JPH07275619A - 磁気フィルタ - Google Patents

磁気フィルタ

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Publication number
JPH07275619A
JPH07275619A JP10892194A JP10892194A JPH07275619A JP H07275619 A JPH07275619 A JP H07275619A JP 10892194 A JP10892194 A JP 10892194A JP 10892194 A JP10892194 A JP 10892194A JP H07275619 A JPH07275619 A JP H07275619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
filter matrix
magnetic field
permanent magnets
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP10892194A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsushige Nakamura
充栄 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KURODA CO Ltd
KURODA KK
Original Assignee
KURODA CO Ltd
KURODA KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KURODA CO Ltd, KURODA KK filed Critical KURODA CO Ltd
Priority to JP10892194A priority Critical patent/JPH07275619A/ja
Publication of JPH07275619A publication Critical patent/JPH07275619A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Filtration Of Liquid (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 永久磁石を用いた磁気フィルタにおいて、フ
ィルタマトリクスを磁化するための強い磁場を得るとと
もに、洗浄時にフィルタマトリクスに作用する磁場を消
滅させる際の永久磁石とフィルタマトリクスの離間距離
が短くて済むようにする。 【構成】 断面が長方形の非磁性材製容器の中にウール
状磁性体を集積してなるフィルタマトリクスおよび磁性
体を成型してなる磁路を収容して構成されたフィルタ本
体と、容器を挟んで移動自在に設けられた一対の平板状
永久磁石およびその一対の平板状永久磁石の外周に一体
に設けられたヨークによって構成された磁場発生装置
と、磁場発生装置をフィルタマトリクスが収容されてい
る位置あるいは磁路が収容されている位置に移動させる
ための駆動機構からなることを特徴とする磁気フィル
タ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤ放電加工機の循
環水等の液体中に懸濁された磁性粒子を除去するための
磁気フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、例えば、
図3に示すようなものがある。これを図について説明す
ると液入口aおよび液出口bを有する容器cに内管dの
一部を液密に貫入させて設け、該内管dの前記貫入部の
端部を閉止せしめ、また、該内管d内を除く前記容器c
内に強磁性材料により形成されたフィルタマトリクスe
を設け、前記内管d内に棒状永久磁石fを移動自在に収
容した構成である。処理液は液入口aから容器cに流入
しフィルタマトリクスeを通って流れ液出口bから流出
する。フィルタマトリクスeは、棒状永久磁石fにより
磁化され処理液中の磁性粒子を吸引、捕捉する。次に、
このように捕捉した磁性粒子を取除く場合は、前記液入
口aおよび液出口bを夫々図示しない洗浄液通路にバル
ブ等により切替え、また、棒状永久磁石fをフィルタマ
トリクスeの位置より下に移動させフィルタマトリクス
eの磁化を消失させる。これにより捕捉されていた磁性
粒子は洗浄液通路に運ばれ、取除かれる。ところが、こ
の従来の技術においては次のような欠点がある。即ち、
相隣接する棒状永久磁石の磁極の極性が同一なので相互
に減磁界を及ぼすのみならず磁束が周囲に発散してしま
うため1000ガウス程度以上の磁場を発生させること
は非常に困難である。そのため、例えばワイヤ放電加工
機の循環水中に懸濁された磁性粒子のように粒径が細か
く磁性が微弱な磁性粒子を吸引し捕捉するためには▲ろ
▼過面積を広くしてフィルタマトリクス内の処理液流速
を低くする必要がある。また、相隣接する棒状永久磁石
の磁極の極性が同一であるためフィルタマトリクスに作
用する磁場を消失させるには棒状永久磁石とフィルタマ
トリクスとの離間距離を大にする必要がある。それらの
結果装置が大型となって実用性が損なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する問題点は、1000ガウス程度以上の磁場を発生さ
せることは非常に困難であること、および、フィルタマ
トリクスに作用する磁場を消失させるには永久磁石とフ
ィルタマトリクスとの離間距離を大にする必要があると
いう点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本発明による磁気フィルタは、一対の平板状永久磁石
を夫々相異なる極性の磁極を空間を挟んで対面させ、前
記一対の平板状永久磁石の外周にヨークを設けることに
よって磁束が周囲に発散するのを防止し磁極間の空間に
集中せしめ2000〜3000ガウスの磁場を発生させ
てフィルタマトリクスを磁化し得るようにするととも
に、フィルタマトリクスに作用する磁場を消失させるた
めに磁場発生装置を移動した位置においては磁極間の空
間に磁路があって、而して、磁束がフィルタマトリクス
の方へ迂回するのを防止するようにしたものである。即
ち、本発明による磁気フィルタは、液出入口2個を有し
断面が長方形の非磁性材製容器の中にウール状磁性体を
集積してなるフィルタマトリクスおよび磁性体を成型し
てなる磁路を収容して構成されたフィルタ本体と、前記
容器を挟んで移動自在に設けられた一対の平板状永久磁
石および該一対の平板状永久磁石の外周に該一対の平板
状永久磁石と一体に設けられたヨークによって構成され
た磁場発生装置と、該磁場発生装置を前記フィルタマト
リクスが収容されている位置あるいは前記磁路が収容さ
れている位置に移動させるための駆動機構からなる構成
としているものである。
【0005】
【作用】▲ろ▼過処理時において磁場発生装置はフィル
タマトリクスが収容されている位置にあってフィルタマ
トリクスは磁化されている。磁性粒子を懸濁している処
理液は1の液出入口から容器に入りフィルタマトリクス
内を流れ、磁路に穿られた穴を通り、そして、2の液出
入口を経て容器から出る。懸濁磁性粒子は処理液がフィ
ルタマトリクス内を流れる間に磁場発生装置により磁化
されたフィルタマトリクスによって吸引、捕捉される。
捕捉された磁性粒子を取除く場合は処理液の流入を止め
た後、磁場発生装置を磁路が収容されている位置に移動
させてフィルタマトリクスの磁化を消滅させ、2の液出
入口から洗浄液を容器内に送り込む。容器内に送り込ま
れた洗浄液は磁路に穿られた穴を通りフィルタマトリク
ス内を流れ、捕捉されていた磁性粒子は磁気を失ったフ
ィルタマトリクスから離れて洗浄液と共に1の液出口か
ら出る。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を示す図1において、フィル
タ本体1は2個の液出入口2を有し断面が長方形の非磁
性材製容器3の中にウール状磁性体を集積してなるフィ
ルタマトリクス4および液流路穴5を穿られた磁性体の
磁路6を収容して構成される。磁場発生装置7は容器3
を挟んで移動自在に設けられた一対の平板状永久磁石8
および該一対の平板状永久磁石8の外周に該一対の平板
状永久磁石8と一体に設けられたヨーク9によって構成
される。10は車輪で、容器3の支持を兼ねた車輪ガイ
ド11に沿って磁場発生装置7を移動するようになって
いる。12は磁場発生装置7を移動させるための駆動機
構を、また、13は架台を示す。なお、磁路6の形状寸
法は、磁場発生装置7を磁路6が収容されている位置に
移動したときにフィルタマトリクス4に及ぼす磁場強度
を10ガウス程度以下になし得るものであればよい。
【0007】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明の磁
気フィルタは、一対の平板状永久磁石を夫々相異なる極
性の磁極を空間を挟んで対面させ、前記一対の平板状永
久磁石の外周にヨークを設けることによって磁束が周囲
に発散するのを防止し磁極間の空間に集中せしめるよう
にしたので容易に2000〜3000ガウスの磁場を発
生させることができる。また、フィルタマトリクスに作
用する磁場を消失させるために磁場発生装置を移動した
位置においては磁極間の空間に磁路があって、磁束がフ
ィルタマトリクスの方へ迂回するのを防止するようにし
たので永久磁石とフィルタマトリクスとの離間距離を小
さくすることができる。結果として装置を小型化し、ま
た、例えばワイヤ放電加工機の循環水中に懸濁された磁
性粒子のように粒径が細かく磁性が微弱な磁性粒子を吸
引し捕捉するのに適した磁気フィルタを実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気フィルタの実施例を示す縦断
面図である。
【図2】本発明による磁気フィルタの実施例を示す横断
面図である。
【図3】従来の磁気フィルタの概略図である。
【符号の説明】
1 フィルタ本体 2 液出入口 3 容器 4 フィルタマトリクス 5 液流路穴 6 磁路 7 磁場発生装置 8 平板状永久磁石 9 ヨーク 10 車輪 11 車輪ガイド 12 駆動機構 13 架台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液出入口2個を有し断面が長方形の非磁性
    材製容器の中にウール状磁性体を集積してなるフィルタ
    マトリクスおよび磁性体を成型してなる磁路を収容して
    構成されたフィルタ本体と、前記容器を挟んで移動自在
    に設けられた一対の平板状永久磁石および該一対の平板
    状永久磁石の外周に該一対の平板状永久磁石と一体に設
    けられたヨークによって構成された磁場発生装置と、該
    磁場発生装置を前記フィルタマトリクスが収容されてい
    る位置あるいは前記磁路が収容されている位置に移動さ
    せるための駆動機構からなることを特徴とする磁気フィ
    ルタ。
JP10892194A 1994-04-12 1994-04-12 磁気フィルタ Pending JPH07275619A (ja)

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JP10892194A JPH07275619A (ja) 1994-04-12 1994-04-12 磁気フィルタ

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JPH07275619A true JPH07275619A (ja) 1995-10-24

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JP (1) JPH07275619A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02169835A (ja) * 1988-12-23 1990-06-29 Japan Electron Control Syst Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置
JPH09141018A (ja) * 1995-11-16 1997-06-03 Nippon Jiryoku Senko Kk 湿式磁力選別機
JP2015192936A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 国立大学法人秋田大学 磁気造粒器及びこれを用いたフィルター装置並びに高勾配磁気分離法
CN109013054A (zh) * 2018-08-24 2018-12-18 佛山市万达业机械股份有限公司 电磁转换连续磁选机

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JP2015192936A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 国立大学法人秋田大学 磁気造粒器及びこれを用いたフィルター装置並びに高勾配磁気分離法
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