JPH0728263U - 内燃機関のコンプレッションピストンリング - Google Patents

内燃機関のコンプレッションピストンリング

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JPH0728263U
JPH0728263U JP5808393U JP5808393U JPH0728263U JP H0728263 U JPH0728263 U JP H0728263U JP 5808393 U JP5808393 U JP 5808393U JP 5808393 U JP5808393 U JP 5808393U JP H0728263 U JPH0728263 U JP H0728263U
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JP
Japan
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ring
piston
internal combustion
combustion engine
compression ring
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Pending
Application number
JP5808393U
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English (en)
Inventor
祐美子 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関のコンプレッションピストンリング
において、リングの熱伝導率を高め、コンプレッション
リングよりシリンダへの放熱を十分に行い、リングの過
熱を防止することのできる手段を提供することを目的と
する。 【構成】 内燃機関のピストン1のコンプレッションリ
ング2において、そのコンプレッションリング2の内部
に金属ナトリウム22を環状に封入した構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関のピストンのコンプレッションリングに関する、詳しくは ピストンコンプレッションリングの熱伝導率を高め、その冷却を促進させる構造 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関において各装置の冷却に関しては種々の工夫がおこなわれてい る。例えば、排気弁の冷却については、内部を中空にしてナトリウムを封入した ものが知られている。また、熱負荷の高いディ−ゼルエンジンでは、ピストン温 度をいかに下げ、熱応力および磨耗に対処するかが構造上の要点となり、このた めにピストンのクラウン部からスカート部にいたる形状を種々工夫し、また、ク ラウン部の裏面から潤滑油を噴出させる等の方法が行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記のピストン温度を下げるためには、ピストンよりピストンリングを介して シリンダへの放熱を十分に行うことも必要である。しかし、従来はこれが不十分 であり、特に、燃焼ガスを直接受け、また、過熱し易いピストンヘッドに近い位 置にあるコンプレッションリングは、高温のために焼き付きを起こし、リングス ティックを起こしてピストンリングがリング溝内で回らなくなり、更にはピスト ン全体がシリンダに焼き付いてエンジンが運転不能に陥ることがある。 上記の問題点を解決するために、本考案においては、コンプレッションリング の熱伝導率を高め、コンプレッションリングよりシリンダへの放熱を十分に行う ことのできる手段を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案においては、内燃機関のピストンのコンプ レッションリングにおいて、そのコンプレッションリングの内部に金属ナトリウ ムを封入したことを特徴とするピストンコンプレッションリングを提供する。
【0005】
【作用】
本考案の装置によれば、内燃機関のピストンのコンプレッションリングの内部 にコンプレッションリングの材質よりも熱伝導率の高い材質である金属ナトリウ ムを封入したことにより、従来よりもコンプレッションリングよりシリンダへの 放熱が十分に行われ、コンプレッションリングの過熱が防止される。
【0006】
【実施例】
以下添付図面を用いて本考案の実施例を説明する。 図2に従来の内燃機関のピストンとピストンリングを分解した斜視図の一例を 示す。図において、1はピストン、2はコンプレッションリング、3はオイルリ ング、11はピストンヘッド、20はコンプレッションリング溝、30はオイル リング溝を示す。
【0007】 図1に本考案の実施例を示す。図において、図2と共通の部分については同一 の番号を付し、説明を省略する。図はシリンダ4内に組み込まれたピストン1に ついて、そのピストンヘッド11の近傍の部分断面図を示す。本考案の特徴とな る部分として、鋳鉄21より成るコンプレッションリング2の内部に金属ナトリ ウム22が環状に封入されている。
【0008】 上記の状態でエンジンが運転されると、金属ナトリウム22の熱伝導率は表1 に示すとおり鋳鉄21よりも高いために、コンプレッションリング2全体の熱伝 導率が高められ、運転中にシリンダヘッド11の高温部よりコンプレッションリ ング2を伝わってシリンダ4に伝達される熱量は鋳鉄21だけのコンプレッショ ンリングの場合よりも遙かに多く、放熱効果が大きくなり、コンプレッションリ ング2の過熱が防止される。
【0009】
【表1】
【0010】 上記により、コンプレッションリングが、高温のために焼き付きを起こし、リ ングスティックを起こしてピストンリングがリング溝内で回らなくなり、更には ピストン全体がシリンダに焼き付いてエンジンが運転不能に陥るようなことがな くなる。なお、このことは、熱負荷の高いディ−ゼルエンジンにおいて、特にそ の効果が大きい。
【0011】
【考案の効果】
本考案を実施することにより次の効果を奏する。 (1)従来の鋳鉄製のコンプレッションリングよりもピストンよりシリンダへ の放熱が十分に行われ、コンプレッションリングの過熱が防止され、コンプレッ ションリングの、焼き付き、リングスティック等の発生が防止される。 (2)装置が簡単で、スペースを取らず、且つ、信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の部分断面図である。
【図2】従来技術における内燃機関のピストンとピスト
ンリングを分解した斜視図の一例である。
【符号の説明】
1…ピストン 2…コンプレッションリング 3…オイルリング 4…シリンダ 11…ピストンヘッド 20…コンプレッションリング溝 21…鋳鉄 22…金属ナトリウム 30…オイルリング溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のピストン(1)のコンプレッ
    ションリング(2)において、そのコンプレッションリ
    ング(2)の内部に金属ナトリウム(22)を封入した
    ことを特徴とする内燃機関のコンプレッションピストン
    リング。
JP5808393U 1993-10-27 1993-10-27 内燃機関のコンプレッションピストンリング Pending JPH0728263U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006226127A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Sanden Corp 電動圧縮機

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