口企業の場合、後段の区分部1
1における大口企業の受取人払いのポケットを示すデ―
タを出力し、大口企業でない場合、後段の区分部11に
おける通常の受取人払いのポケットを示すデ―タを出力
する。これにより、区分部11は上記郵便物Pを大口企
業の受取人払いに対応するポケットあるいは通常の受取
人払いに対応するポケットにそれぞれ別々に区分する。
【0035】これにより、受取人払いについては、宛名
(企業)も認識させることにより、通常の受取人払いと
大口受取人払いをそれぞれ独立させて実現できる。した
がって、従来のように、抜き出したい企業などが存在し
ても、認識系でこのような作業を行っていなかったた
め、局側で受取人払いを再度区分しなければならなかっ
たという欠点を回避することができる。
【0036】また、上記受取人払い検知手段により受取
人払いが検知されなかった際に、住所・大口名認識部4
4で大口企業テーブル45aに登録されている大口企業
に対応するビル名のみが認識できた場合、住所・大口名
認識部44で大口企業テーブル45aに登録されている
大口企業に対応する住所のみが認識できた場合、あるい
は住所・大口名認識部44で大口企業テーブル45aに
登録されている大口企業に対応する複合条件(住所の一
部と企業名の一部のマッチング)が認識できた場合、答
編集部48は、その認識できた内容に対応する区分先の
ポケットを示すデ―タを出力する。これにより、区分部
11は上記郵便物Pを大口企業に対応するポケットに区
分する。
【0037】また、住所・大口名認識部44で上記大口
企業テーブル45aで大口企業と認識されなかった場
合、答編集部48は、認識した住所からに対応する区分
先のポケットを示すデ―タを出力する通常処理を実行す
る。これにより、区分部11は上記郵便物Pを住所に対
応するポケットに区分する。
【0038】また、上記処理で、住所が認識できなかっ
た場合、答編集部48は、リジェクトを判別し、リジェ
クトに対応する区分先のポケットを示すデ―タを出力す
る。これにより、区分部11は上記郵便物Pをリジェク
トに対応するポケットに区分する。
【0039】上記したように、住所、企業名等を用い
て、大口企業への受取人払いの郵便物と一般の受取人払
いの郵便物とを別々のポケットへ区分するようにしたの
で、再区分の手間を削減することができる。
【0040】また、類似した企業名が存在した場合(図
4に示す例1)には、企業名の情報が従来法では登録で
きず、住所のみの情報で区分を行っていたが、複合条件
登録法を用いることにより、区分情報に住所の他に企業
名も複合して(お互いの情報をマッチングして)利用で
き、信頼性を向上させるとともに、区分効率の向上を図
ることが実現できる。
【0041】また、大口区分については新たに複合条件
で登録できるため、区分効率を向上させることができ
る。さらに、同住所に複数企業が存在し、かつその企業
名に類似する企業が存在する場合に、従来データベース
に登録することができなかったものに対し、この発明で
は複合条件登録により解決できる。
【0042】また、この問題を解決するだけでなく、大
口区分率の飛躍的な向上と誤区分率の低減も実現でき
る。すなわち、従来、大口企業の認識は、住所と大口企
業がそれぞれ独立していたため、どちからかの誤読が区
分処理効率の低下につながっていた。そこで、郵便物の
住所情報と大口(企業名)の情報を複合条件テーブルよ
りマッチングさせ、大口ポケットに対する読取率を向上
させるとともに、誤区分率を減少させることができる。
【0043】なお、大口企業テーブルとしてのデータベ
ースに、その地域の企業をより詳しく調べて、その調査
結果に応じた複合条件等を登録しておくことにより、そ
のデータベースの信頼性がより向上する。また、搬入時
に、複合条件をゆるめに設定しておき、調整時、大量の
郵便物を流し、誤区分を分析することにより、他企業の
有無、また物量を得ることにより、データベースを調整
するようにしても良い。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
大口企業に対する受取人払いの再区分を行わなくて良
く、しかも大口企業に対する区分率の向上と誤区分率の
削減とを図ることができる宛名読取装置および宛名読取
区分機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における読取部の構成を示
すブロック図。
【図2】郵便物自動区分機の構成を示す平面図。
【図3】図2の郵便物自動区分機の全体の構成を示すブ
ロック図。
【図4】図1の大口企業テーブルにおける複合条件の登
録例を示す図。
【図5】図1の大口企業テーブルにおける複合条件の登
録例を示す図。
【図6】答編集部の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【符号の説明】
4…読取部 P…郵便物 4a…光電変換部 42…住所領域検出部 43…文字認識部 44…住所・大口名認識部 45…住所辞書 45a…大口企業テーブル 48…答編集部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 郵便物からその上に記載されている宛名
    を読取る読取手段と、 住所と、大口企業に対する住所、企業名あるいは住所と
    企業名とからなる複合情報とが記憶されている住所辞書
    と、 上記読取手段により読取った宛名を上記住所辞書に記憶
    されている住所、大口企業に対する住所、企業名あるい
    は住所と企業名とからなる複合情報で照合し、その照合
    結果を出力する住所・大口名認識部と、 を具備したことを特徴とする宛名読取装置。
  2. 【請求項2】 搬送される郵便物からその上に記載され
    ている宛名を読取り、この読取った宛名を用いて区分を
    行う宛名読取区分機において、 上記郵便物からその上に記載されている宛名を読取る読
    取手段と、 住所と、大口企業に対する住所、企業名あるいは住所と
    企業名とからなる複合情報とが記憶されている住所辞書
    と、 上記読取手段により読取った宛名を上記住所辞書に記憶
    されている住所、大口企業に対する住所、企業名あるい
    は住所と企業名とからなる複合情報で照合し、その照合
    結果を出力する住所・大口名認識部と、 この住所・大口名認識部により認識された宛名に応じて
    区分を行う区分手段と、 を具備したことを特徴とする宛名読取区分機。
  3. 【請求項3】 郵便物からその上に記載されている宛名
    を読取る読取手段と、 上記郵便物が受取人払いか否かを検知する検知手段と、 住所と、大口企業に対する住所、あるいは企業名などが
    記憶されている住所辞書と、 上記読取手段により読取った宛名が上記住所辞書に記憶
    されている大口企業か否かを判定する判定手段と、 上記検知手段により受取人払いに対する郵便物を検知し
    た際に、上記判定手段により大口企業が判定されていた
    場合、大口企業の受取人払いを示すデータを出力し、上
    記判定手段により大口企業が判定されていなかった場
    合、一般の受取人払いを示すデータを出力する出力手段
    と、 を具備したことを特徴とする宛名読取装置。
  4. 【請求項4】 搬送される郵便物からその上に記載され
    ている宛名を読取り、この読取った宛名を用いて区分を
    行う宛名読取区分機において、 上記郵便物からその上に記載されている宛名を読取る読
    取手段と、 住所と、大口企業に対する住所、あるいは企業名などが
    記憶されている住所辞書と、 上記読取手段により読取った宛名が上記住所辞書に記憶
    されている大口企業か否かを判定する判定手段と、 上記検知手段により受取人払いに対する郵便物を検知し
    た際に、上記判定手段により大口企業が判定されていた
    場合、大口企業の受取人払いを示すデータを出力し、上
    記判定手段により大口企業が判定されていなかった場
    合、一般の受取人払いを示すデータを出力する出力手段
    と、 この出力手段により出力された大口企業の受取人払いか
    一般の受取人払いかに応じて区分を行う区分手段と、 を具備したことを特徴とする宛名読取区分機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002035700A (ja) * 2000-07-28 2002-02-05 Toshiba Corp 情報処理装置、情報処理方法、紙葉類区分装置、および紙葉類区分方法
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