JP2507554Y2 - 部材取付具 - Google Patents

部材取付具

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JP2507554Y2
JP2507554Y2 JP1990063840U JP6384090U JP2507554Y2 JP 2507554 Y2 JP2507554 Y2 JP 2507554Y2 JP 1990063840 U JP1990063840 U JP 1990063840U JP 6384090 U JP6384090 U JP 6384090U JP 2507554 Y2 JP2507554 Y2 JP 2507554Y2
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cap
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正英 佐藤
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Togo Seisakusho Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば車両のボデイパネル等の取付部材
に、被取付部材としてのエアスポイラ、モールディング
等の装飾部材を取り付けるための部材取付具に関するも
のである。
[従来の技術] 部材取付具の従来例について述べる。部材取付具の断
面図が第9図に示され、そのX−X線断面図が第10図に
示されている。
部材取付具は、取付部材であるボデイパネル6の取付
孔6aに嵌め付けられるキャップ7と、被取付部材である
例えばエアスポイラ9に設けられかつその取付面に突出
する係合脚81をもつクリップ8とからなる。
キャップ7は、有底の略長四角筒状をなしていて、そ
の相対する前後の内壁面には係合爪71が平行状に形成さ
れている。またキャップ7の前後の外壁面には、取付孔
6aの口縁部裏面に係止する係合片72が形成されていると
ともにその開口端には取付孔6aの口縁部表面に面する鍔
部73が環状に突出されている。なおキャップ7の平面図
が第11図に示されている。
また第9,10図に示されるようにクリップ8の係合脚81
の先端には、断面やじり状係止突起83が環状に形成され
ている。この係止突起83は、キャップ7内に係合脚81が
挿入されることによりキャップ7の前後の側壁の弾性変
形を介して係合爪71に係合する。また係合爪71は係合脚
81の軸線に交差する方向(第9図において左右方向)に
長さを有しているため、キャップ7とクリップ8との間
にその方向の位置ずれがあってもその位置ずれを吸収し
て係合脚81の係止突起83と係合することができる。
前記した部材取付具は、キャップ7をボデイパネル6
の取付孔6aに嵌め付けた後、クリップ8の係合脚81をキ
ャップ7に挿入することで係合爪71と係止突起83が係合
し、これによりエアスポイラ9がボデイパネル6に装着
されている。このため、キャップ7は車両組立ラインに
おいてボデイパネル6に組付けることが必要とされまた
それが作業上有利でもある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記従来例のようにキャップ7が車両
組立ラインでボデイパネル6に組立けられるものでは、
キャップ組付けからエアスポイラ取付けまでの間にキャ
ップ7の紛失、破損等がおこり、組付作業性が損なわれ
ることがあった。
なお従来の部材取付具において、仮にキャップ7をク
リップ8の係合脚81に先付けした場合には、ボデイパネ
ル6への組付けまでにキャップ7とクリップ8との間で
位置ずれが生じるため、ボデイパネル6の取付孔6aに対
するキャップ7の係合不良がおき、結局組付け作業性が
悪いものになってしまう。
そこで本考案は、前記した問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的はキャップをクリップの係
合脚に先付けする場合の取付部材に対するキャップの係
合不良を防止し、組付作業性の向上を図ることのできる
部材取付具を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決する本考案の部材取付具は、 ボデイパネル等の取付部材の取付孔に嵌め付けられる
キャップと、 エアスポイラ、モールディング等の被取付部材に設け
られかつキャップに対しその軸線に交差する方向に相対
的に移動可能に係入される係合脚をもつクリップとを備
え、 前記係合脚には、キャップの対向壁面に設けられた各
係合爪に対し前記移動を許容する状態でそれぞれ係合す
る係止突起を設けるとともに、両係止突起の突出方向に
交差する方向に向けて突出しかつ前記移動方向に面する
キャップの対向壁面にそれぞれ弾性的に当接するガイド
片が設けられたものである。
[作用] 前記手段によれば、被取付部材に設けたクリップにキ
ャップを先付けした状態では、係合脚の係止突起がキャ
ップの係合爪と係合し、係合脚がキャップに対し相対的
に移動可能に取り付けられる。この状態では、係合脚の
ガイド片が前記移動方向に面するキャップの対向壁面に
弾性的に当接することによって、係合脚とキャップとが
ほぼ同一軸線上の位置に保持され、これによりクリップ
とキャップとの移動方向に関する位置ずれが防止され
る。
また、上記クリップに先付けしたキャップを取付部材
に嵌め付けることにより、被取付部材が取付部材に装着
される。ところで、前記キャップを取付部材の取付孔に
嵌め付けるに際し、クリップと取付孔との間に前記移動
方向に関し位置ずれがあるときには、係合脚に対してキ
ャップが前記ガイド片の弾性変形を利用して移動するこ
とにより、前記位置ずれを吸収した状態でキャップが取
付孔に嵌め付けられる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面にしたがって説明す
る。部材取付具の断面図が第1図に示され、そのII−II
線断面図が第2図に示され、またその分解斜視図が第3
図に示されている。
部材取付具は、取付部材であるボデイパネル1の略四
角形状の取付孔1aに嵌め付けられるキャップ2と、被取
付部材である例えばモールディング4に設けられかつそ
の取付面に突出する係合脚31をもつクリップ3とからな
る。なおキャップ2とクリップ3とは、適宜の合成樹脂
材料によって成形されている。
キャップ2は、有底の略長四角筒状をなしていて、そ
の相対する前後の内壁面には左右方向に延びる係合爪21
が平行状に形成されている。またキャップ2の左右の外
壁面には、その下端部から上方に向けて傾斜状に突出す
る係合片22が形成されている。係合片22は、弾性変形可
能であり、その先端部には内側を外側よりも高くする段
差部22aを有している。この段差部22aがボデイパネル1
の取付孔1aの口縁部裏面に係止される。またキャップ2
の開口端には取付孔1aの口縁部表面に面する鍔部23が環
状に突出されている。なお鍔部23には、ボデイパネル1
に密着されるシール材24が設けられている。
またクリップ3は、モールディング4の両側縁の折り
返し部4aに係合される平板状ベース部32に、角柱軸状の
係合脚31が突出されてなる。なおクリップ3は、モール
ディング4の長手方向に対し所定の間隔を保って適数個
配置されるものである。
係合脚31の先端部(下端部)の前後面には、断面やじ
り状をなす係止突起33が形成されている。
さらに係合脚31の先端部には、左右側方に向けて突出
する弾性変形可能なガイド片34が形成されている。
前記した部材取付具において、モールディング4の装
着にあたっては、モールディング4のクリップ3の係合
脚31にキャップ2が先付けされる。
このとき係止突起33は、キャップ2内に係合脚31が挿
入されることによりキャップ2の前後の側壁の弾性変形
を介して係合爪21に係合する。またキャップ2の係合爪
21が係合脚31の軸線に交差する方向(第1図において左
右方向)に長さを有しているため、係合脚31の前記と同
方向への移動を許容する。
またガイド片34は、キャップ2の左右の内壁面によっ
て略V字状をなすように弾性変形させられ、その先端部
がキャップ2の当該壁面に弾性的に当接する。従ってガ
イド片34は、その弾性によって係合脚31に対しキャップ
2をほぼ同一軸線上に位置させ、それら相互間の位置ず
れを防止する。
そして、クリップ3に先付けしたキャップ2がボデイ
パネル1の取付孔1aに嵌め付けられる。このとき、キャ
ップ2の係合片22は、取付孔1aの口縁によって弾性変形
させられ、その先端の段差部22aが取付孔1aの口縁部裏
面に係止される。これにより、キャップ2の鍔部23がシ
ール材24を介して取付孔1aの口縁部に密着される。なお
係合片22の剛性は、ガイド片34に比べて大きいものとす
る。
しかしてキャップ2の嵌め付けに際し、第4図の断面
図に示されるように、係合脚31と取付孔1aとの間に位置
ずれがあるとき、詳しくは取付孔1aの軸線1と係合脚
31の軸線l2とがずれた場合には、ガイド片34が弾性変形
しつつ係合脚31に対してキャップ2が移動する。すなわ
ち第4図においては、右側のガイド片34が弾性に抗して
撓み、左側のガイド片34が弾性復元し、キャップ2が取
付孔1aに適応する。なお第4図にキャップ2の嵌め付け
前の状態が二点鎖線で示されている。
このようにして、係合脚31と取付孔1aとの間の位置ず
れが吸収されて、キャップ2が取付孔1aに嵌め付けられ
る結果、ボデイパネル1へのモールディング4の装着が
完了する。
前記した部材取付具によると、クリップ3の係合脚31
に設けたガイド片34によって、係合脚31に先付けしたキ
ャップ2とその係合脚31との間の位置ずれが防止される
とともに、そのガイド片34の弾性変形をもってキャップ
2をボデイパネル1の取付孔1aに嵌め付けるときのクリ
ップ3の係合脚31と取付孔1aとの間の位置ずれが吸収さ
れることから、取付孔1aに対するキャップ2の係合不良
が防止される。またモールディング4のクリップ3の係
合脚31にキャップ2を先付けし、このキャップ2をボデ
イパネル1の取付孔1aに嵌め付けることで、ボデイパネ
ル1にキャップ2を組付けておく場合のキャップ2の紛
失及び破損等といった不具合が排除される。
また第5図の側面図及び第6図の斜視図に示されるよ
うに、キャップ2の先端面にテーパー状のガイド突起24
を設けると、ボデイパネル1の取付孔1aへのキャップ2
の挿入をスムーズに行うことができる。
また第7図の正面図及び第8図の斜視図に示されるよ
うに、キャップ2の側面に取付孔1aの孔幅に対応した突
出量の突起25を設けることにより、キャップ2の横ずれ
を防止することができる。
なお本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
本考案の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能であ
る。例えば、被取付部材としては、モールディング4の
他、エアスポイラでもよい。またクリップ3は、被取付
部材に取り付けるものの他、被取付部材と一体で成形さ
れたものでもよい。
[考案の効果] 本考案の部材取付具によれば、被取付部材のクリップ
にキャップを先付けすることで、取付部材にキャップを
先付けする場合に生じたキャップの紛失及び破損等の不
具合を排除することができる。
また、クリップにキャップを先付けした状態ではクリ
ップの係合脚に設けたガイド片の弾性によってクリップ
とキャップとの移動方向に関する位置ずれを防止するこ
とができ、またそのキャップを取付部材に嵌め付ける際
にはガイド片の弾性変形をもってクリップと取付孔との
間の前記移動方向に関する位置ずれを吸収することがで
きることにより、取付部材に対するキャップの係合不良
を防止でき、よってクリップにキャップを先付けする場
合の組付作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
部材取付具の断面図、第2図は第1図のII−II線断面
図、第3図は分解斜視図、第4図は位置ずれの吸収状態
を示す断面図である。 第5〜8図はキャップの変更例を示すもので、第5図は
キャップの側面図、第6図はその斜視図、第7図はキャ
ップの別例の側面図、第8図はその斜視図である。 第9〜11図は従来例を示すもので、第9図は部材取付具
の断面図、第10図は第9図のX−X線断面図、第11図は
キャップの平面図である。 1…ボデイパネル(取付部材) 1a…取付孔 2…キャップ 3…クリップ 31…係合脚 34…ガイド片 4…モールディング(被取付部材)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボデイパネル等の取付部材の取付孔に嵌め
    付けられるキャップと、 エアスポイラ、モールディング等の被取付部材に設けら
    れかつキャップに対しその軸線に交差する方向に相対的
    に移動可能に係入される係合脚をもつクリップとを備
    え、 前記係合脚には、キャップの対向壁面に設けられた各係
    合爪に対し前記移動を許容する状態でそれぞれ係合する
    係止突起を設けるとともに、両係止突起の突出方向に交
    差する方向に向けて突出しかつ前記移動方向に面するキ
    ャップの対向壁面にそれぞれ弾性的に当接するガイド片
    が設けられた部材取付具。
JP1990063840U 1990-06-15 1990-06-15 部材取付具 Expired - Lifetime JP2507554Y2 (ja)

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