JPH0735351Y2 - Ptcヒータ - Google Patents

Ptcヒータ

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Publication number
JPH0735351Y2
JPH0735351Y2 JP4396389U JP4396389U JPH0735351Y2 JP H0735351 Y2 JPH0735351 Y2 JP H0735351Y2 JP 4396389 U JP4396389 U JP 4396389U JP 4396389 U JP4396389 U JP 4396389U JP H0735351 Y2 JPH0735351 Y2 JP H0735351Y2
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JP
Japan
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groove
substrate
electrode
electrodes
length direction
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP4396389U
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JPH02134693U (ja
Inventor
通一 竹内
昭雄 菊地
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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  • Thermistors And Varistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、くし歯状に配置された電極を有するPTCヒー
タに関する。
(従来の技術) 正の温度係数を有する磁器基板の発熱特性を利用したPT
C(Postive Temperaure Coefficient)ヒータとして、
第5図に示すように正特性磁器基板1の表面1aに基板1
の長さ方向に沿って交互に前記長さ方向に直交するよう
に側面1bから第1の溝4′(4′a,4b′,…)及び側面
1cから第2の溝5′(5′a,5′b,…)を形成し、第1
及び第2の溝4′,5′内にくし歯状に相対向するように
第1の電極2及び第2の電極3を形成した構造が知られ
ている。2a,2b,…及び3a,3b,…は各々第1及び第2の電
極2,3のくし歯部分を示している。第1の電極2及び第
2の電極3は各々基板1の側面1b,1cまで延長するよう
に形成されて、この延長部分に対して各々リード線8,9
がスポット溶接等によって接続される。このように第1
及び第2の電極2,3を基板1に表面にくし歯状に形成す
ることにより、効率的に発熱作用を起こさせることがで
きる。第6図は第5図のA部分の拡大図を示し、第7図
は第6図のVII-VII線に沿った断面図を示している。
第5図から明らかなように、第1及び第2の溝4′,5′
の断面形状は、基板1の長さ方向に沿って角形状に形成
され、また第7図に示すように各溝4′,5′の側面に角
部4a,5aが形成されており、これら各溝4′,5′内から
側面に延長するように第1及び第2の電極2,3が形成さ
れている。
(考案が解決しようとする課題) ところで従来のPTCヒータでは、各溝4′,5′から側面
に延長して第1及び第2の電極2,3を形成する場合、各
側面に第7図のように角部4a,5aが角形状に形成されて
いるので、各電極が弧状の角部において断線し易いとい
う問題がある。また各溝内においても各溝の断面形状が
角形状に形成されているので、この部分で各電極が同様
に断線し易くなるため各溝内に広い面積の電極を形成し
にくいという問題がある。また断線に至らなくともこれ
ら角部においては電極が薄く形成されているため、大電
流を流した場合に焼損し易くなる。
本考案は以上のような問題に対処してなされたもので、
各電極が均一の厚さで形成されるようにしたPTCヒータ
を提供することを目的とするものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、正特性磁器基板の
表面に基板の長さ方向に沿って交互に前記長さ方向に直
交する第1の溝及び第2の溝を形成し、各溝内に第1の
電極及び第2の電極を形成して成るPTCヒータにおい
て、第1の溝及び第2の溝の基板長さ方向に沿った断面
形状を弧状に形成すると共に各溝の側面の角部に丸みを
付けたことを特徴とするものである。
(作用) 第1の溝及び第2の溝の基板長さ方向に沿った断面形状
が弧状に形成されると共に、各溝の側面の角部に丸みが
付けられるので、第1及び第2の溝内及び各溝の角部に
は第1及び第2の電極が均一の厚さで形成されるように
なる。従って第1及び第2の電極の断線を防止すること
ができる。
(実施例) 以下図面を参照して本考案実施例を説明する。第1図は
本考案のPTCヒータの実施例を示す斜視図で、1は正特
性半導体基板でこの基板1の表面1aには基板1の長さ方
向に沿って交互に前記長さ方向に直交するように側面1b
から第1の溝4(4a,4b,…)及び側面1cから第2の溝5
(5a,5b,…)が形成されている。ここで第2図に第1及
び第2の溝4,5のA部分の拡大図を示すように、各溝4,5
の基板長さ方向に沿った断面形状は弧状に例えば半円形
状に形成されていると共に、各溝の側面1b,1cの角部に
は丸み10,11が形成されている。一例として第1及び第
2の溝4,5の深さは0.1mm以上に形成され、また各丸み8,
9は0.3mm以上の曲率半径となるように形成される。
このようにして形成された第1及び第2の溝4,5内には
側面まで延長するように第1及び第2の電極2,3が形成
される。第3は第2図のIII-III線に沿った断面図を示
すもので、各側面1b,1cには丸み10,11が形成されている
ので第1及び第2の電極2,3は均一な厚さに形成され
る。側面1b,1cに延長された電極2,3に対してスポット溶
接等によってリード線8,9が接続される。
第4図は本実施例PTCヒータの製造工程を示すものであ
る。先ず(a)工程において正特性磁器基板を形成する
のに必要な原材料が用意され、この原材料は(b)工程
において金型によって成型されることにより前記のよう
に弧状の断面形状の第1及び第2の溝4,5が形成される
と共に、各側面1b,1cに丸み10,11が形成された正特性磁
器基板1が用意される。続いて基板1は(c)工程のよ
うに焼成処理された後、(d)工程において電極材料を
基板1全面に蒸着、スパッタリング等の方法により付着
することによって第1の電極2及び第2の電極3を形成
する。続いて(e)工程において不要な電極材料を除去
するためにラッピング処理を行って表面を平坦化する。
次に各側面1b,1cの電極に対してリード線を接続するよ
うにする。
次に本実施例の作用を説明する。
基板1の表面1aの長さ方向に交互に断面形状が弧状の第
1の溝及び第2の溝3が形成されると共に、基板1の側
面1b,1cの角部に丸み10,11が形成されることによって、
基板1の表面1aから各側面1b,1cに延長するように第1
の電極2及び第2の電極3を形成した場合、第1及び第
2の電極2,3は全体にわたって均一な厚さに形成され
る。
これによって各電極2,3の各側面1b,1cにおける断線の発
生を防止することができるようになる。また溝4,5内に
おいても弧状の断面形状の存在によって、断線が防止さ
れるので各溝の全面積にわたって電極を形成することが
できるため、広い面積の電極を形成することができるよ
うになる。従って大電流を流した場合でも電極の焼損を
防止することができる。
本実施例において各溝の深さの程度又は丸みの程度につ
いては一例を示したが、目的、用途等に応じてこれらの
値は任意に選ぶことができる。本実施例によるPTCヒー
タは一般用ヒータに限らず複写機用結露防止用ヒータ等
の各種の用途に適用して効果的である。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、断面形状が弧状の各
溝を形成すると共に各側面の角部に丸みを付けて第1及
び第2の電極を形成するようにしたので、各電極を均一
の厚さに形成することができるようになり電極の断線防
止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のPTCヒータの実施例を示す斜視図、第
2図は第1図の一部の拡大図、第3図は第2図のIII-II
I線に沿った断面図、第4図は本実施例PTCヒータの製造
工程を示すブロック図、第5図は従来のPTCヒータの斜
視図、第6図は第5図の一部の拡大図、第7図は第6図
のVII-VII線に沿った断面図である。 1……正特性磁器基板、2……第1の電極、3……第2
の電極、4……断面形状が弧状の第1の溝、5……断面
形状が弧状の第2の溝、10,11……基板側面の角部の丸
み。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正特性磁器基板の表面に基板の長さ方向に
    沿って交互に前記長さ方向に直交する第1の溝及び第2
    の溝を形成し、各溝内に第1の電極及び第2の電極を形
    成して成るPTCヒータにおいて、第1の溝及び第2の溝
    の基板長さ方向に沿った断面形状を弧状に形成すると共
    に各溝の側面の角部に丸みを付けたことを特徴とするPT
    Cヒータ。
JP4396389U 1989-04-13 1989-04-13 Ptcヒータ Expired - Lifetime JPH0735351Y2 (ja)

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JP4396389U JPH0735351Y2 (ja) 1989-04-13 1989-04-13 Ptcヒータ

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Publication Number Publication Date
JPH02134693U JPH02134693U (ja) 1990-11-08
JPH0735351Y2 true JPH0735351Y2 (ja) 1995-08-09

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ID=31556831

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