JPH07304390A - 車両用監視装置 - Google Patents

車両用監視装置

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JPH07304390A
JPH07304390A JP6099611A JP9961194A JPH07304390A JP H07304390 A JPH07304390 A JP H07304390A JP 6099611 A JP6099611 A JP 6099611A JP 9961194 A JP9961194 A JP 9961194A JP H07304390 A JPH07304390 A JP H07304390A
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JP
Japan
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camera
vehicle
image
monitor
control means
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JP6099611A
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English (en)
Inventor
Seiji Hayashi
誠治 林
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車速に応じて撮像方向を変更することのでき
る車両監視装置を提供する。 【構成】 本発明の車両用監視装置は、車両5の後部6
に設けられて車両後方を撮像するTVカメラ11と、T
Vカメラ11によって撮像された映像を表示するモニタ
32と、撮像方向が変更されるようにTVカメラ11を
駆動するカメラアクチュエータ43と、車速が小さいと
きにはTVカメラ11が車両近傍を捕らえるようにカメ
ラアクチュエータ43を駆動制御しかつ車速が大きいと
きにはTVカメラ11が車両遠方を捕らえるようにカメ
ラアクチュエータ43を駆動制御する制御手段42とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TVカメラによって撮
像した映像をモニタに表示して車両の走行の安全を確認
できるようにした車両用監視装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図1に示すように車両1の後
部2にTVカメラ3を設け、TVカメラ3に捕らえられ
た車両後方の映像をモニタに表示させ、車両の走行の安
全を確認できるようにした車両用監視装置が知られてい
る(例えば、実開昭64−8447号公報を参照)。こ
の実開昭64−8447号公報に開示の装置では、車両
前進時には予め定められた所定画角で撮像された映像を
モニタに表示させ、車両後退時にはその所定画角よりも
広い画角で撮像された映像をモニタに表示させることに
より、車両後退時の車両の走行の安全をより一層確保で
きるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来の車両用監視装置では、TVカメラ3は車両1の
後部2に固定され、TVカメラ3の撮像方向が符号4で
示すように一定でかつ視野範囲(符号θで示す)も一定
であるが、車速が小さいときにはTVカメラ3が近景を
捕らえ、車速が大きいときにはTVカメラ3が遠景を捕
らえるようにすることが、違和感なく映像を認識させる
観点から望ましい。また、高速走行時には、モニターの
電源をオフしてドライバーの注意を前方に集中させるの
が安全上より一層望ましい。更に、安全性を向上させる
には、必要に応じてTVカメラ3の撮像方向を変更でき
るようにすることが望ましい。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みて為されたもの
で、車速に応じて撮像方向を変更することのできる車両
監視装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる請求項1
に記載の車両用監視装置は、上記の課題を解決するた
め、車両後部に設けられて車両後方を撮像するTVカメ
ラと、前記TVカメラによって撮像された映像を表示す
るモニタと、撮像方向が変更されるように前記TVカメ
ラを駆動するカメラアクチュエータと、車速が小さいと
きには前記TVカメラが車両近傍を捕らえるように前記
カメラアクチュエータを駆動制御しかつ車速が大きいと
きには前記TVカメラが車両遠方を捕らえるように前記
カメラアクチュエータを駆動制御する制御手段とを有す
る。好ましくは、制御手段は、高速走行時にモニターを
オフすることを特徴とする。更に好ましくは、制御手段
は、前進時にTVカメラの撮像方向を変更するためのマ
ニュアルスイッチを有する。
【0006】
【作用】本発明に係わる請求項1に記載の車両用監視装
置によれば、TVカメラは車両後方を撮像する。その映
像はモニタに表示される。そのTVカメラはカメラアク
チュエータによって駆動され、制御手段は車速が小さい
ときにはTVカメラが車両近傍を捕らえるようにカメラ
アクチュエータを駆動制御しかつ車速が大きいときには
TVカメラが車両遠方を捕らえるようにカメラアクチュ
エータを駆動制御する。従って、車速が小さいときには
車両後方の近景がモニタに表示され、車速が大きいとき
には車両後方の遠景がモニタに表示されることになり、
モニタに映った映像を違和感なく確認できる。
【0007】
【実施例】以下に本発明に係わる車両用監視装置の実施
例を図面を参照しつつ説明する。
【0008】図2は本発明に係わる車両用監視装置を搭
載した自動車5の説明図であり、自動車5の後部6には
カメラボックス10が設けられている。このカメラボッ
クス10は後述するカメラアクチュエータによって水平
方向及び垂直方向に回動可能とされている。カメラボッ
クス10には図3に示すTVカメラ11が設けられてい
る。TVカメラ11はカメラボックス10の前面10a
に設けられた開口12(図4を参照)から車両の後方を
撮像する。この開口12の両側には車両後方を照明する
ための照明手段としてのランプ13、13が設けられて
いる。また、このカメラボックス10には減光手段とし
てのフィルタ15が設けられ、この減光フィルタ15は
破線で示す位置と開口12を塞ぐ位置との間で可動可能
であり、減光フィルタ15はTVカメラ11に入射する
光量を減少させる役割を果たす。カメラボックス10の
前面10aには照度検出手段としての光センサ部16が
設けられ、両側面10b、10d、上面10cには照度
検出手段としての光センサ部21〜23が設けられてい
る。光センサ部16は受光量が所定値B4以上のとき
(被写体が所定の明るさ以上のとき)にHレベル信号を
出力し、所定値B4はTVカメラ11により撮像された
映像がハレーションを起こさない限度近くに設定され
る。光センサ部23は受光量が所定値B3(B3<B
4)以下のときにHレベル信号を出力し、所定値B3以
上のときにLレベル信号を出力する。光センサ部22は
受光量が所定値B2(B2<B3)以下のときにHレベ
ル信号を出力し、所定値B2以上のときにLレベル信号
を出力する。光センサ部21は受光量が所定値B1(B
1<B2)以下の時にHレベル信号を出力し、Hレベル
以上の時にLレベル信号を出力する。
【0009】この光センサ部16、21〜23は図3に
示す第1制御手段30に入力され、第1制御手段30は
CPU等から構成され、第1制御手段30はランプ点灯
回路24、ソレノイド25を駆動するための駆動回路2
6を制御する。点灯回路24、ソレノイド25、駆動回
路26はカメラボックス10内に設けられている。その
第1制御手段には、連動スイッチ40とモードスイッチ
41とが接続されている。連動スイッチ40はヘッドラ
ンプ(図示を略す)、スモールランプ(図示を略す)の
オン・オフに連動してオン・オフされ、ヘッドランプ、
スモールランプが点灯するとオンし、ヘッドランプ、ス
モールランプが消灯するとオフする。第1制御手段30
は連動スイッチ40がオンすると、光センサ部21〜2
3に周囲の明るさを検出させる。
【0010】モードスイッチ41は例えば運転席のイン
ストルメントパネルに設けられ、ドライバーにより3段
階に切替え可能で、切片41aが接点41bに接続され
ているとき、第1制御手段30はランプ13を点灯しな
い非点灯モードで動作し、切片41aが接点41cに接
続されているとき、第1制御手段30は光センサ部21
〜23の信号に基づきランプ13を点灯・消灯する自動
モードで動作し、切片41aが接点41dに接続されて
いるとき、第1制御手段は30は光センサ部21〜23
の出力の如何に拘らずランプ13を点灯させる強制点灯
モードで動作する。
【0011】TVカメラ11はカメラ制御部31に接続
され、カメラ制御部31はモニタ32に接続されてい
る。モニタ32は運転席のインストルメントパネル(図
示を略す)に設けられている。
【0012】次に、この第1制御手段30の作用をタイ
ムチャートを参照しながら説明する。なお、モニタ32
はオンされているものとする。
【0013】モードスイッチ41の切片41aが接点4
1bに接続されて非点灯モードになっているとき(期間
t0−t6のとき)、光センサ部21〜23の信号に拘
りなく、第1制御手段30は点灯回路24を作動させな
い。従って、ランプ13、13は点灯しない。また、第
1制御手段30は期間t0−t6のとき、光センサ部1
6の信号の如何に拘らず駆動回路26を非駆動とする。
従って、フィルタ15は破線で示す位置に維持される。
【0014】モードスイッチ41の切片41aが接点4
1cに接続されて自動モードになっているとき(期間t
6−t12のとき)であって、かつ、ヘッドランプ、ス
モールランプが点灯されて連動スイッチ40がオンの場
合(期間t6−t10の場合)、光センサ部21〜23
が周囲の明るさを検出し、各光センサ部21〜23から
Hレベル信号が出力されると(期間t8−t10を参
照)、第1制御手段30は点灯回路24を作動させて、
ランプ13、13を点灯させる。すなわち、夜間の場
合、車両後方の周囲が薄暗いときには、ランプ13、1
3が点灯されて、車両後方の被写体とされる部分が照明
され、これにより、モニタ32に鮮明な映像が表示され
る。
【0015】ランプ13、13の点灯により、光センサ
部16の受光量が増大し、受光量が所定値B4を超え
て、光センサ部16がHレベル信号を出力すると(期間
t9−t10を参照)、第1制御手段は駆動回路26を
作動させ、これによりソレノイド25が駆動される。こ
のソレノイド25の駆動によりフィルタ15が破線で示
す位置から開口12を塞ぐ位置に移動され、このフィル
タ15によりTVカメラ11に入射する光量が減少され
る。これにより、ランプ13、13の照明に起因するハ
レーションを防止できる。
【0016】また、この第1制御手段30が自動モード
の場合(期間t6−t12を参照)、ランプ13、13
が非点灯のときでも周囲が明るすぎて映像にハレーショ
ンが発生するようなときには(期間t10−t11を参
照)、光センサ部16からHレベル信号が出力されるの
で、第1制御手段30は駆動回路26を作動させてソレ
ノイド25を駆動させる。従って、第1制御手段30が
自動モードとなっている場合、フィルタ15が開口12
を塞ぐ位置に位置されて、昼間でも周囲が明るすぎる場
合には、ハレーションを防止できる。
【0017】モードスイッチ41の切片41aが接点4
1dに接続されて、第1制御手段30が強制点灯モード
になっているとき(期間t12以降)、連動スイッチ4
0のオン、光センサ部21〜23の出力に拘りなくラン
プ13、13が点灯する。すなわち、ドライバがランプ
13、13を点灯させたい場合には、モードスイッチ4
1を操作して切片41aを接点41dに接続しさえすれ
ばよい。また、この点灯モードのとき、光センサ部16
がHレベル信号を出力すると(期間t14−t15を参
照)、第1制御手段30は駆動回路26を作動させてソ
レノイド25を駆動させ、これによりフィルタ15が開
口12にセットされて、TVカメラ11に入射する光量
が減少され、ハレーションが防止されて鮮明な映像がモ
ニタ32に表示される。
【0018】従って、切片41aを接点41bに接続す
ることにより不必要なときにはランプ13の点灯を防止
し、切片41aを接点41dに接続することにより必要
なときにランプ13を点灯させることができる。この第
1制御手段30の作用は、先に出願した実願平5−61
240号(出願日;平成5年11月15日)の第2実施
例と実質的に同一である。
【0019】次に、本発明の特徴を図3、表1を参照し
つつ説明する。
【0020】
【表1】 図3において、符号42は第2制御手段、符号43はカ
メラアクチュエータ、符号44はマニュアルスイッチ、
符号45はセレクトスイッチ、符号46は車速センサで
ある。マニュアルスイッチ44、セレクトスイッチ45
の切片44a、45aはバッテリ1の+側に接続されて
いる。マニュアルスイッチ44は接点44bを有する。
セレクトスイッチ45はシフトレバー(図示を略す)に
よって順次切り換えられ、N接点、D接点、R接点を有
する。第2制御手段42はカメラアクチュエータ43と
モニタ32とに接続されている。カメラアクチュエータ
43はカメラボックス10を駆動する。
【0021】この第2制御手段42は、表1に示すマニ
ュアルスイッチ44のオン・オフ、セレクトスイッチ4
5のセレクト位置、車速センサ46の入力の組み合せに
基づいて以下に記載する制御を行う。
【0022】(1) 車速センサ46からの出力が0K
m/h(車両停止)を意味する信号であるとき。
【0023】セレクトスイッチ45の切片45aがN接
点に接続されているとき、第2制御手段42にN接点か
らHレベル信号が入力される。この場合、第2制御手段
42はマニュアルスイッチ44がオンまたはオフのいず
れであってもカメラアクチュエータ43とモニタ32と
にLレベル信号を出力する。従って、カメラアクチュエ
ータ43は駆動されず、TVカメラ11の撮像方向は変
化しない。また、モニタ32がオフで映像も表示されな
い。
【0024】セレクトスイッチ45の切片45aがD接
点に接続されているとき、第2制御手段にD接点からH
レベル信号が入力される。ここで、マニュアルスイッチ
44がオフのとき(切片44aが接点44bに接続され
ていないとき)、第2制御手段42はカメラアクチュエ
ータ43にLレベル信号を出力し、モニタ32にHレベ
ル信号を出力する。従って、カメラアクチュエータ43
は駆動されない。従って、TVカメラ11の撮像方向は
変化しない。一方、モニタ32がオンされているので、
カメラ制御部31から映像信号がモニタ32に入力さ
れ、モニタ32にTVカメラ11で撮像された映像が表
示される。その映像はTVカメラ11が向けられている
撮像方向の映像である。
【0025】すなわち、図2に示すように、TVカメラ
11の撮像方向が矢印K1の場合には、符号θ1で示す
視野に存在する被写体が撮像され、TVカメラ11の撮
像方向が矢印K2の場合には、符号θ2で示す視野範囲
に存在する被写体が撮像され、TVカメラ11の撮像方
向が矢印K3の場合には符号θ3で示す視野範囲に存在
する被写体が撮像される。但し、θ1、θ2、θ3は立
体角を意味し、かつ、互いに等しい。
【0026】セレクトスイッチ45の切片45aがD接
点に接続されている状態で、マニュアルスイッチ44を
オンすると、第2制御手段42はカメラアクチュエータ
43にHレベル信号を出力すると共に、モニタ32にH
レベル信号を出力する。カメラアクチュエータ43はH
レベル信号が入力されると駆動され、カメラボックス1
0を垂直方向に回動させる。これにより、TVカメラ1
1の撮像方向が垂直平面内(角度θ´)で変更される。
【0027】TVカメラ11の撮像方向が所望の方向に
向けられた時点で、マニュアルスイッチ44をオフする
と、第2制御手段は42はカメラアクチュエータ43に
Lレベル信号を出力し、カメラアクチュエータ43はこ
れにより駆動が停止される。従って、セレクトスイッチ
45の切片45aがD接点に接続されているとき、マニ
ュアルスイッチ44をオンすることにより、TVカメラ
11は所望の視野範囲を捕らえることができる。
【0028】セレクトスイッチ45の切片45aがR接
点に接続されているとき、第2制御手段42にR接点か
らHレベル信号が入力される。第2制御手段42は、マ
ニュアルスイッチ44のオンオフに拘らずカメラアクチ
ュエータ43とモニタ32とにHレベル信号を出力す
る。カメラアクチュエータ43は第2制御手段42から
Hレベル信号が入力されると、TVカメラ11の撮像方
向がK3方向となるようにカメラボックス10を駆動制
御する。従って、TVカメラ11は図2の視野範囲θ3
に存在する被写体を撮像する。一方、モニタ32がオン
されているので、モニタ32にはその視野範囲θ3に存
在する被写体の映像が表示される。つまり、車両が停止
状態にあって、シフトレバーがリバースレンジのときに
は車両後方の近傍が撮像されることとなり、後方の死角
部分がモニタ32に表示される。従って、バック時の安
全性が向上する。
【0029】(2)車速センサ46からの出力が1Km
/h−29Km/h(低速走行)を意味する信号である
とき。
【0030】マニュアルスイッチ44がオフで、かつ、
セレクトスイッチ45の切片45aがD接点からN接点
に切り換えられ、続いてN接点からD接点に切り換えら
れるような低速走行中には、第2制御手段42はカメラ
アクチュエータ43にLレベル信号を出力する一方、モ
ニタ32にHレベル信号を出力する。従って、カメラア
クチュエータ43は駆動されず、TVカメラ11の撮像
方向は変化しない。一方、モニタ32がオンであるの
で、TVカメラ11により撮像された被写体の映像が表
示される。その映像はTVカメラ11が向いている方向
の映像である。セレクトスイッチ45の切片45aがD
接点に接続されている状態で、マニュアルスイッチ44
をオンすると、第2制御手段42はカメラアクチュエー
タ43にHレベル信号を出力する。従って、カメラアク
チュエータ43が駆動され、TVカメラ11の撮像方向
が垂直平面内で角度θ´の範囲で変更される。TVカメ
ラ11の撮像方向が所望の方向に向けられた時点で、マ
ニュアルスイッチ44をオフすると、第2制御手段は4
2はカメラアクチュエータ43にLレベル信号を出力
し、カメラアクチュエータ43はこれにより駆動が停止
される。従って、セレクトスイッチ45の切片45aが
D接点に接続されているとき、マニュアルスイッチ44
をオンすることにより、TVカメラ11は所望の視野範
囲を捕らえることができ、その映像がモニタ32に表示
される。
【0031】シフトレバーをリバースからニュートラ
ル、ニュートラルからリバースへ切り換えての低速後退
のときには、第2制御手段42はマニュアルスイッチ4
4のオンオフに拘らずHレベル信号をカメラアクチュエ
ータ43に向かって出力し、カメラアクチュエータ43
は後退車速に応じてTVカメラ11の撮像方向を変更す
る。この場合、1Km/hから29Km/hに応じて撮
像方向がK1からK3までの範囲内で変化する。
【0032】例えば、第2制御手段42は1Km/hか
ら29Km/hまでの間で速度が1Kmずつ増大(減
少)するに伴って所定角度ずつ撮像方向を角度が増大
(減少)する方向に変更する。一方、第2制御手段42
はHレベル信号をモニタ32に出力しているので、車両
低速後退時に、モニタ32には、車速に応じた撮像方向
に存在する被写体が表示されることとなる。車両低速後
退時に、車両後方近傍のみを撮像することとすると、モ
ニタ32に映っている映像の大部分が路面となり、か
つ、後退速度の上昇に伴ってその映像変化速度が大きく
なって、映像を見ずらくなり、違和感が生じるから、車
速に応じてTVカメラの撮像方向を変更し、映像を見や
すくしたのである。
【0033】(3)車速センサ46からの出力が30K
m/h−99Km/h(中速走行)を意味する信号であ
るとき。
【0034】原則として、シフトレバーの操作(セレク
トスイッチ45の接点45aをN接点、D接点、R接点
のいずれかに接続する操作)及びマニュアルスイッチ4
4のオン・オフ操作によらず、第2制御手段42はカメ
ラアクチュエータ10にLレベル信号を出力し、モニタ
32にHレベル信号を出力する。従って、カメラアクチ
ュエータ10が駆動されず、TVカメラ11の撮像方向
は変化しない。一方、モニタ32はオンであるので、T
Vカメラ11で撮影された撮像方向K1の視野範囲θ1
に存在する被写体がモニタ32が表示される。
【0035】しかし、例外として、低速走行時にTVカ
メラ11の撮像方向を矢印K1以外の方向に向けていた
とき、第2制御手段42はカメラアクチュエータ43に
Hレベル信号を出力し、TVカメラ11の撮像方向が矢
印K1方向となるようにカメラボックス10を回動させ
る。つまり、中速走行の時には、TVカメラ11は車両
後方の遠方の被写体を捕らえ、モニタ32には車両遠方
に存在する被写体の映像が表示される。中速走行のとき
には、TVカメラ11の撮像方向を変更できないように
してあるので安全である。
【0036】(4)車速センサ46からの出力が100
Km/h以上(高速走行)を意味する信号であるとき。
【0037】第2制御手段42は、マニュアルスイッチ
44、セレクトスイッチ45の操作に拘らず、カメラア
クチュエータ43とモニタ32とにLレベル信号を出力
する。従って、TVカメラ11の撮像方向は矢印K1方
向に固定されたままとなる。また、モニタ32にはTV
カメラ11により撮像された被写体の映像も表示されな
い。車両前方にドライバーの注意を集中させるためであ
る。
【0038】この実施例によれば、撮像方向を変えた場
合に暗い部分があったとき、明るすぎる部分があったと
きでも、画像を鮮明に見ることができる。
【0039】また、前進時、停止、低速の場合、TVカ
メラ11の撮像方向を変更できるので便利である。前進
時、中速走行の場合、TVカメラ11の撮像方向が車両
遠方に固定され、TVカメラ11の撮像方向を変更でき
ないので、危険がない。前進時、高速走行の場合、更に
モニタ32に映像が表示されないので、ドライバは前方
に注意を向けることができる。
【0040】後退時、停止の場合、車両後部の近傍をT
Vカメラが自動的に撮影することになるので、車両後部
の死角を解消でき、安全を確保できる。低速後退の場
合、速度の増大に伴って撮像方向を遠方に移行させ、路
面の写りすぎを防止する。この場合、TVカメラの手動
調節は不可である。
【0041】
【効果】本発明によれば、車速が小さいときには車両後
方の近景がモニタに表示され、車速が大きいときには車
両後方の遠景がモニタに表示されることになり、モニタ
に映った映像を違和感なく確認できる。また、高速走行
時にモニターをオフするので、運転者に前方を注視させ
ることができ、安全である。TVカメラの撮像方向を変
更するためのマニュアルスイッチを有するので、安全性
をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の車両用監視装置を説明するための車両全
体の側面図である。
【図2】本発明に係わる車両用監視装置を説明するため
の車両全体の側面図である。
【図3】本発明に係わる車両用監視装置を説明するため
のブロック回路図である。
【図4】本発明に係わる車両用監視装置の斜視図であ
る。
【図5】本発明に係わる車両用監視装置を説明するため
のタイミングチャートである。
【符号の説明】
11…TVカメラ 42…第2制御手段(制御手段) 43…カメラアクチュエータ 44…マニュアルスイッチ 46…車速センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両後部に設けられて車両後方を撮像す
    るTVカメラと、 前記TVカメラによって撮像された映像を表示するモニ
    タと、 撮像方向が変更されるように前記TVカメラを駆動する
    カメラアクチュエータと、 車速が小さいときには前記TVカメラが車両近傍を捕ら
    えるように前記カメラアクチュエータを駆動制御しかつ
    車速が大きいときには前記TVカメラが車両遠方を捕ら
    えるように前記カメラアクチュエータを駆動制御する制
    御手段と、 を有する車両用監視装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、高速走行時に前記モニ
    ターをオフすることを特徴とする請求項1に記載の車両
    用監視装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記TVカメラの撮像
    方向を変更するためのマニュアルスイッチを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の車両用監視装置。
JP6099611A 1994-05-13 1994-05-13 車両用監視装置 Pending JPH07304390A (ja)

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JP6099611A JPH07304390A (ja) 1994-05-13 1994-05-13 車両用監視装置

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