JP2562633Y2 - スリーブクランプ - Google Patents

スリーブクランプ

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JP2562633Y2
JP2562633Y2 JP1992038711U JP3871192U JP2562633Y2 JP 2562633 Y2 JP2562633 Y2 JP 2562633Y2 JP 1992038711 U JP1992038711 U JP 1992038711U JP 3871192 U JP3871192 U JP 3871192U JP 2562633 Y2 JP2562633 Y2 JP 2562633Y2
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JP
Japan
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sleeve
holding portion
clamp
hose
holding
Prior art date
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JP1992038711U
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English (en)
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JPH0596668U (ja
Inventor
憲男 大森
敬一 児玉
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Priority to DE4300968A priority patent/DE4300968C2/de
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はクランプの構造に関し、
詳しくはホース口金のスリーブに保持されるスリーブク
ランプの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホースやパイプなどの管状部
品を配管する場合にクランプが用いられ、管状部品を把
持したクランプを取付け部位に固定している。ところで
クランプは管状部品を安定して把持する必要があり、ク
ランプと管状部品とが軸方向あるいは周方向に相対移動
することは好ましくない場合が多い。ゴムホースなどの
弾性体を把持する場合は、ホースを弾性変形させる程度
の力で締結することにより、ホースの弾性反力で相対移
動を防止できる。しかし金属部品などの弾性変形が困難
な管状部品を把持する場合には、相対移動を防止するた
めに種々の工夫が必要となる。
【0003】例えばクランプの把持部を真円ではなく異
形とし、被保持部品の形状も部分的に異形とすれば、軸
方向の移動を防止することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら被保持部
品を異形とすることが困難な場合がある。例えばホース
口金のスリーブは断面真円形状が要求されるが、そのス
リーブにクランプを把持させることが考えられる。しか
しスリーブの形状に適合し、相対移動が確実に防止され
たクランプは知られていない。
【0005】すなわち本考案は、ホース口金のスリーブ
を把持するのに用いられ、軸方向及び周方向の相対移動
が防止されたスリーブクランプを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本考
案のスリーブクランプは、一端に第1係止部をもつ第1
保持部と、一端が第1保持部の他端に連続し第1保持部
に対向して延び他端に第2係止部をもつ第2保持部と、
からなり、第1係止部と第2係止部を互いに近接させて
固定することによりホースに加締めにより固定されたホ
ース口金のスリーブを第1保持部と第2保持部の間で把
持するクランプであって、スリーブは多方加締めにより
ホースに固定されて内周表面に周方向に延びる加締め溝
(45)と加締め溝(45)内に形成された凹部(46)とをもち、
第1保持部及び第2保持部の少なくとも一方は、内周表
面に加締め溝(45)に係合する突条部(16)と突条部(16)に
形成され凹部(46)に嵌合する係合凸部(17)とをもつこと
を特徴とする。
【0007】
【作用】ホース口金のスリーブは、加締めによりホース
に締結される。本考案のスリーブクランプは、多方加締
めにより締結されたスリーブを把持して保持される。こ
こで多方加締めで加締められたスリーブには、軸方向で
部分的に略リング状の加締め溝が形成され、かつ加締め
溝では円周方向に凹部と、凹部で押し出された余肉が盛
り上がった凸部とが交互に形成されている。
【0008】そこで本考案のスリーブクランプでは、第
1保持部及び第2保持部の少なくとも一方の内周表面に
スリーブの加締め部分の凹部に嵌合する係合凸部を有し
ている。したがって第1保持部及び第2保持部の間にス
リーブを配置し、第1保持部及び第2保持部でスリーブ
を把持すると、係合凸部がスリーブの加締め溝にある凹
部に係合する。そして第1係止部と第2係止部とを係合
させることで、スリーブクランプはスリーブに保持され
る。このとき係合凸部は加締め溝内に位置するため、加
締め溝の内周面に当接することでスリーブクランプの軸
方向の移動が規制されている。また係合凸部が加締め溝
内で凹部の円周方向両側に存在する凸部に当接すること
で、スリーブクランプの円周方向の移動が規制されてい
る。
【0009】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。図1
及び図2に本実施例のスリーブクランプを示す。このス
リーブクランプは、略円筒状のものが二分割された形状
をなし、半筒状の第1保持部1と第2保持部2が第1ヒ
ンジ部3を介して連結された構成である。
【0010】第1保持部1には、外周表面に容器状のポ
ット部10が形成されている。また軸方向の一端には、第
2ヒンジ部11を介して蓋12が揺動自在に連結され、ポ
ット部10を開閉可能に構成されている。ポット部10から
は2個一対の突起13が突出し、蓋12の係止孔14と係合す
ることで蓋12は閉状態で固定される。さらに第1保持部
1の第1ヒンジ部3と反対側の端部には、第1係止部と
しての第1係止爪15が突出して設けられている。そして
第1保持部1の内周表面には、それぞれ周方向に平行に
延びる2本の突条部16が設けられ、突条部16には長手方
向に間隔を隔てて列設されさらに突出する4個の係合凸
部17が設けられている。
【0011】第1保持部1と第1ヒンジ部3で連結され
た第2保持部2は、第1ヒンジ部3と反対側の端部に第
2係止部としての係合孔20と、第2係止爪21とをもつ。
そして第1ヒンジ部3を介して第1保持部1と第2保持
部2とが互いに近接されると、第1係止爪15が第2係止
爪21と係合することで第1保持部1と第2保持部2が略
筒状態となって固定される。また、第2保持部2の内周
表面には、それぞれ周方向に平行に延びる2本の突条部
22が設けられ、突条部22には長手方向に間隔を隔てて列
設されさらに突出する4個の係合凸部23が設けられてい
る。突条部22は、第1保持部1及び第2保持部2が閉じ
られた時に突条部16とそれぞれ対向し、全体で略リング
状となるように構成されている。
【0012】さて、上記のように構成された本実施例の
スリーブクランプの使用例を以下に説明する。先ず口金
4が固定されたホース5を用意し、図3に示すように口
金4のスリーブ41を第2保持部2に配置する。ここで口
金4は、他部品と係合して流路を構成する筒状の係合部
40と、係合部40と反対側に延びるスリーブ41と、係合部
40から径方向に突出し外周が六角形状の鍔状のフランジ
部42と、係合部40とフランジ部42の間に形成された小径
の首部43と、フランジ部42に形成されたリング状の溝部
44とからなる。そしてスリーブ41内にホース5が挿入さ
れ、外周側からスリーブ41を八方加締めすることで、口
金4とホース5とが締結されている。したがってスリー
ブ41の外周表面には、加締めにより形成された2本の加
締め溝45がそれぞれ1周して形成され、加締め溝45には
8個の凹部46と8個の凸部47が交互に形成されている。
【0013】一方、ホース5にはハーネス50が螺旋状に
巻回され、さらに熱収縮性チューブ51がハーネス50を覆
って保持している。そしてハーネス50の先端は基板52に
半田付けされ、第2ハーネス53に導通されている。次に
第1ヒンジ部3を中心にして第1保持部1が回動され、
第1係止爪15と第2係止爪21の係合により第2保持部2
と固定されてスリーブ41を把持する。このとき係合凸部
17及び係合凸部23は、それぞれスリーブ41の加締め溝45
及び凹部46に対応する位置及び大きさに形成されてい
る。そして図4に示す基板52をポット部10内に配置した
後、図示しないポッティング剤を充填して基板52を固定
し、蓋12を回動させてポット部10を閉じる。
【0014】得られた構造体を一部断面として図5及び
図6に示す。この構造体では、係合凸部17及び係合凸部
23がそれぞれスリーブ41の加締め溝45の凹部46に係合し
ている。したがってスリーブクランプの口金4に対する
軸方向の相対移動は、係合凸部17,23と加締め溝45内側
周面との係合により規制されている。また周方向の相対
移動は、係合凸部17,23と加締め溝45の凸部47の係合に
より規制されている。したがってハーネス50及び第2ハ
ーネス53の口金4に対する相対移動も阻止され、破断な
どの不具合がない。
【0015】なお、上記実施例では係合凸部17,23を複
数個設け、加締め溝45の凹部46全てに係合させたが、本
考案はこれに限るものではなく1個の係合凸部であって
も十分に同様の作用効果を奏する。
【0016】
【考案の効果】すなわち本考案のスリーブクランプによ
れば、多方加締めによりホースに締結されたスリーブに
装着することで、軸方向及び円周方向の相対移動を確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のスリーブクランプの正面図
である。
【図2】本考案の一実施例のスリーブクランプの平面図
である。
【図3】図1のスリーブクランプをスリーブに装着する
途中の状態の平面図である。
【図4】図1のスリーブクランプにハーネスを固定する
方法を示す説明図である。
【図5】図1のスリーブクランプをハーネス付きホース
に装着した状態の一部断面で示す正面図である。
【図6】図1のスリーブクランプをハーネス付きホース
に装着した状態の断面図である。
【符号の説明】
1:第1保持部 2:第2保持部 3:第1ヒン
ジ部 4:口金 5:ホース 15:第1係止爪(第1係止部) 21:第2係止爪(第2係止部) 17,23:係合凸部 41:スリーブ 45:加締め溝 46:凹部
47:凸部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に第1係止部をもつ第1保持部と、
    一端が該第1保持部の他端に連続し該第1保持部に対向
    して延び他端に第2係止部をもつ第2保持部と、からな
    り、該第1係止部と該第2係止部を互いに近接させて固
    定することによりホースに加締めにより固定されたホー
    ス口金のスリーブを該第1保持部と該第2保持部の間で
    把持するクランプであって、 前記スリーブは多方加締めにより前記ホースに固定され
    て内周表面に周方向に延びる加締め溝(45)と該加締め溝
    (45)内に形成された凹部(46)とをもち、前記第1保持部
    及び前記第2保持部の少なくとも一方は、内周表面に
    加締め溝(45)に係合する突条部(16)と該突条部(16)に形
    成され該凹部(46)に嵌合する係合凸部(17)とをもつこと
    を特徴とするスリーブクランプ。
JP1992038711U 1992-01-17 1992-06-08 スリーブクランプ Expired - Lifetime JP2562633Y2 (ja)

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JP1992038711U JP2562633Y2 (ja) 1992-06-08 1992-06-08 スリーブクランプ
US08/004,064 US5333914A (en) 1992-01-17 1993-01-13 Hose device
DE4300968A DE4300968C2 (de) 1992-01-17 1993-01-15 Schlauchvorrichtung

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JP1992038711U JP2562633Y2 (ja) 1992-06-08 1992-06-08 スリーブクランプ

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JPH0596668U JPH0596668U (ja) 1993-12-27
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