JPH0728832U - リザーバタンク - Google Patents

リザーバタンク

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JPH0728832U
JPH0728832U JP6568593U JP6568593U JPH0728832U JP H0728832 U JPH0728832 U JP H0728832U JP 6568593 U JP6568593 U JP 6568593U JP 6568593 U JP6568593 U JP 6568593U JP H0728832 U JPH0728832 U JP H0728832U
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JP
Japan
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oil
tank
main body
tank body
slit
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Pending
Application number
JP6568593U
Other languages
English (en)
Inventor
和行 滝口
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアの出入りを阻害することなく、外部への
オイル漏れを確実に防止することができるリザーバタン
クを提供する。 【構成】 オイルを貯留するタンク本体1と、該タンク
本体1の内部を大気中に連通させる通気孔12を有し、
タンク本体1の上部に形成した給油口3を蓋被するオイ
ルキャップ2とを備え、タンク本体1内のオイル最高液
面レベルLより上方に、タンク本体1内を下方室1Aと
上方室1Bに隔成する仕切壁を設け、該仕切壁の少くと
も一部を膜部材8で構成し、該膜部材8にスリット8b
を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のパワーステアリング装置等におけるポンプの吸入側に接 続して使用するリザーバタンクに関する。
【0002】 従来、リザーバタンクには、実開平5−22802号公報に記載されたものが ある。
【0003】 このリザーバタンクは、オイルを貯留するタンク本体と、該タンク本体の上部 に形成した給油口を閉塞するオイルキャップとを備えていて、該オイルキャップ に、前記タンク本体の内部を大気中に連通させる通気孔を設けている。
【0004】 また、前記タンク本体内のオイル最高液面レベルより上方に、タンク本体内を 下方室と上方室に隔成する仕切壁を構成する仕切部材を設け、該仕切部材に形成 した開口にオイルフィルタを設けている。
【0005】 更に、前記オイルキャップに、前記仕切部材に向って延在する突出部を設け、 該突出部に、仕切部材の前記開口に臨む下面を形成している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のリザーバタンクでは、仕切部材とオイルキャップの 突出部下面との間に環状の隙間が存在している。このため、車両の走行中タンク に加わる振動によりタンク本体内のオイルが跳ね上ったとき、前記突出部の下面 で抑え切れなかった一部のオイルが前記隙間から上方室内に浸入し、車両の振動 等により加振されて更にオイルキャップの通気孔に浸入してタンク本体の外部に 漏れるおそれがある。
【0007】 この考案は前記課題を解決するためになしたもので、その目的とするところは 、エアの出入りを阻害することなく、外部へのオイル漏れを確実に防止すること ができるリザーバタンクを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、オイルを貯留するタンク本体と、該 タンク本体の内部を大気中に連通させる通気孔を有し、前記タンク本体の上部に 形成した給油口を蓋被するオイルキャップとを備えたリザーバタンクにおいて、 前記タンク本体内のオイル最高液面レベルより上方に、該タンク本体内を下方室 と上方室に隔成する仕切壁を設け、該仕切壁の少くとも一部を膜部材で構成し、 該膜部材にスリットを形成したものである。
【0009】
【作用】
上記構成によれば、タンク本体内のオイル面が大きく変動してオイルが跳ね上 がったとき、仕切壁を構成する膜部材の唯一の開口部であるスリットが閉じてい て、下方室内から上方室内へのオイル浸入を抑制し、該上方室内からオイルキャ ップの通気孔を介して大気中にオイルが漏洩することをなくす。
【0010】 また、タンク本体内のオイルの膨脹でオイル面が上昇して、下方室内のエア圧 が上昇すると、このエア圧で膜部材のスリットが開き、該スリットを介して下方 室内から上方室内にエアが流出すると共に、該上方室内のエア圧が上昇し、この エア圧で、オイルキャップの通気孔を介して上方室内から大気中にエアが押し出 される。反対に、タンク本体内のオイルの収縮でオイル面が下降して、下方室内 のエア圧が低下すると、このエア圧で膜部材のスリットが開き、該スリットを介 して下方室内に上方室内からエアが流入すると共に、該上方室内のエア圧が低下 し、このエア圧で、大気中からオイルキャップの通気孔を介してエアが上方室内 に吸引される。このように、タンク本体内にエアが出入りすることで、該タンク 本体内のエア圧は安定する。
【0011】
【実施例】 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0012】 図1はリザーバタンクを示す断面図、図2は図1のP−P線に沿う断面図、図 3は図1の組込み部品を示す斜視図である。
【0013】 この図において1はオイルを貯留するタンク本体で、該タンク本体1の上部に は、オイルキャップ2で蓋被された給油口3が形成され、該タンク本体1の下部 には流入口4と流出口5が形成され、前記流入口4には図示しないオイルフィル タが取り付けられている。
【0014】 前記タンク本体1内のオイル最高液面レベルLより上方には第1バッフル板6 が設けられている。この第1バッフル板6の中央部には開口部6aが形成され、 該開口部6a内にはストレーナ7が挿入され、該ストレーナ7は上部にて前記第 1バッフル板6に支持されている。
【0015】 このストレーナ7は、有底筒状のケース7aの開口端の外周に、前記第1バッ フル板6に支持されるフランジ7bを形成し、該ケース7aの周壁に周方向に間 隔をおいて開口部7cを複数形成し、該開口部7cにオイルフィルタ7dを張設 すると共に、前記ケース7aの開口端の内側に、ゴム等の軟らかい材料からなる 膜部材8を取り付けた構成にしてある。
【0016】 前記膜部材8の中央部には嵌合孔8aが形成され、該嵌合孔8aの周囲には複 数のスリット8bが放射状に複数形成され、各スリット8bの一端は前記嵌合孔 8aに連設されている。一方、前記オイルキャップ2には、前記膜部材8の嵌合 孔8a内に嵌合する円柱状の突出片9が形成されている。
【0017】 そして、前記第1バッフル板6と、前記ストレーナ7に設けられて前記オイル キャップ2の突出片9で嵌合孔8aが閉塞された前記膜部材8とで、前記タンク 本体1内を下方室10Aと上方室10Bに隔成する仕切壁が構成されている。
【0018】 前記オイルキャップ2の突出片9には、前記膜部材8に対向する第2バッフル 板11が形成されている。
【0019】 また、前記オイルキャップ2には、前記タンク本体1の内部を大気中に連通さ せる通気孔12が形成されている。
【0020】 上記構成において、車両の振動時等でタンク本体1内のオイル面が大きく変動 し、オイルが跳ね上がったとき、仕切壁を構成する第1バッフル板6及び膜部材 8の唯一の開口部であるスリット8bが閉じていて、下方室10A内から上方室 10B内へのオイル浸入を抑制する。万一、下方室10A内から膜部材8のスリ ット8bを介して上方室10B内へオイルが浸入しても、このオイルを第2バッ フル板11で跳ね返す。このようにして、上方室10B内からオイルキャップ2 の通気孔12を介して大気中にオイルが漏洩することをなくす。
【0021】 また、タンク本体1内のオイルの膨脹でオイル面が上昇して、下方室10A内 のエア圧が上昇すると、このエア圧で膜部材8のスリット8bが開き、該スリッ ト8bを介して下方室10A内から上方室10B内にエアが流出すると共に、該 上方室10B内のエア圧が上昇し、このエア圧で、オイルキャップ2の通気孔1 2を介して上方室10B内から大気中にエアが押し出される。反対に、タンク本 体1内のオイルの収縮でオイル面が下降して、下方室10A内のエア圧が低下す ると、このエア圧で膜部材8のスリット8bが開き、該スリット8bを介して下 方室10A内に上方室10B内からエアが流入すると共に、該上方室10B内の エア圧が低下し、このエア圧で、大気中からオイルキャップ2の通気孔12を介 してエアが上方室10B内に吸引される。このように、タンク本体1内にエアが 出入りすることで、該タンク本体1内のエア圧は安定する。
【0022】 更に、タンク本体1からオイルキャップ2を外して給油口3を開いたとき、膜 部材8の嵌合孔8aが開口して、給油口3からタンク本体1内に給油したオイル は上方室10B内から下方室10A内にスムーズに流入する。
【0023】 尚、この実施例では、膜部材8に嵌合孔8aを形成し、該嵌合孔8aにオイル キャップ2の突出片9を嵌合すると共に、該突出片9に、前記膜部材8に対向す る第2バッフル板11を形成したが、膜部材8に嵌合孔8aがなくても、給油し たオイルの重量で膜部材8のスリット8bを開いて下方室10A内にオイルを流 入させることができ、また、第2バッフル板11がなくても、スリット8bが閉 じた膜部材8で下方室10A内から上方室10B内へのオイル浸入を抑制するこ とができることから、オイルキャップ2に突出片9及び第2バッフル板11を設 けず、かつ膜部材8に、前記突出片9に嵌合する嵌合孔8aを設けなくても良い 。
【0024】 また、ストレーナ7を第1バッフル板6の開口部6aに挿入支持して、該第1 バッフル板6と、前記ストレーナ7に設けた膜部材8とで、タンク本体1内を上 下に仕切る仕切壁を構成したが、図4に示すように、膜部材8を第1バッフル板 6の開口部6aに直接組み付けて前記仕切壁を構成しても良く、また、図示しな いが仕切壁の全体を膜部材8で構成しても良い。
【0025】 更に、膜部材8にスリット8bを放射状に複数形成したが、膜部材8にスリッ ト8bが存在すれば、その数は一つでも良い。
【0026】
【考案の効果】
以上の通り、この考案は、オイルを貯留するタンク本体と、該タンク本体の内 部を大気中に連通させる通気孔を有し、前記タンク本体の上部に形成した給油口 を蓋被するオイルキャップとを備えたリザーバタンクにおいて、前記タンク本体 内のオイル最高液面レベルより上方に、タンク本体内を下方室と上方室に隔成す る仕切壁を設け、該仕切壁の少くとも一部を膜部材で構成し、該膜部材にスリッ トを形成したため、車両の振動時等でタンク本体内のオイル面が大きく変動し、 オイルが跳ね上がったとき、仕切壁を構成する膜部材の唯一の開口部であるスリ ットが閉じていて、下方室内から上方室内へのオイル浸入を抑制することができ るので、上方室内からオイルキャップの通気孔を介して大気中にオイルが漏洩す ることを確実になくすことができる。また、タンク本体内のオイルの膨脹・収縮 に伴うタンク本体内のエア圧力の変化に対して前記膜部材のスリットが開き、タ ンク本体内にエアを出入りさせることができる。従って、タンク本体の外部への オイル漏れを確実に防止できると共に、オイルの膨脹・収縮にかかわらずタンク 本体内のエア圧を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になるリザーバタンクを示
す断面図である。
【図2】図1のP−P線に沿う断面図である。
【図3】図1の組込み部品を示す斜視図である。
【図4】この考案の他の実施例になるリザーバタンクを
示す断面図である。
【符号の説明】
1 タンク本体 2 オイルキャップ 3 給油口 6 第1バッフル板(仕切壁) 8 膜部材(仕切壁) 8b スリット 10A 下方室 10B 上方室 12 通気孔 L オイル最高液面レベル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルを貯留するタンク本体と、該タン
    ク本体の内部を大気中に連通させる通気孔を有し、前記
    タンク本体の上部に形成した給油口を蓋被するオイルキ
    ャップとを備えたリザーバタンクにおいて、前記タンク
    本体内のオイル最高液面レベルより上方に、タンク本体
    内を下方室と上方室に隔成する仕切壁を設け、該仕切壁
    の少くとも一部を膜部材で構成し、該膜部材にスリット
    を形成したことを特徴とするリザーバタンク。
JP6568593U 1993-11-16 1993-11-16 リザーバタンク Pending JPH0728832U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6568593U JPH0728832U (ja) 1993-11-16 1993-11-16 リザーバタンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6568593U JPH0728832U (ja) 1993-11-16 1993-11-16 リザーバタンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0728832U true JPH0728832U (ja) 1995-05-30

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ID=13294116

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JP6568593U Pending JPH0728832U (ja) 1993-11-16 1993-11-16 リザーバタンク

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