JPH073792Y2 - ワイヤハーネスの保持具 - Google Patents

ワイヤハーネスの保持具

Info

Publication number
JPH073792Y2
JPH073792Y2 JP1987193169U JP19316987U JPH073792Y2 JP H073792 Y2 JPH073792 Y2 JP H073792Y2 JP 1987193169 U JP1987193169 U JP 1987193169U JP 19316987 U JP19316987 U JP 19316987U JP H073792 Y2 JPH073792 Y2 JP H073792Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
wire harness
rib
mounting member
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987193169U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0196723U (ja
Inventor
久雄 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Kasei Industry Co Ltd filed Critical Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority to JP1987193169U priority Critical patent/JPH073792Y2/ja
Publication of JPH0196723U publication Critical patent/JPH0196723U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH073792Y2 publication Critical patent/JPH073792Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ワイヤハーネスの保持具に係り、詳しくは
コルゲートチューブを巻装したワイヤハーネスの保持具
に関する。
(従来の技術) 従来、この種のワイヤハーネスWをコルゲートチューブ
3により保護した状態で配設するために保持具40として
は第9図に示すものがあり、この保持具40は2つの略半
円形状の保持部材41がヒンジ42を介して連結されて略円
筒状の合せ型に形成してコルゲートチューブ3を保持す
るもので、この保持部材41の内周面の両縁にはコルゲー
トチューブ3の凹凸面3a,3bに係合するリブ43が縁部全
域に亘って形成されている。
(解決しようとする問題点) しかしながら、この構成のものでは例えばワイヤハーネ
スWを抱着するコルゲートチューブ3には第4図のよう
に縦割り方向に切込みcが設けられて、これよりワイヤ
ハーネスWを挿入して所定の間隔でテイピングTするも
のであるが、このテイピングTに際し、切込みcの面が
相対的に移動して切込みcがほぼ螺旋状に捩れ、このた
め保持具40に取付けた場合にこの切込みcが下側となる
場合が生じる。したがって、例えば車両のエンジンルー
ム等にこのコルゲートチューブ3を抱着したワイヤハー
ネスWを予めブラケット2あるいは取付孔を介して固定
した保持具40に取付けた場合にこの切込みcが下向きと
なるとエンジンルームにおいて熱等により水蒸気が発生
し、この水蒸気が保持具40の保持部材41に形成したリブ
43間の凹部に水滴となって溜り、この水滴が切込みcよ
りコルゲートチューブ3内に侵入し、さらに電線を伝っ
て例えば分岐線の接続部に至って電気的トラブルを生ず
る等の問題点があり、このため切込みcの方向性に気配
りすることは作業性…を著しく低下する問題点があり、
また、水滴を排出するため、保持部材41に窓部を開設す
ることが考慮されるが、配設部分には取付け高さに制約
を受けるため、同保持部材41に示す係止脚部31を設けて
配設する必要があり、このため窓部を開設することがで
きない問題点があった。
本考案は、上記従来の問題点を解消すべくなされたもの
で、水滴が溜ることがなく、電気的トラブルの発生を防
止することができるとともに、作業性を向上することが
でき、とくに、取付部に制約を与えることのないワイヤ
ハーネスの保持具を提供することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記技術課題を解決するため、略半円弧状の
取付部材と保持部材とを薄肉状のヒンジ部を介して所定
の径を有する略円筒形状の合せ型に形成し、両部材の内
周面にワイヤハーネスの外周を保護するコルゲートチュ
ーブの凹凸面に係合するリブを設け、かつ前記取付部材
の下面あるいは前記ヒンジ部の反対側に取付部を形成し
た保持具において、同取付部の成形に干渉しない位置で
ある前記取付部材のリブに少なくとも1か所水抜き可能
なスリットを設ける構成としたワイヤハーネスの保持具
である。
(第1実施例) 次に、本考案の第1実施例を第1図ないし第5図にした
がって説明すると、図中4は鋼板ボデー1に取付けられ
た略L形状の取付金具2に係着して合成樹脂等からなる
コルゲートチューブ3を巻装したワイヤハーネスWを保
持する保持具の全体であって、該保持具4は合成樹脂等
からなるもので、略半円弧状の取付部材5と保持部材22
とが薄肉状のヒンジ部21を介して所定の径を有する略円
筒形状の合せ型に形成されている。
5は上記した取付部材であって、その略半円弧状の外筒
部5aのヒンジ部21の反対側には取付金具2および保持部
材22を回動係止する取付部6が形成されている。この取
付部6は内片7,外片8および左右の側片9とにより挿通
孔10を有する略長方形状の筒状体に形成され、内片7の
左右端部寄りには上端より所定の長さのスリット11が形
成されて挿通孔10側に係止爪13を有して保持部材22の係
止片24と係合する係合片12が形成され、同係合片12はそ
の基部側を中心として弾性変位可能に設けられている。
また、外片8の中央部には所定の幅の溝部14が形成さ
れ、同溝部14の下部15には所定高さで挿入孔10側に突出
する係止爪17を有して取付金具2と係合する係止片16が
上設され、同係止片16はその基部を中心として弾性変位
可能に設けられている。なお、18は外片8の溝部14の両
側に突出形成された取付金具2の案内当接片である。ま
た、外筒部5aの内周面の左右端部寄りの所定の位置には
同内周面に沿って断面略山形形状のリブ19が突出形成さ
れ、このリブ19はコルゲートチューブ3の複数の凸部3b
を跨いで凹部3aに嵌込み可能な間隔で設けられ、この両
リブ19の湾曲状のほぼ中央部(外筒部5aの底部となる部
位)には所定の幅を有して水抜き可能なスリット20が対
応して形成されている。このように形成された取付部材
5にはヒンジ部21を介して保持部材22が回動可能に取付
けられている。
この保持部材22の外筒部23は取付部材5の外筒部5aと対
応する円弧部23aと同円弧部23aの端部より所定の長さの
水平部23bが形成され、この水平部23bの端部には図示上
方に向って先端に取付部6の挿入孔10に挿入可能でその
係合片12の係止爪13と係合する係合爪25を有する係止片
24が形成されている。また、この外筒部23の内周面には
取付部材5の外筒部5aに形成したリブ19と同形状のリブ
26が形成され、このリブ26の水平部23b側においては略
三角形状の支持部27により支持形成されている。このよ
うに形成された保持部材22はヒンジ部21を介して取付部
材5とによりコルゲートチューブ3を抱着可能に設けら
れている。
次に、上記のように構成された本実施例の作用および効
果について説明する。
さて、本実施例は略半円弧状の取付部材5と保持部材22
とを薄肉状のヒンジ部21を介して所定の径を有する略円
筒形状の合せ型に形成し、両部材5,22の内周面にワイヤ
ハーネスWの外周を保護するコルゲートチューブ3の凹
凸面3a,3bに係合するリブ19,26を設けた保持具4であっ
て、取付部材5の内周面の両縁に形成したリブ19の湾曲
状のほぼ中央部に水抜き可能なスリット20を設ける構成
としたものである。したがって、この保持具4を介して
ワイヤハーネスWを例えばエンジンルーム内に配設する
には、同ルーム内の取付部位に設けた取付金具2に予め
保持具4の取付部材5を下側にして展開状態で装着し、
コルゲートチューブ3を巻装したワイヤハーネスWを取
付部材5に載置して保持部材22を回動して取付部6に係
止すると各リブは19,26は凹部3aに嵌込まれてワイヤハ
ーネスWは配設固定される。この配設状態で、たまさか
コルゲートチューブ3の切込みcが下側となって取付け
られ、そしてエンジンルーム内の温度が上昇して水蒸気
が発生し、この水蒸気が保持具4内に侵入して取付部材
5のリブ19間に水滴となったとしても、リブ19には対応
してスリット20を形成したものであるから、水滴は同ス
リット20より保持具4外へ排水されて、保持具4内に水
滴の溜ることがないので、切込みcよりコルゲートチュ
ーブ3内への水の侵入を防止することができて電気接続
部トラブルを解消することができるとともに、コルゲー
トチューブ3のテイピング作業、切込みcの保持具に対
する取付けの方向性等に気配りする必要がないので、ワ
イヤハーネスWの取付け施工を容易に行うことができ作
業能率を向上することができる。とくに、水抜きのスリ
ット20をリブ19側に設ける構成としたものであるから、
取付部6に何等制約を与えることなく成形が可能とな
り、配設部の高さ、スペース等に対処することができ、
取付部6の成形の自由度を向上することができる。
(第2実施例) この第2実施例の保持具30は、取付部材5の取付部6に
形成された係止片16が省略されて、これに代り取付部材
6の下面に従来公知の係止脚部31を垂設して鋼板ボデー
1に貫設した取付孔(図示せず)に弾性係着されるもの
で、この取付部材5に形成したリブ19に複数のスリット
20(本例では3か所設けて例示した)を設ける構成とし
たものである。なお、その他の構成は第1実施例と同様
である。したがって、この第2実施例においても第1実
施例と同等の作用効果を奏するものである。
なお、上記各実施例においてスリット20を単数あるいは
複数設けて例示したが、この対応するスリット間の内周
面にスリット20の幅の凹部溝20aを凹設して排水路とす
る構成としてもよい。また、リブ19,26を取付部材5お
よび保持部材22の内周面両縁に沿って形成して例示した
が、これに限定するものではなく、例えば中央部寄りに
形成する構成であってもよい。
(考案の効果) さて、本考案は略半円弧状の取付部材と保持部材とを薄
肉状のヒンジ部を介して所定の径を有する略円筒形状の
合せ型に形成し、両部材の内周面にワイヤハーネスの外
周を保護するコルゲートチューブの凹凸面に係合するリ
ブを設け、かつ前記取付部材の下面あるいは前記ヒンジ
部の反対側に取付部を形成した保持具において、同取付
部の成形に干渉しない位置である前記取付部材のリブに
少なくとも1か所水抜き可能なスリットを設ける構成と
したことにより、…コルゲートチューブの切込みが下側
となって取付けられ、そしてエンジンルーム内の温度が
上昇して水蒸気が発生し、この水蒸気が保持具内に侵入
して取付部材のリブ間で水滴となったとしても、リブに
は対応してスリットを形成したものであるから、水滴は
同スリットより保持具外へ排水されて、保持具内に水滴
の溜ることがないので、切込みよりコルゲートチューブ
内への水の侵入を防止することができて電気接続部トラ
ブルを解消することができるとともに、コルゲートチュ
ーブのテイピング作業、切込みの保持具に対する取付け
の方向性等に気配りする必要がないので、ワイヤハーネ
スの組付け施工を容易に行うことができ…作業能率を向
上することができ、とくに、水抜きのスリットをリブ側
に設ける構成としたものであるから、取付部に何等制約
を与えることなく成形が可能となり、配設部の高さ、ス
ペース等に対処することができ、取付部の成形の自由度
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の第1実施例を示し、第1
図は保持具の平面図、第2図は同じく正面図、第3図は
取付部の側面図、第4図はコルゲートチューブの斜視
図、第5図は取付状態の斜視図、第6図ないし第8図は
本考案の第2実施例を示し、第6図は保持具の平面図、
第7図は同じく正面図、第8図は側面図、第9図は従来
例である。 3…コルゲートチューブ 3a,3b…凹凸部、4…保持具 5…取付部材、19,26…リブ 20…スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略半円弧状の取付部材と保持部材とを薄肉
    状のヒンジ部を介して所定の径を有する略円筒形状の合
    せ型に形成し、両部材の内周面にワイヤハーネスの外周
    を保護するコルゲートチューブの凹凸面に係合するリブ
    を設け、かつ前記取付部材の下面あるいは前記ヒンジ部
    の反対側に取付部を形成した保持具において、同取付部
    の成形に干渉しない位置である前記取付部材のリブに少
    なくとも1か所水抜き可能なスリットを設ける構成とし
    たワイヤハーネスの保持具。
JP1987193169U 1987-12-19 1987-12-19 ワイヤハーネスの保持具 Expired - Lifetime JPH073792Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987193169U JPH073792Y2 (ja) 1987-12-19 1987-12-19 ワイヤハーネスの保持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987193169U JPH073792Y2 (ja) 1987-12-19 1987-12-19 ワイヤハーネスの保持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0196723U JPH0196723U (ja) 1989-06-27
JPH073792Y2 true JPH073792Y2 (ja) 1995-01-30

Family

ID=31483982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987193169U Expired - Lifetime JPH073792Y2 (ja) 1987-12-19 1987-12-19 ワイヤハーネスの保持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH073792Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2562633Y2 (ja) * 1992-06-08 1998-02-16 豊田合成株式会社 スリーブクランプ
US8944474B2 (en) 2008-12-25 2015-02-03 Yazaki Corporation Holder
JP5300134B2 (ja) * 2008-12-25 2013-09-25 矢崎総業株式会社 保持具
JP6392108B2 (ja) * 2014-12-19 2018-09-19 未来工業株式会社 管材保持具、管材保持構造、および管材の配管方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5941579U (ja) * 1982-09-10 1984-03-17 株式会社サクラクレパス 高粘度着色材用マ−カ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0196723U (ja) 1989-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5553787A (en) Electrical connector
US6431642B2 (en) Grommet and fixing structure thereof
US4408262A (en) Plaster frame for recessed lighting
US6056587A (en) Electrical connection box assembly
US5453579A (en) Combination grommet and water trap
JPH0514497B2 (ja)
JPH073792Y2 (ja) ワイヤハーネスの保持具
US6490894B1 (en) Device for mounting a vehicle door opening control
JP2003153411A (ja) コルゲートチューブ用クリップ
JP2749471B2 (ja) コルゲートチューブ及びその取付構造
JPH0666233U (ja) 電線用プロテクタ
JP4429582B2 (ja) 配線用ボックス
JPH04114715U (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JP2600985Y2 (ja) プロテクタのコルゲートチューブ固定構造
CN211530609U (zh) 空调器及其电器控制盒、固线夹
JPS5933711Y2 (ja) 車両用樹脂製インストルメントパネル
JP2946461B2 (ja) レースウェイ接続金具
JPH0441706Y2 (ja)
JPH0548533U (ja) プロテクタ
JPH0448091Y2 (ja)
JP3864073B2 (ja) 回転クランプの防塵構造
JPS6334299Y2 (ja)
JPS589459Y2 (ja) 配線ボツクス類に用いるケ−ブルブンシング用支持具
JPH0717244Y2 (ja) ファンモータの水抜き装置
JPS5852819Y2 (ja) スラブコンクリ−ト打込み用電線管支持具