JP3168341B2 - オレフィン重合触媒及び方法 - Google Patents

オレフィン重合触媒及び方法

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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、一般に、オレフィン重合触媒及び方法に関
し、さらに特に、本発明は、固体触媒成分、共触媒と組
合わされた固体触媒成分を含む触媒系、固体触媒成分を
製造する方法、及び該触媒系を用いて1種以上の1−オ
レフィンを重合する方法に関する。
背景技術 1−オレフィンの重合体の分子量をコントロールする
ために連鎖移動剤例えば気体状水素を使用することは、
周知である。一般に、1−オレフィンの重合中の水素の
存在は、生成重合体の平均分子量の減少に影響する。重
合触媒は、水素の存在に対してそれらの反応及び感度を
変化する。
一般に、両者ともASTM D−1238により測定される、
メルトインデックス(MI)又はプロピレンホモポリマー
及び共重合体の場合はメルトフロー(MF)は、重合体の
分子量の質的表示である。一般に、分子量は、重合体の
MI又はMF値に反比例する。
MI又はMF(そして従って分子量)が、重合反応槽にお
ける水素圧の選択によりコントロール可能である触媒系
を用いて重合体を製造することが望ましく、そして多く
の場合、高いメルトフロー値を有する重合体を生成する
ことが望ましい。しかし、プロピレンの重合では、MFを
増大させるために、部分的な劣化法例えば重合体のビス
ブレーキングに頼るのが、しばしば必要となる。ビスブ
レーキングは、それ定義通りに追加のコストのかかる工
程であり、そして重合体の結晶性の損失、重合体の分子
量分布の縮小そして他の生成物の性質の劣化をもたらす
ことで不利である。従って、劣化性なビスブレーキング
工程の必要なしに、単一の反応槽中で所望のメルトフロ
ー値を有するポリプロピレン及び他のポリオレフィンを
直接製造するのが望ましい。
その上、MFをコントロールでき、高いMF値を達成でき
る或る従来の触媒系は、許容できる高い生産性のレベル
で重合体を生成しない。
水素又は他の調節剤を使用する手段により重合体の分
子量を調節できる少なくとも1種の周知の従来の触媒系
では、固体触媒プレカーサーは、液体媒体中でモル過剰
の気体状塩素化剤(Cl2又はHCl)との接触により変性さ
れ、生じた固体担体は、液相の除去により単離される。
触媒の製造における気体状塩素化剤の使用は、有効な
気体/液体/固体の接触を得るために、過剰の気体状材
料の使用を擁する。気体状剤は、反応媒体中に制限され
た可溶性を有するのみであり、気体状の反応剤の使用
は、コントロールの問題を生ずる。
その上、これらの方法は、概して、二、三の固体の中
間対及び生成物の単離の工程を含み、得られる触媒生成
物は、重合中水素の存在に対して制限された感度を示す
のみであり、そして高いメルトフロー値を有する生成重
合体を生成しない。
発明の開示 本発明によれば、1種以上の1−オレフィンを重合す
るための好適な共触媒と組合わされて有用な固体触媒成
分は、粒状の多孔性のシリカが、不活性液体炭化水素の
存在下、選択された炭化水素可溶有機マグネシウム化合
物と接触し、得られた生成物は、温和な温度でSiCl4
グネシウム固定剤と接触する方法により製造される。得
られる生成物は、約1:1−約5:1の範囲のアルカノール対
マグネシウムのモル比で選ばれたアルカノールと接触
し、そして得られた生成物は、TiCl4と接触する。選択
された有機ジエステルは、アルカノールの添加後そして
TiCl4の導入前又は後に導入される。
得られた生成物は、約1−3時間約100℃より高い温
度でTiCl4抽出液により抽出されて固体生成物を生成
し、次に単離されそして不活性液体炭化水素により洗浄
されて遊離のTiCl4をそれから除く。
得られた固体触媒成分は、好適な共触媒と組合わされ
て、1種以上の1−オレフィンを重合するのに有用な触
媒系を形成する。プロピレンの重合に使用するのに、共
触媒は、好ましくはトリアルキルアルミニウム化合物及
びアルキルアルコキシシラン又はアルコキシシランの組
合せである。
本発明は、固体触媒成分を製造する方法並びに触媒系
を用いて重合体を製造する方法並びに固体触媒成分及び
触媒系を包含する。
さらに詳しくは、本発明は、 (a)式SiO2.aAl2O3(式中、aは0−約2の範囲にあ
る)の粒状の多孔性のシリカと炭化水素可溶ジアルキル
マグネシウム化合物、アルコキシマグネシウムハライ
ド、ジアルコキシマグネシウム化合物又はアルキルアル
コキシマグネシウム化合物から選ばれる炭化水素可溶有
機マグネシウム化合物とを不活性液体炭化水素の存在下
接触させて固体生成物を生成し、 (b)工程(a)の固体生成物とSiCl4よりなるマグネ
シウム固定剤とを70℃より低い温度で接触させ、 (c)工程(b)の固体生成物とC1−C8アルカノールと
を約1対約5の範囲のアルカノール対マグネシウムのモ
ル比で接触させ、 (d)工程(c)の固体生成物とTiCl4とを接触させ、
そして (e)工程(d)の固体生成物とアルキル、アリール又
はシクロアルキルジエステルから選ばれるジエステルと
を接触させるか、又は (d′)工程(c)の固体生成物とアルキル、アリール
又はシクロアルキルジエステルから選ばれるジエステル
とを接触させ、そして (e′)工程(d′)の固体生成物とTiCl4とを接触さ
せ、 (f)次に工程(e)又は(e′)の固体生成物を、約
1−約3時間約100℃より高い温度でTiCl4よりなる抽出
液による抽出にかけて、固体生成物を生成し、そして (g)工程(f)の該固体生成物を単離し、不活性液体
炭化水素により洗浄して遊離のTiCl4をそれから除く ことにより製造される固体触媒成分に関する。
本発明の固体触媒成分を製造する第一の工程は、式Si
O2.aAl2O3(式中、aは0−2である)の粒状の多孔性
のシリカと選ばれた炭化水素可溶有機マグネシウム化合
物とを不活性液体炭化水素好ましくはアルカンの存在下
接触させることである。好適な炭化水素は、ペンタン、
ヘキサン、ヘプタン、ガソリン及びシクロヘキサンを含
む。好ましい炭化水素は、n−ヘプタンである。
シリカは、好ましくはアルミナを含まず(即ちaは0
である)、そして水の含量は厳密を要しない。シリカ
は、供給者から受け取ったままを使用でき、そしてそれ
自体概して約4重量%の水含量を有する。か焼は、不必
要であるか、又は望まれない。又、シリカは、好ましく
はその表面を変性するように処理されない。
シリカの物理的性質は厳密を要しないが、1−1000ミ
クロン好ましくは5−500ミクロンの範囲の平均粒子直
径、0.3−5cc/g好ましくは1.0−3.0cc/gの範囲の孔容積
及び100−1000m2/g好ましくは200−500m2/gの比面積を
有する形状付与性の細粉状のシリカを用いるのが好まし
い。
有機マグネシウム化合物は、式MgRR1の炭化水素可溶
ジアルキルマグネシウム化合物、式ROMgXのアルコキシ
マグネシウムハライド、式Mg(OR)(OR1)のジアルコ
キシマグネシウム化合物、又は式R(OR1)Mgのアルキ
ルアルコキシマグネシウム化合物(式中、R及びR1は、
同一又は異なる置換又は未置換のC2−C12(好ましくはC
2−C8)アルキル基であり、XはI、Br又はClである)
である。
式Mg(OR)(OR1)のジアルコキシマグネシウム化合
物の炭化水素可溶化合物は、R及びR1が比較的長い又は
枝分かれしたもの、即ちR及びR1が6−12個の炭素原子
を有する線状アルキル基又は5−12個の炭素原子を有す
る枝分かれ鎖アルキル基であるもの、特に一般式R5CH
(R6)CH2O(式中、R5は水素原子であり、R6はC2−C10
アルキル基であるか、又はR5はC2−C9アルキル基であ
り、R6はメチル基である)に相当するアルコキシド基を
含む。
ジアルキルマグネシウム化合物及びアルコキシマグネ
シウムクロライドが好ましく、特に好ましい化合物は、
ブチルオクチルマグネシウム、2−メチルペントキシマ
グネシウムクロライド及び2−エチルヘキソキシマグネ
シウムクロライドである。
アルコキシマグネシウムハライド及びそれらの製造方
法は、Mehtaの米国特許第4792640号(1988年12月20日)
に開示されている。
もし所望ならば、ジアルキルマグネシウム化合物は、
ジアルキルマグネシウム・トリアルキルアルミニウム複
合体例えばTexas Alkylsから「Magala」の商標名で市
販されているものの形をとることができる。
アルコキシマグネシウムハライドの場合には、酸素結
合を経てマグネシウム原子に結合したアルキル基は、好
ましくはアルキル置換、最も好ましくはメチル置換され
たものであって、炭化水素における溶解性を助ける。
有機マグネシウム化合物対シリカのモル比は、一般に
約0.1:1−約1:1、好ましくは約0.15:1−約0.5:1、そし
て概して約0.25:1、約0.33:1、又は約0.5:1の範囲にあ
る。
マグネシウム化合物及びシリカの接触工程は、概して
約10−120℃好ましくは20−100℃で行われ、接触混合物
は、0.5−5時間好ましくは1−2時間20−140℃好まし
くは60−90℃に維持される。
シリカ及び有機マグネシウム化合物の固体接触生成物
は、次にSiCl4よりなり又はそれを含むマグネシウム固
定剤と、好ましくは少なくとも約1:1のマグネシウム固
定剤対マグネシウムのモル比で温和な温度で接触する
が、等モル比より低い固定剤対マグネシウムが好まし
い。大きく過剰のマグネシウム固定剤対マグネシウム
は、経済的な理由で好ましくない。それは、触媒の有効
性が高い比では大して改善されないからである。
好ましくは、マグネシウム固定剤は、HSiCl3、H2SiCl
2(液体又は気体の形)、又は気体状HClとの組合せのSi
Cl4を含む。HSiCl3が好ましい。
大気圧及び室温で、HSiCl3は、気体であり、そのまま
で使用できる。しかし、もし所望ならば、H2SiCl2が、
それを液体の状態に保つのに十分な低い温度で使用でき
る。
好ましくは、SiCl4は、高いモル割合のマグネシウム
固定剤混合物よりなり、最も好ましくは約85モル%であ
る。HCl又は気体状のH2SiCl2が、SiCl4と組合わされて
用いられるとき、気体は、好ましい15モル%の割合より
少し過剰に加えられる。それは、気体状HCl又はH2SiCl2
と固体/液体接触媒体との混合が、完全に有効ではない
からである。
好ましいマグネシウム固定剤は、SiCl4及びHSiCl3
組合せであり、HSiCl3は、少ないモル比の割合、最も好
ましくは85:15のモル比である。
シリカ・有機マグネシウム接触生成物とマグネシウム
固定剤との接触は、温和な温度、即ち約70℃より低い温
度、好ましくは約50℃より低い温度で行われる。もし接
触温度が余りに高いと、触媒の有利な水素感度及び活性
特徴が影響を受ける。
約40℃の接触温度が好ましい。温度上限は、例えばイ
ソタクチックプロピレン重合体に関する選択性に対する
有害な効果(即ち、%HIの低下による)の観察により、
又は40℃固定段階温度について得られる結果に対する、
高いマグネシウム固定段階温度から得られる活性の低下
の観察により、本明細書の記載に導かれて、当業者によ
り実験的に容易に決定できる。固定剤及びシリカ・有機
マグネシウム接触生成物間の反応は発熱性であり、実際
には、固定剤の添加後混合物は、所望の接触温度に放置
して加温される。必要ならば、加熱は行われて混合物を
所望の温度にする。
もし固定剤の成分の一つが、所望の温度より低い大気
圧下の沸点を有するならば、還流凝縮器が用いられて蒸
発する固定剤成分を凝縮し接触混合物に戻すべきであ
る。
マグネシウム固定混合物は、約0.5−5時間好ましく
は約0.5−1時間所望の温度に維持される。
炭化水素媒体からマグネシウム固定工程の固体生成物
を単離し、そしてきれいな炭化水素液体により固体生成
分を洗浄することは、好ましいが必要ではない。マグネ
シウム固定剤がSiCl4及びHSiCl3の混合物よりなる場合
にマグネシウム固定工程の生成物を単離し洗浄すること
は、極めて好ましいことであるが、生成物を洗浄した
り、又はそれを炭化水素媒体から単離することすらも厳
密には必要がない。生成物が単離又は洗浄されない場合
には、触媒の製造方法は、簡単になる。
固体シリカ・有機マグネシウム接触生成物とSiCl4
の接触工程は、本発明の所望の特質を有する固体触媒成
分の製造を進めるために、シリカの表面上にマグネシウ
ム化合物を沈着又は固定するのに有効であると考えられ
る。この工程は、従ってここでは「マグネシウム固定」
工程と呼ばれ、SiCl4反応剤は、ここでは便利のために
「マグネシウム固定」剤と呼ばれる。本発明の範囲は、
しかし、この理論又は特徴を示す言葉により制限される
ものではない。
マグネシウム固定工程後、その生成物は、C1−C8アル
カノールと、約1:1−約5:1の範囲、好ましくは約2.5:1
−3.5:1の範囲そして極めて好ましくは約3:1のアルカノ
ール:マグネシウムのモル比で接触する。エタノールが
好ましいアルカノールである。この工程は、約0.2−5
時間、好ましくは約1−2時間、約20−140℃、好まし
くは約70−90℃で行われる。アルコールは、固定したマ
グネシウム・シリカ接触生成物を膨張するように働き、
次に加えられるTiCl4との接触を増大させるためにその
結晶格子を開かせる。
続いて、四塩化チタンが好ましくは室温で加えられ、
得られる混合物を、約0.5−5時間、好ましくは約1−
2時間約10−150℃に保つ。TiCl4は、約2:1−20:1、好
ましくは約4:1−8:1のマグネシウムに対するモル比で加
えられる。
選ばれたアルキル、アリール又はシクロアルキルジエ
ステル、好ましくは式 (式中、X及びYは、一緒になって酸素であるか、又は
X及びYは、それぞれ塩素又はC1−C10アルコキシであ
る)のフタール酸誘導体は、TiCl4の前、後又はそれと
ともに接触混合物に導入される。X及びYは、好ましく
はブトキシである(即ち、フタール酸誘導体はジブチル
フタレート、DBPである)。フタール酸誘導体又は他の
ジエステル対マグネシウムのモル比は、約0.01:1−約1:
1、好ましくは約0.1:1−約0.4:1、最も好ましくは約0.2
5:1−約0.35:1の範囲にある。
好ましいジブチルフタレートが、TiCl4後に加えられ
るとき、好ましい添加温度は、約80℃であり、反応温度
は次に1時間かけて約100℃に上げられる。もしジブチ
ルフタレートがTiCl4の導入前に加えられるならば、そ
れは室温で容易に行われ、1時間かけて次に約100℃の
反応温度に上げられる。
前記の工程後、得られる固体生成物は、炭化水素液体
から単離され、そして100−150℃、好ましくは115−135
℃、最も好ましくは125℃の範囲の温度で四塩化チタン
含有抽出液体による抽出にかけられる。抽出液体は、Ti
Cl4よりなるか、又はTiCl4及び12個以下の炭素原子のア
ルキルベンゼン好ましくはエチルベンゼンの混合物を含
む。抽出工程は、約0.2−約5時間、好ましくは約1.5−
約3時間単一の工程、多段工程又は連続抽出方法で行わ
れる。抽出液体は、少なくとも約5容量%、好ましくは
少なくとも10容量%の四塩化チタンを含まねばならず、
そして合計10−約1000、好ましくは約20−約800そして
最も好ましくは約40−約300重量部の抽出液体が、抽出
される固体生成物の10重量部当り使用されねばならな
い。
もし固体生成物が抽出工程にかけられないならば、触
媒は、極めて低い活性及び低い選択性を有するだろう。
抽出工程は過剰のジエステルを除き、ジエステルが電子
供与体である適切なチタン及びマグネシウムの活性部位
を残すものと考えられる。本発明の範囲は、しかし、こ
の理論に制限されるべきではない。
最後に、抽出工程の固体生成物は、不活性液体、好ま
しくはアルカン例えば前記したものにより洗浄されて、
生成物から遊離の四塩化チタンを除く。好ましくは、生
成物は、炭化水素が2重量%以下、好ましくは1重量%
以下のTiCl4を含むまで洗浄される。
本発明の固体触媒成分は、1種以上の1−オレフィン
を重合するのに好適な共触媒と組合わされて有効であっ
て、オレフィンホモポリマー及び共重合体を生成する。
エチレンの重合では、好適な共触媒は、当業者に周知の
有機アルミニウム共触媒、特にトリアルキルアルミニウ
ム化合物及びジアルキルアルミニウムハライド例えばジ
エチルアルミニウムクロリドを含む。これら共触媒のア
ルキル基は、概して8個以下、好ましくは4個以下の炭
素原子を有する。
プロピレンのホモ重合及び他の1−オレフィンとの共
重合では、共触媒は、概して式AlR2 3(式中、R2は、8
個以下、好ましくは4個以下の炭素原子のアルキルであ
る)のアルミニウム成分及び式R3 nSi(OR44-n(式
中、R3は、16個以下、好ましくは10個以下の炭素原子の
飽和脂肪族、脂環族及び/又は芳香族炭化水素基であ
り、R4は15個以下、好ましくは8個以下、最も好ましく
は4個以下のアルキル基であり、nは0−3、好ましく
は0−2、最も好ましくは1又2である)のシラン成分
を含む。
好ましくは、固体触媒成分からのチタン対アルミニウ
ム成分からのアルミニウムの原子比は、約1:10−1:200
0、好ましくは約1:20−約1:300であり、アルミニウム成
分対シラン成分のモル比は、約1:0.01−約1:0.8、好ま
しくは約1:0.02−約1:0.5である。
シラン成分は、好ましくはトリアルコキシアルキルシ
ラン又はジアルキルジアルキルフェニルシランであり、
トリヘキソキシトルイルシラン及びジメトキシジトルイ
ルシラン、トリエトキシフェニルシラン、トリメトキシ
トルイルシラン及びジエトキシジトルイルシランを含
む。
プロピレンの重合では、好ましいアルミニウム成分
は、トリエチルアルミニウム(TEA)であり、そしてシ
ランの好ましい化合物は、R3 2Si(OR4、好ましくは
イソブチルイソプロピルジメトキシシラン(IBIP)であ
る。
本発明は、プロピレンのホモポリマー及びそれと少量
の他のC2−C121−モノオレフィンとの共重合体例えば二
元又は三元の共重合体の製造を可能にする。特に好適な
1−オレフィン共単量体は、エチレン、1−ブテン、4
−メチルペンテ−1−エン、3−メチルブテ−1−エン
及び1−ヘキセンを含む。他の好適な共単量体は、n−
オクテ−1−エン、n−デセ−1−エン及びn−ドデセ
−1−エンである。
重合は、1−100バール、好ましくは20−70バール、
好ましくは水素分圧下、約20℃−約160℃、好ましくは
約50℃−約120℃で、1種以上の単量体のドライ相重合
を含む、任意の好適な方法により行うことができる。
本発明によれば、ポリオレフィン、特にプロピレンホ
モポリマー及び共重合体は、容易にコントロール可能な
MI又はMF及び高い触媒生産性を有して得ることができ
る。プロピレンの重合では、本発明の触媒系は、非常に
高い水素感度を示し、高い触媒活性で生成物のMFを容易
にコントロールできる。生成物は、概して高いMF及び高
い%のHI(ヘプタン不溶物)の特徴を有するという特徴
を示す。
例えば、プロピレンの重合における本発明の触媒系の
評価は、30000g/g触媒/時より大きい活性を有する触媒
について非常に高い水素感度を示す。代表的なポリプロ
ピレン生成物は、30g/10分のMFで97.5%のHIを示し、1.
5g/10分のMF範囲で99%より大きいHIを示す。300g/10分
より大きいMF値を有する生成物が、製造される。
本発明の固体触媒成分の興味のある面は、マグネシウ
ム固体剤の性質そして或る範囲まで、有機マグネシウム
化合物の性質に応じて、触媒におけるマグネシウム/チ
タンの比が変化できることである。触媒の好ましい形で
は、水素の存在を含む重合パラメーターに対する触媒の
レスポンスにより、SiCl4マグネシウム固定剤に対するH
SiCl3の存在による非常に明らかな相乗的な影響が、観
察される。好ましい場合では、生産性並びに生成物のMF
は、利用可能な水素の量が増すにつれ、増大する。一般
に、ジアルキルマグネシウム化合物は、しかし高いMF及
び%HI値を有する生成物を生成するアルコキシマグネシ
ウムハライドを含む触媒より、やや高い生産性を有する
固体触媒成分を生成する。
本発明のこれら及び他の面は、以下の詳細な実施例か
ら明らかであろう。
発明を実施するための最良の形態 以下の詳細な実施例は、本発明の実施を説明し、そし
て比較の触媒より優れた利点を示す。実施例は、本発明
の範囲を制限するものと理解してはならない。
実施例 1−ジアルキルマグネシウム化合物を利用する
触媒の製造及びテスト ブチルオクチルマグネシウム(ジアルキルマグネシウ
ム化合物)及びHCl又は種々のマグネシウム固定剤を利
用するA−Gと名付けられた一連の7種の触媒を製造
し、それらのチタン、マグネシウム及びシリカ含量及び
三つのケースでは塩素含量を求めた。各触媒は、プロピ
レンのホモ重合でテストされ、そして生産性、生成物の
バルク密度、メルトフロー値、%ヘプタン不溶物及びチ
タン含量は、以下の方法を利用して求められた。
触媒 A 窒素パージ、ヘプタン入口及び還流凝縮器を備えた四
口の250mL容の丸底フラスコ中で、触媒を以下のように
製造した。
5.0gのGrace332シリカ(SiO2)をフラスコに入れた。
攪拌しつつ、ブチルオクチルマグネシウム(BOMAG、ヘ
プタン中20重量%溶液の31.7mL)をシリカに徐々に加
え、フラスコの内容物を97℃で1時間還流して接触さ
せ、次に40℃に冷却した。11.4のHClを、1.5時間かけて
得られた混合物を通してレクチュアー・ボトルから徐々
に吹き込んだ。シリカの色は、黄白色から淡黄色に変化
し、シリカへのBOMAGの添加により約15℃の温度の上昇
が観察された。4.87mLのエタノールを、室温で攪拌しつ
つ得られた混合物に加え、97℃で1時間還流した。混合
物を放置して冷却して40℃以下とした。淡黄色から白色
への色の変化が観察された。22mLのTiCl4をフラスコに
攪拌しつつ加え、加温を始めた。TiCl4の添加により、
溶液は、ミディアム・イエローに変化した。2.72mLのジ
ブチルフタレート(DBP)を80℃で加え、それにより溶
液は、粒状になったように思われ、明るい黄色に変わっ
た。温度を1時間かけて100℃に上げた。フラスコの内
容物を放置して40℃以下に冷却した。上澄み液体を圧力
下除き、固体生成物を、TiCl4/エチルベンゼン抽出液体
(10容量%TiCl4)による連続的抽出のために抽出器に
移した。連続抽出器は、高温循環浴により、抽出帯に一
定の温度を保つために、ジャケットされた。抽出帯に導
入した後、固体を3時間連続抽出にかけ、その間抽出帯
を120−125℃に保ち、固体より上の液体の容量を、固体
により占められる容量の約2倍に均一に保った。抽出の
終わりに、ヘプタンを用いて洗浄し、触媒を受容フラス
コに移し、そして触媒を次にさらに評価するためにドラ
イ・ボックスに移した。
触媒 B この触媒は、上記の触媒Aに関して記載された方法に
従って製造されたが、但しBOMAG/シリカ混合物は、1時
間よりむしろ30分間還流され、そしてHClの代りに、3.2
mLのSiCl4をシリカ/BOMAG混合物に加え、45分間50℃で
接触させた。温度の変化又は色の変化は認められなかっ
た。添加されたSiCl4を、マグネシウムに関して約1:1の
モル比で使用した。エタノールの添加後、36℃から70℃
への温度の上昇が認められ、そして固体は、チョーク白
色であった。97℃で1時間還流後、混合物を40℃以下に
冷却し、窒素パージしつつ一晩放置し、22mLのTiCl4
加えた。還流を開始し、3.78mLのDBPを80℃で加えた。
触媒 C 触媒を、上記の触媒Bの方法に従って製造したが、但
し45分間50℃での四塩化珪素/BOMAG/シリカ混合物の接
触後、得られた固体生成物を、エタノールの添加前に70
mLのヘプタンにより2回洗浄した。固体は、TiCl4の添
加まで黄白色のままであったが、添加により固体は、オ
リーブ・グリーン色の混ざった黄褐色になった。固体
は、DBPの添加により黄色になった。最終生成物の色
は、ミディアム・ブラウンであった。
触媒 D 触媒を、上記の触媒Cの方法に従って製造したが、但
し3.2mLの四塩化珪素の代りに、2.72mLの四塩化珪素を
加え、次に10分間得られた混合物を通して3.9gのHClを
吹き込み、次いで80mLのヘプタンによる2回の洗浄を行
った。最終の触媒の色は、淡いカラメル色であった。
触媒 E 触媒を、上記の触媒Bの方法に従って製造したが、但
し2.83mLのHSiCl3をSiCl4の代りに用い、接触は、33℃
で45分間攪拌しつつ行った。又、溶液を、TiCl4及びDBP
の添加及び還流後、窒素のパージ下一晩放置した。最終
の触媒の色は、濃茶色であった。
触媒 F SICl4及びHSiCl3の85:15モル混合物を利用する触媒
を、上記の触媒Bの方法を用いて製造した。マグネシウ
ムに対する全マグネシウム固定剤のモル比は、約1:1で
あった。2.72mLのSiCl4及び0.45mLのHSiCl3を用いた。
最終の触媒の色は、淡いマスタード・イエローであっ
た。
触媒 G 触媒は、上記の触媒Fの方法を利用して製造したが、
但し2.72mLのSiCl4及び0.45mLのHSiCl3を用い、そして
1時間40℃で接触後、固体生成物を70mLのヘプタンによ
り2回洗浄した。最終の触媒の色は、緑がかった黄色で
あった。
重合のテスト 上記の触媒A−Gのそれぞれを、10:1のTEA対IBIPの
モル比のイソブチルイソプロピルジメトキシシラン(IB
IP)とともに、25重量%ヘプタン溶液中のトリエチルア
ルミニウム(TEA、Akzo Chemicals)を用いてプロピレ
ンホモ重合についてテストした。重合は、70℃の公称温
度そして460psigの公称反応槽圧でバルク相で行われ
た。
触媒A、B及びEは、約100mLの水素を用いて1L容の
反応槽でテストした。残った触媒は、300mLの容器から7
0psiの圧力低下で水素を用いて2L容の反応槽でテストし
た。
方法は、以下の通りであった。
20mLのヘプタンを約30℃で反応槽に加えた。TEA溶液
を加え、次にIBIP溶液を加えた。秤量した量の触媒を次
に加えた。反応槽を次に閉じ、プロピレンによりパージ
し、水素を加え、そして重合の実験を開始した。反応槽
を、攪拌しつつ70℃で1時間、反応槽の圧力を約460psi
gにしながら維持した。
重合が完了したとき、過剰のプロピレンを排出し、反
応槽の内容物を取出し、そして重合体のサンプルが、以
下の表I及びIIに示されるように、組成の分析及び物理
的性質の測定のために得られた。
触媒の組成は、X線蛍光により求められ、生産性は、
生成物の重量を触媒の重量により割りそして実験の時間
が1時間でないときは結果を1時間の反応時間に平均化
することにより求められた。バルク密度は、10mLのシリ
ンダーを充たすのに必要な生成物の量を秤量することに
より求められ(タッピングなし)、MFは、230℃におけ
るASTM D−1238により求められ、そして%HIは、連続
ヘプタン抽出により求められた。
触媒Gの場合、実験は、以下の表VIに示されるよう
に、比較の目的のために、70psiに加えて、100及び125p
siの水素ΔPで行われた。
実施例 2−アルコキシマグネシウムクロリド化合物を
利用する触媒の製造及びテスト H−Kと名付けられた4種の触媒が、マグネシウム源
として2−メチルペントキシマグネシウムクロリド、及
びマグネシウム固定剤としてHCl又は四塩化珪素或いは
四塩化珪素/トリクロロシラン混合物を用い、洗浄し又
はすることなく製造された。触媒の組成を分析し、触媒
Kを以下のようにプロピレンホモ重合についてテストし
た。
触媒の製造方法 触媒 H この触媒は、上記の触媒Aの一般的な方法に従って製
造された。5gのGrace 332シリカをフラスコに加え、次
に25.6mLの2−メチルペントキシマグネシウムクロリド
の17.2重量%ヘプタン溶液を加え、少量のヘプタンを加
え、そして混合物を97℃で30分間還流した。4℃の温度
の上昇が、マグネシウム化合物の添加により認められ
た。混合物を、次に40℃に冷却し、15gのHClを1.5時間
レクチュアー・ボトルから混合物に吹き込んだ。温度の
上昇は、認められながった。非常に薄いピンク色の上澄
みプレカーサーが観察された。固体は、黄白色であっ
た。
2.46mLのエタノールを加え、97℃で1時間還流した。
5℃の温度の上昇が、エタノールの添加により認められ
た。この場合、上澄みは、青ざめた黄色であり、プレカ
ーサー固体は、黄白色であった。混合物を40℃以下に冷
却し、23mLのTiCl4を加えた。加熱を開始し、1.68mLのD
BPを80℃で加えた。混合物を100℃で1時間反応させ
た。上澄みを除き、固体生成物を抽出器に移し、120−1
25℃で、エチルベンゼン中10容量%TiCl4により3.5時間
抽出した。固体生成物を次にヘプタンにより洗浄し、さ
らに評価するためにドライ・ボックスに移した。
触媒 I この触媒は、触媒Hの方法により製造したが、但し2.
4mLのSiCl4をHClの代りに加えた。
触媒 J この触媒は、触媒Iの方法により製造したが、但しSi
Cl4の添加、還流及び冷却後、生成物を70mLのきれいな
ヘプタンにより2回洗浄した。
触媒 K この場合、触媒は、触媒Jの方法により製造したが、
但し2.0mLのSiCl4及び0.35mLのHSiCl3を2.4mLのSiCl4
代りに用いた。触媒H−Kの組成の分析は、以下の表II
Iに示される。
重合のテスト 触媒Kを上記の方法に従って重合したが、但し水素添
加のためのΔPは、70psiよりむしろ140psiであった。
表IVは、70psiH2ΔPを用いる触媒F及びG(表IIか
ら)、100及び125psiH2ΔPにおける触媒G、及び140ps
iH2ΔPにおける触媒Kの重合の結果を示す。結果は、
以下の表IVに示される。
結果及び検討 表I及びIIIのデータは、最終の触媒の組成に対するH
Clの代りに使用した試薬の効果を要約している。表Iの
データの観察では、触媒Aに関するMmg/Tiのモル比が、
試薬及び条件に依存して広く変化することを示す。実質
的に均一なプロピレン重合条件の下の触媒の性能は、又
広い範囲にわたって変化することが、表IIのデータから
判る。
表Iの触媒C及びGは、高いチタン能率を示したが、
触媒Gの全体の性能(表II参照)が優れている。HSiCl3
のみの使用(触媒D)は、最低の性能を有する触媒を生
ずる。触媒D(表III)は、SiCl4とともにHClを用いる
ことは、テストされた条件で高いメルト・フローを生ず
るが、生産性は低い。独特な変化は、明らかに触媒をし
て重合パラメーターにさらに反応せしめる触媒を生成さ
せ、そしてSiCl4に対するHSiCl3の相乗的影響は、非常
に明らかである。
表IVは、水素に対する本発明の触媒の増大した感度を
示す。触媒Gは、明らかに、水素が増大するとき生産性
に対する劇的な効果を示す。(生産性は、反応槽に注入
される触媒の重量により求められる。)触媒Kは、96.9
%のHIで高いメルト・フローに達するが、対応するジア
ルキルマグネシウム化合物に基づく触媒Gと同じ高い生
産性を示さない。
実施例 3−高いメルト・フローポリプロピレンの直接
製造 触媒Lは、5.0gのGrace332シリカ、31.7mLのBOMAGの2
0重量%の溶液、マグネシウム固定剤としての2.72mLのS
iCl4及び0.40mLのHSiCl3、マグネシウム固定工程後の2
回のヘプタン洗浄、4.87mLのエタノール、22mLのTiCl4
及び1.68mLのDBPを用いて、前記の実施例の一般的な方
法に従って製造された。中間体は、前述を除いて洗浄さ
れなかった。
52.7重量%のシリカ、4.74重量%のチタン、4.40重量
%のマグネシウム及び14.8重量%の塩素を含む触媒を製
造した。
0.0037gのこの触媒を、70℃及び460psigで、TEAの25.
4重量%溶液1.6mL及び0.20mLのIBIPを用いて140psiの水
素ΔPで、2L容の反応槽でプロピレンホモ重合でテスト
した。観察された生産性は、30584g/g触媒/時であり、
生成物MF=312.9g/10分、バルク密度23.1 lb/ft3及び9
1.1%HIであった。生成物は5.5ppmのチタンを含んだ。
(観察された高い生産性は、生成物の観察された高い残
存チタン含量と一致せず、そして恐らく高度の実験上の
誤差によるものであろう。) 実施例 4−触媒性能に対するアルミニウム/チタン比
の効果 触媒Gは、60−630に及ぶTEA対チタンのモル比のTEA/
IBIP共触媒を用いて、70psiのH2ΔPで、1時間(二つ
の例外)70℃及び460psiで、プロピレンホモ重合(バル
クプロピレン)でテストされた。
(TEA対IBIPのモル比は、10:1で一定に保たれた。)
結果を以下の表Vに示す。
この実施例は、アルミニウム対チタンの比が増加する
とき、生成物中の残存チタンが減少するという一般的な
傾向により証明されるように、触媒に対する生産性の増
大を示す。生成物MF及び%HIは、実質的に一定のままで
あった。
前記の詳細な記述は、理解を明確にするためにのみ示
され、そいて本発明の範囲内の変化は、当業者に明らか
であるので、不必要な制限は、それから理解されてはな
らない。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−174206(JP,A) 特開 昭55−115405(JP,A) 特開 昭59−145203(JP,A) 特開 昭62−119204(JP,A) 特開 昭61−291604(JP,A) 特開 昭59−207904(JP,A) 特開 昭61−21109(JP,A) 特開 昭62−146904(JP,A) 米国特許5104837(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 4/60 - 4/70

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)式SiO2,aAl2O3(式中、aは0〜2
    の範囲にある)の粒状の多孔性のシリカと炭化水素可溶
    ジアルキルマグネシウム化合物、アルコキシマグネシウ
    ムハライド、ジアルコキシマグネシウム化合物又はアル
    キルアルコキシマグネシウム化合物から選ばれる炭化水
    素可溶有機マグネシウム化合物とを不活性液体炭化水素
    の存在下接触させて固体生成物を生成する工程 (b)工程(a)の固体生成物とSiCl4よりなるマグネ
    シウム固定剤とを70℃より低い温度で接触させる工程 (c)工程(b)の固体生成物とC1−C8アルカノールと
    を1〜5:1の範囲のアルカノール対マグネシウムのモル
    比で接触させる工程 (d)工程(c)の固体生成物とTiCl4とを接触させる
    工程、そして (e)工程(d)の固体生成物とアルキル、アリール又
    はシクロアルキルジエステルから選ばれるジエステルと
    を接触させる工程か、又は (d′)工程(c)の固体生成物とアルキル、アリール
    又はシクロアルキルジエステルから選ばれるジエステル
    とを接触させる工程、そして (e′)工程(d′)の固体生成物とTiCl4とを接触さ
    せる工程、 (f)次に工程(e)又は(e′)の固体生成物を、1
    〜3時間100℃より高い温度でTiCl4よりなる抽出液によ
    る抽出にかけて、固体生成物を生成する工程、そして (g)工程(f)の該固体生成物を単離し、不活性液体
    炭化水素により洗浄して遊離のTiCl4をそれから除く工
    程 よりなる方法により製造される、1種以上の1−オレフ
    ィンを重合するための好適な共触媒と組合せて有用な固
    体触媒成分。
  2. 【請求項2】該炭化水素可溶有機マグネシウム化合物
    は、式MgRR1、ROMgX、Mg(OR)(OR1)及びR(OR1)Mg
    (式中、R及びR1は、同一又は異なる置換又は未置換の
    C2−C12アルキル基であり、XはI、Br又はClである)
    の炭化水素可溶有機マグネシウム化合物である請求項1
    の触媒成分。
  3. 【請求項3】該有機マグネシウム化合物は、MgRR1又はR
    OMgClである請求項2の触媒成分。
  4. 【請求項4】工程(b)の該マグネシウム固定剤は、さ
    らに、HCl、HSiCl3又はH2SiCl2を含む請求項1−3の何
    れか一つの項の触媒成分。
  5. 【請求項5】工程(b)の該マグネシウム固定剤対マグ
    ネシウムのモル比は、少なくとも1:1である請求項1−
    4の何れか一つの項の触媒成分。
  6. 【請求項6】工程(b)の固体生成物は、工程(c)の
    前に洗浄される請求項1−5の何れか一つの項の触媒成
    分。
  7. 【請求項7】工程(e)又は工程(d′)の該ジエステ
    ルは、式 (式中、X及びYは、一緒になって酸素であるか、又は
    X及びYは、それぞれ塩素又はC1−C10アルコキシであ
    る)のフタール酸誘導体である請求項1−6の何れか一
    つの項の触媒成分。
  8. 【請求項8】該有機マグネシウム固定剤は、SiCl4そし
    て少モル割合の気体状HCl又は気体状H2SiCl2を含む請求
    項5の触媒成分。
  9. 【請求項9】工程(c)の該アルカノール対マグネシウ
    ムのモル比は、2.5:1−3.5:1の範囲にある請求項1−8
    の何れか一つの項の触媒成分。
  10. 【請求項10】該抽出工程(f)は、100℃−150℃の範
    囲の温度で行われる請求項1−9の何れか一つの項の触
    媒成分。
  11. 【請求項11】工程(a)における該有機マグネシウム
    化合物対該シリカのモル比は、0.1:1−1:1であり、工程
    (b)における該マグネシウム固定剤対マグネシウムの
    モル比は、少なくとも1:1であり、工程(d)又は
    (e′)における該TiCl4対マグネシウムのモル比は、
    2:1−20:1の範囲にあり、工程(e)又は(d′)の該
    ジエステル対マグネシウムのモル比は、0.01:1−1:1の
    範囲にあり、工程(f)における工程(e)又は
    (e′)の該抽出液体対該生成物の重量比は、1:1−10
    0:1の範囲にある請求項1の触媒成分。
  12. 【請求項12】工程(a)の該シリカ及び有機マグネシ
    ウム化合物は、10−120℃で接触し、0.5−5時間20−14
    0℃で維持され、工程(b)は、0.5−5時間35−45℃で
    行われ、工程(c)は、0.5−5時間20−140℃で行わ
    れ、工程(d)は、室温で開始しそして0.5−5時間10
    −150℃で維持され、そして工程(e)は、80℃で開始
    しそして0.5−5時間100℃に維持されるか、又は工程
    (d′)は、室温で開始しそして0.5−5時間100℃に維
    持され、そして工程(e′)は、室温で開始しそして0.
    5−5時間10−150℃に維持される請求項11の触媒成分。
  13. 【請求項13】該有機マグネシウム化合物は、ブチルオ
    クチルマグネシウム及び2−メチルペントキシマグネシ
    ウムクロリドよりなる群から選ばれ、該マグネシウム固
    定剤は、SiCl4及び少割合のHSiCl3であり、該アルカノ
    ールは、エタノールであり、該ジエステルは、ジブチル
    フタレートであり、該抽出液体は、TiCl4及びエチルベ
    ンゼンであり、そして工程(b)の生成物は、工程
    (c)の前に洗浄される請求項12の触媒成分。
  14. 【請求項14】アルキルアルミニウム化合物よりなる共
    触媒と組合わされた請求項1−13の何れか一つの項の固
    体触媒成分を含む触媒系。
  15. 【請求項15】該共触媒は、式AlR2 3(式中、R2は、独
    立して8個以下の炭素原子のアルキル基である)のアル
    ミニウム成分及び式R3 nSi(OR44-n(式中、R3は、16
    個以下の炭素原子の飽和脂肪族、脂環族及び芳香族炭化
    水素基よりなる群から選ばれ、R4は15個以下のアルキル
    基であり、そしてnは0−3である)のシラン成分より
    なる請求項14の触媒系。
  16. 【請求項16】固体触媒成分からのチタン対アルミニウ
    ム成分からのアルミニウムの原子比は、1:10−1:2000で
    あり、該アルミニウム成分対該シラン成分のモル比は、
    1:0.01−1:0.8である請求項15の触媒系。
  17. 【請求項17】該アルミニウム成分は、トリアルキルア
    ルミニウム成分であり、そして該シラン成分は、トリア
    ルコキシアルキルフェニルシラン及びジアルキルジエチ
    ルフェニルシランよりなる群から選ばれる請求項16の触
    媒系。
  18. 【請求項18】該アルミニウム成分は、トリエチルアル
    ミニウムであり、そして該シラン成分は、イソブチルイ
    ソプロピルジメトキシシランである請求項17の触媒系。
  19. 【請求項19】1種以上の重合可能な1−オレフィンを
    重合する方法において、該方法は、請求項1−18の何れ
    か一つの項の固体触媒成分及び共触媒を含む触媒系の存
    在下重合条件下で該1−オレフィン又は1−オレフィン
    類を重合する工程を含む方法。
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