JPH07251106A - 耐火被覆材吹付け装置 - Google Patents

耐火被覆材吹付け装置

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JPH07251106A
JPH07251106A JP7145494A JP7145494A JPH07251106A JP H07251106 A JPH07251106 A JP H07251106A JP 7145494 A JP7145494 A JP 7145494A JP 7145494 A JP7145494 A JP 7145494A JP H07251106 A JPH07251106 A JP H07251106A
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JP
Japan
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rock wool
passage
rock
blower
coating material
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Application number
JP7145494A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Miyamoto
仁史 宮本
Yoshio Sawada
凱夫 澤田
Ryoji Yoshitake
亮二 吉武
Yukihiro Watabe
幸浩 渡部
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業所への搬入時に一度調整するだけで、吹
付け作業階が変わるこよにより岩綿圧送用ホース長が変
わっても岩綿の吹付けラグタイムを自動的に設定し補正
することを目的とする。 【構成】 岩綿圧送用ブロア19を起動した状態で風速
計23を風速/岩綿測定用パイプ15内に挿入して岩綿
圧送用ブロア19からの送風エアの風速を計測し、これ
により岩綿圧送用ブロア19の回転数を制御部31で制
御して、岩綿圧送用ホース22内の風速を設定値に保
つ。この状態で岩綿供給機18から岩綿を所定時間送り
出して圧送することにより、岩綿供給機18の吹出口1
8aから風速/岩綿測定用パイプ15内に達するまでの
岩綿の圧送時間を岩綿通過検知センサ30、24及び制
御部31のカウンタで計数し、この計数値を岩綿圧送用
ホース22の長さに応じたタイムラグとして自動的に設
定する構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨構造などの建造物
に耐火被覆材を吹き付ける耐火被覆材吹付け装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】鉄骨構造の建築物では、梁等の表面に岩
綿とセメントスラリー等を混合した耐火被覆材を吹付け
ることにより、鉄骨表面を耐火仕上げする構造になって
いる。また、このような耐火被覆材の吹付けには、耐火
被覆材の吹付け時に発生する浮遊粉塵から作業者等を保
護すること、及び作業者の労力を軽減するなどの観点か
ら、吹付け専用の作業ロボットが利用される。
【0003】従来、吹付け作業用ロボットを利用して高
層建築物の被耐火物表面に耐火被覆材を吹付ける場合
は、作業用ロボットを吹付け作業階に配置し、地上階に
はセメントスラリーミキサ、セメントスラリー圧送用の
スラリーポンプ、岩綿供給機、岩綿圧送用ブロア、およ
びセメントスラリー吹付け用の圧縮空気を供給するコン
プレッサ等の耐火被覆材供給プラントを設置する。かか
る状態で、スラリーポンプを駆動することによりスラリ
ーミキサからのセメントスラリーをスラリー圧送用ホー
スおよびソレノイドバルブを介して作業用ロボットのガ
ンヘッドに圧送するとともに、コンプレッサからエアボ
ース及びソレノイドバルブを介して圧縮空気をガンヘッ
ドに供給してセメントスラリーを梁等の被耐火物表面に
吹付け、同時に岩綿圧送用ブロアーを駆動することによ
り、岩綿を岩綿供給機から岩綿圧送用ホースを通して作
業用ロボットのガンヘッドに圧送し、このガンヘッドか
ら噴射される岩綿を被耐火物表面に吹付けることで被耐
火物表面を耐火処理している。
【0004】また、被耐火物表面の形状に沿ってガンヘ
ッドを移動させる場合は、作業用ロボットをティーチン
グモードにした状態で、ティーチングボックスまたはコ
ントロールボックスを手動操作することにより、作業ロ
ボットの多関節アーム先端のガンヘッドを被耐火物表面
の形状に沿い動作させ、このときのアームの位置を制御
装置内のメモリに記憶させる。そして、このデータをプ
レイバック実行に再生することにより、作業ロボットの
アームを教示した位置・姿勢に動作させて耐火被覆材の
吹付けを行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、作業用ロボ
ットにより耐火被覆材を被耐火物表面に吹付ける場合、
作業ロボットの吹付け動作に連動して耐火被覆材供給プ
ラントからガンヘッドに供給されるセメントスラリー及
び圧縮空気の供給と岩綿の供給をオン−オフ制御する必
要がある。この場合、スラリー圧送用ホース内は非圧縮
性のセメントスラリーにより充満状態に保持され、かつ
セメントスラリーにはスラリーポンプから所定の圧力が
加えられているため、スラリー圧送用ホースが長くなっ
ても、ソレノイドバルブの開閉に伴うスラリー噴出のオ
ン−オフタイミングにタイムラグがほとんど生じること
がない。
【0006】これに対し岩綿の場合は、その岩綿圧送用
ホース内を圧縮性のエアと岩綿とを所定の比率で混合し
た形で圧送するものであるため、作業ロボットの吹付け
動作に連動して岩綿吹き付け機がオン−オフされると、
岩綿吹き付け機のオフ時は、岩綿圧送ホースの圧力はほ
とんどゼロに低下してしまう。その結果、岩綿吹き付け
機のオン−オフに伴う岩綿噴出のオン−オフタイミング
には、岩綿圧送用ホース長に応じたタイムラグが生じ、
岩綿の吹き付けに支障を来す問題がある。このため従来
においては、岩綿の吹き付け開始時に、予め岩綿が岩綿
吹き付け機からガンヘッドに到達するまでの時間を計測
し、この計測値をタイムラグデータとして岩綿吹き付け
機の制御部に入力しておく必要があり、また、吹き付け
後の厚みや比重を管理するために、岩綿を圧送するブロ
アの回転数も調整しなければならない。また、通常、耐
火被覆材供給プラントは地上階に設置されているため、
吹付け作業階が変わる毎に岩綿の吹付けラグタイムを再
調整する必要があり、その調整作業が面倒になるという
問題があった。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、作業所への搬入時に
一度調整するだけで、吹付け作業階が変わることにより
岩綿圧送用ホース長が変わっても岩綿の吹付けラグタイ
ムを自動的に設定し補正できる耐火被覆材吹付け装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、セメントスラリーと岩綿とからな
る耐火被覆材を噴出するガンヘッドと、前記ガンヘッド
を被耐火物の表面形状に沿って操作することにより被耐
火物表面に前記ガンヘッドから噴出される耐火被覆材を
吹付ける吹付けロボットと、前記ガンヘッドに圧送通路
を通して前記セメントスラリーを供給するスラリー供給
手段と、前記岩綿を供給する岩綿供給機及び該岩綿供給
機からの岩綿を前記ガンヘッドに圧送通路を通して圧送
する岩綿圧送用ブロアとを有する耐火被覆材吹付け装置
であって、前記岩綿圧送用ブロアから前記岩綿用圧送通
路を通して前記ガンヘッドに送風されるエアの風速を検
出する風速検出手段と、前記風速検出手段で検出した信
号フイードバックすることにより前記岩綿用圧送通路内
の風速が予め設定した速度になるように前記岩綿圧送用
ブロアの回転速度を制御する制御手段と、前記前記岩綿
圧送用ブロアにより圧送される岩綿が前記圧送通路内を
前記岩綿供給機から前記ガンヘッドに達するまでの通過
時間を計測する岩綿通過時間計測手段とを備えてなるも
のである。
【0009】請求項2の発明は、前記岩綿通過時間計測
手段を、前記ガンヘッドから所定距離離して岩綿用圧送
通路に設けた第1の岩綿通過検知センサと、前記岩綿供
給機から所定距離離して岩綿用圧送通路に設けた第2の
岩綿通過検知センサと、前記第2の岩綿通過検知センサ
が岩綿の通過を検知してから前記第1の岩綿通過検知セ
ンサが岩綿の通過を検知するまでの時間を計数する計時
手段とから構成したものである。請求項3の発明は、前
記岩綿通過時間計測手段で計測した時間情報に応じて前
記岩綿供給機による岩綿の供給/遮断タイミングを耐火
被覆材の吹付け開始/停止タイミングより早く制御する
制御手段を更に設けてなるものである。請求項4の発明
は、前記風速検出手段を前記岩綿圧送通路に形成した穴
から岩綿圧送通路内に出し入れ可能に設けたものであ
る。請求項5の発明は、前記穴をシャッタにより開閉で
きるようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明においては、制御手段により制御される
岩綿圧送用ブロアの送風による岩綿用圧送通路内の風速
が設定速度になった段階で、該風速のエアにより岩綿が
岩綿供給機からガンヘッドに達するまでの通過時間を岩
綿通過時間計測手段で自動的に計測するから、作業所へ
の耐火被覆材吹き付け装置の搬入時に一度調整するだけ
で、岩綿用圧送通路長が変わっても岩綿の吹付けラグタ
イムを自動的に設定し補正することができる。また、本
発明においては、岩綿供給機のオン−オフタイミング制
御手段を設けることにより、吹付けロボットの吹付け開
始/停止動作に連動して岩綿供給機をオン−オフ制御し
てもセメントスラリーと岩綿を所定の混合割合で被耐火
物の全域に亘り安定して吹付けることができる。さらに
本発明においては、風速検出手段を岩綿圧送通路に形成
した穴から岩綿圧送通路内に出し入れ可能にすることに
より、岩綿の圧送時は風速検出手段を岩綿圧送通路から
抜き出しておくことができ、風速検出手段が岩綿により
汚損され機能低下するのを防止できる。また、本発明に
おいては、風速の非検出時に風速検出手段の挿入穴をシ
ャッタで閉鎖することにより、穴から送風エア及び岩綿
が漏れるのを防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて説明する。図1は、本実施例における耐火被覆材吹
付け装置の概略構成図である。図1において、10は吹
付けロボット、11は吹付け作業階1の床面を移動する
台車であり、この台車11上には昇降可能なリフト12
が設けられており、このリフト12の上端には基板13
を介して吹付けロボット10が設置されている。また、
吹付けロボット10を含む台車11は牽引台車14によ
って作業階1の床面上を移動される。吹付けロボット1
0は、基板13上に基台101を介して設置した多関節
アーム102と、この多関節アーム102の先端に取り
付けた吹付け用ガンヘッド103と、基板13上に設置
したロボット制御盤104を備え、ガンヘッド103と
基板13に取り付けた所定長さの透明アクリル製風速/
岩綿測定用パイプ15の一端間は岩綿供給ホース16に
より接続されている。
【0012】図1中、18は地上階2に設置されたキャ
スタ付きの岩綿供給機であり、この岩綿供給機18に
は、その内部に貯留されている岩綿をガンヘッド103
に圧送するためのキャスタ付き岩綿圧送用ブロア19が
ホース20を介して接続されている。また、岩綿供給機
18の岩綿吹出口18aには所定長さの透明アクリル製
岩綿測定用パイプ21が接続され、この岩綿測定用パイ
プ21と前記風速/岩綿測定用パイプ15の他端間は岩
綿圧送用ホース22により接続されており、この岩綿圧
送用ホース22の長さは、吹付けロボット10の作業階
に応じて変化する。3はガンヘッド103から噴出する
耐火被覆材4が吹付けられる梁等の被耐火物でである。
【0013】前記風速/岩綿測定用パイプ15は、図1
に示すように、岩綿圧送用エアの速度を計測する風速計
23と岩綿の通過を検知する岩綿通過検知センサ24を
備える。風速計23には、例えば熱線の抵抗値変化から
風速を検出する熱線式の風速計が使用され、この風速計
23は、図2及び図3に示すように、風速/岩綿測定用
パイプ15に支持部材25を介して取り付けた操作シリ
ンダ26によって、風速/岩綿測定用パイプ15に形成
した穴27から風速/岩綿測定用パイプ15内に出し入
れ可能に支持されている。また、前記穴27は、風速/
岩綿測定用パイプ15に取り付けた開閉シリンダ28に
より操作されるシャッタ29で開閉される構成になって
いる。前記岩綿通過検知センサ24は、風速/岩綿測定
用パイプ15の外周面に正対して取り付けた発光素子2
4aと受光素子24bとからなる透過型のものから構成
され、この岩綿通過検知センサ24の検出信号および上
記風速計23の検出信号はロボット制御盤104に出力
される。
【0014】前記岩綿供給機18側の岩綿測定用パイプ
21は、図1に示すように、岩綿の通過を検知する岩綿
通過検知センサ30を備える。この岩綿通過検知センサ
30は、図4に示すように、岩綿測定用パイプ21の外
周面に正対して取り付けた発光素子30aと受光素子3
0bとからなる透過型のものから構成され、この岩綿通
過検知センサ30の検出信号は、岩綿供給機18の制御
部31に出力される。また、制御部31と前記ロボット
制御盤104間は信号ケーブル32により接続されてい
る。
【0015】なお、前記ガンヘッド103には、地上階
2に設置される図略のスラリーミキサからスラリーポン
プにより圧送されるセメントスラリーと、地上階2に設
置される図略のコンプレッサから圧送される圧縮空気
が、図略のホース及びソレノイドバルブ(後述する)を
介して供給できる構成になっている。
【0016】次に、図5により吹付けロボットの制御部
と岩綿の吹付け制御部の内部構成について説明する。図
5において、104は吹付けロボット全体をシーケンス
制御する制御部(ロボット制御盤に相当する)であり、
この制御部104には、インタフェース41を介して風
速計23および岩綿通過検知センサ24が接続され、さ
らに信号伝送回路42およびセメントスラリー用のソレ
ノイドバルブ43と圧縮空気用のソレノイドバルブ44
がそれぞれ接続されているとともに、エア切換制御回路
45、46を介して風速計操作用シリンダ26およびシ
ャッタ開閉シリンダ28がそれぞれ接続されている。4
7は牽引台車14に設けたタッチパネルディスプレイで
あり、このタッチパネルディスプレイ47は制御部10
4に接続されている。また、岩綿供給機18の制御部3
1には、インタフェース51を介して岩綿通過検知セン
サ30が接続されているとともに、前記吹付けロボット
側の信号伝送回路42と通信を行う信号伝送回路52
と、岩綿供給機18のオン−オフ操作部53が接続さ
れ、さらに回転数制御用インバータ54を介して岩綿圧
送用ブロア19が接続されている。55は岩綿圧送用ホ
ース22の長さに応じた岩綿の圧送時間を計数するカウ
ンタ(計数手段)であり、このカウンタ55は制御部3
1に接続されている。
【0017】次に、上記のように構成された本実施例の
動作について説明する。岩綿供給機18及び岩綿圧送用
ブロア19を含む耐火被覆材供給用プラントを地上階2
に搬入設置し、吹付けロボット10を含む台車11及び
牽引台車14を作業階1に搬入し、さらに吹付けロボッ
ト10と岩綿供給機18間を岩綿圧送用ホース22によ
り接続し、吹付けロボット10の制御盤104と岩綿供
給機18の制御部30間を通信ケーブル32により接続
する。かかる搬入状態において、牽引台車14のタッチ
パネルディスプレイ47上に表示されている「ブロアO
N」をタッチする。この「ブロアON」信号が制御部1
04に取り込まれると、この制御部104では、エア切
換制御回路46にシャッタ開信号を出力してシャッタ開
閉シリンダ28を収縮動作させることにより、シャッタ
29を開方向に移動して穴27を開放する。次いで、制
御部104からエア切換制御回路45に風速計挿入指令
信号を出力して風速計操作用シリンダ26を伸長動作さ
せることにより、風速計23を穴27から風速/岩綿測
定用パイプ15内に挿入する。
【0018】一方、制御部104に取り込まれた「ブロ
アON」信号は、信号伝送回路42、信号ケーブル32
及び信号伝送回路52により岩綿供給機18の制御部3
1に伝送され、この信号でインバータ54を起動するこ
とにより岩綿圧送用ブロア19を起動する。この岩綿圧
送用ブロア19が起動されると、そのエアは岩綿供給機
18、岩綿測定用パイプ21、岩綿圧送用ホース22、
風速/岩綿測定用パイプ15及び岩綿供給ホース16を
通してガンヘッド103へ送風され、この風速は風速計
23により計測される。風速計23で計測された風速デ
ータはインタフェース41を通して制御部104に取り
込まれ、さらに信号伝送回路42、52及び通信ケーブ
ル32を通して岩綿供給機18の制御部31に伝送され
る。制御部31では、吹付けロボット10側から伝送さ
れてくる風速データと予め設定された設定値とを比較
し、その偏差がゼロになるようにインバータ54の周波
数を制御することにより岩綿圧送用ブロア19の回転数
を制御し、岩綿圧送用ホース22内の風速を設定値に保
つ。
【0019】制御部31において、岩綿圧送用ホース2
2内の風速が設定値に調整されたことが判断されると、
その判定信号は信号伝送回路52、通信ケーブル32及
び信号伝送回路42を通して吹付けロボット10側の制
御部104に伝送される。これにより、制御部104か
らエア切換制御回路45に風速計抜き取り指令信号を出
力して風速計操作用シリンダ26を収縮動作させ、風速
計23を風速/岩綿測定用パイプ15から抜き取る。次
いで、制御部104からエア切換制御回路46にシャッ
タ閉信号を出力してシャッタ開閉シリンダ28を伸長動
作させることにより、穴27をシャッタ29で閉鎖す
る。
【0020】次に、牽引台車14のタッチパネルディス
プレイ47上に表示されている「テスト吹きON」をタ
ッチすると、この「テスト吹きON」信号は制御部10
4に取り込まれるとともに、信号伝送回路42、信号ケ
ーブル32及び信号伝送回路52により岩綿供給機18
の制御部31に伝送される。この「テスト吹きON」信
号を受信した制御部31では、オン−オフ操作部53に
オン指令信号を出力することにより、岩綿供給機18を
オン動作させ、岩綿を岩綿供給機18の送風路へ所定時
間(数秒間)供給する。この岩綿はブロア19からの送
風エアによって岩綿供給機18の吹出口18aから岩綿
測定用パイプ21側へ圧送される。岩綿測定用パイプ2
1内に圧送された岩綿が発光素子30aと受光素子30
b間を遮断すると、岩綿通過検知センサ30が岩綿の通
過を検知し、その検知信号はインタフェース51を通し
て制御部31に取り込まれる。この検知信号を受けた制
御部31では、カウンタ55をスタートさせる。
【0021】一方、ブロア19により圧送される岩綿が
岩綿圧送用ホース22を通して風速/岩綿測定用パイプ
15に到達し、該岩綿が発光素子24aと受光素子24
b間を遮断すると、岩綿通過検知センサ24が岩綿の通
過を検知し、その検知信号はインタフェース41を通し
て制御部104に取り込まれる。この検知信号を受けた
制御部104では、該検出信号をカウンタ停止信号とし
て、信号伝送回路42、信号ケーブル32及び信号伝送
回路52により岩綿供給機18の制御部31に伝送し、
この停止信号をカウンタ55に加えることにより、該カ
ウンタ55をストップさせる。これにより、岩綿が岩綿
圧送用ホース22内を岩綿供給機18の吹出口18aか
ら風速/岩綿測定用パイプ15まで圧送されるまでの圧
送時間を計数する。この圧送時間は、岩綿圧送用ホース
22の長さに応じたタイムラグとなり、このタイムラグ
に応じて岩綿供給機18のオン−オフタイミングを吹付
けロボット10の吹付け開始/停止動作に連動して設定
する。即ち、吹付けロボット10の吹付け開始時は、岩
綿供給機18のオフタイミングをタイムラグ分だけ早く
し、また、吹付けロボット10の吹付け停止時は、岩綿
供給機18のオンタイミングをタイムラグ分だけ早くす
る。これによって、セメントスラリーと岩綿を所定の混
合割合で被耐火物の全域に亘り安定して吹付けることが
できる。なお、上記テスト吹きにより、岩綿圧送用ホー
ス22の長さに応じた岩綿の圧送時間(タイムラグ)の
計数が終了すると、タッチパネルディスプレイ47に吹
付け準備終了が表示される。また、タイムラグの設定制
御は、吹付けロボット10の作業階が変更され、かつ岩
綿圧送用ホース22の長さが変更せれる毎に行われる。
【0022】上記のような本実施例においては、岩綿圧
送用ブロア19を起動した状態でシャッタ29を開き、
風速計23を穴27から風速/岩綿測定用パイプ15内
に挿入して岩綿圧送用ブロア19からの送風エアの風速
を計測し、これにより岩綿圧送用ブロア19の回転数を
インバータ54で制御して、岩綿圧送用ホース22内の
風速を設定値に保つ。この状態で岩綿供給機18から岩
綿を所定時間送り出て圧送することにより、岩綿供給機
18の吹出口18aから風速/岩綿測定用パイプ15内
に達するまでの岩綿の圧送時間を岩綿通過検知センサ3
0、24及びカウンタ55で計数し、この計数値を岩綿
圧送用ホース22の長さに応じたタイムラグとして設定
して岩綿供給機18のオン−オフを吹付けロボット10
の吹付け開始/停止動作に連動させる構成にしたから、
岩綿圧送用ホース22の長さが変わっても岩綿の吹付け
ラグタイムを自動的に設定し補正することができるとと
もに、セメントスラリーと岩綿を所定の混合割合で被耐
火物の全域に亘り安定して吹付けることができる。
【0023】また、本実施例においては、風速計23を
風速/岩綿測定用パイプ15に形成した穴27から風速
/岩綿測定用パイプ15内に出し入れ可能にすることに
より、岩綿の圧送時は風速計23を風速/岩綿測定用パ
イプ15から抜き取っておくことができ、これにより風
速計23が岩綿により汚損され機能低下するのを防止で
きる。さらに本実施例においては、風速の非検出時に風
速計23の挿入用の穴27をシャッタ29で閉鎖するこ
とにより、穴27から送風エア及び岩綿が漏れるのを防
止できる。
【0024】なお、上記実施例では、岩綿通過検知セン
サ23、30に透過型のセンサ素子を用いた場合につい
て説明したが、本発明はこれに限定されず、超音波セン
サを用いてもよい。また、上記実施例では、岩綿圧送用
ホース22の両端が接続される透明なパイプ15、21
に風速計23、岩綿通過検知センサ24、30を設ける
場合について説明したが、本発明はこれに限らず、岩綿
圧送用ホース22の両端部に直接設ける構造であっても
よい。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、セメント
スラリーと岩綿とからなる耐火被覆材を噴出するガンヘ
ッドと、前記ガンヘッドを被耐火物の表面形状に沿って
操作することにより被耐火物表面に前記ガンヘッドから
噴出される耐火被覆材を吹付ける吹付けロボットと、前
記ガンヘッドに圧送通路を通して前記セメントスラリー
を供給するスラリー供給手段と、前記岩綿を供給する岩
綿供給機及び該岩綿供給機からの岩綿を前記ガンヘッド
に圧送通路を通して圧送する岩綿圧送用ブロアとを有す
る耐火被覆材吹付け装置であって、前記岩綿圧送用ブロ
アから前記岩綿用圧送通路を通して前記ガンヘッドに送
風されるエアの風速を検出する風速検出手段と、前記風
速検出手段で検出した信号フイードバックすることによ
り前記岩綿用圧送通路内の風速が予め設定した速度にな
るように前記岩綿圧送用ブロアの回転速度を制御する制
御手段と、前記前記岩綿圧送用ブロアにより圧送される
岩綿が前記圧送通路内を前記岩綿供給機から前記ガンヘ
ッドに達するまでの通過時間を計測する岩綿通過時間計
測手段とを備え、さらに前記岩綿通過時間計測手段を、
前記ガンヘッドから所定距離離して岩綿用圧送通路に設
けた第1の岩綿通過検知センサと、前記岩綿供給機から
所定距離離して岩綿用圧送通路に設けた第2の岩綿通過
検知センサと、前記第2の岩綿通過検知センサが岩綿の
通過を検知してから前記第1の岩綿通過検知センサが岩
綿の通過を検知するまでの時間を計数する計時手段とか
ら構成にしたので、作業所への耐火被覆材吹き付け装置
の搬入時に一度調整するだけで、岩綿用圧送通路長が変
わっても岩綿の吹付けラグタイムを自動的に設定し補正
することができる。
【0026】また、本発明によれば、前記岩綿通過時間
計測手段で計測した時間情報に応じて前記岩綿供給機に
よる岩綿の供給/遮断タイミングを耐火被覆材の吹付け
開始/停止タイミングより早く制御する制御手段を更に
設けているので、吹付けロボットの吹付け開始/停止動
作に連動して岩綿供給機をオン−オフ制御してもセメン
トスラリーと岩綿を所定の混合割合で被耐火物の全域に
亘り安定して吹付けることができる。さらに本発明によ
れば、風速検出手段を岩綿圧送通路に形成した穴から岩
綿圧送通路内に出し入れ可能にすることにより、岩綿の
圧送時は風速検出手段を岩綿圧送通路から抜き出してお
くことができ、風速検出手段が岩綿により汚損され機能
低下するのを防止することができる。また、本発明によ
れば、風速の非検出時に風速検出手段の挿入穴をシャッ
タで閉鎖することにより、穴から送風エア及び岩綿が漏
れるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による耐火被覆材吹付け装置の概略構成
図である。
【図2】本実施例における風速/岩綿測定部分を拡大し
て示す側面図である。
【図3】本実施例における風速/岩綿測定部分を拡大し
て示す動作説明用の側面図である。
【図4】本実施例における岩綿測定部分を拡大して示す
側面図である。
【図5】本実施例における吹付けロボットの制御部と岩
綿の吹付け制御部の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 作業階(作業所) 2 地上階 3 被耐火物 4 耐火被覆材 10 吹付けロボット 103 ガンヘッド 104 ロボット制御盤(制御部) 18 岩綿供給機 19 岩綿圧送用ブロア 22 岩綿圧送用ホース(岩綿用圧送通路) 23 風速計(風速検出手段) 24 岩綿通過検知センサ 26、28 シリンダ 30 岩綿通過検知センサ 31 制御部 54 インバータ 55 カウンタ(計数手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 幸浩 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメントスラリーと岩綿とからなる耐火
    被覆材を噴出するガンヘッドと、 前記ガンヘッドを被耐火物の表面形状に沿って操作する
    ことにより被耐火物表面に前記ガンヘッドから噴出され
    る耐火被覆材を吹付ける吹付けロボットと、 前記ガンヘッドに圧送通路を通して前記セメントスラリ
    ーを供給するスラリー供給手段と、 前記岩綿を供給する岩綿供給機及び該岩綿供給機からの
    岩綿を前記ガンヘッドに圧送通路を通して圧送する岩綿
    圧送用ブロアと、 を有する耐火被覆材吹付け装置であって、 前記岩綿圧送用ブロアから前記岩綿用圧送通路を通して
    前記ガンヘッドに送風されるエアの風速を検出する風速
    検出手段と、 前記風速検出手段で検出した信号フイードバックするこ
    とにより前記岩綿用圧送通路内の風速が予め設定した速
    度になるように前記岩綿圧送用ブロアの回転速度を制御
    する制御手段と、 前記前記岩綿圧送用ブロアにより圧送される岩綿が前記
    圧送通路内を前記岩綿供給機から前記ガンヘッドに達す
    るまでの通過時間を計測する岩綿通過時間計測手段と、 を備えてなる耐火被覆材吹付け装置。
  2. 【請求項2】 前記岩綿通過時間計測手段は、前記ガン
    ヘッドから所定距離離して岩綿用圧送通路に設けた第1
    の岩綿通過検知センサと、前記岩綿供給機から所定距離
    離して岩綿圧送通路に設けた第2の岩綿通過検知センサ
    と、前記第2の岩綿通過検知センサが岩綿の通過を検知
    してから前記第1の岩綿通過検知センサが岩綿の通過を
    検知するまでの時間を計数する計時手段とから構成され
    る請求項1記載の耐火被覆材吹付け装置。
  3. 【請求項3】 前記岩綿通過時間計測手段で計測した時
    間情報に応じて前記岩綿供給機による岩綿の供給/遮断
    タイミングを耐火被覆材の吹付け開始/停止タイミング
    より早く制御する制御手段を更に設けてなる請求項1記
    載の耐火被覆材吹付け装置。
  4. 【請求項4】 前記風速検出手段は、前記岩綿圧送通路
    に形成した穴から岩綿圧送通路内に出し入れ可能に設け
    られている請求項1記載の耐火被覆材吹付け装置。
  5. 【請求項5】 前記穴は、シャッタにより開閉される請
    求項3記載の耐火被覆材吹付け装置。
JP7145494A 1994-03-15 1994-03-15 耐火被覆材吹付け装置 Pending JPH07251106A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105999591A (zh) * 2016-08-08 2016-10-12 国网湖南省电力公司 输电线路山火灭火平台的消防水带配置方法
JP2017133769A (ja) * 2016-01-28 2017-08-03 株式会社ハーマン 浴室乾燥機

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