JP2523225Y2 - 平型抵抗体 - Google Patents
平型抵抗体Info
- Publication number
- JP2523225Y2 JP2523225Y2 JP6596791U JP6596791U JP2523225Y2 JP 2523225 Y2 JP2523225 Y2 JP 2523225Y2 JP 6596791 U JP6596791 U JP 6596791U JP 6596791 U JP6596791 U JP 6596791U JP 2523225 Y2 JP2523225 Y2 JP 2523225Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistor
- present
- flat resistor
- curved portion
- curvature
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Details Of Resistors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、平型抵抗体に関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】抵抗薄板又は抵抗箔を打ち抜いてその両
端に電極部を設け、しかも、電流パスの長さをかせぐた
めに、例えば曲率半径の小さい角を持ったU字型にした
り、あるいは折り返しジグザグに形成した平型抵抗体が
知られている。
端に電極部を設け、しかも、電流パスの長さをかせぐた
めに、例えば曲率半径の小さい角を持ったU字型にした
り、あるいは折り返しジグザグに形成した平型抵抗体が
知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された平型抵抗体では、これに電流を流すと、
湾曲部では、曲率半径の小さい内径部分に電流が集中し
て流れるため、局部的に著しく高温になり、そして、長
時間高温が継続すると、その部分が熱劣化を起こすこと
になる。
うに構成された平型抵抗体では、これに電流を流すと、
湾曲部では、曲率半径の小さい内径部分に電流が集中し
て流れるため、局部的に著しく高温になり、そして、長
時間高温が継続すると、その部分が熱劣化を起こすこと
になる。
【0004】本考案は、このような問題点を解決しよう
とするもので、湾曲部の温度上昇を緩和するようにした
平型抵抗体を提供することを目的とする。
とするもので、湾曲部の温度上昇を緩和するようにした
平型抵抗体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、湾曲部の内側部分に複数のスリット状切
り込みを入れ、その切り込みの先端部を結ぶ線より外側
を電流通路とし、線より内側部分を放熱フィンとするも
のである。
に、本考案は、湾曲部の内側部分に複数のスリット状切
り込みを入れ、その切り込みの先端部を結ぶ線より外側
を電流通路とし、線より内側部分を放熱フィンとするも
のである。
【0006】
【作用】切り込みの先端部を結ぶ線より外側を電流通路
とするので曲率半径が大きくなり、従って、電流の集中
を防止する。同時に、切り込みの先端部を結ぶ線より内
側部分には電流は流れないが、これを放熱フィンとして
利用することができ、トータル的に湾曲部の温度上昇が
緩和される。
とするので曲率半径が大きくなり、従って、電流の集中
を防止する。同時に、切り込みの先端部を結ぶ線より内
側部分には電流は流れないが、これを放熱フィンとして
利用することができ、トータル的に湾曲部の温度上昇が
緩和される。
【0007】
【実施例】以下、図面により実施例を詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施例を示したもので、1は抵抗薄
板又は抵抗箔を打ち抜いて、曲率半径の小さい角を持っ
たU字型の抵抗体、2はその両端に設けた電極で、それ
ぞれ口出線3が接続されている。
図1は、本考案の一実施例を示したもので、1は抵抗薄
板又は抵抗箔を打ち抜いて、曲率半径の小さい角を持っ
たU字型の抵抗体、2はその両端に設けた電極で、それ
ぞれ口出線3が接続されている。
【0008】ここで、本願考案は、湾曲部の内側部分に
複数のスリット状切り込み4を入れたところに特徴を有
する。
複数のスリット状切り込み4を入れたところに特徴を有
する。
【0009】このような切り込み4を入れることによ
り、電流はその切り込みの先端部を結ぶ線5より外側を
電流通路として流れる。従って、従来切り込みを入れな
い時に最も曲率半径が小さい内側を集中して流れていた
のに比べて、電流集中度が緩和される。このことは、角
部の外周部を有効に利用することになる。さらに、線5
より内側には電流は流れない(当然自己発熱もない)
が、この部分を残すことにより、放熱フィンとして利用
し、電流通路での発熱がフィン部に伝導され、それだけ
温度上昇が緩和される。
り、電流はその切り込みの先端部を結ぶ線5より外側を
電流通路として流れる。従って、従来切り込みを入れな
い時に最も曲率半径が小さい内側を集中して流れていた
のに比べて、電流集中度が緩和される。このことは、角
部の外周部を有効に利用することになる。さらに、線5
より内側には電流は流れない(当然自己発熱もない)
が、この部分を残すことにより、放熱フィンとして利用
し、電流通路での発熱がフィン部に伝導され、それだけ
温度上昇が緩和される。
【0010】図2は、本考案の他の実施例を示したもの
で、抵抗体1を折り返しジグザグに形成した平型抵抗体
である。6は折り返し部の内側部分に複数のスリット状
切り込みを入れて形成した放熱フィン部である。本実施
例も、図1の場合と同様の作用効果を有する。
で、抵抗体1を折り返しジグザグに形成した平型抵抗体
である。6は折り返し部の内側部分に複数のスリット状
切り込みを入れて形成した放熱フィン部である。本実施
例も、図1の場合と同様の作用効果を有する。
【0011】図3は、抵抗体の折り返し部の従来例(a)
と、本考案の実施例(b)との比較をしたもので、従来例
の場合は、湾曲部の内側部分に高温部11が集中してい
る。これに対し、本考案の例では、発熱部分12が広い面
積に分散され、上昇温度は従来例に比べて低くなってい
る。図3(c)は、本考案における放熱フィン部の効果を
確認するために、切り込みの先端部を結ぶ線より内側の
フィン部を切り取ったものである。この場合、湾曲部の
内側の縁部に沿って高温部13が発生する。このことか
ら、放熱フィン部の効果が確認された。
と、本考案の実施例(b)との比較をしたもので、従来例
の場合は、湾曲部の内側部分に高温部11が集中してい
る。これに対し、本考案の例では、発熱部分12が広い面
積に分散され、上昇温度は従来例に比べて低くなってい
る。図3(c)は、本考案における放熱フィン部の効果を
確認するために、切り込みの先端部を結ぶ線より内側の
フィン部を切り取ったものである。この場合、湾曲部の
内側の縁部に沿って高温部13が発生する。このことか
ら、放熱フィン部の効果が確認された。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
曲率半径の小さい湾曲部の内側部分に複数のスリット状
切り込みを入れることにより、電流通路の半径が大きく
なって電流の集中が防止され、同時に、切り込み先端部
を結ぶ線より内側部分が放熱フィンとして作用するの
で、温度上昇が緩和され、熱劣化を防止することができ
る。
曲率半径の小さい湾曲部の内側部分に複数のスリット状
切り込みを入れることにより、電流通路の半径が大きく
なって電流の集中が防止され、同時に、切り込み先端部
を結ぶ線より内側部分が放熱フィンとして作用するの
で、温度上昇が緩和され、熱劣化を防止することができ
る。
【図1】本考案の一実施例のU字型抵抗体を示す図であ
る。
る。
【図2】本考案の他の実施例の折り返しジグザグに形成
された抵抗体を示す図である。
された抵抗体を示す図である。
【図3】従来例と本考案との構成の違い、及び放熱フィ
ン部の有無による発熱の状態を示す図である。
ン部の有無による発熱の状態を示す図である。
1 … 抵抗体、 2 … 電極、 4 … スリット状切り込
み、 6 … 放熱フィン部。
み、 6 … 放熱フィン部。
Claims (1)
- 【請求項1】 抵抗薄板又は抵抗箔を打ち抜き、かつ曲
率半径の小さい湾曲部を有する平型抵抗体において、前
記湾曲部の内側部分に複数のスリット状切り込みを入
れ、前記切り込みの先端部を結ぶ線より外側を電流通路
とし、線より内側部分を放熱フィンとすることを特徴と
する平型抵抗体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6596791U JP2523225Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 平型抵抗体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6596791U JP2523225Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 平型抵抗体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0513001U JPH0513001U (ja) | 1993-02-19 |
JP2523225Y2 true JP2523225Y2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=13302280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6596791U Expired - Lifetime JP2523225Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 平型抵抗体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523225Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5349758B2 (ja) * | 2007-01-25 | 2013-11-20 | パナソニック株式会社 | 金属板抵抗器 |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP6596791U patent/JP2523225Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0513001U (ja) | 1993-02-19 |
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