JPH07327732A - カートリッジ式化粧品 - Google Patents

カートリッジ式化粧品

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JPH07327732A
JPH07327732A JP15176894A JP15176894A JPH07327732A JP H07327732 A JPH07327732 A JP H07327732A JP 15176894 A JP15176894 A JP 15176894A JP 15176894 A JP15176894 A JP 15176894A JP H07327732 A JPH07327732 A JP H07327732A
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JP
Japan
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cartridge
main body
push rod
chuck
hole
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JP15176894A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Mori
英一 森
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Tokiwa Corp
Original Assignee
Tokiwa Corp
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/20Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
    • A45D40/205Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
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    • A45D40/20Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
    • A45D2040/204Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use the cosmetic being in a cartridge
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/20Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
    • A45D40/205Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder
    • A45D2040/208Holders for stick-shaped cosmetics whereby the stick can move axially relative to the holder the relative movement being made by a rotating action, e.g. effected by a screw

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない部品で棒状化粧芯を繰り出せるカート
リッジ式化粧品を提供することである。 【構成】 カートリッジ化粧品(1)は、カートリッジ
筒(10)、本体(20)、芯チャック(30)および
押棒(40)並びにスプリング(50)とから構成され
る。カートリッジ筒(10)は化粧芯(2)を収納する
貫通孔(11)を有し、その貫通孔の周囲壁に軸線方向
の溝が形成されている。芯チャックの前方は化粧芯
(2)が収納され、中央には芯チャックを軸線方向に移
動可能にし、軸線の回りで回転しないようにするため
に、貫通孔の溝内で摺動できる突起が形成されている。
さらに後方には、本体(20)に繰り出し、繰り戻し自
在に収納された押棒40先端が挿入できる穴が設けられ
ている。この穴と押棒の先端は、芯チャックと押棒とが
相対回転が不能でかつ一体的となるために多角形の断面
をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アイライナー、アイブ
ロウ、リップライナー、アイシャドウ等のカートリッジ
式化粧品に関するもので、特に、最小の部品で着脱が容
易で、棒状化粧芯の繰り出し、収納が容易なカートリッ
ジ式化粧品に関する。
【0002】
【従来技術】アイライナー、アイブロウ、リップライナ
ー、アイシャドウ等用のカートリッジ式化粧品は、カー
トリッジ筒およびカートリッジ筒の後端を収納する筒状
の本体から成る。カートリッジ筒には芯チャックにより
繰り出し自在に棒状化粧芯が収納され、本体には棒状化
粧芯を繰り出すための押棒が回転自在に収納されてい
る。
【0003】このようなカートリッジ式化粧において、
本体を回転させて化粧芯を繰り出すためには、押棒が本
体に対して相対回転しないようにする必要があるが、従
来は、溝パイプを用いて、押棒と回転不可能に係合し本
体から露出する筒体を利用し、その筒体を押さえ本体を
回転させることで押棒を繰り出し、化粧芯を繰り出して
いた(実公昭58−25942号公報、実公昭62−3
2483号公報)。他の従来の化粧品では、カートリッ
ジ筒内に断面多角形の穴をもつ尾栓を固着し、その穴と
同じ多角形の断面をもつ押棒を挿入し、カートリッジ筒
をもつことで、押棒の回転を不可能にし、本体を回転さ
せることで押棒を繰り出し、化粧芯を繰り出していた
(実公昭58−9535号公報)。
【0004】また、繰り出した化粧芯を内部に繰り戻す
ために、従来の化粧品は芯チャックと押棒とを係合さ
せ、本体の反転による押棒の繰り戻しとともに化粧芯を
繰り戻していた。他の従来の化粧品においては、カート
リッジ筒内にスプリングを配置し、常に化粧心を内部に
収納するようにし、押棒が繰り戻るときにスプリングの
力により化粧芯がカートリッジ筒内に戻るようにしてい
た(実公昭58−9535号公報)。
【0005】さらにまた、従来のカートリッジ式化粧品
において、カートリッジ筒を本体に着脱自在に装着する
ために板バネが利用されている(例えば、実公昭58−
25942号公報)
【発明が解決しようとする課題】このような従来の化粧
品には以下の欠点があった。
【0006】溝パイプと筒体を利用することは、部品数
を増加させるばかりか、狭い領域にこれら部品を装着さ
せるために部品の加工精度を上げざるを得ない。逆に、
溝パイプ、筒体のための空間を本体内に形成しようとす
ると、本体自体が太くなり、アイライナー、アイブロウ
等の化粧品としては外見が悪くなり、使い勝手も悪くな
る。
【0007】溝パイプ、筒体を利用せず、カートリッジ
筒に押棒の回転を不可能にする尾栓の装着は、上記問題
は解消されるものの、芯チャックが移動できる領域を狭
め、カートリッジ筒内に収納できる化粧芯の量を限定す
る。
【0008】芯チャックと押棒とを係合させるカートリ
ッジ式化粧品は、その係合のための別の部品を必要と
し、製造コストを上げる結果となった。スプリングを用
いて、化粧芯を常にカートリッジ筒内に収納させるよう
にすることは、この係合のための部品は不要となるが、
スプリングを固定する手段が新たに必要となる。
【0009】さらに、板バネの使用は上記筒体内にカー
トリッジ筒を挿入するときは有効であるが、カートリッ
ジ筒をもって、本体を回転させるタイプのカートリッジ
式化粧品においては、板バネはカートリッジ筒を傷つ
け、利用できない。
【0010】したがって、本発明の目的は、溝パイプ、
筒体、および芯チャックと押棒との係合部品を無くし、
少ない部品で棒状化粧芯を繰り出せるカートリッジ式化
粧品を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、別個の押棒の抜け止
め手段を設けることなく、押棒の抜けを防止できる、上
記カートリッジ式化粧品を提供することである。
【0012】さらに、本発明の目的は、芯チャックと押
棒とが特別な手段を設けることなく、一体に係合する上
記カートリッジ式化粧品を提供することである。
【0013】さらに、本発明の他の目的は、カートリッ
ジ筒と本体とが容易に着脱でき、かつ互いに相対回転で
きる上記カートリッジ式化粧品を提供することである。
【0014】さらに、本発明の他の目的は、押棒の過剰
回転による故障が防止される上記カートリッジ式化粧品
を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のカートリッジ式化粧品は、棒状化粧芯を繰り
出し可能に収納する貫通孔を有するカートリッジ筒と、
内周にメネジ螺旋を有し、カートリッジの後部を軸線に
関して相対回転可能でかつ着脱自在に収納するための筒
状の本体と、棒状化粧芯の後端を前方で収納し、カート
リッジ筒内で軸線方向に移動可能でかつカートリッジ筒
に関して軸線の回りに相対回転不可能に収納される芯チ
ャックと、本体のメネジ螺旋と係合するオネジ螺旋を有
し、先端が芯チャックの後端と軸線に関して相対回転不
可能に係合する、本体内に繰り出し自在に収納される押
棒と、先端が芯チャックと係合し、後端がカートリッジ
筒と係合し、芯チャックをカートリッジ筒内に保持する
スプリングとから成る。
【0016】この化粧品において、少なくとも二つの部
分に別れ、その先端に半径方向外側に突起を有する延長
部を押棒の後端に設ける一方で、本体のメネジ螺旋の後
方に押棒の延長部を収納する穴を設け、メネジ螺旋の後
端付近に延長部に接触する張り出し突起を設けること
で、押棒の軸線と本体の軸線とを一致させることがで
き、同時に張り出し突起と延長部の突起とで押棒の抜け
止め手段を構成できる。
【0017】本発明の他のカートリッジ式化粧品は、上
記化粧品の本体に代え、メネジ螺旋よりも前方の周壁に
切り欠きを入れることで形成された押棒の抜け止め防止
弾性片を有する本体を有して成り、その本体が本体が中
に挿入され、固着される外筒内に挿入したとき、抜け止
め防止弾性片は、その先端外側に本体の外周より突き出
た***部を有し、本体を外筒内に挿入したとき、***部
が外筒の内壁と当接して、弾性片の先端が軸線方向に撓
み、押棒の外径とオネジ螺旋の山径との間に位置する。
【0018】この化粧品において、さらに、本体の後端
にメネジ螺旋の谷径よりも大きい内径の筒体を延設し、
筒体の内径とほぼ同径で、その筒体内で軸線方向に移動
可能なパッキン材と、筒体の外側端部との間にパッキン
材を押すスプリングを介在させてなるクラッチ機構を含
むことができる。
【0019】また、摩擦抵抗を生じさるたに、押棒のオ
ネジ螺旋に近接して、外径が本体のメネジ螺旋の山径よ
り僅かに大きいOリングを、押棒の周りに設けてもよ
い。
【0020】上記いずれの化粧品において、芯チャック
と押棒とが相対回転不能に係合するために、芯チャック
の後端は断面が非円形の軸線方向に伸長した穴を有し、
押棒の少なくとも先端が芯チャックの穴と整合する非円
形断面を有してもよい。また、芯チャックと押棒との係
合は、それぞれが互いにかみ合うかみ合いクラッチを有
することでも行える。
【0021】ここで、カートリッジ筒の後端の外周囲に
設けられた環状溝と、本体の先端付近の周囲壁に形成さ
れた弾性片が有する内側突起とを係合させることで、カ
ートリッジの後部は本体内に着脱自在でかつ軸線に関し
て相対回転可能に収納できる。
【0022】また、必要に応じて、本体の後端に着脱自
在にアプリケータを設けることもできる。
【0023】
【作用】本カートリッジ式化粧品において、芯チャック
がカートリッジ筒内に軸線方向に移動可能でかつ軸線の
回りに相対回転不可能に収納され、かつ、本体に繰り出
し可能に収納された押棒の先端と芯チャックとが軸線に
関して相対回転不可能に係合することで、カートリッジ
筒を押さえ、本体を回転させるとき、押棒が繰り出さ
れ、カートリッジ筒に収納された化粧芯が芯チャックを
介して、繰り出される。
【0024】芯チャックにはスプリングにより常にカー
トリッジ筒内に収納されるように力が作用するために、
カートリッジ筒が本体から外されるまで、芯チャックと
押棒との係合が解除されない。
【0025】また、カートリッジ筒の後端の外周囲に設
けられた環状溝と、本体の先端付近の周囲壁に設けられ
た弾性片に形成された内側突起とが嵌合することで、カ
ートリッジの後部が本体内に着脱自在でかつ軸線に関し
て相対回転可能に収納される。
【0026】押棒抜け止め防止弾性片を有する本体を組
み込んだカートリッジ式化粧品は、その弾性片が軸線方
向に撓むことで、先端と押棒のオネジ螺旋とが当接可能
となり、押棒が前方へ移動して抜け落ちることがない。
【0027】カートリッジ式化粧品に組み込まれるクラ
ッチ機構は、押棒が過度に繰り戻されたとき、押棒を空
回りさせる一方で、押棒と芯チャックの係合を維持す
る。
【0028】
【実施例】図1は、本発明のカートリッジ式化粧品1の
縦断面を示し、図1aは棒状化粧芯が内部に収納された
状態の断面を示し、図1bは棒状化粧芯が繰り出された
状態の断面を示す。
【0029】図1に示すように、本発明のカートリッジ
化粧品1は、樹脂、好適にはABS樹脂で射出成型され
たカートリッジ筒10と、同様に射出成型された樹脂製
の、カートリッジ筒の後端を軸線に関して相対回転可能
でかつ着脱自在に収納するための本体20と、棒状化粧
芯の後端を先端で収納し、カートリッジ筒10内に収納
される芯チャック30と、本体に繰り出し可能に収納さ
れた押棒40と、芯チャック30を後方に押し付けるス
プリング50とから構成される。
【0030】図2aはカートリッジ筒10の詳細を示
す。カートリッジ筒10は、化粧芯2(図1)を芯チャ
ック30により繰り出し、繰り戻し可能に収納す貫通孔
11を有する筒体である。貫通孔11の周囲壁には、以
下で説明する芯チャックが軸線に関して相対回転しない
ように、軸線方向にそった等間隔の4つの溝12が形成
され(図3を参照)、さらに後端には、後で説明するよ
うにスプリングが係合できるようにアンダーカットされ
た環状溝13が形成されている。
【0031】カートリッジ筒10の先端外周は、前方に
いくにつれてテーパーが付けられ、後方は、本体20内
に収納したとき、テーパー部分の外径と本体の外形が一
致するように僅かに径が小さくなる円筒部14を有す
る。円筒部14には、周囲にそって円形周囲溝15が形
成されている。
【0032】図2bは本体20の詳細を示す。本体20
は前方にカートリッジ筒10の円筒部14を収納する前
方孔21、内周にメネジ螺旋22′を有する中間孔2
2、および後方孔23を有する。メネジ螺旋22′と後
方孔23との間に内側に突き出た張り出し突起24が形
成されている。
【0033】前方孔21の周囲壁には、向かい合った一
対の弾性片26が“コ”の字形の切り込み25を入れる
ことで形成される。弾性片26の一端は本体10の壁と
連続し、前述したように本体20が樹脂で形成されてい
ることから、肩持ちバネのようになる。その弾性片26
の先端内側には、カートリッジ筒10の周囲溝15に嵌
合する突起26′が設けられている(図1を参照)。
【0034】カートリッジ筒10の円筒部14を本体2
0の前方孔21の挿入すると、突起26′が円筒部14
の先端に引っ掛かるが、さらに押し入れると、弾性片2
6は外側に広がるため、円筒部14を前方孔内21内に
挿入することができる。カートリッジ筒10の周囲溝1
5内に突起26′が嵌合すると、カートリッジ筒10は
本体に対し軸線の回りで相対回転が可能となる一方で、
カートリッジ筒10が本体20から外れることがない。
本体20を固定して、カートリッジ筒10を強く引っ張
ると、弾性片26が外側に広がり、突起26′と周囲溝
15との係合が解かれ、カートリッジ筒10を外すこと
ができる。
【0035】かくして、弾性片によりカートリッジ筒1
0は本体20に着脱自在に収納され、かつ軸線に関し相
対回転可能となる。
【0036】実施例では、一対の弾性片を設けたが、こ
れに限定されない。一つの弾性片でも、カートリッジ筒
を着脱自在でかつ相対回転に収納することは可能である
が、カートリッジ筒の軸線と本体の軸線とがずれやすい
ので、弾性片は2以上が望ましい。しかし、弾性片を多
くすると、弾性片が、前方孔21の周囲壁に切り込みを
入れることで形成されるために、本体の先端の強度が低
下し、したがって、弾性片は2ないし4個が好適であ
る。
【0037】また、切り込みを“コ”の字形にして弾性
片を形成したが、逆V字、逆U字の形によっても弾性片
を形成できる。
【0038】図4aに芯チャック30の縦断面を示す。
芯チャック30は筒状体で、その周囲にカートリッジ筒
10の溝12内で摺動可能な4つの突起31が張り出し
ている(図3を参照)。溝12は軸線方向に伸長してい
ることから、芯チャック30はカートリッジ筒10内
で、軸線方向に移動可能でかつ軸線の回りに回転不可能
となる。
【0039】カートリッジ筒の溝12と芯チャック30
の突起31は、芯チャックがカートリッジ筒内で軸線の
回りで回転不能にするための好適な具体例であるが、一
般的に、カートリッジ筒の貫通孔の断面を非円形にし、
芯チャックの断面をその貫通孔と整合する非円形にする
ことによってこの目的を達成することができる。非円形
の断面として、例えば貫通孔、芯チャックの断面を長円
や楕円とすることもできる。さらに、断面を三角形、四
角形、五角形あるいはローレルなどの多角形にしてもよ
い。ただし、例えば八角形のように角の多い断面では円
に近くなり、回転不能にする機能が低下する。また、三
角形のような角の少ない断面は回転不能にする機能は高
まるが、貫通孔が小さくなり収納できる棒状化粧芯の量
が減る。
【0040】図示の例は好適例として、回転不能にする
ための溝を4つ設けたが、突起3に対応して少なくとも
1つの溝が設けられればよい。ただし、一つの溝では芯
チャックに過度に力が作用し、余りにも多数の溝にする
と製造上の問題(製造が困難になる)を生じさせるばかり
か、溝の強度が弱くなる。したがって、溝は2ないし6
個が望ましい。
【0041】このような理由から、断面の形状は、カー
トリッジ筒の形状、強度、化粧芯の量、芯チャックの強
度等を考慮して決定されるべきものである。
【0042】芯チャック30はまた化粧芯2の後端を収
納する前方穴32と、以下で説明する押棒40の先端が
挿入される断面が六角形の中間穴33、およびこれに連
続する断面が円形の後方穴34から成る。
【0043】さらに、芯チャック30は周囲に沿って、
以下で説明するがスプリングが係合できる溝35が形成
されている。
【0044】図4bは押棒40の側面図を示す。押棒4
0は、芯チャック30の後方穴34と整合する円形断面
をもつ竿部分41とその後方に設けられた本体20のメ
ネジ螺旋22′と螺合するオネジ螺旋42と、さらに螺
旋42の後方に伸長した延長部43とから成る。
【0045】竿部分41の先端41′は、芯チャック3
1の中間穴33と整合する六角形の断面をもち、したが
って、押棒40の先端41′を芯チャック30中間穴3
3に挿入すると、両者は一体的となり、相対回転が不可
能となる。
【0046】芯チャック30と押棒40とが着脱容易
で、かつ一体的にするためには、先端41′の断面(中
間穴33も同様に)は六角形にしなくともよい。一般的
には、カートリッジ筒と芯チャックとの関係のように、
両者の断面が非円形であればよい。たとえば、断面が長
円や楕円でもよく、また三角形、四角形、五角形、ロー
レルなどの多角形でもよい。
【0047】また、このような断面多角形の場合のほ
か、図4(c)に示されるように、芯チャック300の
後端にかみ合いクラッチ301を形成し、押棒400の
先端にかみ合いクラッチ301にかみ合うかみ合いクラ
ッチ401を形成しても上記目的達できる。クラッチに
よるかみ合いをより確実にするために、一方のかみ合い
クラッチに軸線にそった突起を設け、他方のかみ合いク
ラッチにその突起を挿入できる穴を設けてもよい(図で
は、破線で示す)。
【0048】なお、芯チャックはその中間穴33内に押
棒の先端44′が挿入されることで押棒と一体となるの
で、後方穴34は必須のものではない。
【0049】押棒40の延長部43の後方には、少なく
とも2つの延長片44が伸び、さらにその延長片44の
先端外側に突起44′が形成されている。突起44′の
大きさは、その外接円が本体20の後方孔23の内径と
ほぼ同じか僅かに大きくなるように決定される。
【0050】押棒40を本体20に挿入して回転させる
と、突起44′は本体20の突起24と係合するが、延
長片44は軸線に向かって縮小するので、押棒を中に押
し進めることができる。さらに押棒40を本体20へと
回転させならが押し入れると、押棒40のオネジ螺旋4
2が本体20のメネジ螺旋22′と螺合し、押棒40は
さらに中に進行でき、本体20内に収納される(図1を
参照)。
【0051】このとき、後方孔23の突起24は押棒4
0の延長部43と接し、また押棒40の突起44′は後
方孔23の内周壁と接するので、その間に回転に対する
抵抗力を生じさせることができる。
【0052】また、本体20の突起24と押棒40の突
起44′とは押棒40の本体20からの抜け止め機構を
構成する。すなわち、押棒40が繰り出されたとき、突
起44′が突起24に引っ掛かり、不用意に抜け落ちる
ことはない。
【0053】図1に示すように、カートリッジ筒10内
に芯チャック30の突起31がカートリッジ筒10内の
溝内に摺動するように配置されるが、芯チャック30の
前方孔32に化粧芯2の後端が収容され、化粧芯2がカ
ートリッジ筒10内に位置するようにする。
【0054】スプリング50の一端は芯チャック30の
溝35と係合し、他端がカートリッジ筒10の環状溝1
3と係合する。したがって、このスプリング50により
芯チャック30、すなわち化粧芯2は前方にも、後方に
も抜け落ちることがない。
【0055】このように化粧芯2がセットされたカート
リッジ筒10の円筒部14を本体20の前方孔21に挿
入すると、弾性片26が外側に広がり、そして突起2
6′が円筒部14の周囲溝15と嵌合する。この嵌合に
より、カートリッジ筒10の本体20への装着が完了す
る。
【0056】このとき、本体20内に収納された押棒4
0の先端41′が、芯チャック30の後方穴34へ、そ
して中間穴35へと進み、芯チャック30と押棒40と
が回転不能に一体的となる。
【0057】前述したように、芯チャック30はカート
リッジ筒10に対して軸線方向には移動可能であるが、
相対回転は不可能となっていることから、カートリッジ
筒10を固定すると、押棒40もまた軸線方向には移動
可能であるが、相対回転は不可能となる。したがって、
カートリッジ筒10をもち、本体20を回転させると、
本体20のメネジ螺旋22′が押棒40を繰り出す。押
棒40は、スプリング50の力に抗して芯チャック30
を前方へ押し出し、化粧芯2がカートリッジ筒10の先
端から突き出る。
【0058】スプリング50は常に芯チャック30を後
方へ押し付けるので、芯チャック30と押棒40との係
合は解除されることはない。
【0059】本体20を反転させると、押棒40は本体
20へと繰り戻され、芯チャック30はスプリング50
の力により押棒40と一体となりならが、後方へ移動
し、化粧芯2はカートリッジ筒10内へと戻される。
【0060】図5は本発明の他の実施例のカートリッジ
式化粧品を一部断面にして示す。この例のカートリッジ
式化粧品と、図1のカートリッジ式化粧品との違いは基
本的に、本体に金属製の本体キャップ28を固着させ、
カートリッジ筒に金属製のキャップ16を被せた点であ
る。ただし、キャップ16がカートリッジ筒10から不
用意に外れないように、カートリッジ筒の外周に線状突
起17がさらに設けられている。しかし、キャップ16
とカートリッジ筒10とが不用意に外れない程度に摩擦
係合していれば、このような線状突起は不要である。
【0061】図1に示す実施例は、押棒40を軸線上で
移動させ、かつ押棒の繰り出しに摩擦抵抗を与えるた
め、押棒40の後方にメネジ螺旋22′の長さにほぼ等
しい長さの延長部43を設け、さらに本体20の後方
に、この延長部43を収納する後方孔22を設け、突起
44′と後方孔22とを接触させている。化粧心の繰り
出せる長さは、メネジ螺旋22′の長さにほぼ等しいか
ら、図1の実施例では、化粧心を長くすると、カートリ
ッジ式化粧品の全長がより長くなる。
【0062】図6の実施例は、この点を改良した例で、
図6(a)は他の実施例の本体60の側面図を示し、図
6(b)は図6(a)の線b−bにそった本体60の断
面図を示し、図6(c)は、本体60を組み込み、さら
にアプリケータを組み込んだカートリッジ式化粧品に断
面図を示す。この実施例のカートリッジ筒は図1の実施
例のものと同じ構造をもつことから図2(a)と同じ符
号を付す(ただし、“′"をさらに付して示す)。
【0063】本体60は、図6(b)に示すように、前
方にカートリッジ筒10′の円筒部14′を収納する前
方孔61、後方に内周にメネジ螺旋62′を有する後方
孔62を有する。図6(a)に示すように、本体60の
前方に外径が小さくなった細径部63が形成され、その
細径部63に、図2に示す実施例の本体20の弾性片2
6のように、“コ”の字形に切り込み65を入れること
により、第1の弾性片66が形成されている。弾性片6
6の先端内側に設けられた突起66′とカートリッジ筒
10′の周囲溝15′と嵌合することで、カートリッジ
筒10′は本体60に軸線に関して相対回転可能に収納
される(図6(c))。
【0064】さらに、本体60のメネジ螺旋62′の前
方周囲壁に、先の広がったU字形をした切り込み67を
入れることにより第2の弾性片68が形成されている。
この弾性片68の先端外側には、盛り上がった***部6
9が形成され、その内側には突起69′が形成れてい
る。第2の弾性片68も第1の弾性片66と同様に片持
ちバネのように機能する。このように、第2の弾性片6
8が、先の広がったU字の形をしているのは、以下で説
明するように、第2の弾性片68が、先端突起69′が
繰り出された押棒40′のオネジ螺旋42′と当接し
て、確実に押棒40′の抜けを防止できるようにするた
めである。この目的を達成できれば、弾性片はこの形状
に限定されない。この実施例では、好適例として一対の
第2の弾性片が形成されているが、例えば、弾性片の数
を増やせば、弾性片の先端は、単に逆U字形でも、逆V
字形でもよい。逆に、弾性片の先端をより広くすれば、
その数は減らすこともできる。
【0065】この実施例において、先端に突起69′が
形成されているが、先端が確実にオネジ螺旋と42′と
係合するならば、この突起は必ずしも必要ではない。
【0066】本体60の後方は以下で説明するアプリケ
ータ円筒部を装着したとき、本体60の外径とアプリケ
ータの外径が等しくなるように、細くなった後方部65
を有する。
【0067】図6(c)に示すように、外装用の外筒、
好適には金属製の外筒28′内に、押棒40′が挿入さ
れた本体60を装着、固定すると、第2の弾性片68の
***部69が、外筒28′の内壁と当接することで、第
2の弾性片68は軸線方向に撓み、弾性片68の先端内
側の突起69′が押棒40′の竿部41′の外径とオネ
ジ螺旋42′の山径の間に位置する。したがって、押棒
40′が繰り出されたとき、オネジ螺旋42′が、突起
69′に接当し、押棒40′が不用意に抜け落ちること
が防止される。
【0068】この実施例において、押棒40と本体60
との相対回転において、不用意な繰り出しを防止すべく
摩擦抵抗を与えるため、オネジ螺旋42′と押さえ部9
0の間に、メネジ螺旋62′の山径よりも僅かに大きい
Oリング91を配する。押棒40′が繰り出されたと、
Oリング91は、メネジ螺旋62′の山部と擦れること
から、摩擦抵抗が生じる。
【0069】この本体60の後方部65には、先端には
け等を有するアプリケータ80(種々の例を図7(c)
に示す)が着脱自在に装着される。装着は、後方部65
の外周に設けられた周囲溝65′とアプリケータの内壁
に設けられた周囲突起81と嵌合することで行われる。
【0070】アプリケータ80の先端を、不使用時に覆
うように、外筒28′の外形と整合する外径をもつ後方
キャップ82がアプリケータ80が被せられる。カート
リッジ筒10′もまた、図5のようにキャップに被せ得
る。
【0071】図6に示す実施例において、押棒を過度に
繰り戻したとき、オネジ螺旋42′が、メネジ螺旋6
2′を乗り越え、繰り出し機構が壊れたり、あるいは押
棒の先端と、芯チャックとの間の相対回転不可能な係合
が破壊される場合がある。この点を改良した実施例を図
7に示す。
【0072】図7(a)は、図6に示す実施例にさらに
クラッチ機構を組み込んだカートリッジ式化粧品の縦断
面図で、図7(b)は図7(a)の化粧品に組み入れら
れる本体の縦断面図で、図7(c)は、図6および図7
(a)の化粧品に利用されるアプリケータの例を示す。
【0073】クラッチ機構が組み込まれる本体100
は、図6(b)の本体と基本的には変わらないが、後端
にメネジ螺旋102′の谷径よりも僅かに大きな径をも
つ後方孔103が延設される。その後方孔103内で、
後方孔の径とほぼ等しい外径をもつパッキン材104が
軸線方向に移動可能に収納され、そのパッキン材104
と、本体100の後方部105に装着されたアプリケー
タ80の後端との間に配置されたスプリング106とで
クラッチ機構が構成される(図7(a))。
【0074】押棒40″が繰り出されたとき、クラッチ
機構のスプリング106のパッキン材104は、スプリ
ング106によりメネジ螺旋102′の後方端に押し付
けられる。押棒40″が繰り戻され、押棒40″の後端
がパッキン材104に当接する。さらに、押棒40″が
繰り戻されると、押棒40″のオネジ螺旋42″がメネ
ジ螺旋102′を過ぎ、後方孔103に移る。後方孔1
03は、オネジ螺旋42″の山径よりも大きな径をもっ
ていることから、押棒40″は空回りする(実際の操作
では、本体が空回りする)。したがって、押棒と芯チャ
ックとの相対回転不可能な係合部に力が作用せず、その
係合が破壊されることがない。
【0075】またスプリング106はパッキン材104
を介して、押棒40″を常に前方に押圧するため、押棒
40″が後方に行き過ぎて、押棒と芯チャックとの係合
が解かれることもない。
【0076】
【発明の効果】本発明のカートリッジ式化粧品は、カー
トリッジ筒、芯チャック、押棒および本体、並びにスプ
リングのみから構成され、さらにこれら部品は一体成型
されることから部品コスト、製造コストが著しく減少す
る。
【0077】また、芯チャックと押棒とが特別な手段を
設けることなく、相対回転不可能にかつ一体的に係合す
ることから、カートリッジ式化粧品の構造が単純化す
る。このことは、カートリッジ筒の本体への装着が容易
となる。
【0078】さらに、カートリッジ式化粧品には押棒の
抜け止め手段が設けられているため、本体にカートリッ
ジ筒が装着される前に、本体から押棒が抜け落ちること
がない。
【0079】さらにまた、カートリッジ式化粧品にクラ
ッチ機構を組み込むことで、過度に繰り戻されても、螺
旋を傷つけたり、あるいは押棒と芯チャックとの係合が
解除されることがない。したがって、カートリッジ式化
粧品の使用寿命を著しく延ばすことができる。
【0080】本発明のカートリッジ式化粧品はさらにア
プリケータを装着でき、さらに多目的な利用が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1aは化粧芯を完全に引き込めた状態の本発
明のカートリッジ式化粧品の縦断面図であり、図1bは
化粧芯を完全に突き出させた状態の本発明のカートリッ
ジ式化粧品の縦断面図である。
【図2】図2aは本発明のカートリッジ式化粧品のカー
トリッジ筒の部分断面図であり、図2bは本発明のカー
トリッジ式化粧品の本体の部分断面図である。
【図3】図1aの線3−3にそったカートリッジ式化粧
品の拡大断面を示す。
【図4】図4aは、本発明のカートリッジ式化粧品に組
み込まれる芯チャックの縦断面図であり、図4bは本発
明のカートリッジ式化粧品に組み込まれる押棒の側面図
であり、図4(c)はかみ合いクラッチをそれぞれ有す
る芯チャックおよび押棒先端を示す。
【図5】本発明の他の実施例のカートリッジ式化粧品の
部分断面図である。
【図6】図6(a)は本発明のカートリッジ式化粧品に
使用する、他の本体の側面図を示す、図6(b)は図6
(a)の本体の縦断面図を示し、図6(c)は他の本体
およびアプリケータを組み込んだカートリッジ式化粧品
の縦断面図を示す。
【図7】図7(a)はクラッチ機構を組み込んだ本発明
の他のカートリッジ式化粧品の縦断面図を示す、図7
(b)は図7(a)のカートリッジ式化粧品に組み込む
本体の縦断面図を示し、図7(c)は種々のアプリケー
タを例示する。
【符号の説明】
1 カートリッジ式化粧品 2 棒状の化粧芯 10 カートリッジ筒 11 貫通孔 12 溝 13 環状溝 14 円筒部 15 周囲溝 20 本体 21 前方孔 22′ メネジ螺旋 23 後方孔 24 突起 30 芯チャック 31 突起 32 前方穴 33 中間穴 34 後方穴 35 溝 40 押棒 41 竿部分 41′ 先端 42 オネジ螺旋 43 延長部 44 延長片 44′ 突起 50 スプリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図5】
【図2】
【図4】
【図6】
【図7】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ式化粧品であって、 棒状化粧芯を繰り出し可能に収納する貫通孔を有するカ
    ートリッジ筒と、 内周にメネジ螺旋を有し、前記カートリッジの後部を軸
    線に関して相対回転可能でかつ着脱自在に収納するため
    の筒状の本体と、 前記棒状化粧芯の後端を前方で収納し、前記カートリッ
    ジ筒内で軸線方向に移動可能でかつ前記カートリッジ筒
    に関して軸線の回りに相対回転不可能に収納される芯チ
    ャックと、 前記本体のメネジ螺旋と係合するオネジ螺旋を有し、先
    端が前記芯チャックの後端と軸線に関して相対回転不可
    能に係合する、前記本体内に繰り出し自在に収納される
    押棒と、 先端が前記芯チャックと係合し、後端が前記カートリッ
    ジ筒と係合し、前記芯チャックを前記カートリッジ筒内
    に保持するためのスプリングと、から成るカートリッジ
    式化粧品。
  2. 【請求項2】 カートリッジ式化粧品であって、 棒状化粧芯を繰り出し可能に収納する貫通孔を有するカ
    ートリッジ筒と、 内周にメネジ螺旋を有し、前記カートリッジの後部を軸
    線に関して相対回転可能でかつ着脱自在に収納するため
    の筒状の本体と、 前記棒状化粧芯の後端を前方で収納し、前記カートリッ
    ジ筒内で軸線方向に移動可能でかつ前記カートリッジ筒
    に関して軸線の回りに相対回転不可能に収納される芯チ
    ャックと、 前記本体のメネジ螺旋と係合するオネジ螺旋を有し、先
    端が前記芯チャックの後端と軸線に関して相対回転不可
    能に係合する、前記本体内に繰り出し自在に収納される
    押棒と、 先端が前記芯チャックと係合し、後端が前記カートリッ
    ジ筒と係合し、前記芯チャックを前記カートリッジ筒内
    に保持するためのスプリングと、 前記本体が中に挿入され、固着される外筒と、から成
    り、 前記本体が、前記メネジ螺旋よりも前方周壁に切り欠き
    を入れることで形成された、押棒の抜け止め防止弾性片
    を有し、 該抜け止め防止弾性片は、その先端外側に前記本体の外
    周より突き出た***部を有し、前記本体を前記外筒内に
    挿入したとき、前記***部が前記外筒の内壁と当接し
    て、前記弾性片の先端が軸線方向に撓み、前記押棒の外
    径と前記オネジ螺旋の山径との間に位置する、ことを特
    徴とするカートリッジ式化粧品。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のカートリッジ
    式化粧品であって、前記芯チャックの後端が、断面が非
    円形で軸線方向に伸長した穴を有し、 前記押棒の少なくとも先端が、前記チャックの穴と整合
    する非円形断面を有し、前記チャックの穴に前記押棒の
    先端を挿入することで、前記チャックと前記押棒とが相
    対回転不能に係合することを特徴とするカートリッジ式
    化粧品。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のカートリッジ式化粧品
    であって、 前記芯チャックの穴の非円形断面が多角形をなし、前記
    押棒の先端の非円形断面が前記芯チャックの穴の前記多
    角形と同形であることを特徴とするカートリッジ式化粧
    品。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載のカートリッジ
    式化粧品であって、前記芯チャックの後端が、かみあい
    クラッチ部を有し、 前記押棒の先端が、前記芯チャックのかみあいクラッチ
    部とかみ合うかみ合いクラッチ部を有し、 前記チャックのかみ合いクラッチ部と前記押棒のかみ合
    いクラッチ部とがかみ合うことで、前記チャックと前記
    押棒とが相対回転不能に係合することを特徴とするカー
    トリッジ式化粧品。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載のカートリッジ
    式化粧品であって、前記カートリッジ筒の後端の外周囲
    に設けられた環状溝と、前記本体の先端付近の周囲壁に
    形成された弾性片が有する内側突起とが係合すること
    で、前記カートリッジの後部が前記本体内に着脱自在で
    かつ軸線に関して相対回転可能に収納されることを特徴
    とするカートリッジ式化粧品。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のカートリッジ式化粧品
    であって、 前記弾性片は、前記本体の先端付近の周囲壁に切り込み
    を入れることで形成されることを特徴とするカートリッ
    ジ式化粧品。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のカートリッジ式化粧品
    であって、 前記押棒の後方にさらに延長部が設けられ、該延長部の
    後端が少なくとも二つの部分に別れ、その部分の先端に
    半径方向外側の突起が設けられ、 前記本体の前記メネジ螺旋の後方に、前記押棒の前記延
    長部を収納する穴が設けられ、前記メネジ螺旋の後端付
    近に前記延長部に接触する張り出し突起が設けられ、 前記張り出し突起が前記延長部と、前記延長部の前記突
    起が前記本体の延長部を収納する穴の内壁と接すること
    で、前記押棒の軸線と前記本体の軸線とが一致し、前記
    張り出し突起と前記延長部の前記突起とで前記押棒の抜
    け止め手段が形成される、ことを特徴とするカートリッ
    ジ式化粧品。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のカートリッジ式化粧品
    であって、 前記本体を外装の本体キャップ内に固着し、前記カート
    リッジ筒に外装キャップを着脱自在に装着することを特
    徴とするカートリッジ式化粧品。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載のカートリッジ式化粧
    品であって、 さらに、前記本体の後端にメネジ螺旋の谷径よりも大き
    い内径の筒体を延設し、前記筒体の内径とほぼ同径で、
    その筒体内で軸線方向に移動可能なパッキン材と、前記
    筒体の外側端部との間に前記パッキン材を押すスプリン
    グを介在させて成るクラッチ機構を含む、ことを特徴と
    するカートリッジ式化粧品。
  11. 【請求項11】 前記本体の後端に着脱自在にアプリケ
    ータを設けることを特徴とする請求項2または10に記
    載のカートリッジ式化粧品。
  12. 【請求項12】 前記押棒のオネジ螺旋に近接して、外
    径が前記本体のメネジ螺旋の山径より僅かに大きいOリ
    ングを、前記押棒の周りに設けることを特徴とする請求
    項2に記載のカートリッジ式化粧品。
  13. 【請求項13】 請求項1または2に記載のカートリッ
    ジ式化粧品であって、 前記カートリッジ筒の貫通孔の断面が非円形であり、前
    記芯チャックが前記貫通孔と整合する非円形断面を有
    し、前記カートリッジ筒と前記芯チャックとが軸線に関
    し相対回転不可能となることを特徴とする、カートリッ
    ジ式化粧品。
  14. 【請求項14】 請求項1または2に記載のカートリッ
    ジ式化粧品であって、前記貫通孔の非円形断面が、前記
    貫通孔の周囲壁で前記軸線方向に伸びた溝により画成さ
    れ、前記芯チャックの前記非円形断面が、前記貫通孔の
    溝内で摺動する突起を周囲に有することで画成される、
    ことを特徴とするカートリッジ式化粧品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100360064C (zh) * 2004-03-31 2008-01-09 株式会社常盘 杆状化妆料送出容器
KR101682855B1 (ko) * 2016-04-18 2016-12-05 김진우 에어타이트 타입 펜슬 화장품 용기
CN108143077A (zh) * 2018-02-09 2018-06-12 阿蓓亚塑料实业(上海)有限公司 用于棒状材料的容器

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