JPS6242464Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6242464Y2
JPS6242464Y2 JP15694983U JP15694983U JPS6242464Y2 JP S6242464 Y2 JPS6242464 Y2 JP S6242464Y2 JP 15694983 U JP15694983 U JP 15694983U JP 15694983 U JP15694983 U JP 15694983U JP S6242464 Y2 JPS6242464 Y2 JP S6242464Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enamel
metal
glass frit
heating element
metal core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15694983U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6064596U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15694983U priority Critical patent/JPS6064596U/ja
Publication of JPS6064596U publication Critical patent/JPS6064596U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6242464Y2 publication Critical patent/JPS6242464Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Insulated Metal Substrates For Printed Circuits (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はほうろう基板上に金属線条体をパター
ン化してなるヒータ回路を塔載した面状発熱体に
関するものである。
第1図および第2図は、金属コア1aの上にほ
うろうエナメル層1bを焼成してなるほうろう基
板を使用した面状発熱体の従来例を示し、基板1
の表面に抵抗の大きな厚膜ペースト(例えばPd
−Ag系ペースト)を印刷、焼成することにより
ヒータ回路2を塔載した構造となつている。
しかしながら、これらの従来例におけるヒータ
回路2は、厚膜ペーストを焼成することにより、
厚膜ペースト中の導体用微粉末が電気的に相互に
連結された状態となるが、焼成条件によつて抵抗
値のばらつきが生じ易く、かつ、使用期間中に酸
化等によつて抵抗値の変化が起こり易い等の問題
点があつた。
本考案はこれらの背景に基づいてなされたもの
で、貴金属材料を有効成分とする厚膜ペーストに
代えて、卑金属材料からなるパターン化金属線条
体を塔載することにより、材料コストの低減と、
量産性の向上とを図るとともに、金属材が本質的
に具備する材質の均一性を利用して、抵抗値のば
らつきを防止し、また、抵抗値の径時変化を低減
させることを目的とするものである。
以下、本考案の一実施例を第3図および第4図
に基づいて説明すると、ヒータ回路2を構成する
部分には、第1図に示した従来例の厚膜ペースト
に代えて卑金属(例えば鉄、ニツケル、クロム、
これらの合金などの抵抗値の大きなもの)系の
箔、板、線材などを型抜きあるいは折り曲げ加工
して、ヒータ回路2の形状に合わせてパターン化
した金属線条体3が使用される。このパターン化
金属線条体3には第1のほうろうエナメル用ガラ
スフリツト4が塗布され、かつ、基板1となる金
属コア1aには第2のほうろうエナメル用ガラス
フリツト5が塗布され、これらガラスフリツト塗
布状態の金属コア1aと金属線条体3とを重ね合
わせた状態で焼成一体化することにより面状発熱
体が形成されるものである。
そして、第1、第2のほうろうエナメル用ガラ
スフリツト4,5の両方あるいは一方が結晶化ほ
うろうエナメル用ガラスフリツト(例えば特開昭
56−73643号に開示されている材料などを含有す
るガラスフリツト)であると、金属線条体3およ
び金属コア1aが第1のほうろうエナメル層4a
と第2のほうろうエナメル層4bとでそれぞれ被
覆されるとともに、相互に一体化された第3図に
示す面状発熱体が得られる。
このような面状発熱体の製造工程を第4図によ
り説明すると、まず、第4図Aに示すように、第
1のほうろうエナメル用ガラスフリツト4が塗布
されたパターン化金属線条体3と、第2のほうろ
うエナメル用ガラスフリツト5が塗布された金属
コア1aとをそれぞれ用意し、 次に第4図Bに示すように、ガラスフリツト
4,5が塗布された状態の金属線条体3および金
属コア1aをガラスフリツト4,5を崩さないよ
うに重ね合わせ、この状態で焼成を実施する。ガ
ラスフリツト4,5が結晶化ほうろう用材料であ
る場合は、焼成にともなつてガラスフリツト4,
5の層の中に多数の結晶体が成長し、これがスペ
ーサのような働きをするため、金属線条体3と金
属コア1aとの間隔がガラスフリツト4,5の層
の厚さよりも若干小さくなつた程度に維持され
る。
したがつて、第4図Cに示すように、第1のほ
うろうエナメル4aおよび第2のほうろうエナメ
ル5aが焼成されると、重ね合わせられているそ
の境い目B付近においても、ガラスフリツト4,
5中のガラス質分が溶融一体となつて固着され
る。
また、第5図は本考案の他の実施例を示すもの
で、第1のほうろうエナメル層4aが結晶化ほう
ろう質で構成されるとともに、第2のほうろうエ
ナメル層5aが非結晶化ほうろう質で構成されて
いるとき、結晶化が起こらない部分では、焼成時
の熱変形などによる押圧力が作用すると、金属線
条体3が沈み込む現象が起こり得るが、この場合
においても一方に結晶化現象が発生してスペーサ
のような働きをするため、金属線条体3と金属コ
ア1aとが直接短絡することが防止される。
しかして、本考案に係る面状発熱体であると、 金属線条体の部分が一般的な卑金属材料であ
る鉄、ニツケル、クロム、これらの合金などの
抵抗値の大きな材料を型抜きあるいは折り曲げ
加工することにより容易に得られ、コストの低
減と量産性の向上とを図ることができる。
金属材が本質的に材質の均一性を具備してい
るため、製造ロツト内での抵抗値のばらつきが
少なく、品質保証が容易となる。
金属線条体が耐熱性の高いほうろうエナメル
で覆われているため酸化などの経年変化が少な
く安定性が高い。
金属線条体の上をほうろうエナメルで覆うこ
とにより、ヒータ回路と金属コアとの機械的強
度が高く、また密着状態となつているためヒー
タ回路から金属コアへの熱伝達性が良く、全面
むらの少ない発熱をさせることができる。
ほうろうエナメルの焼成工程を1回とし得て
生産性を向上させることができる。
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はほうろう基板にヒータ回路を印刷焼成
した面状発熱体の従来例を示す平面図、第2図は
第1図の−線に沿う矢視断面図、第3図は本
考案における面状発熱体の一実施例を示す一部を
省略した縦断面図、第4図は本考案における面状
発熱体の製造工程例の説明図、第5図は本考案に
おける面状発熱体の他の実施例の沈み込み現象の
説明図である。 1……基板、1a……金属コア、2……ヒータ
ー回路、3……金属線条体、4……第1のほうろ
うエナメル用ガラスフリツト、5……第2のほう
ろうエナメル用ガラスフリツト、4a……第1の
ほうろうエナメル層、5a……第2のほうろうエ
ナメル層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1のほうろうエナメル用ガラスフリツト4が
    塗布されたパターン化金属線条体3と、第2のほ
    うろうエナメル用ガラスフリツト5が塗布された
    金属コア1aとを重ね合わせた状態で焼成一体化
    してなるとともに、第1および第2のほうろうエ
    ナメルの少なくとも一方が結晶化ほうろうである
    ことを特徴とする面状発熱体。
JP15694983U 1983-10-11 1983-10-11 面状発熱体 Granted JPS6064596U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15694983U JPS6064596U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 面状発熱体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15694983U JPS6064596U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 面状発熱体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6064596U JPS6064596U (ja) 1985-05-08
JPS6242464Y2 true JPS6242464Y2 (ja) 1987-10-30

Family

ID=30346170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15694983U Granted JPS6064596U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 面状発熱体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6064596U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6064596U (ja) 1985-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01302803A (ja) チップ抵抗およびその製造方法
JPS6242464Y2 (ja)
JPS6240549Y2 (ja)
JPS6240547Y2 (ja)
JPS6240548Y2 (ja)
JPH0321352B2 (ja)
JPH0510828A (ja) 白金温度センサの製造方法
JPH0227521Y2 (ja)
JPH0517834Y2 (ja)
JPH0247592Y2 (ja)
JPS5826481Y2 (ja) 正特性サ−ミスタ
JPH07226301A (ja) 抵抗器
JPH03129694A (ja) 発熱体
JP2568282Y2 (ja) 集積回路容器
JPH0526756Y2 (ja)
JPS6021825A (ja) ガラス板の曲げ加工方法
JPH0514434Y2 (ja)
JP3333267B2 (ja) 白金温度センサ
JP2595612B2 (ja) 耐熱性絶縁構造の形成方法
JPS62169301A (ja) 厚膜抵抗体の温度係数調整方法
JPS5921740U (ja) 温度検出器
JPH0737147B2 (ja) サーマルヘッド及びその製造方法
JPH0138853Y2 (ja)
JPH0314001Y2 (ja)
JPH0390364A (ja) サーマルヘッド