JPH0659369B2 - フィルタ装置 - Google Patents

フィルタ装置

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JPH0659369B2
JPH0659369B2 JP2199163A JP19916390A JPH0659369B2 JP H0659369 B2 JPH0659369 B2 JP H0659369B2 JP 2199163 A JP2199163 A JP 2199163A JP 19916390 A JP19916390 A JP 19916390A JP H0659369 B2 JPH0659369 B2 JP H0659369B2
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三郎 山本
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山本工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、流体又は気体に含まれる微粒子、例えば強磁
性微粒子、常磁性微粒子(例えば鉄の酸化物を主体とす
る腐食生成物)を分離除去するフィルタ装置に関する。
(従来の技術) 従来、フィルタ装置として、流体流路に複数個のフィル
タエレメントを直列に配設したフィルタ装置が知られて
いる。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来のフィルタ装置によれば、フィルタエレメ
ントに液体又は気体から分離された微粒子が蓄積した場
合、洗浄空気又は洗浄液体を流して、この微粒子を除去
するが、フィルタエレメントから分離した微粒子を直列
接続された他のフィルタエレメントを介して除去しなけ
ればならないため、洗浄効率が低いという課題があっ
た。
本発明は、従来のフィルタ装置より洗浄効率が高いフィ
ルタ装置を得ることをその目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、請求項1記載のフィルタ
装置は、流体流路に複数個又は複数組のフィルタエレメ
ントを直列に配設したフィルタ装置において、1個又は
1組のフィルタエレメントと隣接する1個又は1組のフ
ィルタエレメントの間隙を、フィルタエレメント洗浄時
に開放する洗浄流体流出路に連結し、前記フィルタエレ
メントに対して下流側の流体流路にフィルタエレメント
洗浄時に閉塞するバルブを設けたフィルタ装置におい
て、前記1個又は1組のフィルタエレメントと隣接する
1個又は1組のフィルタエレメントを非磁性材料から成
るプレートを介して積層して成り、該プレートは、積層
したフィルタエレメント同士を連通する多数の貫通孔
と、両主面に形成され隣接する前記貫通孔同士を結ぶ溝
と、一端がプレートの周縁部の該溝に連なり他端が前記
洗浄流体流出路に連なる複数の孔を有することを特徴と
する。請求項2記載のフィルタ装置は、請求項1記載の
フィルタ装置において、フィルタエレメントが磁性材料
製の多孔板であり、該フィルタエレメントを磁化する電
磁コイルを設けたものであることを特徴とする。
(作 用) 請求項1記載のフィルタ装置によれば、1個又は1組の
フィルタエレメント毎にフィルタエレメントに吸着され
た微粒子が洗浄流体流出路に直接排出される。したがっ
てフィルタエレメントを効率よく洗浄できる。
また、複数個又は複数組のフィルタエレメントは非磁性
材料から成るプレートを介して積層されるので、高い機
械的強度で保持され、高圧流体にも耐えることができ
る。また、多数の貫通孔を有する前記プレートの両主面
にこの貫通孔同士を結ぶ溝が形成されているので、フィ
ルタエレメント全面にほぼ均等に流体が配分され、その
ため微粒子のフィルタエレメントへの吸着が平均化され
る。加圧された洗浄流体を流した時は、フィルタエレメ
ントを平均して洗浄することができ、また、フィルタエ
レメントとプレートとは貫通孔と溝の部分で接触してい
ないため、フィルタエレメントは洗浄流体の流れにより
この部分で微振動が起り、付着していた微粒子が遊離し
易くなって、洗浄効率が高まる。
(実施例) 以下、流体中に含まれる磁性微粒子を分離除去するのに
適したフィルタ装置に適用された本発明の実施例を図面
につき説明する。
第1図において、 1は1枚又は例えば 2〜 5枚1組の積
層されたフィルタエレメントで、これは多数の貫通孔及
び溝が形成された非磁性材料(例えばSUS304)製のプレ
ート2(後に詳述する)を介して多段に積層されて非磁
性材料製のケース胴体 3内に収納保持されている。この
ケース胴体 3の一端には、磁性材料製のケースヘッド 4
が固着され、このケースヘッド 4には、一端に磁性材料
製のキャニスタボトム 5を固着した非磁性材料製のキャ
ニスタ6が取付けられている。キャニスタボトム 5は管
体 7の一方の分岐路 71 を介して微粒子が含まれる流体
又は気体を流入する管路8に接続され、一方、ケースヘ
ッド 4は非磁性材料製の流出管 9が連結され、かくし
て、微粒子が含まれる液体又は気体は、管路 8から管体
7、キャニスタボトム4の孔10、プレート 2の貫通孔、
フィルタエレメント 1、ケースヘッド 4の貫通孔11及び
流出管 9を太い矢で示すように流れるようになってい
る。
フィルタエレメント 1は、例えば径60μmの孔が多数空
けられ、厚さが例えば50μmの磁性材料製多孔板で、こ
れが磁化されると、これを通過する液体又は気体中のミ
クロン単位の磁性微粒子を吸着して捕捉するものである
(詳細は実用新案登録第1665285 号の明細書参照)。こ
のフィルタエレメント 1を磁化する電磁コイル12は非磁
性材料製のキャニスタ 6の周面に巻装され、これに電流
を流すと、前記電磁コイル12を囲繞する筒体及びその上
下の蓋板から成る磁性材料製のフレーム13と、磁性材料
製のケースヘッド 4と、フィルタエレメント 1と、磁性
材料製のキャニスタボトム 5とで構成される磁気回路に
磁力線が点線矢印で示すように流れ、フィルムエレメン
ト 1を磁化するようになっている。ケースヘッド 4とフ
ィルタエレメント 1の間及びフィルタエレメント 1とキ
ャニスタボトム 5との間はそれぞれ磁性材料がないため
ケースヘッド 4とキャニスタボトム 5との間では磁力線
の拡散が生じ磁界強度が低下する。そこで、この磁界強
度の低下を防ぐとともにフィルタエレメント 1の全域に
磁力線が通過するように、ケースヘッド 4及びキャニス
タボトム 5の体積が大きく形成されている。
前記ケースヘッド 4の貫通孔11内には、非磁性材料から
成る軸14の一端に固着された操作部材15を操作すること
によって流路を閉塞することができるバルブ16が配設さ
れ、ケース胴体 3及びケースヘッド 4の内部にはフィル
タエレメント 1間のプレート 2の貫通孔及び溝に連なる
貫通孔171 及び172 が空けられ、貫通孔171 及び172
座板18のリング状の溝19を介して洗浄気体又は洗浄水を
排出する管路20に連結され、また、前記管体 7と他方の
分岐路 72 には、洗浄水又は洗浄気体を流入させる管路
21が接続されている。
フィルタエレメント 1を洗浄するときは、微粒子を含む
流体が管路 8から管体 7内に流入するのを止め、バルブ
16を閉じ、電磁コイルへの通電を止め、磁気回路に残る
残留磁気除去工程としての脱磁を行ない、管路21から管
体 7内に洗浄水又は洗浄気体を流入する。
そして、洗浄気体又は洗浄水はキャニスタボトム 5の孔
10からケース胴体 3内の各フィルタエレメント 1と各プ
レート 2の貫通孔及び溝とを経てケース胴体 3及びケー
スヘッド 4の孔171 及び172 を通り、管路20に細い矢で
示すように流れる。
ケース胴体 3及びケースヘッド 4とこれらの中に収納し
たプレート 2の構成を第2図乃至第5図により更に詳細
に説明すると、第2図の上下端のプレート 29 及び 21
を除いてプレート 2には、第4図及び第5図に明示する
ように、両主面A,Bに開口する多数の貫通孔22(例え
ば径 5mm)と、両主面A,Bにそれぞれ形成され貫通孔
22同士を結ぶ縦方向及び横方向の溝23と、周面に形成さ
れたリング状の溝24と、主面Bと溝23に開口するL形の
4個の貫通孔25が形成されている。第2図の上端に配置
するプレート 29 は主面Aに溝23が無いものであり、下
端に配置するプレート 21 は主面Bに溝23が無く、また
L形の孔25が無いものである。プレート 2、 21 、 29
はいずれも第2図において主面Aを上にして配置され
る。
プレート 2、 21 、 29 の構成によれば、微粒子を含む
流体をフィルタ装置に流した場合、流体はプレート 2、
21 、 29 の貫通孔22を通るとともに溝23に流れるか
ら、フィルタエレメント1全面にほぼ均等に配分され、
フィルタエレメント 1への微粒子の吸着が平均化され
る。
ケース胴体 3には、第2図及び第3図に示すように、積
層したプレート 2、 29 に各対応し且つ互いに同間隔例
えば45度の間隔で円周方向にずらされた位置に一端が開
口し、他端がケースヘッド 4結合面に開口する前述の貫
通孔171 が例えば 8個(171a〜171h)形成され、ケース
ヘッド4にも貫通孔171 (171a〜171h)に連通し、上端
に開口する例えば 8個の貫通孔172 (172a〜172h)が形
成されている。
フィルタエレメント1、ケース胴体 3及びケースヘッド
4は以上のように構成されているので、フィルタエレメ
ント 1を洗浄する場合、洗浄気体又は洗浄水はプレート
21 、 2、 29 の貫通孔22を通り溝23を放射状に流れ、
周端部の例えば 4個の貫通孔25から周面に形成されたリ
ング状溝24とこの溝24に連なるケース胴体 3及びケース
ヘッド 4の貫通孔171a〜171h及び172a 〜172h を経て管
路20に流れ、洗浄気体又は洗浄水はフィルタエレメント
1全面にほぼ均等に配分され、平均的に洗浄が行なわれ
る。
流体中に含まれる磁性微粒子が常磁性微粒子であるとき
は、フィルタエレメント 1により微粒子の分離除去効率
が低下するので、この場合には、管路 8に電磁コイル又
は磁石から成る磁化装置26を設けて、フィルタエレメン
ト 1に流入する前に常磁性微粒子を磁化するようにす
る。このようにすれば、残留磁気を有する常磁性微粒子
はフィルタエレメント 1に吸着され易い状態になり、吸
着効率を高めることができる。
(発明の効果) 本発明は上述の構成を有するので、流体中の微粒子が付
着したフィルタエレメントを従来のものと比べて高い効
率で洗浄することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図はそのケー
ス胴体及びケースヘッド断面図、第3図はそのケースヘ
ッドの平面図、第4図はそのプレートの平面図、第5図
は第4図のV−V線断面図、第6図はその変形例の要部
の線図である。 1……フィルタエレメント 2、 2、 2……プレート、12……電磁コイル 16……バルブ、20……管路 22……貫通孔、23……溝 24……溝、25……貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 35/06 A 35/16 6953−4D 46/10 C 7446−4D A 7446−4D 46/12 7446−4D B03C 1/02 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体流路に複数個又は複数組のフィルタエ
    レメントを直列に配設し、1個又は1組のフィルタエレ
    メントと隣接する1個又は1組のフィルタエレメントの
    間隙を、フィルタエレメント洗浄時に開放する洗浄流体
    流出路に連結し、前記フィルタエレメントに対して下流
    側の流体流路にフィルタエレメント洗浄時に閉塞するバ
    ルブを設けたフィルタ装置において、前記1個又は1組
    のフィルタエレメントと隣接する1個又は1組のフィル
    タエレメントを非磁性材料から成るプレートを介して積
    層して成り、該プレートは、積層したフィルタエレメン
    ト同士を連通する多数の貫通孔と、両主面に形成され隣
    接する前記貫通孔同士を結ぶ溝と、一端がプレートの周
    縁部の該溝に連なり他端が前記洗浄流体流出路に連なる
    複数の孔を有することを特徴とするフィルタ装置。
  2. 【請求項2】前記フィルタエレメントは、磁性材料製の
    多孔板であり、該フィルタエレメントを磁化する電磁コ
    イルを設けたことを特徴とする請求項1記載のフィルタ
    装置。
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JPWO2015194416A1 (ja) * 2014-06-16 2017-04-20 国立研究開発法人産業技術総合研究所 選別装置及び選別方法
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JPS62114617A (ja) * 1985-11-12 1987-05-26 Takaharu Yoshida 濾過器

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