JPH07257707A - 自動倉庫における物品搬出方法 - Google Patents

自動倉庫における物品搬出方法

Info

Publication number
JPH07257707A
JPH07257707A JP5191694A JP5191694A JPH07257707A JP H07257707 A JPH07257707 A JP H07257707A JP 5191694 A JP5191694 A JP 5191694A JP 5191694 A JP5191694 A JP 5191694A JP H07257707 A JPH07257707 A JP H07257707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lane
article
articles
function
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5191694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hachiro Minazu
八郎 水津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5191694A priority Critical patent/JPH07257707A/ja
Publication of JPH07257707A publication Critical patent/JPH07257707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動倉庫における出庫までのサイクルタイム
を短縮し、物品搬出の効率向上を図る。 【構成】 出庫すべき物品の載置されたレーン12より
その物品を搬出するに際し、その物品より出庫側にある
他の物品を予め、空レーン13に移動させた後、レーン
12より出庫すべき物品を搬出する。空レーン13に移
動させる他の物品が特定の数以下であるときには、出庫
すべき物品を搬出後、空レーン13に移動した他の物品
を元のレーン12に戻す。他の物品が特定の数より大き
いときには、レーン12に残っている物品を更に空レー
ン13に移動し、レーン12を空レーンとする。これら
のレーン12、13における物品の移動は、物品を搬送
する搬送台車30の機能を外部制御装置により切換えて
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、搬送車体とラックを
組合せた立体自動倉庫における物品搬送方法に係り、特
にサイクルタイムの短縮、物品搬出の効率向上を図るこ
の種の物品搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、立体倉庫においてはスタッカクレ
ーンを用いて物品の搬入並びに搬出を行なうシステムが
知られている。これは物品を収容する棚を多段有し長手
方向に伸びた一列のラックがスタッカクレーンの通路を
おいて両側に配置され、他方スタッカクレーンは物品を
載せるテーブルがサイドシフト装置により摺動するとと
もにテーブルは昇降装置にて上下動し、更にスタッカク
レーン自体は自走装置を備えていて通話路に敷設された
レール上を走行するようになされており、通路に面する
すべてのラックの開口に対して物品の搬入搬出が可能な
ように構成されている。
【0003】しかしながらこのような搬入搬出方法では
1度に1個の荷物しか取扱うことができず、しかもスタ
ッカクレーンの水平方向及び垂直方向の移動距離が長い
ためサイクルタイムはきわめて悪い。これに対し、ダイ
レクトランスファリフトシステムと呼ばれるものがあ
る。これは例えば図6に示すように、物品を収納するた
めの複数の棚(レーン)101〜105が形成されたラ
ック100とこれらレーンの中を自走する機能を有する
トランスロボット200とを備えた立体自動倉庫と、立
体自動倉庫の入庫側及び出庫側に設置され、物品を所定
の入庫側開口に移動させ、或いは物品を所定の出庫側開
口から次工程に移動させるトランスファリフト301、
302とを用いたシステムである(例えば、特公昭49
−4189号)。このダイレクトランスファリフトシス
テムにおいて、入庫側のトランスファリフト301は物
品を搭載して所望のラック開口まで走行並びに昇降する
と、そのレーン102のトランスロボット200は、ト
ランスファリフト301に乗込んで物品の転載を受け、
その自動動作により物品を出庫側へ移送させて所定位置
に置き、トランスロボット200のみが戻って、その後
は同様の動作を繰り返して物品をラック100に順次一
列に貯蔵する。他方、出庫側においては物品を出庫しよ
うとするレーン102にトランスファリフト302が移
動すると、ここにトランスロボット200が所望の物品
を搬出し、自らはラックに戻り、そのレーン102の物
品を出庫側へ再び並び変える。トランスファリフト30
2はこの間物品を次工程に移動し、所望のレーンから同
様に物品を搬出する。ダイレクトランスファリフトシス
テムでは以上のようにして、連続的に多量小種の物品を
搬入、貯蔵、搬出するように構成されている。
【0004】このようなダイレクトランスファリフトシ
ステムを改良したものとして、トランスファリフトに旋
回可能なフォークを設け、搬送車体がトランスファリフ
トに乗込む代りに、フォークをラックの所望のレーンの
位置に停止させた後、旋回させてラックの出庫側開口に
ある物品を取り出すようにした自動倉庫もある(特開昭
53−26074号)。
【0005】ところで、ダイレクトランスファリフトシ
ステムによる自動倉庫では、一つのレーンに同種の物品
が収納されている場合には上述のようにして複数のレー
ン間でトランスリフトを移動させて、各レーンの出庫側
にある物品を順次搬出することができるが、図6(a)
に示すように1つのレーンに2種以上の物品A、Bが収
納されている場合において、出庫側最前にある物品Aよ
り、奥にある物品Bを搬送しようとする場合には、取り
出すことができない。このため、図6(b)に示すよう
に、トランスファロボットに出庫側から入庫側に移動す
る機能を付加し、出庫側最前にある物品Aを予め、図示
するように予備のレーン104(空レーンという)に移
動させて、その空レーン104の入庫側に移動し、入庫
側から元のレーン103の入庫側から戻す方法が提案さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方法
によれば、レーンの中側にある物品Bも取り出すことが
できるが、その前にあった物品Aがすぐに使用されるよ
うな少数の物品である場合にも、そのレーンの最後列に
移動させることになるので、それを搬出するためには、
その前にある他の物品Cを移動させなければならない。
また物品Cが物品Aと同種の物品である場合には、入庫
されてから時間の経過した物品Aが後列となり望ましく
ない。
【0007】さらに取り出すべき物品Bの出庫側手前に
ある物品Aの数が多数の場合には、物品Bを取り出した
後、物品C及び物品Aを元のレーンに並び変えるのに時
間がかかり、サイクルタイムが長くなるという問題があ
る。この発明はこのような従来方法の問題を解決するた
めになされたもので、サイクルタイムを短縮し、物品搬
出の効率向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するため手段】このような目的を達成する
本発明の自動倉庫における物品搬出方法は、物品を支持
するレーンが複数段且つ複数列形成され入庫側及び出庫
側に開口を有するラックと、前記レーン内を自走し、そ
の入庫側に置かれた物品を順次出庫側へ移動させる第1
の機能及び出庫側に置かれた物品を順次入庫側に移動さ
せる第2の機能を有する搬送車体と、前記ラックの出庫
側近傍に設けられ、前記レーンから出庫された物品を水
平方向及び上下方向に移動させる移動手段と、所定のレ
ーンの搬送車体に出庫又は入庫の指令を与える外部制御
装置とを備えた自動倉庫における物品搬出方法であっ
て、出庫すべき物品の載置された第1のレーンより当該
物品を搬出するに際し、前記外部制御装置は物品の収納
されていない第2のレーンの機能を第2の機能に切り替
え、前記移動手段により前記第1のレーンの当該物品よ
り出庫側にある他の物品を予め、前記第2のレーンに移
動させた後、前記第1のレーンより出庫すべき物品を搬
出し、前記他の物品が特定の数以下であるときには、前
記第1のレーンを第2の機能に、前記第2のレーンを第
1の機能に切り替えて、前記移動手段により前記他の物
品を前記第2のレーンから第1のレーンに移動し、前記
他の物品が前記特定の数より大きいときには、前記第1
のレーンに残っている物品を更に第2のレーンに移動す
るものである。
【0009】本発明の特に好適な態様において、前記レ
ーンは入庫側に搬送される物品の移動を一時的に停止さ
せるストッパを備え、前記ストッパは前記他の物品が前
記特定の数以下であるときには、前記第2のレーンに出
庫側から搬入された前記他の物品を入庫側の手前で停止
させるものである。
【0010】
【作用】出庫すべき物品より出庫側にある物品の数に応
じて、その物品を他のレーンに移動した後、元のレーン
の戻し、或いは出庫すべき物品を取り出した後、残りの
物品も他のレーンに移動させることにより、移動手段の
待機時間を短縮し、多品種少量の物品を効率よく出庫す
ることができる。また、レーンにストッパ機能をもたせ
ることにより、他のレーンに移動した物品を入庫側まで
移動させることなく、ストッパの位置に止め、出庫すべ
き物品を搬出後に元のレーンに戻すまでの時間を短縮す
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の物品搬送方法が適用される自動倉
庫の全体構成図で、物品を支持するレーン11〜14が
複数段且つ複数列形成され入庫側及び出庫側に開口を有
するラック10と、レーン内を走行し、レーンに置かれ
た物品20を移動させる搬送台車30と、ラック10の
入庫側及び出庫側近傍に設けられた移動手段であるリフ
ト40(40a、40b)と、図示しない外部制御装置
とを備えている。尚、図ではレーンは4段しか示されて
いないが、これにより多くてもまた少なくてもよく、ま
た紙面と直交する方向に複数列の同じ構成のレーンが設
けられているものとする。
【0012】搬送台車30は、図2に示すように物品を
載置する荷台31aが備えられた本体31と、本体31
に備えられ、レーンの下部にその長手方向に沿って設け
られたレール11aに係合し、レール上を走行する車輪
32と、車輪32を駆動する走行駆動機構33と、荷台
31aを車輪32に対し上下に移動させる昇降機構34
と、荷台31上に物品が有るか否かを検知する積荷検知
器35と、進行方向の物品の有無を検知する前方検知器
36(36a、36b)と、これら積荷検知器35及び
前方検知器36等のセンサからの信号により走行駆動機
構33及び昇降機構34の駆動を制御する制御装置37
とを備え、制御装置37内には予め所定のタスクがプロ
グラムとして設定されており、搬送車体30はこのプロ
グラム及びセンサからの信号に基づき自動で作動する。
更に搬送車体30は、外部制御装置からの指令によって
物品を入庫側から出庫側へ、或いは出庫側から入庫側へ
移動する機能を切り替えることができる。
【0013】即ち、外部制御装置からの入庫指令がある
と、そのレーンの入庫側のリフト40aに進入し、荷台
31a上に物品があることを積荷検知器35が検知し、
これにより昇降機構34を駆動し荷台31aを上昇させ
て物品を載置した後、車輪32を駆動し、前方検出器3
6bが出庫側開口を検出するまで物品を出庫側に移動さ
せる。同様にして入庫される物品を順次出庫側へ移動し
一列に並べ、出庫待機状態となる。出庫待機状態は、最
後の入庫された物品の位置にあってもよいが、好適に
は、出庫側最先端にある物品の位置にあって、出庫命令
により直ちに作動できるようにしておくことが好まし
い。尚、出庫待機状態となるために搬送車体が最先端ま
で移動する際には、積荷検知器35は非作動となるよう
にプログラム制御されている。
【0014】また、外部制御装置からの出庫命令がある
と、出庫側最先端にある物品を載置して、出庫側リフト
40bに進入して、物品を出庫させる。また、このレー
ンに更に物品が入庫されて、最後に入庫された物品が、
入庫側開口の1つ又は2つ手前に置かれると、即ち入庫
側のスペースが物品の1又は2個分になると、レーン上
に載置されている物品を出庫側へ並び変える機能を有し
ている。これらは、搬送車体30の制御装置に予め組込
まれたプログラムにより制御される。
【0015】尚、搬送車体30の昇降機構34としては
偏心カムと、この偏心カムを駆動するモータとの組合せ
とすることができる。積荷検知器35及び前方検知器3
6としては、光学的或いは機械的に上方或いは前方の物
品を検知できる機構、例えば接触センサや光センサを用
いることができる。ラック10の各レーン11〜14の
下部にはレールが敷設され、このレールに沿って物品を
移動させるようになっている。更にレーンのほぼ中央部
にはレールに沿った物品の移動を停止するためのストッ
パ15が設けられている。ストッパ15の位置は、例え
ばレーンに収納できる物品の総数をnで、n=2m或い
はn=2m+1とするとき、出庫側(入庫側)からm個
目と(m+1)個目の間に設けることが好ましい。この
ストッパ15は自動倉庫全体を制御する外部制御装置に
よって制御され、通常の動作時には非作動状態で、搬送
車体30の機能が、レーンの出庫側から入庫側に物品を
移動するように切り替えられた際、外部制御装置からの
制御によって作動する。このようなストッパ15として
は、搬送車体30の前方検出器35に検知されることに
よって搬送車体30が停止するような機構を採用するこ
とができる。
【0016】左右のリフト40a、40bは、同じ構造
を有し、1つの物品を収納可能な筐体41と、筐体41
をレーンの列に沿って上下に移動させる上下駆動機構4
2と、筐体41及び上下駆動機構42をラック10の開
口に沿って水平に移動させる水平移動機構(図示せず)
とを備え、水平移動機構及び上下駆動機構42によって
筐体41を所望のレーンに位置させ、対向させる。尚、
筐体41はその下部にレーンのレールと同様の構造を備
え、レールに沿って走行する搬送車体がその内部に乗込
むことが可能になっている。これにより、入庫側におい
ては、レーン内の搬送車体が筐体41に移動し、筐体4
1に積載された物品をそのレーン上に移動させる。また
出庫側においてはレーン上にある物品を載せた搬送車体
が筐体41に入り、筐体41上に移動させる。このよう
なリフト40の駆動は、自動倉庫全体を制御する制御装
置(図示せず)のコントローラを操作者が操作すること
によって制御される。
【0017】尚、移動手段であるリフトは、所望のレー
ンから物品を取り出すとともに所望のレーンに物品を移
動する機能を備えていればよく、例えば特開昭53−2
6074号公報に記載されるような、ラック10の開口
に沿って設けられたレール上を走行する台車と、台車に
備えられ物品を支持するフォークと、フォークをレーン
の列に沿って上下に移動させる上下駆動機構と、フォー
クを回動させる回動手段とを備え、台車の走行及び上下
駆動機構によってフォークを所望のレーンに対向させた
状態で、フォークに積載された物品をそのレーン上に移
動させ、或いはレーン上にある物品をフォーク上に移動
させるような機構であってもよい。
【0018】更に本発明の自動倉庫が立体駐車場である
場合には、移動手段は図3に示すように水平移動機構2
1とターンテーブル22を備えたローディングステーシ
ョンであってもよい。この立体駐車場は、移動手段とし
て入庫側及び出庫側にそれぞれ複数(図ではそれぞれ
7)のローディングステーションが設けられており、ロ
ーディングステーションには自動車23を載置するパレ
ットの置かれたターンテーブル22及び水平移動機構2
1が備えられている。自動車23は、入庫側のいずれか
のローディングステーションのターンテーブル22上に
移動させた後、ターンテーブルを回転させて、水平移動
機構21によりパレットと所望のレーンを一致させて搬
送車体により自動車をラック内に搬送する。ラック内で
は搬送車体によって出庫側に移動し、対応する出庫側の
ローディングステーションから出るようになっている。
【0019】尚、図示するローディングステーションで
は、複数のレーンに対し1つのローディングステーショ
ンが設けられていて、水平移動機構によりローディング
ステーションをいずれかのレーンに位置合わせした後、
自動車をラック内に搬入するようになっている。このよ
うな構成によれば、レーン間隔が狭くても、自動車のタ
ーンのための充分な空間を確保することができ、しかも
自動車がローディングステーションに入ろうとする位置
が運転者によってずれる場合でも、ターンテーブルの回
転とローディングステーションの水平移動を組合せるこ
とにより、容易に自動車をパレット上に載置することが
できる。
【0020】次に以上のような構成における自動倉庫に
おける搬出方法について説明する。各レーンには入庫さ
れた物品が、搬送車体によって出庫側に一列に並んで収
納されており、複数のレーンのうち、少なくとも1つの
レーンは物品の全く収納されていない空レーン13にな
っており、空レーン13は物品を出庫側から入庫側に移
動する第2の機能を有するように外部制御装置により切
り替えられている。このような状態において、あるレー
ン12に4種の物品A、B、C、Dが収納されていると
し、そのうち、物品をB又はCを取り出す場合の動作を
説明する。尚、図において説明の為に物品の数は8個の
みが記載されているが、実際にはこれより多数n個の物
品を収納することができる。
【0021】まず外部制御装置により出庫側のm番目
(m≦n/2とする)、例えば3番目の物品Cを搬出す
る出庫命令が入力されると、これによりリフト40が作
動し、水平移動機構及び上下駆動機構42によって筐体
41を所望のレーン12に位置させる。これにより、レ
ーン12の搬送車体は物品Aを載せた状態で筐体41に
乗込み、物品Aを筐体41に残し、レーン12に戻る。
リフト40がこの物品Aを載せた筐体41を空レーン1
3まで移動させて、その出庫側開口に対向させる。これ
により空レーン13の搬送車体が筐体41に乗込み、筐
体41に収納された物品Aをその上に載置し、空レーン
13に移動し、物品Aを空レーン13の入庫側に移動さ
せる(図4(a))。
【0022】この際、取り出すべき物品Bが出庫側から
特定の数、通常は1レーンに収納可能な物品の数nの半
分以下(≦n/2)である場合には、外部制御装置によ
りレーンのストッパ15が作動する。図示する実施例で
は、取り出すべき物品Cが3番目であるので、ストッパ
15が作動し、空レーン13に搬入された物品Aはこの
ストッパ15の位置に止められる。この間、リフト40
は再び筐体41をレーン12の出庫側開口に対向させ、
これにより更に物品Bが筐体41内に搬出される。更に
リフト40は筐体41を空レーン13の入庫側に移動さ
せて、物品Bを空レーン13に搬入する。空レーン13
では搬送車体30がこの2番目の物品Bを1番目の物品
Aの近傍まで移動させる。この間、リフト40は再び筐
体41をレーン12の出庫側開口に対向させ、これによ
り取り出すべき物品Cを筐体41内に搬出する。しかる
後に筐体41を、仕分け用コンベア等の後続する所定の
仕分け装置に搬送する(同図(b))。
【0023】こうして物品Cが搬出されると、今度は空
レーン13の機能が物品を出庫側に搬送する第1の機能
に切り替えられるとともに、レーン12は物品を入庫側
に搬送する第2の機能に切り替えられ、空レーン13に
一時的に収納されていた物品A、Bが元のレーン12に
戻される。即ち、リフト40の筐体41を空レーン13
の入庫側に移動させて、物品Bを筐体41内に搬入し、
しかる後に筐体41を元のレーン12の入庫側に移動さ
せて、物品Bを筐体41から搬出しレーン12に戻す。
この動作を繰返すことにより、2個の物品B、Aはレー
ン12に戻る(同図(c))。
【0024】ここで、物品Aはレーン13の中間部に止
められているので、すみやかに出庫側に移動させること
ができ、元のレーン12に戻すことができる。次に制御
装置により出庫側からm’番目(m’>n/2とす
る)、例えば6番目の物品Fを搬出する命令が入力され
ると、これにより上述と同様にリフト40が作動し、物
品Fの前にある物品A〜Eを順次空レーン13まで移動
させて、その出庫側開口より空レーン12に移動させ
る。空レーン13の搬送車体はこのように搬入された物
品A〜Eを順次空レーン13の入庫側に移動させるが、
搬入された物品の数がn/2以上であるこの場合には、
ストッパ15は作動せず、物品A〜Eは順次空レーン1
3の入庫側に移動され一列に並ぶ(図5(a))。この
間、リフト40は所望の物品Fを搬出し、仕分け用コン
ベア等に移動させる。
【0025】しかる後に、更にレーン12に残った物品
G、Hを空レーン13に移動させる。これによりレーン
12は空きレーンとなる。一方、レーン13では、最後
の物品Hが搬入されると、物品を出庫側に移動する第1
の機能に切り替えられ、出庫の待機状態となる(同図
(b))。この場合には、物品の配置はレーン12にお
ける配置の逆となるが、多数の物品を移動させる必要が
ないので、速やかに待機状態とすることができ、サイク
ルタイムの短縮化を図ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
の自動倉庫における物品搬出方法によれば、取り出すべ
き物品が収納されたレーンの中側にある場合において
も、その位置の如何によって、当該物品より出庫側にあ
った物品を空レーンに一時的に収納後元のレーンに戻す
か、当該物品より入庫側に残った物品をすべて空レーン
に移動させるかを選択することにより、速やかに装置を
待機状態にすることができ、その稼働率を向上すること
ができる。特にレーンにストッパを設けた場合には、空
レーンに一時的に収納された物品を元のレーンに戻す場
合において、それら物品を入庫側まで移動させることな
くストッパの位置に止めることができるので、速やかに
物品を元のレーンに戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動倉庫の全体構成図。
【図2】本発明による自動倉庫の搬送車体の一実施例を
示す図。
【図3】本発明による自動倉庫の入庫側の一実施例を示
す図。
【図4】本発明による搬出方法を説明する図。
【図5】本発明による搬出方法を説明する図。
【図6】従来の自動倉庫の構成及びその搬出方法を示す
図。
【符号の説明】
10・・・・・・ラック 11〜14・・・・・・レーン 20・・・・・・物品 30・・・・・・搬送車体(搬送車体) 40・・・・・・リフト(移動手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品を支持するレーンが複数段且つ複数列
    形成され入庫側及び出庫側に開口を有するラックと、前
    記レーン内を自走し、その入庫側に置かれた物品を順次
    出庫側へ移動させる第1の機能及び出庫側に置かれた物
    品を順次入庫側に移動させる第2の機能を有する搬送車
    体と、前記ラックの出庫側近傍に設けられ、前記レーン
    から出庫された物品を水平方向及び上下方向に移動させ
    る移動手段と、所定のレーンの搬送車体に出庫又は入庫
    の指令を与える外部制御装置とを備えた自動倉庫におけ
    る物品搬出方法であって、 出庫すべき物品の載置された第1のレーンより当該物品
    を搬出するに際し、前記外部制御装置は物品の収納され
    ていない第2のレーンの機能を第2の機能に切り替え、
    前記移動手段により前記第1のレーンの当該物品より出
    庫側にある他の物品を予め、前記第2のレーンに移動さ
    せた後、前記第1のレーンより出庫すべき物品を搬出
    し、 前記他の物品が特定の数以下であるときには、前記第1
    のレーンを第2の機能に、前記第2のレーンを第1の機
    能に切り替えて、前記移動手段により前記他の物品を前
    記第2のレーンから第1のレーンに移動し、 前記他の物品が前記特定の数より大きいときには、前記
    第1のレーンに残っている物品を更に第2のレーンに移
    動することを特徴とする自動倉庫における物品搬出方
    法。
  2. 【請求項2】前記レーンは入庫側に搬送される物品の移
    動を一時的に停止させるストッパを備え、前記ストッパ
    は前記他の物品が前記特定の数以下であるときには、前
    記第2のレーンに出庫側から搬入された前記他の物品を
    入庫側の手前で停止させることを特徴とする請求項1記
    載の自動倉庫における物品搬出方法。
JP5191694A 1994-03-23 1994-03-23 自動倉庫における物品搬出方法 Pending JPH07257707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5191694A JPH07257707A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 自動倉庫における物品搬出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5191694A JPH07257707A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 自動倉庫における物品搬出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07257707A true JPH07257707A (ja) 1995-10-09

Family

ID=12900205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5191694A Pending JPH07257707A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 自動倉庫における物品搬出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07257707A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013126909A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Toyota Motor Corp 物品搬送収容装置及びこれを用いた物品の順建て供給方法
WO2017019405A1 (en) * 2015-07-29 2017-02-02 Inductotherm Corp. Batch charge conveying systems for electric induction furnaces
JP2019218195A (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 住友重機械搬送システム株式会社 自動倉庫システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013126909A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Toyota Motor Corp 物品搬送収容装置及びこれを用いた物品の順建て供給方法
WO2017019405A1 (en) * 2015-07-29 2017-02-02 Inductotherm Corp. Batch charge conveying systems for electric induction furnaces
US10801778B2 (en) 2015-07-29 2020-10-13 Inductotherm Corp. Batch charge conveying systems for electric induction furnaces
JP2019218195A (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 住友重機械搬送システム株式会社 自動倉庫システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4773807A (en) High-speed automatic storage and retrieval system and apparatus therefor
US3817406A (en) Automatic storage system with stacker cranes and load handling dollies
JPH09315521A (ja) ストッカへの搬送システム
JPH11116006A (ja) 自動倉庫システム
JPH07257707A (ja) 自動倉庫における物品搬出方法
JP2695781B2 (ja) 荷の並べ換え装置
JP2001220002A (ja) 自動搬送システム
JP3589336B2 (ja) 物品搬送装置
JPS61257806A (ja) 自動倉庫
JP2000118638A (ja) 自動倉庫の入出庫制御方法
JPS5992805A (ja) 水平循環式保管棚への自動移載設備
JPS62136401A (ja) アセンブリラインにおける部品の供給装置
JP3198755B2 (ja) スタッカクレーン
JP4314628B2 (ja) 自動倉庫
JP2761657B2 (ja) 無人倉庫における入出庫制御方法
JPH1191907A (ja) 自動倉庫システム
JP3531753B2 (ja) 自動倉庫
JP3399757B2 (ja) 物品収納設備
JPH0920404A (ja) 自動倉庫における荷入庫制御装置
JPH0826421A (ja) 自動倉庫の入庫方法及び入庫システム
JPH0867309A (ja) 自動倉庫の出庫方法
JPH04164705A (ja) 部品自動格納搬送機構
JP2003321103A (ja) 自動倉庫
JPH06156621A (ja) 自動倉庫
JPH069011A (ja) 自動倉庫の出庫制御方法