JPH07332553A - 管継手の構造 - Google Patents
管継手の構造Info
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- JPH07332553A JPH07332553A JP6145617A JP14561794A JPH07332553A JP H07332553 A JPH07332553 A JP H07332553A JP 6145617 A JP6145617 A JP 6145617A JP 14561794 A JP14561794 A JP 14561794A JP H07332553 A JPH07332553 A JP H07332553A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- rubber ring
- diameter
- tubular body
- receiving
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L21/00—Joints with sleeve or socket
- F16L21/02—Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings
- F16L21/04—Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings in which sealing rings are compressed by axially-movable members
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Joints With Sleeves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 直管や異形管を問わずに簡単に接続でき、現
場での接続時間を短くでき、接続後の管相互の位置調整
や解体作業を容易にできる管の継手を提供する。 【構成】 継手方向と平行な内周面51の大径受部510
と、本体内側への傾斜面52を有する傾斜部520と、内側
に設けた小径受部530とから成る受口50を一端に開口形
成し、継手方向と平行なボルト孔56を透設した鍔部55を
受口50の外周に複数突設し、他端を挿入口57とする管体
5と、受口の該内周面51と傾斜面52に当接し、開放端面6
5を本体外側へ傾斜させて断面台形状部61を有し、小径
受部530に収容する断面円形状部62と管体内側に向いた
舌片63を断面台形状部61に連続させ、内径を管体5の挿
入口57の外径より小さくしたゴム輪6と、ゴム輪6の開放
端面65に当接し、大径受部510内に係着できる外径の突
環71を突設し、管体のボルト孔56と連通状となるボルト
孔72を透設した鍔部73を外周に突設した押し輪7とから
成る。
場での接続時間を短くでき、接続後の管相互の位置調整
や解体作業を容易にできる管の継手を提供する。 【構成】 継手方向と平行な内周面51の大径受部510
と、本体内側への傾斜面52を有する傾斜部520と、内側
に設けた小径受部530とから成る受口50を一端に開口形
成し、継手方向と平行なボルト孔56を透設した鍔部55を
受口50の外周に複数突設し、他端を挿入口57とする管体
5と、受口の該内周面51と傾斜面52に当接し、開放端面6
5を本体外側へ傾斜させて断面台形状部61を有し、小径
受部530に収容する断面円形状部62と管体内側に向いた
舌片63を断面台形状部61に連続させ、内径を管体5の挿
入口57の外径より小さくしたゴム輪6と、ゴム輪6の開放
端面65に当接し、大径受部510内に係着できる外径の突
環71を突設し、管体のボルト孔56と連通状となるボルト
孔72を透設した鍔部73を外周に突設した押し輪7とから
成る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、上水道等の管の継手構
造に関するものである。
造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、管の継手としては、メカニカル式
とスリップオン式があり、夫々代表的なJISG5527（ダク
タイル鋳鉄異形管）に規定される施工を説明すると、ま
ず、図７で示すメカニカル式は、管体の挿入口１１に押
し輪２とゴム輪３を通し、ゴム輪３の外面及び挿入口１
１の表面に滑剤を塗布し、別の管体の受口１２に挿入口
１１を差し込み、受口１２にゴム輪３を収容し、押し輪
２をゴム輪３に当接するまで受口１２側に移動させ、受
口１２の外周に突設した鍔部のボルト孔と押し輪２の外
周に突設した鍔部のボルト孔にボルト１３を挿入してナ
ット１４で螺締することでゴム輪３を挿入口１１に強く
圧着させるものである。
とスリップオン式があり、夫々代表的なJISG5527（ダク
タイル鋳鉄異形管）に規定される施工を説明すると、ま
ず、図７で示すメカニカル式は、管体の挿入口１１に押
し輪２とゴム輪３を通し、ゴム輪３の外面及び挿入口１
１の表面に滑剤を塗布し、別の管体の受口１２に挿入口
１１を差し込み、受口１２にゴム輪３を収容し、押し輪
２をゴム輪３に当接するまで受口１２側に移動させ、受
口１２の外周に突設した鍔部のボルト孔と押し輪２の外
周に突設した鍔部のボルト孔にボルト１３を挿入してナ
ット１４で螺締することでゴム輪３を挿入口１１に強く
圧着させるものである。
【０００３】また、図８で示すスリップオン式は、管体
の挿入口１１にゴム輪３を通し、ゴム輪３の外面に滑剤
を塗布し、挿入口１１を受口１２に預け、挿入器具を用
いて押圧して挿入口１１を受口１２に挿入する。この挿
入圧による弾性でゴム輪３を挿入口１１に強く圧着させ
るものである。
の挿入口１１にゴム輪３を通し、ゴム輪３の外面に滑剤
を塗布し、挿入口１１を受口１２に預け、挿入器具を用
いて押圧して挿入口１１を受口１２に挿入する。この挿
入圧による弾性でゴム輪３を挿入口１１に強く圧着させ
るものである。
【０００４】しかしながら、メカニカル式では接続に熟
練を要しないが、現場での接続時間が長くなる問題点が
あり、スリップオン式では、短時間で接続できるが、あ
る程度の熟練が必要であり、接続後の管相互の位置角度
調整や解体作業が面倒となる問題点があった。したがっ
て、管相互の位置角度調整をあまり必要としない直管部
ではスリップオン式を用い、管相互の位置角度調整の頻
度の高い屈曲管やＴ字管等の異形管にメカニカル式継手
を使用しているのが現状である。
練を要しないが、現場での接続時間が長くなる問題点が
あり、スリップオン式では、短時間で接続できるが、あ
る程度の熟練が必要であり、接続後の管相互の位置角度
調整や解体作業が面倒となる問題点があった。したがっ
て、管相互の位置角度調整をあまり必要としない直管部
ではスリップオン式を用い、管相互の位置角度調整の頻
度の高い屈曲管やＴ字管等の異形管にメカニカル式継手
を使用しているのが現状である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、直管
や異形管を問わず使用部位を選ばずに簡単に接続でき、
現場での接続時間を短くできると共に、接続後の管相互
の位置角度調整や解体作業を容易にできる管の継手構造
を提供するものである。
や異形管を問わず使用部位を選ばずに簡単に接続でき、
現場での接続時間を短くできると共に、接続後の管相互
の位置角度調整や解体作業を容易にできる管の継手構造
を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、内径
を拡大した継手方向と平行な内周面を有する大径受部
と、該内周面から本体内側への傾斜面を有する傾斜部
と、該傾斜部に連続して内側に設けた小径受部とから成
る受口を一端に開口形成すると共に、継手方向と平行な
ボルト孔を透設した鍔部を受口の外周に複数突設し、他
端を挿入口とする管体と、受口の内周面と傾斜面に当接
し、開放端面を本体外側へ傾斜させて断面台形状部を有
すると共に、受口の小径受部に収容する断面円形状部を
断面台形状部に連続させた断面形状で、内径を管体の挿
入口の外径より小さくしたゴム輪と、ゴム輪の開放端面
に当接し、管体受口の大径受部内に係着配置できる外径
とした突環を突設すると共に、管体のボルト孔と連通状
となるボルト孔を透設した鍔部を外周に突設した押し輪
とを備えた構成の管継手である。なお、管体内側に向い
て突設した舌片を、断面円形状部に連設させたゴム輪と
成してもよい。
を拡大した継手方向と平行な内周面を有する大径受部
と、該内周面から本体内側への傾斜面を有する傾斜部
と、該傾斜部に連続して内側に設けた小径受部とから成
る受口を一端に開口形成すると共に、継手方向と平行な
ボルト孔を透設した鍔部を受口の外周に複数突設し、他
端を挿入口とする管体と、受口の内周面と傾斜面に当接
し、開放端面を本体外側へ傾斜させて断面台形状部を有
すると共に、受口の小径受部に収容する断面円形状部を
断面台形状部に連続させた断面形状で、内径を管体の挿
入口の外径より小さくしたゴム輪と、ゴム輪の開放端面
に当接し、管体受口の大径受部内に係着配置できる外径
とした突環を突設すると共に、管体のボルト孔と連通状
となるボルト孔を透設した鍔部を外周に突設した押し輪
とを備えた構成の管継手である。なお、管体内側に向い
て突設した舌片を、断面円形状部に連設させたゴム輪と
成してもよい。
【０００７】
【作用】連通した管体のボルト孔と押し輪のボルト孔に
ボルトを挿通してナット止めすることで、管体の受口内
に装着したゴム輪が、別の管体の挿入口の外周に強く圧
着されるのである。即ち、押し輪の突環によってゴム輪
の傾斜面の開放端面を押圧することにより、受口の大径
受部に続く傾斜部での反力によってゴム輪の断面台形状
部が内側に押圧され、断面円形状部も小径受部によって
内側に押圧されるため挿入口の外周に強く圧着すること
になる。
ボルトを挿通してナット止めすることで、管体の受口内
に装着したゴム輪が、別の管体の挿入口の外周に強く圧
着されるのである。即ち、押し輪の突環によってゴム輪
の傾斜面の開放端面を押圧することにより、受口の大径
受部に続く傾斜部での反力によってゴム輪の断面台形状
部が内側に押圧され、断面円形状部も小径受部によって
内側に押圧されるため挿入口の外周に強く圧着すること
になる。
【０００８】なお、断面円形状部に舌片を連設させたゴ
ム輪とした場合、受口と挿入口との間隙から侵入した水
が舌片を内側方向に押圧するため一層挿入口に圧着して
自己水密性が良好となるのである。
ム輪とした場合、受口と挿入口との間隙から侵入した水
が舌片を内側方向に押圧するため一層挿入口に圧着して
自己水密性が良好となるのである。
【０００９】その接続方法としてはメカニカル式とスリ
ップオン式とを選択して使用できるのである。即ち、メ
カニカル式は通常の方式で使用でき、また、スリップオ
ン式としては、管体の受口内にゴム輪を装着し、ゴム輪
の端面に突環を当接させると共に連通した管体と押し輪
のボルト孔に挿通したボルトをナット止めすることで、
押し輪の突環が管体の受口内に配置して受口内周面で係
着された位置決め状態となってゴム輪及び押し輪が受口
に装着され、ゴム輪が押圧されて内側に突出するのであ
る。この状態で、通常のスリップオン式を行えばよい。
ップオン式とを選択して使用できるのである。即ち、メ
カニカル式は通常の方式で使用でき、また、スリップオ
ン式としては、管体の受口内にゴム輪を装着し、ゴム輪
の端面に突環を当接させると共に連通した管体と押し輪
のボルト孔に挿通したボルトをナット止めすることで、
押し輪の突環が管体の受口内に配置して受口内周面で係
着された位置決め状態となってゴム輪及び押し輪が受口
に装着され、ゴム輪が押圧されて内側に突出するのであ
る。この状態で、通常のスリップオン式を行えばよい。
【００１０】さらに、メカニカル式とスリップオン式と
の中間の有効な接続方式も採用でき、この場合、管体の
受口内にゴム輪を装着し、ゴム輪の端面に突環を当接さ
せると共に連通した管体と押し輪のボルト孔に挿通した
ボルトをナット止めすることで、押し輪の突環が管体の
受口内に配置して受口内周面で係着された位置決め状態
となってゴム輪及び押し輪が受口に仮止めでき、現場に
おいて、一旦ナットを緩めてゴム輪の内周への突出を少
なくした状態とし、該管体の受口に別の管体の挿入口を
挿着して該挿入口の外周面にゴム輪を弱く圧接させた
後、該ボルトを強くナットで螺着することで該挿入口の
外周面にゴム輪が強く圧着するのである。これによる
と、受口にゴム輪及び押し輪を仮止めする作業を工場で
でき、現場での施工が迅速にできるのである。
の中間の有効な接続方式も採用でき、この場合、管体の
受口内にゴム輪を装着し、ゴム輪の端面に突環を当接さ
せると共に連通した管体と押し輪のボルト孔に挿通した
ボルトをナット止めすることで、押し輪の突環が管体の
受口内に配置して受口内周面で係着された位置決め状態
となってゴム輪及び押し輪が受口に仮止めでき、現場に
おいて、一旦ナットを緩めてゴム輪の内周への突出を少
なくした状態とし、該管体の受口に別の管体の挿入口を
挿着して該挿入口の外周面にゴム輪を弱く圧接させた
後、該ボルトを強くナットで螺着することで該挿入口の
外周面にゴム輪が強く圧着するのである。これによる
と、受口にゴム輪及び押し輪を仮止めする作業を工場で
でき、現場での施工が迅速にできるのである。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示実施例について説
明する。図１及び図２は接続状態を示すものであり、管
体５の継手構造として、その一端の受口５０は、受口内
径を拡大した継手方向と平行な内周面５１を有する大径
受部５１０と、該内周面５１から本体内部へ向けての傾
斜面５２を有する傾斜部５２０と、さらに傾斜面５２か
ら継手方向と平行な小径内周面５３を有する小径受部５
３０とから成り、終端のストッパ５４まで連続させて開
口形成している。
明する。図１及び図２は接続状態を示すものであり、管
体５の継手構造として、その一端の受口５０は、受口内
径を拡大した継手方向と平行な内周面５１を有する大径
受部５１０と、該内周面５１から本体内部へ向けての傾
斜面５２を有する傾斜部５２０と、さらに傾斜面５２か
ら継手方向と平行な小径内周面５３を有する小径受部５
３０とから成り、終端のストッパ５４まで連続させて開
口形成している。
【００１２】即ち、傾斜面５２の傾斜部５２０を介して
内周面５１，５３の大小二段の受部５１０，５３０を形
成している。また、受口５０の外周に四個の鍔部５５を
突設して、鍔部５５に継手方向と平行なボルト孔５６を
透設している。そして管体５の他端を挿入口５７として
いる。
内周面５１，５３の大小二段の受部５１０，５３０を形
成している。また、受口５０の外周に四個の鍔部５５を
突設して、鍔部５５に継手方向と平行なボルト孔５６を
透設している。そして管体５の他端を挿入口５７として
いる。
【００１３】ゴム輪６は、受口の大径内周面５１と傾斜
面５２に当接する断面台形状部６１を有すると共に、受
口の小径受部５３０に収容する断面円形状部６２を断面
台形状部６１に連続させた断面形状であり、断面円形状
部６２の内端から内部方向に薄い舌片６３を突設し、さ
らに断面台形状部６１の内周に二列の突帯６４を突設し
た形状としている。無負荷状態では、断面円形状部６２
の内側部と舌片６３が挿入口５７の外径ラインより内側
に突出している。
面５２に当接する断面台形状部６１を有すると共に、受
口の小径受部５３０に収容する断面円形状部６２を断面
台形状部６１に連続させた断面形状であり、断面円形状
部６２の内端から内部方向に薄い舌片６３を突設し、さ
らに断面台形状部６１の内周に二列の突帯６４を突設し
た形状としている。無負荷状態では、断面円形状部６２
の内側部と舌片６３が挿入口５７の外径ラインより内側
に突出している。
【００１４】押し輪７は、ゴム輪６の断面台形状部６１
の開放端面６５に当接する突環７１を受口５０側に突設
すると共に、ボルト孔７２を透設した鍔部７３を外周に
四個突設して成る。
の開放端面６５に当接する突環７１を受口５０側に突設
すると共に、ボルト孔７２を透設した鍔部７３を外周に
四個突設して成る。
【００１５】次に本例継手の接続を説明すると、まず、
管体５の受口５０内にゴム輪６を装着し、ゴム輪６の端
面に押し輪７の突環７１を当接させると共に連通した管
体５のボルト孔５６と押し輪７のボルト孔７２に挿通し
たボルト８をナット９で螺着するのである。これによ
り、押し輪７の突環７１が管体５の受口５０内の大径受
部５１０に配置し、大径内周面５１で係着された位置決
め状態となってゴム輪６及び押し輪７が受口５０に仮止
めされるのである。この状態までは工場で組立てるので
ある。
管体５の受口５０内にゴム輪６を装着し、ゴム輪６の端
面に押し輪７の突環７１を当接させると共に連通した管
体５のボルト孔５６と押し輪７のボルト孔７２に挿通し
たボルト８をナット９で螺着するのである。これによ
り、押し輪７の突環７１が管体５の受口５０内の大径受
部５１０に配置し、大径内周面５１で係着された位置決
め状態となってゴム輪６及び押し輪７が受口５０に仮止
めされるのである。この状態までは工場で組立てるので
ある。
【００１６】そして、現場において、一旦ナット９を緩
めてゴム輪６の内周への突出部を少なくした状態とし、
ついで該管体５の受口５０に別の管体の挿入口５７を挿
入器具を用いて挿着することにより、図４のように、該
挿入口５７の外周面にゴム輪６が弱く圧接するのであ
る。この状態では、管体５の移動や角度調整が簡単にで
きるのである。
めてゴム輪６の内周への突出部を少なくした状態とし、
ついで該管体５の受口５０に別の管体の挿入口５７を挿
入器具を用いて挿着することにより、図４のように、該
挿入口５７の外周面にゴム輪６が弱く圧接するのであ
る。この状態では、管体５の移動や角度調整が簡単にで
きるのである。
【００１７】管体５を適切状態に調整した後、図５のよ
うに、管体５の鍔部５５と押し輪７の鍔部７３が当接す
るまで該ボルト８を強くナット９で螺着することで該挿
入口５７の外周面にゴム輪６が強く圧着して、水密性が
良好となるのである。即ち、押し輪７の突環７１によっ
て傾斜面の開放端面６５を押圧することにより、受口５
０の傾斜面５２での反力によって断面台形状部６１が内
側に押圧され、また、断面円形状部６２も小径内周面５
３による反力で内側に押圧されるのである。さらに、受
口５０と挿入口５７との間隙から侵入した水は、薄い舌
片６３を内側方向に押圧するため一層挿入口５７に圧着
して自己水密性が良好となるのである。
うに、管体５の鍔部５５と押し輪７の鍔部７３が当接す
るまで該ボルト８を強くナット９で螺着することで該挿
入口５７の外周面にゴム輪６が強く圧着して、水密性が
良好となるのである。即ち、押し輪７の突環７１によっ
て傾斜面の開放端面６５を押圧することにより、受口５
０の傾斜面５２での反力によって断面台形状部６１が内
側に押圧され、また、断面円形状部６２も小径内周面５
３による反力で内側に押圧されるのである。さらに、受
口５０と挿入口５７との間隙から侵入した水は、薄い舌
片６３を内側方向に押圧するため一層挿入口５７に圧着
して自己水密性が良好となるのである。
【００１８】このように本例によると、工場で受口５０
にゴム輪６と押し輪７を予め装着でき、現場で挿入口５
７を差し込んでボルト８を螺締するだけでよいため、現
場での接続作業時間が短縮でき、受口５０へのゴム輪６
と押し輪７の装着も簡単にできるのである。特に、押し
輪７の突環７１が、管体５の受口５０内の大径受部５１
０に配置して位置決め状態となっているため、挿入口５
７の挿入作業が円滑にできるのである。
にゴム輪６と押し輪７を予め装着でき、現場で挿入口５
７を差し込んでボルト８を螺締するだけでよいため、現
場での接続作業時間が短縮でき、受口５０へのゴム輪６
と押し輪７の装着も簡単にできるのである。特に、押し
輪７の突環７１が、管体５の受口５０内の大径受部５１
０に配置して位置決め状態となっているため、挿入口５
７の挿入作業が円滑にできるのである。
【００１９】また、ゴム輪６による水密性もナット９の
螺締で良好に調節でき、ボルト８を緩めることで挿入口
５７へのゴム輪６の圧着状態が弱くなるため、管の位置
角度調整や解体作業を容易にできるのである。このため
直管や異形管を問わず使用部位を選ばずに簡単に接続で
きるのである。
螺締で良好に調節でき、ボルト８を緩めることで挿入口
５７へのゴム輪６の圧着状態が弱くなるため、管の位置
角度調整や解体作業を容易にできるのである。このため
直管や異形管を問わず使用部位を選ばずに簡単に接続で
きるのである。
【００２０】さらに、通常のメカニカル式の接続使用も
でき、また、受口にゴム輪及び押し輪を予め強く装着し
て、ゴム輪の内側部を内側に突出した状態で通常のスリ
ップオン式を行うこともできるのである。
でき、また、受口にゴム輪及び押し輪を予め強く装着し
て、ゴム輪の内側部を内側に突出した状態で通常のスリ
ップオン式を行うこともできるのである。
【００２１】本例は前記のように構成したが、本発明に
おいてはこれに限定されない。例えば、管体の一端の受
口の大径内周面に続く傾斜面の傾斜角度は２０〜７０度
の範囲が妥当であり、４５度位が適当である。また小径
受部の形状は問わない。さらに、ゴム輪における断面台
形状部の傾斜面の傾斜角度も限定さないが、２０〜４５
度位が適当である。断面台形状部に連設されて小径受部
に収容される断面円形状部の形状も適宜であって、図６
のような形状でもよい。ゴム輪としての変形率は２０〜
４０％が望ましい。
おいてはこれに限定されない。例えば、管体の一端の受
口の大径内周面に続く傾斜面の傾斜角度は２０〜７０度
の範囲が妥当であり、４５度位が適当である。また小径
受部の形状は問わない。さらに、ゴム輪における断面台
形状部の傾斜面の傾斜角度も限定さないが、２０〜４５
度位が適当である。断面台形状部に連設されて小径受部
に収容される断面円形状部の形状も適宜であって、図６
のような形状でもよい。ゴム輪としての変形率は２０〜
４０％が望ましい。
【００２２】また、ゴム輪を押圧する押し輪の形状も任
意であり、その押圧状態において押し輪の突環が管体の
受口内に配置して大径内周面で係着されればよい。
意であり、その押圧状態において押し輪の突環が管体の
受口内に配置して大径内周面で係着されればよい。
【００２３】
【発明の効果】本発明によると、押し輪の突環が管体の
受口内の大径受部に配置し、大径内周面で係着された位
置決め状態となってゴム輪が受口に安定保持され、押し
輪の突環がゴム輪の傾斜面の開放端面を押圧することに
より、受口の大径受部に続く傾斜部での反力によってゴ
ム輪の断面台形状部が内側に押圧され、断面円形状部も
小径受部によって内側に押圧されるため挿入口の外周に
ゴム輪が強く圧着できるのである。このゴム輪による水
密性もナットの螺締調節で良好に加減できて管の位置角
度調整や解体作業を容易にできるのであり、直管や異形
管を問わず使用部位を選ばずに簡単に接続できるのであ
る。
受口内の大径受部に配置し、大径内周面で係着された位
置決め状態となってゴム輪が受口に安定保持され、押し
輪の突環がゴム輪の傾斜面の開放端面を押圧することに
より、受口の大径受部に続く傾斜部での反力によってゴ
ム輪の断面台形状部が内側に押圧され、断面円形状部も
小径受部によって内側に押圧されるため挿入口の外周に
ゴム輪が強く圧着できるのである。このゴム輪による水
密性もナットの螺締調節で良好に加減できて管の位置角
度調整や解体作業を容易にできるのであり、直管や異形
管を問わず使用部位を選ばずに簡単に接続できるのであ
る。
【００２４】さらに、通常のメカニカル式やスリップオ
ン式を選択して接続できる効果も大きく、工場で受口に
ゴム輪と押し輪を予め簡単に装着でき、現場で管体の挿
入口を差し込んでボルトを螺締することもでき、現場で
の接続作業時間が短縮できると共に、押し輪の突環が、
管体の受口内に配置して位置決め状態となっているた
め、挿入口の挿入作業が円滑にできる作業性の効果もあ
る。また、請求項２では、受口と挿入口との間隙から侵
入した水が舌片を内側方向に押圧するため一層挿入口に
圧着して自己水密性が良好となるのである。
ン式を選択して接続できる効果も大きく、工場で受口に
ゴム輪と押し輪を予め簡単に装着でき、現場で管体の挿
入口を差し込んでボルトを螺締することもでき、現場で
の接続作業時間が短縮できると共に、押し輪の突環が、
管体の受口内に配置して位置決め状態となっているた
め、挿入口の挿入作業が円滑にできる作業性の効果もあ
る。また、請求項２では、受口と挿入口との間隙から侵
入した水が舌片を内側方向に押圧するため一層挿入口に
圧着して自己水密性が良好となるのである。
【図１】本例の一実施例を示す管継手の接続部の縦断側
面図である。
面図である。
【図２】その縦断正面図である。
【図３】その組立てを示す要部縦断側面図である。
【図４】ゴム輪と押し輪を仮止めした状態の要部縦断側
面図である。
面図である。
【図５】挿入口を挿入して接続した状態の要部縦断側面
図である。
図である。
【図６】受口とゴム輪の別例形状を示す接続した状態の
要部縦断側面図である。
要部縦断側面図である。
【図７】従来のメカニカル式継手の要部縦断側面図であ
る。
る。
【図８】従来のスリップオン式継手の要部縦断側面図で
ある。
ある。
５ 管体 ５０ 受口 ５１ 大径内周面 ５１０ 大径受部 ５２ 傾斜面 ５２０ 傾斜部 ５３ 小径内周面 ５３０ 小径受部 ５４ ストッパ ５５ 鍔部 ５６ ボルト孔 ５７ 挿入口 ６ ゴム輪 ６１ 断面台形状部 ６２ 断面円形状部 ６３ 舌片 ７ 押し輪 ７１ 突環 ７２ ボルト孔 ７３ 鍔部 ８ ボルト ９ ナット
Claims (2)
- 【請求項１】 内径を拡大した継手方向と平行な内周面
５１を有する大径受部５１０と、該内周面５１から本体
内側への傾斜面５２を有する傾斜部５２０と、該傾斜部
５２０に連続して内側に設けた小径受部５３０とから成
る受口５０を一端に開口形成すると共に、継手方向と平
行なボルト孔５６を透設した鍔部５５を受口５０の外周
に複数突設し、他端を挿入口５７とする管体と、 受口５０の該内周面５１と傾斜面５２に当接し、開放端
面６５を本体外側へ傾斜させて断面台形状部６１を有す
ると共に、受口５０の小径受部５３０に収容する断面円
形状部６２を断面台形状部６１に連続させた断面形状
で、内径を管体５の挿入口５７の外径より小さくしたゴ
ム輪６と、 ゴム輪６の開放端面６５に当接し、管体受口の大径受部
５１０内に係着配置できる外径とした突環７１を突設す
ると共に、管体のボルト孔５６と連通状となるボルト孔
７２を透設した鍔部７３を外周に突設した押し輪７とを
備え、 連通した管体のボルト孔と押し輪のボルト孔にボルト８
を挿通してナット９止めすることで、管体の受口内に装
着したゴム輪６を、別の管体の挿入口５７の外周に圧着
させることを特徴とする管継手の構造。 - 【請求項２】 管体内側に向いて突設した舌片６３を、
断面円形状部６２に連設させたゴム輪と成した請求項１
の管継手の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6145617A JPH07332553A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 管継手の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6145617A JPH07332553A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 管継手の構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07332553A true JPH07332553A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15389176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6145617A Pending JPH07332553A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 管継手の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07332553A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010261562A (ja) * | 2009-05-11 | 2010-11-18 | Waterworks Technology Development Organization Co Ltd | 管継手、パッキン輪、及び、管継手の組付方法 |
| JP2014119012A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Cosmo Koki Co Ltd | 弁体撤去装置及び弁体撤去方法 |
| US9890883B2 (en) | 2010-06-08 | 2018-02-13 | Waterworks Technology Development Organization Co., Ltd. | Pipe joint, packing ring, and method for mounting pipe joint |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5725588A (en) * | 1980-07-23 | 1982-02-10 | Eda Kouji Kk | Joining structure of cast iron pipe and plastic lining steel pipe |
| JPH0314624U (ja) * | 1989-06-28 | 1991-02-14 | ||
| JPH0640567B2 (ja) * | 1987-02-27 | 1994-05-25 | 日本電気株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
-
1994
- 1994-06-02 JP JP6145617A patent/JPH07332553A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5725588A (en) * | 1980-07-23 | 1982-02-10 | Eda Kouji Kk | Joining structure of cast iron pipe and plastic lining steel pipe |
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| JPH0314624U (ja) * | 1989-06-28 | 1991-02-14 |
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| JP2014119012A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Cosmo Koki Co Ltd | 弁体撤去装置及び弁体撤去方法 |
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