JPH0728982Y2 - モールの取付具 - Google Patents

モールの取付具

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JPH0728982Y2
JPH0728982Y2 JP1989097319U JP9731989U JPH0728982Y2 JP H0728982 Y2 JPH0728982 Y2 JP H0728982Y2 JP 1989097319 U JP1989097319 U JP 1989097319U JP 9731989 U JP9731989 U JP 9731989U JP H0728982 Y2 JPH0728982 Y2 JP H0728982Y2
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JP
Japan
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molding
base
anchor member
main body
window glass
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JP1989097319U
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JPH0340112U (ja
Inventor
中村  剛
一正 栗原
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Honda Motor Co Ltd
Nifco Inc
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Nifco Inc
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  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 〈産業上の利用分野〉 本考案は、車両のウィンドガラスの周縁に沿って装着さ
れるモールの取付具に関し、特に、互いに隣接配置され
た2つのウィンドガラスの継ぎ目に介装されるモールの
取付具に関するものである。
〈従来の技術〉 一般に自動車のウィンドガラスは、その周縁に沿って塗
布した接着剤をもって車体開口に接合する。この場合、
寸法公差や組付誤差等に基因して車体とウィンドガラス
との間に生じる隙間を塞ぐと共に外観性を向上させるた
めに、金属製または合成樹脂製のモール材を取り付け
る。ところが、車体を基準にしたウィンドガラスの実際
の取付位置が必ずしも一定でないため、装着されたモー
ルが車体外面から浮き上がったり引込み過ぎたりして外
観が著しく損われるという問題があった。このような不
具合を改善するために、実公昭61-22006号、同62-979号
各公報及び実願昭62-179915号明細書等に開示されるよ
うな様々なモールの取付具が提案されている。
近年、互いに隣接するウィンドガラス同士を連続的に接
続する所謂フラッシュサーフェスと称するウィンド構造
が、自動車の外観性を向上させるために採用されてい
る。このようなウィンド構造では、互いに隣接するウィ
ンドガラス同士の隙間や取付位置にばらつきが生じ易い
ので、両ウィンドガラスの端縁間に装着されるモール
を、車体を基準にして所望の適正位置に固定することが
より一層困難になる。しかも、上述した従来のモールの
取付具は、車体とウィンドガラスとの間に介装するモー
ルに適合したものなので、ウィンドガラス同士間に介装
するモールに適用すると、いずれか一方のウィンドガラ
スを基準にしてモールが固定されるため、車体を基準に
した位置調節が行えず、やはり外観性が損われるという
不都合を生じる。
〈考案が解決しようとする課題〉 上述した従来技術の問題点に鑑み、本考案の目的は、互
いに隣接して車体に装着されるウィンドガラス同士の間
に介装されるモールを、両ウィンドガラス間の隙間のば
らつきを吸収し、かつ常にウィンドガラス表面に密着さ
せた状態にて車体を基準とした適正位置に固定し得る比
較的簡単な構造のモールの取付具を提供することにあ
る。
[考案の構成] 〈課題を解決するための手段〉 上述の目的は、本考案によれば、互いに隣接配置された
2つのウィンドガラスの継ぎ目に介装されるモールの取
付具であって、内側に弾発係合爪を有する開口を設けた
基部、前記2つのウィンドガラスの対向端縁のそれぞれ
に弾発係合するべく前記基部から線対称的に延出された
複数のアーム、及び前記モールに弾性的に係合するべく
前記基部から延出されたフックを有する本体と、窓枠に
設けられた取付孔に嵌着される脚部、前記開口に嵌入し
て前記弾発係合爪にて保持されるヘッド部、及び前記両
ウィンドガラスと前記窓枠との対向面間を所定寸法で離
間させるスペーサを有するアンカ部材とを備えることを
特徴とするモールの取付具を提供することにより達成さ
れる。
〈作用〉 このような構成によれば、窓枠の取付孔に脚部を嵌着す
ることによってアンカ部材が窓枠に固定される。そして
フックを介してモールに組み付けた本体の基部の開口に
アンカ部材のヘッド部を嵌入することで本体とアンカ部
材とを一体結合することにより、窓枠(車体)を基準と
した適正位置にモールが固定される。この際、基部に線
対称的に設けられたアームが、2つのウィンドガラス間
の隙間を拡開する向きの弾発力を発揮するので、寸法誤
差を吸収した上での両ウィンドガラスの位置決めが行わ
れる。これと同時に、アンカ部材のスペーサによって2
つのウィンドガラスの表面位置が略均一になる。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は、本考案によるモールの取付具1が、自動車の
リヤウィンドガラス2とクォータウィンドガラス3との
間に使用される状態を示している。取付具1は、両ウィ
ンドガラス2・3の隙間にモール4を組み付けるための
本体5と、ボディパネル6にワンタッチ式で固定される
アンカ部材7とで構成され、それぞれ可撓性に富む合成
樹脂材料で一体成形されている。なお、以下クォータウ
ィンドガラス3側を前方とし、第1図に於ける左上方を
上方とし、車体側を内方として方向性の説明を行うもの
とする。
第2図乃至第5図によく示されるように、本体5は、上
下に細長い箱型の基部11と、各ウィンドガラス2・3の
対向端縁2a・3aにそれぞれ弾発係合し得る受部12・13
と、モール4に係合し得るフック14・15とを有してい
る。
受部12・13は、第2図に平面視されるように、それぞれ
基部11の上下端の車体側から該基部に関して前後上下に
ついてそれぞれが線対称なX字形に延出された4本の板
状アーム16a・16b・17a・17bを有している。そして受部
12を構成する一対のアーム16a・16bは、リヤウィンドガ
ラス2の端縁2aに弾発係合し得るように、拡開した遊端
が開き方向へ弾性変形可能であり、かつその各遊端部の
内縁に、係合爪18が後向きに突設されている。同様に、
受部13を構成する一対のアーム17a・17bは、クォータウ
ィンドガラス3の端縁3aに弾発係合し得るように、拡開
した遊端が開き方向へ弾性変形可能であり、かつその各
遊端部の内縁に、同じく係合爪19が前向きに突設されて
いる。
フック14・15は、それぞれ基部11の上下寸法と同一寸法
で、基部の外側面11aと同一平面上にて基部11から前後
方向に延出された概ね矩形の薄板で形成されている。後
方のフック14には、上下両側から斜め後方へ延出して前
後方向に幾分弾性変形可能な一対の翼部20が設けられて
いる。また前方のフック15には、切欠21が端縁中央に設
けられている。
基部11の中央には、アンカ部材7との連結部22が設けら
れている。連結部22には、基部11の内面と外面間を貫通
する上下に細長い断面矩形の開口23が設けられている。
開口23の内側には、第5図によく示されるように、その
上下内端からそれぞれ中央側へ僅かに延出された後屈曲
されて斜め外方へ延伸された一対の弾性爪24が、その遊
端間を僅かに拡開する向きに撓曲可能に形成されてい
る。所定の距離をもって互いに離間するこれら各弾性爪
24の先端には、対向する肩部25が切欠状に設けられてい
る。また、基部11の開口23に対応する前面及び後面に
は、その内端からフック14・15付近まで至る大きな凹所
26・27によって、それぞれ薄肉部分が形成されている。
第6図及び第7図によく示されるように、アンカ部材7
は、後述するようにボディパネル6の取付孔に挿入固定
される脚部31と、本体5の連結部22と結合するヘッド32
とを備えている。
脚部31は、内部に縦孔33を有す概ね方形断面の箱型であ
って、その端部がやや先細に形成されている。脚部31の
縦孔33を介して互いに対向する一対の側壁34には、それ
ぞれU字形の切り込み35によって一対の弾性爪36が形成
されている。この弾性爪36は周知のクリップ構造であ
り、脚部31の先細端側を基端として、側壁34から僅かに
突出する肩部37に向けて緩かな斜面が形成されており、
外力によって内方へ僅かに撓曲可能になっている。ま
た、側壁34に隣接する一方の側壁38の下端には、アンカ
部材7を車体に固定する際の位置決め用に球状の突部39
が形成されている。
ヘッド32と脚部31との間には、吸盤状の円形フランジ41
と概ね矩形のプレート部42とが形成されている。プレー
ト部42の一対の側辺には、その全長に渡って延在する対
向垂直壁43が、第6図に示すように、プレート部42と共
に断面H字形をなすように形成されている。プレート部
42の他の一対の側辺には、上方から円形フランジ41が見
えるような大きな切欠44が設けられている。プレート部
42の中央には、角柱状の係合突出部45が突設されてい
る。係合突出部45の先端には、本体5の連結部22の各弾
性爪24先端の間隔より長い幅を有する拡幅頭部46が形成
されている。係合突出部45の下端には、各垂直壁43に対
面する側にそれぞれ外側に傾斜する小突部47が付設さ
れ、かつその直ぐ外側には、突条48が垂直壁43と平行に
延在している。
係合突出部45を連結部22の開口23内に挿入することによ
り、本体5とアンカ部材7とを一体的に結合することが
できる。各弾性爪24は、その間を拡幅頭部46が通過する
際に外側へ押し拡げられるように弾性変形する。拡幅頭
部46が完全に通過すると、第5図に示されるように弾性
爪24は元の形状に復元して肩部25に拡幅頭部46の下端が
係合して抜け止めされる。
使用の際には、第8図に示されるように、先ず例えばス
ポンジゴム製のパッキング51を装着したアンカ部材7の
脚部31を突部39により位置合せしてボディパネル6に開
設された取付孔52に挿入する。アンカ部材7は、垂直壁
43の下端をボディパネル6の上面に当接させつつ、弾性
爪36の肩部37が取付孔52の周縁に係合してボディパネル
6の所定位置に固定される。
次に、各ウィンドガラス端縁2a・3aの下面を垂直壁43の
上端に当接させて、各ウィンドガラス2・3をシール性
接着剤53・54によりボディパネル6の所定の取付位置に
接合する。これにより、垂直壁43がスペーサとなって各
ウィンドガラス2・3の高さをボディパネル6に対して
略均一にすることができる。
他方、本体5は、各フック14・15の先端をそれぞれモー
ル4両側端の湾曲部55・56の内側に係合させてモール4
に組み付けられる。第1図に示されるように、本体5に
組み付けられたモール4を外方から、本体5の開口23に
アンカ部材7の係合突出部45を嵌合させるように押し込
んで、リヤウィンドガラス2とクォータウィンドガラス
3との間に装着する。この際、各受部12・13は、テーパ
を付した係合爪18・19の下端が各ウィンドガラス端縁2a
・3aに摺接しつつアーム16a・16b・17a・17bが開き方向
に弾性変形して両端縁2a・3aの間を通過する。本体5が
アンカ部材7に結合すると、各係合爪18・19の上端にウ
ィンドガラス端縁2a・3aが弾発的に係合する。また、モ
ール4の両側端に一体的に取り付けられたリップ57・58
が各ウィンドガラス2・3の上面に密着する。
両ウィンドガラス端縁2a・3aの隙間には製造公差や組付
誤差によりばらつきが生じるが、上述したように受部12
・13の各アーム14・15が有する弾性によってそれを吸収
ことができる。従って、モール4がボディパネル6を基
準として所定の位置に固定される。
[考案の効果] 上述したように本考案によれば、モールの取付具を、そ
の両側に配置されるウィンドガラス端縁にそれぞれ弾発
的に係合する2組の受部を設けた本体と、ボティパネル
に固定されるアンカ部材とで構成し、モールに組み付け
た本体をボディパネルに固定されたアンカ部材に結合さ
せることによって2つのウィンドガラス間に生じる隙間
等のばらつきを吸収しつつボディパネルを基準とした所
定の取付位置にモールを固定することができる。従って
本考案により、2つのウィンドガラス間の隙間のばらつ
きに関わりなく車体を基準としたモールの位置規定をな
し得るので、アンカ部材に設けたスペーサによって互い
に隣接配置される2つのウィンドガラスの高さが略均一
になることと相俟って、車両の外観性をより一層向上す
ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるモールの取付具の使用状態を示
す分解斜視図である。 第2図は、本体の平面図である。 第3図は、本体の正面図である。 第4図は、本体の底面図である。 第5図は、第2図のV−V線に於ける部分断面図であ
る。 第6図は、アンカ部材の側面図である。 第7図は、アンカ部材の部分断面正面図である。 第8図は、モールの装着状態を示す断面図である。 1……取付具、2……リヤウィンドガラス、2a……端
縁、3……クォータウィンドガラス、3a……端縁、4…
…モール、5……本体、6……ボディパネル、7……ア
ンカ部材、11……基部、12・13……受部、14・15……フ
ック、16a・16b・17a・17b……アーム、18・19……係合
爪、20……翼部、21……切欠、22……連結部、23……開
口、24……弾性爪、25……肩部、26・27……凹所、31…
…脚部、32……ヘッド、33……縦孔、34……側壁、35…
…U字形切り込み、36……弾性爪、37……肩部、38……
側壁、39……突部、41……円形フランジ、42……プレー
ト部、43……垂直壁、44……切欠、45……係合突出部、
46……拡幅頭部、47……小突部、48……突条、51……パ
ッキング、52……取付孔、53・54……接着剤、55・56…
…湾曲部、57・58……リップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに隣接配置された2つのウィンドガラ
    スの継ぎ目に介装されるモールの取付具であって、 内側に弾発係合爪を有する開口を設けた基部、前記2つ
    のウィンドガラスの対向端縁のそれぞれに弾発係合する
    べく前記基部から線対称的に延出された複数のアーム、
    及び前記モールに弾性的に係合するべく前記基部から延
    出されたフックを有する本体と、 窓枠に設けられた取付孔に嵌着される脚部、前記開口に
    嵌入して前記弾発係合爪にて保持されるヘッド部、及び
    前記両ウィンドガラスと前記窓枠との対向面間を所定寸
    法で離間させるスペーサを有するアンカ部材とを備える
    ことを特徴とするモールの取付具。
JP1989097319U 1989-08-21 1989-08-21 モールの取付具 Expired - Lifetime JPH0728982Y2 (ja)

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JPH0340112U JPH0340112U (ja) 1991-04-17
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JPS6424709U (ja) * 1987-08-04 1989-02-10
JPH0182917U (ja) * 1987-11-26 1989-06-02

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