JPH0733407B2 - ポリオレフィンの製造方法 - Google Patents

ポリオレフィンの製造方法

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JPH0733407B2
JPH0733407B2 JP33073088A JP33073088A JPH0733407B2 JP H0733407 B2 JPH0733407 B2 JP H0733407B2 JP 33073088 A JP33073088 A JP 33073088A JP 33073088 A JP33073088 A JP 33073088A JP H0733407 B2 JPH0733407 B2 JP H0733407B2
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明傳 呂
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台湾塑膠工業股▲ひん▼有限公司
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の利用分野 本発明はポリオレフィンの製造方法に関する。
(ロ)従来の技術 例えば、従来の技術としてナッタ法(Natta Method)が
ある。
このナッタ法によって作られた製品は、粒子の形状は丸
くならず、また粒径のばらつき幅は大きかった。
(ハ)発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、新規な高度に活性に維持された触媒を
用いて、エチレンを重合するかまたはエチレンとα−オ
レフィンを共重合して、丸いなめらかな外観を有し、か
つ粒径のばらつき幅の少ないポリオレフインを製造する
方法を提供することである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は上記の課題を解決するもので、 (a)ヒドロポリシロキサンを有機マグネシウム化合物
と反応させる過程と、 (b)過程(a)の反応生成物を、次の一般構造式
(I): R1(COOH) (I) ここで、R1は水素原子、または1乃至20の炭素原子を含
有する二価の有機基である、 を有する有機二酸化合物及び/または次の構造式(I
I): R1(CO)2O (II) ここで、R1は水素または1乃至20の炭素原子を含有する
二価の有機基である、 を有する有機酸無水物及び/または次の一般構造式(II
I): R1(COOR2 (III): ここで、R1は水素原子、または1乃至20の炭素原子を含
有する二価の有機基であり、R2は1乃至12の炭素原子を
含有する一価の有機基である、 を有する有機二酸のエステルと反応させる過程と、 (c)過程(b)の反応生成物を、次の一般構造式(V
I): TiXn(OR5−n (VI) ここで、R5は1乃至8の炭素原子を含む一種の有機基か
ら選択され、Xはハロゲン原子であり、n=1乃至4で
ある、 を有するハロゲン化チタン化合物と反応させる過程とか
らなる生成法によって固体成分(A)を生成し、この固
体成分(A)と有機アルミニウム化合物(B)を用いて
エチレンを重合するかまたはエチレンとα−オレフィン
と共重合することを特徴とするポリオレフィンの製造方
法を提供するものである。
本発明による生成物は丸いなめらかな外観を有してお
り、工業における取り扱いに便利にし、かつ輸送を容易
にする一貫した粒径を有する。
前記触媒は相当に高い活性を有するので、前記製造工程
から脱灰化(deashing)の工程を省略することが可能で
あり、また一貫した(consistent)粒径を有し、きわめ
て微細な粉末が少量であることのために、遠心分離と乾
燥の処理を非常に円滑に行うことができ、前記粉末によ
ってパイプラインを塞ぐことはない。また丸い滑らかな
外観のため、パイプライン輸送中の抵抗は少なく、輸送
中の少ない抵抗は取り扱いをいっそう容易にする。
本発明の特色は、次の通りである。
1.触媒が非常に高い活性を有するので、製造工程におけ
る失活(deactivation)及び脱灰化の工程を省略するこ
とができる。
2.その、水素のような分子量調整剤(molecular weight
regulator)に対する感性(sensitivity)のために、
重合体の分子量を容易に制御することができる。
3.パラフィンろうの生成が少ない。
4.エチレンと共同してα−オレフィンを二段階重合処理
するのに、または共重合するのに適している。それは分
子量分布を調節し、該重合体が種々の製品の加工の必要
条件を満たすことを可能にする。
5.粉末粒子は一貫した粒径を有し、かつ丸い滑らかな外
観を有し、微細粉末は少なく、輸送が容易である。
発明の技術の開示 本発明に従って、触媒成分に使用される有機二酸化合物
は、次の一般式(I): R1(COOH) (I) (ここで、R1は水素、又は1乃至20の炭素原子を含有す
る二価の有機基、例えば=CHC4H9,=CH2,=C6H4であ
る。) を有する有機二酸化合物である。この化合物の例ば次の
通りである:フタル酸、マロン酸、ブチルマロン酸、シ
ュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン
酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ブロモコ
ハク酸、メチルコハク酸、マレイン酸(cis−maleic ac
id)、フマル酸(trans−maleic acid)、メチルマレイ
ン酸、メチレンコハク酸、3−オキシグルタル酸、2−
アミノ−1,4−コハク酸、グルタミン酸、テトラヒドロ
フタル酸、テトラクロロフタル酸、ジクロロフタル酸、
m−フタル酸、p−フタル酸、オキシコハク酸、ジオキ
シコハク酸、ジオキシマロン酸、及びクロロフタル酸。
上記有機二酸化合物(I)は、また次の一般式(II): R1(CO)2O (II) (ここで、R1は水素、又は1乃至20の炭素原子を含有す
る二価の有機基、例えば=CHC4H9,=CH2,=C6H4であ
る) を有する上記二酸化合物(I)の有機酸無水物を含む。
この化合物の例は次の通りである:フタル酸無水物、マ
ロン酸無水物、ブチルマロン酸無水物、シュウ酸無水
物、コハク酸無水物、アジピン酸無水物、グルタル酸無
水物、ドデセンコハク酸(dodecenesuccinic anhydrid
e)、マレイン酸無水物、2−クロロマレイン酸無水
物、プロピレンコハク酸無水物、メチルコハク酸無水
物、及びメチレンコハク酸無水物。
本発明の触媒化合物に利用される有機二酸化合物は、次
の一般式(III): R1(COOR2 (III) (ここで、R1は水素、又は1乃至20の炭素原子を含有す
る二価の有機基、例えば=CHC4H9,=CH2,=C6H4であ
り、R2は1乃至12の炭素原子を含む一価の有機基であ
る。) を有する有機二酸エステル化合物である。この化合物の
例は次の通りである:フタル酸ジメチル、フタル酸ジエ
チル、フタル酸ジプロピル(di−n−propylphthalat
e)、フタル酸ジイソプロピル、フタル酸ジブチル(di
−n−butylphthalate)、フタル酸ジイソブチル、フタ
ル酸ジバレリル(di−n−valerylphthalate)、フタル
酸ジカプロイル(di−n−caproyl phthalate)、フタ
ル酸ジカプリリル(dicapyrlyl phthalate)、マロン酸
ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジイソプロピ
ル、マロン酸ジブチル(di−n−butyl malonate)、マ
ロン酸ジカプロイル(dcaproyl malonate)、マロン酸
ジカプリリル(dicaprylyl malonate)、ブチルマロン
酸ジメチル(dimethyl butylmalonate)、ブチルマロン
酸ジエチル(diethyl butylmalonate)、ブチルマロン
酸ジプロピル(dipropyl butylmalonate)、ブチルマロ
ン酸ジブチル(dipropyl butylmalonate)、シュウ酸ジ
メチル、シュウ酸ジエチル、シュウ酸ジプロピル、シュ
ウ酸ジブチル、コハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、
コハク酸ジプロピル、コハク酸ジブチル、コハク酸ジカ
プロイル(dicaproyl succinate)、グルタル酸ジメチ
ル、グルタル酸ジエチル、グルタル酸ジプロピル、グル
タル酸ジブチル、グルタル酸ジカプロイル(di−caproy
l glutarate)、アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジエ
チル、アジピン酸ジプロピル、アジピン酸ジブチル、ア
ジピン酸ジカプロイル(dicaproyl adipate)、スベリ
ン酸ジメチル、スベリン酸ジプロピル、スベリン酸ジエ
チル、スベリン酸ジブチル、メチルコハク酸ジメチル
(dimetyl methylsuccinate)、メチルコハク酸ジエチ
ル(diethyl methylsuccinate)、メチルコハク酸ジプ
ロピル(dipropyl methylsuccinate)、メチルコハク酸
ジブチル(dibutyl methylsuccinate)、メチルコハク
酸ジカプロイル(dicaproyl methylsuccinate)、メチ
ルコハク酸ジカプリリル(dicaprylyl methylsuccinat
e)、m−フタル酸ジメチル、m−フタル酸ジエチル、
m−フタル酸ジブチル、p−フタル酸ジメチル、及び、
p−フタル酸ジエチル。
本発明の触媒成分に用いられるヒドロポリシロキサン
は、次の構造単位(IV): R3aHbSiO(4−a−b)/2 (IV) (ここで、R3はアルキル基、アリール基、アラルキル基
(aralkyl)、アルコキシル基、及びアリルオキシ基(a
ryloxy)を含む一価の有機基から選択され、aは1、2
又は3に等しく、またa+b≦3である。) を有する有機シリコン化合物で、この化合物は任意の重
合度の化合物又はその混合物を含み、25℃において100
ストークス以下の粘度を有し、末端基の構造には、トリ
アルキルシリル基のような任意の不活性基が恐らくキャ
ッピングされる(capped)。この化合物の例は次の通り
である:テトラメチルジシロキサン、ジフェニルジシロ
キサン、トリメチルシクロトリシロキサン、テトラメチ
ルシクロテトラシロキサン、メチルヒドロポリシロキサ
ン、フェニルヒドロポリシロキサン、エトキシヒドロポ
リシロキサン、シクロオクチルヒドロポリシロキサン、
及びクロロフェニルヒドロポリシロキサン。
本発明の触媒成分に用いられる有機マグネシウムは、次
の構造式(V): (MgR4 2)m(R4MgX)n (V) (ここで、R4はアルキル基であり、Xはハロゲン原子で
あり、m及びnは0と1の間の値であり、かつm+n=
1である。) を有する有機マグネシウム化合物であり、m=0,n=1
のとき、狭い意味のグリニャール試薬(R4MgX)であ
り、m=1,n=0のとき、アルキルマグネシウム(Mg
R4 2)である。さらにこの有機マグネシウム化合物とし
て、式(V)によって示されるマグネシウムの有機ハロ
ゲン化物及びそれらのエーテルとの錯化合物が挙げられ
る。この化合物の例は、次の通りである。メチルマグネ
シウムクロリド(ethyl magnesium chloride)、エチル
マグネシウムクロリド、プロピルマグネシウムクロリド
(n−proyl magnesium chloride)、エチルマグネシウ
ムブロミド(ethyl magnesium bromide)、ブチルマグ
ネシウムクロリド(n−butyl magnesium chloride)、
第三ブチルマグネシウムクロリド(tert.−butyl magne
sium chloride)、ジエチルマグネシウム、ジプロピル
マグネシウム、ジブチルマグネシウム、ジフェニルマグ
ネシウム、ジオクチルマグネシウム、フェニルマグネシ
ウムクロリド(phenyl magnesium chloride)、及びエ
チルブチルマグネシウム(ethyl n−butyl magnesiu
m)。
前記ヒドロポリシロキサン(IV)と前記有機マグネシウ
ム化合物(V)の反応による液体(a)を生成する方法
は、次の通りである:不活性ガスの雰囲気の下で、ヒド
ロポリシロキサンを適当な溶媒内で合成された有機マグ
ネシウム化合物中に少しずつ添加する。添加を終えてか
ら、反応が完了するまで撹拌を続ける。
通常、反応は、−50℃乃至100℃の温度で、好ましくは
室温乃至80℃の温度で進み、反応時間は30分乃至300分
である。
反応における溶媒として使用するために、ヘキサン、ヘ
プタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、及びジ
メチルベンゼンなどの不活性炭化水素溶媒を選択するこ
とができる。また、上記有機マグネシウム化合物に対し
ては、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、及びテト
ラヒドロフランなどのエーテル系統の溶媒を使用するこ
とができる。
材料におけるヒドロポリシロキサンと有機マグネシウム
化合物の添加比は、一般にSiO:Mg−R4=1:0.05乃至1が
好ましい。
エーテルが前記有機マグネシウム化合物用の溶媒として
使用されるとき、最後の固体成分(A)は、悪い品質を
有しがちである。従って一般にエーテルよりも高い沸点
を有する不活性な有機溶媒を代わりに添加することが必
要である。またエーテルを除去する方法として蒸留技術
を利用することができる。
前記二酸化合物(I)、前記酸無水物化合物(II)、及
び前記二酸エステル化合物(III)と、ヒドロポリシロ
キサンと前記有機マグネシウム化合物の反応生成物
(a)の間の反応は、−50℃乃至100℃で進み、反応時
間は数分乃至100分である。添加比は、R1(COOH)
たはR1(CO)2O、またはR1(COOR)2:MgR4=1:1乃至50
である。前記有機二酸化合物及びそれらのエステル化合
物(I),(II)及び(III)が固体化合物であると
き、それらの化合物は、混合物が撹拌され、かつ数時間
経過する以前に、液体(a)に完全に溶解されなければ
ならない。
有機二酸化合物の添加は、反応生成物の活性を高めるこ
とを助長し、またその重合生成物の粉末は、滑らかな丸
い外観を有する傾向がある。このような有機二酸化合物
が添加されないとき、反応生成物が高い活性の特性をな
お有しても、それにもかかわらず、生成物の形態は悪
く、過剰量の微細粉末があり、そのことは重合工程中の
遠心分離及び乾燥の処理にとって不利である。しかし、
前記有機二酸化合物の過剰量の添加は、活性の低下を生
ぜしめ、また低過ぎる添加量は形態の改良を促進しな
い。
しかし、有機二酸化合物の添加によって、粒径を増加さ
せることができ、かつ重合生成物の粉末の外観は丸く滑
らかになる。
それに加えて、混合された有機二酸化合物とそのエステ
ル化合物が同時に使用されるとき、両化合物の有利な点
を得ることが可能である。即ち、活性を高めることがで
き、重合生成物に丸い滑らかな外観に生成し、かさ密度
を高め、粒径を増加させ、微細粉末を極度に少なくする
ことができる。
本発明の触媒に用いられるハロゲン化チタン化合物は、
次の一般構造式(VI): TiXn(OR5−n (VI) (ここで、R5は炭素原子1乃至20を含む一価の有機基で
あり、Xはハロゲン原子であり、n=1乃至4であ
る。) を有するハロゲン化チタン化合物である。この化合物は
次の通りである: 四塩化チタン、四臭化チタン、エトキシ三塩化チタン
(ethoxy titanium trichloride)、ブトキシ三塩化チ
タン(buthoxy titanium trichrolide)、ジエトキシ二
塩化チタン(diethoxy titanium dichloride)、ジプロ
ポキシ二塩化チタン(dipropoxy titanium dichlorid
e)、及びジブトキシ二塩化チタン(dibuthoxy titaniu
m dichloride)。
本発明の触媒成分に用いられるアルコール成分は、次の
一般構造式(VII): R6OH (VII) (ここで、R6は1乃至20の炭素を含む一価の有機基であ
り、この炭素原子は直鎖または枝分かれ鎖のいずれであ
ってもよい。)を有する化合物である。このアルコール
化合物は、反応に加わる二種または多数種のアルコール
の混合物であってもよい。このアルコール化合物の例は
次の通りである:エチルアルコール、メチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、n
−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−
ブチルアルコール、イソブチルアルコール、n−ペンチ
ルアルコール、イソペンチルアルコール、n−ヘキシル
アルコール、n−オクチルアルコール、2−エチル1−
ヘキシルアルコール、及びn−ドデシルアルコール。
前記アルコールと混合され、かつ本発明の触媒成分に用
いられる有機アルミニウム化合物は次の一般構造式(VI
II): AlR7nX3−n (VIII) (ここで、R7は1乃至8の炭素原子を含む一価の有機基
から得られるもので、Xはハロゲン原子、水素原子、ま
たはアルコキシル基であり、3>n>0である。この化
合物の例は次の通りである:塩化アルミニウムジエチル
(diethyl aluminium chrolide)、塩化アルミニウムジ
ブチル(dibutyl aluminium chloride)、水素化アルミ
ニウムジエチル(diethyl aluminium hydride)、水素
化アルミニウムジブチル(dibutyl aluminium hydrid
e)、エトキシアルミニウムジエチル(diethyl ethoxy
aluminium)、及び三二塩化アルミニウムエチル(ethyl
aluminium sesquichloride)。
本発明のアルコールと有機アルミニウム化合物の混合物
(b)の反応は0℃乃至150℃で進み、反応時間は30分
乃至300分である。またR6OH:Al−R7=01乃至10:1であ
り、選択されたアルコール及び有機アルミニウム化合物
は一種に限定されないが、各々は使用するとき一緒に混
合するように一種類以上で選択される。反応は不活性芳
香族炭化水素溶媒中で、例えば、ベンゼン、トルエン、
または塩化フェニル中で行われねばならない。
前記ヒドロポリシロキサンと有機マグネシウム化合物の
反応生成物(a)と接触反応した前記有機二酸化合物が
次いで前記アルコールと有機アルミニウム化合物の混合
物(b)と接触するとき、この反応は0℃乃至150℃で
進み、反応時間は30分乃至300分であり、Al:Mg=0.1乃
至20:1である。
前記液体(a)と有機二酸化合物の反応生成物とのハロ
ゲン化チタン化合物の反応は、または前記液体(a)と
前記有機二酸化合物と有機アルミニウム化合物の混合物
(b)の反応生成物とハロゲン化チタン化合物の反応は
−30℃乃至150℃、好ましくは0℃乃至100℃で行われな
ければならず、反応時間は30分乃至300分であり、Ti:Mg
=1乃至20:1である。好ましくは、反応は不活性な芳香
族炭化水素溶媒中で、例えばベンゼン、トルエン、また
は塩化フェニル中で行われなければならない。ヘキサ
ン、またはヘプタンなどのパラフィン系溶媒が用いられ
るとき、生成物はなお高活性の特性を有するが、しか
し、粒径の分布は悪く、かさ密度は低く、取り扱いを不
利にする。
前記反応の終わりにおいて、上にある液体部分は取り除
かれ、また固体部分は次いで不活性な有機溶媒で洗浄さ
れ、遊離ハロゲン化チタン化合物が後に残されて固体成
分(A)が得られる。有効なパラフィン洗浄溶媒はヘキ
サン、ヘプタン、及び灯油を含む。パラフィン洗浄は室
温乃至70℃の温度で、溶媒層が無色になるまで行われ
る。遊離ハロゲン化チタンが適正にきれいに洗浄されて
いるとき、生成物の活性は低く下がり、低分子量のパラ
フィンろうが増加する。
上記の方法によって調製された固体成分(A)におい
て、該固体の各グラム数はチタン原子の1乃至10重量%
である。
本発明の触媒の第二の組成物に用いられる有機アルミニ
ウム化合物(B)は次の一般構造式(IX): AlR8nX3−n (IX) (ここで、R8は1乃至8の炭素原子を含む一価の有機基
から得られるものであり、Xはハロゲン原子、水素原子
またはアルコキシル基であり、n=1乃至3である。) を有する有機アルミニウム化合物である。
この化合物の例は次の通りである:アルミニウムトリメ
チル、アルミニウムトリエチル、アルミニウムトリブチ
ル、塩化アルミニウムジエチル、塩化アルミニウムジブ
チル、水素化アルミニウムジエチル、水素化アルミニウ
ムジブチル、エトキシアルミニウムジエチル(diethyl
ethoxy aluminium)、及び三二塩化アルミニウムエチル
である。
本発明の触媒成分は、前記固体成分(A)が有機アルミ
ニウム化合物(B)に接触中及び接触後に形成され、容
器内で組成物を不活性ガスの雰囲気の下で撹拌すること
を必要とするのみであり、成分比はTi:Al=1:1乃至1000
グラム原子比である。
本発明によるエチレンの重合及びエチレンのα−オレフ
ィンの共重合は、液相及び気相で行うことができ、大抵
のジーグラー−ナッタ型の触媒と同条件であり、また、
連続多段重合法を利用することもできる、液相の場合、
触媒成分は不活性有機溶媒中で、例えば、ヘキサン、ヘ
プタン、または灯油中に分散され、α−オレフィンの重
合工程が好ましくは30℃乃至200℃、さらに好ましくは6
0℃乃至100℃の温度で反応器内で行われる。反応に必要
な圧力は通常50kg/cm2、例えば水素のような分子量調整
体を反応全圧の1〜80%で使用することができる。重合
に添加される有機アルミニウム化合物(B)の量は溶媒
のリットル当たり0.1乃至50ミリリットルのアルミニウ
ム、さらに好ましくは0.3乃至10ミリリットルである。
分子量の制御のために、水素、または温度あるいは使用
する触媒の量の変更などの方法を利用することが出来る
が、水素法が最も有効である。
本発明において、エチレンと共重合しうるα−オレフィ
ンはプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オク
テン、及び4−メチル−1−ペンテンである。共重合の
場合、添加されるα−オレフィンは0乃至10%である。
図1は上に説明した本発明のポリオレフィンの製造工程
のフローチャートを示す。
(ホ)実施例 本発明を次の実施例によって説明するが、これらの実施
例は本発明の例示のためのみに挙げられたもので、本発
明を限定するものではない。
分析技術: Mi2:メルティングインデックス、ASTM D1238、190℃、2.16kg、単位g/10分 実施例1 1.反応生成物(a)の調製 (90ミリモルのマグネシウムに相当する)n−ブチルマ
グネシウムクロリドを含むテトラヒドロフランの溶液の
50ml及びトルエンの34mlを内側を充分に乾燥し、かつ窒
素で置換したガラス製反応容器内に入れる。撹拌しなが
ら、前記溶液中に、トリメチルシリル基(25℃の粘度は
30センチストークスである)でキャッピングされた(ca
pped)メチルヒドロポリシロキサンの(99ミリモルのシ
リコンに相当する)5.9mlを徐々に滴下する。反応が発
熱反応であるので、それは冷却媒体によって冷却しなけ
ればならない。滴下後、溶液を70℃で1時間反応させ、
次いで室温まで冷却する。それにオルエン50mlを添加
し、160mmHg及び50℃で減圧下で溶液を蒸留して、テト
ラヒドロフラン及びトルエンの混合溶媒の90mlを除去す
る。次いでそれにトルエンの90mlを添加し、同条件の下
でもう一度溶液を蒸留する。このようにして得られた液
体をトルエンで希釈して、1.33mol/のマグネシウム濃
度を有する液体(a)を得る。
2.固体成分(A)の調整: 前記反応生成物(a)の50ml及びトルエンの83mlを内側
を充分に乾燥し、かつ窒素置換したガラス製反応容器内
に入れる。次いで精密天秤で1.254gのフタル酸及び1.29
gのフタル酸ジエチルを取り、溶液中に添加し、次いで
溶液を撹拌し、フタル酸が完全に溶解し均一に分散せし
められるまで、50℃まで過熱する。滴下漏斗内に40mlの
四塩化チタンを入れ、その四塩化チタンを上記混合物の
液体中に徐々に撹拌しながら滴下する。混合物の液体
は、滴下が終了するまで50℃に維持され、反応は2時間
以上の間継続される。次いでn−ヘプタン溶媒を用い
て、上にある溶媒が透明になるまで室温の下で、数回遊
離成分を洗浄除去し、かくして固体成分(A)を得る。
この触媒成分の1グラム当たり85mgのチタン原子が含ま
れる。
3.エチレンの重合: n−ヘプタンの800mlを内側を充分に乾燥し:かつ完全
に窒素置換した2リットルのステンレス製の撹拌、加
熱、及び冷却装置を備えるオートクレーブに入れる。オ
ートクレーブ内にそれが60℃まで過熱された後に、アル
ミニウムトリエチル1.0mmol及び前記固体成分(A)の4
mgを次々と添加し、その後2.5kg/cm2の水素を入れる。
次いでオートクレーブを85℃まで加熱し、その中に、総
圧力を8.0kg/cm2Gに維持するように、連続的にエチレン
を入れる。反応が1時間以上継続せしめられた後、オー
トクレーブを冷却し、圧力を下げて固体を濾過し、乾燥
して180gの白のポリエチレン(PE)粉末を得る。触媒効
率(catalytc efficiency)は45kg/g触媒(cata)であ
り、Mi2は3.3であり、かさ密度は0.275g/mlであり、平
均粒径は280μであり、生成物(<74μ)中の微細粉末
の量は、0.42%であった。
比較例1 2.固体成分(A)の調製: 実施例1の固体成分(A)の製造方法に従って、但しフ
タル酸及びフタル酸ジエチルを反応に用いず、四塩化チ
タンを直接液体成分(a)中に滴下して、固体成分
(A)を得る。得られた成分1g当たり70mgのチタン原子
を含む。
3.エチレンの重合 これは実施例1の重合条件3と同様である。125gの白の
ポリエチレン粉末を得る。その得られた粉末において、
触媒効率は31kg/gであり、Mi2は2.9であり、かさ密度は
0.231g/mlであり、平均粒径は150μであり、生成物(<
74μ)中の微細粉末の量は5.5%であった。
比較例2 2.固体成分(A)の調製: 実施例1の固体成分(A)の製造方法に従って、但し、
フタル酸の1.254gのみを反応に用いて固体成分(A)を
得る。この得られた成分はその1グラム当たり85mgのチ
タン原子を含む。
3.エチレンの製造 これは実施例1の重合条件3と同様であり、175gの白の
ポリエチレン粉末を得る。この得られた粉末において、
触媒効率は44kg/触媒のgであり、Mi2は2.7であり、か
さ密度は0.265g/mlであり、平均粒径は170μであり、生
成物(<74μ)内の微細粉末の量は0.6%であった。
実施例2−8 2.固体成分(A)の製造: 実施例1の固体成分(A)の製造方法に従って、但し使
用される有機二酸化合物及びそのエステルの割合を表1
に示すようにして製造を行った。
3.エチレンの製造: 固体成分(A)は表1に示す通りであり、また重合条件
は実施例1と同じである。重合生成物の性質は表1に示
されている。
比較例3−5 2.固体成分(A): 実施例1の固体成分(A)の製造方法に従って、但し、
使用される有機二酸化合物及びそのエステルの割合は表
1に示す通りである。
3.エチレンの重合: 固体成分(A)は表1に示す通りであり、また重合条件
は実施例1と同じである。重合生成物の性質は表1に詳
細に示されている。二三の特定の実施態様に関して、本
発明を説明したけれども、多くの変形が発明の精神と範
囲に反することなく、可能であることは当業者によって
認識されることである。
(ヘ)発明の効果 以上詳細に説明した通り本発明の方法によればなめらか
な外観を有し、かつ粒径のばらつき幅がすくてすみ、微
細粉末が極度の少ないポリオレフィンを製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の方法を示すフローチャートを示す。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ヒドロポリシロキサンを有機マグネ
    シウム化合物と反応させる過程と、 (b)過程(a)の反応生成物を、次の一般構造式
    (I): R1(COOH) (I) ここで、R1は水素原子、または1乃至20の炭素原子を含
    有する二価の有機基である、 を有する有機二酸化合物及び/または次の構造式(I
    I): R1(CO)2O (II) ここで、R1は水素または1乃至20の炭素原子を含有する
    二価の有機基である、 を有する有機酸無水物及び/または次の一般構造式(II
    I): R1(COOR2 (III): ここで、R1は水素原子、または1乃至20の炭素原子を含
    有する二価の有機基であり、R2は1乃至12の炭素原子を
    含有する一価の有機基である、 を有する有機二酸のエステルと反応させる過程と、 (c)過程(b)の反応生成物を、次の一般構造式(V
    I): TiXn(OR5−n (VI) ここで、R5は1乃至8の炭素原子を含む一種の有機基か
    ら選択され、Xはハロゲン原子であり、n=1乃至4で
    ある、 を有するハロゲン化チタン化合物と反応させる過程とか
    らなる生成法によって固体成分(A)を生成し、 この固体成分(A)と有機アルミニウム化合物(B)を
    用いてエチレンを重合するかまたはエチレンをα−オレ
    フィンと重合することを特徴とするポリオレフィンの製
    造方法。
  2. 【請求項2】過程(c)の前に、過程(b)の反応生成
    物を少なくとも一種のアルコール及び少なくとも一種の
    有機アルミニウム化合物の混合物で任意に前処理するこ
    とを含み、前記アルコール化合物が次の一般構造式(VI
    I): R6OH (VII) ここで、R6は1乃至20の炭素原子を含む一価の有機基で
    ある、 を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記少なくとも一種のアルコールと混合さ
    れる有機アルミニウム化合物が、次の一般構造式(VII
    I): AlR7nX3−n (VIII) ここで、R7は1乃至8の炭素原子を含む一価の有機基か
    ら選択され、Xはハロゲン原子、水素原子またはアルコ
    キシル基であり、nは0<n<3である、 を有することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記アルコールと前記有機アルミニウムか
    らなる前処理用混合物が0℃乃至150℃で反応せしめら
    れ、反応時間は30分乃至300分であり、R6OH:Mg−R4=0.
    1乃至10:1であることを特徴とする請求項2に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】前記ヒドロポリシロキサンが次の構造単位
    (IV): R3aHbSiO(4−a−b)/2 (IV) ここで、R3はアルキル基、アリール基、アリール−アル
    キル基、アルコキシル基、及びアルコキシル基及びアリ
    ールオキシル基よりなる一価の有機基の群から選択され
    るものであり、aは0、1、又は2であり、bは1、2
    又は3であり、a+b≦3であり、前記ヒドロポリシロ
    キサンは単一構造を有するか、又は無作為の重合度を有
    する混合物であり、前記ヒドロポリシロキサンの粘度は
    25℃で1000ストローク以下である請求項1の方法。
  6. 【請求項6】前記有機マグネシウム化合物が、次の構造
    式(V): (MgR4 2)m(R4MgX)n (V) ここで、R4はアルキル基であり、Xはハロゲン原子であ
    り、m及びnは0と1の間の値であり、またm+n=1
    である、 を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記ヒドロポリシロキサン(IV)と前記有
    機マグネシウム化合物(V)の反応が−50℃乃至100℃
    で30分乃至300分行われ、ヒドロポリシロキサン対有機
    マグネシウム化合物の比がSi−O:Mg−R4=1:0.05乃至1
    モル比であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記有機二酸化合物(I)または有機酸無
    水物(II)または有機二酸のエステル(III)と請求項
    1に記載の過程(a)の反応生成物の反応が、−50℃乃
    至100℃で行われ、反応時間は数分乃至100分であり、有
    機二酸化合物(I)または有機酸無水物(II)または有
    機二酸のエステル対請求項1に記載の過程(a)の反応
    生成物は添加比はR1(COOH)またはR1(CO)2Oまたは
    R1(COOR22:MgR4=1:1乃至50であることを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記有機二酸化合物(I)または有機酸無
    水物(II)または有機二酸のエステル(III)が固体で
    あり、反応が進む前の請求項1に記載の過程(a)の反
    応生成物に完全に溶解されることを特徴とする請求項8
    に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記有機二酸化合物(I)または有機酸
    無水物(II)または有機二酸のエステル(III)を請求
    項1の過程(a)の反応生成物と接触反応させ、前記反
    応が0℃乃至150℃で進み、反応時間は30分乃至300分で
    あり、Al:Mg=0.1乃至20:1であることを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】固体成分(A)が請求項1の過程(c)
    によって得られ、反応は−30乃至150℃で進み、反応時
    間は30乃至300分であり、Ti:Mg=1乃至20:1であること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】有機アルミニウム化合物(B)が、次の
    一般構造式(IX) AlR8nX3−n (IX) ここで、R8は1乃至8の炭素原子を含む一価の有機基か
    ら選択され、Xはハロゲン原子、水素原子またはアルコ
    キシル基であり、n=1乃至3である、 を有する有機アルミニウム化合物であることを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】前記有機二酸化合物が、フタル酸、マロ
    ン酸、ブチルマロン酸、シュウ酸、コハク酸、グルタル
    酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン
    酸、セバシン酸、ブロモコハク酸、コハク酸メチル、マ
    レイン酸、フマル酸、マレイン酸メチル、メチレンコハ
    ク酸、3−オキシグルタル酸、アスパラギン酸、グルタ
    ミン酸、テトラヒドロフタル酸、テトラクロロフタル
    酸、ジクロフタル酸、m−フタル酸、p−フタル酸、オ
    キシコハク酸、ジオキシコハク酸、ジオキシマロン酸、
    クロロフタル酸、及びそれらの混合物からなる群から選
    択されるものであることを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  14. 【請求項14】前記酸無水物が、フタル酸無水物、マロ
    ン酸無水物、ブチルマロン酸無水物、シュウ酸無水物、
    コハク酸無水物、アジピン酸無水物、グルタル酸無水
    物、ドデセンコハク酸無水物、マレイン酸無水物、2−
    クロロマレイン酸無水物、プロピレンコハク酸無水物、
    メチルコハク酸無水物、メチレンコハク酸無水物、及び
    それらの混合物からなる群から選択されることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記有機二酸のエステルが、フタル酸ジ
    メチル、フタル酸ジエチル、フタル酸n−ジプロピル、
    フタル酸n−ジブチル、フタル酸イソジブチル、フタル
    酸n−ジペンチル、フタル酸n−ジヘキシル、フタル酸
    ジオクチル、ジプロピオン酸ジメチル、ジプロピオン酸
    ジエチル、ジプペロピオン酸イソジプロピル、ジプロピ
    オン酸n−ジブチル、ジプロピオン酸ジヘキシル、ジプ
    ロピオン酸ジオクチル、ジメチルブチルジプロピオネー
    ト、ジエチルブチルジプロピオネート、ジプロピルブチ
    ルジプロピオネート、ジブチルブチルプロピオネート、
    シュウ酸ジメチル、シュウ酸ジエチル、シュウ酸ジプロ
    ピル、シュウ酸ジブチル、コハク酸ジメチル、コハク酸
    ジエチル、コハク酸ジプロピル、コハク酸ジブチル、コ
    ハク酸ジヘキシル、グルタル酸ジメチル、グルタル酸ジ
    エチル、グルタル酸ジプロピル、グルタル酸ジブチル、
    グルタル酸ジヘキシル、アジピン酸ジメチル、アジピン
    酸ジエチル、アジピン酸ジプロピル、アジピン酸ジブチ
    ル、アジピン酸ジヘキシル、スベリン酸ジメチル、スベ
    リン酸ジプロピル、スベリン酸ジエチル、スベリン酸ジ
    ブチル、ジメチルメチルスクシネート、ジエチルメチル
    スクシネート、ジプロピルメチルスクシネート、ジブチ
    ルメチルスクシネート、ジヘキシルメチルスクシネー
    ト、ジオクチルメチルスクシネート、m−フタル酸ジメ
    チル、m−フタル酸ジエチル、m−フタル酸ジブチル、
    p−フタル酸ジメチル、p−フタル酸ジエチル及びそれ
    らの混合物からなる群から選択されることを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  16. 【請求項16】ヒドロポリシロキサンが、テトラメチル
    ジシロキサン、ジフェニルジシロキサン、トリメチルシ
    クロトリシロキサン、テトラメチルシクロテトラシロキ
    サン、メチルヒドロポリシロキサン、フェニルヒドロポ
    リシロキサン、エトキシヒドロポリシロキサン、シクロ
    オクチルヒドロポリシロキサン、クロロフェニルヒドロ
    ポリシロキサン、及びそれらの混合物からなる群から選
    択されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  17. 【請求項17】有機マグネシウム化合物が、塩化マグネ
    シウムメチル、塩化マグネシウムエチル、塩化マグネシ
    ウムn−プロピル、塩化マグネシウムn−ブチル、臭化
    マグネシウムエチル、塩化マグネシウム第三ブチル、マ
    グネシウムジエチル、マグネシウムジプロピル、マグネ
    シウムジブチル、マグネシウムジオクチル、マグネシウ
    ムジフェニル、塩化マグネシウムフェニル、マグネシウ
    ムn−ブチルエチル、及びそれらの混合物からなる群か
    ら選択されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  18. 【請求項18】ハロゲン化チタン化合物が四塩化チタ
    ン、四臭化チタン、エトキシチタントリクロリド、ブト
    キシチタンジクロリド、ジエトキシチタンジクロリド、
    ジプロポキシチタンジクロリド、ジブトキシチタンジク
    ロリド、及びそのほかの関連するハロゲン化チタン化合
    物及びそれらの混合物からなる群から選択されることを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  19. 【請求項19】前処理の過程のアルコール化合物が、メ
    チルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアル
    コール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコー
    ル、イソブチルアルコール、n−ペンチルアルコール、
    イソペンチルアルコール、n−ヘキシルアルコール、n
    −オクチルアルコール、2−エチル1−ヘキシルアルコ
    ール、n−ドデシルアルコール、及びそのほかのアルコ
    ール化合物およびそれらの混合物からなる群から選択さ
    れることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  20. 【請求項20】前処理の過程の有機アルミニウムが、塩
    化アルミニウムジエチル、塩化アルミニウムジブチル、
    水素化アルミニウムジエチル、水素化アルミニウムジブ
    チル、エトキシアルミニウムジエチル、三二塩化アルミ
    ニウムエチル、及びそれらの混合物から選択されること
    を特徴とする請求項2に記載の方法。
  21. 【請求項21】有機アルミニウム化合物(B)が、アル
    ミニウムトリメチル、アルミニウムトリエチル、アルミ
    ニウムトリブチル、塩化アルミニウムジエチル、塩化ア
    ルミニウムジブチル、水素化アルミニウムジエチル、水
    素化アルミニウムジブチル、エトキシアルミニウムジエ
    チル、三二塩化アルミニウムエチル、及びそれらの混合
    物からなる群から選択されることを特徴とする請求項2
    に記載の方法。
  22. 【請求項22】エチレン重合または共重合がTi:Al=1:1
    乃至1000の比で固体成分(A)を有機アルミニウム化合
    物(B)と接触させることによって行われることを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  23. 【請求項23】エチレン重合または共重合が不活性有機
    溶媒内で30乃至200℃の温度、大気圧乃至50kg/cm2の圧
    力の下で行われ、気体分子量調節剤が前記反応圧の1乃
    至80%を与え、重合中の有機アルミニウム化合物が溶媒
    のリットル当たり0.1乃至50mmolの量で存在することを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  24. 【請求項24】α−オレフィンが、プロピレン、1−ブ
    テン、1−ヘキセン、1−オクテン、または4−メチル
    −1−ペンテンのα−オレフィンからなる群から選択さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の方法。
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