JP2006233999A - メカニカル式管継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】 少ない部品点数で所定の締付け力が得られるメカニカル式管継手を提供する。
【解決手段】 メカニカル式管継手2は、少なくとも一端側に接続管1を受け取る受け口30を有する継手本体3と、受け口30に装着された環状のパッキン4と、パッキン4の端部に装着または固着された補強リング5と、接続管1の中心軸と交差する方向から受け口30に螺合されて、その先端部が補強リング5に当接する締付ボルト6とを有し、締付ボルト6を締め付けるといった簡単な作業で、接続管1と管継手を接続することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 メカニカル式管継手2は、少なくとも一端側に接続管1を受け取る受け口30を有する継手本体3と、受け口30に装着された環状のパッキン4と、パッキン4の端部に装着または固着された補強リング5と、接続管1の中心軸と交差する方向から受け口30に螺合されて、その先端部が補強リング5に当接する締付ボルト6とを有し、締付ボルト6を締め付けるといった簡単な作業で、接続管1と管継手を接続することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ビル内の排水配管などを接続するために使用されるメカニカル式管継手に関する。
従来から、ビルなどでは室内の雑排水や汚水排水を下水に排出するための排水管として、鋳鉄管、鋼管または塩化ビニール管が使用されている。これらの排水管のうち耐久性の大なる鋼管を接続する手段としては、排水管の管端にネジ加工が必要となるねじ込み式管継手に代わり、メカニカル式管継手が採用されている。
メカニカル式管継手においては、種々の構造のものが提案されており、例えば特許文献1には、端部にフランジ部を有する継手本体と、フランジ状押輪との間に、パッキンとカラーと複数の皿バネが重ねられた食い込みリングをピンで一体的に組み付けた部材を装着し、ボルト、ナットで押輪を締付けて継手本体に装着した管を接続することが記載されている。この管継手によれば、パッキンとカラーと食い込みリングとが一体化されているので、短時間で部品を継手本体に組み付けることができるとともに、継手本体に組み付ける前の部品の紛失を防止できるという利点がある。
しかるに特許文献1に記載されたメカニカル式管継手は、配管施工時間を短縮することはできるものの、その施工前にパッキンとカラーと皿ばねとを一体化した部材を準備する手間が掛かるという難点がある。またこの締付け構造であると、所定の締付け力を得るためには、少なくとも7点の部品(フランジ状押輪、パッキン、カラー、皿ばね、ピン、ボルト、ナット)を必要とするので、低コスト化を図るために、部品点数の削減が必要とされる。
従って本発明の目的は、少ない部品点数で所定の締付け力が得られるメカニカル式管継手を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のメカニカル式管継手は、少なくとも一端側に接続管を受け取る受け口を有する継手本体と、前記受け口に装着されたパッキンと、前記パッキンの端部に装着または固着された補強リングと、前記接続管の中心軸と交差する方向から前記受け口に螺合されて、その先端部が前記補強リングに当接する締付ボルトとを有することを特徴とするものである。
本発明においては、前記締付ボルトを、前記中心軸と直交する方向または前記中心軸に対して傾斜した方向から前記受け口に螺合することができる。
本発明においては、前記締付ボルトは、その先端に前記接続管に食い込み可能な突出部を有することが好ましい。
本発明によれば、締付けボルトを、継手本体に接続管の中心軸と交差する方向から装着するので、部品点数を削減したにも係わらず従来よりも少ない工数で所定の締付け力を得ることができる。
以下本発明の詳細を添付図面により説明する。図1は本発明の実施の形態に係わるメカニカル式管継手の半分を断面で示す正面図、図2は図1の管継手と接続管が完全に接続された状態を示す正面図である。
図1に示すように、接続管1は、メカニカル式管継手2の両側から挿入され、メカニカル式管継手2は、全長Lをもち、左右対称の構造を有するので、一方の側(図中L/2の部分)についてのみ説明する。筒状の継手本体3は、軸方向の中心(図中一点鎖線で示す)を基準として所定長さL1の中央部とそこから開口端までの範囲に形成された受け口31を有する。受け口31は、その内部に差し込まれる接続管1の端面が当接する部分を有する、長さL2の第1拡径部32と、上記開口端に向かって上り勾配となる長さL3のテーパ部34及び長さL4の直円筒部35からなる第2拡径部33とから形成されている。第2拡径部33の内面には、テーパ部34の内周面と直円筒部35の内周面の一部に接する外周面を有する、断面形状が略楔状に形成された全体が環状のパッキン4が装着される。パッキン4の一方の端部(受け口31の大径側の端部)には、く字形の断面形状を有する補強リング5が嵌め込まれている。第2拡径部33の直円筒部35には、接続管1の中心軸と直交する方向(半径方向)から、先端の一部が補強リング5に当接する位置に、締付けボルト6がねじ込まれている。なお、締付けボルト6は、接続管1を所定の締付け力で均等に締め付けるために、直円筒部35の外周面に円周方向に沿って等間隔で並ぶように複数本(例えば4本)配置されている。
上記メカニカル式管継手2を構成する部品は、例えば次のような材料で形成することができる。継手本体3は、例えばJIS G 5501に記載されているねずみ鋳鉄、JIS G 5502に記載されている球状黒鉛鋳鉄あるいは炭素鋼で形成することができる。また継手本体3に耐食性を付与するために、亜鉛めっきやエポキシ塗装などの手法で表面処理することが好ましい。パッキン4は、接続管1との密着性を得るために、弾性体で形成されるが、特に、耐水性を有するスチレンブタジエンゴム(SBR)や、耐薬品性を有するニトリルゴム(NBR)などのゴム材料で形成することが好ましい。また接続管1の挿入し易さとシール性(気密性)の点から、パッキン4の内径は、接続管1の外径の1.01〜1.05倍(限定の範囲は狭くないか)の範囲にあることが好ましい。補強リング5は、締付けボルト6のねじ込み力を受けても破損しない程度の剛性を有することが必要なので、金属材料で形成することが好ましく(ほかに樹脂ではだめか)、特に、耐食性の点からオーステナイト系ステンレス鋼(SUS304等)で形成することが好ましい。締付けボルト6としては、市販の鋼製ボルトをそのまま使用することができるが、緩み止めのために、ネジ部に例えば嫌気性接着剤を塗布することもできる。
上記のメカニカル式管継手2によれば、次の手順で接続管との接続を行うことができる。まず、継手本体3の受け口31の内周側に、一方の端部に補強リング5が嵌込まれたパッキン4が装着された後、継手本体3の第2拡径部33に締付けボルト6が組み付けられる。次いで、図2に示すように、締付けボルト6をその先端が接続管1の外周面に突き当たるまで、ねじ込むだけの操作で、継手本体3と接続管との接続を行うことができる。図2に示す接続が完了した状態では、締付けボルト6をねじ込むことにより補強リング5が軸方向に移動し、それに伴ってパッキン4が接続管1の軸方向に大きく圧縮されるので、継手本体3と接続管1との密着性を十分確保することができる。また締付けボルト6はその先端が接続管1の外周面に突き当たるので、接続管1の抜け出しを防止することができる。上述の手順においては、接続管1の接続作業時にパッキン4、締付けボルト6などの部品は継手本体3に組み付けられるが、これに限定されるものではなく、各部品は予め組み付けられていてもよい。そうすることで、接続管1を受け口31に挿入し、その後、締め付けボルト6をねじ込むという簡単な作業で接続管1を接続することができる。なお、パッキン4の端部への補強リング5の装着方法は、嵌込み以外にあらかじめ一体に成形しておいてもよい。
本発明は、上記の構造に限らず種々の変更が可能である。図3は本発明の他の実施の形態に係わるメカニカル式管継手の半分を断面で示す正面図、図4は図3の管継手と接続管が完全に接続された状態を示す正面図であり、図1と同一部分は同一の参照符号で示し、その詳細な説明を省略する。図3に示すメカニカル式管継手2においては、パッキン4を台形状断面とし、その後端に断面L字形の補強リング5を固定するとともに、締付けボルト6を接続管1の中心軸に対して斜め方向から第2拡径部33に装着した以外は、図1と同様の構造を有する。
図3に示すメカニカル式管継手2によれば、図1のものと同様に、締付けボルト6をその先端が接続管1の外周面に突き当たるまで、ねじ込むだけの操作で、継手本体3と接続管1との接続を行うことができる。図4に示す接続が完了した状態では、締付けボルト6をねじ込むことにより補強リング5が軸方向に移動し、パッキン4が接続管の軸方向に沿って大きく圧縮されるので、継手本体3と接続管1との密着性を十分確保することができる。また締付けボルト6はその先端の一部が接続管1の外周面に突き当たり、さらに接続管1に食い込むので、接続管1の抜け出しをより確実に防止することができる。
さらに、上述したメカニカル式管継手においては、図5に示す締付けボルトを使用することができる。この締付けボルト6は、先端の端面に凹部60が設けられているので、端面に円環状の突出部61が形成され、接続管の外周面に当接した時により接続管に食い込み易くなり、接続管の抜け出し防止効果をさらに向上することができる。
1:接続管、2:メカニカル式管継手、3:継手本体、31:受け口、32:第1拡径部、
33:第2拡径部、4:パッキン、5:補強リング、6:締付けボルト、61:突出部
33:第2拡径部、4:パッキン、5:補強リング、6:締付けボルト、61:突出部
Claims (4)
- 少なくとも一端側に接続管を受け取る受け口を有する継手本体と、前記受け口に装着されたパッキンと、前記パッキンの端部に装着または固着された補強リングと、前記接続管の中心軸と交差する方向から前記受け口に螺合されて、その先端部が前記補強リングに当接する締付ボルトとを有することを特徴とするメカニカル式管継手。
- 前記締付ボルトは、前記中心軸と直交する方向から前記受け口に螺合されることを特徴とする請求項1に記載のメカニカル式管継手。
- 前記締付ボルトは、前記中心軸に対して傾斜した方向から前記受け口に螺合されることを特徴とする請求項1に記載のメカニカル式管継手。
- 前記締付ボルトは、その先端に前記接続管に食い込み可能な突出部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のメカニカル式管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005045491A JP2006233999A (ja) | 2005-02-22 | 2005-02-22 | メカニカル式管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005045491A JP2006233999A (ja) | 2005-02-22 | 2005-02-22 | メカニカル式管継手 |
Publications (1)
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JP2006233999A true JP2006233999A (ja) | 2006-09-07 |
Family
ID=37041905
Family Applications (1)
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JP2005045491A Pending JP2006233999A (ja) | 2005-02-22 | 2005-02-22 | メカニカル式管継手 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008208653A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Kubota Corp | 排水配管構造 |
JP2008215037A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Kubota Corp | 排水配管構造 |
CN104763851A (zh) * | 2015-03-30 | 2015-07-08 | 苏州福润机械有限公司 | 适用范围广的阀门联接器 |
JP7016140B2 (ja) | 2017-09-12 | 2022-02-04 | 古林工業株式会社 | 管継手 |
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2005
- 2005-02-22 JP JP2005045491A patent/JP2006233999A/ja active Pending
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