JPH0735142B2 - 車両用乗員保護システムのための故障判断装置 - Google Patents

車両用乗員保護システムのための故障判断装置

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JPH0735142B2
JPH0735142B2 JP63126185A JP12618588A JPH0735142B2 JP H0735142 B2 JPH0735142 B2 JP H0735142B2 JP 63126185 A JP63126185 A JP 63126185A JP 12618588 A JP12618588 A JP 12618588A JP H0735142 B2 JPH0735142 B2 JP H0735142B2
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雅仁 武藤
紀文 伊豫田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両用エアバッグシステム等の乗員保護システ
ムに係り、特に、乗員保護システムの故障の有無を判断
するに適した故障判断装置に関する。
(従来技術) 従来、この種の故障判断装置においては、エアバッグシ
ステムにおいてその信頼性の向上のためその起動装置を
擬似信号の入力により擬似的に作動可能な状態にして故
障の有無を判断するようにしている。かかる場合、起動
装置の作動判定回路に擬似信号を入力させたり、或いは
トランスデューサから信号を発生させたりして上述の故
障の有無を判断するのが通常であった。(例えば、特公
昭50−14772号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このような構成においては、作動判定回路に擬
似信号を入力する場合にはトランスデューサと作動判定
回路との間の故障の有無が判断できない。また、トラン
スデューサから信号を発生させる場合、起動装置の作動
がその故障によるか否か不明となるという不具合が生じ
る。
そこで、本発明は、このようなことに対処すべく、車両
用乗員保護システムのための故障判断装置において、乗
員の保護のための作動機構における起動素子を起動する
回路系統内の各部の故障の有無を区別して判断するよう
にしようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明の第1の構成上の特
徴は、第1図に示すように、車室内に装備され直流電源
1(実施例のバッテリBaに対応)からの流入電流に応じ
て選択的に起動される起動素子2a(実施例の起動素子10
に対応)を有し同起動素子2aの起動により作動して乗員
を保護する保護装置2(実施例のエアバッグGbに対応)
と、車両の加速度を検出して同検出加速度を表す加速度
検出信号を出力する加速度検出手段3a(実施例のトラン
スデューサー20に対応)と、加速度検出手段3aから加速
度検出信号を入力して同加速度検出信号レベルが基準レ
ベルを越えるとき判定信号を出力する加速度判定手段3b
(実施例の作動判定回路30に対応)と、加速度判定手段
3bからの判定信号に応答して直流電源1から起動素子2a
に起動電流を供給する出力手段3c(実施例の作動スイッ
チ回路40に対応)とを備えた車両用乗員保護システムの
ための故障判断装置において、前記起動レベルより大き
なレベルの第1チェック用疑似信号を選択的に発生して
加速度判定手段3bに入力する第1疑似信号発生手段4a
(実施例の疑似信号発生回路60に対応)と、出力手段3c
によって起動素子2aに供給される起動電流を同起動素子
2aが起動されない程度の微小電流に選択的に制限する制
限手段4b(実施例の禁止スイッチ回路70に対応)と、第
1疑似信号発生手段4aを制御して第1チェック用疑似信
号を加速度判定手段3bに入力させるとともに、制限手段
4bを制御して起動素子2aに供給される起動電流を同起動
素子2aが起動されない程度の微小電流に制限した状態
で、起動素子2aに流れる微小電流を検知して加速度判定
手段3b及び出力手段3cの異常を検出する第1異常検出手
段4c(実施例のステップ101,108,109,111の処理及びコ
ンパレータ53に対応)と、第1疑似信号発生手段4aによ
る第1チェック用疑似信号の発生を停止しかつ制限手段
4bによる起動素子2aに供給される起動電流の制限を解除
した状態で起動素子2aの起動を検出する起動検出手段5a
(実施例のステップ113,114の処理及びコンパレータ53
に対応)と、加速度検出手段3aからの加速度検出信号の
レベルと所定レベルとを比較する第1比較手段5b(実施
例のコンパレータ51に対応)と、起動検出手段5aにて起
動素子2aの起動が検出されかつ第1比較手段5bの比較に
より加速度検出信号のレベルが所定レベルより低いと判
定されたことを条件に起動素子2aの起動が同加速度検出
信号に基づかない誤起動であることを判定する誤起動判
定手段5c(実施例のステップ114〜117の処理に対応)と
を設けたことにある。
また、第2の構成上の特徴は、前記第1の構成上の特徴
に加えて、加速度検出手段3aと加速度判定手段3bとの間
に設けられて同加速度検出手段3aから同加速度判定手段
3bへのみ信号伝達を許容するバッファ手段3d(実施例の
バッファ20bに対応)と、第2チェック用疑似信号を選
択的に発生して加速度検出手段3aからバッファ手段3dへ
の接続線上に同第2チェック用疑似信号を供給する第2
疑似信号発生手段6a(実施例の疑似信号発生回路80に対
応)とを設けて、第1疑似信号発生手段4aからの第1チ
ェック用疑似信号をバッファ手段3dから加速度判定手段
3bへの接続線上に供給するようにするとともに、第1比
較手段5bは加速度検出手段3aからバッファ手段3dへの接
続線上の信号を入力するようにし、さらに、バッファ手
段3dから加速度判定手段3bへの接続線上の信号を入力し
て同入力した信号のレベルと所定レベルとを比較する第
2比較手段6b(実施例のコンパレータ52に対応)と、第
2疑似信号発生手段6aを制御して第2チェック用疑似信
号をバッファ手段3dに入力させた状態で第1及び第2比
較手段5b,6bの両比較結果に基づいて加速度検出手段3a
及びバッファ手段3dの異常を検出する第2異常検出手段
6c(実施例のステップ102〜104,106の処理に対応)とを
設けたことにある。
さらに、第3の構成上の特徴は、前記第2の構成上の特
徴に加えて、誤起動判定手段5cが第2比較手段6bからの
信号をも入力して、起動素子2aの誤起動判定時に、第1
及び第2比較手段5b,6bの両比較結果に基づいて出力手
段3c又は第1疑似信号発生手段4aのいずれかの異常かを
も判定するようにしたことにある。
(作用) 上記のように構成した本願発明の第1の構成上の特徴に
おいては、第1異常検出手段4cが、制限手段4bを制御し
て起動素子2aに供給される起動電流を同起動素子2aが起
動されない程度の微小電流に制限させた状態で、第1疑
似信号発生手段4aを制御して第1チェック用疑似信号を
加速度判定手段3bに入力させると、加速度判定手段3b及
び出力手段3cが正常であれば起動素子2aには微小電流が
流れかつ同微小電流では起動素子2aは起動されないの
で、第1異常検出手段4cは前記微小電流に基づいて起動
素子2aを起動させることなく加速度判定手段3b、出力手
段3c及び両手段3b,3cの周辺回路の異常の有無を判定で
きる。
また、第1疑似信号発生手段4aによる第1疑似信号の発
生を停止しかつ制限手段4bによる起動素子2aに供給され
る起動電流の制限を解除した状態では、すなわち本願発
明にかかる故障判断装置の通常の作動状態では、加速度
検出手段3bに入力される信号レベルが基準レベルを越え
ると、加速度判定手段3bが判定信号を出力し、出力手段
3cが前記判定信号に応答して直流電源1から起動素子2a
に起動電流を供給して、起動素子2aの起動により保護装
置2が作動する。これにより、起動検出手段5aにより起
動素子2aの起動が検出され、誤起動判定手段5cは第1比
較手段5bの比較により加速度検出信号のレベルが所定レ
ベルより低いと判定されたことを条件に起動素子2aの起
動が加速度検出信号に基づかない誤起動であることを判
定する。これは、起動素子2aの起動が加速度検出手段5a
からの加速度検出信号に基づくものであれば、加速度検
出信号レベルは高いが、起動素子2aの起動が加速度検出
信号に基づかないで出力手段3cを含むいずれかの回路の
作動異常によるものであれば、前記加速度検出信号のレ
ベルは低いからである。したがって、保護装置2の作動
時には、同装置2が加速度検出手段3aからの加速度検出
信号に基づいて正常に作動したか否かが判定される。
また、上記のように構成した本願発明の第2の特徴にお
いては、第2異常検出手段6cが第2疑似信号発生手段6a
を制御して第2チェック用疑似信号をバッファ手段3dに
入力させると、加速度検出手段3a、バッファ手段3d及び
両手段3a,3dの周辺回路が正常であれば、バッファ手段3
dに第2チェック用疑似信号が入力されるとともに同バ
ッファ手段3dから加速度判定手段3bに前記第2チェック
用疑似信号に対応した信号が出力されて、前記両信号が
第1及び第2比較手段6a,6bにそれぞれ供給される。一
方、加速度判定手段3bの出力側に異常が発生していれ
ば、前記両信号とも第1及び第2比較手段6a,6bに供給
されない。バッファ手段3dの入力側又は出力側のみに異
常が発生していれば、第2チェック用疑似信号は第1比
較手段5bに供給されるが、同第2チェック用疑似信号に
対応した信号は第2比較手段に供給されない。したがっ
て、第2異常検出手段6cは第1及び第2比較手段5b,6b
の両比較結果に基づいて加速度検出手段3a、バッファ手
段3d及びその周辺回路の異常をその位置を特定して検出
できる。
さらに、上記のように構成した本願発明の第3の特徴に
おいては、前記第1の特徴のように、加速度検出信号の
レベルが所定レベルより低いとの第1比較手段5bによる
判定の基に起動素子2aの誤起動が判定されたとき、同誤
起動の原因は第1疑似信号発生手段4aに異常が発生して
同手段4aが第1疑似信号を発生してしまう場合と、出力
手段3cに異常が発生して同手段3cが加速度判定手段3bか
らの判定信号がないにもかかわらず直流電源1から起動
素子2aに電流を流してしまう場合とが考えられる。前者
の場合には第2比較手段6bに第1チェック用疑似信号が
入力され、後者の場合には第2比較手段6bに第1チェッ
ク用疑似信号が入力されることはない。したがって、誤
起動判定手段5cは起動素子2aの誤起動判定時における第
1疑似信号発生手段4a及び出力手段3cの異常の別を第1
及び第2比較手段5b,6bの両比較結果に基づいて判定で
きる。
(発明の効果) 上記作動説明のように、本願発明の第1の構成上の特徴
によれば、第1異常検出手段によるチェック時には加速
度判定手段3b、出力手段3c及び両手段3b,3cの周辺回路
の異常の有無を判定できるとともに、起動素子2aの起動
時には加速度検出手段3aからの加速度検出信号に基づい
て保護装置2が正常に作動したか否かが判定されるの
で、車両用乗員保護システムの故障が正確に判断され
る。また、本願発明の第2の構成上の特徴によれば、加
速度検出手段3a、バッファ手段3d及びその周辺回路の異
常をその位置を特定して検出できるので、バッファ手段
3dを加速度検出手段3aと加速度判定手段3bとの間に挿入
しても車両用乗員保護システムの故障がさらに正確に判
断される。また、本願発明の第3の構成上の特徴によれ
ば、前記起動素子2aの誤起動の原因が第1疑似信号発生
手段4a又は出力手段3cにあるのかが判定でき、保護装置
2の誤作動の原因が正確に判断される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面により説明すると、第2
図及び第3図は車両用エアバッグシステムの全体構成の
一例を示しており、このエアバッグシステムは、車両の
ステアリングハンドルHに装備したエアバッグBgと、ス
テアリングハンドルHの中央部に設けたガス発生器G
と、当該車両の車室内のコントロールボックスBc内に設
けた本発明を適用してなる起動装置Sとによって構成さ
れている。ガス発生器Gは、起動素子10を内蔵してなる
もので、このガス発生器Gは、起動素子10への流入電流
による発熱エネルギーに応じ破裂してガス貯蔵源(図示
しない)からのガスをエアバッグBg内に急速に供給して
同エアバッグBgを膨張させる。
起動装置Sは、トランスデューサ20を有しており、この
トランスデューサ20は、当該車両の現実の加速度を検出
し加速度検出信号としてその出力端子22に生じる。この
トランスデューサ20は、その電源端子21にてバッテリBa
からヒューズF及び当該車両のイグニッションスイッチ
IGを通し給電電圧を付与されて作動状態におかれる。増
幅器20aはトランスデューサ20からの加速度検出信号を
増幅し加速度増幅信号として発生する。バッファ20bは
増幅器20aからの加速度増幅信号に応答して順方向にバ
イアスされて導通し同加速度増幅信号を加速度バッファ
信号として発生する。また、バッファ20bは逆方向への
バイアスにより非導通となる。
作動判定回路30は、コンパレータ31を有しており、この
コンパレータ31は、バッファ20bからの加速度バッファ
信号のレベルが一対の直列抵抗31a,31bからの基準電圧
より低い(又は高い)ときローレベル(又はハイレベ
ル)にて比較信号を生じる。一対の直列抵抗31a,31bは
低電圧電源からの低電圧(+Vc)を分圧し前記基準電圧
として発生する。かかる場合、一対の直列抵抗31a,31b
からの基準電圧は、エアバッグBgを膨張させるに必要な
当該車両の加速度よりも幾分低い加速度に対応する。積
分回路32においては、コンデンサ32aが、コンパレータ3
1からの比較信号のハイレベルへの変化により、前記定
電圧電源から両抵抗32b,32cを通し定電圧を受けて充電
される。このことは、コンデンサ32aが、抵抗32cとの共
通端子にて前記充電電圧を積分電圧として発生すること
を意味する。また、コンデンサ32aの充電電圧はコンパ
レータ31からの比較信号のローレベルへの変化により抵
抗32cを通り瞬時に低下する。
コンパレータ33は、コンデンサ32aからの積分電圧が一
対の直列抵抗33a,33bからの基準電圧よりも低い(又は
高い)ときハイレベル(又はローレベル)にて比較信号
を発生する。一対の直列抵抗33a,33bは前記定電圧電源
からの定電圧を分圧し前記基準電圧として発生する。か
かる場合、一対の抵抗33a,33bからの基準電圧は、エア
バッグBgの膨張の必要性判断に必要な電圧に相当する。
作動スイッチ回路40は、トランジスタ41と、このトラン
ジスタ41のエミッタ・コレクタ間に接続した高抵抗42と
により構成されており、トランジスタ41は、そのエミッ
タにて、当該車両のイグニッションスイッチIG及びヒュ
ーズFを通しバッテリBaへの正側端子に接続され、一
方、そのコレクタにて、起動素子10の一端子11に接続さ
れている。しかして、トランジスタ41は、コンパレータ
33からのローレベルの比較信号に応答して導通し高抵抗
42を短絡し、この短絡を、コンパレータ33からのハイレ
ベルの比較信号に応答する非導通により解除する。
故障検出回路50は、コンパレータ51を有しており、この
コンパレータ51は、増幅器20aからの加速度増幅信号の
レベルが一対の直列抵抗51a,51bからの基準電圧より高
い(又は低い)ときハイレベル(又はローレベル)にて
比較信号を生じる。一対の直列抵抗51a,51bは前記定電
圧電源からの定電圧を分圧し前記基準電圧として発生す
る。かかる場合、擬似信号発生回路80から後述のように
擬似信号が発生したとき、一対の直列抵抗51a,51bから
の基準電圧は、一対の直列抵抗31a,31bからの基準電圧
>増幅器20aからの加速度増幅信号のレベルという条件
下で同加速度増幅信号のレベルより低くなるように定め
られている。つまり、コンパレータ51は擬似信号発生回
路80による加速度増幅信号を検知してハイレベルにて比
較信号を出力し、しかもコンパレータ31は疑似信号発生
回路80による加速度増幅信号ではハイレベルの比較信号
を出力しない。コンパレータ52は、擬似信号発生回路60
から後述のように生じる擬似信号のレベルが一対の直列
抵抗52a,52bからの基準電圧より高い(又は低い)とき
ハイレベル(又はローレベル)にて比較信号を発生す
る。一対の直列抵抗52a,52bは前記定電圧電源からの定
電圧(+Vc)を分圧し前記基準電圧として発生する。か
かる場合、一対の直列抵抗52a,52bからの基準電圧は一
対の直列抵抗51a,51bからの基準電圧に等しい。
コンパレータ53は、起動素子10の一端11からの端子電圧
が一対の直列抵抗53a,53bからの基準電圧よりも高い
(又は低い)ときハイレベル(又はローレベル)にて比
較信号を生じる。一対の直列抵抗53a,53bは前記定電圧
電源からの定電圧(+Vc)を分圧し前記基準電圧として
発生する。かかる場合、一対の直列抵抗53a,53bからの
基準電圧は、高抵抗42の抵抗値と、起動素子10の抵抗値
及び禁止スイッチ回路70の高抵抗72の抵抗値の和との比
を考慮して定められている。従って、禁止スイッチ回路
70のトランジスタ71がトランジスタ41の導通下にて非導
通のとき、起動素子10の一端子11に生じる端子電圧が一
対の直列抵抗53a,53bからの基準電圧よりも高くなる。
そして、コンパレータ53は、高抵抗42と、起動素子10及
び高抵抗72との分圧電圧ではローレベルにて比較信号を
出力し、高抵抗42がトランジスタ41で短絡され、起動素
子10の端子11がほぼ電源Baの電圧になると、ハイレベル
にて比較信号を出力する。マイクロコンピュータ54は、
コンピュータプログラムを、第4図に示すフローチャー
トに従い、各コンパレータ51,52,53との協働により実行
し、この実行中において、トランジスタ55、両擬似信号
発生回路60,80及び禁止スイッチ回路70の制御に必要な
演算処理をする。なお、コンピュータプログラムはマイ
クロコンピュータ54のROMに予め記憶されている。
トランジスタ55はマイクロコンピュータ54の制御下にて
選択的に導通し警告ランプLa(第2図及び第3図参照)
を点灯する。禁止スイッチ回路70は、トランジスタ71
と、このトランジスタ71のエミッタ・コレクタ間に接続
した高抵抗72とにより構成されており、トランジスタ71
は、マイクロコンピュータ54の制御下にて、選択的に導
通して高抵抗72を短絡し、またこの短絡をその非導通に
より解除する。このトランジスタ71のエミッタは接地さ
れており、一方、このトランジスタ71のコレクタは起動
素子10の他端12に接続されている。しかして、両高抵抗
42,72が共に短絡されると、バッテリBaからの給電電流
がヒューズF、イグニッションスイッチIG及びトランジ
スタ41を通り起動素子10にその起動に必要な所要電流量
でもって流入する。また、両高抵抗42,72の一方の短絡
が解除されると、起動素子10への流入電流が微少電流に
制御される。
擬似信号発生回路60は、トランジスタ61と、抵抗62とに
より構成されており、トランジスタ61は、そのエミッタ
にて、イグニッションスイッチIG及びヒューズFを通し
バッテリBaの正側端子に接続され、一方、そのコレクタ
にて抵抗62を介しコンパレータ52の非反転入力端子に接
続されている。しかして、トランジスタ61はマイクロコ
ンピュータ54の制御下にて選択的に導通する。抵抗62
は、トランジスタ61の導通に応答して擬似信号を発生し
接続点63に付与する。かかる場合、トランジスタ61が導
通したとき、抵抗62からの擬似信号のレベルが各一対の
直列抵抗31a,31b,33a,33b、及び52a,52bからの基準電圧
のいずれよりも高くなるように、抵抗62の抵抗値が設定
されている。抵抗62からの擬似信号はトランジスタ61の
非導通により消滅する。
擬似信号発生回路80は、トランジスタ81と、抵抗82とに
より構成されており、トランジスタ81は、そのエミッタ
にて接地され、そのコレクタにて抵抗82を通し増幅器20
aの入力端子に接続されている。しかして、トランジス
タ81は、マイクロコンピュータ54の制御下にて選択的に
導通する。抵抗82は、トランジスタ81の導通に応答して
擬似信号を発生し増幅器20aの入力端子に付与する。か
かる場合、抵抗82の抵抗値は、トランジスタ81の導通下
にて、一対の直列抵抗31a,31bからの基準電圧>増幅器2
0aからの加速度増幅信号のレベル>一対の直列抵抗51a,
51bからの基準電圧となるように、設定されている。抵
抗82からの擬似信号はトランジスタ81の非導通により消
滅する。
以上のように構成した本実施例において、本発明装置の
プライマリチェックにあたり、イグニッションスイッチ
IGを閉成すると、マイクロコンピュータ54がバッテリBa
から給電されて作動状態となり第4図のフローチャート
に従いステップ100にてコンピュータプログラムの実行
を開始する。ついで、マイクロコンピュータ54が、ステ
ップ101にて、トランジスタ71を導通させるための第1
出力信号を消滅状態にし、ステップ102にて、トランジ
スタ81を導通させるための第2出力信号を発生する。す
ると、トランジスタ71がトランジスタ41の非導通下にて
マイクコンピュータ54からの第1出力信号の消滅に基き
非導通となる。このため、起動素子10へのバッテリBaか
らの流入電流は両高抵抗42,72との関係で微少電流とな
る。
また、上述のようにマイクロコンピュータ54から第2出
力信号が発生すると、擬似信号発生回路80のトランジス
タ81が導通し抵抗82から擬似信号を発生し、増幅器20a
が、抵抗82からの擬似信号との関連で、トランスデュー
サ20からの加速度検出信号の消滅下にて加速度増幅信号
を発生し、バッファ20bが加速度バッファ信号を発生す
る。かかる場合、同加速度バッファ信号のレベルは、擬
似信号発生回路80からの擬似信号との関係で、作動判定
回路30の一対の直列抵抗31a,31bからの基準電圧よりも
低いため、コンパレータ31から生ずる比較信号はローレ
ベルにある。従って、トランジスタ41が導通することは
ない。
上述のように加速度増幅信号及び加速度バッファ信号が
増幅器20a及びバッファ20bからそれぞれ生じると、各コ
ンパレータ51,52がそれぞれ比較信号を発生する。かか
る場合、前記加速度増幅信号のレベルが一対の直列抵抗
51a,51bからの基準電圧よりも高く、かつ前記加速度バ
ッファ信号のレベルが一対の直列抵抗52a,52bからの基
準電圧よりも高ければ、両コンパレータ51,52からの各
比較信号が共にハイレベルになる。このことは、トラン
スデューサ20、増幅器20a及びバッファ20bを含む回路系
統(以下、回路系統Aという)が正常であることを意味
する。一方、両コンパレータ51,52からの各比較信号が
共にローレベルになれば、回路系統Aに故障があること
になる。この故障の例としては、例えば、トランスデュ
ーサ20と増幅器20aとの接続線の断線があげられる。
また、コンパレータ51からの比較信号がハイレベルにな
り、一方コンパレータ52からの比較信号が、ローレベル
になれば、バッファ20bの入出力系統(以下、回路系統
Bという)に故障があることになる。この故障の例とし
ては、バッファ20bの入力接続線或いは出力接続線の断
線があげられる。
コンピュータプログラムがステップ103に進むと、マイ
クロコンピュータ54が各コンパレータ51,52からの比較
信号のレベルを判定する。しかして、両コンパレータ5
1,52からの各比較信号が共にローレベルであれば、マイ
クロコンピュータ54が、コンピュータプログラムをステ
ップ104に進め、回路系統Aに故障がある旨判定し、ス
テップ105にて、回路系統Aの故障を表示すべく警告ラ
ンプLaを連続点灯させるための第1警告信号を発生し、
トランジスタ55がその導通により警告ランプLaを連続点
灯させる。これにより、回路系統Aに故障がある旨視認
できる。
また、上述のようにコンピュータプログラムがステップ
103に進んだとき、コンパレータ51からの比較信号がハ
イレベルにありコンパレータ52からの比較信号がローレ
ベルにあれば、マイクロコンピュータ54が、コンピュー
タプログラムをステップ106に進め、回路系統Bに故障
がある旨判定し、ステップ107にて、回路系統Bの故障
を表示すべく警告ランプLaを第1間欠時間にて間欠点灯
させるための第2警告信号を発生し、トランジスタ55が
前記第1間欠時間にて間欠的に導通し警告ランプLaを間
欠点灯させる。これにより、回路系統Bに故障がある旨
視認できる。
また、上述のようにコンピュータプログラムがステップ
103に進んだとき、両コンパレータ51,52からの各比較信
号が共にハイレベルにあるならば、マイクロコンピュー
タ54が、コンピュータプログラムをステップ108に進め
る。このことは、回路系統Aに故障なしとの判断のもと
にコンピュータプログラムをステップ108に進めること
を意味する。しかして、マイクロコンピュータ54は、同
ステップ108にて、第2出力信号を消滅させるととも
に、トランジスタ61を導通させるための第3出力信号を
発生する。すると、トランジスタ81がマイクロコンピュ
ータ54からの第2出力信号の消滅に応答して非導通とな
り抵抗82からの擬似信号を消滅させて増幅器20aからの
加速度増幅信号を消滅させる。また、擬似信号発生回路
60のトランジスタ61がマイクロコンピュータ54からの第
3出力信号に応答して導通し抵抗62から擬似信号を発生
する。かかる場合、コンパレータ51からの比較信号が、
バッファ20bの非導通下にて増幅器20aからの加速度増幅
信号の消滅に基き、擬似信号発生回路60からの擬似信号
とはかかわりなく、ローレベルにあり、コンパレータ52
からの比較信号が、擬似信号発生回路60からの擬似信号
のレベル>一対の直列抵抗52a,52bからの基準電圧のも
とにハイレベルになり、かつコンパレータ53からの比較
信号が、擬似信号発生回路60からの擬似信号に基きコン
パレータ33から生じるローレベルの比較信号に応答する
トランジスタ41の導通下において、起動素子10の一端子
11に生じる端子電圧との関連によりハイレベルになれ
ば、回路系統B、並びに作動判定回路30及び作動スイッ
チ回路40を含む回路系統(以下、回路系統Cという)が
共に正常であることになる。また、コンパレータ52から
の比較信号がハイレベルになり、両コンパレータ51,53
からの各比較信号が共にローレベルにあれば、回路系統
Cに故障(例えば、作動判定回路30内の断線)があるこ
とになる。また、コンパレータ51からの比較信号がハイ
レベルになれば、回路系統Bに故障(例えば、バッファ
20bの短絡故障)があるか、トランジスタ81に導通故障
があることになる。
コンピュータプログラムがステップ109に進むと、マイ
クロコンピュータ54が各コンパレータ51,52,53からの比
較信号のレベルについて判定する。しかして、コンパレ
ータ51からの比較信号がハイレベルならば、マイクロコ
ンピュータ54がコンピュータプログラムをステップ110
に進め、回路系統Bの故障或いはトランジスタ81の導通
故障がある旨判定し、ステップ107にて第2警告信号を
発生し、トランジスタ55が警告ランプLaを前記第1間欠
時間にて間欠点灯させる。これにより、回路系統Bの故
障或いはトランジスタ81の導通故障がある旨視認でき
る。
また、上述のようにコンピュータプログラムがステップ
109に進んだとき、コンパレータ52からの比較信号がハ
イレベルにあり、両コンパレータ51,53からの各比較信
号が共にローレベルにあれば、マイクロコンピュータ54
がコンピュータプログラムをステップ111に進め、回路
系統Cに故障がある旨判定し、警告ランプLaを第2間欠
時間(>前記第1間欠時間)にて間欠点灯させるための
第3警告信号をステップ112において発生し、トランジ
スタ55が前記第2間欠時間にて間欠的に導通し警告ラン
プLaを間欠点灯させる。これにより、回路系統Cに故障
がある旨視認できる。
また、上述のようにコンピュータプログラムがステップ
109に進んだとき、コンパレータ51からの比較信号がロ
ーレベルにあり両コンパレータ52,53からの各比較信号
が共にハイレベルにあれば、マイクロコンピュータ54
が、各回路系統A,B,Cが正常であるとの判断のもとに、
コンピュータプログラムをステップ113に進め、第3出
力信号を消滅させるとともに、第1出力信号を発生させ
る。このため、擬似信号発生回路60がトランジスタ61の
非導通により擬似信号を消滅させるとともに、トランジ
スタ71がマイクロコンピュータ54からの第1出力信号に
応答して導通し高抵抗72を短絡する。その結果、起動装
置Sが起動準備完了状態におかれる。
以上説明したように、故障検出回路50に加えて、両擬似
信号発生回路60,80を採用し、本発明装置が正常のと
き、擬似信号発生回路60からの擬似信号の消滅下におけ
る擬似信号発生回路80からの擬似信号の発生に基き増幅
器20aから生じる加速度増幅信号のレベルが一対の直列
抵抗31a,31bからの基準電圧より低くなるようにし、ま
た、擬似信号発生回路80からの擬似信号の消滅下におけ
る擬似信号発生回路60からの擬似信号のレベルが一対の
直列抵抗31a,31bからの基準電圧より高くなるようにし
て、コンパレータ51によるその両入力レベルに対する比
較出力、コンパレータ52によるその両入力レベルに対す
る比較出力、及びコンパレータ53によるその両入力レベ
ルに対する比較出力との関連にて本発明装置の内部故障
をチェックするようにしたので、本発明装置のプライマ
リチェックにあたり、トランスデューサ20からの出力な
くして、各回路系統A,B,Cの故障の有無を別々に認識し
得る。
また、上述のステップ113以後の高抵抗72の短絡状態に
あっては、コンパレータ53からの比較信号がローレベル
に維持されるため、マイクロコンピュータ54がステップ
114にて「YES」との判別を繰返す。このような状態から
コンパレータ53の比較信号がハイレベルに反転すると、
ステップ114における判別が「NO」になり、マイクロコ
ンピュータ54がコンピュータプログラムをステップ115
に進める。ここで、高抵抗72の短絡下で起動素子10の一
端子11の電圧がコンパレータ53の比較信号をハイレベル
に反転させたことは、起動素子10の起動を示している。
このステップ115において、コンパレータ51からの比較
信号とコンパレータ52からの比較信号との両方がハイレ
ベルであれば、起動素子10の起動は、トランスデューサ
20からの正常な加速信号によるものと判断される。しか
して、コンパレータ51からの比較信号がローレベルでコ
ンパレータ52からの比較信号がハイレベルにあるなら
ば、マイクロコンピュータ54が、ステップ115にて「YE
S」と判別し、ステップ116にて、トランジスタ61の導通
故障と判定し記憶する。一方、ステップ115における判
別が「NO」となる場合(即ち、両コンパレータ51,52か
らの各比較信号が共にローレベルである場合)には、マ
イクロコンピュータ54がステップ115にて「NO」と判別
し、ステップ117にてトランジスタ41の導通故障と判定
し記憶する。
このようにステップ114における「YES」との判別を繰返
している間に同ステップ114における判別が「NO」とな
ったときには、両コンパレータ51,52によるその各入力
レベルに対する比較出力のレベルを判断するようにした
ので、トランジスタ41又は61の導通故障による起動素子
10の起動を、トランスデューサ20からの加速度信号によ
る起動素子10の起動から確実に識別できる。
また、上述のようにステップ114において「YES」との判
別が繰返されている状態において、当該車両の走行速度
に異常な変化が生じると、トランスデューサ20から生じ
る加速度検出信号が増幅器20aにより加速度増幅信号と
して増幅されバッファ20bを通り加速度バッファ信号と
して作動判定回路30に入力される。しかして、作動判定
回路30のコンパレータ33からローレベルにて比較信号が
発生すると、作動スイッチ回路40がトランジスタ41の導
通により高抵抗42を短絡する。このため、起動素子10が
その流入電流の増大によりガス発生器Gを破裂させて前
記ガス貯蔵源からのガスをエアバッグBg内に供給し同エ
アバッグBgを第2図のごとく膨張させる。
以上述べたようにこの実施例によると擬似信号発生回路
80による擬似信号のレベルが、実際にトランジスタ41を
導通させないように設定され、しかもこの擬似信号をコ
ンパレータ51により検知しているから、実際に何らかの
原因で起動素子10が起動されたことがコンパレータ53に
より検知された場合に、その起動がトランスデューサ20
からの加速度信号によるものであるのか、あるいは増幅
回路20a以後の回路異常によるものであるのかをコンパ
レータ51からの比較信号により識別することが可能であ
る。
なお、本発明の実施にあたっては、車両のシートベルト
の起動装置に本発明を適用して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は特許請求の範囲に記載の発明の構成に対する対
応図、第2図及び第3図は車両エアバッグシステムに本
発明を適用した実施例を示す全体構成図、並びに第4図
は第3図のマイクロコンピュータの作用を示すフローチ
ャートである。 符号の説明 Ba……バッテリ、Bg……エアバッグ、G……ガス発生
器、10……起動素子、20……トランスデューサ、20a…
…差動増幅器、30……差動判定回路、40……差動スイッ
チ回路、51,52……コンパレータ、54……マイクロコン
ピュータ、51a,51b,52a,52b……直列抵抗、60,80……擬
似信号発生回路。
フロントページの続き (72)発明者 柵木 充彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 内藤 元治 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 太田 俊明 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 武藤 雅仁 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 伊豫田 紀文 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−76727(JP,A) 特公 昭51−47214(JP,B2)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内に装備され直流電源からの流入電流
    に応じて選択的に起動される起動素子を有し同起動素子
    の起動により作動して乗員を保護する保護装置と、 車両の加速度を検出して同検出加速度を表す加速度検出
    信号を出力する加速度検出手段と、 前記加速度検出手段から加速度検出信号を入力して同加
    速度検出信号レベルが基準レベルを越えるとき判定信号
    を出力する加速度判定手段と、 前記加速度判定手段からの判定信号に応答して前記直流
    電源から前記起動素子に起動電流を供給する出力手段と を備えた車両用乗員保護システムのための故障判断装置
    において、 前記基準レベルより大きなレベルの第1チェック用疑似
    信号を選択的に発生して前記加速度判定手段に入力する
    第1疑似信号発生手段と、 前記出力手段によって起動素子に供給される起動電流を
    同起動素子が起動されない程度の微小電流に選択的に制
    限する制限手段と、 前記第1疑似信号発生手段を制御して第1チェック用疑
    似信号を前記加速度判定手段に入力させるとともに、前
    記制限手段を制御して前記起動素子に供給される起動電
    流を同起動素子が起動されない程度の微小電流に制限し
    た状態で、前記起動素子に流れる微小電流を検知して前
    記加速度判定手段及び前記出力手段の異常を検出する第
    1異常検出手段と、 前記第1疑似信号発生手段による第1チェック用疑似信
    号の発生を停止しかつ前記制限手段による前記起動素子
    に供給される起動電流の制限を解除した状態で前記起動
    素子の起動を検出する起動検出手段と、 前記加速度検出手段からの加速度検出信号のレベルと所
    定レベルとを比較する第1比較手段と、 前記起動検出手段にて前記起動素子の起動が検出されか
    つ前記第1比較手段の比較により加速度検出信号のレベ
    ルが所定レベルより低いと判定されたことを条件に前記
    起動素子の起動が同加速度検出信号に基づかない誤起動
    であることを判定する誤起動判定手段と を設けたことを特徴とする車両用乗員保護システムのた
    めの故障判断装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載の車両用乗員保護シス
    テムのための故障判断装置において、 前記加速度検出手段と加速度判定手段との間に設けられ
    て同加速度検出手段から同加速度判定手段へのみ信号伝
    達を許容するバッファ手段と、 第2チェック用疑似信号を選択的に発生して前記加速度
    検出手段から前記バッファ手段への接続線上に同第2チ
    ェック用疑似信号を供給する第2疑似信号発生手段とを
    設けて、 前記第1疑似信号発生手段からの第1チェック用疑似信
    号を前記バッファ手段から前記加速度判定手段への接続
    線上に供給するようにするとともに、前記第1比較手段
    は前記加速度検出手段から前記バッファ手段への接続線
    上の信号を入力するようにし、さらに、 前記バッファ手段から加速度判定手段への接続線上の信
    号を入力して同入力した信号のレベルと所定レベルとを
    比較する第2比較手段と、 前記第2疑似信号発生手段を制御して第2チェック用疑
    似信号を前記バッファ手段に入力させるとともに、前記
    第1及び第2比較手段の両比較結果に基づいて加速度検
    出手段及びバッファ手段の異常を検出する第2異常検出
    手段と を設けたことを特徴とする車両用乗員保護システムのた
    めの故障判断装置。
  3. 【請求項3】前記請求項2に記載の車両用乗員保護シス
    テムのための故障判断装置において、前記誤起動判定手
    段が前記第2比較手段からの信号をも入力して、前記起
    動素子の誤起動判定時に、前記第1及び第2比較手段の
    両比較結果に基づいて前記出力手段又は第1疑似信号発
    生手段のいずれかの異常かをも判定するようにしたこと
    を特徴とする車両用乗員保護システムのための故障判断
    装置。
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