JPH0732770B2 - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JPH0732770B2
JPH0732770B2 JP2296326A JP29632690A JPH0732770B2 JP H0732770 B2 JPH0732770 B2 JP H0732770B2 JP 2296326 A JP2296326 A JP 2296326A JP 29632690 A JP29632690 A JP 29632690A JP H0732770 B2 JPH0732770 B2 JP H0732770B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は,X線CT装置,特にX線管の熱特性の変化から
生じるX線強度の変動によるX線検出器の各チャンネル
毎の出力変動を補正できるようにしたX線CT装置に関す
る。
[従来の技術] X線CT装置としてX線管と検出器が同時に回転する,い
わゆる第3世代X線CT装置が現在では多く用いられてい
る。この第3世代X線CT装置では,被検体が置かれる空
間を隔ててX線管とそれと対向配置された円弧方向に多
数のチャンネルを有する円弧上の検出器と,これらX線
管と多チャンネルX線検出器とを上記被検体が置かれる
空間を中心に一体に回転させる回転機構とから構成され
ている。このタイプのX線CT装置は,検出器の出力変動
に敏感で,各チャンネルごとの出力変動にばらつきがあ
ると,再構成画像にリング状のアーチファクトを生じ
る。この各チャンネルごとの出力変動および,そのばら
つきは,様々な要因により生じるものであるが,X線管の
熱特性の変化に伴うX線強度の変動,及びX線強度の変
動に伴う検出器の各チャンネルごとの出力特性の相違が
主な原因の一つとされている。
そのため,従来よりX線強度の変動に伴う検出器の出力
変動を補正する対策として,X線が被検体を透過しない位
置,例えば検出器の両端に補正用のチャンネル(リファ
レンスチャンネル)を設け,この補正用チャンネルであ
らかじめ測定した基準データと撮影時に得られたデータ
との差によって,各チャンネルごとの出力変動を補正す
る,いわゆるリファレンス補正が行われていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら,このようなリファレンス補正は,検出器
のすべてのチャンネルの出力がX線強度の変動に伴い補
正用チャンネルの出力と同様に変動することを,前提と
するため,検出器の各チャンネルごとの出力変動のばら
つきを完全に,補正し得なかった。
この発明は,X線強度による各チャンネル出力特性を考慮
することにより,X線管の熱特性の変化に起因するX線強
度の変動に伴う検出器の各チャンネルごとの出力変動の
ばらつきまでも補正できるようにしたX線CT装置を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明によるX線CT装置は,X線管の蓄積熱容量に応じ
てあらかじめ測定された多チャンネルX線検出器の各チ
ャンネルごとの補正データを記憶回路に記憶させてお
き,この記憶されたデータで撮影時に得られる多チャン
ネルX線検出器の各チャンネルごとの出力を補正するよ
うにしたものである。
[作 用] あらかじめX線管の各熱特性ごとに(例えばX線管のヒ
ートユニットの値ごとに)X線検出器の各チャンネルの
出力と当該各チャンネルの基準値の出力(例えばX線管
のヒートユニットの値が0の時の各チャンネルの出力
値)との差が補正値として補正用データメモリに記憶さ
れる。撮影時の各チャンネルの出力から当該撮影時のX
線管のヒートユニットの値に対応する各チャンネルの補
正値を引けば,X線強度の変動に伴う検出器の各チャンネ
ルごとの出力変動のばらつきを補正することができる。
この補正されたデータを用いて画像再構成すればリング
状のアーチファクトを解消でき,優れた画質の再構成画
像が得られる。
[実施例] 以下,この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は,この発明の一実施例の構成を示した概略ブロ
ック図である。
第1図において,X線管1と多チャンネルX線検出器2と
が対向配置されており,それらの間の空間に,被検体3
が挿入される。これらX線管1と多チャンネルX線検出
器2とは,図示しない回転機構により,被検体3の周囲
を一体になって回転するように構成されている。この回
転中,電圧発生装置4から供給される所望の電圧によっ
てX線管1から発生されたX線が被検体3を透過して,
多チャンネルX線検出器2の各チャンネルに入射し,各
チャンネルの出力が,データ収集装置5に送られる。デ
ータ収集装置5により得られた各チャンネルのデータ
は,メモリ6に格納され,画像再構成演算装置7により
コンボルーションやバックプロジェクションなどの処理
を受け,その結果得られた画像が,表示装置8により表
示される。補正用データメモリ9は,X線管の熱特性に応
じてあらかじめ収集された,補正用データを記憶するた
めのものであり,補正回路10は撮影時に得られた各チャ
ンネルのデータを,補正用データメモリ9に記憶された
補正用データを用いて後述のように補正する。HOSTコン
ピュータ11は,これらの各処理を制御するものである。
実際の撮影に先だって,あらかじめX線管の熱特性に対
応する,各チャンネルの出力データを測定し,かかるデ
ータより補正用データを求め,補正用データメモリ9に
記憶しておく。
本実施例では,X線管の熱特性として,X線管のヒートユニ
ット(熱容量HU)を用いる。X線管のヒートユニットの
値は,X線管の蓄積発熱量と放熱量の差により求めること
ができる。ここでX線管の発熱量は,管電圧,管電流,
電圧の印加時間により定まる。例えば,管電圧120kV,管
電流800mA,2秒scanでは,一回の撮影で Q=120000×0.08×2=19.2kJ の発熱量が蓄積されることになる。又,時間変化に伴う
放熱量E(t)は,X線管の種類によって異なり,例え
ば,Eimac製S−785では, E(t)=731.897/(1+0.6148t)−217.893 として,具体的に求めることができる。
補正用データの収集は,被検体3を挿入しない状態で行
い,まずX線管のヒートユニットが0の状態で,X線を曝
射し各チャンネルのデータ(第2図)を基準値として,
補正回路10内のメモリに記憶させる。次にこのX線CT装
置が使用し得るであろうX線管のヒートユニットを下限
から,上限まですこしづつ変え,(例えば0から750kV
まで10kV毎に75点)それぞれのヒートユニット毎に,X線
を曝射し各チャンネルで得られたデータ(第3図,イ,
ロ,ハ)から,上述の基準値を補正回路10によって,各
チャンネルごとに差し引き,その差分値(第4図,イ,
ロ,ハ)を各ヒートユニット毎の補正データとして,補
正用データメモリ9に記憶させることにより行う。
次に,実際に被検体3を挿入した状態で,X線管1と多チ
ャンネルX線検出器2とを上記被検体が置かれる空間を
中心に一体に回転させ,被検体3のX線透過データを収
集して断層像を再構成する場合,まずHOSTコンピュータ
は,撮影に際してX線曝射直前の,X線管球のヒートユニ
ットの値を補正回路10に与え,補正回路10は当該ヒート
ユニットの値に対応する補正用データ(第5図)を補正
用データメモリ9から読み出し,自己の回路内のメモリ
に記憶する。撮影時のX線管のヒートユニットの値に対
応する補正用データがない場合には,補正回路10は,補
正用データメモリ9からその前後のデータから補完(例
えば線形補完)により各チャンネルごとに求め自己の回
路内のメモリに記憶する。実際の撮影で,被検体3を透
過したデータは,メモリ6から読み出された後,補正回
路10で各チャンネルごとに補正用データが差し引かれ,
画像再構成演算装置7で,コンボルーションやバックプ
ロジェクションなどの処理を受け,その結果得られた画
像が,表示装置8によって表示される。
この様に,補正されたデータを用いて画像再構成を行え
ば,X線管のヒートユニットの変動によるX線強度の変動
に伴う検出器の各チャンネルごとの出力変動のばらつき
を補正することができ,再構成画像におけるリング状の
アーチファクトを解消できる。
尚,本実施例では,X線管の熱特性として,ヒートユニッ
トを用いたが,X線管の温度を用いてもよい。かかる場
合,X線管の温度は,温度センサーなどで測定する。又,
補正用データの収集は被検体3を挿入しない状態で行っ
たが,実際の被検体と類似の形状,X線吸収係数を有する
ファントムを用いれば,尚正確なX線管のヒートユニッ
トの変動によるX線強度の変動に伴う検出器の各チャン
ネルごとの出力変動のばらつきの補正が可能となる。
[発明の効果] この発明のX線CT装置によれば,X線管の熱特性(ヒート
ユニット)の変動によるX線強度の変動に伴う検出器の
各チャンネルごとの出力変動のばらつきを各チャンネル
ごとの特性を考慮して,補正をすることができ,再構成
画像におけるリング状のアーチファクトを解消した優れ
た画質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図,第2図はX
線管のヒートユニットが0のときの検出器の出力特性を
示す図,第3図イ,ロ,ハは,各検出器のX線管のヒー
トユニットに対する出力特性を示す図,第4図イ,ロ,
ハは,補正用データメモリに記憶される各ヒートユニッ
トに対する補正用データを示す図,第5図は,実際の撮
影時に補正用データメモリから読みだされた所定のヒー
トユニットに対する補正用データを示す図である。 1……X線管球,2……多チャンネルX線検出器,3……被
検体,4……高圧発生装置,5……データ収集装置,6……メ
モリ,7……画像再構成演算装置,8……表示装置,9……補
正用データメモリ,10……補正回路,11……HOSTコンピュ
ータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体が置かれる空間を隔てて対向配置さ
    れたX線管と多数のチャンネルを有する多チャンネルX
    線検出器とを上記被検体が置かれる空間を中心に一体に
    回転させるようにしたX線CT装置において、 前記X線管の発熱量と放熱量の差から前記X線管の蓄積
    熱容量を測定する熱容量測定手段と、 前記X線管の蓄積熱容量に応じてあらかじめ測定された
    多チャンネルX線検出器の各チャンネル毎の補正データ
    を記憶する記憶回路と、 撮影時に得られる多チャンネルX線検出器の各チャンネ
    ル毎の出力と、前記熱容量測定手段によって測定された
    前記撮影時のX線管の蓄積熱容量に対応する前記記憶回
    路に記憶された各チャンネル毎の補正データとを演算処
    理する補正回路と、 を備えたことを特徴とするX線CT装置。
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JPS62231628A (ja) * 1986-03-31 1987-10-12 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 X線断層撮影装置
JPS6331644A (ja) * 1986-07-25 1988-02-10 横河メディカルシステム株式会社 X線断層撮影装置
JPH0184609U (ja) * 1987-11-27 1989-06-06

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